198 かるらさんのうなじ争奪村
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[こんな想いは拒まれても仕方がない。
身を離そうとしたが、落ちてくる唇の感触に、強張っていた力が抜けていく。
自分の存在意義が彼の中にもあるのだと、その言葉に喜びを感じた。]
――陸。
……痛い、よ。
[強く抱き締めてくれるから。
逃がしてくれそうにはないから。
ばくばくと煩い鼓動が落ち着くまで。
小さくなった鬼灯が落ちるまで。
姿も温もりも消えてしまうまで。]
[告白の前に唇同士を触れ合わせるのが怖かったのに。
陸のキスが唇にまで至らなかったことに気付く。
拭いされたはずの寂しさが、過った。
忘れたくないと、思えたのに。**]
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[ぼんやりと遠目から見守る。 そうか、あの人影は陸の知り合いだったのか。 ほんのちょっと寂しさを感じて視線のやりどころに困り、少しだけよそ見。
―――鬼灯が揺れる。ふわり、ふわり。 視界でくるりと一回りして、今度は耳の近くでふわふわと。 気にかかって軽く小突けばその先から小さく声が聞こえた。
気をつけて、帰るんだよ――…
初めて聞く声。 なのにどこか懐かしい響き。
その声の言い回しは、昔の自分にも似て]
―――まさ、か ?
[反射的に顔をあげる。白い影と、陸と、そして…]
(3) 2014/10/09(Thu) 07時頃
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[その姿を再びその目に捉えた時、それはすぐに露のように消えた。幻のように、蜃気楼のように。
だけど、それはとても綺麗で―…]
これ、は。
[目尻から頬へ伝う、一筋の… それを止めることは出来なくて、しばらく任せるままにした。
けれど、そんな姿は人には見られたくないから 幼い頃のように両の膝を抱えて小さく座って、ここでは終ぞ一度も言葉を交わすことのなかった友人のことを思う]
ニコラス…。
[別れを惜しむように、鬼灯が一度だけ煌いた**]
(4) 2014/10/09(Thu) 07時頃
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―朝―
[電子音を掻き鳴らす目覚まし時計を黙らせ、シーツを頭から被り直す。
休みの日なんだから、もう少し寝ていたい。
微睡んで居ると、横腹に衝撃。]
う゛
「起きろー」「起きて遊べー!」
[甥と姪が乗っかって跳ねているのだ。勘弁してくれ。]
……わかった、わかった!兄ちゃん、起きる……から
[一度身を起こす。朝からロリータ色の強い服を着た甥と姪をベッドから下ろし、再び枕に頭を沈めた。]
「あー、ニコ兄ちゃん、また寝るー」
……寝てないって。大丈夫。
「兄ちゃん、金魚に朝ごはんやっていい?」
…………え?
[――金魚?
頭を仰け反らせ、甥の方を見る。
小さな水槽の中に、赤い金魚が6匹泳いでいた。]
[甥と姪を追い出して着替え始める。
どうして、覚えて居る?
忘れて良かった。
忘れたくないと、思った。
忘れて――…]
……ん?
[足元から猫の鳴き声?>>*0]
……気のせい、か。
[水槽の金魚は餌を求めて活発に動いている。
視線を天井に移し、シャツを脱いだところで寝転んだ。]
こら、部屋から出ろって言―――っ!?
[舐められた?>>*1]
ぎゃあ"
[可愛らしくもない悲鳴を上げてベッドから離れる。
その拍子に小獣が床に落ちた。>>*2]
な…… なん……
[壁に背を預け、逃げ腰。]
[避けるという選択肢はなかった。出来なかったともいう。
腕の中を見下ろし、まじまじと見詰めた。]
………あぁ、そうか。君は カミちゃん。
うん……多分、元気だよ。
そう、僕の家で、僕の部屋。
親戚以外じゃ君が初めてだ。
[抱き直して、頭を撫でた。]
……おはよ。
君のことも忘れてしまうかと思っていたけど、その心配はなかったようだね。
はいはい。プリティダンディーなカミちゃん。
[猫を撫でる感覚で良いのだろうか。
辿々しい手付きでよしよしと応える。]
お祭りは――半分楽しかったよ。
準備とか、プロデュースとかって……
あぁ、……ごめん、ごめん。
僕達の為の、夏祭りだったんだね。あの、不思議な場所は。
[ひとしきり撫でた後、着替えの為にカミちゃんをベッドに置いた。
真っ白なシャツを選んで袖を通す。
ズボンは膝丈のカーゴパンツ。]
……カミちゃんの せいじゃないよ。
全部、僕が足りなかっただけ。
例えば――…友と、ちゃんと話して居なかった――とか、ね。
[赦してあげていなかった。
本を受け取って、あげていなかった。
気に病ましたままかもしれない。]
………出掛けよう、か。 おいで。
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[ひとしきり泣いて気分は晴れたか。 それは傍目には、かもしれなかったが]
……まあ、これで夢なのはハッキリしたか。
[まさか友人が消える様をみて理解することになるとは。 と、少しだけ自嘲気味に呟いて]
さて、どうしたものか。
[取り出したのは二色の花。 未だにその意味は理解できねども
――白きは満開に。赤きは七分に**]
(18) 2014/10/09(Thu) 13時頃
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エキストラ、も?
