人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


メモを貼った。


[私が連れてこられた一室は、皆がいた病棟の頃と変わらぬ装い
どうやら私は″模範的″に過ごしていたことと
脚の硬化が進んでいたことから、何もできないと思われているのだろう
部屋の扉は解放され、用意されていたのは車椅子

もう、私を見ている人も知っている人もいない
...は車椅子にゆっくりと乗り、車輪を動かして
部屋の扉を何とか開けて廊下へと繰り出す

部屋には鍵がかかっている部屋、誰もいない部屋
色んな部屋があった

苦痛の声、怨嗟の声も聞こえる]


ここ、は地獄?
それとも牢獄?


[でも、幸せそうに眠る桜の樹と一体化しそうになっている女の子の患者を見れば
もしかしたらここ、天国かもしれないとも思う
なんて不思議で、残酷で、美しい白亜の檻]

……誰か、いない……の……?

[声を出して、私は車椅子で廊下を進む

はた、と気づいた事
ナナオは、確か昨日連れて行かれたナナオは
居るであろう。ならばと

私はとりあえずは彼女を探そうと、廊下を――……*]


メモを貼った。


メモを貼った。


[――死んでいたかと、思った。
夢と現の境界があいまいになってきている。あと、どれくらい生きていられるだろうか――。]

・・・あ。

[眠りに落ちる直前、ペンを転がしてしまって――。
身体につけられた機具が邪魔だった。
固定されているせいで、ペンを取れない。
何て事だ。辺りを見回しても、ナースコールもない。
とはいえ、ペンを取ってほしい――。
なんて、コールをする気にはなれないけれど。]

・・・あ。
あー、あー。あ、か、とんぼ。

[少しだけ、声が戻ってきている。
喉は乾いているけれど――。
書けなくても、歌えるならばまだいける。

あたしは、まだ未完成の歌を歌いだした――。]


【人】 トレーサー キルロイ

[――――思えば、どうしてあんな風に。
もう二度と逢えないかのような言葉を紡いでしまったのか。

扉の前で笑う彼女の姿が、余りに儚くて。
今にも宝石の欠片と化して、
消えてしまいそうな錯覚を覚えて。

仮に診察で隔離病棟への移動を通告されるとしても、
少しくらいの猶予はあると思っていたのに。

重く閉ざされた扉の向こうへ消えた君。
君は二度とは、現れなかった]

(0) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[診察室の前で、ひたすら待ち続けること一時間。
彼女の助けを求める声も届くことは無く。
漸く扉から出てきたのは、医師一人だけ。

黒い瞳が揺らぐ。不安と絶望の狭間で、揺れる。
体調が悪いのかと此方へ問いかける医師の言葉を遮って、
低く噛みつくような声が零れた]


 ……先生、ケイトリンは?


[医師は目を伏せる。
その瞬間、ぎりと唇を噛み、
押し入るように診察室の中へ駆け込んだ。
静止の声が背後から響く。
全部無視して、大きく息を吸い込んだ]

(1) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ケイトリン、何処だ――――…っ!?

[無意味。手遅れ]


  [知ってる。そんなの知ってる]

[白い壁に囲まれた小さな部屋、中には誰も居ない]


  [床に転がる暗い色の宝石達が、煌いて、綺麗―――]

(2) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[奥の壁、よく見ると取っ手が付いて、
扉になっているように見えた。
足で蹴破ろうとしたところで、捕まった]


 ………―――――――〜〜〜ッ。


[医師を見据える顔は睨みつけるというよりも、
必死に色々な感情を抑え込もうとして、歪んだ顔。
ずっと堪えていた涙が滲む。
分かっている。病院が、医師が、悪い訳ではない。
分かっている、けれど]

 なんで……。
 あんまり、…急すぎる。

[漸く吐き出した言葉はそれだけで。
ずるりと体から力が抜けて膝を付く]

(3) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[…その後は、医師に先程の非礼を詫びて。
一見すると落ち着きを取り戻した様子で、
ふらりとその場を後にした。

