235 夏の終わりのプロローグ
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― 寮・団欒室 ―
『ただいまー!そしておかえりー! ね、ね。見て見て。
幻のデカすぎメロンパーン! 皆で仲良く分けてね。 とね、要るもの買っておいたよ。
部活ついでに花火とスイカ割に必要なもの 取ってきて、準備までは戻るよ。たぶん!
必要なものあったら連絡してねー。』
(0) 2015/08/13(Thu) 10時頃
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[朝起きて、脳裏に強く描いた色。 その、色彩を確かめたくて、実際の朝日の色を見たい。
そう起きだし、ぐるりと散歩をして 一日の始まりの空気を楽しんできた帰りに 開店そうそうの購買に寄って買ってきた戦利品。
その5/6と購買のビニール袋、と弾んだ文字が躍るメモ帳が 団欒室に入ってきた者を迎えただろう。
もちろん、マドカにとっての要るもの、は甘味であり。 足りないものばかりであったかもしれないが。**]
(1) 2015/08/13(Thu) 10時頃
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― →美術室 ―
なーんか。気になるんだよねぇ。 …早く色置かないと。逃しちゃうような。
[いつもよりすこし早く動き出したためか ふわぁ、とあくびをしながらも歩調を緩めることはない。
動きに合わせて、右手に下げた1/6サイズの デカすぎメロンパンががさがさと音をたてる。]
何かあればメールしてって言っておいたし。 じゃがいも、アルミホイルで先に包んでおいたし。 バーベキューの前に、ちょっとだけ。いいよね。
[なんてつぶやきは、人気のない校舎に グラウンドから聞こえてくる野球部の声と虫の声。 それと軽快な足音とともに反射した。**]
(2) 2015/08/13(Thu) 10時頃
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― 美術室 ―
しつれーしまーす。なんてね。
[ガラリと開けた扉の先、からっぽの教室に今日も声を響かせて。 すんなり目的のブルーシートとバケツ>>0:61を手に入れてから。]
わぷ。スイカ割りの前にちょっと払わな…ん? あれ。これ、チアキ君に用務員さんからスイカ貰うって。 聞いたよ…ね。んー……?
[慣れたように畳んで机に置いたブルーシートを見て首を傾げる。 何でこれ必要なんだっけ。彼にいつ聞いたんだっけ。
お互い口数が多いからいつ話したかごっちゃになったのかな。 なんて思案もキャンバス>>0:62の前に座れば、8秒でどこかへ。]
(30) 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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朝日のきらきら、ふんわり。 あのイメージで。
[真剣な表情で、口に出して脳裏の色を今朝見た色を思い描く。 慎重に色をみて、混ぜて。筆に乗せ――――――]
………これじゃない。 これも悪くないんだけど。違う…。
[少し置いただけで手はとまる。] 先に目の色深くしてから、他を淡く? んー……。
[再び少しだけ動いた手はすぐとまって。 唸りながら漏れるのは、先ほどと同じ言葉。]
(31) 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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あの色、に拘りすぎて 気持ちがこもってないから駄目なのかなあ。 うーん?何で、何に?あの色どういう気持ちからうまれたんだっけ? あれ、思い描いただけだっけ。 …少なくともこんな気持ちじゃないよねぇ。
[ぶつぶつと、記憶と気持ちを整理するように 言葉に出して整理してみる。
けれども再び筆は動くことはなく、 自分とキャンバスに向き合う時間が積み重なっていくばかり。]
へっ?!わ、リツ君??!
[静寂を切り裂くように、がらりと響いた音>>20に 見えた顔に、驚いて。 蹲るようにしていた椅子の上から落ちそうになる。]
(32) 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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え?絵?えっと…。
[絵?リツ君に絵のこと話したっけ。 ううん。見て欲しいなって思ってたじゃない。 嬉しい言葉、もらったから。え?いつ、どんな?えっ?
なんて心も頭も色んなものがごちゃまぜになって わけわからなくなって。いつもみたいに笑えないのは きっと、心と頭の糖分が足りないせい。きっと。たぶん。]
へへ。ちょっと一時停止だよー。 メロンパン、食べる?
