人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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[どうやら、階段の下でまた少し寝入っていたらしい。
―――気を失った、というべきかもしれないが。

なんとか起き上がり、中庭に出ようとした。
ふら、と壁に何度もぶつかり、右腕の包帯が解けていく。
これはまずい、と自室に戻ることを考えたが、階段を上ることがどうしても出来なくて、手近なベットを、と考えた結果、医務室に辿り着く]


[ベッドの下に伸びた包帯もそのままに、
ベッドにもぐりこめば、そのまま目を閉じた。

夢に、落ちていく。

薔薇の香りが滲む、夢がやってくる**]


メモを貼った。


メモを貼った。


[もしも、心が聞こえていたなら。
 もしも、この口が動いたなら。
 どんな言葉を返したろう。

 苦痛を伴う行為をされ、辱められた。
 否、くちづけを求め衣服を脱がされただけでも怒りと恐怖で拒絶するものも少なくないというのに、笑み浮かべ眠っているのだから、奇異に映ってもおかしくない。

 ただ、それでもこの身は、満たされていた。]


[手を伸ばしたかった。求められたかった。
 欲望のままに貪り、けれど甘やかに寄り添いたかった。

 だからこれでいいのだと。
 これが、いいのだと。
 言ったのかもしれない。
 言わずに笑い誤魔化すだけだったかもしれない。

 揺るがないのは、モリス・レーヴェンは甘美な幸福の中にいたことだけだ。
 それがたとえ、薔薇の魅せる夢だったとしても*]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―東屋―

───。

[去っていくフェルゼの背を追いかけはしなかった。
少し、なんだか疲れた気持ちになってピアノの椅子に腰かける。
腹が減っていると、神経がささくれくれやすいと聞いたことがあるのを何気なく思い出して食べ始めるのはもうすっかり冷えてしまったレーズンパン。
暖かい時のほうが勿論うまいけれど、冷えてもあの先輩の作るパンは旨い]

(72) 2018/05/21(Mon) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[言いたいこと>>173なら山ほどあった。
今更どうやって自由になれ>>174というんだろう。
短いとは言わないけど長くもないこの人生の半分以上は母親の感情に沿って生きてきたのに。
そんな風に>>175謝られたら、自分がどうしていいのかわからなくなる。

別に、奪われたなんて思っちゃいなかった。
父親がいないことがさみしいと思ったこともある。
母親をあんな風にした感情を怖いと思ったこともあった。
音楽を、演奏家になるのをやめようと思ったのも自分の意思だ。
彼に謝られるべきことなんて、何一つない]

(73) 2018/05/21(Mon) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[だから、思うのだ。
何が、君なら大丈夫>>56なのか。
オスカーの言う事なんてやっぱりあてにならないと思う。
黙々と、パンを口に運びながら考える。
反芻して、考えて、それから]

(74) 2018/05/21(Mon) 22時頃

【人】 本屋 ベネット


…。
…俺が、間違えただけか。

[最後の欠片を食べながら、気付く。
優しくしてやれ>>54と言われたのに、できなかった。

それだけのこと。
何で出来なかったんだろう。
ささくれだった、この気持ちをどう表現したらあっていたのか]

(75) 2018/05/21(Mon) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[解らない。
解らないけど、疲れたときに腹が満たされたら、体が欲しがるのは睡眠欲だけっていうのは解っている*]

(76) 2018/05/21(Mon) 22時頃

ベネットは、イアンにこの感情の事を相談したら教えてもらえるだろうかと、寝入りに思う

2018/05/21(Mon) 22時頃


[眠るモリスには、誰の声も届かない。
 届かないけれど、突然の笑い声に驚いたかのように、夢の淵がふるえる。

 夢の中、手回しのオルゴールがゆっくりと回るように、辿々しいメロディが流れた。]


ベネットは、ユージンが卒業する前に向日葵の種をもらえるかと、満たされた食い意地ものぞく。

2018/05/21(Mon) 22時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 22時頃


[

  Sento un affetto Pien di desir,
    Ch'ora è diletto, Ch'ora è martir.

