人狼議事


109 Soul River

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【人】 奏者 セシル

[ピアノから離れたヒューの背。
 セピア色のテラスへと消えていく。

 幻でも良い。
 偽善でも良い。

 幸を願うのは文明化した人間の。
 ある意味で、本能にも近しいから。
 後は、その幸せの形がそれぞれに違うだけで。

 彼がオーボエを構える。
 弦から指を離した]

(2) 2013/01/11(Fri) 01時半頃

[まだ、物心つく前のことだ。]

「ヒューバートは、ピアノじゃなくてそっちが良いのね。同じ名前を付けたのに、……彼じゃないのだから仕方がないか」

[母親が、俺に買い与えたおもちゃのピアノ。
押せば音が鳴るものが好きで、最初は確かに飛びついた。

俺の名前は母親の命の恩人からとったものらしい。
部下だと、言っていた。
ただでさえ酷い傷だったのに、国に戻る寸前で、母の盾になったのだと。
退役する母親と、怪我のためにやめざるを得なくなった兵士。
詳しくは語られない母の言葉に、もう少ししてから俺は聞いた。

好きだったのかと。

母は、信頼する兵士だったとだけ、答えた。]


[母を守った後、彼は、ヒューバート・リドリーという兵士は、ほんの少しの時間をおいて、国に帰ることなく死んだのだと、聞いた。


その短い時間に、彼がどんな思いを抱いたのか、「俺」は覚えていた。

まるで見た夢を忘れるように、年を重ねるごとに忘れてしまったけれど。

ただ、もう覚えていないけれど。]

「本当に、物を叩くのが好きなんだから」

[買ってくれたおもちゃのピアノは物置にしまわれた。代わりに、手近な棒で色んな物を叩いて回った。]


【人】 奏者 セシル

[窓越しのコバルト。
 空の色を映す、水の色。
 好きだと言った空の青。
 彼が旅立つ川から見えるよう、願う。

 また気配が館の中から消える。
 やがて、元の色に戻った空。
 歌声]

 行った、みたいだね。

(4) 2013/01/11(Fri) 02時頃

 なんか、俺が代わりにいっぱい叩きたい感じ。
 誰の代わりか、わかんないけどさ

[6歳の誕生日、ジュニアスクールに入る前、祖父母からプレゼントをもらった。
ドラムセット一式。

ピアノを買ってもらったときと同じくらい、*嬉しかったんだ*]


【人】 奏者 セシル

[ハープから手を離し、差し伸べる]

 大丈夫。
 僕は此処にいるよ。

[上体を屈め彼の頬に両手を当てた。
 額同士を触れ合わせ。
 間近で覗き込む、薄墨色]

 ちゃんと、いる。
 ほら。

(5) 2013/01/11(Fri) 02時頃

【人】 奏者 セシル

 イアンも……?
 そ、っか。

[一気に二人、また寂しくなる。
 人が増える方の気配はなくて。
 階下の弾き語りが辛うじてまだ、
 他者の存在を感じさせてくれた]

 もう少し。

[こうしていようか。
 重なった手に微笑む。
 幽かな風がカーテンを揺らした。

 左手を頬から離し、無理な姿勢にならぬよう。
 床に膝を落としながら。
 抱き締めるように頬と頬を引っ付ける。

 嗚呼、まるで生きているみたい。
 ゆるり瞼を閉じて70BPMに耳を*傾けた*]

(7) 2013/01/11(Fri) 02時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/11(Fri) 02時半頃


[3つ下の妹が、おもちゃのピアノに飽きた頃、母親は一台のピアノを持ってきた。
古びたアップ・ライトピアノ。
貰ってきたと言うそのピアノは、これまでに何人の弾き手がいたのか、塗装も所々禿げていて。

大事に使われていたのが判るくらいには、音は綺麗なままだった。]

「お兄ちゃんにはドラムがあるでしょ?」

[妹に一度だけ、と言って鍵盤に触れる。
不思議と、指先が馴染む気がした。
運ばれて見ることのなかったピアノの裏。そこに俺の名前が書かれているのを知らない。]



[なぜだか判らないけど、知っているんだ。

「ただいま」

そう、思ってしまった。
もう、あの記憶はないのに。

ヒューバート・リドリーが亡くなって、10年が経ったその日のこと**]


メモを貼った。


奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/11(Fri) 22時半頃


【人】 奏者 セシル

[近さが、心地良い。
 くすぐったさも、それが傍にいる証と思えば。

 階下の声を真似てか、呟かれるフレーズ。
 ゆるり、薄墨色を開いた]

 選曲、気に入ってもらえたみたい。

[嬉しそうに囁く。
 預けられた体重、口を開いた。
 ゆるり目を開けて耳を傾ける]

 何度も、此処に、って。
 何度も、死に掛けて生き返った、って事?
 それとも。
 死んで、また生まれ変わって、でもそれを覚えてて?

