人狼議事


287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


ジェレミー1人が投票した。
ジェニファー9人が投票した。

ジェニファーは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!


【人】 紐 ジェレミー

―― 廊下を歩き ――
[>>2:210「リボ払いもほどほどに」
 その至って現実的な忠告すら、
 当の本人が金を払う意識も薄いので
 承知の上と頷きもするジェレミにどれだけ沁みているのか。
 境遇が境遇のベッキーは、
 ジーンを悲しませる前にジェレミを平手打ちしても許される。]


[――――。

 もし、そう>>2:221なら。

  ジェレミ自身の思考を外にして、
  相手の論理の上に立って脳裏で思い返す。]

(0) ghoti 2018/11/09(Fri) 00時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[きっと、彼の養い親が口にしたのは
 それ以外を口にできないほどの甘露だったろう。

 末席に会ったことすら言わないジェレミに、
 それを言うのははばかられ、
 ――彼以外を、
 今は口にできなくなったその「親」を思う。
 なにを口にすることも、
 もうないその「親」を思う。

 思い出せる。思い出せる、記憶のなかに。
 かすかおぼろげな情とともに。]

 ――…… ふふ、 いい夜だ


[ひとり、身軽な古城の歩きのなか、自室へ辿る道は暗い。
 戻る道も、明りがない。
 後にも先にもそれほどの情を人に抱くか、
 その答えが廊下の前に、後ろに、広がっている*]

(1) ghoti 2018/11/09(Fri) 00時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 怒ってたらのこと、とか>>2:218
  そういうことはまるきり考えていなかった。
  えぇ、頭は空っぽ。

  それはそれ、って、
  …言われたら考えることであるので。
  たとえ、…まァそもそも、
  おんなが怒られないのが"普通"は不思議な話で。

  其れも、自分のためだと言うのなら、
  ひとでなしにしたまま放ったおんなも、
  もっと 自分のため。

     
      指先からあまい砂糖が離れてゆく。 ]
 

(2) mayam 2018/11/09(Fri) 01時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ── あい を。語るおとこのこえは、
  手元に渡った砂糖より、
  あまぁく成る珈琲より、ずぅっと苦くも思えて、
  
  ……なんだかおねーさんたいへん!
  憎まれて恨まれて愛されてるなんて、
  果してそれってどういう関係なのでしょうか。
  おとこのこって複雑な生き物ね。

  長生き吸血鬼さんたちに聞けば、
  あるいは 分かるのでしょうか。
  たとえ恋愛経験があろうとも、
  結婚して子供を産んでも、

  たったにひゃくねんの"ばばあ"は、無知なのだ。 ]
 

(3) mayam 2018/11/09(Fri) 01時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  償うつもりがあったのなら、
  あなたをあの時食べちゃったりしてないわ。

  …… ただまぁ、このまますぱっ!と死んじゃって、
      坊やに地獄で追いかけられるのは嫌ねぇ…

   気持ちよくねむれなさそう……?

 [ まったくこういうところが、
       おんなの"ひとでなし"! ]

 

(4) mayam 2018/11/09(Fri) 01時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 空いた左手は再びカップを取ろうとして、
     多分、…その時、だったように思う。

  細くないおとこのゆびさき が、
  傾けるように 捉えるように 
  顎に触れるから、 ]




    [ 警戒よりも 疑問符が先にでるおんなで、 ]

 

(5) mayam 2018/11/09(Fri) 01時頃

【人】 姉妹 ロイエ



     ( ─── 、 )


  [ 瞬きひとつ、珈琲の香りが掠める。
   
   ……さっき、思い出したはずの、
     貴方の姿は見えないのはどうしてかしら。 ]

 

(6) mayam 2018/11/09(Fri) 01時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ── "両の瞳"が、今度は見上げた。
   色素のうすいくちびるが、含む笑みを 作り、

   何時も通りの、ことばを紡ぐ。
   ……ほんとうに何時も通りだったかはさておき。 ]


   ─── やぁね、坊や、
    わたしの、愛しい、たったひとり、
    お星様のDarlingが嫉妬したら如何するの?


 

(7) mayam 2018/11/09(Fri) 01時頃

【人】 姉妹 ロイエ



  ── あと貴方 案外チキンって言われない?

 [ おねーさんはそりゃあ わらって、わらって、
      可愛い"坊や"を *踏んじゃった!* ]

 

(8) mayam 2018/11/09(Fri) 01時頃

【人】 紐 ジェレミー

―― いつかの会話>>2:211>>2:212 ――

 うん、……なら、
 俺も同じ気持ちだ。

 ひと時を共に過ごす相手として。


 俺は、“君たち”と、話がしたい。


[ジェレミの右手は癖のように、
 「彼女」の髪を一筋掬い取り、こぼす。
 零れたそれは疎らに広がるが
 ジェレミはそれ以上視線をそこに置かなかった。]

(9) ghoti 2018/11/09(Fri) 02時頃

【人】 紐 ジェレミー

[視線は、眼前の、
 何気なく問いかけた「同族」のもとにある。]

 
 不思議なことに、
 大抵の吸血鬼は割と早く死ぬ。

 気づけばこの城だって
 俺よりだいぶ年下が多くって
 時々、言葉だって本当に通じるのか不安に思うよ。

 同じような存在と思っていたのに
 いつの間にか、過ごす時間の速度さえ違う気がする。

 ……だから、ひと時でも、
 共に過ごせる相手として、君たちと話がしたい。
 ――――そのときに眠ったように反応がないのは、寂しいよ。

(10) ghoti 2018/11/09(Fri) 02時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ああ、…… ……、
 人をやめる、っていうのは
 なにか、おおきな出来事だったんだろうか。
 なんで彼らはあれほど
 「人」として過ごした時間を引きずるのかな。
 「人」の意識を残して、
 ゆめうつつに「今」を境界線上から眺めるように、なぜ。


[すこしく細めた眼差しのうち、頭痛がする、と呟いた。
 流れる時間の差だ。
 降り積もった時間は、一刻一刻を圧縮する。
 鼠に人の時間が図れるだろうか。
 人に、鼠の鼓動の速さを知れるだろうか。
 開いた距離の、こちら側、吸血鬼が首を振る。遠いな、と朧げに。]

(11) ghoti 2018/11/09(Fri) 02時半頃

【人】 紐 ジェレミー


 ―― ベッキー、
 きみは、おいていってしまうかい。


[その、彼女のもつ、過ぎる時間の中に。
 歩みの遅い、年古びた吸血鬼を。

 その意味で、問いかけは音になった。

 食卓にいつまでも座り続ける、
 もう片側の席は入れ替わり、立ち代わり、変化のある机。
 晩餐にあがる贄ではなく、その向こう側との触れ合いを望む、
 徒に年月が降り積もるなかから古吸血鬼が、*零した*]

(12) ghoti 2018/11/09(Fri) 02時半頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

ghoti 2018/11/09(Fri) 02時半頃


村の更新日が延長されました。


【人】 渡し船 ユージン


[女の子が砂糖にスパイス、
 素敵なもので出来ているのに反し
 男の子はカエルにカタツムリに、子犬のしっぽ
 ――そういうゲテモノで出来ているので
 甘ったるいはずの愛にも、
 苦さが混ざるのはご愛嬌。>>3

  は、
  あんたの安眠を妨げるだけに地獄を走るの?
  悪くないね

[地獄の果てまで追いかけてやるよ、と
 薄ら笑う男もまた、
 全くもってひとでなしではあった。>>4

(13) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン


[落とした口づけ
 落ちる珈琲の匂い
 そういったものの中、
 男はいつもより悲しげに笑って――
 両の目と視線をあわせ、]

  ……でっ、
 

(14) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン

    (  このクソババア あいかわらず…! )

(15) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン


[実際に踏まれたかどうかはともかくとして、
 男はその一言に呻き、哀しげな笑顔をひっこめ、
 ひどく不愉快そうに笑った。>>8

  あんたを置いてって あんたが置いてった男?
  知らないね。
  きらきら星の上でハンカチでも噛んでるといい

  あんただって別に死んで空にいけるわけじゃない
  蝙蝠はそんなに高く飛べないさ

[地を這うのがせいぜい。
 だから嫉妬しようがされまいが
 関係ないよ、残念だね、と笑う。]

(16) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン

  ―― 

[色素の薄い唇を見下ろす。
 その唇を衝動的に塞いでやろうとして――

 …… やめた。
 ふつふつとどうしようもない怒りが沸いているが
 それよりも。]

(17) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
  チキンで結構
  愛を誓うのはここじゃない

  あんたが寄越した何十年、何百年
  その時間のうちどれだけかかっても
  あんたのいとしい記憶を
 「落として」「塗り替えて」みせるさ

  愛しのDarlingの記憶なんて捨てさせてやる
  唇は……それからの楽しみでもいい
  
  いつか、あんたから請わせてやる
 

(18) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン


[顎を捉えた手の親ゆびのさきを、
 そっと彼女の唇に滑らせ
 それまでの楽しみにとっておくと男は笑う。

 何せこの先何十年とこの命は続く予定だ。
 たったすこしで、結ばれハッピーエンドなんて
 全くもってつまらないだろう。

 男は戯れるように手をのばし、
 女の編まれた髪を、つっと一息にほどこうとした。

 それから、あっけなく
 そう、あっけなく彼女から離れ
 洗物をしに流しに立つ。

 今は、苦い珈琲の匂いだけ残して
 それが甘いものにかわる日があるのかは――
 今のところ、男は知らない。**] 

(19) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[わいわいと軍人ごっこをして遊んで。>>2:230
 嫁の抱き枕に挨拶してくれるマユミににっこり]


 くふふ! 小生ハンター大好きですからな。

 二次元も、愛……!!
 そう言ってくれると自信が湧いてきましたぞ。
 小生、これからも愛に生きていきましょう!


[二次元にも引かずに話してくれる。>>2:231
 そんなマユミにぐっと拳を握り決意表明]

(20) ゆき@青葱帯 2018/11/09(Fri) 09時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[この城には優しい者が多すぎるのだ。
 ずっと一人で生きてきたから、少し困る。
 くすぐったくて、でも温かい。
 野良猫が家に招き入れられたような、そんな感じ]


 では、この城は小生には天国ですな。
 くふふ、吸血鬼天国!
 漫画のタイトルにありそうですな。


[マユミの真っ直ぐな言葉は少し照れる。
 けど、温かくて。
 頭を掻いて気恥ずかしさを誤魔化した]

(21) ゆき@青葱帯 2018/11/09(Fri) 09時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[ズッ友宣言ににんまり笑って。>>2:232
 こんな時間がずっと続けばいいと思った。
 でも、続いたなら。
 野良に戻るのが大変そうだな、なんて。

 先の事を考えそうになって、今はやめた。
 だって今、とても楽しいから!

 双子コーデのマユミにまたにんまり]


 くふふ! もしくは小生の弟子!
 なんの弟子かは分かりませぬが。
 パーカーはお貸ししますぞ。
 皆様にも存分に見せてあげてくだされー。


[可愛いサムズアップに微笑ましく笑う。*]

(22) ゆき@青葱帯 2018/11/09(Fri) 09時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 ── いつかの よみち ──

 [ 夜道でおんなが転がっていたら、
    襲われました。

  誰が?── おんなじゃァ無い!
  かわいいかわいい、にんげんの坊や。
  嗚呼可哀想に、運の悪いこと、
  神様に見放された哀れな坊や!

  鎖骨のあたりを真っ赤に染めちゃって、
  なんて素敵な装いなのでしょう。

  覆い被さったおんなはちっとも笑っちゃいない! ]

 

(23) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ



 [ 坊やがその時、何を思っていたかなんて、
  全く悪びれもしていないおんなは、只、
  腹の上に座って、己の指を食い破る。

  ── 今にも泣き出しそうな顔をして、
  おとこの うすいくちびるを、
  血に染まった親指の腹でなぞりながら、

  
     ちぃさく "泣いた"。 ]

 

(24) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ




       「 もうあなたに会えないなんて 」



*

(25) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ



      [ 地を這う か細い"蝙蝠"のこえ。 ]

 

(26) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ その時ばかりは>>16
  たとえ、"寝て"いなくても。
  おとこの顔を、見上げていたとしても。
  
  何時か の夜を、想起させるような、
  まるで初恋を亡くした少女の様な表情をして、

  ──── 、おとこのゆびさきに、ひとつ、
  前髪の向こうからこぼれ落ちた滴が


             ぽとん、と。 ]
 

(27) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 多分、おんな自身は気付いていなかった。

  一瞬だけ、 そうたった一瞬だけ、
  何かに気付いてしまった感覚はあれど、
  何も言わずぼんやりおとこを映し、

  愛を誓ったくちづけを 落とし、
  愛しい思い出を 塗り替える、

  くちびるを通るそんな指先>>19を感じて、
  漸く 両の瞳を伏せた。 ]
 

(28) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 髪を暴く。

     視界にちらと過ぎる髪紐を、
       請うように、追いすがるように、
         咄嗟、指先を伸ばして、

   
  ── 嗚呼、きっと届かない。 ]
 

(29) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ



  ──── ………、坊や、
       
      おねーさんのこと大好きでしょう。

 [ …だから、本当に、今になって、
  さっきまでのことなんて無かったみたいに、
  何時も通りの笑顔と声を届かせるのだ。

  暴かれた髪もたいして気にしないで、
  イメージチェンジしてみました、そんな風に。 ]
 

(30) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ……でも、せめて、
  おねーさんが何時か噛んだところの火傷は、
  治してから口説いて頂戴?

  他の女の子を"連れた"まま口説くなんて
  まったくひどい坊やね。

  わたしのBabyが、
  あなたのような子に、どうか、
  誑かされていないことを祈っちゃう。

 [ "嗚呼 神様!"

  砂糖のあまぁい香りと共に立ち上がったおねーさん、
  ── Non,何時かのMotherは、
  お祈りのポーズなんてとってみちゃった。 ]
 

(31) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ええ、ええ、おねーさんすっかり何時も通り。
  かるぅい足音立てて流しの方へ向かって、

  泣いていたなんて知らない片目で、
  まったく素直じゃ無い坊やを見て わらう。 ]

     
  ── 愛を誓う場所を見つけたのなら、
        そうしたら、わたしにキスして頂戴ね。

 

(32) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


   なぁんて、…ふふ、
   "請うて"みたわ、これで満足かしら?

 [ ……多分、請う、って。
  こういうのを望んでいる訳じゃあ無い。
  分かっているから、おねーさん、
  敢えてこんなことを言ってみる。

  踏んじゃったかしら、怒られちゃうかしら!
  なんだかそれってとっても素敵かも知れない。

  そんな相も変わらずの調子で、
       ─── 嗚呼、うたうのだ。 ]
 

(33) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  またね、ユージーン。
  良い夜を。

     ─── あいしてる。

 [ どんな意味かは、おねーさんにも知りません。

  言い切った瞬間、
  砂糖の香りを纏わせた"蝙蝠"は、
  僅かな"羽音"を響かせ キッチン内を羽ばたき、
  あてどもなく去って行く。 ]
 

(34) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ どれ程高く飛ぼうとも、
    おほしさまになんて、とどかない* ]
 

(35) mayam 2018/11/09(Fri) 21時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


 大好きな方を奥様にだなんて、素敵ですわ。
 愛する相手に殺されるというのも、幸せな終わり方かもしれませんわね。
 もちろん、殺す方も憧れますけれど。
 殺したいほど愛したい、殺されたいほど愛している、どちらも素敵ですわ。

[ハンター好きなクシュン。
それがどういう意味なのか追求することも、する気もない。]

 愛に生きていくクシュン様はより一層素敵になるでしょうね。
 きっと奥様も幸せですわね。

[「ニジゲン」が二次元のことだとわからずに>>20、どこか遠い国の話だと思っている。
しかし、例え二次元の意味を知ったところで、考えは変わらない。

人間と吸血鬼。
所詮生きている「世界」が違うのだ。
人間を愛するのと、二次元のキャラクターを愛するのと、たいして差はない。

同胞――同じ化物であるクシュンがその対象を愛し、幸せであるのならそれ以上のことはないのだ。]

(36) okomekome 2018/11/09(Fri) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


 ふふっ。そうですわね。
 天使は天国に住むと言いますもの。
 此処に住む皆が天使なら、此処は天国になりますわね。
 そんな題名の物語があったら、ぜひ読んでみたいものです。

[きっと素晴らしい物語でしょう、と読む前からそう感想を。

本物の天国には行くことはない。
行きたくとも行けない。行きたいと願ったことがあったのかどうかすら忘れてしまった。

それでも良いのだ。今、此処は確かに天国なのだから。]

 ではクシュン様はわたくしのズッ友で、お師匠様で、司令官様ですわね。

 はい、猫耳のお師匠様。
 早速皆様に見ていただきましょう。

[昔はよく行っていた舞踏会のように、くるりと優雅に一回転。
着ている衣装は猫耳パーカーだけれども。*]

(37) okomekome 2018/11/09(Fri) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン


[夜道に女が転がっていて、襲われた。
 襲われたのは女ではなく、通りすがりの男自身。

 牧師様の衣装だって脱ぎ捨てて
 赤ワインに溺れていた男が
 赤い血の海の中で、息をして

 対する女は、口元や服をあざやかな赤色に染めていた。
 まるで夜に咲く花のようでもあった。
 酔った頭で 痛みすら遠い思考で
 男は「星も見えない」漆黒の空を背景に、その女の姿を見る。

 目交ひに 遠い月の光が落ちる。
 涙が月の雫を受けてひかる。
 ――どうして? と問う声は、音にならなかった。

 ぽたりと暖かい雨が落ちた。
 傘に招きたいのか 雨を拭いたいのか
 目的さえ忘れた男の手が――女の方へ伸びて、]

(38) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[伸ばした手は、今、かの女に触れている。確かに。
 そうして指先にひとつ、暖かな雨を受けた。>>27

 ――その顔を、見たことがあった。
 ――あんたのその表情を。

 それはもう会えないのだと、誰かの影を見上げ
 泣いて嘆く少女の顔だ。
 ……男が一目で恋をした、あの夜の女の顔だ。]

(39) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[蛹と蝶は同一足りえるか
 生者と死者は同一足りえるか
 人間とその思考を引き継いだ生き物は同一足りえるか

 ――こうなる前と、こうなった後は、同一足りえるか

 男にはいまいち、まだ、自信がないのだけれど
 けれど「ユージーン」という男が死ぬ際に覚えた感情は
 まだ、心の中に巣食っている。

 故に]

(40) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  ……

[守りたいのか、奪いたいのか、
 抱きしめたいのか、突き放したいのか
 わからないまま、男は女の髪を梳いている。>>29
 
 生きていた頃から、死んで尚 ひきずった片想いを
 つなぎとめるように「女」に手を伸ばし
 おそれるように、あっけなく身を離す。]

  …………誰が

[男は苦く、苦く笑った。>>30
 だいすき、なんてかわいい語感であらわせる感情なら
 持て余したりしないのに。]
 

(41) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  ……は、 どうだか
  あんたの子供なら、相当夢見がちかもしれないからね

[祈る様子に吐息だけの笑いを吐き出して、
 視線をあわせないで、火傷した場所にそっと触れる]

  治すよ。所詮「火」遊びだし
  遊びで………みるのも、ちょっと楽しそうだったけど
  
[傍に寄ってくるのを感じれば、
 男は一旦、視線をそちらにやる。
 いつもどおり笑っているおんなの姿がそこにある。
 ――泣いていたくせに。
 そう、内心で毒づいたのだけれど
 生憎と証拠は、洗剤と共に流してしまった後だ。

 続いた言葉に息を呑み>>32、動きを止めた、直後
 それを冗談のようにくるりと翻され>>33
 男は怒ってみせる。]

(42) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


   ――ぜんっぜん、満足じゃないね
   わかっててやってんだろ、あんた?


