139 【飛歓】暇を持て余した神々の【RP村】
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[浄められた鏡の前。
座して名を唱える。
神の名は、日向]
え…、っ!
[輝きを受けるはずの水盤と鏡の中、靄がとぐろを巻く。]
[己の力、全て。
弾き返され、そのまま意識は遠のいた。
後に残ったは、水晶の欠片。]
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/08/14(Wed) 00時半頃
[自らが砕け散る音を、どこか遠く聞いた。]
(ああ、せっかく浄めたのに…)
[彼の人の水が染み渡った五体。消えさせ、人界に落ちるには忍びなく。残った神力で水晶へと変えた。]
(どうか、新たな清めの道具として使ってください。)
[白兎に託したそれは、かの水神へと届いたろうか。
ただの人間になった身には、すでに分からぬことだけれど。
ゆっくりと目を閉じる。]
―未明―
…ふーん。
[水鏡に浮かべられた札の力が身体を包む。
徐々に奪われて行く神力。
創造神は薄く笑う。]
ウチが祟り神だと?
[あるいは力が力なだけに恐れられたか。]
―――――まぁ、いいわ。
正直、あの地には飽き飽きしてたのよね。
[行くなという風に腕に巻きつく羽根蛇を撫でれば。]
そういえば、甚のとこに預けてる子が居たわね。
[消えゆく神力の最後をその羽根蛇に送る。]
心配するなって、
君はもう、ウチが居なくても大丈夫、
君は君の意思で、信じた通りに動けと。
どこにいてもウチは、その君の心を君の姿を見ているから、と伝えて。
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/08/14(Wed) 01時半頃
―回想:丘・朧と―
―――…そうかもね?
[人になりたいのか、と問う朧に薄く、笑う。
本心とも冗談とも取れるような、読めない音は丘を流れる緩やかな風に溶けゆき。
続く、己が下に仕える伝達神を信じると言うのには。]
ありがとう…、朧。
[一瞬だけふわりと笑んで。
直ぐに元の無表情、とんっと身軽に幹から降りる。]
もし…、もしウチが堕ちることになったら…
あいつのこと、頼む…
[朧の傍ら、同じように大樹に凭れ。
そんなことを口にした。]
…笑うな。
[羽根蛇の名に軽く噴出する様にはふいっと余所見をしつつ。
ゆっくりゆっくり、水神が考えながら紡ぐ、その内容に耳を傾けた。]
…うん。
[信じて貰えるか解らないが、自身は祟られていないと思うという朧に小さく頷けば。]
…あ、言っとくけど、ウチは弟子だからって甚を憑かれていないって言ってる訳じゃあないからね。
仮にあの子が憑かれていたら、こんな札遣わなくても、師匠として責任持って下界に堕とすってこと。
ウチにはその力があるし。
本当に信じるってことはそういうことでしょう。
現実から目を逸らすことじゃない。
[それだけは付け足して説明して、再び話を聞く。]
水が濁りを―――…
[手を握る様を横目に。
寂しそうな声が響く。]
詠神の術に影響…
[朧の言葉をひとつひとつ、確認するように繰り返す。
水を渡した相手は勿論、察していた。]
た、しか、前のときもそんなことがあったような…
[月神の占を妨害する、別種の力の存在。
考えるように手を口に充てる。]
そうね、朧が、他ならぬ君が、水に異変を感じているのなら。
その感覚は信じるべきだと思うわ。
少し、様子を見てはどうかしら。
朧が大丈夫だと、心から思えるもの以外は渡すべきじゃない、きっと。
あー、でも、その水が無ければ詠術に支障が出るとかだと…
[うーん。と唸って。
後の判断は任せると言われれば。]
ん、わかった。
[軽い感じで頷く。
そして、変な話をと笑んで、丘を下りるその後ろ姿に。]
君が君であるのなら、ウチは信じられる。
だから君も、君であることを忘れさえしなければいい。
朧が朧である限り、水のこともきっと―――
[大丈夫だと、そう、はっきり伝えただろう。]**
―下界に堕ちる少し前―
?
