人狼議事


194 花籠遊里

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許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 12時半頃


─中庭─

[花弁を揺らすのは冷たい風か、翅か。
蝶に向けて囁いたのは遠回しな伝え方。

異国の言葉を東洋の人間が訳したものであったが、背筋を滑るのは霧雨よりも冷たい一筋。

吐く息は空気を揺らし、濡れた睫毛は何処か動きが拙いもの。

過るのは手折られた花と翅を失った蝶。幾度となく耳にした御伽噺の結末。

それでも、重なり合った手のひらと言葉があるのならば。

そっと、──霞みのように淡く藤は笑う。]


[蝶の囁きにに応えるのはくすりと漏れる声。

ひとつ。 踵を上げた。
ふたつ。 つま先は地に濡れる。
そうしてみっつ。 「貴方」の手を強く、握り返す。]

──…。

[風が後ろ髪を撫でる。
それでも青年は、花籠を一度も振り返ることなく足を動かす。

吐く息は乱れたもの。軈ては重なり深い深い森の奥へと。

引かれるまま、つられるまま。
花弁を散らして人の子は蝋燭も月の灯りもない木の陰へと進んで行った。]


─館から森 ─

[足元から奏でられるは、朽ちて地に伏した梢や枝の音。
名を呼ばれれば、口元を緩めて寄り添うように後を着いていく。

どれほど歩いただろうか。
身に纏っていた着物は鵐に濡れ、色を変えている。
それは傍に佇む青年も同じように雨をその身に受けていた。
不安が無かった訳ではない。
ざくりと音を立てるは二つ分の足。
それでも時折手のひらを強く握りしめては見えぬ陰に怯えたように唇を噛み締めただろう。

揺れる声で彼の名を呼ぶこともあっただろう。
けれど与えられる励ましの言葉に、何とか鉢から落ちた枯れかけの花は足を動かすことが出来た。

「痛くはありません。」
「疲れていません。」
「ええ、きっと大丈夫。…きっと。」

まるで言い聞かせるように彼の紡ぐ台詞を返していく。花びらは一枚、一枚と跡を残すことなく夜露に溶ける。]


……ん。

[輪郭を辿りながら囁く歌は人の子が紡ぐもの。
聞いたことのない『花籠物語』
その先に待つものは光か闇か、それは分からなくとも。]

…幸せに、……きっと。

[酔ったように滲ませた双眸を向けては胸へとゆっくり染み込ませるよう囁く。

森の奥、小さな小さな箱庭へと訪れた二人の間に舞うのは星屑のような鱗粉。

背後から軋む木の音を聞けば、小さな小窓から姿を覗かせる月下蝶。]

──…どうして?

[“待ってて”を振り切り、小窓へと顔を覗かせれば、濡れた髪を通る指先。いつもより冷ややかな温度に瞳は曇ることを知らない。]


…でも、…もしも……

[追手でも来たのならどうするのだと。尋ねる声は震えたもの。
それでも先を思わず甘言に揺らされたのは、花ではなく人の心。]

……早く、戻って来て。
…約束、して下さい。…お願いだから。

[翅を落とした蝶であったものに強請る声は小さなもの。
それでもそっと、離れゆくその頬に触れることが出来たのならば、去り行く唇に口付けただろう。]

…月は一人でに動けませんよ。

[揶揄には、いつもの調子で捻くれた言葉を返して。
離れていく香り。貼り付けた笑みが少しずつ曇っていく。]

──…トレイル。

[やがてその姿が見えなくなるまで見送って。
迫り来る陰の気配を感じるまで、疲労を溜めた身体は夢の世界を揺蕩う*]


【人】 許婚 ニコラス

[昨晩の夢がまだ脳裏にちらつく。
手荒な腕の感触。求められる熱。背徳の香り。
強く抱擁されれば暴虐の腕さえ暖かく感じて。
体内も胸中もあの男に暴かれてしまった。

体液を吸ってべたつき甚振られる度に揺れていた金髪も、
もうその面影も無くさらりと流れる。
現実感の無い昨晩の淫靡な出来事が実際にあったことなのだと実感させるものはもう疼く腰の痛みだけであった。

