143 宵を待つ村
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/* んーと、これどうなってるんだろう。
喋ってもいいのか?
/* 赤も確認。正直助かった。
多分ロール的にも俺が落ちて一番支障がないだろう。
/* あっ、すまん。今情報欄確認した。悪い。スルーしてくれ。
/*
ああ、見えてるよイアン。
そのまま続行しかないんじゃないかな。墓下から応援するよ。
何か困ったことがあったらまた話しかけてほしい。
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[互いの身を寄せ合う形になって、ヒューの温かさがありありと伝わる。彼の言葉>>2:110を疑うつもりはないけれど、そんな風に言われるだけの人間だとは思っていなかったから、そうであればいい、と願うように小さく頷くだけ]
[震え混じりの呟きは、彼の返事を聞くのを恐れていてのものだったが、あっさりと否定される。>>2:111そして彼の顔が触れ合うほどに近く]
……帰ってきた、理由?
[時々、彼が何を言っているのか、よく分からなくなる。ただとても、嬉しくて、優しくて、心が浮き立っていて、続く言葉にも何度も目を瞠ったまま]
望むことなんて……
[抱き締めていた腕の力を強める。言葉にしなくても、伝わるだろうと]
(25) 2013/09/16(Mon) 23時頃
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―自宅―
[結局その日は家で過ごし、宥められるがままに寝る。寝た所で何も解決する訳ではないが、眠っている間は何も考えなくて済むと思うと、彼の隣の微睡みに溺れてしまう]
[ただ、足りない音に夜、目が覚める]
……あくび、どこ行ったんだろう。
[今日何度も呼びかけたが、姿を現さなかった。何日かふらりと出かけることは少なくなかったけれど、この状況で姿が見えないのは気がかりだった。それにケヴィンの姿も見えない。ヒューとその話をした時は、家に帰ったのではないか、という話に落ち着いたのだけれど。隣で眠るヒューを起こさないように、そっと寝台を立つ。一度振り返り、彼から離れることに躊躇いを抱きながらも、部屋を出て廊下を歩く]
(43) 2013/09/17(Tue) 02時頃
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……あくび。あくびー。
[聞き慣れた鈴の音は響かず、ただ床が軋む音が返るだけ。居間まで来た所で、何の収穫もないまま部屋に戻ろうとした時、机の傍に紙が落ちているのを見つけ、手に取る。何かの拍子に落ちたのだろう、ケヴィンから自分達に宛てたメモに目を通すと]
……探しに、行く?
[ケヴィンとあくびが家にいない理由は分かった。一つの収穫。しかし、彼らが姿を見せない理由は分からない。自分達を探しているのであれば、ここに戻るはず]
……ケヴィン。
[メモをくしゃりと握りしめる。あくびは要領のいい猫だから、きっと大丈夫。でもケヴィンはその辺り、不器用な人間だから。自分達を心配して、家まで着いてきたり、姿が見えないからと探しに出たりするような、優しい……]
[不安が膨れ上がって、胸が潰れそうになりながら、おぼつかない足取りで部屋へと戻る。眠るヒューの顔を見ると、その不安は僅かに薄れた。起こしてこのメモを伝えるか否か悩んだが、今伝えた所で行動に移せる訳でもない。もう夜は深い。外に出ることなど出来ない]
[そのまま寝台に戻り、毛布を被る。眠る彼の手を握って]
(44) 2013/09/17(Tue) 02時頃
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[朝、ヒューに肩を揺らされて目を覚ます。心配そうに声を掛ける彼に一度頷くが、彼の口からケヴィンの名が出れば、身を乗り出して]
っ……ケヴィンが。メモ、残してたんだ。
[そう告げて、昨夜見つけたメモを渡す。彼の手が震えるのを見れば、心配と不安でだろうか、と思い、そっと手を重ねる。 行けるか、と尋ねられて、大きく頷く]
……行こう。 きっと、無事だよね。
[信じるように、言い聞かせるように言葉にして。彼に手を引かれて、家の外へ]
(45) 2013/09/17(Tue) 02時頃
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―村の小道―
[ケヴィンの家への道を行く。普段よりも幾分か強く握られた手。それに痛みを感じる間もないほどに、辺りの空気の重さに胸が詰まる。昨日よりずっと酷い。その理由を一刻も早く知りたくて、足を止めて彼の手を軽く引く]
……聞こう、話。
[ヒューは頷いて、道の端で話し込んでいた村人に声を掛ける。問いには簡潔に答えられた]
――――え?
