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[随分と幸せそうな顔だ。
しばらくはぼんやり眺めていたけども。
―――ああ、ここにあるのはもう死体のみ。
くるり、背を向け。
残る生者はさて何処?
しばし後、上階で響いた銃声を聞きつければ、ただ一直線に向かおうと。]
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【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ ぁは……、キレーな目の色。 (1) 2014/06/28(Sat) 17時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ い゛、 あっ……! (2) 2014/06/28(Sat) 17時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ 二人とも……、ゴキブリ並みに、しぶとい……。 (3) 2014/06/28(Sat) 17時頃 |
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【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ 昴クン、化けの皮が……ボロッボロ。 (7) 2014/06/28(Sat) 21時半頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[>>6と、同時に。モニターから響く声。 (8) 2014/06/28(Sat) 21時半頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[赤の溢れる左腕を、ボタンへと伸ばす。 (9) 2014/06/28(Sat) 21時半頃 |
[ふと気が付くと目の前に駒江と男がいた。
まるで睦み合う恋人同士のようで。
しかし赤く染まった身体に首筋に喰い込む歯。
甘さを孕みながらも悍ましい光景がそこにはあった
…ソイツは喰って俺は不味そうってか、なんでだよ。
[別に喰われたいわけではないが。
なんとなく拒否されるというのは気に食わないものがあって。
拗ねたように唇を尖らせる様はまるで子供のようだ。]
[暫くぼんやりと二人の様子を眺め。
幽霊になると時間も間延びするのだろうか、感覚がよく分からなくなる。
ほんの数分だったか、数時間だったか。
やがて無機質なアナウンスが流れた
そのうちこの二人も自分と同じように朧となって現れるのだろうか。
約束したのに、あっさりと死んでしまったから。
だからなんとなく会うのは嫌で。
その気持ちのせいだろうか、ゆらりゆらりと身体は揺らめいて。
ふっとその場から姿を消した*]
[謝罪の言葉と共に体を離され
心の距離まで空いたような気分になる。
それがとても寂しくて、悲しかった。]
…気持ち悪くなんてないのです!
その、私は円香おねーちゃんのこと、
そういう目で見てなかったですけど…
[私が彼女に向ける感情は、きっと彼女と同じじゃない。
けれど、不思議と唇を合わせられたとき、
気持ち悪いだなんて思わなかった。]
…けど、おねーちゃんのこと大好きなのです!
[伝われ。
その想いをこめて、ぎゅっと目の前の体に抱き付いた**]
―1F:使用人室―
あら。
[目の前の光景に、感嘆の息を漏らす。
ふわふわと浮遊する、自身。
その目の前にあるのも、見慣れた自身の身体。
眼前のそれは返り血に塗れ、真っ赤に染まったまま、動かない。
対して、自身の意識で動く、自分の身体は綺麗なものだ。
ただ、開いた胸元に、汚らしい、大きな銃痕があることを覗けばだが]
[そうして、察する。自身の死を]
……あぁん、もう。
[サイアク、と小さく呟いて、血だまりに沈んだ自身に手を伸ばしてみる。
それは、触れることなく空を切る。
汚らしい傷の残った自身の身体。
自身の行動原理であった“食欲”も、欠片も残っていない。
困ったな、と小さくため息をついて、あてどもなく部屋を出た。
その矢先に聞こえてきたアナウンス
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【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[「じゃ、また明日!」 (11) 2014/06/28(Sat) 23時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[銃声が遠くに聞こえる。 (12) 2014/06/28(Sat) 23時半頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[ 額に、赤の大輪が咲く。 ] (14) 2014/06/28(Sat) 23時半頃 |
……ッ!?
[ガバリと身を起こしたのは、怯え切った半裸の少年。
その身に目立つ傷は無い。]
なっ、何…?
ここ、どこ…???
[見下ろせば、睦み合う男女…に見える無惨な二つの遺体]
……ヒッ!?
[情けない悲鳴をあげて、ベッドから転げ落ちた。]
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[二人に微笑んだ女の身体は、 (15) 2014/06/28(Sat) 23時半頃 |
― 2階・広間前廊下 ―
[銃声を頼りにたどり着いたのは。
始まりの場所、その前の廊下。
ずたぼろの3人が見えた。
その時丁度アナウンスが響く。]
へー、あの姉ちゃんも兄ちゃんも生き残ってて……
んで来栖ってのも生きてんのか。
どっちが来栖かね?
まーでも、どいつもこいつも死にそうか。
……死んだほうが、幸せかもな?
まっとうな神経してるなら。
[嗤う。]
[響く銃声、赤が、女の額を彩った。
男はほんのわずか、顔を顰める。]
あぁあー……
こりゃ死んじまうよなー。
……ま、よく生きてたほうじゃね?
ぶっちゃけ、女なんてとっとと死ぬって思ってたしなー。
俺だって、アイツに殺されなきゃ、次は姉ちゃんを、って考えてたしなー。
……で、あと二人、か。
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ― 眠りにつく中で、彼女はかつてを振り返る ― (16) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[どんだけ迷惑がっても、アイツは話しかけてきた。 (17) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[あの時もアタシの隣にはアイツが居て。 (18) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[即座に理解した。狙われてたのはアタシだ。 (19) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[アイツが死んだのは、アタシのせいだ。 (20) 2014/06/29(Sun) 00時頃 |
[ぱん、という派手な音が階上から響く。
野次馬精神で、そちらの方向へ足を向けてみる]
―2F・広間―
[そこに在ったのは、赤い華を散らせて崩れ落ちる、女の姿。
同じように、幽体となった者がいたのであれば、微笑んで小さく手を振って。
傷を負い、血を流しながらも睨みあう、二人の青年に目をやる]
あらァ、修羅場。
[大変ねぇ、と笑んで、動かした目線が、縫い付けられる。
その奥に見える、男性の死体に]
[す、と広間を滑るように横切り、彼の死体に寄る。
鉈で切り付けられたらしい、無残な姿を見下ろした。
彼のことだ。どうせロクに抵抗出来なかったんだろうな、なんて考える自分に苦笑を零しつつ、彼の遺体に手を伸ばしてみる。
案の定すり抜けるそれに、ふ、と笑みを零して。
触れることをあきらめて、その死に様を眺める。
うん、やっぱり―――]
不味そうねぇ、ホント。
[だから、餌にするつもり、なかったのにね。
心中、ぼそり、呟いて。
2人の睨みあいに目線を戻しただろうか**]
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