人狼議事


18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜

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―森―

[ 虚無。
 只管の凪の中を逝くような感覚。]

 ――無え……か。

[ ふらふらと集会場へ向かう。
 己が求めてきた解答――それは、先にもない。]

 じゃあ、居てもしゃあねえか。

[ 未練が薄れたからだろうか。
 目の前にはうすぼんやりと階段――まるで、地の底へと誘う坂道。]

 どうすっかねぇ……?

[ 陽炎の様に揺らめく階段を見て、ぼんやりと歩く。
 ――本当に未練はないのか。
 集会所へと向かいながら考える。**]


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―回想―
[話し合いの声をただ聞きながら、開票が始まると、扉を通り抜け集会所の外へ]

はぁ…

[小さくため息をつくと、其のまま空を眺めて過ごす]


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―回想―

[タバサの言葉に]

本当は「自分は優しい」って思いこんでいる腐れ狼を
殺すつもりだったんだけどねぇ。
手が滑ったんだよ。

[とだけ答えると、再び笑った。
たとえガストンが声を掛けても、その笑いは止む事なかったが
ふっと真顔になるとめんどうそうに]

じゃあ、私は私に投票するよ。
それでいいんでしょ。

[と告げた。]


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―回想その2―

[ヨーランダの声はきっと耳に届かず。
ヘクターに目の前に瓶を置かれると]

トリカブト、かぁ。
致死量飲んで、ちょっとしたらコロリと死亡するんだっけか。
すごいもん持ってるねぇ。さすが。

ま、正直、毒ってミッシェルの殺り口くらい、下手するとそれより嫌いなんだけどなぁ……わっかんないなぁ。
ひょっとすると、いやがらせ?

[「矜持への返礼」などという内心など知らぬから、
そう言いながら目を伏せた相手に首を傾げた。

そして、しばらくは瓶を面倒くさそうに見るだけで
取ろうとしなかった。]


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―回想その3―

[タバサの震えて俯く様子を見て]

不満だよ、そりゃあね。
でも、その様子じゃ、普通のコロシでも終わる前に吐くか泣くでしょ。
そんなんで私の望む所が貴方に叶えられる訳ない。
しっかし、自分は狂ってないしお前がミッシェルを殺したに違いないと言い張っているくせに、なんでそういう申し出をするんだか。

[訳がわからないなぁと言いつつも、今度はくすりと笑った。やがて一つあくびをして]

……まぁ、他の人もできないだろうし、中途半端にされてもそれはそれですっごく腹が立つから今回は諦めてあげよう。
それに私も、いいかげん眠いしね?

[宣言通りに瓶をつかむと、ずんずんと歩いていって集会所の扉を開けた。そして最後に]

それじゃ、アデュー(さようなら:神のもとで会いましょう)。

[と残して去っていった**]


―集会所―

[ 眠そうに欠伸をひとつ。]

 ここにゃもう何も無えだろうが。

[ 言いながらも、足は自然と動く。]


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あ、ペラジーさん

…どこへ、行くのかしら?

[ペラジーが集会所から出て来たのに気付くが、追うことはせずに、ただ首をかしげながら見送る]


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[ ふらふらとした足取りのペラジーとすれ違う。
 見えてないということは、まだ生きているのだろう。]

 何やってんだ? あのガキ……?

[ 首をひねる。
 同様にペラジーの後ろ姿を見送る影に気付いた。]

 よう、何かあったのか?

[ 尋ねてみる。]


あ、

[心配そうにペラジーの背中を追うと、ドナルドの姿を見つけ]

投票が終わって…処刑される人が決まったみたい。
私は外に出てきちゃったから誰かは知らないけど…

[ドナルドに返しつつ、集会所を見上げる]


[ 処刑、という言葉に頭を振った。]

 ああ、そう言えば……俺も処刑されたんだっけな。

[ 誰が処刑されたのかは知らない、と言われれば。]

 どうせその内、ひょっこりと顔を出すだろうぜ?

[ さも当たり前のように言った。]


ちょっと!人が死ぬのにそんな言い方ないでしょ!

[当たり前のように言うドナルドに怒る。しかし、その勢いはすぐに萎んで]

…ドナルドさんは嫌じゃないの?みんな。ずっと仲良くしてたのに、それなのにこんな殺し合いなんて…


[ アイリスの怒りに目を見開いた。
 やがて、その目を細めて。]

 人が死ぬのに……ねぇ?
 人でなければバンバン殺していいって言い草だなあ。
 人狼なら死んで当然、てか?

[ アイリスはどのような顔をしただろうか。
 冗談だと首を竦めてみせた。]

 ふん、火元がんなキレイ事言ったら笑い話にもならねえ。

[ 続く問いにはそう答える。
 あくまで、この事件の切欠は己。]


――あ、

[ドナルドの言葉で自分の失敗に気付いて俯く]

そんなつもりじゃ…ごめんなさい。

[俯いたまま謝る。]

すっかり忘れてたけど、ドナルドさんは人狼なんだよね。
話してるだけじゃ、全然そんな風には見えないのに

[自分自身も襲われているのに、おかしな話だと思う。しかし、こうして話してるドナルドはやはり人間にしか見えず困惑した様子で呟く]


[ うつむいて謝るアイリスに、にやりと笑う。]

 いいぜ、とっくに美味しい思いをさせてもらったからよォ?

[ ポンと小さな額を叩いた。]


[ドナルドの言葉に慌てて距離を取り]

う、つ、次は返り討ちなんですから!

[自分を守るように身を抱いていつかも言ったような台詞を吐く]


[ 距離を離しつつ強がるアイリスに大声で笑う。
 そのまま、背を向けて逆方向へと。]

 じゃあな! アイリス!

[ 手を頭の上で振り、目の前の下り坂――生者にも、踏み入れる必要のないものにも見えない、地の底へと至る道。]

 さあて……行くか。

[ 肩を一度回してから、踏み入れた。]


え?じゃあなって、こんな状態で何処へ――

[何処へ行くのかと聞こうとすると、ドナルドの前に下り坂が見えた気がして目を擦る。]

あ、あの!

[ドナルドが下り坂へと足を踏み入れると、慌てて呼び止め]

こんな事言うと変かもしれないけど…
嫌いじゃあ、なかったです。道中、気をつけてください。

[ドナルドの背中を見ながら別れの言葉を告げる]


受付 アイリスに拳を上げてみせた。


―坂道―

[ 下る。

 下る。

 先は見えない一本道。]

 長過ぎだぜ……ウゼエ。

[ 進めど進めど先は長い。

 進めば進むほど振り返りたくなる。]

 ――こんなもん、ビビったヤツから死んでくんだよ。

[ 誰に言った言葉だったか――足に力を込めて、下る。**]


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[坂を下り、ドナルドの姿が見えなくなると、終わりを迎えようとしている生きている人たちへと視線を向けて]

ヤニクさん。フラン…

[その場に佇み物語の行く末を見守る]


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