   ああ、また、
   ………、

[簡単に「あいしてる」を吐くおんなは
 砂糖のかおりを纏わせながら、
 蝙蝠になって飛んで行く。

 男は一瞬その姿に手を伸ばしかけて
 けれど、その様子がどこか少女じみていたから――]

    …いい夜を、ロイエ

(43) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[苦さと甘さの混ざるその場所に
 祈るように あるいは吐息のように零したその言葉を
 きっと誰も拾うことができない。

 男は蝙蝠が飛び立ち去る姿を、
 しばらくの間見つめていた。*]

(44) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃


【人】 猫の集会 クシャミ

[ハンターに寄せる恋心。>>36
 それは永遠に実る事無い片思い。
 それでも、幸せなのだから仕方がない]


 小生、これでも一途に恋に生きているのです。
 分かってくださるとは、嬉しいですな。


[にんまり笑顔も楽し気に。

 違う世界の生き物。
 人間と、怪物と。
 正義と、悪。

 交わらないからこそ焦がれてやまないのだろう。
 そういったものに、恋をした]

(45) ゆき@青葱帯 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 くふふ! 小説にするのもいいですな!
 吸血鬼のシェアハウス。
 本にできた時は一番にお知らせしますぞ。

[幸せな思い出を日記にするように。>>37
 いつか書いてみるのも悪くない、なんて。
 そんな事を思ったりもする。

 この天国を、いつも手の中に。
 永遠を生きる吸血鬼のささやかな手遊び]


 ズッ友で司令官で、お師匠様……。
 我ながら属性を盛りすぎましたな。
 ですが、よしっ!!


[何が良いのか分からないがノリで頷く]

(46) ゆき@青葱帯 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[優雅な一回転におぉと拍手。
 猫耳パーカーだが、優雅さは健在だった。

 残念ながら、自分は舞踏会の経験はない。
 が、漫画の知識でそれっぽく一礼]


 では、お披露目に行きましょうか。
 お手をどうぞ、マユミ氏。


[すっと手を差し出し、
 紳士っぽくエスコートしようとする。
 
 手を受け取れば、共に夜の城を歩き出そうか。*]

(47) ゆき@青葱帯 2018/11/09(Fri) 22時半頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

ghoti 2018/11/09(Fri) 22時半頃


【人】 洗濯婦 ベッキー

[昔は耳や尻尾を隠す方法すら知らなかったのに、私が教えた事は全て覚えてしまった。
お行儀良くさせているところをお父様に見せたら、きっと‘見違えた’って驚いたでしょう。

私の背をとうに超えたあの子は立派な大人。
もういつだって此処を出られる。…出て行けてしまう。

 いついなくなってしまうのか、
 いつ置いていかれてしまうのか。

 姉弟のように暮らしてきた子に。
 お父様のように。


お父様が屋敷からいなくなってから数年。
屋敷の主として残された借金の返済に頭を悩ませながら、そんな事を考えるのが嫌だった。怖かった。

だから、私は]

(48) 蒼生 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


 一途な殿方は、乙女たちにも人気がありますわ。
 でも、一途なら他の方に目移りすることもないでしょうけれど。

[そんな矛盾を語りながら。
人間への「愛」を語るクシュンを見つめる。

今までも、そしてこれからも。きっと自分は持つことのない感情。
それを持つクシュンを羨ましいとも、愚かだと思うこともない。
ただ、純粋に。
クシュンがクシュンであればそれだけで良い。]

(49) okomekome 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

 この家も手放す事になったわ。
 だから、貴方もそろそろ身の振り方を考えて頂戴。

 「…は?」

[聞いてない、って、突然すぎる、って。
意志の強さを物語る目が私を見つめてくるのから、
月明かりの差す窓のレースカーテンを直す振りをして逃れたわ。]

 私ね、お父様の借金を返し終えたら旅に出ようと思っているの。
 だから、ね。丁度いいでしょう。

 自由になる時よ、キルロイ。

[置いていかれる前に、自らお別れの時を作った。

…本当はね、お屋敷まで手放さなくって良かったのよ。]

(50) 蒼生 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


 まぁ!クシュン様が書かれるのですか?
 とても素晴らしいです。
 その時はぜひ教えてくださいませ。
 真っ先に買って、サインをいただきますわ。

[クスクスと、悪戯めいた顔で笑う。

長くを生きる自分たちは、暇を持て余すことすら飽きてしまった。
その中での楽しみの一つが同胞が書いた物語を読むこと。

いつかこの生活を思い返せることができるのなら。
それは、何よりの宝となるだろう。]

 はい、ありがとうございます。

[古い城で猫耳パーカーの双子コーデのお披露目会。
貴族たちによる舞踏会ではないけれど、シェアメイトたちとの団らんの方がきっとそれより楽しめそうだ。

差し出された手を取り、エスコートを受けた。*]

(51) okomekome 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[物語の中の女は‘狼の子’に優しいわ。
自分の気持ちを伝えようともした。
――大好きだと。別れ難いと。
だけど、最終的に狼の子のこれからの為に見送る事に決める。

それに比べて現実の私ときたら、そんな事少しも言えなかった。

だって、もしもこれからも一緒に暮らしましょうって言って
断られてしまったら、私はきっと立ち直れない。]

(52) 蒼生 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[あの頃の思い出を下地にして、私の願望を投影したのがあの本。
このシェアハウスに来て間もない頃、まだ仕事もあまり回って来ていなかった頃に書いた手慰み。
それでも狼の子と女はいつまでも仲良く暮らしました、なんて終わり方には出来なかった。
――だって女は私だから。


手元に置いているとつい色々と考えてしまうから、本の海の中に置いて来てしまったわ。
手放した後は、吸血した相手みたいに他人顔。

だけど切り離せたわけではなくって、少し距離を置いただけ。
ああすればよかった、なんていう後悔は、今も胸の奥に引っ掛かって取れないの。*]

(53) 蒼生 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

―いつかの―

…‘私達’と?

[>>9女は目を瞬かせる。
確かに物言わぬ「彼女」には話し相手になる事は出来ない。
物音もきっと聞こえてはいないのだろう。
戯れるように掬い取られた「彼女」の髪はジェレミの手から零れていく。

>>10彼が視線を向けているのは「彼女」ではなく女だった。
直ぐに萎れる花ではなく、同じ時を生きる事の出来る同族。]

(54) 蒼生 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

…えぇ、
私の知り合いも何人か死んでしまったわ。

[ある者はハンターの手にかかって。
ある者は長い世に飽きて。]

若い子の話は聞いてみると面白いわよ。
自分にはない発想があって。

…だけど、そうね。
私も、今は時間の流れるのが早くなった気がするわ。

[そう言って、女は目を伏せた。
様々のものが生まれては消え、長く残る物はほんの僅か。
そんな世界を見ていると、己は取り残されたような気分になる。
だからこそ、同じ速度で歩く人と、同胞といたくなるのだろう。]

(55) 蒼生 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

どうかしら。
それはきっと人それぞれね。
私はお父様に手を取られて、お姫様みたいに接されて、夢心地だったわ。
人間の時の知り合いは私が起きた頃には皆とっくにいなかったから、現実味がなかったわね。

[>>11頭痛を訴えるジェレミに、女は静かに話す。
己よりもずっと年上の彼の考えを、想いを。
どこまで汲み取れているかは分からないが。

親しい人が死んでいくのを見ていれば、喪失の悲しみに苦しんだだろう。
その人達との思い出を掬い上げては惜しんだだろう。
女は幸いにもそうした葛藤は薄くて済んだ。
人より長く降り積もる時間を、吸血鬼としての生を生きる事を楽しんでいられた。]

(56) 蒼生 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[>>12零れた問いに、女は静かに微笑んでみせる。
ぽつり、と落としたのは本の海に置いてきた想いの欠片。]

…私ね、置いていかれたくなくって、態と突き放した子がいるの。
それをずっと引きずっている。


――だから、
もう、誰かを置いていったりはしないわ。

[後悔は歳月を重ねた後も消えない。
だからこそ、同じように長い歳月を生きる人を、
気持ちを分かち合える同族を置いて行ったりはしないと。

たとえ、彼の隣にいる「彼女」が変わろうと。
周囲にいる同族達の顔が変わろうと、此処に居る事を許される限り。
長い生のひと時を共に過ごす相手としてあろうと。*]

(57) 蒼生 2018/11/09(Fri) 23時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[目移りしないかと言われて少し無言。>>49]


 くふふ! ありがとうございます。
 嫁……、うん、嫁。
 一途ですぞ!!


[アニメ毎に嫁がいる場合は?
 と、少し思ったが説明が難しそうだ。

 それに、嫁はみんな大好きで嫁だ。
 だから一途だ。
 と、いう事にしておいてほしい。

 なんて、癖毛をくるくるしながら胸中で言い訳]

(58) ゆき@青葱帯 2018/11/09(Fri) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[本を書いたらサインを、なんて。>>51
 言われるものだからにんまり笑って]


 いつかプレミアがつくくらい有名になりますぞ。


[なんて、悪戯っぽくそう笑って返す。
 猫耳パーカーのお披露目会。
 夜の猫達の社交界よりきっと楽しい!]


 では、そうですなぁ……。
 人が集まりそうな場所に行きましょうか。
 今だと、キッチンか、ホールか……


[てこてこと、考えながら歩き出す]

(59) ゆき@青葱帯 2018/11/09(Fri) 23時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 ── ふゆのまもの ──

 [ おほしさまにちっとも届かない生き物は、
  なんだかちょっとセンチメンタルな気持ち。

  届くと信じて疑わなかった、というより、
  …そもそも何にも考えてなかったのかも。

  果して、足音みたいに
  他の蝙蝠との違いはあるのか、羽音を響かせ、
  おねーさん(こうもりのすがた)は、
  ── 軈て巡り会った! ]
 

(60) mayam 2018/11/09(Fri) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

― 廊下 ―
[そうして、歩いていると。>>1
 自室に帰りかけのジェレミと廊下で会う]


 あっ、ジェレミ氏ですぞ! おはようございます!
 今日も良い深夜アニメの以下略。


[いつもの挨拶をすぱっと省略。
 そして、にんまり誇らしげに笑う]


 それよりも見てほしいのですぞ。
 このマユミ氏の愛らしい猫耳姿を!
 小生との双子コーデですぞっ!


[隣にいるだろうマユミをバーンと紹介。
 感想を求める目はうきうき輝いている。*]

(61) ゆき@青葱帯 2018/11/09(Fri) 23時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ その光景と、その姿。
  一目惚れってこのことを言うのね!
  ─── と、蝙蝠は思ったという。


              多分違う。 ]
 

(62) mayam 2018/11/09(Fri) 23時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ どろん!って調子に、
  随分長くなった髪を広げて"戻った"おんなは、

  …もう"布団"であればなんでもいいのか、
  隅っこ、掛け布団に潜り込んだ。きっと本能。

  テーブルに顔をのせて、片方の頬をぺったりつけ。
  だらしなく前髪を垂らして、

  すっかり蕩けた両の瞳をあらわに。 ]
 

(63) mayam 2018/11/09(Fri) 23時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


       あったかい……

 [ 足元からの温もりなんて、
  そりゃあ、ぽかぽかねむねむってものなのです。
  
  嗚呼きっと此処が天国!
  こたつ、結婚してもいい。
  頭空っぽのおんなはそんな寝言を脳内でうたい、
  
  東洋のまものにすっかり襲われていたのです* ]
 

(64) mayam 2018/11/09(Fri) 23時半頃

【人】 紐 ジェレミー

―― いつかの会話 ――

俺も、きっと誰しも、
君の手から離れた子の代わりには成り得ない。
……でもそれも、君の選択だ。
痛みも記憶も、
君の中にある全ては君だけの、いまだ鮮明な、尊いものだね。


[ジェレミは、髪を掬った手を伸ばす。
 人間から物言わぬ肉塊とかした「彼女」から、
 人間から変じ、長い生を得た彼女へと伸びる手は
 同じ、五指の揃う指を捉えるように。

 手を取り
 突き放しはしない手はけれど留めるほどの強さもなく
 指先を交互に覗かせる程度、祝福のない十字架が並ぶだけ。]

(65) ghoti 2018/11/10(Sat) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

ベッキー、その言葉が、
君を縛るものにならないように。祈っている。
……君は、何に縛られることもない。
自由に生きてくれるのが、俺は、一番、うれしい。


――――でも。
……ふふ、すまないね。

(66) ghoti 2018/11/10(Sat) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

[指先が入り込む。
 少しばかり引き寄せる為の所作は、爪先に、
 口づけを落とすための前準備しかない。

 親が子に送るような、いっそ児戯めいた感触が
 振りほどかれなければ落ちるだけ]


 今は君の言葉に甘えよう。
 ――「死がふたりをわかつまで」、の言葉は
 君の本当に、時間を分けあいたいと思う相手に
 とっておくべきだけど。

 そこまでお姫様が歩く道の、随伴に。
 君の生に、少しだけ寄り添わせてくれ。

(67) ghoti 2018/11/10(Sat) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

[いずれ旅立ってもいい、
 「ひと時」が終わる、その時。

 その道の先がただ闇の広がる死であろうと
 どこか別の、悠久の生の傍らであろうと

 血の親でもない男が、
 その岐路に立つまでの“青の絨毯”上の歩みを
 僅かながら共にしよう。
 本来ともに歩くべき相手は別だけれど、
 おいていった、養い親が悪いだろう ――とのこと*]

(68) ghoti 2018/11/10(Sat) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

―― 廊下>>61 ――
[廊下の暗がりを越え、自室のほうへと歩む道すがら。
 いつかの会話の中に添えた「随伴」も、
 物質的なそれはいまはなく、
 ――ジェレミは随伴するといった相手を置いてきた!――]

 ―――― わお。
 ふ、 ふふ。おはよう。おはよう二人とも。


[現代アニメーションに関するお決まりのご挨拶、が
 耳に入るよりも先に、視界に納まる猫耳4つ。]

(69) ghoti 2018/11/10(Sat) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー


 古城に、猫が増える仕掛けでもあったっけ。
 随分と愛らしいのが2匹ばかり……。

 ちゃんと飼い主はいる?
 野良猫は駆除されてしまうよ。


[ころころと笑いに転がる声音を震わせて、
 伸ばす手は、ふたつとも。
 二つともそろえて、偽物の“猫”二匹へ*]

(70) ghoti 2018/11/10(Sat) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

あら、ロイエ。
いらっしゃい?

[>>63やって来たロイエは炬燵に入った途端、リラックスした体勢になっていた。
まるでコタツに寄り添うかのようだ。
部屋に辿り着く前に寝ている事も多い彼女の事、この温かな場所はさぞ気に入るだろうと思っていたが。
女は笑み交じりの声を向ける。

>>64炬燵と結婚、などという言葉まで零れ出せば]

冬はいいけど、夏は大変かも。
布団を剥がせば、夏も傍にいられれるかしら。

[炬燵の炬燵たるアイデンティティが失われそうな事を温かさで蕩けた頭で口にしていた。]*

(71) 蒼生 2018/11/10(Sat) 00時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[ふふと笑うジェレミへくふふと笑う。>>69
 どうだとばかり誇らしげだ]


 炬燵の力かも知れませんな。
 あれは猫を呼ぶそうですからな。

 くふふ……。
 ジェレミ氏は頭を撫でるのが好きですな。


[伸ばされた手を避ける事もなく。
 きっと頭を撫でるのかな、と。
 猫のように頭をすこし傾けてみせた]

(72) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 00時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[飼い主の話題に悪戯っぽく笑い]


 小生、野良生まれの野良育ちですからな!
 飼い主などおりませんぞ。

 それとも、ジェレミ氏。
 小生を飼ってくれますかな?
 駆除されぬように、にゃおん。


[片手を招き猫の形にして。
 戯れにそんな事を口にする。*]

(73) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 00時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 頬はぺったり張り付いたまま、
  声のした方を見上げた。

  べっきーちゃん!ちぃさく声が漏れる。
  なんだかその顔と声とで、
  更に眠くなってしまいそうな心地。 ]
 

(74) mayam 2018/11/10(Sat) 00時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


   ……お布団はがしちゃったら、
      魅力が無くなっちゃうかも?

