183 Starlight kingdom
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ッ……ええい、貴様だけは赦すまじ!!!!
[>>0:256聞かれていた。
そうして戻ってきたカミジャーの頭に乗せられた >>0:258不釣り合いなネル帽子を見て]
お前さんの頭ははて、 帽子で隠しきれない程の夢いっぱいじゃのう。
[腕を組み、やれやれと言った顔で笑ったのだった**]
(2) 2014/07/06(Sun) 01時頃
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― ナナコロキャッスル・南門広場 ―
ようやっと来たか、待ちくたびれたわい。
[>>#0テラスから見えるは、我が国の王。 帽子のつばを持ち上げ、手を広げる姿を見やる。
そして降り注ぐは、星屑の魔法≪スターダスト・マジック≫]
――――――全力で、遊んでやろうじゃないか。
祭りっちゅうのは、派手に、楽しく騒ぐもんじゃ。
[皆がそうするように、 自身もアトラクションへと指示を出す、が―――……]
(14) 2014/07/06(Sun) 01時半頃
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…………王様め、粋な事をしてくれよるわ。
[気配感じるは、アトラクションの者だけではない。
聞いた事はあった。 星祭りの夜には、夢と夢が“繋がる”事があるのだと。 それが、王様の力によるものだとは噂に聞く程度だったが]
まあ、おれにとっては好都合じゃがのう。
[このジジイは、楽しい事が大好きだ。 甘いものよりも大好きだ。]
(15) 2014/07/06(Sun) 01時半頃
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ガーディは、深紅のマントを翻し、アトラクションへと帰っていく**
2014/07/06(Sun) 02時頃
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― 回想:星祭り前のウェスタン・ザ・シティ ―
………ミルクでも貰おうかのう。
[とある日のウェスタン・ザ・シティにて。 毎度のようにミルクを注文しつつ ちびちびやっていた少年の耳に、ある情報が舞い込む。
>>0:170>>0:172トトカルチョを嗜む男達の “今年もクリスマスが賭け金100倍だ”という話。]
ほう、………?
[少年の存在に気付いた男達は、それから声を潜めたが 聞こえてしまったものはしょうがない。]
(75) 2014/07/06(Sun) 18時頃
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― 現在:アトラクションへ駆ける ―
♪――――
[鼻唄で唄うは、元作品の主題歌。 が、目の前から現れるゴミ箱達が ガシャンガシャンと囀り、唄を遮る]
来おったな、ゴミ箱共―――…… 《キャスト》をゴミと間違えるなぞ ッ
[とん、と地を蹴るとマントと共に 少年の身体はばさりと舞い上がり――――]
(76) 2014/07/06(Sun) 18時頃
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言語道断・絶許ノ助じゃ!!!
[身体を一回転させた後 両足で華麗にゴミ箱の蓋目掛けて着地]
[ ガァ ン ☆ ]
[その口が開かぬように、 何度も蓋の上で足踏みする度、きらきらと星が散る。]
(77) 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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[しゅうう、と煙が出てゴミ箱一体は気絶したものの またすぐに現れるゴミ箱共に肩を竦める。]
全く、次から次へと……
[振り返った先、広場の噴水がある。 くるりと指先を動かすと、噴水の水が巻き上がり 生き物のようにゴミ箱達の口目掛けてボッシュート。]
これで少しは大人しくなるじゃろ。
[水を大量に飲み込んで動けなくなったゴミ箱を余所に 少年はアトラクションへと帰っていくのだった。]
(78) 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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― マジックナイト・ミラージュ前 ―
さあ、祭りじゃ――――……
その真の姿を、皆に見せつけてやれ!!!
[アトラクションの前で、少年は腕を広げ 夢と希望の力を、全力でもって注ぎ込もう。
ライトアップの光にも劣らぬ光が 少年の身体からアトラクションへ纏わり付いたと思えば]
(79) 2014/07/06(Sun) 19時頃
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[ ――――――ゴ ゴ ゴ ゴ ォ ゥ ]
[地響きは地区全域に伝わり。 ドーム型をしたアトラクションは 客達に見せるモノではなく《キャスト》を迎える為に 外側に向けて展開していくのだ――――……]
[カタンカタンカタン] [パタンパタンパタン]
飛び出せ、夢よ。 煌け、星よ。
[ギギギィィィイイ―――――……]
(80) 2014/07/06(Sun) 19時頃
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一夜の幻想を、魔法の力で彩ってやれ!!!