  Gelo e poi sento L'alma avvampar,
    E in un momento Torno a gelar.

                       ]


[

  Voi che sapete Che cosa è amor,
    Donne vedete S'io l'ho nel cor.

                       ]


【人】 本屋 ベネット

―東屋―

…流石に変じゃね?

[くぁ、と、緊張感のない欠伸ひとつ。
パンを食べて、腹が満たされてそれからそのまま寝てしまったことは覚えている。
ピアノよ済まないついつい枕にしてしまった。
けれど、体感ではかなり長い時間眠っていたように思うのだが、何がどうして、窓の外にかかる月影。
腕時計なんてする主義ではないので、もしかして朝と昼と夕方に自分が起きないまま寝ていたのではないかとすら思う。
休日はのんびり目覚ましをかけずに眠る贅沢とはまた違う気がした]

(80) 2018/05/21(Mon) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[明けない夜。
それは何が理由なんだろう。
建付けの悪い窓の隙間から忍び込んでくる花の香りは感情を豊かにはするけれど、腹は満たさない。
チョコレートを食べてもよかったが、かといってそういう気分でもない]

…。

[古ぼけたピアノの蓋をなぞる。
少し躊躇ってから押し開けて、紅薔薇みたいな色のフェルトをまくる。
すっかり飴色になった鍵盤は、自分が音楽をやめると決めたときからそう色が変わっているわけでもない]

(81) 2018/05/21(Mon) 22時頃

 ― 医務室 ―

[いつもより上等なスプリング。
静寂に満ちた、けれど誰かを感じる白い部屋。

薔薇の香り。
覚えていない夢を辿って、
床にのびた包帯の先を目で追った]


【人】 本屋 ベネット

[少し爪の伸びた指先が、飴色を押し込む。
C。
懐かしい音だ。
やめると言ったくせに、自分の指先が音を鳴らせることにほっとする。

もう一つ押し込む。
C。
先ほどよりもはっきりとした音が東屋の屋根を震わせて明けない空に伸びた]

(82) 2018/05/21(Mon) 22時頃

[包帯を拾い上げる。
適当に腕に巻き付けて、留めるものを探そうと見渡して]

 ………あ

[さっき感じた誰かの気配。
ベッドに眠るモリスの姿を、見つめた。

熱が出ているのかもしれない。
何故ここにいるのだろう、とか
大丈夫だろうか、とかそういうんじゃなくて、
彼を見て、咄嗟に考えたのは]

 先輩は、  何が好きなんだろ……


まだ、夢の中にいるのかもしれない


メモを貼った。


[手の力が緩み、包帯がまた床に伸びる。
左手では拾い上げることも上手くいかない。
不器用な指先は、包帯をつかみ損ねる]

 あ、 やべ

[左手だから、だけじゃない。
滲む涙を拭って、見られていないか、とモリスの方を見やるけど、
起きる様子がなければ、それは寂しさに変わる]


【人】 本屋 ベネット

…。

[夜が明けないなら。
明日が来ないなら。
全てはIFだ。
仮定の現状、未来。

それでも、少しだけ感情が甘えてしまう。
弱気になっているのだろうか。
それとも]

(93) 2018/05/21(Mon) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[深く、深く、息を吐く。
ため息と呼ぶには大きくて、仰々しい。
それでも]

────。

[躊躇いが長く続いた後、両の手が飴色の上に乗る。
小さな子供用のおもちゃのピアノで最初に弾けるようになった曲だ、その始まりの楽譜の一音も忘れるはずがない]

(94) 2018/05/21(Mon) 22時半頃

[小さな呟きをこの耳が捉えられたのなら、どうしただろう。
 一度はっとしたような顔になって、少しの間のあとシャツの胸元きゅっと握って、眉を下げた情けない笑顔を俯いて隠して、考えたことなかったなと溜息をつくかもしれない。