中庭に置いたままの荷物を取りに戻った時も、
未だ誰かいたとしても何事もなかったかのように。
そのままずるずると自室へ戻ると、
直ぐに絵を描き始める。

夜通し描き続けて、何とか完成させることが出来た。
刻は明け方、空は鮮やかな東雲色に染まっている。
男はゆらゆらと部屋を抜け出して、
ケイトリンの部屋までやってくる。
まだ部屋に残っている彼女の荷物の中、
完成したばかりの絵をそっと忍ばせた]

(4) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[―――渡してくれと素直に頼んでも、
どうせ聞いて貰えないのは分かっていた。

だから荷物移動の際に、
此れが彼女の手に上手く渡ってくれることを祈った。
もしもばれたら、そのまま廃棄されてしまうかもしれない。
けれどこれ以外の方法を、思いつかなかったから]

(5) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[彼女の荷物に忍ばせた絵は、中庭で描いていた絵"ではない"

あの絵は未完成のまま、スケッチブックに残されている。
彼女の時を閉じ込めた東雲色、手放すことは出来なかった。

贈ったのは、ケイトと自分が二人で空を眺めている絵。
本当はもっと賑やかな絵にしたかったけれど、
一晩ではこれが限界だった。

先程彼女に言われて気づいたのだが、
男は自分自身の絵を殆ど描いてはいない。
描き残してきたのはどれも、男の瞳に映る"誰か"の記録たち。
それでいいと思っていた。

…ただ、ケイトの傍に誰かいるとするならば。
それは自分が良いと願ったから。
彼女も同じ気持ちであってくれることを、祈る]

(6) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[男は全ての用事を済ませて自分の部屋まで戻ってくると、
崩れ落ちるように寝台へと沈み込む。

ほぼ二日、碌に睡眠もとらず。
痛み止めの飲みかたも普段以上に滅茶苦茶で。
食事を摂る時間すら惜しんでいたのだから、
当然の結果と言える。

死んだように彼は眠り続ける。夢は、見なかった**]

(7) 2015/06/11(Thu) 03時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 03時半頃


……?
誰か、だれか、いるの?

[廊下の向こうのドアから、声がする
聞いた事がある様な、声だけれど……でも何だか掠れている気もする
叫んだか、それとも喉が渇いているのか。原因はわからねど

車椅子の車輪を動かし、その部屋へと向かい]


う、た?
あなたは、だれ?


[私が隔離された部屋より何だか重厚な扉
力いっぱい押せば開きそうではあるけれど――……

扉越しに、私は歌の主に問いかけたのだった]


メモを貼った。


[声質が少し変わって、低くなってしまったようだ。
それは叫んでいたせいか、喉の乾きのせいか――ややハスキーな声は、老婆のようだ。
一気に歳をとってしまったような気がする――。]

――…。

[誰かの声に、あたしは歌を止める。

ああ、あたしはまだ幻にはなっていなかったのだろうか――。
なんて気分で、微笑んだ。]

ナナオ。
――あなたは、どなた?

[声の主は、重厚な扉の向こうのようだ。
たぶん、この部屋はあたしの毒を逃さないための檻だ。
――けれど。
このゴツゴツとした黒い小手のおかげで、部屋の中に毒が充満しているということはない。]


【人】 トレーサー キルロイ

[―――腕のレントゲン写真を見せて貰ったことがある。

上腕骨、橈骨、尺骨、手根骨、中手骨、指骨。
まるで進化の過程を辿るように、
溶けて癒合し変形していく骨達。
本来の機能を捨てて、
ぐちゃぐちゃと周囲の神経を巻き込みながら。

翼に自由に動かせる手指は必要ない。
関節は癒合し指先の骨は削り取られ退化し、
羽根を支える腱の一部と化す。

今動かしている二本の指も既に内には痩せた骨しかなく、
関節も潰れかけている。
医学的には最早動く筈のない指。

それでも、俺は…]

(36) 2015/06/11(Thu) 18時頃

【人】 トレーサー キルロイ

―自室―

[目を覚ました]

[天井がやけに遠く感じる]

[シーツが汗で湿って冷えた感触]

[指先が鋭い痛みで一ミリも動かせない]

