情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[その事実
人狼として、人に殺められる覚悟も決められずに終わった情けない己には
酷く重く、耐えられないもので。
場の騒動の結末を見届けることも無く、残酷な目に合わせたメルヤを置いて
人を家具を壁をすり抜け逃げ出していた。
……昔から辛いことからはすぐに逃げ出す、どうしようもない男だった。]
[辿り着いたのはかつて過ごした記憶がある思い出の部屋
そこで人間達が仲間が何をし、何を話したかなんて、知ることはない。
その隅で膝を抱えている。
目は昏く黒く、姉を失ったメルヤに似ているのだろう。
今や相棒でも家族でも無いあの子に。**]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 粉ひき ケヴィン[オーレリアの変わり果てた姿に、声をなくす。 (12) 2016/11/17(Thu) 02時頃 |
【人】 粉ひき ケヴィン[底冷えする寒さ。 (13) 2016/11/17(Thu) 02時頃 |
【人】 粉ひき ケヴィン[大事な者が襲われることを考えないようにしていた。 (14) 2016/11/17(Thu) 02時頃 |
【人】 粉ひき ケヴィン[シーツを手に、オーレリアのもとへと戻る。 (16) 2016/11/17(Thu) 02時頃 |
【人】 粉ひき ケヴィン[オーレリアが使っていた部屋へと行けば (17) 2016/11/17(Thu) 02時頃 |
── …… ケヴィン 、
[ 掠れる音は、宵の中へと溶けゆきましょう。]
─ 3日目/メルヤと ─
[ キャサリンの仇を取ると話す彼女の眸は、
昏く暗くあり、滲むこともありませんでした。
気丈を振る舞う彼女も、異常なこの場に、
心が追いついていないのだろうと、思います。
だからこそ、心配なのでした。
キャサリンやトレイル、彼らにしか、
心を開くことの出来ていないだろうメルヤ。
私では、だめなの、かもしれません。
…… それでも、貴方の心を軽くしたいと思うのは、
私の自己満足であったのかもしれません。]
── …… いつか、私にも、
[ 心を開いてくれると、いいのに ……
小さな言葉は、届くことはないのでしょうね。]
[ トレイルを探しにゆくと話す彼女、
ひとりにはしたくありませんでしたし、
私自身も、彼の姿を探し出しては、
言の葉を交わしたいと思うのです。
ですから、メルヤの隣を歩こうと、思うのでした。
ですが、何故だか隣に並ぶことは躊躇われ、
後ろをついて、降りるのだったのでしょう。
その後のことは、目まぐるしいものでした。]
[ 階段の曲がり角、聞こえる声は、
…… トレイルの死を、告げました。
メルヤは、其の儘、向かうのが見えましょう。
私は、階段の隙間から、
ローズマリーの衣服の汚れを捉えました。
そして、耳に届く言葉に、
ガツンと頭が鈍器で殴られたように鈍く響き、
私の足は、床に縫い付けられたよう。
前に進むことは、ありません。]
どうし、て … うそ、 そんな
[ 紅く染まる、鉄錆の、いろ。]
[ 階段の壁に背を預け、ずるりと崩れ落ちましょう。
私の与えた、神の啓示の所為でしょうか。
いいえ、違いありません。
ローズマリーの、綺麗な掌を、
私が 穢れさせたのです。
其れだけでは、なく。
トレイルの死をも、私の心を揺れに揺らすのです。
あのとき、私はどうするのが正解だったのでしょう。
私は、何をすればよかったのでしょう。
この力は、正しいものなのでしょうか。]
[ 信じられぬことばかりでした。
壁に凭れ掛かり、天井を見上げます。
神は、何をお考えなのでしょうか。
神は、私に何をさせたいのでしょうか。
ぼうと、天井が滲んでゆきました。
ヴェスパタインが、狂ったように喚く声は、
私の耳には届いてはいなかったのでしょう。
私は、神にただ、問いかけ続けていたのですから。
けれど、神は都合の悪いことなど、
返事をしては、くれないのでしたね。]
[ 知らぬ間に、刻は進んでいたのでしょう。
この力の使い道も、己の存在も、
分からぬことばかりではありました。
…… けれど、与えられたものは、
神は使えと望むのだろうと、
聖堂に今夜も向かう為に、ふらりと、
立ち上がったときだったでしょうか。
階段の下から突如現る、黒い影
…… ── 貴方は、
[ 言葉を紡ぎ切る前に、
その影は私の首元に食いついたのです。]
[ 牙が減り込むのが、分かります。
的確に頚動脈を貫かれ、
紅い噴水が湧き上がるでしょう。]
── ひゅ 、は …… ッ
[ 声はもう、二度と出せぬのでしょう。
この唇はもう、唄を紡げないのでしょう。
鋭い牙の、持ち主は、
最期に視界に映る姿は、
人の皮を被った、醜い金髪の男の姿 ── ]
