48 追試と戦う村
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―前日―
[歩き出し、暫くして服に何かが触れた感触を感じた。それが何なのかはすぐにわかった。 しっかりと掴みながら無言でついて来る足音。彼女のペースに合わせて語ることもせず、家まで送った]
あぁ。また明日、学校でな。
[微笑みながら自転車に乗り、帰路に着く。 到着すると早速携帯を取り出しいつもの行為。]
『家に着いた。今日はありがとう。君の気持ちを聞けて良かった。これからもよろしく。』
[淡泊な内容だが、いつもより少しだけ長い文章。]
(72) 2011/04/10(Sun) 22時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2011/04/10(Sun) 22時頃
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――それとも、"わざと"ですか?
皆の願い通りに過ごしている自分が、外れれば、どう構って貰えるか? そんなSOSですの? だとすれば、残念ですが受信は難しいですわ。
[わざとらしく、唇を突き出してみせたがその仕草は誰に見えたものか。見せたものか]
(73) 2011/04/10(Sun) 22時頃
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リンダ・クラーク。 この学校の数少ない学業特待生様。
[...は、自分のスカートの端をそれぞれ摘んで一礼]
曰く、思っていることを口に出さない、 感情を全て自分の中に仕舞いこむ思慮深さ《意気地なし》。
曰く、求められた役割を演じきることも、 いい子であることも徹底できないバランス感覚《中途半端》。
曰く、お好きな事があっても没頭することもできず、 他の事と折り合いをつけることもできない思い遣り溢れるお方《小心者》。
[リンダの前で指を一本、二本、三本と立てていく]
(74) 2011/04/10(Sun) 22時頃
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そのお下げは何方の為ですか? 綺麗に整えられた着こなしは?
貴女のいい顔は、何方に対して向けられていらっしゃるのですか?
御身内に? 教師に? 自分以外の全ての方に? 世界に?
[そして顔を目一杯近づけて、尋ねた]
・・・・ わたくし、知りたいんですの。興味本位で。 リンダ様はどうして、そう御一人でいらっしゃるのか、と。
(75) 2011/04/10(Sun) 22時頃
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[教室の空気に耐えられなくなり、隣に座るアイリスに声をかける]
なぁ… 進んでいるか?
[聞いた所で状況が変わるわけでもない。ただ黙っていられなかった。だが二人の会話に口を挟むわけにもいかず、アイリスに助けを求めた]
(76) 2011/04/10(Sun) 22時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2011/04/10(Sun) 22時半頃
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[ヴェラから話しかけられれば、心配そうに2人を見ていた視線を戻す。 少しだけ困ったように笑んで、首を傾げる]
え?あぁ……うん。進んでいるとは言えないけど。 でも、………―――この時間も必要なことのように思うから。
[ぽつりそんなことを呟く。必要であれば、口を挟もうかとは思っているけれど。 今は未だ様子を見守るのみ。 大切な友人の二人だから、中途半端に口を挟みたくは無い]
あ……課題、分からないところある?
[ヴェラにそう問いかけて、机の上に置かれているプリントを見つめた]
(77) 2011/04/10(Sun) 22時半頃
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うん…そうだよな。
[アイリスの真意と自身の真意は多分一緒だ。 だが今、出て行けば複雑にするだけだろう。]
課題は… 今日は英語をやろうと思っている。 英語は得意?
(78) 2011/04/10(Sun) 22時半頃
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[唇を噛み、ポーチュラカの放つ辛辣な言葉を浴びる。 その言葉は丁寧なれど、酷く罵倒されているのだ、と思う。
どうして。 どうして、知っているの。 いやだ。もう、やめて。 ]
……わたし、は。
[そんなんじゃない、と途中何度も抵抗の言葉を口にしようとしたけれど、言葉にならない]
(79) 2011/04/10(Sun) 22時半頃
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やめて、よ……。 私はただ、馬鹿なだけ。分かる……でしょ。
[目を閉じて、ふるふると首を振った。固く結ばれたおさげが揺れる。]
楽に生きたい、だけ。 誰かの理想通りに生きるって、すごく楽でしょ。
誰の為でもない、自分のためだよ……。
[だから、もうやめて、と。泣きそうな声。]
(80) 2011/04/10(Sun) 23時頃
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[見守っていることしかできないのは辛いけれど。 同意してくれるヴェラと視線を合わせて、にこっと微笑む。 今は一緒に待つしかない]
英語?英語は理数系科目ほどではないけれど。 二次試験にも必要だから、文系科目に比べて勉強してるから、何とかなると思うわ。
その代わり……発音にはあまり期待しないでね。
[あくまでも読んで書いて覚える受験英語しか勉強していない。分からない問題はどこか首を傾げて、問いかけた]
(81) 2011/04/10(Sun) 23時頃
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知りませんもの、教えていただけない限りは。 わたくし、知らない事は知りませんの。
[嘯きながら、懐から一冊の本を取り出してみせる]
リンダ様。この本に見覚えは? 象牙の――いえ、本音の書を手にした時の貴女様「赤点の守護者《ザガードオブレッドスコア》」は奔放でしたわ。
[嘗て象牙の書と言って手渡した本を差し出してみせる]
(82) 2011/04/10(Sun) 23時頃
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あの時の貴女様は何を仰っていたか覚えていらっしゃいますか? 補習からの解放の阻止(>>3:89)、でしたわ。
[意味もなくパラパラと頁を捲って見せつつ]
この場所、この時間、これを今の貴女様はとても大事に思っていたのですわ。 補習がお好きで? ここにいる皆様だけがお好きで? 本当に?
[パタンと本を閉じる]
それだけでしたのかしら?
(83) 2011/04/10(Sun) 23時頃
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でも、いいですわ。 わたくし、人を虐めるようにはできておりませんの。 そして人を歪めることも。
ですが一つだけ、お聞きしても宜しいかしら?
[本を鞄にしまうと、その全ての表情を消して尋ねた]
リンダ様。 わたくし達、御友達ですか?
(84) 2011/04/10(Sun) 23時頃
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では教えてくれるか? 君が授業で習っているものより簡単だろ思うから…
[課題に視線を送る。アイリスのクラスより29(0..100)x1割くらい簡単だろう]
そうゆう人ほど上手いんだよ。 発音。
[一瞬目が合うも、再び課題に取り組んだ]
(85) 2011/04/10(Sun) 23時頃
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ポーチュラカは、アイリスの視線には背を向けたまま。
2011/04/10(Sun) 23時頃
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[悲痛な声を上げるリンダには心配そうな視線を送り、ポーチュとのやり取りをただ見つめる。 やがて視線をヴェラの課題に戻して、申し訳なさそうに眉を下げる]
え、あ……うん。 一応どの教科でも教えられるように教科書は読んできたの。 ごめんね、ちょっと集中できなくて。えっと…どの問題かな?
[ぱっと見た感じかなり簡単に感じるため、どの問題で躓いているか分からず、首を傾げる]
………英語の発音は本当に聞かないで。 っていうか、あまり英語はしゃべりたくは無いから、そのつもりでいてくれると嬉しいな。
[どうやら英語の発音はせずに教えてあげるつもりのようだ]
(86) 2011/04/10(Sun) 23時頃
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アイリスは、ポーチュラカとリンダに時折心配そうな視線を投げかけた。
2011/04/10(Sun) 23時頃
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わかっている。気になるんだろう? 正直、俺も課題に集中出来ない。
[二人には聞こえない程、小さな声で問いた]
俺のことは良いから…
[行ってこいと言わんばかりに、そっと手を握った]
(87) 2011/04/10(Sun) 23時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2011/04/10(Sun) 23時半頃
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ううん、ううん……まだ、だめ。 今行ったら、まだだめな気がするから……。
[小さな声が聞こえれば、迷うように首を振る。 ポーチュの問いかけ>>84にリンダは答えていない。 だから、自分はこの場所をまだ動けない]
ごめんね。もう少しだけ……このままでいて。
[握られた手に込められた意味はもちろん正確に理解している。 それでも、俯いて、今すぐにでも飛び出したい想いをこらえる。 二人の会話に聞き耳を立てながら、ただ待ち続ける]
(88) 2011/04/10(Sun) 23時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/04/11(Mon) 00時頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/04/11(Mon) 00時頃
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[見覚えが無いか、と見せられて尋ねられた本は、ポーチュラカから借りたあの本だ。借りたばかりですっかり忘れていたものが、何故それが今ポーチュラカの手元に?と首を傾げる。 暴れた時の記憶は一切無くなっている。だから「赤点の守護者」と言われても何の事だかさっぱり。 それでも、ポーチュラカの言葉>>83は胸に刺さった]
補習からの解放の、阻止……。
[繰り返して呟く。 それは、数日前の自分の望み>>2:62とぴたりと一致する]
(89) 2011/04/11(Mon) 00時頃
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[何の話をしているのか分からない。それなのにこちらの心を暴いていく力が強すぎて、ポーチュラカが超能力か、もしくは電波か何かを操ってるのだろうか、などと思ってしまう。 しばらくそうして、少し俯いたまま混乱していたが――次の質問に反射的に顔を上げた]
………友達、だよ?