それにしても…と思う。
欲のままに求められることのなんと心地よかったことか。
泥の沼に沈み込み、穢れた温い泥に包み込まれるようで。

ああそういえば幼い頃は身体を泥だらけにして遊ぶ農民の子が羨ましかったな、なんて昔の記憶が甦り自嘲気味に口角をあげる。

そうしてまた訪れるは花の館。
花主はお決まりの文句を告げる。]

(15) 2014/09/21(Sun) 15時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[館に足を踏み入れれば「ああ、あちらの廊下は地下牢へ続く廊下だな」なんて、思考がどうしても淫靡な暗い宵へと連れ去られる。

何度も何度も熱い白濁をこの身の裡に受けて。
満たされゆく感覚すら好かった。
最後の方では突き上げられる度にごぽりと接合部から精が溢れ出したものだと回想すれば、無意識に舌舐めずりをする。

自身も男の腕の中で何度も達した。
宵の熱も精も尽き果てた頃には、僕はへらりと力なくも艶めいた笑みを顔に貼付けて、自分の内からぬるりと剛直が引き抜かれるのを最後に愉しんだ。]

 気を取り直さないと…。

[誰にともなく僕は呟いた。
流石に二晩続けてあんな甘い悪夢に浸ることはできない。
ああいうのはたまに見るのだから好いのだと思う。

昨日は果たすことのできなかった用事を果たすために、
僕は再び片手に包みを持って中庭に足を運んだ。
そこならあの可憐な櫻の香り漂わせる花がいるだろうと。]

(16) 2014/09/21(Sun) 16時頃

【人】 許婚 ニコラス

 おっと。

[目的の花はそこに咲いていたが>>9同時に悪辣な毒蝶も存在していた。>>13

気まずいから顔を会わせづらいということでもない。
だが彼が珍しい格好をしているものだからなんとなく立ち入っては行けないような気がして、僕は見つからぬように回廊からそっと中庭の様子を窺った。]

(17) 2014/09/21(Sun) 16時頃

[

ざくり。 ざくり。


梢の折れる音を遠くの地にて耳にしたような、気がした。]


──…ん?

[重なった睫毛が揺れたのはどれくらい時間が経過した頃か。

ちいさな小屋にて備えてあった木造の机に突っ伏していたと気付いたのは、頬にあたる木の目の冷たさから。

ちいさな布擦れと共に身動ぎすれば、身に纏っていた衣類がすっかりと乾いていたことから、随分と長い間時が経っていたことに気付いた。]

…ど、うして。

[椅子の軋む音と共に胸にかかる圧。
勢いよく立ち上がった先、言伝も忘れて扉を開ければ、雨の薫りを残しつつも薄っすらと虹のかかった東雲が朧気に浮かび上がっていた。]


……何か、何かあったんじゃ…、

[「必要なもの、集めて来るから」青年が口にした言葉を脳に反芻させながら、一歩、二歩と。木の枝を踏み、花を散らしながら森の中を歩いて。歩いて。掻き分けて。

足はいつからか泥濘も気にすることなく、勢いよく花を蹴散らしていく。
つま先は蔦が絡み合い、地へも膝を打つけれども止まることはなくまた立ち上がり、鱗粉を追うように駆けていく。

息が乱れる頃。すっかりと日の明かりがその身を照らす頃。
いつの間にかたどり着いた湖畔にて映った人影に]

……何か、何かあったんじゃ…、

[「必要なもの、集めて来るから」青年が口にした言葉を脳に反芻させながら、一歩、二歩と。木の枝を踏み、花を散らしながら森の中を歩いて。歩いて。掻き分けて。

息が乱れる頃。すっかりと日の明かりがその身を照らす頃。
いつの間にかたどり着いた湖畔にて映った人影に]

──トレイル様?

