人狼議事


247 満天星躑躅の宵闇祭り

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【人】 手妻師 華月斎

─ 参道・隅 ─

『紙あるか? 半紙が一番ええねんけど』

半紙…折り紙なら。

『んー、ちょい硬いなぁ。
 ヒョコにやったら使えるやろけど』

ヒョコ?

『紙人形のことや』

[などなど、参道の隅であれやこれやと手妻の指導が始まる。
足りないものは屋台で置いてないか聞いて分けてもらったりもした]

(10) 2016/05/22(Sun) 15時半頃

【人】 手妻師 華月斎

『これをな、こないしてそないして……』

…こ、こうか?

『あー、もうちょいそっち』

[琥珀の手妻は使うものも手作りで、ヒョコと呼ばれる紙人形を作るにも四苦八苦。
元々手先は器用であるため、作る分には何とかなった]

『紙人形出来おうたら端に絹糸つけてな』

えーと、絹糸絹糸……

[調達した絹糸を手探りでごそごそと探したその時、目の前に細いものがふわりと飛んだ]

あっ、ありがとn………あ?

[誰かが絹糸を出してくれたのかと思ったが、目の前に現れたのは掌よりは少し大きめの丸顔のナニカ。
青年はぱちくりと目を瞬かせる]

(11) 2016/05/22(Sun) 15時半頃

【人】 手妻師 華月斎

『斎! 絹糸持ってかれとる!!』

───はっ!

[呆けてる間にも、絹糸を持ったそれはふよりらどこかへ行こうとした。
直後、耳に届いたのは鈴の音と共に発される声>>#1]

『木霊か、まぁたけったいのが暴れ出しおうたな』

木霊? それも妖怪か?

『精霊でもあるけどなぁ。
 力自体はそないに強ないが、こないな風に悪戯するわけや』

[琥珀が説明をしながら、絹糸を持ってきゃらきゃら逃げ回る木霊を指し示す]

(12) 2016/05/22(Sun) 15時半頃

【人】 手妻師 華月斎

『斎、嬢ちゃんの手伝いしたりぃ。
 ここに居る以上、機嫌損ねられぇは得策やない』

躑躅様って奴か?
捕まえられるかな…。

『わいも手伝ぅたるよって。
 ほな行くで!』

[ひとまずの目標を絹糸を持って逃げ行く木霊へと定めた**]

(13) 2016/05/22(Sun) 15時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2016/05/22(Sun) 15時半頃


【人】 手妻師 華月斎

[ふより漂う木霊とそれに引っ張られ靡く絹糸。
束で持っていかれてしまったため、ヒョコを使うことは出来ない]

『斎、この半紙千切りぃ』

えっ。

『ええから早ぅ!』

[ぴらぴらと示された半紙を青年は言われるままに千切り始める。
細かく、細かく、指の頭ほどの大きさに千切ると、琥珀は青年の帯に差してあった扇子を叩いた]

(28) 2016/05/22(Sun) 21時頃

【人】 手妻師 華月斎

『千切った半紙をこれで宙に飛ばしぃ。
 ええか、これは手妻の一つ、胡蝶の舞いや。
 覚えとき』

うぇっ、いきなりやるのか!?

『阿呆ぅ、いきなり出来ぃわけないやろ。
 飛ばした後はわいがやる』

[この姿では飛ばすまでは出来ないから、と言うのが理由らしい。
琥珀の言葉に納得の意を示した後、青年は扇子を開いて千切った半紙を宙へと飛ばした]

(29) 2016/05/22(Sun) 21時頃

【人】 手妻師 華月斎

『囲んだりぃ!』

[宙へと舞った半紙は蝶のようにひらりと舞い始める。
本来ならば扇子と共に繰る力。
太い尻尾を代用して指向性を持たせたが、蝶の動きはやや鈍い]

(30) 2016/05/22(Sun) 21時頃

華月斎は、肩の上でタヌキがくるりと宙返り。10

2016/05/22(Sun) 21時頃


【人】 手妻師 華月斎

[宙を舞った半紙の蝶の群れは木霊の前を遮ろうと撓る。
しかし出足が遅れたために囲むには至れず、絹糸を持った木霊を取り逃がしてしまった]

『ちぃっ。
 あかん、こん格好やと動かし難ぃわ』

拙い、逃げられるぞ琥珀。

[悪態をつく琥珀を肩に乗せたまま、青年は足で追いかけようと駆け出す。
その途中だった、逃げる木霊が手を離したのは]

(31) 2016/05/22(Sun) 21時頃

【人】 手妻師 華月斎

ぶっ!!!

