171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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…話をすか。俺は構わないよ。
[彼女の微笑みは、本当に綺麗だ。 銀に揺れる硝子の様な髪も、細まるアイスブルー。 万年氷を搔き出して固めた、氷細工の様な瞳も>>0]
それは確かに、神を名乗るくらいす。 神の座を手にしたと同時。 彼女は世界を動かす力、神々の聖性、それらを手にした。
(14) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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…しかしそう、すね。 俺は生まれてこの方、シアの尖兵であるつもりはないす。
そもそも、俺は彼女、零艇紫亜がどの様な存在であるかも知らないのだから。 そんな神に、唯従うつもりはない。
[JKDS派は、主に神と魔女の擁立派>>1。 恐らく、学園生が主体構成員となる、その成立ちも大いに関係してよう。 が、正式転入するといえ、これまで学園に所属したことの無い俺に、その辺は関係の無い話でしかなかった]
(15) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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ヒーナさんと共に。 世界を革冥-かえ-てしまえば。
七人委員会《ジャキディスセブン》だけじゃない。 十三血流《リネッジサーティーン》をも凌駕して。
"俺たち"が、共に世界の新たなる支配者となれる、すか。
野心家には、魅力的な言葉すね。
(16) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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……ヒーナさん あなたのその誘い……
[悪魔の囁き、革冥の誘い、彼女の手を俺は]
(17) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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――NO THANK YOU-テイチョウニオコトワリスルヨ-
[片手で、鋭く払い退けた。囁く悪魔は俺の友人なのだ]
(18) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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俺なんか必要無いはずっす。あなたは。
あなたが…ヒーナさんが俺を"其方側"に招きいれるのは。 俺の純粋な戦闘能力だけを見て…なら嬉しいすけど。 そうじゃない。
……そうでしょう?
世界樹超越愛箱舟死超弩級天使-ヨーランダ-。 …世界樹と箱舟の機構天使-ヨーランダ-さん。
[俺は始めて、彼女の事を、もうひとつの名。 ヨーランダシステムを呼んだ]
(19) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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実は、はじめから違和感を感じていたんだ。 あなたから感じる。 ほんのわずかにだけ異質な"次元"の力を。
然し何故、マユミちゃんが俺に勘付いたのか。
答えは簡単だ。本当は、俺じゃなかった。
……そういう事か。 狂気の魔学者-プロフェッサーエビルキャッツ-、これはやつの陰謀の内でもあるのか。
(20) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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…ヨーランダシステム。
[復唱する様に、俺は彼女を示すその機構を呟いた]
Yegdrasil・over・love・ark・necro・dreadnought・angel
Yolanda System。
……ヒーナさんの中には。 【 Ark 】の機構-システム-が入っているっす。
[俺は笑った。にいやりと、唇を釣り上げる様に]
(21) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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ヒーナさん、あなたが絶対為る【 Ark因子 】の保有者だ。
神界を葬世し、新界を創世する 至高存在-いだいなるもの-、《神の核-ワールドエンドコア-》
その"開発"アプローチの、ひとつの完成系-ハイスタイル-。 Ark因子は、幾つも存在した、やつらの開発手段のひとつ。
…違うすか?
[確認-かくしん-しながら、俺は氷結晶の瞳を覗き込むが]
(22) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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だから俺は、まだあなたと本気で戦う訳にはいかない。
…俺が最も神に相応しい男。ね。 あれ、真赤な嘘、す。
だけど、《新生派》の断絶が俺の当面の目的なのも。 本当に、この世界は維持すべき存在か見極めたいのも。 どちらも本当。
…あなたも、俺に見極めさせてくれるんでしょう?
[さあ、唯では協力しない、《新生派》には尚更だ。 手を払い除けてから、期待を持たせる俺の言葉に、彼女はどんな反応を浮かべるだろうか]
(23) 2014/04/06(Sun) 17時半頃
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― 神域の学園 中庭 ―
…はっ、誰すか!? 今の話を盗み聞きしていたのは!
[俺はヒーナさんとのデリケートな話(間違ってはない)の最中>>38 何者かの気配。俺たちの内緒の話(確かではある)を聴いている誰かの気配を感じ取り、発砲した>>38 緋色の灼弾が、何者かの足元の地面に音を立てて突き刺さった]
(56) 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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ストーカー女は滅すべし! カエル大先生のありがたーい教えす!
