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………で、ヘマったのは誰なんです?
[ 待機だった男は、何が起こったのかを良く知らない。 静かな、だが僅かに力の篭った声を向けたのは 紫へだったが 誰が答えるのでも構わなかった。
店内に居た人物の話は きっとそれぞれ違うものになる気もしていたし 男にとってはどれもが知らぬ情報だからだ。
点けろと言われたラジオを膝の上に抱え 視線は誰を見ることもなく 薄汚れたそれに息を吹きかけながら
店内に居た誰かの返事を、待つ。*]
(118) 2016/04/09(Sat) 22時頃
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[くる、とレッドが視線をこっちから外しゃ、 なんとなく安堵の息を吐いた。>>115]
ほんとうにな。 今日は本当に運が悪ィ。
[ケッ、と吐き出すようにして悪態をつき、>>112 続いた言葉に噛みつきかける。]
ハ〜? 求めてねーし>>116甘党てめえもいい加減にしろっつうの!
[糞豚のせいで被った不名誉は未だ健在だ。 苛苛しながら、肩を叩かれて、>>113 渋々力を貸そうたぁするが、俺の背が足りねえ。
仕方ねえ。甘党野郎がデカすぎんのが悪い。 近くのオレンジに手伝ってもらって、 何とかトイレまではつれていけただろうがよ。]
(119) 2016/04/09(Sat) 22時半頃
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[生憎尿意は催してない。]
逃げる、ねえ。 どこへ? なんて問いはヤボッスかね
[皮肉げな笑みを口の端に乗せて、>>114 俺はグリーンをトイレにつっこみつつ目を逸らした。*]
(120) 2016/04/09(Sat) 22時半頃
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― カマロ、キャデラック、その間で ―
[朝食の席で、あるいはこのカマロの中で。 短いやりとりでも、レッドが冗談を知らない人物だということは、金づるを観察するような執拗さで見つめなくとも、ブラウンにだってよくわかっていた。
まともに相手をしても、つまらない。 だからこそ、ブルーの頭頂部になんて興味はない、と レッドの言葉>>93には左手を軽く、天に向ける仕草で返し、 キャデラックへと歩みを進めたのだった]
(121) 2016/04/09(Sat) 22時半頃
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ソーセージになってりゃそうだな、スーパーマーケットにでも卸して金に替えるか?
[自分で言っても面白くもない。しかもそんなもの、自分でも決して食いたくはないが>>91。
甘味の次は尿意喚くナリだけでかいシュガーベイビーに、言葉に合わせ>>98足元の空瓶を蹴ってやる。
介護はもう充分施しただろう、とでも言いたげに、深く座ったソファから腰を上げる様子もなく、介添えはピンクとオレンジに任せた。]
(122) 2016/04/09(Sat) 22時半頃
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[レッドの言葉>>77に、文句は言わない。 こちらをなんと呼ぼうと、言ったことを遂行すれば良い。
自分の身を守る為には、今は運転手であるレッドを守る。 運転手側へと移り、そちらの窓から追っ手を撃つ。]
君のように燃えカスのような色とは違ってね。
[常よりも熱くなっているのは事実だ。 ブラウンの言葉>>81を否定することでもない。 それが黒人相手でも。
曲がり角。 レッドの言葉よりも早く、別方向に重力を感じる。 咄嗟に両手足を伸ばし、座席から落ちないように体を支えた。]
(123) 2016/04/09(Sat) 22時半頃
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なるほど。 素晴らしい推理だ。
[レッドの言葉>>93に返す言葉は短い。 しかし万が一。 ブラウンの手が此方に伸びてきたらその手を撃つ。 そのつもりで銃を握る手を揺らす。
暫く後ろを確認していた。 追っ手はどうやら振り切ったようだ。 息を吐く。
そのまま合流地点へと走る車の中、銃に弾を装填する。]
(124) 2016/04/09(Sat) 22時半頃
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[合流地点。 最後に車を降りる。 時計を確認し忘れていた。 そんなことは、どれくらいぶりだろう。
車のドアを閉める音が響く。]
(125) 2016/04/09(Sat) 22時半頃
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― Blue or Red ―
[一足先に車を降りたブラウン。 前方や周囲だけでなく、勿論カマロ――背後の二人への警戒も忘れてはいない。
それでも、どこかブルーに対する油断はあった。 年齢や、見た目、明らかに己のほうが力があるだろう、という驕り。それがもし覆されることがあれば、それは、手遅れになる時だろう、とまで考えるほどの、侮り。
対してレッド。 その視線が、忘れかけていた感情を呼び起こす。 赤を舐めとる様子を、横目に扉へ向かいながら、 ブラウンはそれの名前を思い出す。 ――"不安" 漠然とした、それこそが得体の知れない感情だった]
(126) 2016/04/09(Sat) 22時半頃
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[それから、アジトへ。 短い挨拶>>85と、まるで遅刻したかのように言う声>>87には短く頷きを返し、洗面所へ向かう。 ヨアヒムに関する問いかけ>>89には少し足を止め]
