226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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[――疲れた。
指先一つ、ピクリとも動かない。
眼だけ動くのが奇跡なのかもしれない。
今が何時なのか、窓もなければ分からない。
一先ず眠りについて――また起きられるだろうか?
次に眼が覚めた時に、再挑戦だ――。
まだ、やることがあるんだ――死んでたまるか――**。]
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── 朝・病室 ──
……ふぁ。
[窓から差し込む光に目が覚めた。
見上げたのは白い天井。 無機質な電灯。
記憶をたどれば亜麻色の髪の少女と話したその後がない。
どうやらまた眠ってしまっていたようだ。
いつもの習慣で目の前に伸ばした手は大きく変わった様子がないから、そこまで無茶な忘却はしていないはずだ。
枕元のマーガレットにお早うとあいさつをして、病室を抜けだした。]
(73) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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[──廊下を歩けば、ナースや医師の顔が少しばかり硬い。 こういう日はだいたい、病が悪化した誰かが“どこか”へ行ってしまった日だと知っている。
知っている誰かなのか知らない誰かなのか、そこまで知ることはできないけれど。]
[どこかに行ってしまっただろう記憶を補おうと図書室に向かう。 その途中で悲しげな顔をしたヒナコと、図書室で時折見かける少女が何事か話し込んでいるのが見えた。
──きっと、彼女らの知り合いがいなくなったのだろう。 そんな気がする。
悲しげな顔をした少女達をそっと迂回して、図書室から本を2、3冊持ち出して中庭へ向かった。]
(83) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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[いつもの場所を目指して中庭に降りようとしていると、ちょうど黒羽の青年と鉢合わせた。 名前はどうにも思い出せないが、時折見かけたことくらいは覚えている。]
──おや、おはよう。
[向こうにいるタルトに声を掛けているのは見て取れたが、そのまま横を通り過ぎるのも悪い。 儀礼的に声を掛けた。]
(85) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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あああああああっっ!!!!
うああああああああああ!!!!
……っ。
[――眼が、覚めた。
目覚まし時計は、じぶんの喉から出てくる叫び声。
良かった――。
まだ、生きてた。
微かに残る意識の最中、あたしは生き汚くそう思った。
知らない間に息が切れていて――喉から下は痛い痛い苦しい辛いと訴えてくる。]
……はぁ、すぅ、はぁ。
[ゆっくりと――まずは息を整えよう。
――記憶に残るリズムに合わせて。
そう、あの人が刻んでくれた――。]
"何らかの突然変異を引き起こしている――?"
"まるで――、化け物じゃないか。"
[遠い記憶に、そんな言葉を話す誰かの姿がある。]
……っ。
[誰のことか?
あたしは目覚めて、同じことを思ったよ――。
あたしのことだ。
まるで化け物みたいじゃないか――ってさ。]
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[黒い瞳が瞬く様子>>89を見て、彼とはしばらく会っていないのだろうと憶測する。 そして、“爺ちゃん”と呼ばれるからにはある程度話したことがあるのだろうと言うことも。]
あぁ、どこかに行ってしまった記憶にテコ入れでもしてやろうと思ってね。 私が今まで消えないでいられるのも、昔蓄えた知識のおかげだろうし。
[答えて、ちょっと抱えた本を揺らしてみせる。
逃げだしてしまう記憶が知識と同じものなのかは判らない。 それでも、何度も貸し出し記録のある本の内容を全く覚えていないことがよくあるのだから、ある程度は歯止めになっていると思っていいのだろうとオスカーは思っている。]
(99) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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[息を整えるのに、力を使う。
時間をかけて――そう、ゆっくりと。
落ち着くんだ、あたしの身体。
――微かに、動けた。
そうだ。
さっき、声も出せていたじゃないか――。
ゆっくりと、そろりと腕を動かして――。]
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[あいさつをしてくれるタルトの楽しそうなようすには微笑んで返して。 ピクニックの話>>89を聞けば、たちまち悪戯っぽい笑みを浮かべる。]
やぁ、ピクニックとは素敵だ。
[ひょいと片眉を上げて、本を投げ出すしぐさをしてみせる。 そして、ちょっと背伸びをして、耳打ちするように囁く。]
──皆してこっそり逃避行としゃれ込むかい? 後で折檻部屋にくくりつけられて、皆で泣いて謝るまでが遠足、ってやつだよ。
[そんなことを言ってくすくすと笑った。]
(100) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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オスカーは、キルロイは、木にくくりつけられて泣いたことはあるかい?
