276 ─五月、薔薇の木の下で。
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─明け方近い、談話室─
[ 見る夢は無く、流れ込んでくる声も無い。 ただ、夢か現か。 薄ぼんやり聞こえた声>>4:+53で瞼を開ける。]
…………、
[ 窓の外を見る。 もう見下ろす月は傾き空の色が変わり始めていて、 起きる直前まで見ていた夕日の夢>>4:+46が眩しくて、 両手で視界を覆った。]
(34) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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[ 夜のような暗闇が視界を包む。 叩きつけた激情>>3:110も、 死にたい程の想い>>4:25に苛まれたのも、 全て 全てが狂気じみた夢のせいだとするのなら、]
(35) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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[ 未だ胸中を燻る熱の言い訳をどうしよう。]
(36) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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[ あの東屋で彼は彼の絲を切らない様に>>4:+16、 己が身を削って、削って、 守ってきた擦り切れそうなものを繋ぐための秘め事。
二人だけの内緒話。 "オスカー"が居ることを許された場所。
其れを守る為ならば、 自分はどんな性悪にもなるし どんな事でも成しただろう。 例え彼が彼自身の本心に苛まれて狂ってしまったとしても。]
(37) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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[ けれど、この関係を壊したのが自分自身だ。 誰にも答えを聞けないまま>>26、 過ちを犯したこの場所で、 今はただ再び瞼を下ろす。**]
(38) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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─医務室前─
[ 二度寝で誤魔化すのも飽きて、 管理を任されていた医務室へと歩を進めた。 夜が明けたのなら きっと夢を見ていた彼らは目を覚ますだろうと思った。 中にはあの夜の狂気に当てられた訳でもない只の風邪っぴきもいたから、 少しでも様子を見に行くべきだ───と、
ふと、窓の外を見ればもう夜の幕は弾けていて、 その空は夕暮れとも違い 勿論、東洋の空のようだなんて感じ無かったけれど、 それでも眼を細めて視線を逸らしてしまうくらいには 綺麗だった。]
(255) moro 2018/05/27(Sun) 16時半頃
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[ 医務室の扉はそんなに厚くは無い。 立て掛けられた名札をきちんと見れば 誰が退室したかは分かったかもしれない。
けれど、視線が追い掛けるのはどうしようも無くたった一人の名前。
扉に掛けた手は、中から聞こえてくる話し声に止まる。 耳を塞ぐのは間に合わなかった>>148。]
(256) moro 2018/05/27(Sun) 16時半頃
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[ これは 夢じゃ無い。 途切れ途切れの言葉>>146と、少しの間。 ほんの数秒のやり取りを想像して、 静かに腕を下ろす。]
(257) moro 2018/05/27(Sun) 16時半頃
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[ 『 』>>148。
伏せた瞼は震えていた。 喉は乾ききっていた。
影になった扉の後ろ、此処には光も差し込まない>>200。 影を踏みながら、似合わない朝日を背に浴びて 足早にその場を後にする。]*
(258) moro 2018/05/27(Sun) 16時半頃
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[ 問いかける資格>>253はあるのだろう。 彼は間違いなく被害者で、 あの時出会わなければ 唆しなんてしなければ>>3:56、 少なくともあの一瞬>>3:175は傷付かずに済んだ子なのだから。
殴られ無かった事が 逆に自身を苛んでいる。]
……… 笑えない。
[ は、と息を吐いた口元はどうしようもなく 正しく笑おうとしていた。 笑おうとした相貌が崩れたのは 初夏の熱に浮かされた薔薇の芳香が鼻腔を擽ったから。]
(259) moro 2018/05/27(Sun) 16時半頃