不思議だとは思っていたけど、凄いねぇ。もしかして、名前の通りの神様なのかな。
[好きにやっている言にくすと笑う。
それでも、軽くしてやれればって思うんだと目を細めて答えた。]
ひとつ満たされれば、また不足を訴える。そうやって、高みへと上る人もいれば落ちる人も居る。
足りてしまえば――それは終わりなのかも知れないね。
……って、ちょ、見ないでくれる、かな。
[見ても良いけど色白とか、言わなくても良いじゃないか。]
………ほら、君も、足りない。
そうだね……何処に、行こうかな。
[眺めのよい、高いところにしようか。]
[部屋から出ると、狭い場所に出た。
ロープウェイのはこの中だと知ったのは、ガラス越しに見えた街の風景。
がたんと揺れて動き出す。
落ちてはいけないと、カミちゃんを肩から膝の上に下ろした。]
[気をつけて――
願った声は、きっと届いているはず。]
……
[白い椿。
赤い椿。
忘れることも、秘したままの想いも告げてしまった。
満月はもう見えない。
涙のような細い三日月が、ただ空に在った。]
………あ、ほら、港が見えるよ。
[遠くを指差す。高い場所からでないと見えなかった光景。
はこの中では風の音も聴こえない。
祭り囃子も聴こえない。]
陸、どうしている……かな。
[一人にしないで。
孤独にさせないで。
願ったことは、残した心は。]
[がたん、がたん。
背凭れに背を預け、頬杖をつき外を見やる。
シャボン玉のようなはこの中で。まるで椿の蕾のようだと、己の白い手を、赤いカミちゃんの背に置いた。]
君の赤は焔のようだから、美白が足りなくても綺麗だよ。
[憤怒の焔か浄化の焔か。]
思えば不思議な子だった。ファンクラブがあっても頷ける。
僕たちから花を集めて、どうしようとか……あるのかい?
おや、随分とカミちゃんは友に手厳しいね。
何か気に障る事でもしてたかな。
[肩を竦めた。
楽しんでくれている様子に曽井も嬉しくなる。
山肌では秋の花が咲いていた。
彼岸花ではない、花が。]
玲……か。
[どんな大人になっているのか、想像は難い。
けれど。]
そう、か。まだ、星が好きなんだ。
[陸への伝言が叶うという。
考えてみたものの。
彼が赤い椿を咲かせて渡すというのなら、邪魔になってしまうから。
白い椿を咲かせて渡すというのなら、消えてしまうから。]
………いや、いい。
ありがとう、気を使ってくれて。
[また、いつか。]
[――出逢う事が出来たら。
大人になって、現在進行形で変わったところも好きにになれるか知りたいと思った。
友情の好き、でも。
恋の、好き……でも。]
[山頂駅に到着した。
広場は強い風が吹いているはずだったが、そよと心地好い風が吹く程度。
間もなく陽が、沈もうとしていた。]
白い子が、お人形……
[常なら信じ難い話だったが、不思議な夏祭りを体験したばかりだ。掌の下にはカミちゃん。]
……そっか。
あの子は必死なんだ、ね。
[受け入れた。]
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[名を呼ばれて振り返る ――その前に、背に熱を感じた。 寄りかかるような、けれどそれよりもやや負荷のかかる重さに、倒れぬよう踏みしめて]
どうした、陸。
[声で主は分かっていたから、せめて向き合いたいと思うものの、服を掴まれたままではそれも叶うことはなく。
――寸前まで彼の側にいた事を思えば、今の様子も理解できないわけではなかった]
…… 苦しい、のか?
[さて、どう声をかけるべきか。 背に感じた熱は更に熱さを強めるばかり]
(21) 2014/10/09(Thu) 17時半頃
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