人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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―― 地下聖堂 ――

[鏡を抱く女の指先がピク、と跳ねる。
トクン、と脈打つのは魂に残る魔力]


…… ドナルド ?


[呼ばれたような気がして女は顔を上げた。
高い天井を見上げる。
気のせいだったのだろうか。
女は不思議そうに首を傾げた]


メモを貼った。


病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 00時頃


―地下聖堂―

 ん……ここ、は……?

[視界が慣れるより先に、鼻孔を覆い尽くす濃密な香り。
目を凝らせば、そこは見慣れぬ風景。]

 僕は、ん…………っ?

[背中を襲った焼けるような痛みと。
急速に冷え行く肉体。
その二つの感覚は確かにあるのだが。
その記憶と、今のこの状況とが合致せず。

きょとんとした表情のまま、のっそりと身を起こすのだった。]


メモを貼った。


[声さえ届かぬこの場所で
知っても如何しようというのだろう。
じわりと焦燥が女の心を満たしていく。

鏡を床に置き覗き込めば

其処に映るは命奪う者と奪われる者の姿]


[鏡に映る光景に気をとられ
女の居る地下聖堂に気配が一つ増えた事に気付くが遅れる。
男の声が耳に止まり
女ははっとして其方に顔を向けた]


――…どなた ?


[身を起こすその人に声を投げる]


【人】 病人 エリアス

―― 2階・図書室(18) ――

[痛む身体を引き摺りながら宴会場から図書室へと移動する。
火傷のせいか酷く喉が渇く。

水が欲しい。

思い浮かぶのはこの階にある浴室と上階にあった浴室。
それと入口の大広間に並べされていた豪華な料理。
どこも安全ではない。
だが戦闘が起こっているであろうこの階の浴室と階下に行く気にはなれない。
目指すなら3階の浴室だろうか。]

 ……逃げてもどうせ殺されるのでしょうね。

[それでも死地に向かう勇気はなく。
極度の緊張状態と怪我のせいで精神的にも肉体的にも消耗は激しい。
その場に崩れるように座り込んだ。]

(7) 2012/05/01(Tue) 00時半頃

[声が聞こえ、ビクリと身体を震わせる。
今の声は――…。
そう思うと、先ほど感じた身体の冷え以上に、ゾクリと背筋が凍るのを感じた。]

 ………………貴女は……。

[姿が見えれば、目を見開かんばかりに驚き。
僅かに声を震わせ、呟くのだった。]

 貴女は、確かに灰になった筈では……?

[嗚呼、ならばやはり自分も既に生身の人間では無くなったという事なのだろうか。
そう、心の片隅で考えながら……。]


嗚呼、あなただったのね


[騎士がラルフの命を奪ったとは知らず
なれど此処に現れた彼もまた
自分と同じで生きてはいまい、と感じ取る]


彼の方の逆鱗にでも触れてしまった ?


[吸血鬼を屠らんとした人。
その吸血鬼に温情をかけた人。
クラリッサが血を奪い損ねた、その人]


ラルフ、といったかしら


[確かめるように呟いて
問う彼に一つ頷きを返す]


悪い吸血鬼は討伐隊に退治されて灰となり
魂だけの存在となりました


[物語でも紡ぐように女はそう答えた]


 魂だけの存在、です、か……。

[クラリッサの言葉に、苦笑いを浮かべながら。
あぁ、やはり身体に覚えた感覚は、間違いでは無かったのだと…。]

 その魂と意志を交わせるという事は……。
 ………………やはり、そうなのでしょうね。

[ポツリ、呟く。]


 ふふっ、領主殿の逆鱗には、まぁ確かに触れはしたのですが。
 それ以上に、貴女に焦がれる騎士殿が、ね――…。

[くすりと笑みを零しながら、呟く。

自分と対峙した忠実なる騎士を思う。
自らの命を奪った相手ではあるが、不思議と憎めはせず。
きっと、彼は彼なりに真っ当にその勤めを果たしたのだろう――…。]


――…


[死者である自分が死した彼に掛ける言葉を探しあぐね
少しの間が空いた]


ヒュー、が……?
……そう、――そうね
あの方は、ドナルドの傍に居たのだから……


[鏡に映った光景が脳裏を過ぎれば
柳眉を寄せて軽くくちびるを噛む]