(37) 2015/06/11(Thu) 18時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[身体を起こせば、
腕どころか全身に焼けるような痛みが走る。
ここ数日間無理をし過ぎた所為かと、
苦痛に顔を歪めながらも何処か他人事のように思考する]


 ……………。


[もう一度緩く瞬く。
どくりと心臓が鼓動を深めた。
そして男は痛み以上の異変に気が付く]

(38) 2015/06/11(Thu) 18時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[君が居なくなった世界は、]

[残酷な色鮮やかさを増して襲い掛かってきた]

(39) 2015/06/11(Thu) 18時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[鳥類は4色型色覚をもつと考えられている。
赤色、緑色、青色に加えて、
波長300〜330ナノメートルの紫外線光を感知できるのだ。

棚の上に置かれている、
薬瓶の中の宝石達を振り返る。
其れは光を受けてきらきらと、
見たこともない色で煌いていた。

―――そうして、悟る。

あの愛しい菫色は、
もう記憶の中の瞳にしか咲くことは無いと]

(40) 2015/06/11(Thu) 18時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[薬を飲むためだけに、看護師を呼ぶのは憚られた。
動かない指を使って何とか痛み止めを飲んだ後、
ゆっくりと自室を後にする]

(41) 2015/06/11(Thu) 18時頃

――”何なんだろうな、俺ら”
(そんな腑抜けた顔、見たかったわけじゃないんだよ)
 

[彼の意識が不鮮明だった。夢と現にたゆたう中で、鳶色の瞳が僅かに濡れているのがわかった]

(涙。どうして)

――『消えたくないの』
 啜り泣きが聞こえる。泡となって消えた、少女。
 彼にだけ打ち明けた、悲哀。悲嘆。後悔。未練。
 少女の顔が、青年や女性のものへと代わり、代わる。

ケイトの声が甦る。(
 諦めたくない。此処に居たい。キルロイの絵が見たい。諦めないメルヤが見たいと言った彼女。
 それは等しく、終わりが近づいているゆえの不安の吐露もあっただろう。
 彼女にとって、特別ではなかったから。今までメルヤに辛苦を残してきた人たちのように、本音を零した一面もあるのだろう。
 彼は、そう思う。
  それで良い。それで良かった。


 例えば。ヒナコがナナオを喪う時のように。
 例えば。キルロイがケイトを喪う時のように。

 自分が連れて行かれたことでの悲嘆など、少なくていい。心を、抉られるほどの痛みはないだろう、と。

――”観察者さんだから”(

 彼は、彼が意識していた、気づいていながら気づかぬ振り。踏み込まないことで誰かの特別にならずに済んだ、と彼自身は思っている。

 誰も悲しませたくなかったから、はやく忘れてくれればいい。


 微睡むような意識が、揺れる。


夢とわかっていながら起きられない時のような気持ち悪さが、ひたひたと押し寄せてくる――。


 不意に、夢の中で立っている彼の中から、小さな影が飛び出した。

――”ネイサン!”

 ぞくり、と背筋に悪寒が走った。
 飛び出した小さな影は色を成し、幼い少年の姿を映した。
 まだ、病院に来て一年も経ってない頃の、幼いメルヤが、ピエロの格好をした男に抱きつく。

『メルやん♪ メルやん♪』

 ぐらり、と世界が歪む。
 幼いメルヤは、ピエロの男に抱きついて、受け止めて貰っていた。嬉しそうに、懐く姿。ひどく懐かしい。ひどく狂おしい。過去の残像だ。

 気づけば彼の周囲には、様々な人がいた。
 本を読んでいたり、花に水をあげていたり、絵を描いていたり――様々な人が色んなことを、楽しそうにしている。
 連れて行かれた人達。すでにもう亡くなった人達。みんなが笑顔で、彼を呼ぶ。
 