[ 意識を手離してしまう前に、
音の出ぬ喉の代わりに、
唇は、とある名を象るのでした。]
…… ── ッ、
[ ── ケヴィン、と。愛しい、かれの名を。*]
[ まことに、まことに、あなたがたに告げます。
一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、
それは一つのままです。
しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。
自分のいのちを愛する者はそれを失い、
この世でそのいのちを憎む者は
それを保って永遠のいのちに至るのです。
『ヨハネによる福音書より』 ]
[ …… ── 私は、ただ。
皆のしあわせを願っていただけなのです。
みなのしあわせさえあれば、何も要らぬと、
みなで笑ってさえいられるのなら、何も要らぬと。
儚い願いは、雪解けを待つことができず、
花開くことは、なかったのでしょう。]
…… 神は何故、
このような試練を与えたもうたのでしょうか。
[ 目の前に横たわる、己の姿。
醜い姿の自分自身を見下ろして、呟きます。
目蓋を伏せて、現実から逃れてしまいたいと、
淡く思うのでしたでしょうか。]
[ 牙を隠す男の姿は、もうなかったのでしょう。
遠く横切る少女の姿も、認識はしていませんでした。
“ 死 ”を迎えてしまった私は、
突然のことに、まだ実感が湧かないのです。
魂として、いま、意識があるのですから。
其の場に蹲り、己の頬を撫ぜようと掌を伸ばします。
醜い姿とは異なり、いまの私は綺麗なままでしたか。]
[ ───── とどく声に、
私は、はじかれるように顔をあげました。
唇を開き、そして、…… 閉じます。
かれの声は、今まで聞いてきたどれよりも、
頼りなくて、弱々しくて、どうしたのと、
問いかけたくなるほどでした。]
ケヴィン、私が、見えるの、ですか
[ …… 紡ぐ声は、決して届きはしないのです。
私の声に、返答はありません。
彼の唇は、なんども、なんども、
私の名を、綴り続けました。
[ 眉は垂れ、儚く笑みを浮かべます。]
…… ケヴィン、 貴方ったら、
そんなに泣き虫だったかしら?
[ 滲む瞳
指を伸ばします。けれど、私の指は濡れぬまま。
もう触れることは、二度と叶わぬのでしょう。
頬を撫でる仕草をしてみせますが、
かれの熱は、指先には伝わってきませんでした。]
…… ケヴィン、貴方が生きていてよかった。
[ 此処にいるのが、貴方ではなく、
… 私でよかったと。
貴方には、しあわせになって貰いたいと、
私は常より願っていたのですから。
結局、貴方のしあわせが何なのか、
聞くことはできませんでしたけれど。
…… ケヴィン、ねぇ、ケヴィン
私は、あなたが幸せなら、しあわせよ。
[ 何時か綴った言葉をもう一度。
届く筈もないこえを、名を、なんども綴りました。]
[ 私に触れてくれぬ、かれの姿は、
ぼやりと滲み、姿形を、
はっきりと捉えられなくなっていました。
如何して、なのでしょうか。
魂となった私がなぜ、
このように震えているのでしょうか。
分からぬこと、ばかりでした。
かれが、何かを言って、場を離れます。
そのあとでしたでしょうか、
花屋の少女が、私の身体を拾い集めたのは。
[ ぼんやりと、立ち尽くしている間でしたか。
再び、かれが戻ってくるのでした。
シーツに包まれた私は、彼の腕の中にあります。
彼の言葉を聞いて、私は、唇を噛み、
小さく息を吐き出しましょう。]
ケヴィン、 私は、 ……
貴方に触れても、よかったのかしら。
[ 本当は、もっと、触れて欲しかった。
本当は、もっと、貴方に触れたかった。
我儘な私は、髪に触れられる以上を、
求めてしまっていたのでしょうね。]
[ 私の使っていた部屋まで、
運ばれるあとを、私はついてゆきます。
寝台に横たわる身体、重なる指も、
こうならなければ、触れ合えなかったのかと、
そう思えば、此れでよかったのかと、
私は、ぼんやりと、思ってしまいます。
…… けれど、中身のない私は、
体温を分け合うことのできぬ私は、
本当にこれでよしとは、できないの、でした。]
ケヴィン、 … ねえ、
一番心が安らぐのは、貴方の傍なのよ。
…… 知らなかったでしょう?
[ 私は、私が居たい場所にいるのです。
彼の隣に、私は膝を立てて座りましょう。
伏せられた目蓋
[ 温もりも、柔さも、感じられぬことは、
わかっています。でも、最期なんだもの。
此れくらいの我儘は、赦して欲しいのです。]
おやすみなさい、…… ケヴィン。
[ 濡れた睫毛を伏せて、少しだけ身を寄せて、
彼の唇に、そっと唇を重ねたのでした。]**
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi