人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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メモを貼った。


[私が連れてこられた一室は、皆がいた病棟の頃と変わらぬ装い
どうやら私は″模範的″に過ごしていたことと
脚の硬化が進んでいたことから、何もできないと思われているのだろう
部屋の扉は解放され、用意されていたのは車椅子

もう、私を見ている人も知っている人もいない
...は車椅子にゆっくりと乗り、車輪を動かして
部屋の扉を何とか開けて廊下へと繰り出す

部屋には鍵がかかっている部屋、誰もいない部屋
色んな部屋があった

苦痛の声、怨嗟の声も聞こえる]


ここ、は地獄?
それとも牢獄?


[でも、幸せそうに眠る桜の樹と一体化しそうになっている女の子の患者を見れば
もしかしたらここ、天国かもしれないとも思う
なんて不思議で、残酷で、美しい白亜の檻]

……誰か、いない……の……?

[声を出して、私は車椅子で廊下を進む

はた、と気づいた事
ナナオは、確か昨日連れて行かれたナナオは
居るであろう。ならばと

私はとりあえずは彼女を探そうと、廊下を――……*]


メモを貼った。


メモを貼った。


[――死んでいたかと、思った。
夢と現の境界があいまいになってきている。あと、どれくらい生きていられるだろうか――。]

・・・あ。

[眠りに落ちる直前、ペンを転がしてしまって――。
身体につけられた機具が邪魔だった。
固定されているせいで、ペンを取れない。
何て事だ。辺りを見回しても、ナースコールもない。
とはいえ、ペンを取ってほしい――。
なんて、コールをする気にはなれないけれど。]

・・・あ。
あー、あー。あ、か、とんぼ。

[少しだけ、声が戻ってきている。
喉は乾いているけれど――。
書けなくても、歌えるならばまだいける。

あたしは、まだ未完成の歌を歌いだした――。]


……?
誰か、だれか、いるの?

[廊下の向こうのドアから、声がする
聞いた事がある様な、声だけれど……でも何だか掠れている気もする
叫んだか、それとも喉が渇いているのか。原因はわからねど

車椅子の車輪を動かし、その部屋へと向かい]


う、た?
あなたは、だれ?


[私が隔離された部屋より何だか重厚な扉
力いっぱい押せば開きそうではあるけれど――……

扉越しに、私は歌の主に問いかけたのだった]


メモを貼った。


[声質が少し変わって、低くなってしまったようだ。
それは叫んでいたせいか、喉の乾きのせいか――ややハスキーな声は、老婆のようだ。
一気に歳をとってしまったような気がする――。]

――…。

[誰かの声に、あたしは歌を止める。

ああ、あたしはまだ幻にはなっていなかったのだろうか――。
なんて気分で、微笑んだ。]

ナナオ。
――あなたは、どなた?

[声の主は、重厚な扉の向こうのようだ。
たぶん、この部屋はあたしの毒を逃さないための檻だ。
――けれど。
このゴツゴツとした黒い小手のおかげで、部屋の中に毒が充満しているということはない。]


――”何なんだろうな、俺ら”
(そんな腑抜けた顔、見たかったわけじゃないんだよ)
 

[彼の意識が不鮮明だった。夢と現にたゆたう中で、鳶色の瞳が僅かに濡れているのがわかった]

(涙。どうして)

――『消えたくないの』
 啜り泣きが聞こえる。泡となって消えた、少女。
 彼にだけ打ち明けた、悲哀。悲嘆。後悔。未練。
 少女の顔が、青年や女性のものへと代わり、代わる。

ケイトの声が甦る。(
 諦めたくない。此処に居たい。キルロイの絵が見たい。諦めないメルヤが見たいと言った彼女。
 それは等しく、終わりが近づいているゆえの不安の吐露もあっただろう。
 彼女にとって、特別ではなかったから。今までメルヤに辛苦を残してきた人たちのように、本音を零した一面もあるのだろう。
 彼は、そう思う。
  それで良い。それで良かった。


 例えば。ヒナコがナナオを喪う時のように。
 例えば。キルロイがケイトを喪う時のように。

 自分が連れて行かれたことでの悲嘆など、少なくていい。心を、抉られるほどの痛みはないだろう、と。

――”観察者さんだから”(

 彼は、彼が意識していた、気づいていながら気づかぬ振り。踏み込まないことで誰かの特別にならずに済んだ、と彼自身は思っている。

 誰も悲しませたくなかったから、はやく忘れてくれればいい。


 微睡むような意識が、揺れる。


夢とわかっていながら起きられない時のような気持ち悪さが、ひたひたと押し寄せてくる――。


 不意に、夢の中で立っている彼の中から、小さな影が飛び出した。

――”ネイサン!”