死体は、見ていない
[おそらく全員がいるだろう場で、憶測でものを言う気にはなれない。 おおよそ、犯罪者という者は……訂正。口が悪い者は、揚げ足を取るのが好きで、不必要な時ほど記憶力が良い。 己を含んだ対象への思考の結果、ただ事実のみを口にするにとどめた]
(127) 2016/04/09(Sat) 23時頃
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[計画の立案者である豚野郎が生きてたとしたって 逃げるだろうってことは想像には難くないと ピンクもそう考えているらしいと相槌でわかる。>>101
誰だって面倒は御免だ。 何か言いかけてやめたピンクが考えてるだろうことも おそらく多分、同様に、いや、それ以上に 面倒ごとになるだろうあの話、だろう。]
ハン、んじゃくたばったかね、さすがに。 あの豚は。 ―――…アイツに運があるならこんなことになっちゃあいねえだろうし、さ。
[ブラウンへの問いかけに答えたレッドの豚の未来、現在?もう過去か? どうでもいいや、とにかくそれに何度目かの溜息を吐く。>>106 報酬を貰える見込みはガンと減ったということだ。]
(128) 2016/04/09(Sat) 23時頃
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ほんとに残念な話だよ。
[残念でもなさそうに繰り返しているホワイト>>110に、 俺は豚の命はともかく、報酬が手に入らないという意味で 心底残念だと告げて肩を竦めた。]
(129) 2016/04/09(Sat) 23時頃
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逃げ足は俺の武器だが弱者じゃねえ。 無駄死する気はさらさらなかったけどよ。
[臆病者のレッテルを貼られるのは我慢ならないが>>111 どう思われようが関係ねえか、 どうせ金輪際会う機会もない奴等だとムキになるのはやめておいた。
便所に行きたがったグリーンを支えるのには ピンクのタッパでは足らず、反対へ回ると肩を貸す。>>114]
あのダイナーのウェイトレスみてえな、か? 趣味悪いな。
[ケツがそそるビッチと聞けば思い出すのは あの無駄にでかいケツだと今朝のまずいコーヒーを思い出す。 ああ、こんなことになるなら朝飯をもっとちゃんと食えばよかった。 走って歩いて無駄な体力を使ったし、 今からもデカブツを便所に運ぶっていう面倒な作業で体力を使うわけで、なんだか腹が減ってきた。]
(130) 2016/04/09(Sat) 23時頃
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逃げるっつってもアレだろ。何処まで逃げるかっつーの。
[縄張り捨てる気ならば兎も角。寄せ集めたゴロつき共を我が身を大事のみに限って捨てて逃げれば、次の興行も続くまい。その辺りの空気感は、癪であっても読める人物の様な気がしていた。人間と認めるのも醜貌な肉塊ではあったが。ピンクとオレンジの遣り取り>>99>>101にそう挟み、だから後続に聞いたのもまっさきにそれ>>89。
生憎、見に合わないスノッブ面したブラックは、言葉身近に>>127部屋の奥、薄汚れた洗面所に向かったが、継いで補足されたのは、余程状況が見えるそれ>>106]
あー……………。駄目だな。
[言葉を繕う事もしない。西洋神秘の功夫を、奴が習得しているならば兎も角、そんなミラクルはあり得ない。捕まったか殺されたか。大凡逃げ果せるなどと希望的観測にも程がある。]
あんた等は揃って逃げてきたのか。
[グリーンのキャデラックに駆け込んだ自分とピンクとホワイト、ひとり後を訪れたオレンジ、そして後を追って今訪れたレッドブルーブラウンに確認を取るように。]
(131) 2016/04/09(Sat) 23時頃
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[レッドのピンクへの揶揄>>107―を言うタイプには見えねえんだが意外にユーモアがあるらしい― には、ハハ、と笑い声をあげたが、 両手に花とかいう寒気のする冗句には>>116中指を立てておく。
汚ねえ便所にグリーンを押し込むと 多少沸いた食欲も失せたのは幸か不幸か。
用を足すのを待つ間、嫌味のこもった投げかけに>>114、眉根を寄せるが 他の選択肢を思い浮かべるにそれが一番だろうなとは数秒で結論付け同意する。]
不本意ながら同意しとくわ。 言っとくがこれは臆病だからじゃねえ。 [そう念を押しておくのは忘れない。 このままぼけっとしてたら面倒なことになる、 そう俺の一級の危機管理能力が言ってんだよ。*]
(132) 2016/04/09(Sat) 23時頃
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―――ヘマった? ちげぇだろ。上手いことやりおおせた奴が、この中にいるだけだろ。
[焦点合わないレッドの目が、幾瞬此方を通り過ぎた間、声が篭ったように感じたのだ>>118。 既に計画の破綻も、その統率も失われたと同然の今、言葉を隠す振りもなく、吐き棄てるようにソファ浅く身を屈めるとそう言った。*]
(133) 2016/04/09(Sat) 23時頃
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[洗面台で顔を洗う。 ポケットに引っ掛けた眼鏡に生ぬるい水滴が飛ぶ。 きちんと洗濯されているが、使い古しているせいで色あせている白いハンカチで顔を拭った。 ネクタイを緩めながら、曇った鏡に背を向ければ、二人に支えられたグリーンとすれ違う。 両手に花、と。誰かが言ったような言葉を思い浮かべたのは、コードネームの色のせいだろう]
痛むのか そのせいで、落ち着かない?
