人狼議事


52 薔薇恋獄

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ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

sakanoka 2011/05/25(Wed) 02時頃


ヴェスパタインは、ぞろ目するのはランくんだけじゃなかったらしい。

sakanoka 2011/05/25(Wed) 14時半頃


ヴェスパタインは、ナリくんの中の人に気が付いたら抱き締められてて窒息していた。いやん。

sakanoka 2011/05/25(Wed) 21時半頃


ヴェスパタインは、ネイが………。ほろり。

sakanoka 2011/05/25(Wed) 22時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[不思議な夢を、見ていた気がした。
 泣いていた。抗っていた。心に、何かが灯った。
 誰かの声が聞こえた。何故か、それが苦しかった。辛いと思った。
 目覚める前の温もりと幸せを抱えたまま、冷たさをも、抱えた。]


 ………、

[瞼を閉じたまま目を覚ます。傍から見れば、まだ眠っているも同然だっただろう。
 どこか暖かくて、水っぽいにおいがして。
 夢心地が抜けないまま、ただ漠然と思ったのは死だった。
 それが何故かこわくなかったのは、きっと隣に誰か居たせいで……。]

 ………?

[ざわつく声もぼんやりと耳を通り過ぎていくまま。
 その隣にあったはずの温もりがなかったことに、気づいた。
 その隣に居たはずの人が他の誰かを揺さぶりに行った後に、己が目覚めていたことも知らなかった。]

(35) sakanoka 2011/05/25(Wed) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 (て、つ)

[こわかった。
 こわくて、けれど身体が重くて動かなくて、声さえも出なかった。
 触れてほしかった。彼と同じ此処に居るんだって教えてほしかった。
 そんな時に、くちびるに微かに触れるもの>>31を覚えた。]

 ……、……。

[瞼を、開いた。
 次第にはっきりしてくる視界。その目に、映ったのは]

 ……て、つ。

(37) sakanoka 2011/05/25(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ちゃんと、見えた。哲人>>42が笑ってくれていた。]

 ……てつ。

[声が聞こえたおかげで、また少し意識はしゃんとし始めていて。
 けれどそれでも、周囲を見るより前に。
 また隣に横になった哲人に、そっと身体を寄せた。]

 テツ。良かった。居た。
 ……居なくなったって、思った。

[言葉を紡ぐ度に、涙が零れて、溢れ出してきて。
 夢の名残の冷たさも、一気に忘れられるような気がして。
 落ち着くまで暫く、傍らのその人の肩に縋っていた**]

(49) sakanoka 2011/05/26(Thu) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[確かに感じる哲人>>52の存在。
 髪に触れられた時の微かな感触。
 彼と比べても高いばかりで頼りない背中は微かに震えて。
 震えながらも、はっきりと声に出した。]

 絶対。うん、ゼッタイ。
 おれも、勝手に消えない……絶対っ。

[……と、さっき決めたはずの目標を破っていたことに。
 彼に言われて、気づいて……でも結局泣き止めなかった。]

 だって、だって……

[それが自分でもおかしくって、哲人が笑うのにもなんだかつられて。
 嗚咽の所為で上手くは笑えない笑い声が、微かに混じった。
 情けないなって思いながら、撫でてくれる手に慰められ続けていた。]

(82) sakanoka 2011/05/26(Thu) 17時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[そのうちに泣くのをやめて、顔を起こして軽く周囲を見回した。
 うろの中、かどうかも良く把握はできなかったが。
 他の皆の姿……その中に、さっきの屋敷の中で見た覚えのなかった面々の姿が捉えられたなら、軽く瞬いて。
 彼らの話とか睦言とかは聞こえずとも、何となく目を逸らして……。
 けれど……ほっとしてもいた。

 ……そして、居ない人も、いた。]

(83) sakanoka 2011/05/26(Thu) 17時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[やがて克希が外に出て道を示した>>74後の頃。
 なんとか立ち上がってから、哲人にそっと手を差し出した。]

 おれたちも、行こ、テツ。

[やがて外に出れば、空の虹に気づく頃。
 細い下り道を、哲人の後ろから降りていく。]

 綺麗。

[その色は何度もキャンバスに描く程に好きな七色。
 けれど今はやけに、鮮やかに見えすぎて。
 癒された筈の冷たさが、まだ少しぶり返して……。
 ……この七色が、忘れられない気がして、手に力が籠った**]