[振り返り、瞳に映ったその貌に──…]


ど、 ぅし て。

[脊髄に走る衝撃。
見開かれる瞳は限界までにその姿を映し。
やがて意識の途絶えるその時まで、焼き付けていただろう。

ゆらゆらと揺れる先。
手折られた花を摘み拾っては新たな籠へと束ねていく*]**


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【人】 許婚 ニコラス

[ああしていればまるで昼の世界の住人のようだ、なんて窺い見て失礼な感想を抱く。当たり前だが彼にだって昼の顔はあるのだろう。考えても見なかった。
急な現実感が昨晩の出来事を夢のように霞ませるが腰の疼きは変わらなかった。

…なんだか胸の動悸が激しくなってきた気がする。
そうか、そうだ。きちんと夜も昼もこの世に実在している人間に昨晩の痴態を見られてしまったのだ。
後悔するわけではないが、これ以上ない程羞恥を感じたと思った昨晩の出来事にまた新たな羞恥を加えられた。]

(23) 2014/09/21(Sun) 17時頃

【人】 許婚 ニコラス

[>>26手招きされれば流石に出て来ざるを得ないだろうと観念して、中庭へと僕は姿を現した。]

 だ、大丈夫です…まだ少し痛いですけど。

[櫻子の前で昨夜のことを暴かれたような気分になって、顔を赤らめた。どうやら格好は変わっていても中身は変わらないようだ。]

 その、チョコレートクッキーをもってきたので
 櫻子さんにあげようかなと…あはは。

[赤い顔で笑って誤魔化した。
櫻子とヘクターの会話の内容は聞こえなかったとはいえ、盗み聞きしていたような形となったのだ。
そのことも少し気まずかった。]

(27) 2014/09/21(Sun) 17時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[僕の姿を見るなり櫻子が明るい笑顔を見せるので僕はびっくりしてしまった。けれどもその微笑みは好きだったので僕も微笑み返す。

そして交互に僕とヘクターさんとを見比べる櫻子の視線に、どうやら悟られてしまったなと微笑が苦笑に一寸変わる。]

 ん、なあにチョコレート好きなの?
 じゃあクッキーじゃなくて
 ザッハトルテでも持ってくればよかったかな。

[なんてチョコレートの膜で覆われたケーキの名前を口に出す。
こんなに嬉しそうにしてくれるのなら会いに来て良かったと思う。

僕がどこで何をしてようと櫻子は会えば毎回こんな笑みを向けてくれるのだろうか。
もしそうなら、僕はずっとこの館に通ってもいいなって。未来のことを少し考える。]

(32) 2014/09/21(Sun) 20時頃

【人】 許婚 ニコラス

 うん、一緒にお茶しようか。

[頷いて、傍に寄ってくる櫻子にまるで何かの小動物みたいだなと思う。猫、よりも人懐っこい犬の方が近いだろうかなんて。]

 良かったらヘクターさんも食べます?

[櫻子が近寄ろうとしない毒蝶にも僕は微笑みを向けて、チョコレートクッキーの包み一つ取り出して見せる。
丁助など他の花にも会ったときに分けれるように、クッキーを小分けに包んでおいたのだ。

彼と一緒にお茶する姿など想像もつかないが、クッキーくらいは受け取ってくれたらいいななんて。]

(33) 2014/09/21(Sun) 20時頃

【人】 許婚 ニコラス

 えへへ…はい、貢物です。

[ヘクターの軽口>>37をあっさり肯定して笑う。
クッキーだなんて可愛らしい貢物だ。
金に換算すればいくらもない。
それでも櫻子が笑ってくれるのだから、何度でも持ってこようかななんて思ってしまう。]

 そう、クッキーも好き?よかった。
 よかったら他に好きなものが
 あったら教えてくれる?

[今後の貢物の参考にしようかと無邪気に笑う櫻子>>38に問いかける。]

(43) 2014/09/21(Sun) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス

[やはりヘクターはクッキーを受け取ってくれなかった。>>40
それに僕は気を悪くするでもなく、ヘクターさんらしいやとくすりと微笑んだ。]

 お茶、ご一緒しますか?

[けれどもお茶は一緒に飲んでもいいということだろうか。もしそうならと僕はわくわくと胸が高鳴った。

櫻子へ感じる愛おしさ慈しみとはまた違った、胸を焦がすものを微かにヘクターには感じる…。]

(44) 2014/09/21(Sun) 21時頃

ニコラスは、ヘクターに話の続きを促した。

2014/09/21(Sun) 21時頃


【人】 許婚 ニコラス

[不謹慎ながら僕は櫻子の放った冷たい一言>>45に噴き出しそうになってしまった。
真面目な場面でもにこにこしているものだから怒られるのは僕にはよくあることだったが、流石にここで笑ってしまってはいけないだろうと櫻子の儚げな表情に思う。

なので、僕は頬をぴくぴくと引きつらせて耐えた。]

 へえ、珈琲も好きなんだ。意外。

[子供らしい姿をした櫻子には珈琲は苦すぎないだろうかとつい思ってしまう。>>46
実際櫻子はいくつなんだろうか。まさか僕より年上ではなかろうと思うが。]

 ああ、元々そのためにたくさん持ってきてあるよ。

[と僕はクッキーの包みを次々取り出してみせる。]

(47) 2014/09/21(Sun) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 誑かされて?

[小首を傾げて言葉>>48を繰り返してみるが、割かしどうでもよくてすぐに気にならなくなった。

ヘクターさんと一緒にお茶ができる…!と彼の台詞にわくわくするが、それは途中で断たれてしまいその代わり告げられるのは心変わりの意。>>49

そうか、ヘクターさんといえど自分を嫌っている相手と一緒に茶はしたくないのかと納得し、その背を見送った。]

(55) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 そっか、牛乳入れるんだ。
 僕、カフェオレにクロワッサン浸すの好きだよ。

[櫻子との歓談を再開させる。
別にヘクターさんとの時間に拘るほどのことはない…と思う。]

 あはは、そうだね。
 僕もお茶したかったなあ。

[けれども次の言葉にはおや?と違和感を覚える。]

 それほんと?
 ヘクターさんは櫻子さんに
 愛着があるって言ってたけど。
 櫻子さんが嫌ってるんじゃなくて。

[あるいは嫌うから嫌われるのかしらなんて、櫻子の不思議な微笑みを眺めながら考える。]

(56) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 うん、いこっか。

[手繋ご?と僕は手を差し出して、櫻子と共に広間に向かった。>>54]

(57) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 え?びちゃびちゃになるのがいいんだよ?

[広間まで櫻子と手を繋いでやってきた僕は、彼の驚いたような声に何がおかしいのかと続ける。>>58
悉く湿った感触のものが好きな僕には、サクサクの生地の良さなど分からなかった。

チョコレートクッキーと、櫻子の用意してくれたお茶が卓上に並ぶ。
僕はやはりそのお茶をふうふうと吹いてから口にする。]

 ん。おいし。
 甘いものも落ち着く味だけど、お茶の味もいいね。

[なんてにっこりと隣に座る櫻子に笑ってみせた。

櫻子が先ほどの問いに答えないようなら、僕は追及しないで忘れた振りをした。]

(60) 2014/09/21(Sun) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 このお茶は緑茶じゃないみたい
 だけどなんていうお茶なの?

[緑茶は一回飲んでみたきりだが、あれとは多分味が違うと思う。そう思って尋ねてみた。

櫻子が僕の手先を見つめる視線の意味は分からなくて、小首を傾げてみせる。
筆胼胝が気になるのかなと勝手に合点して。]

 ああ、これ?
 僕ちょっと小説を書くんだよね。

[なんて説明してみせる。

櫻子の視線が空席に向けばその意味はきちんと了解して。]

 まあ、お茶会なんてまた今度できるよきっと。
 一緒にお茶したいのなら。

[なんて未来のことを*語ってみせた。*]

(62) 2014/09/22(Mon) 00時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 00時頃



[森の奥の奥の小屋には、小さな月が、堕ちている。

なんて、まるで御伽噺の様な――終わりで、始まりを。]




 ――…亀吉。

[嘗て、ある城に仕えて居た頃に。その主に授かった小屋。
その風貌はまるでヘンゼルとグレーテル、かの魔女の住む家だと嗤う者も居るだろうか。
されとて親も、形見も、何も無い自分には初めての贈り物。初めての自分のもの。家に自分のものを揃えて置きたいと思うのは――そう、ごく自然の事だと。
頬に当たる温風が首筋さえ撫で、森の奥へと流れて行く様を横目に、彼の不安を剥がれぬ濡れ紙のように脳裏に張り付けながら、ただただ先を想い踊る胸を抑え。

その兄妹の御伽噺のように、道標のパン屑は無い。
野薔薇に抱かれる塔へ向う王子の為に、誘ってくれるものさえ無い。
そう、この秘密基地を知るのは夜に微睡む月と、森の影。
――そう、泡沫の様に切ない幸せを望む二人と …影、のみ。


  宵闇は、館のみに留まらず。]


― 現在 ―

 …ん、……あ。

[ぱちり。自分で閉じた覚えの無い目蓋を押し上げる。
見えたものは仄暗い世界。感じたものは冷たい床。

――嗚呼、籠から出たものは、所詮夢だったのか。

そんな絶望に似た情を胸に燻らせながらも身体を起こそうとした時に、一閑後頭部に響いた痛み。まるで夢では無いと示してくれたそれは、ハッピーエンドでさえ無いと暗に指し示しては嗤ったように思えた。

今一度床に突っ伏したならば、冷たい感覚にもちいさく呻きでも上げただろうか。]

 …どこだ、ここ。

[確か、確かと思い巡らす。
かの淡藤が――否、好い人が、腹を空かせているだろうと街へ出たその先で。
好い人の為に、先ずは休める物を集めようとしたその矢先に。
立ち憚る影はまるで走馬燈。数人の影は自分を包み、軈てはその影を、…手元の狂気を振り翳し――記憶はそこで闇に呑まれて消えている。]


  …帰らなきゃ。

[ただ自分を突き動かすのはその衝動。彼の不安気な眼差しが胸を射抜いては、焦燥感がせり上がり。

そう、帰らなくては。自分達の家へ。
これから綴る、物語の行き先へ。
――そうでなければ、月が、泣いてしまうから。

然し重さを伝える四肢は、妙な金属音と共に。ぐるりと暗がりを見渡し見えたのは、自分と同じ様な人と。
……この町に在ると言う、小さな娼館の名前、だろうか。]

 …――ちょっと、……笑えねえよ。

[身を売られたか、売られる道中か。真相は定かでは無いけれど。
翅を未だ持つ蝶を閉じ込めるような鉄籠は、蝶の胴を押し当てても揺らぐ事は無く。

幼い記憶の奥底で、じんわり思い出すは近辺に住む悪趣味な金持ちのこと。
嗚呼、これじゃあ物語は綴れないと。震える唇は彼の名前を紡ぐ。]


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ー寂寥の日ー

……また新しい方がいらっしゃいましたか。

[娼館の裏口停まる荷馬車一台
売られた人、これから売られる人を集められた鳥籠がそこに鎮座する。定期的に新しい花を卸しに来る商人が、また新たに連れてきたらしい

此処にある花、どれを買うかは分からねど娼の主が検分を始める。自分は丁度手が空いていたので主の証文等々の荷物持ちとしてその場へと立っていた

主がその荷馬車の主であろう人と交渉しているその中で、目を引いたのは茶の髪をした少しばかり身なりのいい商品
その頃はまだぼろぼろの爪ではなかったろう。それで己が額に掛かる前髪払い]

――……?

[と、彼が呟いた名に、聞き覚えがあった気がした]

亀吉君を、君はご存知なのですか?

[もしかしたら、聞き間違いだったかもしれないがそう尋ねてみた]


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