［ベネットに引きずり倒される。それはまさに人狼塚の前だったのは偶然だったのか…
アイリスはもう何も抵抗できなかった**]

[どこまでも落ちていくような暗闇の中…ふと目を覚ます]

あれ？私…さっき副部長とサイモン先輩に…

[雨の中、ベネットに組み敷かれ、体の中にずるりとナイフが入ってくる感触を思い出す]

っ…

[思わず胸に手をやるが、そこには傷ひとつない]

[どれほどの時間がたったのか…
ふと目を開けると、そこには見知らぬ小さな女の子の姿]

あなたは誰？
なぜここに…？

[…お父さんを助けてあげて……]

お父さん？…それは誰の事？

[…いつも帽子を被ってる優しいお父さん…]

帽子…ひょっとして東郷コーチの事かな…

[女の子は小さく頷く]

でも私…何も出来ない…

[私はもう死んでしまったから…心の中で呟く]

―　回想（続き）　―

[女の子は心の声が聞こえたのか、寂しそうな顔をしている
その時、現れるアチャポの姿]

あの…私に何か出来ないかな。この子のお父さんを助けること…できないかな…

[アチャポは古い事件の記録の在処を囁く]

これがあれば…東郷コーチの事…お手伝いできるのかな…

[嬉しそうに微笑む女の子]

[でもどうやって…そう思ってると、アチャポが目の前で輪を描く
そしてため息と共に始末書ものという呟き]

これは…ひょっとして…扉なの…かな…ありがとう…
それじゃ行ってくるね…

[女の子に手を振り、アイリスは扉をくぐる**]

[アチャポの問いに答える]

私、お腹すいたな…

[ぐぅぅぅぅぅと大きな音で鳴るお腹]

死んじゃってもお腹って空くんだね…

[アチャポと水着の女の子のやりとり]

も、もちろん人間よ。
正確には人間だった…かな…

[ぎゅるるるる…]

こんな姿でもお腹空いちゃうんだね…
でも冥界に行くと違うのか…冥界って所はご飯出るのかな…
今のうちにたくさん食べなきゃね…

[アイリスは{3}と{4}と{3}を取ると、むしゃむしゃと食べ始めた]

あほひひゃんっていううんふぁ。
ごふぁん、あひあほー！
わらひは、あいりふ。よろひふへー♪

[...は口いっぱいに夏カレーを頬張りつつ、時々かき氷を食べる]