[だから、糖分を取って落ち着こう。 なんて下手くそな笑顔で、メロンパンを半分に割って差し出した。]
(33) 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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うん。び、びっくりした!から この荷物持つの、手伝ってねー。
[ガタッとした椅子から落ちぬようとっさに、 床に着いた足をバタバタさせた後。 立ち上がってメロンパンと共に出した声は上手くつくれただろうか。]
うん!…うん?あれ、リツ君に言ったっけ?言ったかな? いつもうるさいもんね。あたし。 ううん。いったんてーし。は今日一杯。
[秋の絵>>37、や甘味が好きな理由。がリツの口から飛び出せば 首を傾げたが、ゆるりと頷いて隣で栄養を、注入。]
(42) 2015/08/13(Thu) 22時半頃
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………?これ?あ。いいかも? へへ。もうこうなっちゃうと駄目だからさ。 諦めてたんだけど。ありがと。………やっぱり?
[指された絵の具>>38をきょとん、と眺めて。 キャンバスに乗せてみれば、ちょっと掴めたような。 少しだけ縮こまってた心がほぐれて、 頬が緩むも続いた言葉にまたもや首を傾げる事になった。]
…ちょっと落ち込んでたのは内緒。ね。へへ。 リツ君にも見たことない顔、お裾分けしちゃったかな。
[キャンバスと此方に向けられる眼差しに何故か心がざわり、苦しくなって。 伸ばされていた手に気付いたのは 熱を感じるかどうかの距離だったか。]
(43) 2015/08/13(Thu) 22時半頃
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へ?!っあ、絵の具付いてた?!あ。それともメロンパン?! もももっと早く言ってー!
[ぱちり、と目を瞬いて挙げた声が 動揺に彩られていたのは隠しようがなかっただろう。]
もうもう。もう行くよー。 マシュマロ焼きに行くんだからー!
[その後多少やり取りがあっただろうか。 目に入った時計の時刻に気付いて美術室を飛び出すのはきっとすぐ。 美術室から寮への道すがらも口を動かすのをやめることはなく。]
(44) 2015/08/13(Thu) 23時頃
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でもね。ああいう時間も大切なんだって。 人間の記憶って楽しいとか嬉しい方が強く残るから 昔はいいなあ。とか思っちゃうらしいんだけど。 納得いくまで色んな試行錯誤、重ねた先にできた絵って とっても愛着湧くんだよね。今この時はちょっとつらいけど。 驚かせちゃっただろうけど。できたら見せるね。
[ありがと。ともう一度付け足し。 吐きだしたら楽になったよー。ともし尋ねられれば>>3:58応えて。 穏やかに、まっすぐ夕陽を見つめながら、寮へと戻ったのだったか。*]
(45) 2015/08/13(Thu) 23時頃
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― 裏庭 ―
かんぱーい! また会う日までー?
[誰となく挙がった音頭で2が入った紙コップを掲げる。 1.オレンジジュース2.りんごジュース3.水4ジンジャーエール
少しの別れなんだけどね。なんて笑っていれば ぶつけあった紙コップの中身が2 (1.こぼれて手を洗いに行ったり。 2.こぼれそうになったり。)
お盆の予定>>0:60やそれぞれの部活動のこと。 メールの約束なんかも交えながら。]
(49) 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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メロンパン美味しかったー? あ、トレイル先輩これ焼けてますよ!
[なんて、何故か6人揃ってることが殊更嬉しくて 笑顔で人様のお皿に甘味を投下したり。 ストップをかいくぐって焼きマシュマロを沢山頬張る。
ジュリエットからヒナコに戻った微笑み>>36には笑顔を向けるが ちり、と胸に芽生えた感情に首を傾げて更にマシュマロを頬張った*]
(50) 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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え。もしかしてこうやって食べるの初めてです? 勿体ないー。こういう知識も大事ですよ!