 メルヤ。メルヤさん。メルヤくん。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。メルヤ。


皆が皆楽しそうにしている。まだ病気の進行がひどくない時の姿で、まだ各々が日々を楽しんでいた時の姿で彼を呼ぶ、嬉しそうに、幸せそうに呼ぶ。

 彼は此処が、夢の中なのか。幻覚症状が悪化したものなのかがわからなかった。
 前者であって欲しいと願いながら、目を奪われそうになる。


視線を避けても、そこにはまた、誰かがいた。

――…ナナオとヒナコとタルトが、楽しそうに中庭で遊んでいて、こちらに気づく。

 堪えきれずに、彼はその場に頽れた。どこからともなく案じるような声がする。シーシャや、キルロイの声のようだった。

 いつの間にか。幼いメルヤが彼の前に立っていた。何の憂いも不安も知らないといった、喜びに満ちた笑顔で。


”もういいじゃん。ぼくのできることはないんだよ
もう、誰も見守ることも見ていることもできないんだよ”

――…”もういいじゃない、なにを我慢するの?
     
《この世界でならみんな一緒に消えられるよ》


なんて――ひどく、甘い誘惑だ。


 幼いメルヤが今度は、オスカーとはしゃいでいる。まだ瞳に感情を残している頃のユリに、桃の花を渡している。
 ケイトはいつの間にか、キルロイの隣に立っていて。

――”ねえ。気づいてたじゃない。幻が幸せにみちてること。
 もう、それに浸っても誰にもめいわくにならないよ!”

”だから、ほら。素直になろうよ、ぼく
        も う 諦 め た ん だ か ら"

 そう、彼は諦観している。彼の望みはみんな一緒に消えること。そんな未来のない望みを諦めるために、退廃と諦観を選んだのは彼自身。
 ここで、幻に呑まれても誰に迷惑がかかるわけではない。幸せに満ちた世界は、憧憬や懐かしさや慕わしさを思い起こさせる。
 
 彼は疲弊していた。幻を見続けて3年が経つ。辛い現実を直視したいという言葉は本当だが、他に誰もいないなら何を見ていればいいのだろうか?
 諦めることしかもう、道がないような気がしている。
彼が望んでそうしたように、彼の中には何も残っていない。


約束も、後悔も――。


 不意に甦る姿があった。
 どこか気怠そうな姿に、彼は怪訝そうになる。彼の幻は、在りし日の中でもみんなが一番幸せそうな頃を映し出していたからだ。


――『“そろそろ”が、良い。』

 その場所だけ冷え切っているような、気がした。冬の夜空の真下のように。
 心の中で悪態をつく。自分と彼とどちらともへ投げつける。

『お前まで“落させて”くれるなよ。』
(その言葉にも、本心が混ざっていたような気がする。ただ、諦めの色が強いだけで)

 踏み込まずに、気づかない振り。それに勘付いていながら、ずかずかと人の中に入って来る。呆れたような嘆息は、誰に対してのものだったか。

”もう、どうにもならないよ? あいつだって忘れるんだ。知るもんか”
 幼いメルヤが、手を伸ばす。彼の内から飛び出した、この幼い姿をしたメルヤは、メルヤ自身の心の一部で本心の欠片。

「そうだね。そうかもしれない。」
 目を細めた。幼い自分に対して、手を伸ばす。自分より幾分か小さな手を握った。

「でもね。僕は――僕の”諦め”なんかより、誰かの望みの方が大事だよ。


今のとこ君のいうとこのあいつの望み、が僕の中にあるんだよ」


『でも、やだな。
あんたから「はじめまして」なんて聞くのは。』

 その言葉は、彼が先にいなくなって果たされるようなものではない。大人振ってるその厚い面の皮の下。消えたいと、望むその裏には。

どこかで誰かの痕になりたい、特別でありたい。
と願っているようだと、思った。本当のことはわからない。踏み込みきれなかった彼にはわからない。

 だけど、それが彼の”未練”となっている。最後の最後。酷く引きづるようなものを残しやがって。恨みがましくそう思う。

”素直じゃないね。おとなって。”

 幼いメルヤは、ふて腐れたような顔を浮かべる。――次いで、大人を小馬鹿にするような小癪な笑顔を自分に向けた。

”それがなにかわかんなくても、キライより大好きな気持ちが大きいって言えば良かったのにさ”

 幼いメルヤが、抱きついてきた。自分の内に戻るように。


 同時に周囲の幻が消えていく――。


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:キルロイ 解除する

生存者
(3人 45促)

キルロイ
44回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.117 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび