人狼議事


238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜

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(あたたかいわ)

[触れる掌が、抱きしめる腕が]

(いや、違うか、わたしが冷たくなっていってるだけ)

(ふふ、あなたに抱きしめてもらったのなんてはじめてかしらね)

[昔、貴方になつく妹のような少女に嫉妬して、張りあうようにあとから身をくっつけたりしたのを、貴方は怪訝そうに見てたかしら]


[命を賭ける決意をした、けど
それをするには、鍛錬も経験も足りなかったわね]

[芸術を好み、戦闘を生業にしていないわたしでは、どれだけ技を磨いたとしても届かない世界がある]

(あなたにそんな顔をさせるつもりじゃなかったのに)

[玉露、玉露と落ちてくるおのれを呼ぶ声に、眩しそうに目を細める]



(ねえ、あなたの朴念仁で鈍感なところ、すっごく腹が立ったわ)

(真面目だけど融通が利かないところは、逆にとても、 )


(ねえ、私よりとっても頭がいいから。みらいのことを、真剣にかんがえてくれるひとだから)

(私がいなくても、だいじょうぶ。きっとみんながしんじてくれる)

(こんな私の虚勢でも向き合って考えてくれるあなただから)



[でも貴方はやさしくて、きっとこの気持ちたちを口にしたら重荷にしてしまうかもしれないから。

今は、絶対に口に出さないわ]


[長年連れ添った聖痕が首から離れていくのを感じる]

(ええ、ありがとうイツキ)

[ごめんね、もう、声が、出せないの。伝えられないの]




















(ねえ、私。貴方に渡せなかった贈り物があったの。

きっといつか届くと思うわ。

そのときに、あなたのかわいいお嫁さんにちょっと嫉妬されるようなそんな未来があるなら。

それで、じゅうぶん。)


[「イツキ、あなたがすきだったわ」

きっと届けてね。私の恋人嫌いの『バレンタイン』]


[死んだのね、と

最初に思ったのはその事で。

私は空から見ているだけの状態で。

私は貴方の手に最後に遺した思いを。

利用しようとする仲間が、いて。


結局私、何もできないのね。
結局私、貴方を――……


私はくらいくらいばしょで膝を抱えて、首を緩く振るのです**]


メモを貼った。


メモを貼った。


[なんにもないの。なぁんにもない、
そんなばしょでひとりきりは、寂しい。

…は、光となって何やら誰かにメッセージを伝えていたみたいだけど。
でも私は記憶の一部が欠けたようにぼんやりしていたわ。
――それが、
痕をカイちゃんに渡した影響ってことには、気づかずに。

暫くぼうっとしていたら、
見覚えのある女の人がいたの。
私もいつかあんなふうにきれいになりたいな、って思ってた人。
凛として美しく嫋やかで。
柔らかな雰囲気をも併せ持つ人。]

 ――玉露さん。

[呼びかけた声は、果たして彼女に届くかしら。**]


メモを貼った。


[”わたし”は願います。
私の思いと共に彼に宿った痕に。

カイちゃんを守ってと。

そう、願うのです]


【あなたは、生きてほしいの】

[声に想いを乗せ
――紫電を纏う彼を見つめる]


[夢現、昏いナカ。
私は唯皆の争いを眺めていたのです。

傍に玉露さんはいたのでしょうか。
いたのなら、少し不安そうに貴女を見たでしょう。

紫電を纏うカイちゃんと。
それに敵意を剥きだす”あなた”
――それに割って入った一陣の風。

彼らを見ながら、願うのです。
どうか、死なないで、と*]


[ここは、どこなのかしら。気が付けば宙に浮かんだような空間。
死後の、待合室というものなのかしら。
ここが地の下とも、空の上ともわからない。

聞き覚えのある声に名前を呼ばれ、驚いて振り向くと]

アヤメちゃん?
どうして、ここに…

[自分で死後の待合室のようだ、と思ったことを思い出す]

[私と同じく12柱に幼馴染の当主がいる、素直で可愛い女の子。
一人きり残ってしまった紫藤の当主。この子も]

アヤメちゃんも、死んでしまったのね。
私もよ。

…ゆっくりしましょう。きっと、長く待たされることになるわ。

[彼女がどうして死んでしまったのかは気になるけど、それを話すかは彼女に任せよう**]


メモを貼った。


 ――玉露さんも、やっぱり。

[ゆっくりしましょうと、優しく告げられる声に
私はほろりと涙を零したのです。]

 わた、し。
 わたし、知ってた。

 史夏さんもいってた、けど。
 当主同士じゃどんなに想っても。
 どんなに願っても。思いが通じる事はないって。

 ――それに、カイちゃんがいつか。
 世界が定めた掟で殺されるのが怖くて。

[思いが届かぬのならせめて。
貴方が傷つかぬ世界にしたかった、唯それだけだった。]



 巻き込んで、ごめんなさい……
 わたし、は。


[しゃくりあげつつ、私は彼女に告げるのです。
門を開こうとしたこと。そして――

恋してはいけない人に、恋をしたことを。*]


メモを貼った。


[天まで轟く龍の咆哮。
対峙するは永久ともいえる時間を生きた”聖痕(ひと)”

風の乙女の助力はあろうが、
先程まで紫電を浴びた身は聊か不利なのはいなめぬか]

 ――私の声が、届かぬのなら。
 私の思いだけでも――

[祈るは唯彼の無事。
聖痕(わたし)の力(こころ)は、貴方と共に
声を聴く第三者の存在は知らねど
私は唯、祈るのです*]


 ―――ああ、カイちゃん……!!

[ほろり、と零れ落ちる涙。
知ってしまったその死は、
私を打ち砕きがくりと膝をつく。

玉露さんはそんな私をどう思ったろう。
お前が裏切ったせいだと言ったか、それとも。
私はほろほろと涙を零し、
彼の命の燈火が消えるのを、唯見ているしかなかったのです]


メモを貼った。


もちろんよ、イツキ。
私の力、使ってちょうだい

[貴方が正しいひとなことは、私が1番知っているわ。少しでもいい。届け
とイツキに宿る蝶野の聖痕へと祈る**]


 確かに。私とあなたは志を同じくしたけれど。
 でも私、――”あなた”には使ってほしくないの。
 
 私の心は、カイちゃんにしか、あげたくない。

[ぽろり。零れる涙はおちてきえる]


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