人狼議事


73 ─深夜、薔薇の木の下で。

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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―廊下―

…サイラス?

[少し壁に寄りかかりぎみにしながら進もうとして
サイラスの振り替える様に首を傾げた。
室内にはまだ薔薇の匂いが濃く残って]

どうかしたの?

[何かそこに見つけでもしたのかと
少し気だるい声は問う。
けれど泣き出したその様と言葉に
戸惑いの様がありありと浮かんだ]

(1) 2011/12/27(Tue) 01時頃

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ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 01時頃


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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…サイラス、少し落ち着いてよ。
いきなり泣かれて言われても、解らない。

[子供のように泣き出した様子に
戸惑ってただ慰める選択にしかならない。
身に纏うのは淡い石鹸の匂いと甘い薔薇の香り。
先程のように抱き締めようとするが
まずはその前に落ち着いて話を聞くべきと
手近な扉の向こうに誘導する。
礼拝室は、酷く静かだった]

(4) 2011/12/27(Tue) 01時頃

[意識だけが、はなれる。
それは、薔薇の精との事が終わった後。

医務室に運ばれた身体が見える]

 ――何、してんだ。俺。

[解放された意識は、漂うだけ。
同じ医務室のベッドには他にジェフやノックスの姿も見えたか。

不思議な並びに苦笑を一つ、零した**]


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――夢のどこか――

[ベッドで、ロバートと会話をしていた筈だった。
 ふっと意識が途切れて次に気がついたときには知らない場所。

 辺りを見回しても、ここがどこだかわからない。
 何が起きているのかも解らない。

 一人でいるのは、恐ろしい。

 ゆるく首を傾げて、歩き出した**]


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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―礼拝室―

[あまり光はないが、ステンドグラスから
こぼれる色は二人の上に落ちる。
最初は、理解ができなくて。
けれど胸のふかくに仕舞い込んであるはずの感情を
躊躇う暇もなく引き出されて
心臓が緊張を帯びていた]

…どう、して。

[声は掠れるばかり。
更なる問い掛けに俯きもする。
けれど]

──逃しても捕らえたって後悔する。
それなら、悔いの少ない後悔にしたかった。
…サイラスには、どれぐらいわかるのかな。

[あの部屋での情事も筒抜けなのか]

(23) 2011/12/27(Tue) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―礼拝室―

…サイラス?

[伸ばされた手が捉えたのは黒髪。
冷えた空気に曝される耳朶と首筋。
隠れたところから幾らか覗く、情事の痕]

──っ、やめ…!

[耳朶にたてられる歯の感覚に
くらりとした感覚を覚える。
文字通り食らわれるかのような錯覚。
血が滲めばはっきりと。
滲まなくとも確かに薔薇の香りは強くなる。

まるで虫を惑わす花のごとく**]

(32) 2011/12/27(Tue) 07時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 07時半頃


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― 回想 ―

[ズブズブと夢に落ちる感覚は、蓑や繭にくるまるに
きっとよく似ている。]

 ああ、ごめんねー……―――。
 重いよねー……―――。

[意識を何かから防御する間に、
己の身体が小さな下級生に運ばれていく。
夢現で呟いた声は、きっと届かない。
触れる温もり。それだけで満足できる時に還りたい。

だから、カルヴィンに謝っても意識が戻ることはなく。
否、もう戻せることが出来なかった。]


[そして医務室のベッドの1つに横たえられる身体。
きっと日頃とは違い、真っ直ぐに整えられているのだろう。
その代わりに、ノックスの精神は、いつも以上に蓑虫の形。
繭の中に丸まり、外を見ようとしない。

――……男同士の恋愛なんてありえない。
    付き合うならスタイルも性格も良い女の子がいい。
――……いつか愛されて産まれた子を、両親に見せてあげたい。

それがきっと普通の感覚だと。
そこまで意識を戻す為に。
繭から一度放たれた焔を、逆再生するかのように繭に収まる。
自分の焔で、自分自身を傷つけない為に。

でも、そうすると、とてもとても寒いから。
歩きだすジェフとは対照的に
余計、身を固くして繭の中に閉じこもってしまう。
何かに折り合いがつくまでは、きっとそのまま*]


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[ふわりと漂いながら、人のいない廊下を行く。
見える、けれど向こうは自分には気づかない。

自分の体に見えたのは茨の痕。
今もこの姿でもそれは映る。

廊下を行けば、見知った金髪が見えた。
焦がれた姿。今は――]

 ジェフも倒れたんだ……?
 あんな状態であんな事してるからだよ。

 ……俺もだけど。

[かける言葉にはどこか棘が残る]


[エリアスの体を抱いた記憶は、残っている。
途中からあやふやになってしまったそれは、最後まで行ってしまったのかどうかわからず、けれど残るのは後悔、と]

 せっかくだから少し話さない?
 ここなら、ジェフの大事な弟も、同室の彼も、いないしさ。

[いないというより、向こうから関知されないのだが。
こちらの声が届かないのであれば、同じ事だった。

ジェフェリーの方へと一歩一歩近付いていく。
すぐ側まで行けば、少し見上げる形]

 ……俺さ、知ってるんだ、ジェフが秘密倶楽部にいたことも、そこで何をしてたかも。
 ジェフが誰を見ているのかも。
 どうしてだと思う?