[高天原から消える己の身体を感じる中。
何故か見えた祭壇の様子。
注連縄に。]
…何、あの子。
罪悪感、でもあったのかしら。
[置いたであろう浄神の姿を思い浮かべ、ぽそりと呟いた。
その存在からして、己を祟り神だとした者のひとりが置壱だと証明しており、本当にそう思っているのなら、このようなことをする必要はなく。
矛盾した行動に小さく溜息を吐く。]
つきあってられないわ。
[そう呆れつつも、いつも己に対してひねくれた言動を取っていた置壱の、彼なりの気持ちに自然と笑みが浮かぶのだった。]**
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/08/14(Wed) 13時半頃
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――昨日:自邸にて――
[帰宅した兄から、お茶の誘いを受ければ。>>24 自分の手が触れたものを他者に供してよいものか逡巡したけれど]
(日向ちゃんは……何ともなさそうだった。 やっぱり、気のせいだったのかしら。 わたしは潔白だとか、そんな話もあるようだし……)
[どうにも違和感の残る掌に視線を落とし、 振り切るように首を振って、お茶の支度へと]
(82) 2013/08/14(Wed) 14時頃
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[話がある――そう切り出され、昨夜と聞けばどきりとして。 しかし兄の口から告げられたのは、 思ってもみなかった「違和感」の正体。>>33]
……甚六さまが、術を? 何故わたしとお兄さまに……
[甚六にとて、離れ難く想う相手もあったろうに、と眉を垂れ。 己が為より他者が為に貴重な力を使ったという伝達神を、 今日、自分は下界へ堕としてしまおうと]
(……人が好すぎるわ、あの方は)
[苦い気持ちを噛み潰して。 なれば彼の神は人に生まれれば良かったのだ、わたしは悪くない、誰も悪くなどない――そんな言い訳が胸の内を廻る。 切々とした兄の訴えに、馴染みとなった赤黒い音が混じって]
……迷惑なんて。志乃、生まれた御恩は忘れもしませんのに。 お兄さまの望むまま、志乃はお側に在りますわ これまで通り、これからも、
(86) 2013/08/14(Wed) 14時半頃
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(要らぬと言われるその日まで)
[共に堕ちれば気付くだろう。 妹が、兄の思い描く理想の女神などではなかったと。 誰より弱く純粋な、兄の心を傷つけたくはないというのに]
……おやすみなさい、お兄さま
[いつものように、おっとりと微笑んで、小さく手を振って。 こんなか細い両手で一体どれほどのものを抱えきれるのか。 受け止め切れるのか、零さぬよう抱き留められるのか。
空気を抱く腕が、ひどく、重い。 それでも、選んだのは己自身なのだから。
部屋に戻れば、日向に貰った花束が生けてあるだろうか。 小さくも強く瑞々しい野の花が、憎々しいほど眩しく見えた]**
(87) 2013/08/14(Wed) 15時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/08/14(Wed) 15時頃
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――深夜:???――
[音に呼ばれて目が覚めた。 赤黒い振動。掻き消されそうに遠い、"声"]
……堕とさねば、いられないのでしょうか
[何もできぬと嘆き、すまないと苦悩する。 姿も知らぬ悲しい神の、その声は高潔な黒。 ――彼は、確かに慈悲を知るだろうに。 良心との葛藤が破滅を招くなど、そんな悲劇だけは迎えぬよう]
(耳に入り、言葉を交わした。これも何かの御縁です。 心安かれ。憎しみにばかり囚われませぬよう。 互いの縁を、あなたがその鋏で断ち切るまでは。 わたしはあなたの友とも母ともなりましょう)
[その立ち位置には慣れたもの。お任せあれ、黒の神。 くすりと笑って、今日も抜け出した*]
(90) 2013/08/14(Wed) 15時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/08/14(Wed) 17時頃
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――現在:兄妹の屋敷――
[夜半の外出から戻ったのは、今日も明け方だったろうか。 来客を告げられ、眠い目を擦りつつ身支度を整える]
(日向ちゃん……ではないわよね。 玄関でお待たせしてるってことは……どなたかしら)
[検討もつかない、と首を傾げ。 いつかの約束通りに、ウトが琴を聴きにきてくれたのか。 だったら尚更部屋に通すはずだろう、等々。
恐る恐る顔を出し、玄関先に佇む姿を見つければ>>94]
……置壱さま?
[あまりにも予想外の人がいたことに対して。 ほんとに何で? と、柱の陰から変な顔]
(107) 2013/08/14(Wed) 17時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/08/14(Wed) 18時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/08/14(Wed) 20時頃
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[思わず浮かべた変な顔。 それを見られたかどうかは、相手の反応からは窺い知れず。>>113 距離を保ったままでいてくれるのならば、 いつものように怯えて逃げ惑うこともないだろう]
……兄なら、早くに邸を出たそうですので…… ? 何か、を……ですか
[言われていることは分かっている。置壱が聴きたいのは、おそらく下界に落ちた明や朝顔の言葉だろう。 しかしそれを伝える術は、己にはない]
申し訳ありません、ご期待に沿えそうにはありませんわ ……わたしが聴けるのは、この高天原にある音のみ 風の音、木の葉のさざめき、炎の爆ぜる音、 それから今は、
――祟り神の奔る音も。
[隠していても、いずれはどこかから漏れ伝わること。 なればせいぜい【潔白】を利用してやろうと、そう思う]
(140) 2013/08/14(Wed) 20時頃
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[驚いたろうか。それとも、祟り神めと詰られたろうか。 何にせよ、既に口にした言葉を撤回する気もなく]
音と風に依りて、祟り神は訪れを成すのでしょう ならば、音を司る身で「聴こえぬ」方が妙というもの ……ですからわたしは、甚六さまを疑っております
[言葉を切って、見上げる。じっと目を見据え、口を開く]
昨日もたらされました報、【志乃は祟り神ではない】 ――それが一体どちらさまの言か、わたしは存じません
それ故、志乃は志乃自身、祟り神でないとは断言できませぬ 志乃を不気味と思われるのでしたら、どうぞ追放なさいませ
……今申しましたこと、誓って嘘偽りはございません なれど、信じるも信じないも、わたしの決めることではございませんから
[混乱を。混沌を。招けば良い。皆の間に。 時間稼ぎにくらいは、なるだろうと――口の端を持ち上げて]*
(145) 2013/08/14(Wed) 20時半頃
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[そんなことを話していた時だったろうか。 庭の方から、駆けてくる火鼠が視界に入ったのは]
あ……ウトさま
[いつかの約束を――まだ、平和と呼べた頃のそれを思い出し、自然と口許は綻んで]
置壱さま、よろしければご一緒にいかがです? ウトさまと朧さまが、琴を聴きにいらっしゃるそうなので
[首を傾げて、問うてみたけれど、はて?]*
(149) 2013/08/14(Wed) 20時半頃
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志乃は、亀吉お兄さま、ちゃんとご飯食べたかしらとぼんやり(促し
2013/08/14(Wed) 21時頃
志乃は、日向ちゃんが近くにいるなんて、まだ多分気付いてない(促し
2013/08/14(Wed) 21時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/08/14(Wed) 21時頃
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[火鼠を受け取るとほぼ同時に、明るい声。>>151 つい普段の癖で柱に隠れかけたけれど、思い止まって]
ウトさま。朧さま、も。 こんにちは、ようこそいらっしゃいました。
使いと一緒に……は、まあ、そうですけれど ……ふふ、ウトさまらしいです
[新たに現れた二人へと頭を下げて、中へ通すだろう*]
(154) 2013/08/14(Wed) 21時頃
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――自室――
(ウトさまに頂いた帯揚、今日使っていればよかったわ)
[何しろ急だったから、と悔やんでいても仕方ない。 いそいそと楽しげに正座するウト>>157を見れば、]
……がっかりさせないと、良いのですけれど
[苦笑し、用意を整えて。 まずはこれを――小さく微笑み、選んだのは、 ウトに合せた軽快な曲だったろうか]*
(161) 2013/08/14(Wed) 21時半頃
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[笑い交じりの朧の言葉>>168には、目を丸くして]
……ひっ、わっ、わ、わたしなんて、そんな ただ暗いだけ、で、……畏れ多いお言葉ですわ
[朧さまってこんな方だったのか心臓に悪い、 素で仰ってるならなお恐ろしい、などと驚いたろうか。
ウトの涙>>163を見れば、ぎょっとして]
う、ウトさま? お気に、召しませんでした……?
[おろおろと、手拭いを差し出して*]
(171) 2013/08/14(Wed) 22時頃
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――夜半:月光神と繭糸――
[日に日に醜さを増す音が、月明かりを覆い隠して。 暗い道をどのように走り、どこへ辿り着いたろうか]
『傷つけたのか、彼女を』
[憎い、憎いと云う声の主も、それを聴く己自身も、 まったくの誤解だなんて知りもしないから。
術に失敗し、倒れ伏した月光神。傍らに立つは黒衣の男。 もしも意識があったなら、明は何を思ったろう。
左手が宙を泳ぐ。何かを掴む。きらりと輝く繭の糸。 右手が揺れる。何かを持って。鈍く光るは鉄の鋏。 高天原との縁を切って、地上に堕とす「祓い」の儀式]
(174) 2013/08/14(Wed) 22時頃
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[黒衣の男は黙したままで。
――じょぎり。
儚く、繭糸は切れた]
(175) 2013/08/14(Wed) 22時頃
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[はらり、宙に舞う美しい繭の糸。 止められるのではと期待して、駆けてきたはいいけれど どうやら再び不備に終わったらしいと悟れば、切り替えて]
”その身に宿りし月明かり” ”貴く輝く御名の主に、かしこみかしこみ申す”
”幸多かれ””心安くあれ” ”健やかなる生を、どうか”
[人の祝詞の真似事に、意味があるかは分からない。 別れの言葉を言う資格も、おそらく己にはあるまいと。
だから、ゆるりと微笑んで]
(176) 2013/08/14(Wed) 22時頃
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お誕生日おめでとう、――人間の、明さま
[短くとも愛される人の生をと、音に託して*願うだけ*]
(178) 2013/08/14(Wed) 22時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/08/14(Wed) 22時頃
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[誤魔化すように笑うウト。>>173 その様子には、いつもの元気がないようにも見えて。 どうすることもできず、困ったように眉を垂れ、俯いたろうか。 それから暇を請われれば>>180]
あ、……洗濯なんて、いいです 持ってらして下さい 邪魔なら、捨てて頂いても
……玄関までお送りし……
[立ち上がり、その後の言葉を聞いて、目を瞬き]
それは……この国に悪い方なんて、 いらっしゃいません、でしょう、けれど
[一人でもてなすには荷が重い、退屈させてしまうのでは。 そんな焦りを、遂に相談する暇もなく。 来た時と同様、ウトは嵐のように去って行ったのだったか**]
(186) 2013/08/14(Wed) 22時半頃
|
―???―
(―――だれか、泣いている?)
[唄うようなその音をどうしてそう聞いたのか。
分からぬままに、
ゆらり、意識は闇を揺蕩う。]
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[歯切れの悪い言葉尻に、>>185 琴が気に入らなかったろうかと一瞬考えたけれど。
先程>>171の自分の反応が原因だと気付けば、慌てて首を振り]
も、申し訳ありません、わたし、その が……頑張れば意外に喋れるのですけれど、 一度頑張ると、その日は気が抜けると申しますか、
[つまりさっき置壱相手に「頑張り」を使い果たしたので、 気が抜けて人見知りに歯止めが利かないのだ、と。 しどろもどろにそのような類のことを告げて、眉を垂れた*]
(189) 2013/08/14(Wed) 22時半頃
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