 [ あたたかい、プラス、おふとん。
  おねーさんこと眠気の魔物がやられているのは、
  主に此の二つなので。

  なんだかお返事の内容は、
  やたら冷静だった、気がする。 ]
 

(75) mayam 2018/11/10(Sat) 00時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[>>72 揃い猫装束、
 片方がいつもの笑いに得意げな色を乗せる。
 そちらへ伸ばす手が
 少しばかり強めになるのは、
 “悪”友の席に納まっているので。]

 ……、やはり、あれは猫“憑”きだったのか。
 まあ至って俺たちと親和性があるから。
 別によいだろうし。
 ――こうして、新鮮な姿も見られる。
 炬燵とやらが届いてよかった。

 頭を、というより
 触れるのがね。好きだよ。
 
[迎え入れられた手は、
 くしゃりとパーカーの上から髪を混ぜもし、すぐには離れない。]

(76) ghoti 2018/11/10(Sat) 00時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 ――、うん、
 君が、いいなら
 それも一考の価値がある。

[>>73戯れの言葉に返すのは、
 同じく戯れ――のなかに、多少の潜むものがある。]


 せっかくだ、
 二人で件の炬燵にいっておいで。
 いまならベッキーはまだいるかもしれないし、
 運が良ければささやかな茶会のご相伴だよ。


[あの時、卓上にあったマカロンはすでになくなってしまっただろうか。と思いながら、本家本物のほうへ伸ばし、触れた手は持ち上がらずに]

 すこしだけクシュンを借りるから
 先に行ってくれるかい、マユミ。

 すぐに彼も追いつくと思うけど*

(77) ghoti 2018/11/10(Sat) 00時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  夏は、ええと、
  ……… 暑いから、何と結婚しようかしら。
  エアコンとひんやりマット?

  皆でひんやりしたら、きっと楽しいわね…。

 [ ラインナップがいよいよ猫っぽい。
  とろんとろん、眠気の瞳はベッキーを見続け、

  なんとなく、なんとなく。
  ── 幸せだな ってぼんやり思ったから。 ]
 

(78) mayam 2018/11/10(Sat) 00時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ねぇ、ベッキーちゃん、
  次の夏も、冬も、
  …みんな一緒に、幸せに、居られるかしら。

 [ そうだといいわ、って。
    自分の気持ちも、添えて** ]
 

(79) mayam 2018/11/10(Sat) 00時半頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

ghoti 2018/11/10(Sat) 00時半頃


【人】 猫の集会 クシャミ

[頭を撫でる手を抵抗なく受け入れる。>>76
 強めにくしゃりと撫でる手に、
 ”悪”戯っぽくにんまり笑み]


 くふふ! 小生フリーダムですからな。
 それでよければ……?


[ノリで返してみたものの。
 飼われる意味をあまり分かっていない。
 含みのある物言いに少しだけ首を傾げ]


 炬燵! いいですな!
 猫は炬燵で丸くなるもの。
 さっそく行ってみますぞ。


[と、うきうきと炬燵に行こうとするが]

(80) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 01時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[引き止められて、首を傾げつつ]

 
 ………?
 おや、どうしましたかなジェレミ氏?
 お話があるなら聞きますぞ。

 マユミ氏、先に行っていてくだされ。
 小生も後で追い付きますゆえ。


[マユミに先を促して。
 なにやら話がありそうなジェレミに向き合った。

 そういえば、「彼女」はどうしたんだろう。
 もう弱って動かないのだろうか、と。
 ふとそんな事が頭をよぎった。*]

(81) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 01時頃

【人】 紐 ジェレミー

―― 廊下 ――
[小さな首傾げへは口端の笑みだけが返答だ。
 疑問への回答はマユミの背を送ってから。
 その小さな頭部に過るもののことも気に留めないジェレミは、

 いまだパーカーの上に手を被せたまま、]

 うん、君が
 とてもうれしそうだったから。
 彼女とお揃いも良からんことだろうけど
 君の恋煩い>>0:141
 解決したわけでも無いだろうに、と思って

[>>2:224先ほど、彼らの自室であった会話も知らず]

(82) ghoti 2018/11/10(Sat) 01時頃

【人】 紐 ジェレミー

[片手をパーカーの上に置いたまま
 少しばかり、クシュンの顔を上向かせようと。

 子供の体躯の相手、眼はそうそう合わないだろう。
 パーカーと、前髪なんてものに守られているなら特に*]


 ――「駆除」されなくともいい。
 なんて、心変わりしたのかい。

(83) ghoti 2018/11/10(Sat) 01時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[恋煩い――。>>82
 その言葉に、笑みが止まる]


 小生、は……、っ……!?


[俯こうとしていた顔があげられる。
 思わず、驚いたような、怯えたような。
 そんな目が前髪から覗いて。

 だから、慌てて顔を隠そうとして。
 首をふるふると横に振る]

(84) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 01時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[そうして、少しだけ無言。
 やがて、ぽつりと]


 ……小生、ここの皆が好きなのです。
 だから、一緒にいたい、と。

 殺されたくない、と。
 そう思う事がよくある、よ。
 でも……


[迷子の子供のように、そう絞り出して]

(85) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 01時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 きっと素敵だと思うんだ。
 真に尊い正義を、見つけられたなら。
 この世界の美しさを知れたなら。

 その為なら、僕は――……


[拒んでいた顔を、自分から上げる。
 そうしてジェレミの目を見つめた。
 つぅと一筋
 恋い焦がれる者の涙が零れた]


 殺されたって、構わない。


[そうして本当に、本当に綺麗に笑った。*]

(86) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 01時半頃

【人】 紐 ジェレミー


[古城に灯る明りから、
 パーカーも、前髪すらも、クシュンの視界を遮る
 ――あるいは、守るとでもいうのだろうか。
 たとえば、眼前にいる、眼を細めた古吸血鬼から。
 >>84少しく覗いた眼、
 幼ささえ残した形のなかにあった色は
 すぐさま散らばりなおす髪の陰に入り込む。]

 殺されたくない。
 ――けど、美しさを知るためなら、死んでもいい。

 ふぅん、……
 まあ 君の5百年だもの。
 そう心変わりはしないだろうけど。

[パーカーから手を放し、零れる水滴を、指の腹で拭う。拭う、よりも引き離すそれだ。
 視線が合う。視線が合っている。それは通常のクシュンとは確かに、違うけれど、まだ足りない。確かめるには、雲間に現われる月影では足りない。ただ己ばかりが、闇夜に浮かぶ笑いの美しいことを知ったって、意味がない。]

(87) ghoti 2018/11/10(Sat) 01時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[だから、ジェレミは言葉をつづけた]

 時折不思議だよ。
 君を殺すものが「正義」>>0:198であるというのも、
 君が「悪」たることも、
 俺には理解が難しい。
 それは、俺の論理にない。
 君の5百年にだって、そんな論理はないだろう。

[共に過ごした夜がいくつあろうと、
 クシュンの根底にあるのは、
 人の生を辞めてからの500年の
 ――吸血鬼としての論理ではない。
 そう、ジェレミは言う。
 吸血鬼が化け物で、悪だというのは「同族外」の定義だと。]

(88) ghoti 2018/11/10(Sat) 01時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[頬に触れた手は離れ
 小さな体躯の、眼を覆う、
 視界を狭める――髪へと伸ばされる。

 差し込めるか、
 髪をかき上げ、露になったその目を覗き込めるのか。
 それは、クシュンの反応次第だが]

(89) ghoti 2018/11/10(Sat) 01時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[その眼差しが露になるのなら。
 身をかがめたジェレミが、
 その視線をかち合わせることができるのなら。

 うすい弓なりに細めた、ジェレミの眼が
 蜂蜜を煮詰めた金が笑いもせずに、
 脳に一番近い感覚器官を覗き込む。
 >>0:221フードの奥に本当に人間の頭がおいてあるか。
 何をも浚い、掬い上げんとする視線が
 それを、確かめる為に、無遠慮に突き刺さる。]

(90) ghoti 2018/11/10(Sat) 01時半頃

【人】 紐 ジェレミー



 ねえ クシュン


   教えておくれ

(91) ghoti 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 紐 ジェレミー




 一体全体、きみの「道理」の「飼い主」はどいつだい?
 

(92) ghoti 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 紐 ジェレミー

[齢二千を越え生きた年月、
 傅かれるに慣れ、尊大さも滲む物言いで、

 何を選んでもいいのだと
 誰も彼もに嘯く声音が、
 クシュンが脳裏に置くを選んだそれが、
 論理が。「道理」が。
 幾度の夜のなかに共に
 傍らにあった「悪友」よりも選び取るそれが。

 気にくわないよ、と 夜に潜む声で告げる*]

(93) ghoti 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[クシュン>>73の真似をして、猫の手に。]

 にゃおん、ですわ。

[猫なのだから、撫でられることも好きなのだ、と。
伸ばされた手>>70に、笑いながらじゃれる。]

 飼い主はちゃんといますわよ。
 わたくしはわたくしが飼い主ですもの。

[を飼うことができる者も、飼われることを許す相手も、ただ一人。

自分以外、だれも自分の主になることはできない。

そうやって生きてきた。これからもそうやって生きていく。]

(94) okomekome 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


 では、わたくし先に行っていますわね。
 ごゆっくり。

[二人で話があるというのなら、邪魔になる前にそっと外す。

もう一度、にゃおんと鳴いて。
笑顔で二人と別れてホールに向かった。*]

(95) okomekome 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[>>74炬燵の魔力は効果覿面。
彼女の眠気は増していくようだ。
肩が冷えてはいけないから、毛布を用意しておいた方が良いかもしれない、と。
己も作用しているとは知らないで、そんな事を考えていた。]


……それもそうね。
コタツに可哀想な事をするところだったわ。

[>>75冷静な指摘に、はたと我に返る。
この形だからこその炬燵なのに、己の欲の為にその在り方を変えるという冒涜をするところだった。]

(96) 蒼生 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

あら、それはいいわね。
棺桶に初めてあのマットを敷いてみた時には感動したものだわ。

[>>78夏は涼を、冬は暖を取るものと寄り添えば快適だ。
女はロイエの言葉に感動したように手を打つ。
エアコンと炬燵は電気代を食うのが玉に瑕だが、マットの接触冷感という機能はとても素晴らしいものだった。
よくぞ開発してくれたものだと思う。]

ふふ。
心地よくって眠ってしまいそうね。
でもきっと楽しいわ。

[皆で揃ってマットと冷房で涼を取る姿―いつだったかに見た猫の動画のような―を想像しながら女は声を立てて笑った。]

(97) 蒼生 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[クシュンの言う一途と>>58、自分が思う一途と少しばかりの乖離がありそうだが、そこは気にしない。
大切なのは、相手を好きでいるということだろう。]

 付加価値なんて、必要ありませんわ。
 わたくしが読みたくて大切にしたいと思うのは、付加価値があるからではなくて、クシュン様の本だからですもの。
 その本を手放すこともありえませんわ。

[くすくす笑い歩く廊下。

てこてこと歩く様は、貴族よりも猫のよう。
エスコートを受ける側として、クシュンの向かう方向へ笑顔で付き従う。]

(98) okomekome 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


 ごきげんよう、ジェレミ様。
 いかがでしょう?わたくしたちの双子コーデ。
 仲良しに見えますか?

[ジェレミを見つけ>>69、クシュンの半歩後ろで紹介されてからそう挨拶を。

少し恥ずかしそうに、少し期待するように。
ジェレミを見る目は、クシュンと同じ色を滲ませている。]

(99) okomekome 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

なぁに?

[>>79ゆるりと首を傾げて耳を傾ければ、半年後の、そして一年後を願う言葉が紡がれる。
女には未来など見えないから、きっとなるとは断言出来ない。
けれど]

とっても素敵な未来だから、そうなりますようにって願う事にするわ。
皆で何かやりたい事を考えておくのもいいわね。
そうしたら、皆、楽しみが出来るもの。

ロイエは次の夏に何がしたい?
私、カキゴオリを食べてみたいわ。

[半年後、一年後、皆がやりたい事をその季節が来るまでに話すのだ。
そうすれば実現しやすいのではないだろうか、という目論み。]*

(100) 蒼生 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

―いつかの―

えぇ、代わりにするのは何方に対しても失礼だわ。
誰かに寄り添えてもあの子への罪滅ぼしにはならない。

…二度と償えない。
きっと今の二倍生きた後だって、忘れないでしょうね。

[>>65女は苦く笑う。
代わりにはしない。出来ない。
けれど同じ過ちを二度と繰り返すまいと思う。

「彼女」から此方へ伸びてくる手は、女の手指を捉えた。
互いの指が交互に並んだ、きつく絡む程ではない指組みは、一人で行えば祈りの形に似る。]

(101) 蒼生 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

私は自由よ、ジェレミ。
望めば何処へだって行けるわ。

[>>66女は静かに微笑み湛えてそう言ってみせた。
胸に残る楔めいた後悔は己の在り方を縛っているのかもしれないが、己は望んで此処に居る。
彼の善き隣人でありたいと願うのも、決して縛られているわけではないと。]

…?

[そう返したが、笑みと共に落とされた謝罪の言葉に首を捻り]

(102) 蒼生 2018/11/10(Sat) 02時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

…!

[>>67指先の重なりが深まって、僅かに彼の方に引かれるのを、
爪先に口吻けが落とされるのを青灰を丸くして見ていた。
触れた瞬間、緊張したように指に力が入ったが、我に返った時には既に唇は離されていて。
そのまま彼の紡ぐ言葉を聞く事となる。

女は暫く黙っていたが、やがて唇を綻ばせて]


ふふふっ。

まるで花嫁が歩くあの道みたいだわ。
お父様の代わりにジェレミがエスコートしてくれるの?
それって、とっても素敵だわ。

[「死がふたりをわかつまで」で連想するのは、愛する人と結ばれる為に歩む道。
己には縁がないものと思っていた。昔も、今も。]

(103) 蒼生 2018/11/10(Sat) 02時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

でも私、中々手がかかるかもしれないわよ。
それでも大丈夫?

[>>68女は悪戯っぽく笑いながら、そして心の底で少し怯えながらそう問うてみる。

共に歩みたいと願う相手を見つけるが先か、
或いは死を迎えるのが先か。
――現状では後者ではないだろうかと女は思っているが。

それまでの道行きを、ひと時を共にするなら、
何処にいるとも分からない血親よりも目の前の彼が良い。**]

(104) 蒼生 2018/11/10(Sat) 02時半頃

洗濯婦 ベッキーは、メモを貼った。

蒼生 2018/11/10(Sat) 02時半頃


【人】 渡し船 ユージン

[洗った食器を片づけて、男はキッチンを出る。
 一度何もない自室に戻ると、
 忘れていた火傷の薬を付け直し

 それから、ふと思い至ったように
 天岩戸の中にお隠れ遊ばした、
 ……らしいサイモンの部屋を訪ねる。]

  ……サイモーン、サーイモーン

  ホールにこたつが来たって知ってるー?
  あったかいよー。でておいでよー。

[と、呼びかけること数分。
 あきれ返った男は、くるり、と踵を返し
 キリシマの部屋に向かった。
 いくつかノックを重ねる。]
 

(105) さねきち 2018/11/10(Sat) 02時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  キリシマ、いるかい?
  サイモンがすっかり…なんだっけ
  アマテラス! になっちゃったみたいなんだ

  ウズメ?的な方法しらないかなあ

[さすがに、何も食べずに部屋にこもりきりは死ぬだろう。
 吸血鬼でも。
 そう思ったので、
 サイモンと仲が良い彼をよんだのだけれど
 キリシマは部屋にいただろうか>>2:229]**

(106) さねきち 2018/11/10(Sat) 02時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[頬を流れる雫を拭われ、目を合わせて。>>87
 パーカーも前髪も、戯れの言葉も。
 今は守ってはくれない。

 困ったように、笑う]


 だって、それは……、
 僕が、小生が、そう呼ばれたから、
 怪物だと、呼ばれたから……。

 怪物は悪で、正義に倒されて……、


[ぽつり、ぽつりと言葉を落とす。
 吸血鬼の論理にない、と。>>88
 言われてぎゅうとパーカーの裾を握りしめる]

(107) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 02時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[頬に触れていた手の感触が離れていく。
 伸ばされた手が前髪に触れる。>>89

 びくりと体を強張らせるが、振り払わず。
 髪をかき上げられて開ける視界。
 覗き込むのは吸血鬼の、綺麗な瞳]


 っ……、


[視線が合えば、息を呑む。>>90
 無遠慮な視線に体は動かない。
 催眠にかけられたわけでもないのに。

 自分の意思で、動きたくなかった。]

(108) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 02時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[だって、だって――。>>91

 教えて、くれる?

 知らない世界を。
 吸血鬼の、世界を。

 魅入られたように綺麗な瞳から目を逸らさず]

(109) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 02時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

 あ……、
 飼い主、は……、
 小生の、飼い主、は……、


[聞かれて視線が戸惑いに揺れる。
 野良だと、自由だと思っていた。
 だが、そうではなかった。
 自分を縛る、この「道理」の「飼い主」は――]


 ……小生、自身。
 あの日、死ぬはずだった子供の私。
 誰からも見られず愛されず、捨てられて。
 でも、生きたかった。
 美しいものを見て死にたいと、そう願った。

 その心、その初恋。
 それが小生の飼い主。

(110) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 02時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[そうして、困ったように笑って。]


 小生、自分で自分を縛っていたんですな。
 人間だった頃の小生が、ですが。

 紛れもない、初恋だったんですが。
 気付いてしまって……、
 もう、既にフラれてもいたんですな。

 小生、もう吸血鬼ですから。
 人間ではありませんから。
 気付くのが、遅すぎましたな……あははっ!