[大体、裏からこそこそ盗み聞きしていた時点で怪しい。 カメラを手にした物凄く騒がしいこの人につかみかかられても、俺は強気で対応した]
(67) 2014/04/06(Sun) 22時頃
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名前は知らなくても、俺知ってるすよ!
あなたが学園でも最凶の、 災厄臆さぬ凄腕盗撮者-テンペストパパラッチ-とか名付けれる怖い人だって!
俺たちを監視してたんすか! 今の今まで俺にもヒーナさんにも気配を気取らせなかったとは、やばい隠密-ステルス-能力すね!?
[半分以上ほとんどが濡れ衣だなどと俺は知らない。 彼女の悪評(スバル先輩やその方面から)だけが、この1週間の戦いの中で何度か知った程度なのだ]
(68) 2014/04/06(Sun) 22時頃
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[何が目的だ、この人。嵐-タイフーン-を呼びそうな人だ]
た、たまたま居合わせただけ? それなら、俺もしかして、悪いこと…
[自分でストーカー自認する人に、然し俺は警戒を緩めない>>86 だがそうしていると、思わぬ乱入を招いた>>84]
えっ?ラブ、さん?
俺が確かに悪いけど…ハバネロっ? 俺、銃ははずしたし、そこまでヒドイ事は…
[あ、写真撮られた。俺の油断を見逃さずに、気配の察知能力が尋常じゃない]
(93) 2014/04/06(Sun) 23時頃
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え、ちょっとまって。
せめて話でも……う わっ!?
[きょと、と逆に俺が呆然している間に、彼女は… カメラから放たれたフラッシュの光量に、俺は思わず目を眩まされた。
まぶしい、眩い!気を油断していた俺はまともにそのフラッシュ攻撃を浴びて。 猛ダッシュで中庭から逃げる彼女が、どこへ逃げたかもつかめずにいた。
…本当に、台風-テンペスト-の様な人だ…]
(94) 2014/04/06(Sun) 23時頃
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う、うぅっ…目がチカチカする…
[瞼の奥が白い光に覆われて、良く見えない。 無理も無い。今学園は、辺り一面、《黒》に覆われていた。 夜目になれた瞳が、突然フラッシュを浴びて、効果は尚倍増だ]
あ、あの人ほんとう、なにもの。
気配の扱い方と、行動力-しゅうねん-だけなら。 俺が知るなかでも、かなりやばい人だよ…。
[後、俺が思うに、逃げ足の速さも最高級だとおもう… 俺は、眩しい目を鳴らしながら、傍らのラブさんに答えていた]
(96) 2014/04/06(Sun) 23時頃
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は、話を盗み聞きしていたから。 威嚇した、だけっす。
[なぁお、と猫の鳴き声が聞こえる傍らで>>88 そう、俺はそもそも、ヒーナさんとの話の最中である事を思い出す。 今も、俺たちのすぐ近くには、彼女がいるだろう]
……《新生派》……なら……
[そこにいる、そう云うべきか、べきでないのか。 俺は微かに悩んでしまって、ヒーナさんに視線を向けたのだった]
(98) 2014/04/06(Sun) 23時頃
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た、確かに俺が悪いすけど! 俺なりに理由もあります。
それに、俺はまだ 生徒会長《エンペラー・オブ・ジャキディス》になるとは。
[決めてない。見境無い攻撃、には反論も出来ないが。 漸く視界が回復し、ぽろりと生理的な涙をこぼした眼で、俺は困惑な表情をラブサさんへ向けた>>98]
(102) 2014/04/06(Sun) 23時頃
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……ヒーナさん…………
[先程、あの台風部長-テンペスター-の乱入が無ければ。 "枷"を外し周囲の気配を震わせた、ヒーナさんが何をしたか知れない>>110。 だが、今も彼女に対して、俺は警戒を向けているけど]
……あの方角は。学園の屋上から、光が。
まず、い! 神の唄声《コワイア》が活性化してる。 今、少しでも力を使えば、また…。
[黒い虚空に突き刺さる光は、神の聖性を強めた気がする>>83。 先程の様に、突然、聖鎖が俺を戒めることはなかったが、だけど]
(115) 2014/04/06(Sun) 23時半頃
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…………苦戦、すか?
