人狼議事


30 ─今夜、薔薇の木の下で。

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[精気も生気も吸い尽くされ、誰の目にもつかぬ非常階段の上でぐったりと横たわる。]

…べね……さ………
[荊棘の牢獄に囚われた魂は、喰い込む棘の痛みに苦しみながら、うわ言のように求める人の名を呼んだ。]


― ロビンの部屋 ―
[少年は、主の居なくなった部屋のベッドで昏々と眠り続ける。
身体には何の異状も無い。
まるで通常の睡眠のような、穏やかな呼吸が続いている。
だが――陽光が翳り、星が瞬き、再び朝日が昇っても――少年に、目覚めようとする気配は全くみられなかった]

/*
>ベネット
もしメモ伝達して頂けるなら、上記分だけお願いします。
メモが長々しくなるのも何なので、告知した後は履歴参照という形で結構です。


/*
>ベネット
というか、情景描写だけですので、発言にして頂くという手もあるように思います。ベネットの発言ptを削ってしまうのがちょっと難点ですが。

>墓組
ところで、墓下でもPL発言は無しですか? 情報に無いので悩んだのですが、とりあえず今だけ。尤も、だからってメモでのPL間会話OK,とかだと本末転倒なようにも感じますし。


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―夢・自室―
[お互いの唇の間。赤銀の橋が伝う。値踏みする視線すら蒼薔薇の毒に
 侵されきった躯には、じわんと熱を及ぼす。
 胸の既に起った突起を抓りあげられてさえ、痺れを走らせ。]

…ふぁ…あっ…ん……っ

[上がるのは悲鳴でなく黄色い嬌声。痛みの感覚は、もう消え去ってしまった
 これでは……。今度は冷たい歯が当たりぎりと噛まれる。
 やっと悦楽の中に、微かな痛みが蘇る。なのに口端から漏れるのは
 薔薇の吐息でしかなくて
 ――こうじゃなくて、これじゃなくて。罰して欲しいのに。
 求めるものは得られなくて――…。 
 ディーンのはがされた仮面それは確かに望んだ、自分だけのもの。
 壊し壊されるのは心。本当は…本当に望んだものは……。]

…あっ。

[手首が捩れてすら悲鳴が悲鳴にならず。もう快楽にしかならなくて
 蒼薔薇の毒を恨んだ。 これでは――…。]


―夢・自室―
[前日の夜、自分がロビンに取らせた姿勢を取らされて。
 同じように震える背中が強請るように腰を高くあげてしまう
 下肢を空気に晒され。ふるっと太腿から下肢に背中から脳髄まで
 電気が走るように撃たれて

 これで望みを叶えられるかと思った刹那。不意打ちのように
 優しく這う水音。その仕草はちりちりと頭を焦がす。]

…んぁ……

[酒の戯れの火遊びですらこんな風に丁寧に施されたことはない。
 大概、自分のアロマオイルを塗りこむのがお決まりだったから。 
 指先ではない感覚で攻められることに震え、怯えた。]


……ぐっ…あぁ…あぁ……っ

[喉を鳴らして襲い掛かられるように貫かれて、内壁を抉られて
 悲鳴は一瞬に嬌声へと変わってしまう。押し広げられひりつく感覚
 それ自体は幾度か味わっているだけに壊れそうにも壊れてくれなくて]

…もっ。もっと。強く…くぅ……っ

[幾度なく貫かれ。幾度もの小さな死を裡に感じなんと頭が白く
 遠くなっても未だ足りなくて。肩に感じる重み。
 獣のような咆哮と共に。呪いと毒が自分の肩からディーンの左眼へ
 途端に襲い掛かる衝撃。内側を白く染め上げて壊されていく……。]

[肩の蒼薔薇は涙に濡れて最後の花を誇らしげに咲かせ。
 僅かに取り戻した魂は。そっと涙を零す]


ああっ……

[ディーンの乾いた笑いがやけに遠くに耳から耳へと抜けてしまう様。
 自分も、相手も。躯だけでなく、心も壊し、壊されてしまった―…。

 望んだはず、望んだはずなのに。やっと自分だけが知るディーンを
 手に入れたと思ったのに―――…]


[ただ、欲しくて知りたかっただけ……。薔薇の呪いが、毒が狂わせて

  
 …―――いや、何処から、掛け金が間違ったのか―――…。


                       ―――わからない。]


[薔薇の毒を流そうとしても染み付いたそれは落ちることなく
 夜露のように涙は溢れて止まらず。]


…莫迦、野郎……。

[小さな呟きは、ディーンへとも自分へとも――…。
 壊し、壊されて。もう。此の儘。気は失われて―――……。*]


現実と夢の狭間を*彷徨って*


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[誰でもよかった。それは案外図星だったのかもしれない。
本当に大切なもの以外ならば誰だって。

行為などはただ、欲を満たす為の搾取で、
苦痛と屈辱しか与えないのだと、ずっと思い込んで居たから。
そう、この甘美なる悦楽を識るまでは。

茨の檻の中、夢に聞く声はあまりに遠く、
何も出来ぬ口惜しさに足掻いて、更に魂に食い込む棘。
慟哭も悲鳴も、今はもう届かない。]


――非常階段――()
[揺らぐロビンの傍らで、透明な少年は儚く微笑む]

――僕がもっと年嵩で。もっと身体も大きければ。
――そうだったら、どれだけでも君の願いを叶えてあげられただろうに。

[哀しげな視線をディーンに投げて嘆息した]

……彼は……或いは行為そのもの、としては、ロビンの希望を叶えてくれるかもしれない。
でも、それはあくまで仮初の慰めにしかならない、っていうことも、聰明な君のことだ。わかってるんだろ?


