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……そうですね。
早く決着を付けなければ、本当に大変な事になってしまう。
真の目的は……面と向かって話さなければ、わかりませんね。
ハッセ、――……師団長と、
[その名を出す時には、言い澱んだ。信頼していた同僚を挙げるからという理由も、当然あったが、それだけではなく――先程証言した時と同じに、得体の知れない引っ掛かりを覚えたからだった。男自身が今その理由を導き出す事は出来なかったが]
……そして、多分にいるだろう共犯者が……
一体何を考えているのか。
やんちゃなジャーヴィス師団長。
……にこやかなハミルトン師団長のようですね。
[要するに想像が難しい、奇異な光景だと。
首を緩く横に振り]
いえ、そのような……
殿下のお手を煩わすわけにはいきませんよ。
今は不足はありませんから、大丈夫です。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
ええ。全く、そのようには見えませんでした。
改めて、話をしなければいけませんね。……
[喉元を押さえ、一瞬だけ複雑な表情を浮かべたが、首を横に振って思考を頭の隅に押しやった]
城を? それは、確かにやんちゃですね。
わかりました、秘密にしておきます。
……殿下達が幼かった頃というと、随分懐かしく感じますよ。
[瞬きつつも、やはり頷いて答えてから。ふと、思い出すように言った。男は丁度、皇子達が生まれた頃に士官学校に入った。晴れて軍人になってからも、第1師団についていたサイモンなどと比べれば、皇子達と接する機会は少なかったが]
そういうわけでは……
……殿下がそう仰るのなら……
[拗ねてみせる皇子を見ると、控え目に応じ]
そうですね。
……本当に、健やかに大きくなられて何よりです。
[目を細めて笑み、感慨深げに言う。赤子がすっかり大人になる、二十年余りという歳月。長いようにも短いようにも感じられた]
ロールケーキ、ですか。
では、それをお願いします。
楽しみにさせて頂きますね。
[微笑んだまま、そう答え]
――帰り道、お気を付けて。
[丁重に礼をして、近衛兵と共に去っていくランドルフを見送った。その後は、体を寝台の上にて倒し、天井を見上げていた。色々な事を、思い浮かぶままに*考えながら*]
メモを貼った。
メモを貼った。
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【人】 保安技師 ナユタ 僕が居たらやりずらいでしょう。 (36) 2011/03/26(Sat) 18時半頃 |
【人】 保安技師 ナユタ[俯いた顔を上げると退室の挨拶もそこそこに会議室を飛び出す。 (43) 2011/03/26(Sat) 19時半頃 |
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【人】 保安技師 ナユタ たぶん、今は会えないんじゃないかな。 (60) 2011/03/26(Sat) 21時半頃 |
【人】 保安技師 ナユタ "話す"とは少し違う感覚ですけど…。 (70) 2011/03/26(Sat) 22時頃 |
[連れて来られたのはとある一室。
此処まで連れてきた兵は、縛っていた縄を解いた後に
部屋の鍵を確り閉めて去って行った。]
…さて。
[周囲を見渡すと、少々手狭な個室が幾つか集まった大部屋…といった所か。
しかし幾ら監禁とは言え縄を解かれたのには、逆に訝しく思ったものだが
成る程、部屋を良く見ると結界の応用とは直ぐに理解出来る。
此処では己の能力も殆ど使えないらしい。…元より使う心算は無いが。]
――暫くは此処で待機、って事かな。
[この大部屋の中ならば、自由にしても良いと言うことか。
そう判断して色々見て回ってみると、一通りは揃っている。
立場を鑑みてか、私生活に支障無い程度は保障されている様だった。]
…痛っつ…、
[ぴりと奔る痛み。手首に残る縄の後に指を添える。
嗚呼、随分と赤く残ってしまった…と眉を寄せた。
正直言うならば、多少の加減ぐらいはしてくれても、と思わなくはないが]
――まぁ、言える立場じゃ無いか。
[自分のしでかした事の重要さは理解している心算だ。
…其れを後悔している訳ではないけれども。
餞別だと、去り際にディーンから寄越された手袋は上着のポケットの中だ。
連れて来られる前に身体検査は勿論の事受けたのだが、
特に問題無いとして所持をそのまま許可されていた。
其れは有難いと、思う。
預かりモノを、失くす訳には流石にいかない。]
――…、拘束部屋って事は
アークライト師団長殿もいらっしゃるのかな。
[個室自体は幾つか見て回って、何処も凡そ同じようなものだとは把握した。