(90) 2011/04/11(Mon) 00時頃
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……。
[頷くこともなく、黙っていた。]
わかった。しばらくこのままでいよう。
[机の下で隠されたお互いを握った二人の手。他の二人には見つからないように、会話を聞いていた]
(91) 2011/04/11(Mon) 00時頃
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友達じゃないと、思う……?
……なんで、そんなことを聞くの?
[驚きと悲しみが入り混じったような顔で、ポーチュラカに問いかける。]
(92) 2011/04/11(Mon) 00時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2011/04/11(Mon) 00時頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/04/11(Mon) 00時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/04/11(Mon) 00時頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/04/11(Mon) 00時頃
リンダは、気持ちを堪えるようにぎゅっと握り拳を作った。**
2011/04/11(Mon) 00時頃
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本当に?
[口元をゆがめて、酷く残酷に笑った]
わたくし、貴女様に腹の底を見せた事が一度でもありましたか? 貴女様はわたくしに、貴女様の事を直接聞いたことありましたか?
[その表情は一瞬。すぐに両の手を合わせて、にっこりを微笑してみせた]
(93) 2011/04/11(Mon) 00時頃
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ポーチュラカは、……紙飛行機が御趣味だそうで。[ポツリと呟く]
2011/04/11(Mon) 00時頃
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リンダ様。 貴女様にとって、お友達とは 嫌われたくない、程度の付き合いでらっしゃいますか?
リンダ・クラーク。 アイリスの御友達。
アイリスに、泣き付いた事は、怒鳴った事は如何程御ありで? 彼女から貴女様との思い出話、幾度となく、お聞きしましたわ。
[今日までの日々、彼女の口から何度リンダの話を聞いただろうか。思い返すように話し出す]
貴女様は、いつも彼女の良き話し相手であり、理解者であったようですわね。 彼女はいつも貴女様に感謝しておりましたわ。
(94) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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でも、その逆は? 貴女様がアイリス様に御迷惑をおかけしたことは? 胸のうちを話したことは? 慰めていただいた事は?
[この場にそのアイリスが居ないかのように、言葉を続ける]
貴女様からの一方的でない関係は、いかほど?
(95) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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そうそう…… フィリップ様にも、御迷惑をかけた事はどれだけありましたか? 自分の今の立場を、腹を割ってお話になったことは?
もしやお二人だけの時、そのような思い出が? わたくしが知らないだけでしたなら、御免なさいね。
[...は更に挑発する]
――どうしました? わたくしの御友達?
(96) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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じゃあどうすれば良かったんだ、とか、お聞き下さらないのですか? 言えませんわよね? 貴女は楽に生きたいのだと、仰ったのですから。
[そう言って、ようやくリンダから距離を取り]
ですから、"それ"はわたくしからの貴女様への補習にしておきますわ。 アイリスの御友達、わたくしの憧れの、リンダ様。
(97) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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わたくし貴女様のその顔を――アイリスに見せたかったんですの。
[そう言い切った]
(98) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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これで、わたくしの補習は今度こそ、終わりましたわ。 わたくしの大切な御友達のアイリス、後は宜しくお願いいたしますわね。
[嵐は去ったとばかりに、当の本人がそう言って一方的に幕を引く。乱暴な嵐の幕を]
リンダ様、大変失礼な真似をして申し訳ありません。 こちらの都合ですので、 許しを請うつもりもありませんが、 貴女様のこれからが、幸せでありますように――勝手ながら願っておりますわ。
[...はそう言って彼女に深々と頭を下げた]
(99) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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それでは皆様、今日までお疲れ様でしたわ。 御機嫌よう。よい、春休みを。
[昨日とは違い、本当に気楽に、ちょっとトイレにでも行くような気楽さで、*ドアを潜っていった*]
(100) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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[二人の話に聞き耳を立てながら、ポーチュラカの言葉>>95に顔を上げる。 少しだけ感じていたリンダとの距離を見事言いあてられた気がした。
それだけ自分が頼りないのだと思おうとしたけれど、寂しかった]
………ごめん、ね。
[ヴェラを見つめて、小さく謝る。机の下で握っていた手に僅かに力を込める]
行かなきゃ……私も、逃げてばかりいたから。
[ポーチュラカが言い切る声に反応して、決意する。 やがて繋いでいた手を離して、リンダの元へと駆け寄った**]
(101) 2011/04/11(Mon) 00時半頃
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