139 【飛歓】暇を持て余した神々の【RP村】
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 00時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 00時半頃
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― お散歩中 ― [蝶と戯れながら、ふらりふらりと宛もなく歩く。]
さて、何の相談なんやろうな……?
[>>3:228朧の様子から、やはり珍しい事らしく。 雪客のあの様子から、余程の事なのだろうとは思うが。]
今、余程の事いうたらなあ。
[祟り神の件、しか思い浮かばない。 己自身、亀吉と人払いをして話をした身。 あの様子は、少しばかり気にかかる。]
(0) 2013/08/15(Thu) 00時半頃
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[堕ちたのが自分で良かったと思う。
自分以外の神でなくて――。
そう思う気持ちは本当なのに。]
(離れたくなかった、――)
[今、こんなにも思う。
自分でも気づかぬまま、愛していた。
あの地を、――を。
はらり、と涙が落ちた。]
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嗚呼、六さん。 こんにちは。
[常と変わらぬ笑みを浮かべて]
――……どうかしたん?
[緊張したような様子の甚六に、首を傾いで問いかける。 その様子からは、見たのだろう。 男が誰に、投じたのかを。]
(3) 2013/08/15(Thu) 01時頃
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[>>3:46忘れた、とは一言もいってはいないのだが 成程、そう受け取っていたのか。 尋ねられれば神妙な面持ちを向け、]
ううん。 ――……忘れる訳ないやろう?
[あっさりと告げ。 そうして、こんな表情をするのかと 今にも零れそうになる嗤いを、必死に堪える。]
何で、いれたか。 ――理由が知りたい?
[その為に、己を探していたのだろう、と。]
(7) 2013/08/15(Thu) 01時頃
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―― 二柱が堕ちた後 ――
[下界に妹を追うように移動術で堕ちた半妖、その寝床に残ったモノ
黒い黒い沢山の妖が集まり一つになったような歪な魑魅魍魎、神格を失った残り粕のそれらは高天原に存在することはもう出来ない。
ゆっくりと時間をかけて在りし日の亀吉のように溶けていく、その様子を見た神はいたのだろうか。
そして、その中から飛び出した――双頭烏
最早闇の中に潜むことは叶わず、弱々しくふらつきながらただ何処かへ羽ばたき誰に目撃されようと見向きもしない]
[やがて目的の神へ辿り着く――実りの神、華月の元へ]
[じろりと四つの瞳が睨みつけ、片方の頭の嘴から――闇神の白銀を結わえていた紐を華月の手へ落とす。]
[そして主を失った妖は地に堕ち、どろりと黒い液体に変わり果て消えていった。]
[妹が全てだった筈の闇神が遺した未練――実りの神の余裕を崩してみたい。
それは最早叶うことは無い、妖烏は最期に出来ることをしたのみ*]
[規模は違えど、高天原といた時に同じように、誰かしらに傅かれて過ごす。]
「里の子が狐に憑かれました」
狐狸の類にも階級の上下があれば、上位の者は理を解し、言霊の霊性を知る。
古歌の二、三を詠じてごらんなさい。
それが通じぬ下級の狼藉者であれば、乱暴であっても箒の柄で打ちすえて懲らしめてやらねばならないでしょう。
「田に塩をまき、浄めの儀式をしたのに作物が実りません」
田畑に海水を巻いても実りはないように、里のものと海のものはその性質を違えます。
塩の代わりに、田からとれた米で作った酒を清めに使うように。
[人でなく、神の世で覚えた知識を里人のために役立てる。
毎日何かしら忙しいのに――時々ひどく寂しかった。
月を、見上げる回数が増えた。]
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[数歩、縮められる距離もそのままに。]
うん、たまさんの報せはさっき聞いた。 朝顔さんにいれたんは、 疑ったから、というよりも――…… 僕が堕ちたくなかったからや。
[正直な、胸の内を話す。]
なあ、六さん。 朝顔さんの、札は見た? あの神さん、僕にいれてたやろう? 彼女は、僕を疑って僕に投じたのやと思うか?