(84) sakanoka 2011/05/26(Thu) 17時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

sakanoka 2011/05/26(Thu) 18時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 離れない。
 ……離れたりなんか、しない。

[今交わした約束の通りに、そしてそれ以前からの想いの通りに。
 うんと頷いて、哲人>>107と手をつなぎながら、その後ろを歩き始めた。
 口にしても心の晴れることのなかった言葉。
 ……綺麗、の言葉を、哲人も口にしていた。]

 ……そうだね、綺麗。

[もう一度、小さく繰り返した。
 手の力が、少しだけ雲を晴らしてくれている気もして。
 ぽつり、独り言の心算で零したのは、子供の瞳が見た色を示す言葉。]

 やっぱり、似合う。
 空の青と、赤色の……君。

[最後だけ、はにかんで、はっきりとした言葉にはしなかった。]

(114) sakanoka 2011/05/26(Thu) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[たぶん、降りきるまでに自分でも口にできた言葉は、それだけだった。]

[麓に近づくそのうちに、近くなる騒ぎ。
 今まで経たものこそ、まるで現実から離れた出来事のようだったはずなのに。
 今目にしているものに、聞こえてくるものに、現実を感じなかった。
 ……多分、感じたく、なかっただけだった。]

 …………。

[立ちすくんでいた。
 そうしてただ引き寄せられて、抱き締められた。
 少しの間の後、そっと、俯いて哲人の背に手を伸ばした。
 ただ彼を守るように、自分をも彼に守ってもらうように]

 だいじょう、ぶ。

[声は明らかに、泣きそうに震えていた。
 けれど泣かないまま、泣けないまま……。
 喧噪を避けるように再び歩き出したのは、それから幾らか後のこと**]

(119) sakanoka 2011/05/26(Thu) 22時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

sakanoka 2011/05/26(Thu) 22時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

sakanoka 2011/05/26(Thu) 23時頃


ヴェスパタインは、家にはちょっとかれs……友達のうちに遊びに行って遅くなるからと電話しておいた

sakanoka 2011/05/27(Fri) 00時半頃


ヴェスパタインは、日向の横のランくんに、おやすみなさいノシ

sakanoka 2011/05/27(Fri) 01時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―― あれから ――

[少しだけ、周囲の目線が変わった気がした。
 もともとよく保健室に逃げるような生徒だったから、少し浮いてはいたのだろうけれど……。
 受ける目線があまり好きになれなくて、時々俯いていた。
 気遣うような言葉であっても、何も返したくなかった。

 けれどそれでも、あの日以来、保健室に通う頻度は少なくなった。
 別に身体が良くなった訳ではなかったのだけれど。
 ただ、もっとたくさん一日を確り生きていたい気持ちが強くなっていたし。
 教室でも、……離れたくないなって想いが、やっぱりあって。

 で、家に帰ったら、また今日も頑張った、明日も頑張ろう、の繰り返し。
 ただ、頑張り過ぎて帰ってきた途端に倒れてしまうことが増えたのと、
 自立した姉が多く電話を寄越すようになったのと、
 母がぎゅっと抱きしめてくれることも多くなった、という違い。]

(174) sakanoka 2011/05/27(Fri) 12時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[放課後の訪れを無事に教室で迎えて、3人で足並み揃ってまた部室に行ければいいな、って思う。
 ただ、部室に行けば……無意識に、居ない人の姿があるような気がして。それに気づいて、塞いだりもする。
 内緒話は内緒話のまま。
 気づけなかった秘密や恋心はおそらく気づけないまま。
 受けた気遣いに対する感謝も……まだのまま、だった。

 それでも落ち込んだりするのはきっと誰も望まないことだし、
 あの人にわざわざ叱って貰うことになるから。
 だから、なるべく、しゃんとしようって決めていた。]

(175) sakanoka 2011/05/27(Fri) 12時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[その日は、少し部室に来るのが早すぎたのかもしれない。
 ゲームしよう、ってなる前に、部室の隅にひっそりと佇んでいたものが目に入った。]

 ……これ、よく、塗られてたんだったっけな。

[墨汁。
 なんとなく、黒いものを指先に垂らして、うっかり垂らし過ぎて。
 その指で頬にそっと触れてみた。

 ……むなしくて、結局、指を下ろした。
 頬を擦った所から緩く落ちた痕が、黒い涙みたいになって。
 行き場のない黒い指がテーブルの余った紙に描いたのは、黒い虹**]

