17 吸血鬼の城
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仕掛けですか―…‥
そうかもしれませんね。
人を悦ばせる為だけの仕掛けだったと思えば、
でも何故、仕掛けなのに此処が痛いのでしょう。
――ねぇ、詩人さん。
[の言葉を聞き、漆黒の双眸を閉じて、左手を胸に置く。]
嫌だと言えば、良かったのでしょうか?
神以外の誰かに助けを求めれば良かったのでしょうか?
それとも何も考えずに身体の感じるままに生きた方が良かったのでしょうか?
[それは生きていた時に答えを逃げていた問い。]
[そこがどこだか、しばらくはわかっていない。]
[ましてや、自分を追って、彼女がともに来てしまったことも、知る由もない。]
― 最上階の廊下 ―
[血が、失われていくのと共に、身体が重くなる。
流出していく命。耐え難い倦怠感。
どこまでも落ちていくような、失墜感。
それでも、抱きしめてくれた人と触れあっている、
そのことは、不思議な安堵をもたらしてくれた。
ほんの、瞬きひとつほどの時間。
暖かな気持ちに包まれて――意識が、暗転する。]
どうすればよかったか?
そうだな――
「許して」やれよ。
あんたに痛みを強いたヤツらも、逃げ切れなかった自分自身のことも。
まずは、そこから始めるといいさ。
[ふわりと。
身体が浮くような心持ちを覚えて
意識が、醒める。
視界を巡らせれば、どこまでも続く灰色の大地。
先の見えない、灰色の空。]
―― ここ、は…?
[見渡せども、周囲にあるのは
影よりもなお朧な、不確かな気配たちだけ。]
起きちまったコトは仕方ねぇ。
「あん時どうしたら」は言葉を弄ぶだけだ。
前に進むために「許して」やれ。
― 煉獄 ―
[煉獄。そう、呼ばれる場所であると、魂が告げる。
それは地獄よりも寂しく、天国よりも救いがなく
それでも、娘にとっては――]
からだが…軽い――…
[息苦しさも、胸の重さも。
喉を貫いた刃の熱さも。
全てから解き放たれた身体は、
まるで綿毛のように、宙を舞う心地がした。]
[灰色の大地を跳ね、駆け回って、歌う。
そこが緑の野であるかのように、楽しげに笑う。
それはまるで、初めて
自分には自由に動く身体があるのだと気付いた子供のようで。
だがその喜びは、不意に
心を抉られるような感覚に、遮られた。]
[引き離される骸 に感応したように
失われたその人を、その、痛みを。
心が思い出す。]
―――… …サイラス、さま……
[細い呼び声が、煉獄の、灰色の空を渡っていった。]
[とても、疲れていた。
いや、そうじゃない。
毒は、本当に瞬時に、吸血鬼の身体さえも滅ぼした。
それは何を意味するのか。
いや、でも、もうそれもどうでもいい。
とにかく
眠りたかった。]
[目を瞑って、覚悟を決めた男の耳に聞こえるの声。
そしてその意外な言葉にか細い声で呟いた。]
許す―…‥?
父を――、
母を――、
――そしてあの領主を?
