人狼議事


64 色取月の神隠し

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――秋月邸――

 あゃ。

[その誘い道に気付いたのはいつだったか。
間抜けな声を出して、まじまじその先を見つめる。]

 行きたいとは言ってはいないのだが…

[志乃の話を反芻して首を傾げ。]

 進む以外の道は―――…なさげだな。

[小さく溜息を吐いた。]


 うーむ。いきなりに居なくなっては皆が心配―――

[少し考えて。]

 しないかもしれないが。

[おい。]

 でも、せめて一平太君には何か残してあげたかったなぁ。


 …仕方ないな。
 とりあえずは、行くしか。

[歩みを進める。
戻る方法、それは今は解らないが。
向こうには父が居るはずだ。]

 探して、相談してみるか。

[やたら呑気に構えて、辺りを物珍しく見回し始めた時。
箏の調べが耳に届いた。]

 これは―――… 志乃君かな。
 
[その顔に浮かぶのは、眉根の下がった困ったような*笑み*]


何処かで小さな鈴の音が聞こえた気がして小首を*傾げる*


メモを貼った。


─ あやかしの里 ─

───……。

[こえが、聞こえる
静かに穏やかに問い掛ける声、聞こえる道理もないはずなのに]



…行きは良い良い、

        かえりは… こわい。

[とん。と、赤い手毬が小さく跳ねた。
ちりりと小さな鈴の音が鳴る。
童女は跳ね返ってきた毬を手に受け止めて、歌をとめた。
何にか、ふるりと首を一度横に振る]


……?

[そのとき。ゆうらり揺れる道の向こうのほうから、
箏の琴の音が聞こえてきた。
たおやかな調べには、懐かしむような響きがある]

だれか、きた…?

[彼岸の花咲く隠世の道。
あやかしの里と人の世を繋ぐ、狭間の道。
その向こう側に、陽炎のように、ぼぅと見えてくる人影がある]


……あ。おじさん…?

[最初に分かったのは、あの眼鏡。
やがて見えてきた人影に、童女は以前と同じき声を上げた。

赤い着物に小さな赤い毬。黒髪には狐の面が括ってある。
遠く賑やかに響いて渡る、祭りの囃子。
あたかも人の子の里と、変わらぬとでもいうように。

ただ人の目に明らかにも違うのは、
童女の黒の双眸が、ひとつの大きな目に変わっている*こと*]


メモを貼った。


 ――――彼岸花ばっかだなぁ。
 
[きょろきょろしながら進む狭間の道。

その独特の、怪しくも幻想的な雰囲気が何故か台無しになるのは、この惚けた半妖眼鏡のせいに違いない。]

 おぉ…金木犀発見!
  ふむふむ。
 一見彼岸花だけに見えるが別の花も生息しているのか。

[始終このような調子で。
何かを見つけては腰を下ろして観察し、だらだら進む隠世の道。

―――――そうして。

強制的目的地に辿り着けば一人の童女に声を掛けられた。]


 おじ…

[がーん。]

  な、何故だ?!

[こちらでも、己の認識は"おじさん"なのか。
童女の言葉に頭を抱えつつ、その姿を見つめる。

赤い着物に切り揃えられた黒髪。
記憶に残るそれよりも、やはり目を惹いたのはその大きなひとつ目。]

 な、なんと君はかの有名な一つ目小ぞ―――

[言いかけて。]

 女子だ、な。

[訂正した。]


 一つ目は小僧だけなのじゃないのだなぁ。

[ひとりでうんうんと*感心している*]


メモを貼った。


[ゆらゆら揺れる彼岸花。
赤に彩られた向こうから、何やら惚けた人影が現れた。
童女は手毬を胸に抱き、じいとそちらを見つめている]

おじ…  ……

[があん!と頭を抱える”おじさん”に声を掛けかけた。
その言葉が途切れたのは、おじさんの言葉の所為]

……、小僧じゃないもの。

[むうとむくれて、僅かに口を尖らせた。
むすりとしながら、男が怯えていないことにもふと気づく]


仁右衛門の表情をじい。と見つめて、


…ねえ、おじさん。怖くはないの?
ここはもう、ヒトの住む場所ではないのに。

[ことりと首を傾ける。
ざわりざわりとざわめく、妖の気配。
高く低く響く祭りの囃子は、人の子らのものと良く似ている。
なれど里に集うは、人ならざるモノ。妖の里]

───わたしも、ヒトじゃないのに。

[どこか堅い表情で問い掛けた。
大きな大きな黒い目が、探るように仁右衛門を見上げている]


メモを貼った。


  あ、いや…だから、訂正したぞ?