(176) sakanoka 2011/05/27(Fri) 12時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

sakanoka 2011/05/27(Fri) 14時頃


ヴェスパタインは、うん、まっぱでも何の問題も……ノノ 行ってらっしゃいの方はいってらっしゃいませ。

sakanoka 2011/05/27(Fri) 14時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―― ある日の部室>>188 ――

[ぼんやりと黒い虹を眺めていたところで、ふいに背中に力を受けた。]

 っ……!

[驚いて、振り向こうとした。
 振り向こうとして……結局、そのまま俯いた。
 抱きついてきた腕の高さ、手の触れ方……。
 目で見なくても、それが誰なのか、判ったから。

 その腕の温もりに、少しだけ口許が緩んだ。]

(205) sakanoka 2011/05/27(Fri) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[白い紙の上、自然に指が描いた弧の形。
 暫く見詰めていれば、その形はいつかの空に架かった橋に。
 その墨色は、昔の思い出と、今も抱えたままの暗さに見えた。

 ……でももう泣き虫じゃないし、へこんだりもしない。
 だから、泣かない。
 温もりに、心が緩んでも、それでも泣けない。]

 ………テツ。

[口許を緩ませたまま、ゆっくりと、振り向いた。
 振り向いた側の右の頬に、墨の滴が伝っていた。
 何か、口にした。けれど、声が霞んで何も伝えられなかった。

 黙り込んだまま……制服のズボンのポケットに右手を入れて。
 墨がべっとりと移ったキャンディの包みをそっと持ち上げた。]

 …………。

[気づいたのはポケットから取り出した後、だった。]

(206) sakanoka 2011/05/27(Fri) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>208
[びっくりしーませーんでした、とばかりのしれっとした顔でも、この時浮かべられたら面白かったのだろうけれど。
 何故か、それも咄嗟にできなくて。
 ただ、上手く明るくは振る舞えないままの、余計につまらない反応になってしまっていた。

 振り向いてからも、おれはきっとそんな様子で……。
 下から向けられた哲人の瞳の色に、また少し、目を伏せて。
 けれどキャンディの方に視線が移れば、一先ず緩やかに身体を彼の正面に向けようと捻りながら]

 ……あの、さ。
 これ、前、貰ったお菓子の、お礼。

[キャンディを胸の上の方まで持ち上げた。]

 だったん、だけど……汚しちゃった、な。

(210) sakanoka 2011/05/27(Fri) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>214
[人目を気にするにも、気にするだけの力は今なかったのかもしれない。
 今はただ、くれんの、という哲人に小さく頷いた。]

 拭く、けど。
 それでも墨取れないかもだけど、良い、なら……。

[ティシュはこっちかな、ともう片手で軽く手繰り寄せて、右手の指とキャンディの墨を拭いはじめた。]


 ……ばかみたい。
 ユリにこんな顔見られてたら、呆れられる。

[一滴、零した。]

(217) sakanoka 2011/05/27(Fri) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―― 文化祭準備中の>>216 ――

[何年か前なら、この時期は毎日がキャンバスに向かい合う季節だった。
 今となっては、そんなことはまるでなくて。
 けれどそれでも、後ろ髪を引かれるでもなく、過ごして……]

 ………、…。

[いなかった。
 今の自分は、傍目に見れば邪魔でしかない見物人。
 そう解ってても、なんとなく、美術室の近くまで赴いてしまう。
 尤も、廊下の奥から遠目に見守るだけだったのだけれど。]

 ……、……あれ、モモくん?