[フラれていたと、そう。
 哀し気に笑って、そして。
 こつん、とジェレミの額に自分の額をぶつけて俯いた。**]

(111) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 02時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

さねきち 2018/11/10(Sat) 02時半頃


【人】 紐 ジェレミー

[>>107困惑を含んだ笑みに相対するのは、
 笑むきざはしもないジェレミの面持ちだ。
 途切れがちなその言葉を拒むように、手は伸ばされて、
 
 「怪物」と呼ばれた、
 同じ吸血鬼の面相を古城の明りのもと露にする。

 かち合い、絡めた視線のその奥にいるのは
 いつかの、子供だ。
 年端もいかないうちに変じて
 そのまま「道理」を引きずって生きる、子供の。 
 映しこんだ夜にすらきらめきを添える、
 大きく、澄んだ、子供の瞳。

 それ自体がこんなに美しいことを自覚せず
 かつての「道理」に曇らせることに、何の意味があるのか。]

(112) ghoti 2018/11/10(Sat) 03時頃

【人】 紐 ジェレミー

 うん。
 ……、うん。
 
 そう、―― 君自身の。 
 

[こつりと合わせた額はすぐに温度をなくし、
 彼が俯くというなら、
 その表情を掬い取れもしないだろう。

 そうしたい、というならジェレミは尊重する、けれど。
 ここにいるのはいつか死んだ子供の眼を、
 ようやく外せるばかりの、「子供」なのだから]

(113) ghoti 2018/11/10(Sat) 03時頃

【人】 紐 ジェレミー

[俯いてしまえば顔も見えない、
 見えないままでいい、
 そのまま、とうに前髪から離れていた手を、
 今度は背に回し]



[抱え上げてしまおう。
 嫌がっても、少しの間だ、我慢願いたい。]

(114) ghoti 2018/11/10(Sat) 03時頃

【人】 紐 ジェレミー

 初恋は実らないものという。らしい。
 本当のところは知らないけど。

 
 ――でも、
 ……ここで、君は愛されているよ。
 マユミをみただろう。
 あんなに可愛らしく、君とのお揃いを喜んで。
 
 
 俺だって。
 君に、情がなければ
 わざわざ悪友の席に納まりもしない。

(115) ghoti 2018/11/10(Sat) 03時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ……だからね。
 俺は、君との夜が好きだから。

 君が、……一緒にいる俺より、
 どこの何とも知らないものを
 目の前に置いておいて視界を曇らせているなんて、
 寂しいじゃないか。

      [とは、その目を覗き込むに至った理由だ。]

[抱え上げた体はすぐに降ろしてしまう。
 人の生を終えて、なお生きる吸血鬼、
 体温なんて人のときより高いはずもない。
 けれど、少しく、古城の空気が刺さりもする。]

(116) ghoti 2018/11/10(Sat) 03時頃

【人】 紐 ジェレミー

[せっかくの揃いの衣装、
 場に登壇するなら揃いのタイミングがいいだろうに。
 足止めをさせてしまった。

 先を進んだマユミの背を追いかけるなら
 その顔が、濡れてなければいいと、
 
 ――すこしく間を開けて、それから。
 いつも、死んだ子供であったときも
 こうして生きた吸血鬼であろうと変わらず、
 強めに頭をなでた*]

(117) ghoti 2018/11/10(Sat) 03時頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

ghoti 2018/11/10(Sat) 03時頃


【人】 研修生 キリシマ



目下ニ進メタル計画ニ於テ 過日ヨリ新タニ対象トセル物 件ノ〇四ニ号ノ経過ヲ報告セリ 〇四ニ号ハ当〓〓〓部隊〓〓/////ヲ投与 苦悶ノ反応示シツ 〓〓ハ///此迄ノ人体ニ対シタ記録トハ明白ナ違イト//////////不死ノ可能性ヲ否ム由無ケリ

陸軍軍医少将 霧嶋〓〓〓

 

(118) mimu175r 2018/11/10(Sat) 03時半頃

【人】 研修生 キリシマ


[劣化の進み文字も抜けのある、古い紙の纏まり。それを流し眺めては、机の下部にある棚上、その一番下の引き出しに戻した。古い物だ。古い記録。「不死のサンプル」の研究の一端。
 その顛末はあえないものだ。主導にされた己はそれの同族となり、他の主要の面々は死に絶え、残った者も――恐らくは、狂えたか処分されたか、どちらかだろう。それは、後から思えば、同族の内でも長命にして強大なものだったのに違いなく、
 ただ、その行方は、知る由もない。

 記録を、己はどうしてか――否、研究に捕らわれた者の故なのだろう――叶う分ばかり持ち出して、
 今もたまに読む事があるのだ。
 日記を開いてみるように、気まぐれに]
 

(119) mimu175r 2018/11/10(Sat) 03時半頃

【人】 研修生 キリシマ


……ん、

[ふと、聞こえたノック音。そして呼びかけに、腰を上げた。扉へ向かい、開く。其処に立つユージンの姿に、]

ああ、サイモン。
そういえば、結局見ないきりだな。
ああ見えてしぶといという手合いだから、
大丈夫だとは思うが、

[万に一つ、「実際に」葬式を挙げる事態になっては、極めて悲嘆のところである。男はユージンに伴い、サイモンの部屋へ向かって、]

――サイモン。
生きているかい?

[ノックと呼びかけ。へんじはない。
 思う、この部屋の扉は、
 内開きだったか、外開きだったか、]

(120) mimu175r 2018/11/10(Sat) 04時半頃

キリシマは、5(0..100)x1 奇数内開き偶数外開き

mimu175r 2018/11/10(Sat) 04時半頃


【人】 研修生 キリシマ


……、
開かないな、

[握ってみたドアノブは、鍵がかかっていないようだった。だが、開かない――バリケードは崩れたといえ、崩れたその家具が扉辺りに転がっていたため、非力な男では押し出せなかったわけだが――ユージンを振り向いて]

ちょっと、やってみてくれないか。

[身を引き、扉を示しては言ってみた**]

(121) mimu175r 2018/11/10(Sat) 05時頃

研修生 キリシマは、メモを貼った。

mimu175r 2018/11/10(Sat) 05時頃


【人】 渡し船 ユージン


   キリシマ!

[男は部屋から現れたキリシマに笑顔で手を振った。
 扉を開けて、ふわりと広がる薬の匂い。
 男はそれに慣れた様子で目を細める。]

  また何か読んでたの?
  そうそう、サイモン。
  俺、あいつの姿全然みてなくってさ

  死んでたらまずくない?
  葬式しなきゃいけないじゃん。吸血鬼なのに。
  全然笑えないよね

  大丈夫だといいけど

(122) さねきち 2018/11/10(Sat) 05時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[そう受け答えをして、
 キリシマと共にサイモンの部屋へと向かう。
 閉められた扉。天岩戸。
 ダンスをしても、こたつの話をしても
 サイモンは出てくる気配はなさそうだった。>>120]
 

(123) さねきち 2018/11/10(Sat) 05時半頃

【人】 渡し船 ユージン

  ………

[キリシマがドアノブを握り、ドアを押し出す。
 が、開かない。
 鍵がかかっている様子はないのだけれど。]

  ……何かひっかかってる?

[男は訝しげに扉を見る。
 振り向いたキリシマが、やってみてくれないか、と言うので
 男はまず、ドアノブに手をかけ――

 強く、押し出した。

 3=<80 で成功]
 

(124) さねきち 2018/11/10(Sat) 05時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[どうやら、男の力は吸血鬼になったせいか
 相当強化されていた、……らしい。
 らしい、というのは
 今までそういうことを試したことがなかったからだが。

 めき、とけたたましい音がして
 思い切り扉が開く――
 ちょっと、結構、破滅的な音がしたが、
 聞かないふりをした。

 運よく、ひっかかっていた家具が
 こちらになだれ込んでくる事もなく
 (……部屋の奥へは倒れこんでいるので、
  部屋の中のものが無事という保証はないが)
 男はその部屋の扉をあけ ]

  開いたよ! 開いた開いた! やったねキリシマ!
  サイモーン! 元気ー?!

[暢気に、部屋の主へと呼びかけたのだった**]

(125) さねきち 2018/11/10(Sat) 05時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

さねきち 2018/11/10(Sat) 06時頃


【人】 姉妹 ロイエ



 「 ………あの蝙蝠、この日に必ず来るンだよ。 」

      「 誰って、あの爺さんだよ!命日だって。 」

 「 嫁に逃げられたまま待ち続けたって ほら、
   ガキも産まれたっていうのに

        再婚しないで一人で、─── 」


 「 "あのひとは蝙蝠なんだよ"って、
  "だから土の下に埋まれば会える"ッて 遺言。 」


 「 まったく"夢見がち"にも程があるンだ! 」

 

(126) mayam 2018/11/10(Sat) 09時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 「 冬で良かったわな、
   ── この時期なんざ誰も来ねえよ。

     ………………それにしても
         墓守なんざやってられねぇや。 」



        ── いつかの うみべ ──

 

(127) mayam 2018/11/10(Sat) 09時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 微睡みの向こうに、
  ずうっと昔を、夢見て。
  …………もう朽ちてしまった彼の場所。

  夏は、本当は苦手だった。
  其こそ焼け落ちて死んでしまいそうで。
  ひんやりマットと仲良しになって、
  素敵なお部屋に引きこもり。

  "生きていた"頃だって、
  道具の有無はあれど 同じようなもの。

  …………お仲間さんは、
  たとえば今、微睡みに沿うよう、
  優しく声をかけてくれる彼女は、
  居なかったけれど。 ]
 

(128) mayam 2018/11/10(Sat) 09時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ とろり、
  彼女に溢す声は、
  きっと ちょっと 懐かしむ気も混ざっていた。 ]


     …………………、夏の 海って、

            どんなものかしら。


 

(129) mayam 2018/11/10(Sat) 09時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  おねーさん、冬にしか行ったことがないの。
  しかも蝙蝠姿。

  夏でも…夜なら、行けるかしら。
  皆で かきごーりも、食べられる?

 [ 聞きたがりの知りたがり。
  おねーさんらしくなく、聞いてみて** ]
 

(130) mayam 2018/11/10(Sat) 09時頃

【人】 研修生 キリシマ

[ユージンが押した扉は、見事に開いた。……少々、破壊的な音がした気もしないでもないが、元々が元々な扉なわけだし、大事ではなかろう、としておく]

おお。有難う。

[言葉を向けつつ、室内を覗き込む。ぱっと見たところでは、其処には家具が散らばり積もるばかりで、主の姿はないようだった。
 呼びかけにも尚返事はなかったが、]

…… ん――

[足を踏み入れて、数歩。
 それに気付き、止まる]

(131) mimu175r 2018/11/10(Sat) 15時半頃

【人】 研修生 キリシマ

[一瞬、
 本当にサイモンの葬式をやっている図が頭に浮かんだ。部屋の中央で、それは見事に、彼は半分「消えて」いた。
 俯けに上半身を埋もれさせ、足だけを突き出している、無残な姿が其処にあった]

…… 生きてるかな。

[素で呟く。ユージンを振り向き]

とりあえず、引っ張り出そう。

[と、呼びかけてから。サイモンが引きずり出せたなら、仰向けに寝かせ、その首筋に指先を添え、瞼を開かせ瞳孔を見――]

……生きてるな。
まあ、その内気付くだろう。

[など、言っている内に、実際それは目覚めたかもしれないが、さて**]

(132) mimu175r 2018/11/10(Sat) 15時半頃

【人】 渡し船 ユージン

  いえいえ

[お安い御用、といいつつ、
 キリシマと2人室内を覗き込む。
 背の高い吸血鬼2人。ちょっと面白い絵だなあと、
 室内の惨状をよそに男は思っていた。>>131

 ん、という声に男は瞬き、
 「いた?」と問いかけて、
 キリシマの視線が向く方向を見]

  あ、俺これしってる
  スケキヨ! スケキヨでしょ?

[上半身が埋もれ、
 足だけ突き出している写真が脳内に浮かんでいる。

 死んでいるかどうかより先にそんなことを思ったあたり
 男はそうとうにひとでなしなのだろう。
 あきれ返りながら、振り向いたキリシマに頷き>>132

(133) さねきち 2018/11/10(Sat) 16時頃

【人】 渡し船 ユージン


  はーい。

[瓦礫……家具……などの下敷きになったサイモンを
 ずるずるずると引っ張り出した。
 ちょっと痣になったりはご愛嬌だ。

 キリシマがサイモンの脈をとり、
 瞳孔を見て生死を判断する様子は
 医者そのものの姿で
 わあ、こんなのドラマでしか見たことないや、と
 男は暢気に思った。]
 

(134) さねきち 2018/11/10(Sat) 16時頃

【人】 渡し船 ユージン


  生きてる? 
  よかったあ。葬式の牧師役なんかやりたくないし

[男はほっとしたようにそういうと、
 気絶したサイモンを一瞥し
 部屋にあったペーパーナイフをとると指先に滑らせた。
 乾いて罅割れた唇に、てしてしと血を塗ってやる。
 非常に雑な気付け薬であった。

 ――と、サイモンはほどなくして起きただろうか。]

  おはよう〜サイモン
  ごめんねサイモン、あんたの部屋の扉壊しちゃった

[と、男はサイモンに笑いかけたのだった*]

(135) さねきち 2018/11/10(Sat) 16時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[開けた視界がジェレミを捉える。>>112
 
 「怪物」を美しいと思ってくれる。
 その眼差しに、視界が開ける。
 五百年の恋が溶けていく。

 そうして俯いて、失恋を噛みしめて]


 ……にゃっ!?


[軽々と抱え上げられ声を上げる。>>114
 驚いて見つめる顔は、今は下に。
 露わになった顔を隠す事もせず、見つめた。
 そっと、その肩に手を添える]

(136) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 17時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[そうして語られる言葉をじっと聞く。>>115
 その優しさが、情が、温かい。
 止まっていた時間が動き出していく――。

 もう、怪物ではいられない]


 小生、愛されていたんですな。
 初恋に縛られている間に、こんなにも。

 ふふ、それだけで。
 失恋した価値があるというものです。


[にっこり笑って瞳を見つめて。>>116
 そっとジェレミの髪を撫でようと手を伸ばす]

(137) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 17時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[とんっと、体を下されれば少し名残惜しそうに。
 懐いた野良猫は温もりを求めたがる。

 すっと、鼓動のないジェレミの胸に手を伸ばし]


 小生、もう殺されはしませんぞ。
 初恋よりも楽しいものを見つけましたからな。

 もっともっと。
 教えてください、ジェレミ氏。
 それまでは従順な飼い猫にもなれますぞ。
 にゃおん。


[くすりと笑って猫の鳴き声を真似て。
 ジェレミをきらきらとした瞳で見上げた]

(138) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 17時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[強めに頭を撫でられて嬉しそうに笑って。>>117]


 小生、そろそろ行きますぞ。
 ”お披露目会”に行かなければ。


[くるんと背を向け、駆け出そう。
 名残惜しくなってしまうから。
 もっと話したいと思ってしまうから。

 その新しい気持ちにまだ名前を付けずに。
 大事に大事に、胸に抱いて。*]

(139) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 17時半頃

【人】 渡し船 ユージン



  [ 忘れてはいけないのだと思う。 
    思う半面、忘れられないのだろうとも嘲った。]

 

(140) さねきち 2018/11/10(Sat) 18時頃

【人】 渡し船 ユージン

―― 或る夜の事 ――

[それは、ホールにこたつが来てどれくらい経った夜の事か
 わからないけれど、
 止まない頭痛にこめかみに指をあてた。
 そろそろ、こたつの支払い期限が
 迫っている頃合ではないかと思い

 冗談のような理由で男は静かに歩いていく。
 まるで処刑場にでも向かうように。
 向かう先は、この城に古くから住まう男の部屋で
 いくつかノックをして、彼を訪ねた。]

  やあ、ジェレミ。取立てにきたよ。

[まるで借金取りみたいだな、と思いながら
 男は声をかけて

 ジェレミの姿が見つけられたなら、
 きっと静かに微笑んで、こう言う。]

(141) さねきち 2018/11/10(Sat) 18時頃

【人】 渡し船 ユージン



  今日は起きてる。「おはよう」、ジェレミ*

 

(142) さねきち 2018/11/10(Sat) 18時頃

【人】 渡し船 ユージン



 [思考の裏でなぞる。「おはよう、吸血鬼の神様」と**]

(143) さねきち 2018/11/10(Sat) 18時頃

【人】 紐 ジェレミー

―― 廊下 ――
[抱えあげた体躯はなお、5百年前の子供の姿をして
 それでも語る言葉は、「失恋」を経た吸血鬼のものだ。
 
 その視界が晴れたというなら、
 伸びる手を避ける必要などどこにもない。
 触れる、撫でる、その仕草に寄せて小首も傾ぐ。

 応じ方はクシュンを降ろしても変わりない。
 伸びてくる手を胸に。心臓に。
 迎え入れては、その上から被せる長生の手。

 確かめる。たしかに身の内に、情がある。
 吸血鬼としても死を迎えた――と思い違いをした――サイモンのように。
 いまだ死なず、生きているその手に、与えられる情が。
 ――ジェレミは小さく笑いもする。

 きっと悲しいよ。といつかの言葉に准えて、こころうち。
 こんなに生きている君が、いつか死んでしまったら、
 きっと、とても悲しい。]

(144) ghoti 2018/11/10(Sat) 18時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 それはいいことだ。
 俺の夜か、君の夜か。
 それが終わるまで、俺たちのための「悪巧み」を。
 

 でも、奔放なままの君でいて。
 ―― 名前のない菓子が
 いつの間にかなくなっている、くらいの
 可愛らしいスリル>0:148は、この城に必要だもの

(145) ghoti 2018/11/10(Sat) 18時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[そう返して、被せていた手を放す。
 泥棒猫だって、
 この愛らしさがあればお仕置きはもらってこないだろうし、

 彼には行くべき場所がある>>139


 夜はまだ長い、まだ続きもする。
 日を超えて、その向こうに数限りないはずの夜を見通す。
 であれば、いつだっていい。

 到底埋まりきらない年月の代わりに、
 言葉で埋め尽くしてみる夜もいつかくるだろうと、]

(146) ghoti 2018/11/10(Sat) 18時半頃

【人】 紐 ジェレミー



 では。いっておいで。クシュン。
 
 じゃあ。……「また」。


[ただ、うすいほんが
 城を燃やす夜は来てほしくないばかりだが*]

(147) ghoti 2018/11/10(Sat) 18時半頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃


【人】 姉妹 ロイエ


    [ その日、
       確かにおんなは泣いた。 ]
 