[手鞠を抱いた一つ目童女がむくれる様に戸惑いつつも、真顔で反論する半妖眼鏡。

口を尖らせる仕草は人間の童女となんら変わらない。
大きな瞳が綺麗だなあ、とのんびり考えていれば問い掛けられて。]

  ぬ?怖がったほうが良かったかい?

[問いに問いで返しつつも、堅い表情を見せる童女の様子に気付けば、眼鏡の奥の瞳を穏やかに笑わせた。]

  いや…、怖くはないよ、私は。

  確かにここはヒトの住む場所ではないし、君もヒトではないけれど。
  私は君のことを知っているし。

[書物でだが。]

  あやかしが全て、忌むべき存在だとは思っていないしな。


  それに、私も…

[大きな瞳の中に映る己が悪戯っぽく微笑む。]




  ――――――ヒト、ではないしな。


……。

[じい。と慌てる様子を見上げる童女の口は、への字口。
小さな手毬をお守りのように抱いて、眼鏡の男を見つめた]

 … 、だって。

[ほんの僅か、童女の表情が揺れる。
眼鏡の奥の、優しい瞳の色に気づけば尚のこと、
泣きだすを堪えるような顔になった]


お座敷、いても。姿を見れば、みんな嫌うの。
お友だちも、みんな、逃げるの。

みんな……、  …。


   ……。こわく…、ないの?


[知っていると、男はいう。
書物でなどと思いもしないから、
どこかで似たようなあやかしを男も見たのかも知れない。
彼がまだ、ずうっと子どもの頃に。忘れた昔に。

正体を見せれば厭われる。
正体見せねば忘れられる。

いつもいつも。
子どもたちには、そうして忘れられてきたのだから]


…えっ?

[きょとんと、ひとつの瞳が大きく見開く。
悪戯めいた眼鏡の向こうに、
ぽかんと目と口を開いた、赤い童女の顔がふたつ映った]


 ……  …???


[むつかしい顔で、考え込む]


ヒトじゃない…? ??
でも、あやかし でもない…??


…??


─────おじさん、だあれ?

[ごく素朴な疑問に、おかっぱの頭が傾ぐ。
黒髪に括った狐のお面が、おかしそうに笑っていた]


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/16(Fri) 16時半頃


 だって?

[言葉をなぞって、への字口のひとつ目童女を見つめる。
今にも泣きそうな、けれどそれを必死に我慢している顔。

屈んで、童女が己を見上げなくてもいいように視線を合わせて、ぽそぽそと話される内容に静かに耳を傾けた。]

 ―――…そう、か。
 寂しかったな。

[そっと、頭を撫でる。]


【人】 子守り 日向

―青葉村/秋月邸―

[少しののち、娘の姿は神社の石段から消え、秋月邸の門前に在った。
 考え考え立ち寄った菊屋の屋台には、親友の姿は其処に無く。
 自身に及ばぬ領域の話は、知識人に尋ねるのが先だろうと。]

 …………。

[客人の多い日だと零す女中の後ろに付いて廊下を歩く。
 なぜだろうか落ち着かず、視線は彼方此方へと向いていた。]

(13) 2011/09/16(Fri) 17時頃

 でも……
 私は皆ではないと思うなあ。

[穏やかな優しい声で童女に告げる。]

 正体……そりゃあ、急に見せられたら驚くヒトが多いだろうが。
 本当に仲良くなって、その絆が本物ならば…

 ―――逃げないよ。

[断言する。]

  そも、見た目や姿形で逃げるような相手なぞ、此方から三行半突き付けてやればいい。な?