[そんなケースもあるのかと、少し驚きの声]

(18) 2013/01/11(Fri) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[階下から聞こえるメロディが変わる。
 今度は賑やかな。
 街角で歌うアコーディオンのよう]

 人のいるところ、か。
 色んな人に囲まれて、弾いてたのかな、きっと。
 何だか、すごく似合ってる気がする。

[テッドの音から見えるもの。
 きっとそれは、此処とは全く違う
 賑やかな景色なのだろうかと思いを馳せた。

 深呼吸をするように、ぎゅっと一つ抱き締めて。
 息を吐くように身を離した。
 二人で床に座り込んで。
 肩を貸すように隣に寄り添う]

(19) 2013/01/11(Fri) 23時頃

[俺は、近所の人にも「父親に似ている」と言われている。
俺自身、父さんの若い頃の写真を見て、そう思う。


初めて、母親に紅茶を淹れたときのことだった。]

「……淹れ方、誰かに習った?」

[意外そうな表情で、その紅茶を口に運ぶ。
その母親に、]

 違うよ、ママの真似。

[そう言ったけれど、蒸らす時間や茶葉の量は、違っていた気もする。]


【人】 奏者 セシル

 君にもそう思ってもらえたなら。
 嬉しい。

[自然と笑みを湛えるのは。
 忘れかけていた、自分の演奏を聴いて
 それが少しでも誰かに感じてもらえる事。
 此処に来てから、少し思い出した]

 それは、すごいね……。
 何度も生まれて、音楽を好きになって。
 ……でもその度に、色んな事、あったんだろうね。
 あまり話せなかった、けど。

 イアンも、今度は幸せになれたら。
 良いな。

[彼がどのような形で現実に還ったかは、判らない。
 だが、新たにまた得たチャンス。
 今度こそ、掴めれば良いと、思った]

(23) 2013/01/11(Fri) 23時半頃

「髪の色は一緒だけど、時々ね、父さんより似ていると思うときがあるの。

紅茶の味が、一緒。表情の癖も似ているわ」

[言われて、瞬いた。
誰に似ているのかは、もう聞かなくてもわかっていた。

母親が「彼」の話をするときは、いつも表情が優しくなる。
毎年、命日には墓に参って、花を添えて。

少し、羨ましい。

そう言ったら、来年は一緒に行こうかと言われた。]


【人】 奏者 セシル

[華やかに、活気付いた、そんな音。
 合間にヘクターの叩く拍子も聞こえるだろうか?

 彼がまだ心の中で燻らせているものは、知らず。
 優しいと言われる事を自覚できていないまま]

 吹いたら。
 彼らも還っちゃう事になる、から。
 でも、もしできるなら。

 一緒に音楽をしながら、別れる事も。
 悪くはない、のかもしれないね。
 勿論、還る心の準備ができてたらの事だけど。

[オーボエを構える様子に小さく笑う]

 下、行ってみようか。
 どうせなら、近くで聞きたいし。
 また、ミルクティ。
 淹れてあげようかなって、思ってたんだ。

(24) 2013/01/11(Fri) 23時半頃

[妹が寝静まってから、ピアノを弾いた。
もちろん弾けなくて、たまに触って鍵盤を少し叩いてみるだけの、小さな時間。

ドラムと両方やりたいと言ったら、笑われたけれど結局許してもらった。

いつか、大きくなったら。
 大人になったら。
  今度は、今度は――――?]

 待って、母さん、今行く!

[今日は「彼」に会いに行く初めての、*日*]


メモを貼った。


奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/11(Fri) 23時半頃


【人】 奏者 セシル

[うん、と頷く。
 未練、空に、川に、融けて流れてしまったら。
 何もかも捨てたものではないはず]

 ヘクター、最初にヒューと合わせた時、聞こえてた。
 今もテッドがこうやって弾いてるなら。
 多分、一緒にいると思うけど。

[ヘクターが消えた事を告げた時、
 すぐさま飛び出して行ったテッドの事。
 さっきまでの音楽も、今、駆けていく旋律も。
 ヘクターのために弾いている、気がして]

(28) 2013/01/12(Sat) 00時頃

【人】 奏者 セシル

 ありがとう。
 足、気を付けて。

[差し出された手、微笑む。
 重みを駆け過ぎないよう、手を取って。
 立ち上がると、ハープを人撫でしてから階下へ。
 音の主達を見付けたら。
 自分はミルクティーを其処に運んで来ようと。
 一旦、キッチンへ向かうのだった。

 戻ってくる時には、甘い香りとティーセットが*一緒*]

(29) 2013/01/12(Sat) 00時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 00時頃


───。

[扉を閉めた。
廊下を歩き出して暫く、不意にそれは訪れる。

背中にひたと、何かの触れるような感触。
少しばかり、掌に似た柔らかさ。
押し出されるような、つきはなされるような]



[向こう側に、繰り返す記憶。
こちら側には、次の何か。震えている。
楽器そのものの振動のようだ。

身体に伝わって、鈍い痛みの上に、
ひとしずく、ふたしずく、滴り落ちてくる──コバルトブルー]

…、は

[吐き出した息は渇いていて、
口元は幾らか引きつってもいた。
また戻れと──言うのだろうか]


やめろ

[震える。
掌にコバルトブルー]

やめてくれ

[掌から、喉から、溢れ出す。
滴り落ちて、染め上げて]



また繰り返すくらいなら、いっそ

[流体。
溢れて、塗れて、手を伸ばして


───消失する]



[溺れる]
[海に]
[音に]

[記憶の奔流]
 





[誰にも怯えることの無い孤独を、俺にくれないか]

[言えなかった、ことば]


メモを貼った。


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