『 『 『 『 『 マジックナイト・ミラージュ 』 』 』 』 』
[アトラクションに関わる者全員が、声を合わせ高らかに叫ぶ。
するとより一層、夢と希望の力は増し 夜空を突き抜ける程の光に包まれ――――……]
(81) 2014/07/06(Sun) 19時頃
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[しゅぅうぅぅ……]
[光が落ち付き、アトラクションが見えるようになった頃。
こうして、舞台のようなシアター内が 外側に向けて構えるような形になった。
客席の椅子は折りたたまれたが 飛び乗れば強制的に、トランポリンのように跳ねる。
だが、調子に乗って跳ねていると、スクリーン内から 星が《キャスト》目掛けて飛んで来るだろう。]
(82) 2014/07/06(Sun) 19時頃
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………さて、誰か来るかのう。
[スクリーンの下、つまり舞台上にて 腕を組んでいたが……ぐうと腹が鳴り
もっしゃもっしゃとポップコーンを食べる。
余裕などではない、単に小腹が空いたというだけの話だ**]
(83) 2014/07/06(Sun) 19時半頃
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ガーディは、ネルの気配を近場に感じたような気がした。
2014/07/06(Sun) 19時半頃
ガーディは、ゾーイやクリスマスまで此方に向かっていると気付くにはまだかかるか。
2014/07/06(Sun) 22時頃
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― マジックナイト・ミラージュ ―
『 ♪―――――煌く夜を越えて、逢いに行くよ 』
『 ♪―――――嗚呼、貴方とならば、何処へでも 』
[聞こえ来るは、主人公とヒロインの歌声。 ミュージカルのように舞台に響く。
暗い暗い夜空を映し出していたスクリーンは 歌声に合わせて星がひとつ、ふたつと輝きを見せる。]
(118) 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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おう、ネル!
お前さんも面白い姿になっとるが 楽しんでくれとるようで何よりじゃあ!!
[>>115跳ねる3頭身の姿を視界に捉え 大きく此方も手を振り返すが――――]
『 ♪―――――さあ、夜空に手を伸ばしてご覧 あの輝く星を掴もう―――― 』
[主人公の歌声が響く。徐々に大きくなっていく。 すると、スクリーンから大小さまざまな“星”が浮き上がり 客席向けて、無差別に飛んでいく――――!!]
(122) 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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おおっと、千客万来じゃの。
[星が煌きながら、客席に降り注ぐ一方で >>123娘二人――おっともう一人はババアか――が アトラクションへとやって来る姿が見えた。]
お前さんらも遊んでいくか?
[嬢ちゃんの方は脱落させる訳にはいかないが アトラクション自体の仕掛けなら大丈夫だろうと高を括る]
(129) 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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お前さんらは“ただの客”じゃあないからのう!
[>>125客に見せるは3Dの迫力。 だが、キャストに見せるは実物の大迫力だ。]
そっちの嬢ちゃんとババアも気を付ける事じゃな! 一度こっちに来りゃぁ、ほぼ空中戦は免れん!
[>>132降りられないと慌てふためく姿。 それは此方側に来ていない二人の目にも入るだろう。]
(136) 2014/07/06(Sun) 23時頃
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[―――――きらん]
[その時、スクリーンから出でる星の一つに 少年は目を止め―――――]
そぉれ、もうひとつサービスじゃあ――――……ッ!!!
[客席を狙う星々は無差別だが 少年が得意とする魔法は“無機物を動かす”もの。 力を封じられて尚、これだけは正しく使う事が出来る。
つまり―――――――]
(141) 2014/07/06(Sun) 23時頃
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[巨大な金平糖の星が、ネルを弾き飛ばさんと襲いかかる!]
(143) 2014/07/06(Sun) 23時頃
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――――――おおッ!?