2015/06/09(Tue) 22時半頃
[――なんだ、これ。
あたしの腕があった所には、代わりに別のナニカが生えていた。
それは文字通りに毒々しい――紫色の腕のような何か。
前から、指先は紫色だったけれど――それが腕まで広がったらしい。
あたしはそれを見て――笑うしかなかった。
あはは。冗談きついよ。
レベルでも上がっちゃったの?
――なんて、現実には唇の端が微かにピクリと動いただけだけど。]
[あたしをも殺す毒に、必死に耐えようとして――。
いきようとして――。
――にんげんをやめそうになっている?
なんだか、そんな気がした――。]
あ…あああ。
ああ……。
お…え…い…う…。
[また、意識が遠退きそうだ――。
――化け物――。
どこからか聴こえる声――。
せんせーの声?
……それが、トレイルの声に聴こえる気がして――。
悪夢の開幕だった。]
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──ふふ、昔はよく母親に折檻されたものさ。 [悪さも折檻も内容自体はさっぱり覚えていないのに、ひどいことをやらかして折檻されたという結果だけは覚えているものだ。
おっかないなんていう男の答え>>108におやおやと肩をすくめて、私は悪ガキだったからねなんて悪さ自慢をしてみせた。]
[少しだけ間の開いた言葉の間>>109、ちらりと泳ぐ視線に浮かぶのは、叶わぬ望みへの諦念なのか憧憬なのか。
多かれ少なかれ、ここにいる患者達は、ここから出ることなど叶わぬだろうと知っているのだ。]
(121) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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そうだね、皆してこっそり脱出してしまおう。
[冗談半分にそう言って。]
ふふ、折檻はね。 怖ーいナースに布団でぐるぐる巻きにされたり、あまつさえ木に吊されたりしてしまうことだよ。 怖いだろう?
[小さく声を上げるタルト>>114には、大まじめにそんなことを言う。 怖いぞー、なんて手をわしゃわしゃさせてからかった。]
(122) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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[それからキルロイの>>109一緒がいい人、の言葉に相好を崩す。]
──いい人がいるなら、そうだな。 手に手を取って駆け落ちするのもいいかも知れないね。 じじいが応援してあげよう。 誘っておいで誘っておいで。
[叶わぬと判っていながらも、そんなことを言ってけしかけて。 目を上げるとこちらに手を振ってくるメルヤがいた>>110から、手を挙げて応えたことだろう。
場を辞するキルロイにはしっかりやれよなんて背中を叩くふりをして、歩き出す彼を見送った*]
(123) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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[メルヤが歩いて行こうとする青年を呼び止める>>113。 昨日とは違い、どことなく暗い雰囲気や秘密めいた手招き>>117に感じるのはあまりよくない予感。
そのまま話し込む彼らを見遣り、ちらちらとこちらに向けられる視線に、行き違ったスタッフ達の表情と同じものを見て取って。]
──ねえ、タルト。 タルトは仲のよかった子とか、いるのかい?
[彼女の頭の上に持って行った手を止めて、聞いてみた。]
(132) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[──彼女はどう答えたか。
彼女を見つめるうち、硬い顔をしたメルヤが近寄ってくる>>130。]
メルヤもおはよう──だいたい判るけれど……もしかして?