[べちん、と青年の顔にぶつかるナニカ。
勢いは然程ではなかったのだが、追う足を止めるには十分だった。
顔から地面へと落ちたのは、木霊が持っていた絹糸の束]

ってぇ…… と。
良かった、絹糸置いてったぞ。

『…………』

……琥珀?

[安堵と共に絹糸の束を拾い上げる青年に対し、琥珀は何かを考え込むように黙り込んだままだった]

(32) 2016/05/22(Sun) 21時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2016/05/22(Sun) 21時頃


【人】 手妻師 華月斎

[黙ってしまった琥珀を気にしながら、青年は紙人形に絹糸を結わえ付けていく]

どうやって動かすんだこれ…。

[マリオネットとはまた異なる形状と糸のつけ方。
折り紙はそれなりに出来る、と言ったら生き物の形をいくつか作っておけと言われたのだが、これら全ての動きを再現出来ると言うのだろうか]

…あれ、そういやさっきの。
勝手に動いてたけど。

なぁ、琥珀。

『…ぅん?』

[再度呼ぶと、琥珀はようやく反応を示した]

(42) 2016/05/22(Sun) 22時頃

【人】 手妻師 華月斎

『あぁ、胡蝶がひとりでに動いたんは、わいが力使ぅたからや』

力?

『せや。
 わいは生き物の形のもんやったら命吹き込むことが出来んねや。
 他には怪我の治癒とかなぁ』

へぇ……それが琥珀の異能か。

『そういうこっちゃ』

[問いに返る言葉に青年は目を瞠るばかり。
だがそれを語る琥珀の声はどこか難しそうな色を宿していた]

(43) 2016/05/22(Sun) 22時頃

【人】 手妻師 華月斎

…何か気になることでもあるのか?

『……人型やないせいか、力繰り難ぃねん。
 ほんまやったら、胡蝶の舞も扇子使ぅて動き作りよるかんな』

扇子で?
こう、扇いだりとか?

『まぁそないなとこや。
 ふぅむ、これはあれやな。
 お前に一時的に付与するんがやりやすいやろか』

………はい?

『ちゅーわけで、ほい』

軽っ!?

[斎の頭の上へと駆け上った琥珀は、その額にてち、と手を当てる。
ぼわっと熱を受けたと感じた直後、宙を舞ったままだった蝶がゆらゆらと纏まりなく動き始めた]

(44) 2016/05/22(Sun) 22時頃

【人】 手妻師 華月斎

『ほれ斎、集中せんと胡蝶散らばってまうで』

なんか違う特訓になってるけど!?

『お前に素手で木霊は捕まえられんやろからな。
 先にこっちや』

[わちゃわちゃとしながらも青年は扇子を繰り蝶を纏めようとする。
その動きが胡蝶の舞の基礎になるとは青年は思いもしなかった]

(45) 2016/05/22(Sun) 22時頃

【人】 手妻師 華月斎

[わちゃわちゃしていたのも、しばらくすれば琥珀の指導もありそれなりの形となってくる]

『こないなもんやろか。
 次木霊捕まえぇ時は一人でやってみぃ』

すっげぇ……思う通りに動く。

『………聞いとるか?』

[人たるもの、過分な力を持てばそれこそ暴走しかねないのだが、そこは琥珀が居ることで抑えられているよう。
ただし、初めての異能に夢中になるのは仕方のないことだった。
太い尻尾でもっふり顔を叩くことで意識を戻させる]

(60) 2016/05/23(Mon) 01時半頃

【人】 手妻師 華月斎

『ほれ、木霊探しに行きぃ』

へいへい……ん?