[トレイル>>57の言葉に目をぱちぱち。大げさにリアクション。]
へへ。先輩、勉強で忙しそうですけど。 たまにはこうやって遊んでくださいね。でも頑張ってください。
[なんて。言いながら、焼きバナナもお勧めして。 スマホでかしゃり。と撮った写真は全員収まっていただろうか。
と思ったらチアキ[[who]]が半分見切れていて、 5回ほどリテイクされたのはご愛嬌。]
(60) 2015/08/14(Fri) 00時頃
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― 回想:美術室>>54 ―
?…ほんとだよー!危うくまた頭打つ…また? ん、いっか。うん。今度からそっと開いてね。 いいよー許してしんぜよー。
[小さな呟きが耳に届けば、その意味するところに首を傾げて。 到達したのは、彼の意図しているところではないが うんうん。と頷いて、からまた目を瞬いて頭をさする。
オレンジ色に染まるリツに、ふふん。 とどや顔を作って見せてから。笑顔で頷いた。*]
(64) 2015/08/14(Fri) 00時頃
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ヒナは本当に椎茸好きなんだねぇ。 あたしにもー。
[と乱入する椎茸>>59に、暢気にお皿を差し出す。]
地道な派閥争いの勝利への第一歩はとまらぬのだ。 …でも椎茸も美味しいねぇ。
[目的を読み取られればふふふ…と本人的には 不敵に笑ってみせ、肉厚の椎茸を頂ければはふはふと幸せそうに。
友人の胸の内には2 1.これっぽっちも気づけず暢気にバーベキューを満喫。 2.3秒程たってからようやく思い当って。エリアス[[who]]のお皿にマシュマロタワー建設に夢中になる振りをしながらちらちら。*]
(70) 2015/08/14(Fri) 00時頃
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マドカは、エリアス、はっ。よそ見してる間にー!きゃー…こんなに食べられるかなもぐもぐ。
2015/08/14(Fri) 00時半頃
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― 線香花火 ―
地学部のチアキせんせー! あの星はー?何ていう名前?
[バーベキューにスイカ割りに花火。 きゃいきゃいと夏を満喫した後、 煙がうっすらと漂う裏庭で始められたのは線香花火。
最後の一本は勝負に取っておいて。 思い思いに楽しんでいるところに、 すっかり夜の帳も落ちた空を眺めてそんな問いかけも。] あたしが真面目って今更知ったかー? うん。さっきのジュリエット、なんか。 へへ。上手く言えないけどいつもよりもっと好きだったから。
[ふにゃりと笑う友人>>61にそう、 まっすぐ答えて笑えば、爆ぜる火の玉が落ちる。]
(77) 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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―スイカ割り―
ヒナ、手首の角度はね……はい? スイカあっちですよ?はーい。あ違ーう顔の向きは、
[アイマスクをしたヒナに好き勝手な指示を飛ばしていれば かかる声>>67に振り返って こちらに来るはずないけどと首を傾げる。
も先輩にすんなりしたがって、 5歩程後ろに下がりつつも手はとめない。]
へへ。後であげますね?
[笑みを浮かべるトレイルに気付いて、 にへらっと笑いながらそう申し出てみたが はたして反応はどうだったか。]
(83) 2015/08/14(Fri) 01時頃
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わ………?!っ、と。
へへ。さすが剣道部?間合い読むのも得意なんだねぇ。 ……え。はい。ごめんなさい。
[と明後日の方向を見ていれば、腕を引かれて、 眼前を模造刀が通り過ぎて地面を叩いたか。
見慣れぬ苦笑>>81に思わず暢気な感想も引っ込んで敬語。 になった後に、違うね、ありがと。だ。 なんてじわじわと何かがこみあげて微笑んでしまったか。
はた。と未だ腕に伝わる熱に気付いて あわあわと視線をやればすぐに離してもらえたのだったっけ。*]
(84) 2015/08/14(Fri) 01時頃
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― 最後の一本 ―
[そうして賑やかに楽しんだ後は、 静かに勝負の時を過ごす。
一日の終わりを癒すような暖かな橙を見つめながら 明日は、あの色を重ねれば。今日乗せた色、映えないかなあ。
ああ、次は花火が題材もいいな。 けれどコントラスト激しいのはあんまり得意じゃないから――
なんてとめどなく、 ぽんぽんと浮かぶ思考に意識を委ねて夏を燃やす。
ふ、と。 橙の色から、夕陽を受けた彼の顔を思い出してしまって。 身じろいだとき、ぽたりと70(0..100)x1秒程燃えていた 夏が終わったのだったか**]
(85) 2015/08/14(Fri) 01時半頃
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マドカは、リツに火のお裾分けー!をしてから勝負に挑んだんだっけ?**
2015/08/14(Fri) 01時半頃
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