[だから、傷つく必要はない。
そして、どうか全てのヒトに絶望しないようにと心の中で願う。]


【人】 子守り 日向

[お邪魔します、と口の中で呟いて、
 案内された部屋へと遠慮がちに一歩足を踏み入れる。
 書物の堆く積み上がる部屋、散らかした床。]

 …………、?

[違和感が既視感へ、やがてそれは驚きへと変わる。]

 (……………
  ………右せんせ)

[懐かしい呼び名が脳裏を過ぎった。]

(14) 2011/09/16(Fri) 17時頃

[己の言葉に大きな瞳が更に大きく見開かれれば。]

 はっはっはっ。

[無意味に胸を張ってみせる半妖眼鏡。

一つ目童女の考え込む姿を楽しげに見守る。
やがて、口にされる問い。]

 私は、秋月仁右衛門。
 それ以上でも以下でもないが。
 まぁ 少なくとも"おじさん"ではない。
 
[ここぞ、とばかりに訂正を試みた。]


メモを貼った。


【人】 子守り 日向

 秋、月、仁、……右、衛、門。
 ね、せんせい、これは?
 
[右、という字を抑える人差し指は、年の頃五つ六つの幼子のもの。
 座れば頭が見えなくなってしまいそうな机に、身を乗り出すようにして。]

 ………よまないの? ふうん。
 なんでだろう………ここに在るのに。

[右衛門でヱモンなのだと説明されても、子供には納得が行かぬ様子。
 「右」の字を、団栗眼はじいっと見詰め]

 じゃあ、じゃあね。ひなたは右せんせって呼ぶ。

[それなら右も寂しくないでしょう、と。
 失われる前の、あどけない高い声が笑みを含んだ。]

(15) 2011/09/16(Fri) 17時頃

【人】 子守り 日向

[紐解かぬ二冊目の手記を丹念に調べたならば、
 孫娘が暇を見て村の少年に文字を教えて貰いに通っていること。
 そして同じように秋月邸に出入りする子供たちと友達になったことが、
 嬉しげに書き付けられているのを見つけることが出来るだろう。]


[先生として、兄として慕っていたことを、
 何故忘れていたのか、それすらも忘れてしまったけれど。]

(16) 2011/09/16(Fri) 17時頃

【人】 子守り 日向

[ひとの気配の無い仁右衛門の部屋に、女中は首を傾げていた。
 暫くの間押し黙って襖の前に立ち竦んでいたが、
 最後に訪れたのが志乃であったことを聞いたなら、一礼して邸を辞した。]

 “あなたの望みは……”

[其処から先にゆくことですか。
 こちらに帰ることですか―――]


[足早な下駄の音が、からころと*]

(17) 2011/09/16(Fri) 17時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/16(Fri) 17時半頃


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/16(Fri) 17時半頃


――回想:隠世への路――

[歩き始めて少しした所で、待ち構えている影に気付いた。]

 解るも何も、これ一本道じゃないか?

[半分は妖怪―――その為か、誘い道ははっきり見えていて。
掛けられた志乃の言葉に苦笑する。]

 送って差し上げ…あの、だな。志乃君。

[彼女は己が意志を誤解している。けれど。]

 ――――…はぁ。

[こうなってしまっては訂正するのも憚られて、一方的に話される内容に耳を傾けつつも小さく溜息を零した。]


 ……そうだなぁ。
 向こうは私の知らないことの方が多いのだろうなあ。

 ああ、勿論父は捜すつもりだよ。 
 その時に、色々相談してみようと思っている。

[馴れ初め話が聞きたいと言われれば。]

 はは。やはり興味を持っていたのか。
 ああ、構わんよ。

 私のは――――…参ったな。

[舌を出して無邪気に微笑む志乃に照れたように頭を掻いた。]


――――いや、よく来てくれたも何もだな。

[芙蓉に会えば、志乃の時と同じように苦笑する。
驚いたかと問われて、初めて芙蓉が妖なのだという思考に思い至った。
半妖眼鏡にとって、誰が妖であるか等はそれ程重要ではないらしい。]

 ああ、そういえば。そうなるのだよなぁ。
   
[呑気に応えつつ、世間知らずな様子だった屋台での芙蓉を思い出して、心の中でひとり納得する。]

 ほうほう、いいところ、なのか。


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