[哂ってしまわぬよう、地面へと伏せられた眼は、 日向の名前がでれば、僅かに陰る。]
(9) 2013/08/15(Thu) 01時頃
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[じっと月を見上げて思う。
過去、祟り神が現れ雲海に人世と神世が隔たれた時にも、それを超えて見通すことが出来る神がいたらしい。
此度その神が存在するかは分からなかったけれど。
縋らずにはいられなかった。]
境の神よ。
この願いが聞き届けられるなら、どうかお伝え下さい。
明は、元気で過ごしておりますと。
……水晶だけでなく、もっと残したいものがあったと。
お伝えください。
…いいえ。
ただ、会いたいのだと。
[我儘だと知りながら。苦い笑みを浮かべて。
そっと言葉を紡いだ。*]
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[あれは、きっと己に合わせたのだろう。 彼女が朝顔の名前を記すなど、恐れ多くてできはしない。]
日向には、――僕が、言うたんや。
[甚六は、先の問いにどう返しただろう。 そこで一度、返事を待つ。]
(11) 2013/08/15(Thu) 01時半頃
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六さん。 朝顔さんは、前々から僕の事疎ましいと思うてたんを 僕は知ってる。 疑って、入れたわけやのうて、 疎ましいから僕を堕とそうとしたんやろう。
[彼女の本心なんて、己にわかる筈もない。 けれど、酒宴をしている神々を莫迦にする様は 甚六ならば知っているだろう。>>1:84]
私怨で、神を堕とすというならば 己もその覚悟は有る筈やろう。
[顔を上げ真っ直ぐに、甚六を見詰め言葉を続ける。]
(14) 2013/08/15(Thu) 01時半頃
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もし。 僕が先に堕ちたら、力の弱いあの子は――…… 日向は、どうなるやろか。
それこそ妖みたいになってまうんとちゃうやろか。 そう思ったら、せめて僕が先に堕ちる訳にはいかんから。
[だから、投じたと。 彼女は己にいれるだろう。 その考えは外れてはいなかった。]
(15) 2013/08/15(Thu) 01時半頃
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それに――……六さん。 この方法で祟りを払おう言うたのは、僕とちゃうし 僕と日向だけが投じたから、彼女が堕ちたのとちゃうやろう? 六さんの気持ちはわかるけど。 僕を恨むのは、お門違いや。
[恨みを買っているのかはわからない。 が、暗に、もう一神。 朝顔の名を記した者がいただろう?と。*]
(16) 2013/08/15(Thu) 01時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 01時半頃
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そう、か。 わかってくれるか。
[わかって、たまるものか。 彼が術をかけようとした事など知らず。 渦巻く感情は裡へと追いやり、情けなく眉を下げ、]
六さんのお師さんが堕ちてもうたんは申し訳ないと思うよ。 僕も、まさかほんまに朝顔さんが堕ちるとは思うてなかった。
[時折見せる妙な表情を見せる甚六。 最初の気迫と緊張感は少し薄れ。 彼を纏う色は困惑と、行き場のない悲哀のような気がして、 男は詰まらなさそうにそっと息を吐いた。]
(20) 2013/08/15(Thu) 02時頃
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壱と話、な。
[>>19甚六の言葉に一つ、頷いて。]
六さん。 僕は今、――……古くからおる神さんを、疑ってる。 朝顔さんから聞いてるかも知らんけど、 明の、月詠の力は知ってるか?
[以前、甚六と話した時は、明はまだ高天原にいた。 その時には、疑ってはいなかった面々に思いを馳せる。]
(22) 2013/08/15(Thu) 02時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 02時頃
――前夜:琴音と弦――
[引き摺るような足音を聴いた。
吹き荒ぶ嵐の、赤黒い羽音の群に紛れて。
――琴の音は、確かに先導を果たしたらしい。
弦を爪弾く手を止めて、くすり、笑みが漏れる]
[言葉なら、もう充分に尽くしたろう]
[だから、いつものように、祝福を述べて]
(苦しめてしまいましたか? ごめんなさい)
(護れませんでしたね。救われたのはわたしの方ばかり)
[きっとあなたを忘れない――その約束が、どうか]
[孤独な荒神にとって、蜘蛛の糸となりますよう]
[誰に祈れば分からぬならば、異教の神へとかしこみ申す]
(それでは皆様、御機嫌よう)
[高く響いた琴の音の、最期の音色は*「お元気で」*]
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[>>23首を振る様には僅か首を傾けるに止め、]
六さん。 恨まれるのはお門違いやけど、 礼を言われるのも、筋違いやで。 こういう時やから、な。
[優しげな声音を作り。]
実は、な。 ヒナが、昨日泣いて帰ってきて……。 今朝、もう姿がなくて、こんな書置きが残っててん。
[>>3:89持ち歩いていた紙をそのまま甚六に見せる。]
(26) 2013/08/15(Thu) 02時頃
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今、心配でヒナを探してるところやねんけど。 六さん、これ、どう思う?