が、流石に全部は見ていない故、見かけることは無かったが。
…平然と彼の拘束に賛同した身としては、些か顔を合わせ辛いが此れも自業自得だ。
ちなみに此処に来るまでは視界も塞がれていたので
一体この大部屋がどこに位置するかまでは把握してない。
万が一の脱走を防ぐためなのだろうとの想定は着いたが。
…勿論、まさか救護室の隣とは予想もしていなかった。]
メモを貼った。
メモを貼った。
― 救護室 ―
ええ、そのようです。
このまま増える事がなければ良いのですが……
[ゲイルが襲われたという事実は、男もやはり知らなかった。サイモンの反応に、其方を見やる。声色を作りベッドを寄せるランドルフの様子を見ては、やれやれ、というように小さく肩を竦めて笑い]
有難う御座います。
頂いても宜しいですか? ……
――美味しいです。
[確認してから、皿に載せられたロールケーキを一つ取り、口に運ぶ。ふ、と微笑して率直な感想を述べた。それから、拘束に関して尋ねられると]
はい、アークライト師団長が……
[思い出すように答える。彼が容疑者として拘束されたまでは知っていた。容疑者を入れるための部屋の場所は、大体はわかっていたが――此処の部屋だ、というような詳細までは知らなかった。
その内部の見取りも。
――この救護室のすぐ隣に、それがあるという事も]
……詳しくは、尋ねてみなければわかりません。
申し訳ありません。
[それは丁度、サイラスが拘束室に連れて来られる頃の事だった。何か、というランドルフの呟きに頷く。少し前から、足音が、気配が感じられていた。壁の鉄格子を覗く様を見て、立ち上がり、其方へと歩み寄る。
万が一鉄格子越しに何かあったら、という思考が過ぎって]
【人】 保安技師 ナユタ[蒼灰の目に、ゲイルの腕を飛んできたペンがかするのが映る。] (117) 2011/03/26(Sat) 23時半頃 |
[周囲へと視線を巡らせて――ふと、目についた鉄格子から
がしりと捕まれた手を見て取る。]
……っ、…!?
は、…?
[びくり、と。…不本意ながらマジビビりした。
いや、この部屋の位置を知らなければ、隣室が何かも知らないが――
…どんな部屋にせよ、鉄格子を握る手が伸ばされる事態普通じゃない。
どうなってる。]
[ランドルフから少し離れたところに立ち、念のために、いつでも動き出せるようにと構えていた。誰かの声が聞こえたように思ったが、気のせいとも思える程度で、勿論誰だなどとはわからずに。戻ってきたランドルフの報告を聞き]
……
[沈黙の後]
……え?
[思わず、間の抜けた声が出た。あまりに予想外な内容だった。一瞬、冗談か何かかとすら思った]
シェルベリ師団長が?
其方の部屋にいたのですか?
[困惑を浮かべる。問い掛ける言葉は、低くも通る声を持った男の事、隣室にもはっきりと届いたかもしれず]
――、ランドルフ皇子殿 下…?
[覗いた顔に、翠が見開く。
…皇子が鉄格子向こうから覗くのは、流石に想定範囲外だ。
目が合ってもそのまま、そうして消えていくのを惚けて見つめたまま。
…いやいや、本当にココは何処だ。何故拘束室を覗いていらっしゃるのか。
そもそも皇子殿下は禊の儀を行っている筈では。
――ぐるぐると解答の無い思考を巡らせている内、]
…バーナー師団長?
[緩やかに、翠を瞬く。
すると、あの向こうは救護室と言うこと、だろうか。
――まぁ、そうなれば確かに皇子殿下がいらっしゃるのも合点が行…
いや、そうでもなかった。腑に落ちない部分が多すぎだ。]
……、ええー…。
[拘束室の隣が救護室って、どうなんだ。]
……、はぁ。
確かに、シェルベリですが。
――皇子、何故にその様な所に。
[よじ登ったのか。
窓越しから聞こえるサイラスか、との問いには
肯定――とまではいかない。家名を名乗るだけに留めた。]
そうですね。
…俺の認識が間違っていないなら、拘束されている筈、ですよ。
[救護室の隣ともなると、
…少々、自信が無くなってしまったが。]
いえ、殿下を疑いなどしませんが……
[そもそも今そのような嘘を吐いてもどうにもならない。故に本当なのだと思うしかなかった。それでも確認は、及び様子見はしておくべきだろうと、壁際に寄り、向こうを覗き込んで]
……シェルベリ師団長。……
[其処にある姿に、改めて瞬いた。ランドルフに頷く。当惑という意味では、此方もあちらも同じようだった。サイラスが隣室にいる理由は、恐らくランドルフが尋ねたそれ――拘束されたという事――なのだろうと推測出来た。本人の返答によって確信も出来た、が]
……まさか、すぐ隣にとは……
思いませんでした。
[鉄格子から少しく下がりつつ、素直な感想を零した]
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