[問いかける口調はいつものもの。
棘が入り込んだせいか、視線には艶すら感じられて。

ジェフェリーの髪に、手を伸ばした**]


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[どこかの廊下を歩いている。
 自分はどうしたのか、それもわからない。

 後ろから知った声がかかる、振り返るとベネットの姿。
 独りでないことに、まずほっとした。]

 あんなこと?倒れた?私が?

[しらばっくれようとして、しかし続く言葉に無駄だと知る。
 それなりの距離感を保てる良い友だと思っていた。

 考えがまとまらない。見られていた、知られていた。何故だ。
 ベネットだけでない、カルヴィンも、ノックスも、皆に知ってしまった、もしかしたらロバートも。他にも秘密を知るものは居る。
 自分はどうしたらいい。]

 どうしてだ。私は……
 ベネットは何故。

[伸びてきた手からは逃れないから、指先に金が絡む。
 艶の籠もる瞳を見ているとまた、ろくでもない自分が動き出しそうで、目を閉じてそのまま受け入れる。**]


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 どうしてって、わからない?
 残念だな、ずっと見てたのに。

 この学校で初めて会ってからずっとさ、俺はジェフに憧れてたよ。
 ジェフがそういう事してるんだと知った時も、最初は驚いたけどね。

 でも、同時に寂しかった。


 俺じゃあ、大事な弟の代わりになれないから。

[髪を優しく撫でながら、口にする]

 隠す必要がないとまでは言わないけど、ジェフはそのままでいいんじゃないかな?
 そのプライドを持ったまま卒業して、その後で言ってみたら?
 誰よりも大事なんだって。

 俺はさ、ジェフのことが好きだったんだ。


[すんなりと出た言葉は過去形。薔薇の悪戯で表に出てきたのは、無意識下で抱えていた思い。
自分が倒れていなければ、看病くらいは友人としてするつもりでいたけれど]

 でも、今まで気づかなくて、良かった。
 もっと早く気づいてたら、俺は今でも、ジェフを好きなままだったから。

[髪からするりと指を抜いて、頬に触れる。触れたかったものが、今はこんな近くにあるのにそれほど欲さない]

 ――さてと。俺は素直になったから、ジェフだって素直になればいいんだ。
 誰が好きなのかはっきりしないと、誰も手に入らなくなるよ?

[そういって、にこりと微笑んだ**]


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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―礼拝室―

…、…

[戸惑いは表情に滲む。
どうしてやればいいのか、解らない。
ただ、手を伸ばしてやることだけが
今の自分に出来ること]

……大丈夫

[握り締める手を撫でる。
それから、頭を撫でることくらいは赦してほしかった。
抱き締めることは赦されるだろうか]

俺は、大丈夫だから。
…サイラスが、俺の為に泣く必要なんて、ないし。
それに…俺には、サイラスに泣いてもらう理由も価値もないんだから。

(67) 2011/12/27(Tue) 21時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/12/27(Tue) 21時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…ごめん。

[他に伝えようがなかった言葉にまで
思ってくれる言葉は、幾らか胸に痛む。
一向に泣き止む気配がない後輩に
ただ戸惑うしかなくて]

じゃあ、質問変えるね。
…サイラスは何で俺が痛いと嫌なの。
何で、俺の為に泣いてくれるの。

[抱き締めたままその耳元へ
囁きかけるように問いかけた]

──俺に、どうして欲しい?

[薔薇の香りに似た囁きは
その望みを知るために紡がれる]

(75) 2011/12/27(Tue) 22時頃

[繭の中で丸まっていた魂は、
音と香りに反応し小さく身じろいだ。

部屋で起こされた時、そうするように
蓑虫がちょこっと顔を覗かせる様に
見聴きするのは……。]

 もう、やだなぁ……―――。

[もにゅもにゅと零す言葉は、何に対してか。]

 薔薇ちゃん、あんまりオスカー虐めないでね?

[それでも、雪うさぎを共に作れなかった
後ろめたさも手伝って願う音は
薔薇の音には成りきらない。

それでも、傷が疼くように彼らの声だけは聴こえて。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

──だめ。

[逃げようとしたその身を押し留めるのは
今度はこちらの番だった。
手に込める力を強めれば、布一枚限り越しに
肌も熱もその存在を顕示する。
ごくそばにある青い瞳を、覗きこむ]

サイラス。

[小さく囁いてその名を繰り返す。
荊など伴わぬ身であるのに
まるで後輩を捕らえるかのよう]

(79) 2011/12/27(Tue) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

──俺を、どうしたいの。

(80) 2011/12/27(Tue) 22時頃

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[入り込んだ棘はもう落ちてしまった。
けれど、棘があった、という事実が薔薇の精の声を耳に届ける。
棘に侵されたもう一人の声も]

 ま、素直にって言ってもここからじゃ声は届かないか。

[そういう口調はどこか楽しそうに]

 見てるだけなのは、切ないよな。
 手が届かなくて、こちらを見ない相手を見続けるだけ、なんて。
 って言っても、ジェフは今までもそうだっけ。
 弟には、中々手を出せないし。

[自分でも意地が悪い言葉だと思う。それでも、止められないのは湧く事のなかった嫉妬心の欠片かもしれない]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

それがサイラスの望み?