[飄々と嘯く。 己自身が、志乃や亀吉に投じる訳でないのだから、 これは約束の反故には当たらないだろう。]
僕が思い当たる古い神は、壱か、ウトか、朧。 その辺りかとは思うのやけど。 志乃さんと仲間って、誰なんやろうか……。
[置壱と志乃は、接点があっただろうか。 そんな事を、問いかける。]
(28) 2013/08/15(Thu) 02時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 02時半頃
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やっぱり、そう思うか。
[甚六の紡ぐ言葉は、己の見解とさしてずれはない。 志乃は潔白が証明されている。 日向の書置きには、志乃自身が祟り神だとは記されていない。 庇っているのだろう、誰かを。 悩むように眉を寄せ、紡ぐ言の葉は途切れに途切れ、]
それで、今日。 水鏡見に行ったら、ウトと、志乃さんが、六さんにいれてて。 僕は、――……六さんの事、信じてる。 祟りに触られてなんかないって。
[そこだけは、凛と響くような、 はっきりとした口調で甚六を見詰め]
だから、――僕は、二人が仲間なんとちゃうかなって思うた。
[本心と、建前とを綯交ぜにして甚六に話す。]
(31) 2013/08/15(Thu) 02時半頃
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成程。 僕はまだウトには直接聞いてへんけど、 ウトはそういう理由で六さんに投じてたんやな。
[俯いてしまった甚六に、僅か肩を竦め上げる。]
――……まあ、僕の憶測やし、まだわからんけどな。 六さんの言うとおり、壱が祟り神で、 壱と、志乃さんの間に 僕らも知らん何かがあるのかもしれへんし。
[喋りすぎたか。 しかし、これで今日己がウトに投じた事を、 甚六から怪しまれる事はあるまい、と。]
(34) 2013/08/15(Thu) 03時頃
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いきなりいろいろ言うても、混乱してまうよな。 少なくとも、僕は六さんの事は信じてるから。 六さんに投じる事は、ないよ。
[少しばかり眉を下げ 情けなく笑いながら、そっと甚六の肩を叩く。 其処には信頼の意味を込め。]
そういえば。 僕、前に六さんに、 自分が憑かれてたらどうするかって聞いたけど 僕やったら、多分――……日向を堕として、 僕も一緒に堕ちると思うわ。
[笑いながら、戯言のように、本心を告げてしまうのは 目の前の男があまりにも真っ直ぐだからだろうか。]
(35) 2013/08/15(Thu) 03時頃
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華月斎は、甚六に、そっと微笑んだ。(促し
2013/08/15(Thu) 03時頃
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―→ 朧邸 ― [有り難う、と情けなく眉を垂れたまま微笑んで、 甚六に手を振り別れれば、 話も終わっている頃かと朧邸に戻る。]
朧。 僕は聞きたい事があったのやけど。 朧は、以前の騒動の事を覚えてるか?
[そんな切り出しで尋ねたのは、甚六に話したのと同じような。 明の力を知ってた者が祟り神ではないのか、ということ。 男が朧を信じているという事。 明とウト、二人と酒を酌み交わしたという話は聞いていたから 己がウトを疑っているという事だけは伏せ。 彼がどう思っているかを尋ねたろう。]
(40) 2013/08/15(Thu) 03時半頃
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――前夜:都落ち、支度――
[件の足音が向かうより、少し前。
旅支度を整えるような気軽さで、鼻歌交じりに微笑んで]
あまり動きづらいお着物は、きっと駄目ね
どこに落ちるか分からないのだから
そうだわ、お兄さまにもお気に入りの服に着替……
いえ、お兄さまは男の方だから気にしないかしら
そもそも、わたしが堕ちるなんて言った、ら……
……困っちゃうわね、もう。
甚六さまが後から落ちてくることがあったら、
文句の一つでも申し上げておかないと。
[とはいえそんな呟きは、勿論本気なんかじゃなくて。
まあいいや、なんて笑って、難しい悩みは頭からポイ!]