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[ 風にたなびく長い髪>>254に、 呼吸を忘れる。
遅れて跳ねた心臓で顔が熱くなる。 頬は紅潮を忘れたまま冷たい汗を流した。]
(260) moro 2018/05/27(Sun) 16時半頃
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[ ───言ってやれ。
結ばれて良かったなと言ってやればいい。 皮肉混じりに目を細めよう。 正しく笑える筈だ。 透き通った風が吹き込む医務室での秘め事に、 自分は関係ないのだから。
言ってやれ。言って、]
(261) moro 2018/05/27(Sun) 16時半頃
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[ 脚は、自然と後ろを向いていた。
相手は自分に気付いただろうか。 気付かないなら、このまま無様に逃げてしまうだろう。 脳裏に、月の光が差し込む東屋>>1:270を思い出しながら。*]
(262) moro 2018/05/27(Sun) 16時半頃
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[ 相手がどう思っているかなんて知らない>>273。 知りたくも無かった。 背後から近寄る足音はしなかったから まだあどけなさの残る指先で掴まれた時、 跳ねた肩は きっと見られた。
頭の中に浮かぶのは諦念でも罪悪感でも無い。 会ってしまった、後悔だけ。]
…… なんだ、居たのかマーク。
[ 青褪めた血の色を浮かべた顔は 何事もないように正しく笑う。]
(282) moro 2018/05/27(Sun) 18時半頃
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[ 唐突に何時か聞けなかった答え>>274を語り出す。 あの時叩き付けた激情は最早胸中には無く、 いじらしく震えながら言葉を紡ぐ口を塞ごうとも思わなかった。]
……僕は牧師様じゃない。 君達の誓いの言葉なんて要らないよ。
[ 真っ直ぐに此方を見つめる相手と視線が交差する。 温度の籠らない目元を伏せる。
視線だけで伝わる純粋さは何度汚そうとしても綺麗なまま。]
其処に僕は関係無いだろう。 君にしたのも只の八つ当たりで、嫌がらせなんだから。
(283) moro 2018/05/27(Sun) 18時半頃
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[ 焦がれて 焦がれて、 それでも手に入らなかった物。 相手が抱いているものこそ正しい其れなのだろう。
そうだろう、と自分を納得させる。 いっそ祝福をと開きかけた唇が閉じる。]
どうして 僕の話が出てくる。
[ 正しく笑ったまま視線を逸らす。*]
思い違いをしているみたいだね。 難しい事は考えなくていい。 君は君の得た物を、手放しで喜べばいい。
(284) moro 2018/05/27(Sun) 18時半頃
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[ 掴んだ柔らかな輪郭>>3:110を指先。 容赦無く奪った唇の温かさすら覚えて居ない。
自分の低俗さに、正しさ紛れの失笑を溢す。 あの行為には何の意味もない。 だというのに、問い質す口は何処までも真っ直ぐに突き刺さる>>285。]
どうしてだろうな。 君が「欲しくない」と言って、其処から先が何も考えられなくなった。
(288) moro 2018/05/27(Sun) 20時半頃
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[ 振り返るなら、と騙る目はやはり視線を合わせない。]
成りたい姿を諦めても綺麗なままの君なのに、 そんな君が手を伸ばせば届くものから逃げている事が、
[ 少しの、間。 開いた口はそのまま「もどかしかった」と口にした。]
(289) moro 2018/05/27(Sun) 20時半頃
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[ 視線はいつまでも自分に向いたまま 逸らされる事がない。 此れが一種の仕返しだというのなら、 そう説明された方が納得出来た。
中庭で眠る彼を見てきた。 伸びる背に合わせて自分を変えていく彼を。 自分で手に入れた姿で誰かに"欲しい">>1:253と思われる彼を。 正しい姿にしか自分を当てはめられない自分と比べて、
嫉妬した。]
(290) moro 2018/05/27(Sun) 20時半頃
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[ あぁ、余りにも 惨めだ。
答え>>286を口にする前に湧き上がるものに眉を顰めた。 笑みが消える。]
………… もう、いいだろう。
[ 思わず口をついた諦念と共に、 また笑う。]
(291) moro 2018/05/27(Sun) 20時半頃