[胡蝶の群れと作ったヒョコを携え、しばらく歩いたところで青年は足を止めた。
見つけた何かを拾うために身を屈める]

…籠?
何か入ってんな。

『飴やないか?
 誰かん落し物やろか』

[拾い上げた籠の中を覗けば、いくつかの種類の飴が入っているようだった]

誰のだろうな。
拾ってしまったし、探すか。

[そのまま放置することも出来ず、参道で持ち主を訪ね歩き始めた**]

(61) 2016/05/23(Mon) 01時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2016/05/23(Mon) 01時半頃


【人】 手妻師 華月斎

おぉい、誰かこの籠の持ち主知らないかぁ?

[声を上げながら探し回る青年の傍ら、琥珀は気にしないようにしていた気配の内の一つに小さな嘆息を零していた。
ただでさえ対たる闇星が多いのに、何故コイツまで居るのかと。
厭うわけではないのだが、琥珀の心中は大体そんな感じだった]

これ?
飴入ってんだ。

…飴売りが居た?
じゃあそいつのかな。
大事な商売道具だってのになぁ。

[情報をくれたのは陶器を集合させたような妖怪。
チンチンチキチキ身体を叩いて祭囃子を模しているようだった]

(73) 2016/05/23(Mon) 20時頃

【人】 手妻師 華月斎

えぇ? 芸人かって?
まぁ一応な。

あーあー、今手伝いしてっから、また今度な!

[祭り気分で盛り上がった妖怪達から、なんかやれー、だの、芸みせろー、だの言われたが、木霊捕獲の手伝いを理由に一旦その場を去る]

(74) 2016/05/23(Mon) 20時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2016/05/23(Mon) 20時頃


【人】 手妻師 華月斎

[そうして探し回る最中、ふよりと近付いてくる一つの塊]


あっ。


[と声を上げる間に青年の近くを掠め]


『…………あ?』


[と気付けば琥珀がぷらりと宙に浮いていた。
琥珀を掴み上げ宙をくるくる回る木霊は楽しそうだ]

(78) 2016/05/23(Mon) 20時半頃

【人】 手妻師 華月斎

『おおおおおおおおぉぉい!?』

そりゃこっちの台詞だ!!

[何で防がないんだ、とか、何で連れ去られてんだ、とか。
突っ込みが交錯する中、青年が扇子を取り出しくるりと手首を返す]

待てっ、それ置いてけ!

『物扱いしなや!』

人形じゃん!

[突っ込み合いをする間に、胡蝶の群れが宙を舞った]

(79) 2016/05/23(Mon) 20時半頃

華月斎は、蝶達が琥珀を拉致った木霊を追う。1

2016/05/23(Mon) 20時半頃


【人】 手妻師 華月斎

[真っ直ぐに木霊を追いかける胡蝶の群れ。
しかしそれは次第に鋭さを帯び、木霊を貫かんと伸び行く]

『阿呆ぉぉぉぉぉぉ!!!』

[その軌道上には当然琥珀も居るわけで。
無意識に攻撃の舞を放っていた青年に全力の突っ込みを入れていた。
到達まであと数センチとなったその時、木霊が危機を感じて琥珀から手を離す。
自由落下を始めた琥珀の上を掠めるように胡蝶は通り抜け、木霊はどこかへと逃げて行った]

(83) 2016/05/23(Mon) 20時半頃

【人】 手妻師 華月斎

あっちゃあ、逃がした。
琥珀、大丈夫か?

『……………』

琥珀?

[ぽて、と地面に落ちた琥珀に駆け寄り、青年は声をかける。
うつ伏せになっていた琥珀から声が返らないことに首を傾げていると、次第にタヌキがプルプルし始めた]

(84) 2016/05/23(Mon) 20時半頃

【人】 手妻師 華月斎

『殺す気かあああああああ!!』

[いや死んでるじゃん、と言う突っ込みもし辛いほどに琥珀はプルプルしながら諸手を挙げて青年に抗議する。
思いの外衝撃的だったらしい]

『お前な! 捕まえるいうてるのに攻撃してどないすねん!!』

えっ、攻撃になってた!?