(148) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 ── おちた、ひ ──

 [ 何ヶ月か何年か、
  吸血鬼にしてみれば一瞬の時が経った頃。
  …どれだけ経っても、
  生きていた頃からの習性なんて変わらないものだから、

  多分、また、眠っていたのだと思う。
  多分、また、運んで貰ったのだと思う。

  ……嗚呼、きっと、其処で、
     譫言のように、あなた、と呼んだからだ。

  運んで貰った相手じゃあ無い。
  地を這う蝙蝠が一生届かない場所に居る、

  "貴方"。 ]
 

(149) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 薬指で愛を誓った、たったひとりのあなた。

  もう火傷痕を覆うように、潰すように、
  噛み痕が目立つようになったけれど、

  やめて、と終ぞ言えなかったのが、
  どう足掻いても、駄目なおんななのだろう。
  初恋に浸かったままの、夢の中で眠る女は、
  ……起こして欲しかったのかどうだったのか。

  頭が空だから、 わからなくて、
  きっと今も 分からなかった。 ]
 

(150) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ─── 自分の部屋の、床に、
       愛の誓いが落ちた音がして。

   瞬間 おんなは呻いた。
    耐えるような、泣き声。勢いで舌まで噛んで、
     口内に己の血が溢れゆく。

     痛みとか、喪失感とか、
      そんなことより、……嗚呼、 ]
 

(151) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


    ──── いや 、…

 [ 何が"いや"なのかすらも、分からなくて。

  だけど左手と口の端から赤を零して、
  縋るみたいに 請う、みたいに、
  右手でおとこの服を掴み、

  おんなはこどもみたいに、只、泣いた。
  脂汗なんて浮かべて、
  伏せた両の瞳で、ぽろぽろと。

  落ちた愛のあかし、
  たったひとつの、証明。
  此が解放を示すのか、目覚めを示すのか、
  ……さあ どうだったのだろう。 ]
 

(152) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 切り離されて、赤く染まった"愛"が、
   その後どうなったかは、
     おんなの知らない*ところ* ]
 

(153) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 紐 ジェレミー

――  いつかある夜の  ――
[その部屋は、人一人分の温度をなくしていた。
 しばらく傍に置いていた人間は正しく肉塊となり、
 生命活動を終え、ジェレミの身の内になにも残さず死んだ。

 だから、その夜は、ジェレミ一人だった。ジェレミ一人で、部屋のうちにある種々の、がらくたとも調度品ともいえるもののの中にあり、その来訪の音を聞いた。]


 いいよ。おはいり。

 
[ジェレミの挨拶は、いつも一緒だ。
 この部屋の基準はいつも変わらず、>>0:125「好きにして」。
 その声音に何が含まれていようと、「また今度」と音にしてからどれほどに時間が経っていようと変わりない。]

(154) ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 紐 ジェレミー

[細めた眼差しは、好ましさを詰め込んで、
 部屋に足を踏み入れての第一声を迎え入れる。]


 ――、……うん。
 俺からの「おはよう」は、
 もう少し後に取っておこう。

 いらっしゃい。用意してるよ、何もかも。


[と、招き入れる素振りの手の先にはカウチソファとローテーブル。
 ソファの足元にはいくつかの品物の山ができあがり
 ――ローテーブルには、一つ、古びたチェス盤がある。
 二千年の歴史を見出そうとするには随分と若く、
 けれど四辺の丸みは相応の経年を含んでいる。]

(155) ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ……君、チェスはできるかい?


[と。チェス盤のとなりに、
 適当に水の瓶も酒の瓶も並べ立て、
 濡れていないグラスを人数分雑において、
 ジェレミは聞いた。

 返答がどのようなものでもさして変わりはない。
 “は”か“も”の違いだ。

 「俺はできない」と、笑いながら*]

(156) ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

― クシャミと ―

[賑やかな方へと足を進めると、クシャミの姿を見かける。
昨夜配信されていた「魔法少女♡タルト×ショコラ」の感想をぶつけるために小走りで近づいて呼びかける。]

あれ絶対タイトル間違ってるよね!
ショコラ×タルトだよ!

あー、もう、公式が最大手っていうか、最高すぎて…!
私どうしよう!早く来週見たいんだけど!

[彼の中の変化になんて気付かずに。
私はいつも通りの私のままで声をかけた。]

(157) kurobita 2018/11/10(Sat) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン

―― 遠い遠い日の事 ――

[――あなた、と

 運んでいた女が、男の腕の中で誰かを呼ぶ。>>149
 よく眠りに落ちる女だった。
 その日も、城の片隅で夢に落ち、
 そのまま夢に溺れていた。
 
 放っておけば、そのまま死んでしまうものを。
 男はあきもせずに彼女の部屋に運び込み
 そうして、その呼び声を、聞いてしまった。>>149

(158) さねきち 2018/11/10(Sat) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[男は黙って女の体を横たえる。
 真っ暗な部屋の中。
 とった手は、とった左手についた薬指は
 乳児の歯のように もう手折れそうなほど傷ついていて]

  ……こうするようになって、もう、何年になる?

[闇の中に一言を落とす。

 変わらない生活、変わらない吸血鬼たち
 けれどめくるめく変わっていく、外の世界。

 焦ることなど何もないのに、
 ……きっと、男は疲れていたのだろう。
 こうして恋に焦がれ、焼かれ続ける時間に。]

(159) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン


[だから。
 抵抗するように傷つけるけれど
 決して折り取りはしていなかった
 その薬指に手をかけて――

   それが刃だったのか 歯だったのか
   腕力だったのか

        どれでもいいこと。
        男は女の薬指をみずからの手で奪った。
        その火傷痕をキリトリ線のようにして。]

(160) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

[あふれ出る血液の匂いに男は花を想起する。

 いや、とぐずる女の右手も気にせずに
 左手の血を舐め取り、簡単な処置を施すだけ施して
 脂汗を浮かべた女の額を、撫でる。

 泣いて何を嫌がっているのかもわからぬ女の
 その涙を、血塗れた手で拭い
 血を零す唇を、静かに己の唇で塞いだ。

 絡めて、飲み込んで、指どおりのいい髪を梳いた。
 汗の滲む背を柔く抱きしめた。
 その華奢な体を。

 唇を離す。

 唾液と血液のまざりものが薄く糸を引き
 月明を受けて薄く光ると
 ――あっけなく途切れる。]

(161) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン


[それをつなぎなおすことも
 離れる熱を燃やしなおすことも、

 男はしないまま、
 女の唇をもう一度だけ撫でると
 切り離した指を拾い上げた。]

   あいしてる、ロイエ。

[体を寄せて、脂汗にじむ頬に頬を寄せ、
 柔らかな髪に鼻先をいれるようにして耳打ちをひとつ。
 夢の世界にも届くように。滲むように、愛を告げて

 男は部屋を去る。
 血の匂いが濃い女の部屋を去る。]

(162) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン



 


[それから数日、男は女の前に姿を表さなかった。*]

(163) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

―― いつかある夜に ――

[生きているものは、ジェレミひとり。
 そういう印象を受けた>>154

  センキュ

[おはいり、と部屋の主から許可が下りたので
 その優しい声に招かれるまま>>155
 男はその部屋に入り込む。
 
 ジェレミからの「おはよう」は先送りにされたので
 小さく首を傾げる。
 それから、積まれた品物へと視線を滑らせた。

 いくつも並べられた古く、値打ち物らしい調度品は
 けれど、あっけなく売りに出されているあたり
 ジェレミにとっては大したものではないらしい。
 そう感じた。]

(164) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン


  こんなに売るんだ
  いくらになるんだろうね 運ぶの、たいへんそう

[苦笑して、招かれるままカウチソファに座った男は
 ローテーブルに置かれたチェス盤に目を止める。

 2000年前にチェスがあったかどうかを男は知らないが
 そうでなくとも、随分と古いチェス盤だと思った。]

   これは、……

[いくつか、水の瓶と酒の瓶が並べられ
 グラスが星のように光っている。
 どういう意図があるのかも知らない男は、]
 

(165) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
   なあに? 酒盛りでもするの?
   駒取られるたび呑むチェスなんか、あったなあ

   基本くらいならできるけど

   ……教えようか?

[俺はできない、と笑うジェレミに微笑み返しながら
 その笑みに何があるのかを見つめる。

 「彼女」の気配が見えないその部屋の中
 死体が寝台の上にあろうとなかろうと
 男はすこし、居心地悪そうに、姿勢を直し*]

(166) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

さねきち 2018/11/10(Sat) 20時半頃


【人】 紐 ジェレミー

――  いつかある夜の  ――

 少なくとも、炬燵分に足りると期待したいな。
 ……でないと、
 君がもう一度重労働することになる。
 一度引き受けたからには。よろしく頼むよ。

[苦笑まじりの言葉>>165に返されるのは、労働をしない故に「たいへんさ」など鑑みない、陰りもない笑いだ。
 カウチソファは明け渡し、
 ――ジェレミが少し悩むようにしてから、手近な山を崩し、肘掛け椅子を発掘する。「ああ、やっぱりここだ」と、真に発掘作業たる感想をいいながら、そのチェアに腰かけた。視線は合う。そういう低いチェアだ。]

(167) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 君に酒精を流し込むのも、楽しそうだけど
 いまだって本当に起きているのかわからないんだ。
 せっかく、君が、起きているというなら。
 その意識を朦朧とさせるのは惜しい。


     [と、勝つを疑わない類の言葉]


 ご教示の、心遣いはありがたく。
 でもそれを教わると、
 このチェス盤の意味が変わってしまう。

 

(168) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 
……、
 チェスのルールは覚えていたんだが、忘れてしまってね
 きっと、いつか誰かと興じたんだろうけど
 そいつが誰かも、どう死んだのかも覚えていない。


 けれど、置いておけば
 眼の端に留めたときに忘れていることを思い出す。
 「忘れたこと」すら忘れてしまうまでの間くらいは。


 この部屋は、そういうものばかりだ。

[カウチソファの足元にある、品々の山。「換金」予定物として仕分けられているものは、“忘れてしまった”ものだ。忘れたことすら忘れてしまった、なにかの品。意味を、情をなくしたものもの。]

(169) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 あの時の答えだけど、


  退屈はしていない。
   そういう風に過ごしている。


[そうして唐突に始まるのは、前口上もない、
 答案テストの裏返す一挙動もない、「宿題」の答え。]

(170) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 新しく訪れる君たちが、思い出させてくれる。
 可愛らしいとか、好ましいとか。悲しいとか。
 そういう類のことを。
 思い出させて、忘れるまでは。留めておいてくれる。

 だから、それなりにわかりやすく
 楽しく過ごしているつもりだったよ。


[自身の膝に肘をつき、「答え」を重ねる。
 明朗な、答えだ。ジェレミにとっては。]


 ――だからかな。
 君が「答え」をひっさげてここに来るまでの間、
 なにが君にあの質問をさせたのかを考えていてね。 

(171) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー


 それが、いっそ俺への「宿題」のようなものだった

 
 先日ようやく。一つ回答を用意できた。
 聞いてくれるかい?*

(172) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 ―― いつかある夜の ――

  えぇ、もう一回はゴメン被るね
  そんな事になったら、
  俺は自分のお小遣いをジーンに渡すよ

[よろしく頼むよ、と言われたので、
 一回だけのつもりだけど? と少し不満げに返し
 それからにこりと笑った。
 アルバイト代がこたつに消えるのはちょっと笑えるが
 何度もこの品を運ぶくらいなら、そっちの方がいい。

 手近な山を崩して、ソファに座っていても視線が合う
 そういう腰掛け椅子を出してきたジェレミは
 男の誘いを、断ってみせる。>>168
 

(173) さねきち 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 渡し船 ユージン


  ……確かに?
  俺が起きてるって証明は、中々難しそうだもんね
  それに、酔えば――まあ――夢と変わらないだろう

[なるほど、と、その傲慢さを
 否定するでもなく微笑んでうけとめた。>>168

  へえ?

[次いだ言葉に、男は瞬きを2、3度。
 それから、続きを促すように唇を微笑みの形にして黙る。
 >>169

  なるほどね
  ・・・
  あんたが出すこれは、もう死んでいると
 
  声も思い出せず
  墓場に埋められるべきものだと

(174) さねきち 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 渡し船 ユージン


[「換金」予定のものとして振り分けられたものと
 まだ部屋に留まることを許されるもの
 それらを交互に一瞥し、 男は納得したように頷いた。

 深く考えれば、それはかなしいことなのだろう。
 昨日覚えていたはずの「それ」の用途を 思い出を
 次目覚めた時には忘れてしまう
 それは、かなしいことだ。

 けれどジェレミはそれをかなしそうにしないから
 男は淡々と、その考えを受け取った。
 あなたの考えるそれは、理解が及ぶよ、と。
 以前と違い、「あなた」を「あんた」と呼ぶ不遜さで。]

(175) さねきち 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 渡し船 ユージン

  
   ………
   随分と唐突に答えをいうんだね?
   こういうものって、しみじみするものだと思ってた

[たとえば、酒を交わしながらしみじみと
 そういう話をするのかと思ってたよ、なんて添えてから
 男は示された答えに、耳を傾ける。>>170

 退屈はしていない。
 それを「宿題」が出された直後に聞いていたなら
 苦い気持ちで聞いたのだろう。

 けれど、悟ってしまったから。
 男の心はまだ凪いでいる。
 たんたんと、たんたんと、
 目の前の「かみさま」じみた吸血鬼を見ている。]
 

(176) さねきち 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
  ――ふうん、
  みんなのおかげで、思いだせるから……退屈しない?

[相槌を打つ。
 「つもりだったよ」という言葉尻にかすか、首を傾げたが
 言葉の綾かと受け流した。

 それから、――「答え合せをしようじゃないか」と
 そういわんばかりのジェレミの様子に
 ゆるりと目を細めた。

 たった100年生きたくらいの若造の問いが
 何故発されたのかを考えたのか、この吸血鬼は。
 それを少しだけ、おかしく思いながら
 俺もまたこの人の治める領域の中なのだろうと
 そんな事を、考えた。]
  

(177) さねきち 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
  ……俺の答えを聞く前に?

   ああ、いいよ、聞かせて
   2000年くらいの間が埋められるんならね

[――罪の告白を聞くのと良く似ているのに
 これはもっと違う、何かだ、と
 頭の片隅で本能が囁いている。
 もっと剣呑で心がざわめくような何か。

 捕食される寸前の感覚が、
 こんな感じなのかなあ、と思いながら
 男はジェレミの喉を見た*]

(178) さねきち 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 紐 ジェレミー

―― いつかある夜の ――
[「最近は振られてばかりだ」
 と、ジェレミは>>173言った。
 それ自体をさして気にした素振りもなく、
 ――結局は支払われるだろうなら真実問題はない。

>>174傲慢さは受容され――
 受け流された、のほうが現実に即しているか。

 相手の言葉として咀嚼される理解に、
 うん。そう。 と、頷きもする。
 死んでいるものは、ジェレミは好きではない。
 その理解で、良い。と 相手の認識へ首肯する。
 首肯のうちに、呼称の変化の受容も含めもし、
 変化自体を問うことはない。
 別種***ことが、これからある。]

(179) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ……、ふふ
 飲んでもいいよ。

 話の理解に必要かと思って取り出してみた。
 水が、時間。
 酒が、――なにか。

 それにたとえて話をしようと思ったけど、
 君は聡明だった。
 なぜ忘れるのか などと話す必要がない。
 聡明なのはよいね。

[言葉の通り、ジェレミは手を伸ばし、
 片一方――自身とは遠いほうのグラスへ注いだ。
 炭酸水。
 かすかな気泡が持ち上がる。]

(180) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 紐 ジェレミー

 2000年。
 埋められるかな……その前段階だと思う。
 時間ではない、 ……
 うん、そうだね。時間ではない。
 ――でも 君は聡明だ。思考の及ぶにかかる時間が少ない。
 それを嬉しく思う、聡明な人は好きだ。
 
 
[そう、思索の途中にあるかに言葉を零し、
 最後にひとつ笑んでみせた。
 なにを含むかしれぬ言葉とともに、
 「起きている」といった、男の、その目の奥を見て。
 笑む口元には、同じ、牙を覗かせて。]

(181) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 紐 ジェレミー

 そう……、わかりやすく過ごしている心算でね。
 みなに言ってる。
 君にも言ったね? 可愛らしいと、好ましいと。
 好きだとも、なんども同じような言葉で。
 俺に情をくれるものは、なんでも。好きだよ。
 
 それが、君には届いていなかったのかと、考えていた。


[思索に耽るように落とす言葉は、
 穏やかに、一定の調子を伴って。
 どの道筋を経てなににたどり着いたかを詳らかにする音には温度はない。

 手指で網を作るように、組み合わせる。
 ジェレミは、一番それが得意だった。
 その血の気のない手指の網を超えて
 相手へ届くものをより分けるのが、一番。
 ――――それに似た調子で話し続ける声色の、どこにも。
 あの時の食堂の指先とおなじ、「温度」はない。]

(182) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 紐 ジェレミー

……、……

 
 “認識というのは個々の脳内にあり、
      客体との本質的同位にはない>>1:157"

 

(183) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ――俺たちの眼が受け取っているのは、
 単なる反射光という。
 単なる「照り返し」を受け取り、脳が咀嚼する。
 咀嚼した時点で、
 観察対象と自身が抱く認識は同一ではない。
 

 であれば。
 君が、あの質問をするに至ったとき、
 君が見ていたものは本当に、俺だったんだろうか。

 なにかへの期待を、あるいは恐れ>>0:315を、
 ともに、脳が一緒に、かみ砕いてや、いやしないか。

(184) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 紐 ジェレミー

 だからね。
 今、俺の「答え」を得た君に、重ねて聞きたい。


 ――…… あの時の、「俺」は。
 君のなかの、
 「あの食卓の向こうにいた姿」は。 
  そいつはなんて言っている。  
  幾夜をも、幾年月をも積み重ねられる長生の途上で。
      君の問いに、なんて答える?