……彼には、その《衝動》がない、ということが。

[ロビンの方を向き、少年は目を閉じる]

それは個人の素質、ある種の運命みたいなものだ。
僕が君に牽かれた理由のように。
君が“それ”を求める理由のように。

――不合理なものだよね。いま、この時に、僕が彼だったなら。

[再びディーンに視線を投げる。込められた感情は羨望や嫉妬ではなく弔哀。短く嘆息した]

他のすべて、何もかもかなぐり捨てて君に向き合っただろうに。


――非常階段――()
……駄目なんだ。
足りないんだよ、ディーン。

君にはきっと――ロビンをすべて、抱え込むことはできない。

[凌虐の行為を始めようとするディーンに呟いて、情欲に火照るロビンの表情を見つめる。かすかに微笑んだ]

……でも、もしそれが一部分でも適うのなら。
僕はロビンのために祈っておくよ。
目覚めてからの空漠に苦しまないように。


瞼を閉ざし――やがて*姿を消した。*


いいよ



オレは蒼薔薇と死んでもいいんだ。



先輩が無事なら







いいんだ。

[見えた夢の画像に囁いて**]


/*しまった、《衝動》じゃなくて『強欲』っていっとくんだった!


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―医務室―

莫ー迦莫ー迦。 ……責任……取………や………れ。

[漏れる言葉は罵倒なのに。ふわりほわりと優しいものが溢れて]


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― 夢の中 ―

[意識を失って、
 でも見ているのは寮内の風景。


 それは、今だけではなくて、
 昔も多く含まれている。]


[そして、そこにはいくつもの〜if《モシモ》〜も散らばっていた。]



[それを第三者のような、そうでないような立場で、見ている。]


メモを貼った。


メモを貼った。


― 医務室 ―

[錯綜するさまざまの夢の一場面に足を踏み入れる。
 それは、同室者の優等生に罵声を浴びせかけるサイラスの姿。


 その顔は笑っているような泣いているような、
 まぁ、随分情けない顔だ。]

 ――……

[そこから見える茨の檻。
 その中には赤毛が見えた。]

 
 ――……見事に駄目人間ばかり  かな。


[欲見渡せば、駄目人間ではないトニーやユーリィもいたのだろう。
 だが、今見えたのはその二人で、苦笑を零す。]


夢の中で、煙草を吸う、仕草・・・・・・。


[それまでも一緒の寮で過ごしてきたはずのフィリップに、
 この夏、恋をした。

 それは、客観的に見れば、ばかのように映ったかもしれない。
 でも、それはそれで、よかった。

 忘れていたハーモニカを取り出して、
 それを吹いて、想って、




 そうとっても、幸せな心持ちでいられたのだから。]


[ただ、そんなだから、セシルがフィリップのことをよく知るわけがない。

 フィリップが「大事」にされることに孤独を覚え、「壊され」たい衝動があるなども、知るわけがない。






 だから、彼は自分の心に素直に、フィリップを「大事」にしたいと繰り返す。

 それが伝わらないものだとしても、
 いや、伝わって、それを拒絶されたとしても、
 彼はきっと、「大事」にしたいと思うことはやめられない。]






      ―――…なぜなら、彼は、イノセント《バカ》なのだから。





   


煙草の煙を吐き出す仕草。




[ふと、聴こえる。好きな人の問い。
 それに答えるのは容易い。]




      ――……フィル先輩が、欲しかったんだ。




   


[キスしたかった。好きだったから。
 でも、蒼薔薇に影に隠れて、それでもフィリップを見ていた時、
 フィリップが肉の悦びに悶えていた時、

 確かにそれから目が離せない自分もいて…。

 自分の中に芽生える欲望を蒼薔薇は引き出してあざ笑う。]


(フィリップはお前なんか好きじゃない。
 「大事」なんて口先だろう。)
(フィリップはお前なんか求めない。
 だから、お前はいなくなっていい。)


[セシルはいらない。蒼薔薇は身体を明け渡せと、今でも沈黙を守りながら訴えている。]


煙草をもみ消す仕草。


[蒼薔薇に笑う。]

(何、言ってるの?)

(先輩がオレを好きだとか、そうじゃないなんて、
 それは先輩の思うことで……。)

(オレはただ、好きなだけ。それだけ。)

(だから、先輩がオレがいなくなればいいって思うなら)

(そのままどこかにいくよ)

[そう言って、しまう。]






(くすり)


[蒼薔薇が笑う。
 蒼薔薇は、まだ、消えていない……むしろ……。*]




莫ー迦、莫ー迦。皆。莫迦、なんだよな。


[笑い顔とも泣き顔ともつかぬ、セシルが情けない顔と称した、
 まさに情けない状態で拳を一つ。中に放る]


…皆、莫迦になっちまえ……。


[今、一番殴りたいと思うのは言うまでもなく]


()
[興味深そうな表情で、ラルフの推測に聞き入った]

なるほど。呪いの源になっているのは今まで連綿と繰り返されてきた中庭での逢瀬、そこに渦巻いた情念か……。
面白い推論だね。
それなら、ルーカスや僕がさほど強い影響を受けずにいる訳も分かる。現に僕はロビンと身体を交わしたというのに、見た目上での変化は起きていないのだから。

きっと受け入れ易くなる原因――性向のようなものがあるんだろう。


()
……けれどもしそれが、愛と呼ばれるものの一変奏だったとしたら。

「そのきらめきは火のきらめき、最もはげしい炎。
 愛は大水も消すことができない、洪水がおぼれさせることもできない」

……どうすれば良いのだろうね。


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