[グリーンの顔と、傷口を見やる。 さっき、またも何か叫んでいたように聞こえた。 ふと漂った甘い香りのせいか、左目のあたりが一瞬、痙攣に似た動きを見せる]
(134) 2016/04/09(Sat) 23時半頃
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――10:19
[ピンクが銃口を間抜け面の店員へと突き付け、命の保障と代わりに、さんざ色とりどりに煌めく石の引き渡しを要求している。全ては計画通りに進行している。何度もリハーサルを行った舞台、バミが見えるかのように店内に散り己の立ち位置を護る仲間、何度もシュミレーションした店員との遣り取り…しかし何だ。どうしてこう、違和感が拭えないのか。
そのお膳立て全てを、笑っている輩がいるような気がするのは。 床に身を伏せさせた一般客に向ける短銃を握る手に、嫌な汗をかくのは何故か。
ささくれだった神経が捉えたのは、豚の罵声より瞬間早い、警報機がけたたましくもその初声を上げる音。*]
(135) 2016/04/09(Sat) 23時半頃
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……あ、 ?
[レッドに話を振られれば、まさに意想外という風に、瞬き]
……あ、あぁ、……私が…… 私、ですか、その……適任……って…… それは……あの、えぇ……違います、から。きっと。 私、では、ちょっと無理です、無理でしょう……から、
[レッドを、グリーンが連れて行かれた方向を、順に見やりつつ、ぼそぼそと返した。謙遜も何の含みもない、事実からの言葉。「手助けはしない主義か?」その言葉には、返答をしない事になったが]
……、
[誰がヘマった、そう続けたレッドには、 その言われた先のパープルを見て、 同意する如く、僅か目を伏せた]
(136) 2016/04/09(Sat) 23時半頃
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―――10:07
[事が起こる、直前。 カウンターを挟み、店員と談笑をするブラウンは、 制服のように決まりきったスーツを身に着ける店員が、ブラウンの指し示した宝石を取りに行こうと離れた瞬間。
伸ばした背筋も、浮かべた微笑もそのままに つと、細くはないが器用な指を伸ばして 無造作に見せかけてガラスケースに収まっていたダイヤを一粒、それから指輪を二つ、スーツのポケットへと転がした。
取り決めを破るとか、ただの物欲故ではない。 ただ無造作に、そこに宝石があったから――― つい、なんて。もし聞かれたら、そう答えるかもしれない。 それほどの、何気なさだった]
(137) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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[ 男は、恐れというものに敏感だった。 日々の仕事の中で、対峙した相手が浮かべる恐怖の色は グリーンが頬張るヌガーよりも、甘いからだ。
ピンクが落とした安堵の息>>119は 親に内緒で口の中に放り込んだキャンディのように すぐ消えてしまう甘さを覚え。 彼には、まだ何もしていないというのに 本業を知られてもいない筈なのに …安堵とは。
僅か、興味が増す。 もとより宜しくない方向に知的好奇心は旺盛なほうだ。
ブラウンの抱えたそれ>>126に気付いていたなら 同じような感想を抱いたはずだが
生憎、その時は口に広がる味に 子供のように夢中だった。]
(138) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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[ 抱えたラジオのツマミを回しても、音は出ず。 周囲へ耳を傾けながら首をひねる。
ガチャ、ガチャ ひとつ押せば、どこかが戻る単純な構造。 消えかけた印字を見ようと、ずり下げたサングラスの前へ ラジオを持ち上げた。 ]
…どうだろう、豚は案外タフだ。
犬に捕まる程長く店に居たのだから そのぶん ポケットに何か詰めていると良いのだけれど。
私は元から運送係だしね。 まず、店先でブルー。その後ブラウンを拾ったよ。
[ オレンジ>>128とパープル>>131へ。 ]
(139) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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[背後を確認する。 追っ手の姿は見えない。 服の中へと銃をしまった。
取り出しやすい位置に一丁。 先程は使わなかった銃も別の場所に隠してある。
合流地点の建物を見上げる。 重い扉。 立て付けの悪さだけではない。
本来なら意気揚々とこの扉をくぐっていたはずなのに、だ。]
(140) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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[ 話をしつつも、手と目はラジオに注がれている。