 ――――――――っ……。

[友人の名を聞けば、一瞬息を飲む。
そうして、ゆっくりと重苦しく息を吐き。]

 …………皆は、どうなるのでしょうか…。

[せめて、仲間達には無事に城を脱出して貰いたいのだが。
よもや友人の身に牙が迫ったなどとは知る由もなく。
ただひたすらに、その身を案ずるのだった。**]


[騎士が無事ならば嬉しい。
けれど騎士が手に掛けた者が目の前にいれば複雑で]


私の時のように
また、情けをかけてこんなことになったの?


[対峙した時にみせた彼の甘さを思い
困ったような表情で首を傾げる。
騎士の力量は充分に承知していたけれど
女の懐に入り込んだラルフの力の一片を知るから]


[問うような言葉に女は瞬きをして]


――…こうなってしまっては
どちらかが倒れるまで終わらない

禍根を残すような真似
彼の方ならばなさらぬでしょうし……


[止める手立てを失った女は
案ずるラルフに自分の考えを伝える]


[女は鏡に触れる。
其処にはヒューとラルフだったものが映りこむ]


私が……
貴方に人を殺させてしまったのね

貴方にも暇を出すべきだった
そうすれば……
貴方を巻き込まずに済んだのに


[犬の残した言葉
女は怪訝そうな表情を浮かべて]


――…ヒューに何を ……、……


[不安げな呟きを漏らした]


[女はヘクターを捜し鏡を操る。
場面は物見塔の屋上へと切り替わり
ヘクターとドナルドの二人が見えるようになる]


――…ッ


[ドナルドの身に起こるのは
女が以前体験したのと同じに見える。
人間であった者が人間でなくなるあの瞬間。
儀式めいたその行為に女は言葉を失う]


【人】 病人 エリアス

―― 2階と3階を繋ぐ螺旋階段 ――

[座り込んでいると本当に動けなくなりそうで、身体に鞭打って立ち上がる。
研究室を抜けて螺旋階段まで来ると、ゆっくりと階段を上り始めた。

寝室を出た後に襲われた影の魔物の事が頭を過ぎる。
気配を探りながら慎重に足を進め、辺りに魔物がいない事にほっと胸を撫で下ろしつつ足を進めて行く。

両足と背中の火傷。
極度の緊張感に疲労。
普段ならまだ余裕はあるはずだが、この調子だと恐らく魔法が使える回数はそれほど多くはないだろう。
ただでさえ魔法の効きが悪い相手なのに。
魔法が使えなくなったら自分はどうなるのだろう、という不安に表情は昏く。
足取りはとても重かった**]

(28) 2012/05/01(Tue) 01時半頃

病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 01時半頃


ドナルド ……!


[鏡の向こうに呼びかける。
呼びかけて、呼びかけて
届かぬ事がもどかしくて]


  “ My Lord ”

如何して、『彼』だったのです……


[消え入りそうなか細い声が問う]


[ヘクターの力は理解している。
此度の討伐隊に屠られる事はない、と。
討伐隊は死すか新たな生を受けるかの二択。
避けられぬと知りながら別の未来を願っていたが]


ドナルドも同じ……
人でない者に――…

吸血鬼になってしまったのね


[深紅の双眸が泣き出しそうな潤みを湛えた**]


【人】 病人 エリアス

―― 城主専用バスルーム(24) ――

[警戒していた影の魔物はいないようで、何事もなく3階へと辿りついた。
寝室の扉を開け、そのままバスルームへと移動する。

蛇口を捻り水を手の平で受けて飲み干す。
少しだけ気分が浮上したような気がして、ほっと息を洩らした。

本当なら火傷は冷やすのが一番いい。
頭から水を被ってしまおうかと考えるが、その後の事を考えると面倒だ。]

 …飲んだら楽になりそうですが。

[レオナルドから渡された薬はまだ残っているし、ラルフから譲り受けた物もある。
立て続けに飲むと、体力のある者でも暫くは起き上がれなくなると聞いている。
元より体力の少ない自分だとどれくらい動けなくなるのか。
今は敵影もないが、動けない時に敵が来たら、そう思うと飲むは躊躇う。
幸いまだ動く事は出来る。
薬をもう一度飲むのは城を出る事が出来たらにしよう。
そう決めると薬をそっと革袋にしまった**]