[緩やかに腕を解く。
首を傾げれば黒髪が揺れて、影を作る。
じっとその青い瞳を見ていたが
いくらかしてから口を開く]

──壊したいなら、壊せばいい。

[確かに、そう口にした。
薬を塗りそびれた傷口から入り込む薔薇の麻薬。
緩やかに神経を冒していく奥底にある快楽への渇望]

…俺は、それを望んでる。
サイラスは、どうしたい?

[もう一度、手を伸ばした。
破片によって傷を帯びた指へ
まだ傷の新しい己の指先を]

(85) 2011/12/27(Tue) 23時頃

[オスカーを虐めないでと、願ったけれど。
その彼が、ベネットに触れるのを見れば、
アイスブルーは眼を逸らした。

     ――……自分は何も見ていない。

思いこんで思いこんで。
思いこんだと信じて、けれどその場には居られない。]

 やっぱり……。

[逃げ出すように、歩んだ先。
見えるのは2つの影。
聴こえる声は、ベネットのもの。
ジェフの秘密を知っていて、尚、彼は……―――。

唇が歪んだ。顔を覆う。
醜いと思うものよりも、己が酷い顔をしていると判るから。]


[顔を覆ったまま、彼らに見つからぬうちに……と。
聴こえるヴァイオリンの音に誘われるように、
その場を離れた。]


[言葉を切って、ふと感じた気配に振り向く]

 ……ノックス?

[ジェフェリーがいるのだから彼がいてもおかしくはない。
そして彼が今この場面を見れば、どう思うのかは明白で]

 ごめん、ジェフ。
 行って来る。

[その傍を離れて、遠くに見えた背中を追った]


[そして、辿り着くのは音の降る場所。
フィリップの近くで、星に願う音を聴く。]

 うん、やっぱり、いい音……――。

[顔を覆っていた手を落とし、呟く。
少し今まで2回聴いたそれと違う気がしたけれど。
それでも根幹は、きっと同じ。

大気圏に触れて燃えて消え堕ちる流れ星のように、
一度燃え盛った焔は穏やかに落ちついた。
このまま、どす黒い何かも消えてしまえばいい。]


[そして音が止んだ。
酷く穏やかな気持ちになったけれど、
セシルの唇から落ちる言の葉に、唯心配そうな顔をした。]

 願いを叶えたって顔じゃないけどなぁ。

[けれど、その声は、もう彼には届かない。
きっと、何をしてあげることもできない。
出来たとしても、それが彼の為になるかは

――……薔薇の声でのあれこれを思い出して
苦く微笑むしかない。

それでも、願うことは許されるだろうか。
部屋を貸してくれると言ってくれた彼の為に。]

 セシルにも、良いことがありますように。


[音の鳴り響く廊下。そこに、その背中を見つけた。
言えば、聞いてくれるだろうか、と思う。

彼を傷つけたのは自分で、恐らく誤解もされていて。
音がやむ]

 ――ノックス。

[声をかける。彼は、自分の言葉を聞いてくれるだろうかと]


[純粋に誰かの幸せを祈る背に、かかる声。
ぴくっと肩が一度震え、止まる。
振り返った顔は、いつもの微笑。]

 ――……ベネット先輩。

[感情を凍らせたようなアイスブルーが
同室の先輩の姿を映す。]

 なんで、此処にいるんです?

[そう言えば、そもそも何故という部分が抜け落ちていた。
これも薔薇ちゃんのお節介かな……とは、思ったけれど。
それプラス、先程彼が誰の前にいたか、知っているから。
何故、自分の前に立つの……と。]


 なんでって、……なんでだろ。
 薔薇に魅入られたから、かな。

[ノックスの前、ではなく、同じ空間にいる理由を告げる。
薔薇の精と何をしたのか、言えない]

 ちゃんと、謝ろうと思って。
 俺の態度が曖昧で、俺の言葉がノックスを傷つけたのなら、謝りたい。
 でも、俺はジェフの代わりだなんて、思ったことはないよ。
 
 俺は、確かにジェフの事が好きだったけど。
 もうそれはいいんだ。どんなに考えても、過去形にしかならない。

[首を振って、ノックスを見る。
あれから、事あるごとに思い出すのはジェフではなく、彼のことで。
どう言えば伝わるのだろうともがく]


[撫でられる。
 その手はとても優しくて、閉じたままの瞼が震えた。]

 すまない。

[最初の謝罪は、驚かせたことと悲しませた事に。]


 ……ありがとう。

[次の感謝は、背を押してくれる言葉と、気づけなかった好意へ。]

 私みたいな、どうしようもない男でも。
 ベネットのように好いていてくれる人が居ると知れた。

[頬にその手が触れると、ゆるりと瞼を開いて見下ろす。
 美しい笑みに、感情に気づけなかった。
 本当に自分は酷い男だ。] 


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ヴェスパタイン
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