人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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―― 地下聖堂 ――

[鏡を抱く女の指先がピク、と跳ねる。
トクン、と脈打つのは魂に残る魔力]


…… ドナルド ?


[呼ばれたような気がして女は顔を上げた。
高い天井を見上げる。
気のせいだったのだろうか。
女は不思議そうに首を傾げた]


メモを貼った。


【人】 墓荒らし ヘクター

― 4F:物見塔屋上(27) ―

[物見塔を登り切った闇はひとの姿を取り戻し、
腕に掴んでいた男を床へと投げ出す。

丁度、"娘"が灰となった場所へと。]

(1) 2012/05/01(Tue) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ――― 貴様、言ったな。

[男の意識があるかどうかも気に留めず
愉しげな口調で語りかける。]

 死ぬのは怖くない、だろう?
 なら、死ぬよりもずっと愉しいことを
 してやろうじゃねぇか。

[男の傍らに膝をつき、襟首を掴んで引き寄せる。]

(2) 2012/05/01(Tue) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 喜べよ。
 あれと同じにしてやる。

[一方的な宣言を投げ、
なおも引き寄せた首筋へ、
食いちぎりかねないほどに深く、牙を突き立てた。

少なくなりつつある男の血潮を
さらに強引に吸い上げ、飲み干す。
男の顔色が白く、そして青黒くなっていくのと対照的に
聖別された杭で穿たれた傷が、
硝子の破片が食い込んだいくつもの痕が、
みるみると消えていった。]

(3) 2012/05/01(Tue) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[やがて、動かなくなった男を床に落とし、
自らの手を噛み裂いて男の喉に翳し
大きく開いた傷口へと、血を注ぎ掛けた。

血の気を失った身体が、魔性の血を飲み干すさまを
薄く笑いながら眺める。]

(4) 2012/05/01(Tue) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 よう。起きろよ。

[男の身体に闇の命が宿ったのを確認すると、
その胸に右足を置き、男の顔を覗き込んで
目覚めを促す声を掛けた。]

 さあ。名乗ってみろ。
 オレの可愛い下僕ちゃんよ。

(5) 2012/05/01(Tue) 00時頃

―地下聖堂―

 ん……ここ、は……?

[視界が慣れるより先に、鼻孔を覆い尽くす濃密な香り。
目を凝らせば、そこは見慣れぬ風景。]

 僕は、ん…………っ?

[背中を襲った焼けるような痛みと。
急速に冷え行く肉体。
その二つの感覚は確かにあるのだが。
その記憶と、今のこの状況とが合致せず。

きょとんとした表情のまま、のっそりと身を起こすのだった。]


メモを貼った。


[声さえ届かぬこの場所で
知っても如何しようというのだろう。
じわりと焦燥が女の心を満たしていく。

鏡を床に置き覗き込めば

其処に映るは命奪う者と奪われる者の姿]


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 00時頃


[鏡に映る光景に気をとられ
女の居る地下聖堂に気配が一つ増えた事に気付くが遅れる。
男の声が耳に止まり
女ははっとして其方に顔を向けた]


――…どなた ?


[身を起こすその人に声を投げる]


【人】 墓荒らし ヘクター

― 1F:大広間(2)に続く階段 ―

[領主の騎士が、細剣使いの男を殺すのを見届けて、
瀕死の犬は首を持ち上げた。]

 『そこの貴様。
  ―――なかなか良い目をしているな。

  どうだ? そいつらが憎いか?』

[声を発したのは犬だったが、それは犬の声ではない。
闇の主の声が、大広間に響く。]

(8) 2012/05/01(Tue) 00時半頃

[声が聞こえ、ビクリと身体を震わせる。
今の声は――…。
そう思うと、先ほど感じた身体の冷え以上に、ゾクリと背筋が凍るのを感じた。]

 ………………貴女は……。

[姿が見えれば、目を見開かんばかりに驚き。
僅かに声を震わせ、呟くのだった。]

 貴女は、確かに灰になった筈では……?

[嗚呼、ならばやはり自分も既に生身の人間では無くなったという事なのだろうか。
そう、心の片隅で考えながら……。]


嗚呼、あなただったのね


[騎士がラルフの命を奪ったとは知らず
なれど此処に現れた彼もまた
自分と同じで生きてはいまい、と感じ取る]


彼の方の逆鱗にでも触れてしまった ?


[吸血鬼を屠らんとした人。
その吸血鬼に温情をかけた人。
クラリッサが血を奪い損ねた、その人]


ラルフ、といったかしら


[確かめるように呟いて
問う彼に一つ頷きを返す]


悪い吸血鬼は討伐隊に退治されて灰となり
魂だけの存在となりました


[物語でも紡ぐように女はそう答えた]


 魂だけの存在、です、か……。

[クラリッサの言葉に、苦笑いを浮かべながら。
あぁ、やはり身体に覚えた感覚は、間違いでは無かったのだと…。]

 その魂と意志を交わせるという事は……。
 ………………やはり、そうなのでしょうね。

[ポツリ、呟く。]