[その視線の先、美術室に、見知った顔があった。
 思わず、判り易く首を傾げてしまった。]

(220) sakanoka 2011/05/27(Fri) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>218
[いいのに、と言われても結局拭ってしまうのは、ちょっと潔癖すぎたせい、だけど。
 黙って墨を取る間の時間、晴れた気持ちを取り戻そうともしていて。
 けれど、再び声を掛けられるまでの間、暗さを変えられないままで。]

 ……え。

[その暗い瞳は、何でも、言えよ、の彼の一言で瞬いた。
 手を止めて、目を瞑るように半分閉じて。
 長くも思える少しの間をおいて、口を開いた。]

 辛い。

(223) sakanoka 2011/05/27(Fri) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 もう会えない、会わないって解ってる。

[楓馬や蛍紫などならそうとは限らないかもしれないし、多少なりとも「見た」という人であればまた少し違うかもしれない。
 けれど自分にはもう……という思いがあった。]

 のに……まだサヨナラできてない気がして。
 そう思うと、辛い、ってだけ。

 ……ごめん、ただの愚痴、だね。

(225) sakanoka 2011/05/27(Fri) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 えっ。……モモくん。

[バレた。調音>>224に思いっきりバレた。
 けれど別に逃走したりするわけでもなく……。
 おろりとしながらも、彼の方に歩み寄った。]

 その、手伝い……とかじゃ、ないん、だ。
 ただ、その。まあ、……つい。

[あの出来事があった時、調音には自分が美術室に訪れてしまう訳を少し話していたのだった。
 そういえばあの時に少し不穏な噂のことを零してしまったりもしていたのだが……ひとまず、そのことは置いておいた。
 手渡された缶は、ちょっと危なげながらキャッチに成功。]

 っていうか、その。
 皆って……おれのこと、知ってるの?

(233) sakanoka 2011/05/28(Sat) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

sakanoka 2011/05/28(Sat) 00時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>235>>236
[見開いた目も、それが逸らされたのも、あまり上手くは見えていなかったけれど。
 それでも、哲人の声色がどこか違うのは、分かった。
 今までの自分には、その幼い響きを聞いた覚えはなかったように思う。]

 ……テツ。

[そのまま、こくんと力ない頷きを重ねて、終いに俯きを深めた。
 諦めてねえ、って。信じられてない、って。おかしい、って……。
 けれど、その最後の結論に、顔を少し上げた。
 少し、だったから、その表情はやっぱり髪に隠れがちだったけれど。]

 ……そうだね。
 まだここに居て、居るんだって。
 それでまた騒いだり笑ったり……それで、良い、よね。

[言い終わらないうちに、まだ少し黒ずんだままの包装の飴を哲人に手渡した。]

(248) sakanoka 2011/05/28(Sat) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[飴に少し邪魔されたような響きに、一瞬だけ、声にならないほど微かだが笑いが零れた。何とか、笑えた。
 その後、また少しの間を置いて]

 ……何でも、っていうんなら。

[そして漸く、胸元を差し示す彼に、顔を向けた。]

 お願い。
 暫く、泣かせて。

[泣いてすっきりして、その結論を受け入れてちゃんとまた笑えるように、という思いから。
 黒い涙の上に本当の涙を落として、その場に膝を着いて崩れた。]

(250) sakanoka 2011/05/28(Sat) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>253
[泣き虫、と言われた。
 可愛い、なんて言われたりもした。
 それでも嫌々もできないまま……寧ろ、その言葉で堰を切ったように、声を洩らして泣き始めた。
 抱き締めてくれる腕の中で、ただひたすら、泣き喚いた。]

 あ……うっ……、て、つ……、
 てつ、も……ぅうっ、ない、てっ……いっしょ、に……っ

[彼の思いをはっきり判った訳ではなく、ただ、感極まって、そんな無茶なことも口にした。]

(258) sakanoka 2011/05/28(Sat) 01時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>238
[折角、との言葉に、迷いながらも、小さく頷いた。
 ちょっとだけ、の心算のことで、本当に「しがらみ」が強くなってしまったらどうしようか、と。
 調音も、解っている上で誘っているのだろうとは思ったけれど……]

 って、や、ごめん、つい……。

[突っ込み指摘されて、ちょっとたじろいだりしつつ]

 あ、うん……そうだね。
 あの時……は、ちょっと落ち着いて話せなかったし。
 終わったら、行こ、か。

[そうしてスプレー缶を手に、ちょっと気弱な様子で美術室へと。
 それでもアーチを作る手伝いを手際良く……若干熱中気味にこなす様は、過去にそうした分野に携わっていたことを示すものと見る人も中には居たかもしれない。

 一段落済めば、屋上への階段へと、調音の後から向かい始める心算だった。]

(261) sakanoka 2011/05/28(Sat) 01時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>263
[最初に駄目と言われた時、咄嗟に頭を横に揺すったのだけれど。
 続く言葉に、その揺らぎは止まって。
 強く掛かる腕の力を感じながら、また、泣きじゃくった。]