[桃色のオシドリと、紅色の椿。
並べて見比べ、どちらがいいかと首をひねり]
……この帯揚げには、やっぱり紅色ね
[袖を通せなかった桃色を名残惜しく思いながらも、
紅の椿に桜色の帯揚げを、選んで揃えて、くるり一回転]
日向ちゃんのお花も、持っていきたいけれど……
地上では、花はすぐ萎れてしまうというものね
[押し花にしておけば良かったと後悔すれど、時遅く。
後で悔やむから後悔、とはよく言ったものだと苦笑して]
――……よし! 志乃は準備万端です!
[どっからでもおいでなさいな、黒い方! 志乃は元気よ!
――そんな風に笑ってみせた、*最後の夜*]
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― 夜半:華月邸 ― [宵闇が、高天原全てを覆う頃自室にて。 日向は居たとしても、深く深く、眠っていただろう。
視界の角、ひらり、宙を白いものが舞う。 季節外れの雪と見紛うたけれど 部屋を舞うはいつもの蝶でも花弁でもなく、 神々の名の記された、無数の紙切れ。]
へえ。今日は僕が選ばれたんや?
[初めてみる、神降ろしの儀。 発した言葉が合図だったかのように、 札は見る間に列となり男の周りに浮かび、廻る 廻る。]
――……くっ、痛っ……
[刺すような、激しい痛みに胸を抑え、眉を寄せる。 是程苦痛を、伴うのは 己の神力を使い、抗っているからだろう。]
(41) 2013/08/15(Thu) 04時頃
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[……――パンッ]
[何かが弾けるような音と共に、札は部屋の壁際へと飛ばされ 元の場所へと戻るように、すうと消えていった。 胸を抑えたまま、床に手をつき 荒い呼吸をどうにか整える。]
はあっ、はあ……、まあ。 伊達に永く、この座におらんわ。
[吐いた悪態は、誰に向けてのものか。 神力を、かなり消耗してしまったのが己でわかる。 次はきっと、抗えないだろう。 未だ痛む胸を抑えたまま、はあと一つ、ため息を零す。]
(42) 2013/08/15(Thu) 04時頃
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[胸の痛みは未だ、取れぬまま。 気を紛らわせようと煙管を咥え蝶としばらく戯れていれば 宵も白々明ける頃、弱々しい、一羽の烏が翔んできた。]
――……お前、亀吉の、とこのやろう?
[そんな事を語りかけるも、言葉を返す術を持たぬのか、 じろりと睨みつけてくる烏の四ツ目は、 此方の醜態を嘲笑っているようにも見えて。]
(45) 2013/08/15(Thu) 04時半頃
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[くすりと笑み、其方へ手を伸ばすと、嘴から紐が一つ。 手の中に落ち、烏はどろりと溶ける。]
虫ならぬ、烏の報せってか。 嗚呼、ほんま、使われへん奴ばっかりやなぁ。
[毒を吐き、嘲笑うのは、お互いの醜態か。 手の中の紐を、ぎゅっと握る。 舞っていた蝶が戯れのように黒に触れ、 ふわっと花となって咲き出ずる。 浮かび現れ出てたのは、白い白い、月下美人。 宵闇の中でしか咲かないその花は、烏が消えると共に、 はらり 枯れ、堕ちていった。**]
(46) 2013/08/15(Thu) 04時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 04時半頃
――下界のどこか――
[歌を聴いた気がした。
最早かつての「耳」など持たぬ、
日々死に脅かされる平凡な人の身なのに]
……その曲は、
そんなに悲しそうに奏でるものではございませんよ
[歌を聴いた気がした。
気のせいに違いないのだけれど。
すすり泣くような旋律が、何故だか無性に*愛おしかった*]
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