はた、と 「目を合わせて話せ」というパープルの言葉を思い出し 瞳が見えぬよう、サングラスの位置を戻してから ]
上手いこと、とは。 この件で甘い汁を吸った人が居るのでしょうか。
[ 黒で覆われた目を向け、首を傾ける。
親指が押し込んだスイッチがどうやら当たりだったらしく 手元のラジオが ざわわ、と 小さく砂嵐を奏で
今度こそ、と意気込んでは 小さなツマミを回した。*]
(141) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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[扉を開ける。 ここを通ったのは一番最後だったか。 まだ来ていない者がいたかもしれないが問題ではない。]
どうしてこうなったのか説明してもらおう。 まずは誰がやられた。誰が残っている。
ヨア……ボスがやられたのは知っている。 ここに来ていないなら死んだのだろう。
奴らにやられたのか。 それともどこかの阿呆にやられたのか。 それは関係ない。 とにかく、やられたのだろうな。
[中に入るなり、早口で言い立てる。 そこに誰がいるのかも、なんの話をしているのかも気にしない。
今の状況を自分の中で整理する為に、話している。]
(142) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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あー……umm……
[確かにこの件で自分だけとんずらをかませば 新たな気持ちでさあ新天地、ともいかねえだろう、 とはわかる。>>131
ただ俺達に臆病さを説いたあの糞豚が戻ってくるかは 俺にゃあわからなかった。 わからないまま、レッドやブラウンの報告を聴いた。]
(143) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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[オレンジの野郎がレッドに中指を立てるのを見て ちったあ気持ちがわかったかクソが、なんて内心で嗤った。 >>132 尚間抜けな俺はこの間斜視野郎が何考えてるか知らねえ。>>138
「To be, or not to be」 誰かさんがトイレの近くの壁に落書いた言葉をなぞり、 面倒くせえ、と小さく呟く。
オレンジのヤツも意図を察して言わなかったであろうソレは どうせずっと誤魔化してはいられないのだろう。>>128 問題は、この誤魔化してんのが表面化した後。
狐のように狡猾であれ 鼠のように臆病であれ どうせ野良犬だ、忠義など尽くすな。蝙蝠のようであれ。
……わかっちゃいるが、どうしたもんかね。]
(144) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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[俺の手は無意識に、 スーツの上から銃の堅い感触を撫ぜていた。]
( …… やるか、やらねえか、それが問題か。)
[ブルーのじーさんが捲くし立ててンのを聴いて、 トイレの傍から顔を覗かせた。]
…豚殿以外は皆生きてるってワケか。
[へ、と空虚な息を吐き出した。*]
(145) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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[ 両手に花――の揶揄に溜息を吐いた。 男を花に喩える感性は持ち合わせていない。さらには、花のような女を好む趣味もない。肉と欲をたっぷり抱えた生々しい女が好きだ……と思ったところで、Madonnaの歌を聞きたくなる。ラジオが生きていることを願い、Mr.GREENはピンクとオレンジに支えられ、手洗いへと。
トイレは、不潔で薄暗かった]
逃げる――何処へ? さぁ、菓子と女が美味い所なら、何処へでも。 ついでにクソして来るからちょっと待ってろ
[ 時間がかかると宣言し、Mr.GREENはトイレに入る]
(146) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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[ 途中で出会ったブラウンに。 痛むのか――と訊ねられての答えはひとつきり。「とびきり痛い、最悪だ」と床に唾を吐き、自らの腿を見下ろした。綺麗に弾に撃ち抜かれた肉は、汚れたズボンと止血の布に覆われ見えないが、まとわりつく血の色は濃い]
落ち着かねえよ、ああ、落ち着かねえ。 こんな“しくじり”初めてだからな、 しかも此処には砂糖が足りねえ
[ チョコレートバーはポケットの中。 残りはもう半分きり。 チョコレートに似たブラウンの肌を眺め、鼻を鳴らして。立ち話もそこそこに手洗いへ辿り着くと、あとは恙無く無事に排泄をするわけだ]
(147) 2016/04/10(Sun) 00時頃
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