 ふふっ、領主殿の逆鱗には、まぁ確かに触れはしたのですが。
 それ以上に、貴女に焦がれる騎士殿が、ね――…。

[くすりと笑みを零しながら、呟く。

自分と対峙した忠実なる騎士を思う。
自らの命を奪った相手ではあるが、不思議と憎めはせず。
きっと、彼は彼なりに真っ当にその勤めを果たしたのだろう――…。]


――…


[死者である自分が死した彼に掛ける言葉を探しあぐね
少しの間が空いた]


ヒュー、が……?
……そう、――そうね
あの方は、ドナルドの傍に居たのだから……


[鏡に映った光景が脳裏を過ぎれば
柳眉を寄せて軽くくちびるを噛む]


 ――――――――っ……。

[友人の名を聞けば、一瞬息を飲む。
そうして、ゆっくりと重苦しく息を吐き。]

 …………皆は、どうなるのでしょうか…。

[せめて、仲間達には無事に城を脱出して貰いたいのだが。
よもや友人の身に牙が迫ったなどとは知る由もなく。
ただひたすらに、その身を案ずるのだった。**]


[騎士が無事ならば嬉しい。
けれど騎士が手に掛けた者が目の前にいれば複雑で]


私の時のように
また、情けをかけてこんなことになったの?


[対峙した時にみせた彼の甘さを思い
困ったような表情で首を傾げる。
騎士の力量は充分に承知していたけれど
女の懐に入り込んだラルフの力の一片を知るから]


[問うような言葉に女は瞬きをして]


――…こうなってしまっては
どちらかが倒れるまで終わらない

禍根を残すような真似
彼の方ならばなさらぬでしょうし……


[止める手立てを失った女は
案ずるラルフに自分の考えを伝える]


【人】 墓荒らし ヘクター

― 1F:大広間(2)に続く階段 ―

[投げられたレイピアは、咄嗟のことにもかかわらず
過たずに犬の口を縫い止めた。
悲鳴を上げることも叶わず、ぐすぐすと崩れゆく犬の身体から
なおも声は、笑いの波動を伴って響く。]

 『ハッ。
  気付いていないのか、おめでたいのか。

  貴様の心は、もう闇に近い。
  気持ちいいくらいにな。』

(18) 2012/05/01(Tue) 01時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 『あとで中庭に来い。

   貴様の本当の姿を見せてやるよ。
   似合いの力も、な。』

[犬の身体が崩れ消えていくとともに声は遠ざかり
やがて、黒い染みだけを残した階段に、
硬い音を立ててレイピアが転がった。]

(19) 2012/05/01(Tue) 01時頃

[女は鏡に触れる。
其処にはヒューとラルフだったものが映りこむ]


私が……
貴方に人を殺させてしまったのね

貴方にも暇を出すべきだった
そうすれば……
貴方を巻き込まずに済んだのに


[犬の残した言葉
女は怪訝そうな表情を浮かべて]


――…ヒューに何を ……、……


[不安げな呟きを漏らした]


[女はヘクターを捜し鏡を操る。
場面は物見塔の屋上へと切り替わり
ヘクターとドナルドの二人が見えるようになる]


――…ッ


[ドナルドの身に起こるのは
女が以前体験したのと同じに見える。
人間であった者が人間でなくなるあの瞬間。
儀式めいたその行為に女は言葉を失う]


ドナルド ……!


[鏡の向こうに呼びかける。
呼びかけて、呼びかけて
届かぬ事がもどかしくて]


  “ My Lord ”

如何して、『彼』だったのです……


[消え入りそうなか細い声が問う]


【人】 墓荒らし ヘクター

[人が魔へと変異していく様は、なじみ深いものだった。
何度見ても、その味わいは格別―――

隻眼の奥より輝いた赤に目を細め、
男のそれよりも鮮やかな紅の視線に、笑みを滲ませる。]


  ――― 上出来だ。


[素直に名乗った男へと、褒める言葉を投げ落とし、
男の上から足をどかす。]

(35) 2012/05/01(Tue) 02時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 『ドナルド・ジャンニ』

[刻み込むように名を呼び、立つようにと視線で命じる。]

 良くできた貴様に、褒美をやろう。

[指先を伸ばし、傷がふさがったばかりの喉に触れてやる。]

 貴様の獲物を狩って来い。
 その渇きを癒せ。

 この城にいる連中を、好きに喰らってくるがいい。
 ―――ああ。赤毛の男だけはだめだぞ。
 あれは、オレのものだ。

(36) 2012/05/01(Tue) 02時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[身体を侵しているだろう渇きを名指しで呼び覚まし、
闇の狩人としての本能に呼びかける。

人としての記憶を失うほどには支配していない。
だが、血の絆が男を縛り付ける。

それを承知している顔で、悠然と命じた。]


   行け。喰らえ。
   存分に、その力を解放してくるがいい。
 

(37) 2012/05/01(Tue) 02時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[新たな下僕を愉しげに眺めていた視線が、
その胸元で止まる。

 紅玉の髪飾り。
 "娘"が身につけていたもの。

取り上げることもできるだろうが、そうはしなかった。
"娘"から取り上げなかったのと同様。

  ―――ただの気まぐれだと、片頬だけで薄く笑う**]

(38) 2012/05/01(Tue) 02時半頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 02時半頃


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