 ……ぅ、てつ、の、ぶん……ま、で。

[その時は少し、瞬いて。けれど否とも、言えなくて]

 う、ん……っ、な、く……。

[それからまた、声もがらがらと擦れてしまうくらいまで大声を上げて。
 時折、前の哲人の胸を引っ掻くように手を伸ばしたりもして……。

 そうやって暫く居るうちに、落ち着きを取り戻した。]

 ……あり、がと。
 すこし、らく、に……なった。

 ……ほら、ちゃんと、テツの代わりに泣いてあげた、よ。

(266) sakanoka 2011/05/28(Sat) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[本当に今の自分にこの人の涙を肩代わりできたのかなんて、判らなくて。
 少し、胸がちくりともしたけれど……。
 それでも、疲れ切った表情にそれでも淡く笑みを浮かべて、緩く顔を起こした。]


[きっと、どこかは解らないけど、どこかで会えるって思ってしまったその人。
 その姿の見えない場所で、言えないままだった『ありがとう』。

 それをこの場所で言うことができるまでには、まだ少し時間が掛かりそう、だった**]

(267) sakanoka 2011/05/28(Sat) 02時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

sakanoka 2011/05/28(Sat) 02時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

sakanoka 2011/05/28(Sat) 12時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―― いつかの部室 ――

[邪魔な髪を払って頭を撫でてくれるその手は、温かく頼もしくて。
 代わりになってる……哲人のその言葉に、胸の痛みが少し癒された。
 彼の手が離れてから、ゆっくりと立ち上がって。]

 ううん。テツこそ、ありがと。そう言って、くれて。
 ……テツの辛いのも、泣いて流せたなら、嬉しい。

[いまだにひどい声しか出ないってくすっと苦笑いしながら。
 さっきの幼い響きが、頭に過る。

 何か言っても、この人は簡単に弱い部分は見せられないんだろう、と。
 見せるとしたら、それは哲人が「ここにいる」と言ったあの人の方になんだろう、と思う。
 ちょっぴり、ちりりと妬けたりもしたけれど……自分だってあの人には時に泣かされながらも憧れたりした。敵わない人。
 ……その人が、まだ「ここにいる」。そのことが優しく、思えた。]

(335) sakanoka 2011/05/28(Sat) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[それから、泣き腫らした顔で、けれど明るく微笑んだ。]

 ……うん、すっきりできたとこで。
 ちょっとだけ、軽いやつ一戦、付き合って。

[本当は軽いゲームではなくて、彼を思う切欠をくれたあのゲームをやりたいなって思ってたけれど。
 お願いまたマジックやって!って頼むには、まだ自分のカード自体が足りな過ぎて、それじゃいけない気がしたから。
 ただ、ささやかな勝ち負けを交わせればいいなってだけ、今は願った。]

(340) sakanoka 2011/05/28(Sat) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[あの日から失ったものを、引きずってはいたけれど。
 辛くても、それでももう、己の所為だとは思わない。
 だって目の前の彼が、自分を救う言葉を掛けてくれたから。
 それを、時間を掛けて、受け入れられたから。
 そしてその救いは……自分だけのものじゃないとも、思っている**]

(341) sakanoka 2011/05/28(Sat) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―― 文化祭準備日… ――

[廊下を通り過ぎる間は、文化祭を前にした活気を感じていたけれど。
 屋上へ向かう階段まで来ればその喧噪もどこか遠くなるか。]

 ……きっと、今日の風、気持ちいいんだろうな。

[広がる空を思いつつ。
 あの時と同じように、階段半ばのところで立ち止まって。
 何から話そうかな、なんて顔で調音の方に向き直った。]

(342) sakanoka 2011/05/28(Sat) 22時頃

ヴェスパタインは、もどりもどり。

sakanoka 2011/05/28(Sat) 23時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―― 文化祭準備日>>344 ――


 うん。秋晴れ、好き…――え?

[背の低い調音を上から見下ろす姿勢は少し不安定気味で……。
 瞬いた拍子に、うっかり軽くよろけてしまいつつ、も]

 首。……どうか、した?

[ここ、と、おさえられているところに、目線を下ろした。]

(357) sakanoka 2011/05/28(Sat) 23時半頃

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