65 In Vitro Veritas
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─ 少し前 ─
[岩瀬のクローンは、岩瀬を慕っているように思えた。
なのにニックは自分を殺し、今だ恨み言を連ねている。
同じくローンだというのに、何故。
クローンは、オリジナルの為に存在するのではなかったのか?]
何だ、なんなんだよ……。
[訳が分からない。
混乱して、頭を抱えているうちに、クローン達はどこかへ去っていってしまったか。]
― 当直室 ―
てめェの死体なんざァ、見るモンじゃねェよ。
俺でも気分悪りィからなァ……。
[様子が妙だと思いながらも、立ち尽くす散花に近寄る。一先ずは視界から死体を隠そうと、慌てて遮るように彼の目の前に立った。
そのとき、ちょうど彼の後ろにいたネクに目を留めて。]
アンタ……古本屋サンのクローンだよな。
夢の中とか、どういう意味だ?
それにアンタら、一緒にいンのな。
なんかいざこざでもあったんじゃねェの?
[ネクが散花に抱える思いなど知らず、刺し違えた様子の死体を見たばかりで共にいる二人を、不思議がるように小声で問うた。]
─ 当直室 ─
[暫くして、声が聞こえて振り返る。]
あ……!
[小さく声をあげ、現れた人物と、すぐそこに血まみれで横たわる亡骸の顔を見比べて。]
え、夢? え?
[言っている意味が分からず、ただ困惑の表情を浮かべた**]
さっ……触るな!!
[肩に触れる手に硬直が解けて弾かれたように叫び、その手を振り払う。
身を案じるような表情にも気付けない]
そうだ、……ああ、そうだ。
僕らはこの病院に閉じ込められて、それで……!
[一気に今日の出来事を思い出して、痛む頭を右手で軽く押さえる。
表情は、どこか疲れきっていて]
それで……。
……岩瀬ドナルド、……と、ヤニク?
……ごめん、下の名前は誰かから聞いたんだけど、苗字は何だっけ。
……とにかく、二人がいるってことは……。
僕、死んじゃったんだね。
夢じゃなくて、現実に。
……っ、ふふ。
幽霊って、本当になれるんだね。知らなかった。
[困惑するヤニクに、ごめんねちょっと取り乱しただけと首を横に振る。
小声でネクに問うドナルドのほうは見ていない。ネクが視界に入らないよう、目を逸らし続けているから*]
―前のこと B1F/病室―
[中々セシルは戻って来なかった。
少し離れたところから柔らかいメロディが聞こえる。
傍での演奏を期待していたので、小さく頬をふくらませた。
目を閉じ、優しくもさみしげな調べの中、夢現をさまよい始めた。
ふわりと髪に何かが触れた。
心地よくて、んん、と小さな声が漏れた。
その、次の瞬間]
[目を見開いた。頭が熱い。まともに意識を保てない。
首が締め付けられる。
セシルの顔がぼんやり、間近に見えた。
なんで、と口を動かしたが、声にならない。
瞳孔が開き、瞳は左右にぶれた。
意識が消えてから事切れるまで、どれほど間があっただろう]
[金属が擦れる音で目覚めた。
自分の首に16番が電気で動く刃物を向けていた。
彼女を止めようと手を伸ばし、しがみつく。
するり、刃物をすり抜けて、16番もすり抜けた。
振り返ると、自分と同じ顔の女の首に刃物が入っていた]
クローンって2人いたっけ?
[横たわる、頭が砕けた女を眺める。
服も、耳飾りも、紛れも無く自分の物。
けれど、自分はここにいる。
死んだのだ、そう気づいた時、女の首は胴から離れた]
[嬉しそうに首をどかし、上衣を脱がせる16番。
それを触って楽しんでいる16番]
やだ
[自慢の脚を見せられる、気に入りのデニムも脱がされた。
それらを身につければ、同じ顔をした16番は少しふっくらした私]
やだよ
[幸せそうな顔した16番は、私の首を持ち上げた。
そして、彼女はささやいた。ちょうだいって**]
いやぁああああああ!
う
まもる なかま
[慰めの言葉に、その顔を見上げるも
視界が歪み、上手くその姿を捉えられない。
そして、その言葉は受け入れられずに
頬を伝う涙と共に、地へと零れ落ちる。]
[セシルに指を解かれるのは二度目。
しかし今回は、前とは違う意味を孕んだもので。
彼から貸してもらったハンカチを
返すことも忘れて、どこかの床に置いたまま。
濡れた頬を拭う指先が、異様に温かく感じた。]
あ…
[自分のために動いてくれることに、
また“ありがとう”を言おうとしたけれど。
望みを叶えてくれない彼に言って良いものかと
口は開かれたまま、ぱく、と息を吸い込むだけ。]
[そして、セシルが去った後
入れ替わるように現れたのはコーダ
泣き腫らした眸が、そちらを向く。]
いっしょ だめだって
こわして ほしい のに
[セシルは、自分が“彼女”の元へ行くことを許してくれなかった。
仲間が居ると、守ってくれると言ったけれど
最早彼女の望みは、生きていくことではなくて――…]
[頭を撫でられ、抱き寄せられ。
壊してくれる、望みを叶えてくれると囁かれれば
ぎゅ、とコーダの服を掴む手に力が入った。
さらり、前髪が揺れて眸が露になる。
その時見せたのは、紛れもない彼女の笑顔で――]
あ り がと う
[セシルに言えなかった“ありがとう”
代わるコーダに、彼にも伝わるようにと
掠れる声で、耳元で呟き返した。]
あ…
う
[首を絞める力が加わっていけば、
息を吸うこともままならない。
言葉にならない声が、口端から零れ出た。
それでも、その顔には微笑みが張り付いていた。
最期にびくり、と何度か震えて意識を飛ばすまで。]
[その後、心の奥で呟いた願いが届いたのか、
コーダによって、“彼女”の横に寝かせられた自分。
重なり合った手に、力が入ることはなかったけれど
嗚呼、これで―――…]
[散花とそのクローンの間の異様な雰囲気を感じつつも、何でもないように軽い調子で。]
おう、俺もたまげた。
死んじまった後の世界なんざ、まるっきりオカルトの類だと思ってたかンなァ。
ユーレイつったら、すげェチカラとかあんのかなァと思ってたが、今ンとこそォいう類の何かはねェみてェな。
壁抜けられんのが便利、っつーくれェ?
[傍の壁を殴るフリ。手ごたえはなくすり抜け、手首の先が壁に埋まったように見えた。]
[ちら、と蛯江の方を見やる。やはり困惑した様子の彼の傍に寄り、耳打ちをした。]
なァ、古本屋サンとアイツのクローンの間にゃ、何があったんだ……?
[蛯江の前で"クローン"という言葉を口にするときには、ほんの少し目を伏せるようにしてしまう。
どこかに、まだ罪悪感が残っていた。
牧野医師の言う外科手術の方法を採ろうと心が傾いていたのは、蛯江のようなファンたちへの裏切りであったような気がして。
確実に、移植手術と比べてソリテス・ウルブスのためにはならない選択。
それでも。
どうしてか、自身のクローンからキャッチボールを教えてほしいと言われたときに、"俺にはヤツの目は取れねェ"――そう思ったのだ。
もう死んだのに裏切りもねェもんだ、と自嘲する。]
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