[うなずきながら朝の挨拶を返し、記憶に問題はないと示す。 そして途中からは声を潜め、視線でちらりタルトを指して問う。
──“彼女の知り合いが?”]
(138) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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──そうかい。 皆、元気にしているといいね。
[驚いた顔>>140を取りなすように、頭の上をさまよわせたままの手でもう一度彼女の頭を撫でようとする。
幼子の小さな世界で離別を経験するのは、世界の何割かを持って行かれるような気分だろう。
──そう。 離別も死も子どもらに取っては常態ではないのだ。
出逢いが貴重で輝きに満ちている分、失ったときの悲しみは重い。 そのことを思って目を伏せる]
(146) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[だから問いかけにうなずくメルヤ>>141の仕草には胸が痛んだ。]
──そうかい。
[それだけ答えて、タルトの前にしゃがみ込むメルヤの姿を見守る。 少女の頭に載せていた手を、細い背中を支えるように置いて*]
(147) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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…タルト。
[メルヤの言葉>>143を聞いて少女が絵本を取り落とす>>167。 それを拾おうとしゃがみこむ小さな背中が揺れる。
もたれ掛かってくる背中を受け止めて、けれど彼女の発作がどうすれば止まるのかは解らない。 覚えていないのか最初から知らないのか。 対処の仕方が解らないのは同じこと。]
タルト、大丈夫だよ。 もう会えないのは悲しいけれど、きっと別の病院で治療法が見つかったんだろう。 ね、彼女が良くなることをお祈りしよう?
[苦しげに揺れる背中を撫でて、言い聞かせるように言う。 嘘でも安心させる方が大事だろうとわずかな笑みを頬に張り付かせ、幼い顔を覗き込む。
喘息の発作なら吸引する薬があるはずだけど。 そんなものでここにこんな子供が送られることはない。 だからたぶん、彼女の病はこれなのだ──なにか、日常でよくあることで引き起こされる押さえようのない発作。]
(169) 2015/06/10(Wed) 07時半頃
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[すがるような目で幼子はこちらを見上げてくる。 苦しげな息の下、必死に腕をあげて頬を叩くような仕草>>168。 『…って』、と。 何かを指示するような言葉は乱れた息のせいで聞こえない。
わかったのは彼女が解決方法を持っているだろうということ。 一文節の短い単語だということ。 仕草からみて、どこかへ行けだの医者を呼べだの、そういう類いのものではないこと。]
タルト、どうしたらいい? 薬があるの? 私が何かすればいい? 背中を撫でれば少しは楽になる?
[青年には解決方法を知らないか、と目で問うた。]
(172) 2015/06/10(Wed) 07時半頃
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[上げた視線の先には場違いでもあるような、ぎこちない青年の笑顔>>171。 唇を読めば『笑え』と。 そんな奇妙な指示があった。
なんだか解らないが、私が笑えばそれてなんとかなるものだろうか? だいたい笑えったっていろいろあるぞと思いながら、それでも昔取った杵柄だ。]
──タルト、じいちゃんが今から面白いものを見せてあげよう。 寂しいときには笑えばいいって言うけれど、笑うのにもいろんな種類があるって知ってた?