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君の返事が聞けないくらいで死ぬ訳ないじゃないか。 そこまで……繊細じゃないんだ。
[ 正しいを装ったまま、剥がれないうちに背を向けた。 肩に手が載っていたならやんわりと振り払うだろう。
もう呼び止められても振り返る事はない。 相手に顔を、見せたくは無い。]*
(292) moro 2018/05/27(Sun) 20時半頃
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だから喜びなよ。 その方が、救われるんだ。
(293) moro 2018/05/27(Sun) 20時半頃
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─東屋─
[ 自分から頼んだ約束。 モリスを部屋で待たせてはいないだろうか>>183。 壊れた彫刻は自分で直そうとしても 不器用な指先では歪になるばかりだった。 壊れた物は直らない。 直し方は本人に聞かなければ。
無かった事にならないだろうか。 壊れた彫刻も 吐露してしまった想いの一端>>4:26も。 呆然としていた本人>>285でさえ 元凶に向き合ってきたのだ。 若しかしたら、彼も気持ちに折り合いがついたのかもしれない。]
(299) moro 2018/05/27(Sun) 21時頃
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[ なんて、 諦めを顔にうつしては両手で顔を覆ってしまう。 いっそこのまま、薔薇の香りで蒸し返される記憶を全部忘れてしまえたらいい。
心の底に溜まった汚泥を晒してきた場所の筈なのに、 今は此処に誰もこない事を望んでいる。 室内を満たすは静寂。 鍵の掛からない扉の横で座り込んだ。]*
(300) moro 2018/05/27(Sun) 21時頃
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[ 開かないと思っていた扉が開く音がした。 両手で顔を覆ったまま目を丸くする。
" オスカー "と名を呼ばれるだけで腹の底から湧き上がるものは、 彼が倒れた夜>>3:276に感じたものと同じ。
覗き込まれた眼を掌で覆い隠す。 は、と口だけで笑った。]
……… また、人の心配か。 倒れても未だ後悔してないらしい。 君は、いつもいつも……
いや、そもそも倒れる前の事なんて覚えていないのか。
(309) moro 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[ そうであればいい。 忘れて欲しい。
怖くないよ、と囁く優しい声に耳を塞ぐ。 苛立ちに似た焦燥を抱えたまま マークから逃げたこの場所からも逃げようとする。]
…… 演奏をするんだろう。 僕は邪魔だな。
[ 俯いた前髪から覗く眼は、少し突いたら崩れそうなほど揺れている。*]
(310) moro 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[ この場所に優等生なんて居ない。 正しく笑うことも、出来ない。
扉に手を掛けたまま、目の前の扉に跳ね返る声>>314に俯く。]
…… 礼はいらないよ。
[ 分からなかった。 相手は談話室でのやり取り>>3:121を見ている筈なのに。
聞こえた言葉>>316には最早笑いすら込み上げる。]
壊れそう、僕が。
(327) moro 2018/05/27(Sun) 22時半頃
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… 君が指摘しないから告白するよ。 僕はマークに手を出した。 君が助けになろうとしてくれる僕は、 許されない事をしただろう?
[ 知っている癖に、と唇を噛み締めたのは一瞬。 苛立ちの表情を隠さないまま、半身で相手へと振り返る。]
こんな奴、許そうとしなくていいだろう。 助けようとしなくていい。 早く愛しい彼の元へ行って、慰めてやった方がいいんだ。
(329) moro 2018/05/27(Sun) 22時半頃
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僕は君の吐き出したい事を受け止めるだけの都合の良い奴でいい。 今更、取ってつけたように……
[ 心地の良い罪の共有>>1:226。 焦がれるように目を細めたのは一瞬。]*
助けるだなんて、口にするな。
(330) moro 2018/05/27(Sun) 22時半頃
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[ 自分が彼を拒絶してこの遣り取りは終わり。 マークにした事には、適当に理由を付けよう。 フェルゼでさえ辟易するするような嘘も自分なら笑って吐ける。
戸惑う眼差しは分かりやすい>>337。 これで決別しようと、口を開いた。]
(363) moro 2018/05/27(Sun) 23時頃
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