(185) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ―――― きみの、言葉で。

 教えてくれ。 ユージーン。



[それこそが。あの食堂で見た姿こそが。

意識を朦朧足りえさせ
意識の狭窄をもたらす>>1:152

自身が、自身にかけた催眠――微睡ではないかと。

 吸血鬼は言う。
 人の肌に牙を突き立て、その身の内に流れるあつい熱を暴くに慣れた容貌をして。
 いまなおうすら細めた眼差しの中に、脳髄に爪をたてては思考を暴きだすような、同類をも食い物にする化け物の顔をして、それでもなお、「期待している」>>0:352と 同種族の間に隔たる年月の向こうから*わらいながら*]

(186) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

― ノッカ氏と ―
[声をかけられくるりと振り返る。>>157
 早々に話される言葉に拳を握りしめ]


 やはりノッカ氏も分かりまするか!!
 あれはショコ×タルでしたな!!

 公式が既に神ですからな。
 来週が待ちきれないですぞっ!


[うきうきと話す様子はいつも通り。
 初恋の終わりも、新しい出発も。
 色々あってもやはり猫は楽しい事に従順な野良なのだ]

(187) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 21時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[話ながら、スマホを取り出し画面を見せて。>>2:193]


 先程までマユミ氏といたのですが。
 残念でしたな、入れ違いですぞ。

 マユミ氏の猫耳パーカー。
 可愛かったですぞー?


[なんて、にんまり笑顔で報告したりする。*]

(188) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 21時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[この長い生の中のひと時を少しばかり寄り添ってくれる相手を得ても、過去への後悔は薄まるものではなく。
昔の話は話題に上らない限りは中々触れないもの。
お父様の事は話していても、
女に突き放した相手がいる事はジェレミくらいしか知らないだろう。

炬燵で微睡む彼女に夫や子がいた事は聞いていても、突っ込んだ事情は知らない。
彼女の‘坊や’との関係性も、女は見守っているだけだ。]


…夏の、海?

[>>129零れた問い掛けからは、ほんの少し懐かしむ色が感じられて。

彼女には海に何かしらの思い入れがあるようだと思った。]

(189) 蒼生 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ


マユミと…

[フラッシュバックする昨日の記憶。
勘違いだと言い聞かせたとはいえ確認するまでは彼女の名前を聞くことに痛みが伴う。]

可愛い、可愛い…から、こそ……辛い
マユミはキリシマと…付き合ってるかもしれなくて…
今は名前を聞くだけで辛いの

[胸への痛みと彼女の猫耳パーカー姿の間で揺れ動く。
この写真がほしい、けれど見るたびに私は胸の痛みを思い出してしまうのだ。そして、迷った結果、私の下した結論は。]

でも、その写真は欲しい
ください、なんでもしますから

[欲望に忠実だった。]

(190) kurobita 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

まぁ、冬に?
蝙蝠の姿でも寒かったでしょうね…。

えぇ、夜ならきっと。
星や月に照らされて綺麗よ。
空も海も、じっと眺めていても飽きないくらい。
波の音はきっと耳に優しいわ。
暑さと湿気はあるけど、夜風でもあれば気持ちいいでしょうし。

カキゴオリは作る道具を持って行って…あぁ、きっとランタンも必要ね。
今の灯りはよく出来ているから、小さいものがあれば十分だわ。

[女は昼の海を知らない。
生前は見た事がなかったからだ。
自殺願望のない吸血鬼が外に出られるのは陽が落ちてから。
――故に、見た事があるのは必然的に夜の海となる。

ロイエの聞きたがりに、女は笑顔で応じる。
彼女が夏の夜に行きたいのなら、それを叶えてあげたいと思った。
他に叶えてくれる相手がいるなら其方に譲るが。]*

(191) 蒼生 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ



 [ あいしてる、って、
    あなたは其処で言ってくれたの。

  くちびるを塞いで、抱きしめて、
   やわらかなベッドの上で、


      ─── あいしてる、って。 ] 

  

(192) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ……あなたの声じゃ無かった、
   あなたのくちづけでも無かった。

  いや、と 只ぐずるおんなは、
  夢と現実の境目に居て、
  "あなた"を求めて、喘ぐ。こどものように。

  ── 夢に逃げ続けたおんなの譫言、
  もう一度 あなた、と呼びかけた、
  そのくちびるを塞いだのは、現実の"誰か"で、

  瞳を虚ろに開いたところで、
  きっともうどうにもならない。
  愛を誓ったゆびさきは、とられてしまった。 ]
 

(193) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ



 [ だれを愛せば、良いのでしょう。

  血に染まったわたしが、
  もう一度あなたをつなぎ止めるには、
  あなたへの熱を燃やしなおすには、
   
       どうしたら、───  ]

 

(194) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


   ───── …… 、

 [ また、夢に身体を向けた、
  その瞬間に、愛が"落ちる"。

  涙と汗と血に塗れ、
  身体のいちぶは欠けてしまって、
  ちっとも美しくなんか無い、おんなに。
  滲ませるよう、侵食 するよう、


       指の揃った右手が滑り落ちた。


   闇に紛れた誰かの背を見たのは、
   きっと其れが、あのまわりの、記憶の最後。
   暫く姿を見せないとか、おんなは、
   未だその時は分かっちゃいなかった。 ]
 

(195) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ── 翌日、
  赤の散った部屋を這い出て、古城内。
  医師の部屋の扉を、欠けた左手でノックする、
  憔悴しきったおんなの姿があったという。

  髪は乱れてはりつき、
  瞳は泣きはらしたあとがあり、
  乾いた血だって、頬にこびりついていて。

  …彼が何を悟ったかはわからないけれど。  
  傷口を塞ぐよう願った他、
  おんなはひとこと、白衣の吸血鬼に告げた。 ]
 

(196) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ



     多分もう、Darlingの夢は*見ないの*

 

(197) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

― 少し前の廊下 ―
[抱き上げられた視線の先。>>144
 手を伸ばし、髪に触れて、撫でて、絡めて。
 傾げられた小首に手を添えて。

 新たに芽生えそうになるその”情”に、
 名前を付けるのが、まだもったいなくて!
 (だって時間はたくさんあるのだから)
 それ以上を求めず手を引いて――]


 ジェレミ氏の手は大きいですな。


[それでも伸ばした手に被せられた彼の手に。
 ほぅと息を吐いて見つめていた]

(198) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[奔放なままでいてと言われ。>>145
 にんまり三日月が夜の端を彩る。

 自分は野良猫、自由な猫。
 とびきり従順な飼い猫にもなれるし、
 とびきり悪戯な野良猫にもなれる。

 だから、ジェレミが望むならそうなろう]


 くふふ! 分かりましたぞ。
 小生達の夜を彩る悪巧みをこれからも!
 面白おかしくやりましょう。


[まあ、飼い猫になっても盗み食いは止めなかっただろうが]

(199) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[重なる手を放して。>>146
 見上げる眼差しは失恋を経ていっそ晴れやかだ。

 怪物に美を見出してくれた彼。
 止まっていた時間を動かしてくれた彼。

 ――この想いに、名をつけるのはまだ早い。
          ・・・・・・
 早々に名をつけてはもったいない!
 だって夜はまだこれからなんだから]


 いってきます、ジェレミ。
 「また」……、ふふっ。


[今度は薄い本を持ってきてあげよう。
 ジェレミも知らない世界を教えてあげよう。
 なんて、悪戯っぽく笑いながら駆け出して行った。*]

(200) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

 んっ? 今なんでもするって言ったよね?


[条件反射でそう言ってしまうのは習性だ。>>190
 だが、特に要求もないので言うだけなのだが]


 なら、落ち着いた頃にマユミ氏と話すのですぞ。
 話し合いは大事、うん。
 そしてはい、写真データですぞ。


[話し合いを促しつつ。
 スマホからマユミの猫耳パーカー写真をデータ送信。*]

(201) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

―― いつかある夜の ――
[注がれた炭酸水の、弾ける泡沫を
 男はぼんやりと見守っている。>>180

  なにか?

[明言しないんだ? と笑って、
 たとえ話に持ち出されたそれらを見つめる。

 さあ、ジェレミの言う「それ」に
 男の理解が及んでいるかはわからないが
 おそらく使う「言葉」の問題であって
 本質は変わらないのだろう、と結論付けた。]

    そうだね、時間じゃない

[テーブルクロスのあちら側とこちら側にあったのは
 ただただ、時間だけではないだろう。
 生きるとはそう単純なことではないのだから。]

(202) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[聡明な人は好きだ、と言われても
 男は嬉しそうにすることはない。

 何せ目が醒めてしまっているので。>>181
 笑む口元に光る牙を、見逃すこともできないまま
 男は、紡がれる「回答」に耳をすませている。>>182

[それから――

 彼が突然、キリシマのような>>183事をいうから、
 男は不思議そうに瞬いて、
 その言葉を噛み砕くような「説明」を、>>184>>185
 ああ、という吐息とともに、吐き出した。

 きっと、それを「あの時」
 宿題を出されたときに聞いていたなら、
 ショックに頭を打ちつけるくらいは、
 しただろうな、と思う。

 思うのだけれど――]

(203) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[「もう人間じゃないのに」

 そう、相手がいうから、
 男はぽつりと言葉を返す 返そうとして


  ――その時に理解してしまったのだ。>>2:45

(204) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


   …………
   そう、あの時、俺があんたを見ていたのは
   きっと「あんた」ではなく、
   悩む「俺」自身だった

   人間のかたちをして、
   人間には許されざる罪を重ねる「あんた」に
   俺は、未来の俺を見た。 

[まるでこれではこちらが罪の告白をしているよう。
 思考を暴く牙を
 男はほんのりと苦さを伴った眼差しで見た。
 けれど微笑みが崩れることは、ない。]

(205) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[心の裡がひどく痛む。
 刺された、と理解する。
 けれど、これで負けました、ごめんなさい、なんて
 引き下がるには――
 
 あえて危なそうなところを「踏んでいく」
 「親譲り」の勝気さが、それを邪魔するもので、
 男は微笑んだまま、きちんとジェレミの目を見る。]

   教えてあげよっか、ジェレミ。
   でも、俺の長い話も聞きなよ。
   何せ2000年だ。
   俺の言葉が理解できるともわかんないでしょ

[嘯く。]

(206) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

   俺はね、自分の世界を夢だと認識してたんだ
   人間として死んだ「ユージーン・ラウノ」の夢の中。

   どうしてだと思う
   脆弱な良心が 
   殺人は罪という人間の規範に耐えかねたからだ
   吸血鬼になることが、嫌だったからだ

   だけどね、夢を見ていたって
   どうしたって自分の心はごまかせないや
   吸血鬼である自分はごまかせない

   バイトをしにバーにいけば
   顔なじみの客が結婚しただの死んだだの
   「人間たち」のそういう話を聞いてしまうし

   銀のアクセサリに触れれば、簡単に火傷する
 

(207) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


   「吸血鬼であること」を気にしないあんたに問いかけ
   うらやみ、そうもなりたいと一瞬思ったりもして

   でも、あんたの傍らにいる「彼女」らの姿に
   絶対あんたみたいになっちゃ駄目、とも思う。

   だからね、ここは紛れもなく現実なんだろうね
   生きているだけで「痛い」のだから。
   痛みを伴うのが、現実であるならば。

[それは、認めよう、と言い、]

   でもね、あんたの見てる「現実」と同一かというと
   多分、違うんだと思うよ
   ううん、ちょっと言葉が違うかな

[あのね、と男は首を傾げる。]
 

(208) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


   あんたの見てる現実に、俺の居場所がない。
   かな。

[適切な言葉を選ぶとすれば、それだろう。
 炭酸水を飲み、唇をしめらせて]

   あんたは、
   俺に「おはよう」を言って欲しいと言ったね
   それってさ。

   優しくて、丸くって、何の棘もなくて
   あんたがみんなを
   そういう目で見つめられる世界に、いて欲しいって
   そういっているように見えたんだよね。
   あんたを認めてほしいと。

   何か違うかな。
 

(209) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


   でもさ、俺、 俺目線で――
   ――あんたが、みんなに優しくしてるのは知ってる
   それが無駄だとか、退屈そうとか、
   そういいたいわけじゃなくてね?
   皆のよすがなのは知っているよ。そうじゃなく――

   何か別の「退屈」でも紛らわすように、
   人間を侍らせて殺して、また次を見つけて
   そういうことをしてるあんたと
   同じ現実が見られるとは、思ってない。

   だからさっき「おはよう」って言ったけど、ごめんね
   俺はただただ俺の現実に帰ってきただけだから。
   あんたの愛の中に、いきられない。
 

(210) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

[お約束ににんまり笑顔を作ってみせて。]

ロイエにも同じこと言われたー
やっぱ勘違いなのかな
勘違いであって欲しい…

[素直に同士の言葉に期待を込める。
そして、受け取ったマユミの写真にさらに口元は弧を描く。]

ぐへへ、かわえぇのう
待ち受けにしちゃおー

そういえば気になってたんだけどそのパーカー元ネタあるの?
何かのアニメキャラが着てたとか

[設定した待受画面を見せながら問う。]

(211) kurobita 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


   あんたが捨ててしまったものばかり持ってるから
   多分、あんたと同じ現実にはいられないと思う。

[たとえば、その組んだたなごころのうち
 指の内側に、何を隠しているのかなんて、男は知らないが

 安全圏から爆弾だけを投げ込んでくるなら
 この心に燃えるものなど存在しない。

 温度がないなら あけわたさないなら、
 吸血鬼のかみさまは、
 やっぱり、吸血鬼のかみさまでしかなくて]

   俺ね、あんたに聞いてみたいこと、あるんだ。
   いいかな?
 

(212) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  とぉっても寒かったわ。
  墓守さんは怖かったし、だぁれも居ないし。
  …えぇ、でも、居なかったから、
  ゆっくり出来たのかも知れないけどね。

 [ ふふ、って、おねーさんは笑う>>191

  星や月に照らされた海面、
  その、照らし照らされる空や海は見ていて飽きず、
  波の音は、…きっと眠ってしまいそうだ、と思う。
  夜の風だってきっと、同じ様に。

  なんだか物語を読んでいるような、
  そんな彼女の言葉に、また、瞳がとろとろ。
  ちぃさなランタン、かきごーりの道具。
  嗚呼、なんだかぼうけんみたい!
 
             ほら、それなら、 ]
 

(213) mayam 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[――

 他ならぬその頭蓋に
 銀の弾丸を叩き込める、
 ヴァンパイアハンターであれば
 そうであれば、熱いものをわかちあえたのか。]

 
  可愛らしい。好ましい。ありがとう、聞こえてはいる。
  でもね……
  あんたに情は向けられないんだ、まだ。>>182
  
   俺、あんたの愛、いらないみたいだから。
   憎んでくれるなら、喜んで受け取るけど。

 

(214) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ─── "皆"で行きましょう?

  思い出は、誰かと一緒が素敵だって、
  わたしのDarlingが言ってたのよ、ベッキーちゃん。
  貴女とわたしの思い出作り。

  冒険の旅!って言えば、
  きっとクシャミちゃんだって来てくれるし、
  そうじゃなくても、皆、来てくれる…筈!

 [ ゆびきり、げんまん。
  …って、東の国の言葉だったかしら。

  にっこり。
  つられるように笑ったあと、
  おねーさんは彼女に小指を差し出して、

  絡めて御約束しましょ、って、呟いた* ]
 

(215) mayam 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  後学のために教えてくれないかな

  みんなが死んで、その顔を何年覚えてられるか とか
  最後に「誰かを放したくない」と思ったのはいつか とか

  この家具と、侍らせられた「彼女」たちと、吸血鬼と
  何が違うのか とか

   愛しいとほんとうに思えるひとは誰、とか。
   最後にひとを憎んだのは、いつ、とか。

[男の手が酒の瓶をとり、ジェレミのグラスに注ぐ。

 それから、己のグラスにも。
 星のように煌くグラスに、たゆたう、酒精。]

(216) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


   退屈じゃない、楽しむだけの心があるなら
   ちょっとくらい溺れてみせたら
   振り回されてみたらいいって思ってるんだけど
 
   そんなところにいないでさ

[それができないなら、
 やっぱりあんたは、ただの神様なんだね、と
 男は試すように、吸血鬼を見つめていた。*]

(217) さねきち 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[勘違いかもとの言葉にうんうん頷きつつ。>>211]


 勘違いだと小生思いますぞ。
 なんにせよ、ファイトー!


[拳を突き上げファイト一発応援する。
 欲望に素直な様子ににんまり笑って。
 パーカーについて聞かれるとんーと考え込む素振りを見せつつ自分の上にある猫耳を摘み]


 元ネタは特にありませんぞ。
 小生、猫科な吸血鬼ですからな。
 キャラ付けの一環で猫耳パーカーを着ているのです。
 よければ着ますかな? スペアはまだありますぞ。


[片手でにゃおんと猫の手ポーズ。*]

(218) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 23時頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ


オー!
ハンカチも返さないといけないもんね!

[一緒に拳を突き上げる。
ノリが合うクシャミといるとそれだけで楽しい。]

着てみたーい!
普通に可愛いデザインしてるよね!

てか、キャラ付けなら語尾もにゃあかにゃんにしないといけないのでは?
私としてはにゃんを推したい

[両手でにゃんにゃんと作って見せてお返事。]

(219) kurobita 2018/11/10(Sat) 23時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[えいえいおー!>>219
 拳を突き上げ和気あいあい]


 なら、善は急げで小生のパーカーをお貸ししましょう。
 これでノッカ氏の可愛さと防御が5上がりますぞ。

 語尾を「にゃん」!!
 いいですな!!
 なら、今日は飽きるまで語尾をにゃんにするにゃん♪


[にゃんにゃんと両手で戯れながら。
 ノリと勢いで語尾を変更する。
 長い時代を生きていく中で、割と何度も口調や一人称を気分で変更しているので、衣替えのように気軽に変える。*]

(220) ゆき@青葱帯 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 研修生 キリシマ

おや、よく知っているね。
そう、スケキヨ、
確かに言われてみるとそうだな。

[ユージンが零したその感想には、頷いて。
 サイモンならマスク無しでもインパクトがありそうだ、やら、被害者役は極めて似合うな、やら、此方も化けて出そうな事を考えていた男だった]


[そして、]

(221) mimu175r 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 研修生 キリシマ


「っ、て……敵襲?!