──では始めます。 一番、怪人の高笑い、
[そう聞いて、唐突に。 笑いだけで構成された百面相を演じはじめる*]
(173) 2015/06/10(Wed) 08時頃
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[記憶はどこかに消えてしまっても、身についた行動というのは意外と消えないものらしい。 思いつくままに役名を言って、それに合わせて十数秒の演技をする。 お金がないころに自分でも端役としてフィルムに出るためにしていたそんな演技練習は、今でも割合健在だった。
何の前触れもなくやり出したら確実に気でも触れたかと思われかねないそれは、青年のツボにはまったらしい。 違う、と言いながら笑い出した青年>>174に目で君が言ったことだろうと訴えて、なぜかやたらと鼻を狙ってくる少女>>180をブロックしたりブロックに失敗したりしながらひとしきり笑ってやった*]
(234) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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タルト、危ないから人の顔を狙ったら駄目だよ。 万が一目に入ったら危ないからね。
[どうやら少女の発作は治まったよう>>180。 それを確認すると、ちょっとまじめな顔を作って彼女の額をつつく。
……赤くなった鼻で何を言ってもいまひとつ締まらないだろうけれど、一応言っておかないと、というのは老爺心(そんな言葉があるかどうかは知らないが)というものだ。]
(235) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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……おや、メルヤは手品ができるのか。すごいな。
[落ち着いたあと、ようやく笑いを引っ込めたメルヤが少女に向けて手品を披露する>>181 鮮やかな手技にちょっと目を丸くして、ひらひらと舞う紙吹雪を見つめた。]
(236) 2015/06/10(Wed) 21時半頃
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[そうこうしていると、キルロイが再び中庭に姿を見せる>>212。]
や、キルロイはご苦労様。
[メルヤに小さな包みとバナナを手渡し、ベンチに弁当を置くキルロイを労って、その隣にいる少女に気付く。]
──ええと、よく図書室で見かけるお嬢さんだね。 貴女と話したことはあったかな?
[キルロイの様子と立ち位置から、彼女がキルロイの言っていた“いい人”なのだろうと見て取って。 ぺこりと頭を下げる彼女>>217にも声を掛けた。]
(253) 2015/06/10(Wed) 22時頃
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[――眼が覚めているのか、それともここは悪夢の続きか。
見慣れない病室にあたしはいる。
あたしの腕には黒い小手のようなものが取りつけられていた。]
なん・・・だろ・・・。
[少しだけ喋れるようになっている。
そして、腕を動かしてみると――。]
・・・。
[これは――。
せんせーがあたしにくれたペンと、同じ材質で出来たものだろう。
あたしは、そんなに寝ていた?
いや、これは――事前に用意していたものを取り付けたのだろう。
何の為に?治療用?
・・・最初からこうなることを、予想されていた?]
[しかし――激しい痛みや苦しみは、少し引いていた。
身体はダルいし、軋むような痛みはある。
それでも――大分、マシになっていた。
死ぬ――と、思っていた。
そこからすれば、多少は回復したと思える。]
・・・ん。
[手を伸ばせば――、ペンとノートを手に取れた。
この黒くてごつごつとした小手は、ちゃんと動かせる。
妙な管が小手や身体に沢山ついている。
点滴とか――だけでは、無さそうだけれど。
あたしはノートに何かを書きだした。
――次、あれが来たらもう耐えきれない。
時間が無いのだ。
動けるなら、動けるうちに――。
これをせんせーが届けてくれるかは、分からないけれど。
その為にあるとしか、思えなくて――。]
[――タイトルは、君の瞳に花咲く日。]
・・・。
[あたしが、この歌へ籠める想いは少し変わっていた。
覚えているよ――とは、もう歌えなくなっていた。
きっと、その前にあたしは――。
でも。
――この歌を、ヒナちゃんや、もしタルトちゃんが歌うなら。
憶えて、いて欲しいと――。
あたしの分も、憶えておいて欲しいと。
それも籠めて――。――詩を作る。
トレイルや、病院のみんなのことへの想い――。
悪くない人生だったな、と穏やかに想う。
書きながら、あたしは微笑んでいた。]
[ヒナちゃんが歌うパートの部分は、白紙にしてあった。
どんな歌なのか、音程とかも違うページに注釈をつけてみる。
それは、ナナオなりの書き方だったけれど――。
子守唄が書かれたページを見れば、意味は分かりやすいかもしれない。]
・・・。
[こうして、書き記していると――。
今は、夢の中にいるのか。
起きているのか。分からない。
ひどい悪夢を見ていた気がする。
――目覚めることが出来たのは、まだ生きようとしていたからだろうか。]
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