[ベネットが処刑された。理解が追いつかない。何故、と呟くように尋ねれば、人狼の疑いがあった、と告げられる]
(54) 2013/09/17(Tue) 05時頃
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あのベネットが、人狼? そんな、どんな根拠が、あって……
[穏やかで、人当たりのいい本屋の店主。店番をしながら時折、妹の話を振ってきては嫁に行ってしまったことを寂しがっていた、普通の兄だ。 そんな彼が人狼だなんて信じられず、村人に一歩寄って問いかける。そして疑われた理由が「集会所に来なかったから」だと聞いて、唖然とした。 そんな下らない理由でベネットは殺されたのか。
途端、周りの人間がまるで化物に見えて、ヒューに身を寄せる。ぐ、と自分からも手を強く握り返しながら、ヒューと村人のやり取りを聞いている中、信じ難い言葉が耳に飛び込んできた]
ケヴィン、が?
[――人狼に、殺されたのだと。その言葉に、先日の比にならない衝撃を受けて、何も考えられなくなる。 死んだ? ケヴィンが? まさか。先日まで普通に喋っていて、これから家に行けば、会えるものだと。突き付けられた現実は、今の自分には到底受け入れられずに]
[隣で何度もヒューに声を掛けられても、暫くはそれに気付くことはないだろう。それでも、家に戻るか、と尋ねられれば、どこか虚ろな目で、集会所へ、と告げる]
(55) 2013/09/17(Tue) 05時頃
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―集会所傍―
[集会所まで後少しの所で、りぃん、と鈴の音が鳴った]
……あくび!
[声を上げると、鈴の音を響かせて黒猫が駆け寄ってくる。しゃがみこんでそっと抱き上げ、ぐる、と喉を鳴らす愛猫の顔に頬を寄せて]
無事で、良かっ……
[言い切る前に、抱き上げた猫の顔、首元、前足の毛が妙に固まっていることに気付く。液体がついて、乾燥した汚れ。それが何であるかを察することは易く]
……ヒュー、あくびに、血、が。
[震えを隠せない声で、隣のヒューを見上げて伝える。ただ、彼の眼差しは集会所の方を向いていて、その視線を追うと、そこに]
[ヒューが遮らなければ、その目は変わり果てたケヴィンを映しただろう]**
(56) 2013/09/17(Tue) 05時頃
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[その目が何かを捉えるより先に、ヒューの背にそれを遮られる]
……うん。
[そこに何があるか、誰がいるか。もう分かっていたけれど。彼の言葉に従って、腕の中の黒猫を撫でながらその場に佇む。怪我一つない黒猫が血に汚れてる理由。きっと、ケヴィンの様子を伺って、顔を舐めたのだろう。早く起きろと。 そんな状況を想像して思わず口を覆う。ケヴィンは一体どんな思いで最期を迎えたのか。 思考が沈む中で、帰ってきたヒューに手を引かれる]
そう、だね。
[村の手じゃなくて良かった、と、頷くけれど。死んでしまえば同じだ。誰の手にかかろうが、もう二度と言葉を交わすことは出来ない。だから]
……どこにも行かないで。
[ただ、それだけを願いながら、彼の背を追う]
(95) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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―墓地→集会所―
[黍炉とムパムピスが墓地に向かったと聞き、その後を追う。着いた時には既に埋葬は進められており、手伝いはろくに出来ずに、ただその様子を眺めていた。ただ、土の中に彼らが消えていく段階で、ゆっくりと死を実感していく。漸く、悲しいという気持ちが追い付いてきて、目元を指先で拭った]
[埋葬が終わり、二人を残してヒューと共に集会所へと戻る。戻った中、イアン>>60とオスカー>>67が話しているのが目に入った。イアンが何かを耳打ちして、それに頷いたオスカーがその背についてヴァンと共に外へ出て行く]
…………
[随分と親しくなったのだな、と思いながら、集会所で話を聞く。一日、外に出なかった間にどれだけの事が起こっていたのか。知らない事は自分達の命を縮めることを理解したから]
[そこで得られたのは、ケヴィンがイアンとヤニクを疑っていた>>2:120>>0という話。外から来た人間が人狼なのだろうか。人狼がどんな形で人に化けているのかは分からないけれど、ケヴィンが襲われた、という事実は変わらない。疑われていた、という話は、何故彼が襲われたのかという理由の一つ足りうると思う]
(96) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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[一度集会所の外へ出て、近くに立っている村人を見つけると]
……あの、さっき。 オスカーと……イアンさん、見ませんでしたか? どこに向かったか分かります?