…………………ふっ……
(125) 2014/04/07(Mon) 00時頃
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生憎だけどヒーナさん、俺はね。
ひとことも。 『力が使えない』とはいってないすよ?
ただ俺は、ここで無闇に力を解放すると。 制限時間-リミットタイム-が設けられるのが面倒だと。 それだけしか感じてないんすよ。
例え、聖鎖に俺の身体が戒められたままだろうが、ね
…………だけど……
(126) 2014/04/07(Mon) 00時頃
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[…ぽたりと降る…
…ぽつりと、ぽつぽつと零れる…
…神-シア-が流す黄金の涙が…]
(128) 2014/04/07(Mon) 00時頃
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[天空の皹から降り注ぐ黄金の涙。
いや、神が放つ、聖槍の雨なのだろうか。 それは俺に宿る、神-シア-と相反する力に呼応する様に、俺の身体を貫く。
俺の身体からは、黒き闇の瘴気と、緋き血の血煙があふれる 俺が痛みを感じないわけではない。
身体を隙間無く貫く痛みに、俺は悟る]
(145) 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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……いいだろう。少しだけ本気を出してやる。
神の坐せし神域の支配に抗い、 今此処に、血の冥約を覚醒-かいほう-せん。
[俺の額には、古い傷痕がある。額を切り裂く大きな傷]
(146) 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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煌け 『血 閃 印《クレスト・オブ・ブラッド・ウォーズ》』
[それが強烈な緋色-Scarlet-に輝いた時。 俺の、黒い髪は、鮮血よりも尚緋い、緋色に変化して
額の冥約の印-フルキズ-に、鮮血に濡れた冥約の紋章が躍る]
(149) 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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[――『血閃印《クレストオブブラッドウォーズ》』――
コレについて軽く説明しよう。 これは冥約の力を覚醒-かいほう-した証であり、闇の紋章。
冥族会の契約者-ウォーロック-として。 俺固有の特殊異能が覚醒し、その能力を振るう為に必要な。 闇に堕ちた者に捺されし、罪と罰の烙印-ダークネスエムブレム-。
これを開放した瞬間から、 俺たち契約者-ウォーロック-はより冥界に近い存在へと変異-シフトチェンジ-し。 聖なる攻撃に、強い影響力を受けてしまう代わりに
……冥界が誇る 罪と禁忌の悪魔の能力を身に宿す!!]
(150) 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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―― ALL SCARLET-スベテヒイロニシズメ- ――
[俺の魔銃は、天の罅へ向けると同時に形態変異する。 ハンドガンから…血染めの豪銃-ライフル-へと]
(151) 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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フォースバレット TF豪銃
超 級 豪 焔 砲 銃 -テラ フレア ライフル-
喀血-キリング-!!
[血染めの豪銃から、灼弾が…いや、 凶悪な鮮血閃光-ブラッドライン-が放たれた。 超級豪焔砲-テラフレア-の異名を冠する、豪銃の一撃は。
何者かの邪魔が入らない限り… 神域の天空に突き刺さる、光気《レイ》の矢《禊》を、消し飛ばす。
…黄金の雨をまるごと、音も無く吹き消しながら…!]
(152) 2014/04/07(Mon) 00時半頃
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オスカーは、ラディスラヴァとヒーナの近くにいた故、相応の余波の風が彼女たちを襲うだろう
2014/04/07(Mon) 00時半頃
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光の雷霆、随分早いな。
灼弾-クリムゾンバレット-の中で最も高威力。 然し、それ故に最も低速である、 TF-テラフレア-銃の性質を見抜いてるっすね。
[光矢の一撃が、鮮血の銃弾と重なり、その力を半減させる。 …邪魔が入ったか]
(166) 2014/04/07(Mon) 01時頃
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[その一撃で済めば、半減した銃弾でも、光《禊》を打ち砕けただろう。 だが然し、その程度で済むわけはない>>164。
すかさず再重点《リ・チャージ》。そして第二矢《レンゲキ》。
漆黒の天を覆う、まばゆい閃光が晴れて…。 鮮血閃光-ブラッドライン-は、撃墜されたらしい]
(167) 2014/04/07(Mon) 01時頃
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