 ぞくり、と背筋に悪寒が走った。
 飛び出した小さな影は色を成し、幼い少年の姿を映した。
 まだ、病院に来て一年も経ってない頃の、幼いメルヤが、ピエロの格好をした男に抱きつく。

『メルやん♪ メルやん♪』

 ぐらり、と世界が歪む。
 幼いメルヤは、ピエロの男に抱きついて、受け止めて貰っていた。嬉しそうに、懐く姿。ひどく懐かしい。ひどく狂おしい。過去の残像だ。

 気づけば彼の周囲には、様々な人がいた。
 本を読んでいたり、花に水をあげていたり、絵を描いていたり――様々な人が色んなことを、楽しそうにしている。
 連れて行かれた人達。すでにもう亡くなった人達。みんなが笑顔で、彼を呼ぶ。
 

 メルヤ。メルヤさん。メルヤくん。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。


皆が皆楽しそうにしている。まだ病気の進行がひどくない時の姿で、まだ各々が日々を楽しんでいた時の姿で彼を呼ぶ、嬉しそうに、幸せそうに呼ぶ。

 彼は此処が、夢の中なのか。幻覚症状が悪化したものなのかがわからなかった。
 前者であって欲しいと願いながら、目を奪われそうになる。


視線を避けても、そこにはまた、誰かがいた。

――…ナナオとヒナコとタルトが、楽しそうに中庭で遊んでいて、こちらに気づく。

 堪えきれずに、彼はその場に頽れた。どこからともなく案じるような声がする。シーシャや、キルロイの声のようだった。

 いつの間にか。幼いメルヤが彼の前に立っていた。何の憂いも不安も知らないといった、喜びに満ちた笑顔で。


”もういいじゃん。ぼくのできることはないんだよ
もう、誰も見守ることも見ていることもできないんだよ”

――…”もういいじゃない、なにを我慢するの?
     
《この世界でならみんな一緒に消えられるよ》


なんて――ひどく、甘い誘惑だ。


 幼いメルヤが今度は、オスカーとはしゃいでいる。まだ瞳に感情を残している頃のユリに、桃の花を渡している。
 ケイトはいつの間にか、キルロイの隣に立っていて。

――”ねえ。気づいてたじゃない。幻が幸せにみちてること。
 もう、それに浸っても誰にもめいわくにならないよ!”

”だから、ほら。素直になろうよ、ぼく
        も う 諦 め た ん だ か ら"

 そう、彼は諦観している。彼の望みはみんな一緒に消えること。そんな未来のない望みを諦めるために、退廃と諦観を選んだのは彼自身。
 ここで、幻に呑まれても誰に迷惑がかかるわけではない。幸せに満ちた世界は、憧憬や懐かしさや慕わしさを思い起こさせる。
 
 彼は疲弊していた。幻を見続けて3年が経つ。辛い現実を直視したいという言葉は本当だが、他に誰もいないなら何を見ていればいいのだろうか?
 諦めることしかもう、道がないような気がしている。
彼が望んでそうしたように、彼の中には何も残っていない。


約束も、後悔も――。


 不意に甦る姿があった。
 どこか気怠そうな姿に、彼は怪訝そうになる。彼の幻は、在りし日の中でもみんなが一番幸せそうな頃を映し出していたからだ。


――『“そろそろ”が、良い。』

 その場所だけ冷え切っているような、気がした。冬の夜空の真下のように。
 心の中で悪態をつく。自分と彼とどちらともへ投げつける。

『お前まで“落させて”くれるなよ。』
(その言葉にも、本心が混ざっていたような気がする。ただ、諦めの色が強いだけで)

 踏み込まずに、気づかない振り。それに勘付いていながら、ずかずかと人の中に入って来る。呆れたような嘆息は、誰に対してのものだったか。

”もう、どうにもならないよ? あいつだって忘れるんだ。知るもんか”
 幼いメルヤが、手を伸ばす。彼の内から飛び出した、この幼い姿をしたメルヤは、メルヤ自身の心の一部で本心の欠片。

「そうだね。そうかもしれない。」
 目を細めた。幼い自分に対して、手を伸ばす。自分より幾分か小さな手を握った。

「でもね。僕は――僕の”諦め”なんかより、誰かの望みの方が大事だよ。


今のとこ君のいうとこのあいつの望み、が僕の中にあるんだよ」


『でも、やだな。
あんたから「はじめまして」なんて聞くのは。』

 その言葉は、彼が先にいなくなって果たされるようなものではない。大人振ってるその厚い面の皮の下。消えたいと、望むその裏には。

どこかで誰かの痕になりたい、特別でありたい。
と願っているようだと、思った。本当のことはわからない。踏み込みきれなかった彼にはわからない。

 だけど、それが彼の”未練”となっている。最後の最後。酷く引きづるようなものを残しやがって。恨みがましくそう思う。

”素直じゃないね。おとなって。”

 幼いメルヤは、ふて腐れたような顔を浮かべる。――次いで、大人を小馬鹿にするような小癪な笑顔を自分に向けた。

”それがなにかわかんなくても、キライより大好きな気持ちが大きいって言えば良かったのにさ”

 幼いメルヤが、抱きついてきた。自分の内に戻るように。


 同時に周囲の幻が消えていく――。


―隔離区域―

……死んでも言うか、そんなこと。

[幼い自分に向けて罵倒の声をあげて、彼は意識を緩やかに浮上させた。
白い壁。白い天井。窓はない。冷蔵庫もない。サイドテーブル置かれているのは、どこかで見たノート。
シーシャから貰ったノートを、持ってきてくれたようだ。

ひどい倦怠感が、彼の全身を包んでいた。かすかに金属質の音が鳴る。手錠を嵌められていると気づいたのは、この後だった。**]


――!ナナオ?
私、わたしよケイトリンよ。
貴女、無事だったのね……!

[その声に、...はぱっと顔をあげる
開けなきゃ、この扉
――どうやら隔離病棟は各部屋への施錠はされていないらしい
だから...に残された筋力で何とか扉を開ける事が出来た]

ヒナコも、心配してたの……
貴女を、探してっ……!!!

[私が扉を何とか開ければそこには、拘束具で手を覆われた彼女がいた
小手に覆われた、異様な姿
女の子なのに。なんで。こんなこと

彼女を拘束した者たちへの怒りをそのままに
...は車椅子を動かし、ゆっくり彼女に近寄りその小手に触れた]


ナナオ、ななお。
だいじょう、ぶ?

[自室には目覚めて以降帰っていなかった
そろそろ荷物が届くだろうか――でもとりあえず、は
私は、目の前の彼女の手が拘束された姿に、
息をのんでいた]


[再びの目覚めは最悪だった。
頭痛とも目眩ともしれぬものが、間断なく押し寄せる。

まだ鱗の生えてない右手首に注射の痕。おそらくは、筋弛緩剤系の何かを投与されているのだろう。
手首には手錠がされており、両足も鎖を長めで拘束されている。体を横にして、動かす。

普段通りとは言えないが、十分に歩くことは出来そうだった。
ふらついた足取りで扉の前まで辿り着く。ドアノブを回せば鍵は掛かってなかった。]


……なるほど

[気怠い体を叱咤しつつ、ひとりぼやく。
彼が模範的であろうとしたのを、病院関係者は鵜呑みにしてくれたようだ。
薬の投与や手錠は、肉体的には健康な彼を警戒しての措置といったところか。

廊下には簡単に出られるようだ。頭痛と目眩が同時にして、足取りはやや覚束ない。
倒れている間に鱗が増えたようだが、どこがどうとは確認する気が起きなかった。
左半身の背中は、おそらく覆い尽くされているような感触がある。

包帯は、まき直されていない。]


[廊下は前の病棟よりも広いだろうか。開放されたままの部屋があれば、彼がいた部屋よりも厳重な部屋もある。

狂おしげな声が、聞こえる。耳を劈くような声は、彼には少し有り難かった。
幻聴を消し飛ばすような、辛苦の声は、彼の見る甘やかな幻を一時的にも打ち消すかのようだった。
一歩。進む事に金属が擦れる鎖の音も、現実を見せ付けるのに役立っているとも言える。

彼は自分が思うよりもずっと現実主義で、理性が強い。
逆にその強い理性が、冒していく病に呑まれずに苦しませる要因となっているとも言える。]


喜びに満ちた幻に意志すべてを委ねられたら、苦痛など無くある側面に置いては幸せになれたのかもしれない――。


――…それでも。常ならず、彼を呼ぶ幻聴に耳を傾けない。名前を呼ばれて振り返りそうになるのを必死で堪えて、現実に足を踏み留めながら廊下を当て処もなく歩んだ

じゃらり。彼の四肢の自由を奪おうとする鎖の音が耳朶に響く*]


ケイトリンさん。
…大丈夫?無理しちゃ…、だめ、だよ。

[扉を開けようとするケイトリンさんの方が、心配になって。
ここにいると言うことは、ケイトリンさんこそ悪化してしまったのではないか…と想い至り。
ナナオも身体を起こそうとするけれど――固定をされていて無理のようだ。]

――なんだか、久しぶりだね。

[部屋に入るケイトリンさんの様子とは裏腹に、ナナオは穏やかに――。
と言うよりは、枯れた花みたいに静かに微笑んだ。
生気が抜けている。]


[手錠をされたまま、当て処もなく歩く。ナナオとユリが、まだどこかにいるだろうか。
 薬の副作用で動く足取りは鈍く、鎖の音は重々しい。

幻聴がずっと、メルヤの頭に木霊する。
『メルヤ』と呼ぶその声が、誰のものかは判別出来ない。どこか懐かしく、どこか聞き覚えのない声がする。

少なくとも一番頻繁に見る、ピエロの男ではない。彼はメルヤのことを『メルやん♪ メルやん♪』と呼んでいた。その愛称はどうかと思う。

ふと、過ぎる。彼のすべてのはじまりを形成したとも言うべき、ピエロの格好をした男。

本当に一体どこから取り出したのか。一輪車に乗りながらジャグリングをしている。廊下の真ん中を歩いていたので、メルヤの周りでぐるぐる旋回している。

『マジック♪ マジック♪』

愉快な男はいつだって愉快だ。幻だが真実こうであった。そう思う余裕が彼にできてきた。

リノリウムの床は、スリッパ越しでも冷たい*]


…そっか、ヒナちゃんが。

[そして、困ったように眉を寄せる。
大丈夫?――と聞かれたことには、頷かなかった。]

…約束。

ヒナちゃんとの約束が、まだ、あるから――。
あたしは、まだ生きてるよ。

[だから――、まだ、大丈夫だって。
悪あがきをして、かろうじて死んでないよ――。
そんな、風前の灯火のような――微笑みだった。]

…ケイトリンさんこそ。
ここにいて。
だいじょうぶ?

[その微笑むを携えたまま――。
ナナオは、静かに訊ねた。]


無理なんてしてないわ

[身体より、約束を守れなかった事
其れに今、貴女のその声を聞く事の方がよっぽど心が痛いの
綺麗な声だったのに。何があったのかしら]

……ええ、久しぶり、かな
貴女が、私が隔離されてそんなに時はたってないのにね
ナナオ、貴女に何があったの?

[元気はつらつとしていた、輝いていた貴女
中庭で皆と歌っていた姿
ヒナコと笑い合っていた姿

その姿が褪せる程に、貴女の顔には生気が見られない]


メモを貼った。


――これのせいなの?

[...は車いすを動かし彼女に近づけば固定している拘束具
そして小手に静かに触れる

きしり、と関節の音が自棄に響くだろう]

コレを外せば、″貴女は元通り″になる?
ねぇ、ナナオ

[困った様に眉寄せる姿に...は無表情だが心配げな色を映した瞳で見つめる
大丈夫という言葉に頷かないことに、...は気付いていた]


……生きながら。死んでるみたいに見える
ナナオ、貴女に、なにが、なにが……

[嗚呼言葉に詰まる
静かに尋ねる言葉に...は小さな声で]

私は症状が悪化したから連れてこられたの
もう直ぐ荷物も私の部屋に届くでしょうね

[告げる声は平坦ではあるものの、悲哀が滲む]


[ふと立ち止まったのは聞き覚えのある声がした。
の声。彼は何時だって、誰かの声に耳を傾けていた。

弱々しい声と、悲哀まじりの声は、幻でないと断言できる。彼の幻覚は、ただひたすらに喜びに満ちているものだったから。]

…この声、まさか。

[怠い体を叱咤して、足早に近づく。開かれたままの扉の向こうで、見知った二人を見た。]

ナナオ…!
 それに…ケイト?

君まで、いたのか。

[動揺が僅かに声に混じったのは、せめてケイトの時間を伸ばそうと思っていたのもあった。叶わぬことかもしれない、と思っていた。
歯噛みするような思いで、二人を見つめる。手錠と、足首の鎖の音が嫌に響いた。]


メモを貼った。


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