[声を掛けて、二人が行った先を見る。あの方角には何があっただろうか、村の外へと繋ぐ道の反対]
……村長の家?
[本当に彼らがそこへ向かったかどうかは定かではないが。ただ、イアンに対する不信感は募っていく。オスカーは彼を慕っているようだけれど、どこまで彼を信頼していいものか。 もう一つの疑い先――ヤニクの行方も調べるべきなのだろうか、と隣に立つヒューに尋ねる]
(97) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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[ずっと傍にいる、と答えてくれた彼を。その手を握りしめて、決して離すものか、と強く思う。既に、大事な友はこの手の届かぬ所へと行ってしまったから。もう二度と、あんな思いはしたくない。今、自分には――彼しか、いない]
信じられる、人……
[だから、そう問われて>>104、咄嗟に誰も出てこなくて。自分の世界が彼で埋まってしまっていた事を自覚して、妙な心地になりながら、答えを探す]
……ミルフィ。 か……彼女、が、人狼だとは思えない。 それに、ラルフさんもあの体、だから。違うんじゃないかな。
[黍炉先生、ムパムピスさん、オスカー、次々と浮かぶ顔と名前。それを告げていこうとして、それらは"信じられる"のではなく"信じたい"のだと気付き、それ以降の名前は言葉にならなかった]
[本当は――ヒューしか信じられないのだと。周りの全てを投げ出す答えは、視線で訴えて]
(110) 2013/09/18(Wed) 01時半頃
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妬け、る?
[目を瞠る。 ああ、まただ。彼が何を行っているのか、よく分からなくなった。続く言葉には、それは自分も同じだと言いたいけれど、気付けば話は先に進んで、柔らかに微笑む彼をただじっと眺めていた]
(118) 2013/09/18(Wed) 04時頃
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[二人の行き先を尋ね、向かう道すがら。 小道に入ったところで手を引かれる。休むのだろうか、と彼を見上げようとして、思い掛けない距離に近付いた顔に驚く。身を引こうとしたが、背に当たる木肌でそれを許さないことを示す。状況を理解出来ないまま、言い淀みながらも真っ直ぐに自分を見詰める彼の言葉を待って]
――――――っ
[何を言っているんだろう、と思った。彼はまた、自分には分からないことを―― ――違う。分からない振りをしていたのだ。彼に優しくされる度に、頭を撫でられ、手を引かれる度に。彼の態度を理解することを投げ出していたのは、自分が彼に抱いている思いと、彼が自分に向ける感情が異なっていることが怖くて]
[それでも、また逃げ出したくなる。そうだ、自分の耳が、都合のいい言葉を聞いたのだと、そう思って。でも、でも]
[周りが如何に変わろうとも。これから何が起ころうとも。彼のことを信じている。そして彼も、自分を信じてくれている。なら、彼の信じる、自分の耳を信じても、いいだろうか]
(119) 2013/09/18(Wed) 04時頃
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[おずおずと手を伸ばし、ヒューの頬に触れた。彼がその手を受け入れてくれたのならば、そっと唇を重ねる。それは互いに触れるだけのものであったけれど]
ずっと、ずっと前から…… 好き、だよ、ヒュー。
ヒューさえ居てくれたら、ぼく、もう何も、いらない……
[潤んだ胡桃色の双眸が、彼だけを映して]**
(120) 2013/09/18(Wed) 04時頃
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[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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