[振るえた指は喉元に添えた薄い刃の指をを落とす。その軌跡は死んだと言うのに冷たい物を感じさせながら―…‥、
――そう死んだあの時の領主の口づけの様に。]
……いやぁぁ…ぁ……
[あの時、快楽を否定しながらも、私は悦んでいた。
私はあの親の穢れた血を受け継いでしまった。
主は私をお許しにならない、決して、お許しにならない。
美しい詩など書けない……、書く権利などない。]
私は―…‥、私は―…‥、
――許される価値の無い穢れた人間です。
だから愛す事も、愛される事も出来ません。
[弾けた砕けた感情。
男は膝を曲げて、悲しげに灰色の空を見上げる。]
/*
えい。
せっかくなので、中の人モードを発動してみますね。
メモで雑談するのもあれですし。
ああ、もう、みなさまお疲れさまでした。
サイラス様は、ゆっくりお休みになってくださいまし。
まだまだ時間はたくさんあるのですから。
|
─廊下:回想─
…そう、ですわね。
ベネットさま。
───おねえさまが、貴方をお守り下さいますように。
[華奢な銀のナイフから手を放し、心からの微笑みと切なる祈りを送るのです。>>4:272
儚い祈り。
決して叶えられることのない、その祈りを。]
(32) 2010/06/24(Thu) 00時半頃
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─???:いつかの時─
『……マリーねえさま。あっ…、…』
[遠い時。もう戻らない時。]
『ふふ、内緒。内緒…』
[慕わしい優しいひとと、年の離れた兄の姿。 微笑みをかわす様子に、幼い少女は物陰にそうっと隠れました。]
『───…に、なってくれればいいのに。』
(33) 2010/06/24(Thu) 00時半頃
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[無邪気な願い。
───けれども、それが決して叶えられぬことなど。 美しい乙女に、命の期限が切られていることなど。
幼い身には、知りようもなかったのです。]
(34) 2010/06/24(Thu) 00時半頃
|
/*
ユリシーズ様も、おやすみなさい、なのですよ。
明日は、メアリー様がいらっしゃるのですね。
下が明るくなりそうです。
おれは、あの娘に拠り所を残した、その一点においてでも、あんたの価値を認めるがな。
「許されない」「愛されることがない」
――あの城主も、自分のコトをそう考えているんじゃないかと思うぜ、おれは。
…ん、なんか歌ってる声がするな。
新しいお仲間じゃねぇか?
/*
へい、お待たせ。
ユリシーズはおやすみ!
今日も地上は深夜進行だろうか…
この村の参加者は、リアル吸血鬼生活スタイル多そうだなw
/*
あら、ヘクター様、起きていらしたのですか。
てっきり、皆様おやすみになったものと。
本当に、みなさま、深夜まで話しておられますね。
すごい…です。
|
─廊下─
…ね。 どこか、資料の置いてあるところは…あって?
[そんな問いを影に向けてみたのは、ベネットたちと別れてから程なくのこと。 存外あっさりと案内をする様子に気抜けしながら、その後をついて歩いたのです。]
─→書庫─
(54) 2010/06/24(Thu) 01時頃
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─書庫─
わ…、すごい本。
[扉を空けた途端、どこか黴臭いような、書庫特有の匂いが鼻をつきます。 それへと僅かに眉を顰めて、恐る恐る静かな室内へと足を踏み入れました。所々、ぽつりと灯るランプは、あたかも来訪者を知っていたかのよう。]
……どれから見たらいいの?
[途方に暮れた声が、思わず漏れます。 いくつかの棚、古びた手記、いつのものかも分からぬ日記──]
(58) 2010/06/24(Thu) 01時頃
|
/*
その「ヘクター様」ってのが、むず痒いぜ。
別に変える必要はないけどな。
こっちは愛称のままで失礼させてもらうが、許せ。
それとも、「子猫ちゃん」とでも呼ぼうか?
/*
遠慮致します、「ヘクター様」。
ふふ。
子猫ちゃんだなんて呼ばれると、
自分がすごく可愛らしいもののような気がします。
そういえば、わたくし、まだ
ヘクター様のお名前を聞いた事がないのでした。
後でおたずねしますね…というのも不思議な話ですが。
|
─書庫─
[途方に暮れたように棚を眺め渡し、書を手に取ります。
めくっては、戻し。 それを幾度か繰り返した後のこと。]
これは──…?
[それは、比較的新しい日記のようでした。 棚の奥の奥、まるで何かから隠すように密かに仕舞いこまれたそれ。]
(65) 2010/06/24(Thu) 01時頃
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『…、もう帰ることはないでしょう。』
『……、…嗚呼。魔の血が、濃くなってゆく。』
『記憶を──…紙に、封じ…・・・』
『さい、ご。どうか…、…』
(66) 2010/06/24(Thu) 01時頃
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この字、まさか…。
[書き手の署名のない、ひとつの日記。 流麗で優美な筆記体は、女性の手になるものでしょう。]
……ねえさま、なの…?
[ぽつり。 零れた憶測は、闇の中に静かに消えるのでした。**]
(67) 2010/06/24(Thu) 01時半頃
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/*
あんたは充分に可愛いイキモノだと思うが。
嘘だと思うなら、サイラスの野郎に聞いてみるといいさ。
ああ、プロローグでお宅の馬車に殺されかけた (大げさ) 礼もしてねぇなぁ。
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