(60) 2012/05/01(Tue) 14時頃

病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 14時頃


―― 地下聖堂 ――

[かなしい、と
人として残る心がそう訴える。
死して傷も痛みも消えたはずであるのに
彼の杭に貫かれた箇所が酷く痛む]


ドナルド


[指先が鏡に映るドナルドへと触れるが
伝うは鏡の冷たさのみ。

ふ、と。
彼と共に行動していたのを思い出し
死者となったラルフへと眼差しを注いだ**]


メモを貼った。


 別に情けをかけた訳では無いのですが……。

[クラリッサの言葉に、苦笑いを浮かべつつ。
続く言葉には、僅かに表情を翳らせる。]

 どうしてこのような……。
 皆はどうなってしまうのでしょうか……?

[じっと、アヴァロン伯を見つめるのだった。]


[鏡に自らと騎士の姿が映れば、軽く目を見張る。
そうして、次に映し出されたシーンを見れば、声を失う。]

 ドナルド…………。

[クラリッサの言葉を聞いても、信じられないと言うように、力なく頭を振る。]

 嘘だ。
 ドナルドが、吸血鬼にだなんて……。

[かつて共に戦った仲間の、愛嬌ある笑顔が思い起こされ。
鏡に映る姿とそれが重なれば……記憶の笑顔が、ぼんやりと霞んだ気がした。]


情けでないなら
如何してあの時……
私に優しい言葉を掛けたの……?


[一緒に、行きましょう、と。
微かな笑み浮かべて紡がれた其れ
情けでないなら何であったのかと不思議に思い尋ねる]


――…其れは


[どうしてこのようなことになったか。
女には其れがぼんやりと分かっていたが
自分の死が引き金になったと思えば一瞬間が空き]


領主さまが目覚めたのは
私があの方から頂いた血が流れたから――…
あるべき場所に血が還っていったからだと思う

残された彼らは……
あの方に血を与えられ闇の眷属となるか
殺されて私たちのようになるか
その何れかだと……


嘘であればどんなによかったか


[ドナルドに対してのラルフの言葉に
やりきれぬような思いを漏らした]


【人】 病人 エリアス

[浴室は静かで穏やかだ。
ずっとここに隠れていたら助かるのでは、などと甘い考えが過ぎる。

下では争いが起きているのだろうか。
それともすでに自分以外全て死んでしまったのか。
確かめたくはないが、ここにいてもそのうち見つかってしまうだろう。
救援隊が駆けつけて助かるなんて考えは甘すぎる。
ならば、助かる道を探すしかない。]

 ………。

[寝室へと移動して室内を調べるが特に隠し扉や通路は見つからない。
3階から直接外へと逃げるのは難しいのかもしれない。
あるなら1階なのだろうか。
あまり下りたくはないが、意を決して下へ行く事にした。]

(88) 2012/05/01(Tue) 20時半頃

病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 20時半頃


[ドナルドを映していた鏡は大広間の光景を映し出す。
ラルフを呼ぶジェフの声が
鏡を通じて地下聖堂に響いた]


――…仲間思いね
もっと冷たい人なのかと思ってた


[見えなかった一面が垣間見えた気がした]


【人】 病人 エリアス

―― 2階・客室(14) ――

[2階へと降りてきた。
随分と静かだ。
黒犬と戦っていた時にラルフがドナルドの名前を呼んでいたが、もういないのだろうか。
ただ話しているだけでは気づかないのかもしれない。
少なくとも戦闘は起きていないのだろうと判断した。

バスルームへと続く扉を慎重な手つきで開ける。
誰もいない事にほっとして続く客室への扉を開けた。]

 …ドナルドさん。

[見知った顔がそこにいた。
だが、ふと違和感を覚える。
ここで戦闘が起きていたのだと思っていた、現に室内は荒れている。
なのにどうして平然と立っているのだろう。
時間も随分経っている、彼は一体何をしていたのか。
疑惑に揺れる眼差しでドナルドを凝視した。]

(90) 2012/05/01(Tue) 21時頃

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