[>>140すごい、すごいぞ嬢ちゃん。 襲い来る星達が氷塊によって打ち落とされている! さては、今までその実力を温存していたわけじゃな!?
……とそんな具合に、 偶然を実力と思い込んでしまった少年だが 氷の花が散らばる様には、身を低くして回避する。]
―――――ッ、……
[氷塊は僅か頬を掠めたが、このくらいならば]
(149) 2014/07/06(Sun) 23時頃
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――――――……来たなカミジャー……
[>>142宿敵の声がすれば、にやり笑う]
お前に食わすのは、星より
敗退を悔いる涙がお似合いじゃあ―――――!!
[少年は、ヒロインに向けて指示を出す。 すれば美しい歌声が響き渡り――――]
(157) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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『 ♪――――――……これは何? 何故、私の頬を伝うの?
あの人の事は諦めると、そう決めた筈なのに―――― 』
(158) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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―――――そおれ、涙の海を泳ぐがいいぞ
[スクリーンが、星空からヒロインの泣き顔に変わる。 零れ落ちる涙は勿論、スクリーンから出で――――
客席を巻き込む大洪水になる!!]
(160) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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だあああああ、おれの一張羅がぁぁあッ!!!!
[――――それはネルが吹き飛ぶ前。 >>144ネルによって描かれたテニスラケットによって 打ち返された星は、少年の身を裂き、マントを裂いた。]
ぐ、……おれの星を“打ち返した”のは お前が初めてじゃあ………褒めてやるわい。
[だがしかし、巨大な金平糖はネルにヒット。 何処へ飛ばされるかは、風と運次第なのであろう。]
(161) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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ゴホっ、……危ない。ババアも仕掛けてきよったか。
もっと色のある攻撃をせんか! だからロリババアなんて呼ばれるんじゃぁ!
[>>154乱射により、舞い散る花粉。 吸い込まぬようにハットを深く被るも
寸での所で出した洪水によって、大半は流されたようだ。
もし直撃していたら、 くしゃみやら鼻水やらでとんでも無い事になっていた。]
(163) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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[バ――――――ッ……]
…………来るか?
[>>165ばしゃばしゃと此方に泳いでくるカミジャーを見て 舞台に立つ少年は、マントを払った。
そのマントには、先程ネルに付けられた傷は“付いていない” しかし、それにカミジャーが気付けるか否か。]
(169) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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――――――仕方がない、……!
[味方をする者が泳げないとあっては話が別。 客席の大洪水は次第に収まっていくだろう。]
(172) 2014/07/07(Mon) 00時頃
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カミジャー。
[>>171目の前に迫らんとする牙。 しかし少年は何処か冷静に言葉を紡ぐのだ。]
何故このアトラクションが“マジックナイト・ミラージュ” と云う名が付いているか、知っておるか?
―――――――それはな、………
[噛みちぎろうとした筈のマントは透け 触れる事が出来ない!何故ならば―――――]
(176) 2014/07/07(Mon) 00時頃
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残像《幻想》を生み出すからじゃぁ――――!!!
[が、実の所は後付けだ。 これは今年から導入した新しい策なのだから。
少年の姿は、何体にも分身しどれが本物かは分かるまい。 …………分身と本物の違いに気付かなければの話だが。]
(178) 2014/07/07(Mon) 00時頃
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自分で言ってて悲しくならんのか、それ!!
[>>179凹凸は確かになかろう。 そりゃそうだ、そう思えば此方にも非があった。]
迎えてばかりも何じゃからの、 今度はおれがそっちに出向こう。
[>>183疲れた様子を見せる嬢ちゃんが居れば これ以上アトラクションを展開する事はないだろう。]
(187) 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[>>182本物のマントは、先程ネルによって破かれている。 それに気付かれてしまえば正体見えたりだったが
―――――そんな事はなかったぜ!!!]
はっはっは! そんな事じゃおれは捉えられんぞ……ッ!
[カミジャーがカミジャーで居てくれたお陰で 助かったのは少年の方だ。
だが、それで気を緩める少年ではなく――――]
(195) 2014/07/07(Mon) 00時半頃
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