 あああああもう終わりだ、太陽は沈みいや太陽は昇ってもう落ちる事はなくこの身は灼かれて灰になるだろう、
 我らを暴こうとする、悪魔……魍魎……生き血啜る鬼……は私か……
 嗚呼 むり しぬ

 私は……灰……」
 

(222) mimu175r 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 研修生 キリシマ

[ユージンに血を舐めさせて貰い95(0..100)x1秒後。突如として跳ね起きたサイモンは、よくわからないがとても混乱興奮している様子でそんな事をまくし立てて]

……君、灰じゃないから安心しなさい、
今のところ。
心配のあまり死んだ気になどなっては、
いつか早過ぎる埋葬をされかねないよ。

[男はそれを眺めにぽつりと――己のせいでそれが実現されかけていたなどとは知らず――忠告し]

無理矢理あの魔物にでも突っ込んでしまうか。
鎮静剤より落ち着くかもしれない。

[魔物とは無論、あの温もりの事であるが。
 冗談半分本気半分に、
 ユージンに呟きなどしてみたり、していたの*だった*]

(223) mimu175r 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[>>213墓守、と彼女は言った。
冬の夜、恐らく墓が近くにある海。
親しい人――愛した人の墓だろうか。
海風は湿気を含んでいて、小さな身体を冷やしただろう。
けれど]

そう、ゆっくり出来たのなら良かった。

[彼女は笑っているから、女も笑う。

以前に見て、感じた海を語れば、またロイエは眠そうにしている。
潮騒の音はリラックス効果があるそうだから、彼女は聞きながら眠ってしまうかもしれない。
生前に見ていれば昼間の海も語って聞かせることが出来ただろうが、女の生まれは山の方で、旅行を楽しめるような身分でもなかった。]

(224) 蒼生 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

――ふふ。
貴女の旦那さん、とっても素敵な方だったのね。

えぇ、えぇ、‘皆’で。
会った時に誘ってみましょう。
サイモンは渋るかもしれないけど、キリシマに協力して貰えたら心強いわ。

[シェアハウスの皆で夏の海を楽しむ。
それはとても素晴らしい事に思えた。

きっと楽しいだろう。
きっと長く覚えておきたい思い出になる。

東洋の文化は此方とは違うものも多く、網羅するのは難しい。
指切りは知らず。
こうするの?と、促されるままに己の小指を差し出した。*]

(225) 蒼生 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[スケキヨはネットで見たんだよ。
 イヌガミファミリーなんでしょ、などと
 どうでもいい相槌をしながら、
 男は救出されたサイモンの様子を伺う。>>222

 血を塗れば起きるんじゃね? とは
 安易にも安易過ぎる思考だったが
 果たして95秒後、その結果は表れた。]

(226) さねきち 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  敵襲?
  おいおい、60年前にトリップしてる?

[男は怪訝な顔をしてサイモンをみつめた。
 なんだかとても、興奮しているようだ。>>223
 こんな宗教家昔いたな、と男は懐かしげな顔をし
 冷静に対処するキリシマに感心した。]
 

(227) さねきち 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン



  お、おっけー。
  いいんじゃないかな。
  どうせ、この部屋においといても
  気絶するだけだろうし!
  まかせてよー。

[冗談半分本気半分で呟かれたそれに
 男は笑って頷いて
 暴れるサイモンを抱えて、ホールへ向かったのだった。]
 

(228) さねきち 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[サイモンの炬燵inチャレンジ! 
 サイモンが落ち着いたのは8分後*だったそうな*]

(229) さねきち 2018/11/10(Sat) 23時半頃

【人】 紐 ジェレミー

―― いつかある夜の ――
[君の話なら。ぜひ。
 そういう受け答え>>206で始まった言葉の連なりは
 相手の言うとは反対に、言葉はとても、理解し得た。]


  ふ、  ふふ、

 ――……  っ ふふ


[年経た吸血鬼の牙は、
 確かに、あの夜のヴェールに掛かった。
 ヴェールを開き、あるいは、引き裂き、
 出てくるのは眼前の食卓
 ――吸血鬼が吸血鬼、たりうる、人の生き血の滴るそれ。]

(230) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

[ それは、確かに、同一だった。
 同じ、吸血鬼の生の中にいて
 ――それでいて、食卓の隔たりはなお遠い。

 グラスに液体を注ぐのが、早かったら。
 戯れめいた忘我の理由など、添えていたなら。
 きっと聡明な彼のことだ。理解していた。理解し得ただろう。]

(231) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

[それがとても面白い。

 情は向けられないといった彼は、
 確かにグラスの縁を揺らした。

 水面に、波紋を作ったのだ。]

(232) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

 死んだ人間の、ユージーン。
 今生きている、吸血鬼の、君。 

 「おはよう」。

      [>>210そうは言えない、といった相手へ。]

 そう言いたかったのは、俺だ。
 俺から起きているユージーンへ、言いたかった。
  微睡にすべてを受け流すなんて、
  ゆれる感情に怠惰なものなんて、俺は好きになれない。
 
  そんな、生きていないものは好きになれないよ。

(233) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

[組み合わせた手指が離れていく。
 中空だ。
 二つばかり浮かぶ三日月の下、開く指の間には何もない。
 ただ夜の奥のように広がりがある。
 身の内まで続くような、広がりが、
 グラスの中に降り積もらせるつもりだった、
 無色の、時間だけが、そこにある。

 グラス揺れたときだけ、
 衝撃にふさわしい波紋を浮かべるそれが。ただある。
 ヴェールのこちら側にあるのは、単なるそれだ。]

(234) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

 君の言ったことのうち、
 俺の認識と同じくするものがある。
 「優しくて、丸くって、何の棘もなくて
   あんたがみんなを
   そういう目で見つめられる世界に、いて欲しい」

 それはただしい。
 俺は「この城のみんな」を好ましく見ていたい。

(235) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ――……、ただ、
 それは俺がいる“世界”ではないよ。

 そこは随分と色が苛烈で、時間が過ぎるのが早いんだ。
 俺の居場所はそこじゃない。
 隣接――しているとは、思いたいが、
 どうかな。
 「答え」が分からない。
 

[頭痛がする、といった。
 言葉で表される「苛烈な世界」のことのように、
 一人用のチェアに腰かける今現在を表すかのように。]

(236) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

 だから、 
 君のその問いの大部分に>>216>>217
 ふさわしい「答え」が

[すこしく、愉快気な――
 愉快気に見せられることを知っている顔をして、
 ジェレミは手を伸ばす。炭酸水だ。
  透明なグラス、
  そのうちにあらかじめあった酒精は薄まって
  適した量を超えてもなお、瓶の傾きは直されない。

グラスの縁を超え、チェス盤に水が届き、ようやく瓶の傾きは無造作に直された。
酒精はそのうちどれほどが残っているのかも判然としない。
特に感慨もない視線が、グラスから、眼前の「吸血鬼」に戻り、眺める。ただ眺めるに近いそれは、けれど、確かに、瞳の中に、鏡のなかに居場所がない吸血鬼を移り込ませる。]

(237) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

 もう、ここにはない。忘れてしまったか。
 ――君のいうように、捨ててしまったか。
 それすらも定かじゃあない。

 ……困ったことに、
 取るに足らない「答え」>>2:47をしたのは俺の方だ*

(238) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

― とある夜 ―
[繁華街の裏路地に女の悲鳴が響く。
 迫るのは下衆な人間の悪漢共!

 『誰か、助けて……!』

 追い詰められた壁際、迫る魔の手。
 女は成すすべもなく凌辱されてしまうのか?
 この世にヒーローはいないのか?

 NO!答えはNOである!]


 正義の味方、小生参上!!


[ビルの上からヒーロー参上!
 猫のように身軽に飛び降り男に跳び蹴り。
 疾風のように悪漢共を成敗していく]

(239) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[やがて足元に転がる気絶した悪漢共の山。
 へたり込む女に歩み寄るにんまり三日月]


 大丈夫ですかな?


[ほっとしたように笑う女に手を差し伸べて。

 『ありがとうございます……』

 なんて、手を握られ潤む目で言われたのなら。
 にんまり口元がきらと牙を覗かせ]


 では、報酬にあなたの血を頂きますぞ。


[そして引き寄せ、喉元に牙を寄せ――。
 女の悲鳴がまた響き渡った]

(240) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[とたんっと吸血後の体も軽やかに。
 気絶する人間達を後に猫は気ままに歩き出す]


 神と同じく正義のヒーローもベガスで休暇中。
 ならば、小生が正義の味方になりますぞ。

 お代はあなたの血液一噛み!
 ダークヒーローここに推参、ですぞっ!


[闇の中で遊ぶ。
 五百年待ち続けた恋への腹いせのように。
 今度は自らが正義の味方と嘯いて。

 それくらいの”悪”戯、許されるだろう?]

(241) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ── ええ。
  優しくて、臆病で、夢見がちで。
  夜に転がっていたわたしに一目惚れしてくれた、

  ……たったひとりのおとこのひとだった。
 
 [ ゆめうつつの、おんなのこえ。

  まるで、そう。
  実の娘に、馴れ初めを語る母のような。 ]
 

(242) mayam 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

 

 にゃおん♪


[片手を猫のようにくるん。
 そうして悪戯猫は夜の闇に消えて行った。*]

(243) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 皆で!
  その提案に彼女は同意してくれて>>225
  おねーさんはやっぱり、にっこりと笑うのだ。
  
  長い長い時を生きる吸血鬼、
  たった数日、数時間の出来事でも、きっと。
  素晴らしい思い出になるって、
  そんな確信すらあった。

  細い小指を絡め取り、ふわりと揺らす。 ]
 

(244) mayam 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  "ゆびきり、げんまん"!

  ……ねえ、ベッキーちゃん。
  この御約束、嘘ついたら、
  針千本飲まないといけないんですって。

  …東の国は物騒よね。
  炬燵を作った国とは思えないわ!

 [ 揺らした指をぱっ!と離して、
  それからけら、っと 笑い声、ひとつ。

  ── 渋ったらサイモンちゃんに飲んで貰う?
  
         …なぁんて、冗談です* ]
 

(245) mayam 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ――…… 君は聡明だ。
 俺よりも、ずっと。
 だからかな、「君のなかの俺」は、君の世界にいるんだろう。
 君の、100いくらかを生きた、鮮明な世界に。

 すまないが、――いや、謝ることじゃないか。
 俺はそこに立ちえない。

[指の組み合わせがほどける前に、告げること]

(246) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー


――可愛い人。
守ってあげたくなるような人だったのね。

[>>242ロイエの夫について語るのを聞きながら、女はうっとりと目を細める。

そこからは彼女の愛情が感じられて、こそばゆい気分にもさせられた。
まるで、母親に惚気話を聞かされたような気分だ。]

(247) 蒼生 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[>>244その素晴らしいアイデアを実現させる為には、
人の事以外でも、用意しなければならないものがある。
けれど準備する時間すら、きっと楽しい思い出になるのだろう。

城の主であるナタリアに使えそうなものがないか聞いた方が良い。
あるもので代用出来るなら、その方が良いからだ。

そんな計画を立てながら、絡んだ小指は優しく揺れて、]

(248) 蒼生 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

まぁ、そうなの?
千本も飲んだら、お喋り出来なくなってしまうわ。
東洋はそれだけ約束事に厳しいのね、きっと。

でも大丈夫。
きっと約束は果たすわ。

[>>245指切り、を終えた後に明かされた約束を破った罰は想像以上に重かった。
それに素直に信じ、驚きながら、
けれど次の瞬間には自信満々で胸を張っていた。
約束は必ず守る、と。]


ねぇ、ロイエ。
今からとっても楽しみね。

[向けるのは、*花の綻ぶような笑み。*]

(249) 蒼生 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

―― ある夜に ――

   ……何がおかしい

[男は尋ねる。
 まだ、たかだか100しか生きていない男は
 その笑みに含まれる何かを探る。>>230

 けれど2000年の隔たりは遠く
 全てを理解するには、男の生はあまりにもちっぽけで
 今しがた告げられた「おはよう」を
 怪訝に見るしかできない>>233

   ――――……

[それは、あんたが生きていないから?]

(250) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
[そう聞きかけて、やめた。>>234
 その手の中には、何もなかった。
 何も。
 そこで男は理解をする。
 ――自分の「世界」に生きていてほしかったのは、
 ジェレミの方ではなくて、
 男の方だったのかもしれない、と。

 知らず、手を伸ばし得る領域にいることを
 願ったのかもしれないと。]
 

(251) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


[言外に示されたことは知らねど わからねど>>-323
 そこに自分の居場所はないのだと語る彼の様子を
 男はじっと見ていた。>>236

 傾けられる瓶に瞬いて、小さく息を呑む。
 零れていくそれら、飽和するそれらは
 まるで時間によって
 薄められていく感情を意味しているかのよう。

 器は――
 時間を満たした器は、
 あたらしく酒を注いだとしても、零すだけ。
 ああ、生きた時間が違いすぎるのだな、と
 男は漸う理解した。

 男の目には、水鏡に己の姿は映らない。
 けれど、眼前には確かに歳を経た吸血鬼の姿がある。]
 

(252) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


   答えがないのは、知ってる
   答えがでるはずがない

   俺があんたの立場で答えるなら、そうだから

[向ける情はないといった。
 言葉どおり、無い。愛は、ない。
 けれどジェレミに対し苦いものは存在する。

 多分それは、自分が「こうなる」可能性を
 ジェレミに見出しているからだ。

 新聞、折りたたみ式携帯、スマートフォン、と
 うつりゆく世界を眺めていても
 気を抜けば他人事になりがちな男だ。
 おそらく、もう200年ほど生まれるのが早ければ
 「こう」だったのではないだろうか、と思う。
 ……思わないために、わざわざ死にかけたりするわけだが。]
 

(253) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


   憎んでほしいのは、俺があんたを憎むから
   愛と憎しみってよく似てるらしいけど全然違う
   憎しみってね、相手を変えたいと思うときに
   生まれるんだってさ

   変えたい、ってことは
   手が届く範囲にいると思ってるってことで
   少なくとも俺の中で、
   あんたは「俺の世界」にいるのかもね 

   その理屈で言えば
   俺を夢から醒ましたがったあんたも
   俺を憎んだことになるけど

   別に、そうでもないのかな?
   ……わかんないか? 忘れちゃった?

[苦笑した。]

(254) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


   ね、ジェレミ。
   多分俺はあんたより先に死ぬよ。
   あんたはまだまだ生きていくんだろうね。

[多分、事実として、そうだ。
 男は長生きできる吸血鬼ではない。
 ――そういう体質、という意味では無くて
 そういう、性格だからだ。

 多分置いていくなあ、と思うので
 男は、訳知り顔で、
 ジェレミにとっては「居場所が無い」らしい世界から
 こう物申すだろう。]
 

(255) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

  
   覚えてたらさ。

   あんたが、他の奴らよりすこしだけでも
   大事なひとが――

   長い時間を寄り添えると思ったひとが、
   できたときに、聞いてごらんよ
 
   「あなたはどうして生きてるの」 って 

   多分それが、
   なくしてしまったあんたの居場所を教えてくれるよ
   あんたがどれだけ否定したって分からなくたって
   忘れちゃったって、さ
 

(256) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


   あんたの世界に俺はいないけど
   俺の世界にはあんたがいる。
   多分、他の奴らの世界にも、あんたはいる。
   

   頭痛してきたなら、何より。
   ざまあみろ、って感じ。

 

(257) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


[男も先ほどから頭が痛いが、それはさておき
 炭酸水が溢れたジェレミのグラスを一瞥する。

 男はそれを一瞥し
 いとも簡単に手をのばし、
 薄くなりすぎた それ を干した。]

   ……まあこれも、悪くはないけどさ

[男はくすくすと笑う。
 満たした時間は、いとも簡単に空になる。
 空であれば、満たしたくもなるだろう。]

(258) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン

[その中身がただの水か酒かを選ぶのは
 所詮、そのひと自身なのだから。
 
 男にはジェレミのそれを選ぶ権利は無い。
 けれど、少しでも、
 濃い「感情」であればいいなとは思う。
 次にグラスを満たすものたちが。
 からっぽな魂を暖める何かであれば、いいと思う。

 なので、腹いせにジェレミのグラスに
 もう一回酒を注いでおいた。
 にっこり、笑って]

   どうぞ?
   てか呑めないの? 案外チキンだな

[言葉にしないとわからないなら、するまでで、
 男はそう言い放つとけらけら笑って、

 ゆるりと、調度品を運び出す手筈を整えだすだろう。*]

(259) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時頃

【人】 渡し船 ユージン


  [――いつか聞いた事があった。
   あるいは、勝手に知ったのかもしれなかった。
   海の傍に>>127 女が愛したひとの墓があると。]
 

(260) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン

―― 長い夜 ――

[夜の海の不気味なさざめきを聞きながら、
 男はその墓石を遠くから見ている。
 城を出て何日が経ったのかも知れない。
 随分と長い時間を歩いている。

 いくつもの火傷痕を体に刻んだその男は、
 見つけたその墓石の群れをだまって見下ろしている。
 吐きそうなほどの忌避感を、堪えていた。

 手のうち、かさりと包みが鳴った。
 それをあければ、女の指がひとつ入っている。

 ざざ、ざざ、と鳴る潮騒を背に
 男は淡々と墓石を見下ろしている。]
 

(261) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[墓石を前にして
 大きな戦争があったことを思い出す。
 灰色の戦争が。
 神の教えを説いても所詮、
 人のエゴで人が死んでいく、そういう戦争が。
 

「神は死んだ」と説いた哲学者がいたが
 そういう灰色の時代にあって十字架は確かに意味をなくし
 そういう時代に牧師となるべく生まれて
 …………男もまた、生きる意味を捨てた。

 夢から醒めてしまえば――
 「吸血鬼」として、生きて返ってしまえば>>233
 もうこの手には、執着しか残っていない。
 自分を「ひとでなし」にした女への執着しか。]

(262) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[……男は、女の指を、そっと見下ろした。

 本当は、埋めてやろうと思ったのだ。
 さいごまで執着を捨てられなかった
 愛する「あなた」に一部だけでもあわせてやるべく

 その場所に、埋めてやろう、と思ったのだ。
 けれど。]
 