 それから改めて、好きなものを考えたろう。
 考えたことがないのは本当だった。思い浮かぶのは食堂にある珈琲のクッキーだとか、フェルゼと紅茶を飲む時間だとか、即物的なものばかりで苦笑したに違いない。]


【人】 本屋 ベネット

[ーCC GG AA G FF EE DD Cー

月の眩しい夜だから、少しくらい。
隠れた星に思いを馳せても許されるだろうかと]

(95) 2018/05/21(Mon) 22時半頃

[けれど、夢は醒めず。
 後輩に寂しさを与えていることも知らずに、夢に囚われたまま。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 23時頃


メモを貼った。


 ― 春の思い出 ―

[そういえば、―――モリスは覚えているだろうか。
あれは、入学式の日だったか。
新生活への高揚感なんて、この学校ではわずかなもの。
ただの、新入生じゃない。
自分以外ではほとんど出来上がってるコミュニティへの参入だ。
明るく振舞うことに疲れて、中庭の隅。
俯きがちに歩いている時、何かを見つけて拾い上げた。

小さな木彫りの意匠。
可愛らしい、と普段思うことのない表現が頭に浮かんだ。
それから誰が拾ったのだろう、と見渡して――]


[辿る思い出は、薔薇の香りに覆い隠される。
不器用ながら留めた包帯をシーツにもぐりこませた。

静寂に満ちた、けれど誰かを感じる白い部屋。
誰か、が一人なら。
それはただの寂しさであって疎外感ではない。
だから、大丈夫。

喉が渇いていたけれど、抗えない眠気に、夢に落ちていく]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[一日休むと、取り戻すのに三日。
一週間休めば、一か月
ひと月休めば、三か月。
自分の遅れを取り戻すのにはそれだけの時間がかかる。
だから続けなくてはならないのだと言われた過去が懐かしい。

弾きだしてから12回旋律は変化する。
4分の1を超えたところで指が思うように動かないジレンマが滲んだ。
以前よりも伸びた爪が飴色の上で細かい撥音を沿える。
縺れて、音が飛んで、それでも]

(122) 2018/05/22(Tue) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

(──知ってる)

[解っている。
どんなにうまく弾けなくても、続けてきたのは自分がそうしたかったからだ。
人のせいになんて、本当はしたくなかった。
自分が思っているよりも、ずっと好きだということを認めるのが怖かった。
母親の姿を見ているから、余計に怖かった。
それでも、ピアノは歌う。
言葉にするよりもずっと、簡単に。
”かあさん、あのね”。

変奏が終盤に進むにつれて音は強調されていく。
治まらない感情が膨れ上がるのに似ている。

その音が、誰か>>112に届いているなんて知りもしない**]

(125) 2018/05/22(Tue) 00時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 00時半頃


――春の日に――

[続く夢は霞んで、とある一日の出来事をぼんやりとリフレインする。
 今から辿って一月もしない頃の話だ。
 鳥の羽が小さな珠を抱くような細工をひとつ、中庭に落とした。
 小さな不運だった。手が滑って、風が吹いて。
 いつも通り執着などないはずで、このまま捨て置くことも考えたが、何故だかその日は拾いに行こうと思って、庭で彼に出会った。
 あの頃は名前も知らず、どころか顔を合わせるのすら数えるほどでしかなくて、呼びかけることも出来ずに一度、おろ、と戸惑って。]

――欲しいなら、あげるよ。

[そんなふうに、きっと的はずれなことを言ったんだったか*]


[すぐ傍で眠りに落ちた誰かが、その相手と知るすべはない。
 ない、けれど、或いは。
 夢の中ならば、薔薇がいたずらに邂逅を許すやも、しれず――**]


メモを貼った。


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