『無意識か!! こなくそ!!!』

[意識的であれば怒りやすいのだが、そうじゃないと知り、矛先を逸らされた気分になって地団太を踏む琥珀だった]

(85) 2016/05/23(Mon) 20時半頃

【人】 手妻師 華月斎

『扇子は真っ直ぐやのぅて円を描くように、や!!』

えぇー……こっちの方が速度出ると思ったんだけどな。

『それが攻撃の型や!!』

[正座をさせられ説教状態の青年。
その目の前でふんぞり返りながら繰り方の再指導を行う琥珀。
傍目妙な光景に見えたことだろう]

(89) 2016/05/23(Mon) 21時頃

【人】 手妻師 華月斎

お、アキ。
いやぁ、失敗しちまってなぁ。

[くる、と手首を返して円を描きながらの扇子の動きを確認していると、アキと誠がこちらへとやってきた>>88
かけられた声にへら、と笑う]

『もうちっと器用か思うたが失敗やったかもしれん…。
 いやでも繰るのはきちんと出来ぃしな…。
 むしろ才能自体はあるんやろか…』

[琥珀は何やら自問自答中]

(90) 2016/05/23(Mon) 21時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2016/05/23(Mon) 21時頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2016/05/23(Mon) 21時半頃


【人】 手妻師 華月斎

琥珀に穴開けそうになった。

[さくっと言ったが問題発言である]

緊急事態ってことで琥珀の異能付与されたんだけど…難しくてさぁ。
動かすのは何とかなるんだが、狙いがいまいち。

[ひら、と扇子を翻せば、胡蝶の群れがひらりと舞う。
ただ扇子で扇いだ時の動きとは明らかに異なるもの。
胡蝶の群れはアキと誠>>91の周囲をくるりと回り、青年の傍らへと戻った]

(92) 2016/05/23(Mon) 21時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2016/05/23(Mon) 21時半頃


【人】 手妻師 華月斎

俺もびっくりしたぜ。
これがあれば芸も楽なんだけどなぁ。

『阿呆ぅ、芸は己の手でやってこそや。
 楽したらあかん』

[生前も芸事にはなるべく力を使わないようにしていた琥珀だからこその言葉。
青年は、ちぇー、と唇を尖らせる]

『披露する時ぁ付与消すよって。
 それまでに基礎、身体に叩き込んどき』

へーい。

[アキ>>93が大層喜んでいるため、胡蝶の群れをもう一周させてやった]

(94) 2016/05/23(Mon) 22時頃

【人】 手妻師 華月斎

そういやアキ、この籠の持ち主見たことないか?
どうも飴売りのものらしいんだけど。

[どこかで見ていないかと、拾った飴籠を見せてみる]

(95) 2016/05/23(Mon) 22時頃

【人】 手妻師 華月斎

まだ教わったばかりのぺーぺーだけどな。
帰る前には見せられるようにしてみせるぜ。

[完成を待つと言うアキ>>99に笑ってみせる。
豪語しよったのぅ、とは琥珀の言葉]

そうかぁ、見てないか。
商売道具落としてくなんて余程のことでもあったのかね。

ま、いいや。
もうちょい探してみるわ。

[青年は扇子を帯へと戻し、琥珀を拾い上げ肩へと乗せて。
立ち上がり飴籠を手に持った]

(102) 2016/05/23(Mon) 22時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[立ち上がって直ぐ、聞き慣れない声が離れたところから聞こえた>>101]

ん?

『あー…』

[対照的な反応が声のする方へと向かう]

(103) 2016/05/23(Mon) 22時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[音無き言葉>>105は当然届かない。
けれど、弧を描く唇がその因縁を物語っていた。
琥珀は鼻先を鈴の鳴る方へと向ける。
そこにあったのは見覚えのある古布のキツネ]

『…まぁだ残っとったんかい』

[くく、と低く笑う声が小さく漏れた]

(113) 2016/05/23(Mon) 23時頃

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