(263) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
    ……あんたが、全部悪い

[気が変わった。
 男は小さく呟く。呟いて――
 茶色く酸化したそれの爪先から根元までを、
 静かに、時間をかけて、喰らった。

 それは見せつけるようであった。
 それは誓うようでもあった。

 随分と昔に死んだものに対して、
 無駄すぎるともいえる、あがきだった。

 けれど咀嚼した骨は口内を傷つけ、痛みを齎し
 飲み込む血肉は美味ではなく不味さを運び
 確かに、そのひとを感じたから]
 

(264) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  [  たしかに、そのひとを思うとき
     いたみと共に、いきていることを感じるから ]

(265) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[男は最後まで、その愛の証を食いきって、
 たんたんと、遠くから、十字架の群れを見下ろす。

 真っ黒な海が月明を反射している。
 なまぐさい海風が鼻先を擽っていく。

 ――……戻ったら
 愛の証を落とされた女は、死んでいるだろうか。
 いきているだろうか。

 死んでいたなら、きっと、
 男はこれだけを抱えて生きていくのだろう。

 いきていたなら――……
 まず、どんな顔で会えばいいのかわからないが
 指をなくした女が男に何をいうのかが見ものだなと思った。]

(266) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[いずれにしても。
 停滞していた時は、動き出してしまったのだから
 男は「祈りもせず」に踵を返し、来た道をいく。
 
 ――夜闇を。
 どこまでも続く、冷たい道を。]
 

(267) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[ナタリアのシェアハウスに帰ったのは
 きっと、夜も遅い頃。

 誰に挨拶をすることもなくキッチンに入り込んだ男は
 あの日のように、苦いカフェオレを作っている。**]

(268) さねきち 2018/11/11(Sun) 01時半頃

【人】 研修生 キリシマ

― 主ならぬ神
  父の子ならぬ父を
  祝う席にて ―

[吸血鬼などという存在には相応しからぬ祝祭の、その代行、対抗にて、行われる、世紀より永らえる者の祝いにて。
 魔物なる四角、炬燵の一辺にあって、男はきっと些かぼんやりと、周囲の会話を聴くでもなく聞き、光景を見るでもなく眺めていた]

……、

[吸血鬼は、人間とは明確に異なる生命であり、だが、それが人間からなるものなれば、共通する部分も多いものである。
 ――酒による酔いについては、
 共通の枠に入れ得る一つと思えた]

(269) mimu175r 2018/11/11(Sun) 02時半頃

【人】 研修生 キリシマ

[そう思える、実感として認識する由は、他ならず、男が酒に弱い質であるというところだ。少しも飲めないような下戸ではないが、しかし、軍医殿は云々と当時度々からかわれた程には、まあ、弱かった、

 目の前の、氷の溶けゆく透明満ちたグラスを眺める、 からりと一つ音が鳴った、
 蒼白にも僅か、ごく僅かにも血色を増して、
 顎下へ下げたマスクを戻すも忘れたままに]

……神の子とて、神とて、
無論仏とて、
無縁という以上の縁はないだろうが。

[独りごちる、本来の祝祭を頭によぎらせて、
 長く細い指で、
 意味もなく、
 蜜柑を積み上げていた*]

(270) mimu175r 2018/11/11(Sun) 03時半頃

【人】 紐 ジェレミー

―― いつかある夜の ――

 君とは、同じ食卓についても
 おなじものを食べても
 ……なお、どうしても隔たりがあると知れた。
 俺は、多分、それは面白いと思ってる。きっと。
 ……そういう「感情」だったと、思う。これは。

[>>250尋ねる言葉に返した裏側に、
 さきほどの“気づき”がある。
 食卓を挟んで、こちらとあちら。

 片側には、“死んでいるも同然”の
 「人形」と「吸血鬼」がある。
 死んでいるも同然、ただ死んでいない。脳は動いている。
 ただ生きていないだけで、死んでもいない二つが並んで
 眠ってやいやしないから漫然と開いた
 瞼の奥で、もう片側を眺める。
 片側までの距離は、机一つ分より随分遠くなってしまった。]

(271) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー



 君はとても難しい。
 なんでかな、俺の論理のなかに君の行動はない。


[ジェネレーションギャップ?
 20世紀を超えて、異文化コミュニケーションに近しい。]

(272) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[しばらく思索のうちに、
 彼の言葉を引き込むような間がある。
 ひとつひとつを咀嚼している間、
 グラスの一つは空になり、その感想>>258
   「バーテンをこじらせると、
    舌も馬鹿になってしまうのかな」
 と己が被せた液体の意味も省みない言葉を投げもし、

 >>259この部屋を訪れるまでは聞かなかった類の
 彼の笑いにも、言葉にも耳を傾けながら思考を続け、
 ようやく。]


  君は俺を憎むという――


[と、考えた結果の、道筋の始まりを口に出した。
 この幾星霜をも、覚えている限り振り返ったけどね――
 と添える言葉は視線の向きも相まって
 注がれた、グラスの酒精に入り込むようにもあった。]

(273) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 君は俺を憎むという。

 それも、俺には“情”だ、
 向けてくれるなら愛らしいと思うが……
 君の行動にそれがあるとは、少し思い難くもある。

 分からないなりに返したくもあるが、
 狩人たちみたいに殺そうとしないなら
 ――それでもあんなに身を焦がす
 あれらも、やっぱり可愛らしいけれど――
 せめて行動だけでも返せやしない。

 どうにかして
 君に「ざまあみろ」と言い返せるよう
 練習したほうが、よほど、
 君が死ぬより前に返せそうなくらいだ。

(274) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[とはいえ、そんな心無い罵倒など、
 音にするジェレミのほうが
 微笑みを零しはじめそうで期待には応えられない。

 いっそハンターであってくれれば。
 その脳髄にも、
 心臓にも牙を突き立てれば返せるものがあったのに。
 実際に、その脳であれば、触れてみもしたかったが。
 古城のみんな。に含まれる彼へは、
 持ちえない選択肢となった。]

(275) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 ……だから、
 俺の“理屈”で言えば
 君の憎悪は。

[相手の>>254論法に合わせるように
 詳らかにするのは、自分の行動もあわせて。]

 「一番君の、生きている姿を見たい」。
 「君の開いた眼目で、ちゃんと相手を捉えてほしい」

 相手の望みも、スタンスもないがしろに瞼を開かせる、
 利己的な「好意」で、――……愛だ。
 身勝手で一方的で、省みない。反抗的な愛の類。

[すこしく笑いに緩めた口端には、やはり、
感情のなにもかもを食い物にする吸血鬼の牙がある。
その牙の奥で、やはり可愛らしいのだと、声もなく。]

(276) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[言葉を落とすようにしたグラスのうちは
 だって言葉だ、その水面は揺れもしない。
 ジェレミは代わりに視線を上げた。

 どんな顔をしているのか見たくもあって、顔を上げ、]

(277) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー


 だから、ね。
 君が嫌がろうと、死ぬまで。
 俺はきっと君が好きだよ。

 君が憎むならその分だけ。
 この身の内に、それを積もらせておこう。

 きっと君が死ぬとき。
 鮮やかな世界にいるまま、俺を置いていくときは、、
 いっそ鮮烈にこの虚ろを揺らしていってくれ。
 しばらくは君のことを忘れられないように。 


[きっと、眼前の彼はこの部屋に置けるようなものはなにも残さない。
 であれば、己の“認識”した愛とやらを
 このヴェールの内側に引き込んでおくくらいしか、ないだろうから。]

(278) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 ……、――
 とても悲しむだろうその日を、心待ちにしている。
 一番たしかに、君への情があったと知れる日だ。
 君が確かに愛しかったと、
  それまでより一番つよくと思える。
  その時が。待ち遠しい。

  ―――……
  胸の痛みすら忘れてしまった頃に、
  君の言葉>>256を思い出そう。 
  君の声を、忘れてしまわない限りは、きっと。
  先の問い>>216の一つにも
  ようやく答えられるだろう。

(279) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[これは、彼が部屋を出る直前、投げる言葉。
 片手で前髪をかき上げ、
 寄せた眉根をあらわに天を仰いだ]

――……話過ぎてしまったな、頭痛がやまない。
さらに押し付けられた酒もある……ひどい仕打ちだ。
いや 飲むさ。飲める。
……薄酒飲んでいい気になる輩には、
二千年由来の酒の飲み方でも教えたいところだからね。

(280) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

【人】 紐 ジェレミー

――、見送りも荷物運びの手伝いもはできないから、
代わりに聞こう。
この部屋を出る君の背に向ける挨拶はどちらがいい?

もう起きている君と相まみえることないとして
あるいは、
……一瞬でも「未来の君」の現身たりえたものとして。


  君に送るのは、
  「さようなら」のほうがふさわしいかい。


[彼の道行の果てに、
 この姿がないことを祈るための言葉としてなら、
 格別の言葉を、選択肢として*あげて*]

(281) ghoti 2018/11/11(Sun) 04時半頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

ghoti 2018/11/11(Sun) 05時頃


【人】 姉妹 ロイエ



   [ 不揃いな指先のおんなが、其処に居た>>268。 ]

 

(282) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ─── 随分、不味いものでも
        食べた顔をしているのね、"坊や"。
 [
  ── お出かけ最中に下手物でも食べた?
  ── 火傷なんて沢山しちゃって、
     悪いおんなのこに引っかかった?
  
  踏んでいるのかわからない声を続け、
  あれから、数日。
  泣き疲れて、眠り疲れて、更に細くなったおんなは、
  キッチンへと静かに歩む。
  
  表情は、……確かに笑顔ではあったのだけれど、
  疲れている のか、
  憑かれている、のか、
  とにかく常とは異なる何かを纏って、ぽつ、 ]
 

(283) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  …おねーさん
  あれから夢を見なくなっちゃったわ。
  でも、── そうしたら、どう生きたら良いか、
  分からなくなっちゃった。
  
  別の意味で 夢の中に居るみたい。不思議ね。
  ……夢から覚めた気がするのに。

 [ スティックシュガーをおひとつ、
  不揃いな左手でつまみ上げる。 ]
 

(284) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 血なんて、もう出ない。
  切り離された愛の証は、綺麗に塞いでもらった。
  …きっと、腕が良いのだろう。
  まるではじめから無かったみたいな一本。

  シンクに凭れ、
  きっと出来上がっていた、カフェオレのカップの隣、
  スティックシュガーを 置いて。

      空いた左手がおとこへ伸ばされる。 ]
 

(285) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ



  おねーさんの 愛の証は、
  貴方に向けられない愛の証は、
  …きっと舌には合わなかったでしょう、坊や?

  百年以上、ちゃんと両目で見られないで、
  他の男をずぅっと見続けていたおんなの指なんて、
  きっと "下手物"よね?

 

(286) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 年上の吸血鬼は、
  ましてや"坊や"の"母"でもあるおんなは、
  おとこのくちびるに左手を添えた。

  其処にあるのでしょう、と、見透かすように。  
  亡くした薬指で、在処をなぞるように。

  あの日、あの夜、
  "あなた"とうたったくちびるは、弧を描いて、 ]
 

(287) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ─── キスして欲しいなんて、言ってあげない。
  貴方が泣いて請うてくるまで、
  もう させてなんてあげないわ。

 [ こんな言い回しでも、怒っている、とは違った。
  "怒っている"という表現じゃあ しっくりこなくて、
  じゃあ一体何なのだろうと言われても、わからない。

  わからないから、先ず、
  誰のために作られたかも分からないカフェオレを、
  奪い取って持ち帰ってしまおう。

  赤色をけしてしまって、
  染まったシーツだって取り替えてしまった、
  そう 何事も無かったかのような、おんなの部屋で。

  右手で取ってしまうのは、
  ……ほら、"全部"揃っているから。 ]
 

(288) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 指の間にスティックシュガーを挟み、
  カップを持ったおんなは、

  去り際、
  またね、とも、おやすみ、とも。
  良い夜を、とも言わなかった。
  ……あいしてる なんて、とても言えない。

  夢の世界で眠り続けたおんなは、
  現実に引き戻されて、未だ、きっと、
  宙ぶらりんの状態だから、
  ……言葉の意味もよく分からなくなって、

  きっと、うまれたての"ひとでなし"だった。 ]
 

(289) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 蛹と蝶は、同一足りえるか。
  生者と死者は、同一足りえるか。

  夢の中の生き物と、
  現実に戻った生き物は、同一足りえるか。

  ── こうなる前と、こうなった後は、
        果して、同一足りえる のか、

  おんな自身は、分かっていなくとも、
  きっと、このときに限っては別人だったのだと思う。
  外見はこの先戻ろうとも、
  調子だって、"おねーさん"に戻ろうとも、

  こころのうち とか。他だって そう。

  おとこが何時か聞いていた *足音だって* ]
 

(290) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 渡し船 ユージン

―― いつかある夜に ――

  そう。

[男は片眉をあげ、
「隔たり」があると言ったジェレミを見た。
 机一個分くらいの距離しかないそこに、
 2000年の時間を経た吸血鬼は隔たりを見出すという。

 あるいは。
 頭蓋を隔てる骨は、
 あらゆる時間よりも距離をもっているのかも。

 男はふとそんなことを思ったけれど、
 相手が別のいきものである、ということに
 まだ、楽しみを見出せるほど老成していないので
 少し怪訝そうにジェレミを見つめ返すばかりだ。>>271

(291) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン


  あんたの行動は、想像に難くないけどね?

[だからわからないのだと笑う。>>272
 男から見てジェレミは地続きの未来だったから。
 きっと、言葉にされない断絶が、
 そこにあるのだろうと知りつつも]

(292) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン


[ 「好き嫌いしてたら相手の好みも
   知れないでしょう?」と
 舌がすこし馬鹿になったバーテンは
 一笑に付した。>>273
 ようやく、零された一言に耳を傾ける。

 随分と遠い昔まで遡ったという彼は>>273
 男がジェレミへ向けるものを、「情」だという。>>274
 けれど、「分からない」ものであると。]

  ざまあみろと言ってるあんたは見てみたいけど
  相当似合わないだろうな

[相手の痛みをせせら笑うだけの感情が、
 鈍磨した心に芽生えるかが疑問だ。
 ジョークとしていうなら、さまになるだろうが>>275]

(293) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン

[――いっそ、自分がハンターであったなら。

 ただしく、彼を憎めただろう。
 ただしく、彼の遠い頭蓋に銀の弾丸を撃ち込んだだろう。
 ただしく、死んだ生に生を自覚させただろう。

 その鼓動が誰のためにあり、何のために続いていたのかを
 自覚する瞬間も、齎せたかもしれない。

 けれど男はハンターではなく
 ジェレミの見つめる
 「城の皆」の領域の中にあるものだから
 それは、できないのだ。]

(294) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン


[男はその言葉を聞いて、肩を竦める。>>276
 少し動揺したような、嫌悪したような表情で]

  ……愛なんかじゃないよ
  そう、愛なんかじゃない

[言葉でグラスは揺れない。
 けれどたかだか100年程度しか生きていない心は
 簡単に言葉で揺れてしまう。
 続く言葉に、黙って耳を傾ける。>>278>>279
 男の顔は、笑ってはいない。]

[見返りもなく、見守って、好きだと思い続ける。
 それが愛なのだと思う。
 例えば、いましがたジェレミが見せたこれを。]

(295) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時頃

【人】 渡し船 ユージン


  俺はあんたが嫌いだよ、ジェレミ
  どうやら見透かしていたようだけれど 

[反抗するように呟いた。
 多分、きっと、その日のどの瞬間よりも
 男は「傷ついた」顔をしている。

 ゆっくりと、笑顔をつくった。]

  だからね、あんたが俺を好きだと思おうが思うまいが
  俺はあんたを憎み続けるよ
  あんたのようにはならない、って思い続ける

  そのくせ、多分、視界の端に
  あるいは俺が吸血鬼である瞬間に
  あんたを、思い出すんだろうね

  それがとても とても 忌々しくてたまらない
 

(296) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[本当は、
 この心の裡に、あなたを住まわせるスペースなぞ
 つくりたくはないのだとごねる。

 いっそ殺せてしまえればいいのに。
 殺せないから。
 殺すには、あまりにも言葉を重ねすぎたから。]

  ――死ねる日を心待ちにしているよ。
  あんたの愛から逃れるその日を。
  あんたが俺をがらくた以下にして、忘れる日を。

  その日に初めて思えるだろう。
 
  あんたを愛してたんだなって

*

(297) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[――>>280

  はは、いいじゃん。
  あんただってよっぽど「寝てる」ようなものでしょ
  ちょっと頭痛で目を醒ましたほうがいい

  ちゃんと飲みなよぉ、その酒
  薄めないでさ

[男は軽薄に笑って、まとめた荷物を運ぼうとする。
 それから、投げかけられた言葉に
 ぱち、と瞬きをして、

 ふふ、と小さく笑った。]
 

(298) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
   ――のたれ死ね、クソ野郎
 

(299) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【人】 渡し船 ユージン


   くらいパンチがきいた言葉でいいんだよ?
   いわれもしないのに
   勝手にあんたと同じ食卓を囲んだ若造だ
   別れの挨拶なんか、似合わない

[それでも――]

   ここにふさわしいというなら、投げかけてよ
   「See you」じゃなくて「Goodbye」の方を。

   何せ、当分、俺は「起きている」予定がない
   ……起きてたら短いだろう寿命が更に縮まるからね
   あんたに「おきて」会うのは、きっとこれが最後だ

(300) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[そういって、男は踵を返す。]

   じゃあね、ジェレミ

   長い夜に、あんたの幸せがありますように

*

(301) さねきち 2018/11/11(Sun) 13時半頃

【人】 渡し船 ユージン

―― 長い夜に ―― 

   ………痩せたね

[男は、手元のカップに視線を落とし、注ぎ込み
 女の方を一瞥もしないまま>>283
 ぽつり、と零す。

 まるで すこし ひとが変わったよう――
 そのようにも見える女は、
 スティックシュガーをひとつ摘み取り、
 男に言葉を投げかけ続ける。>>284

  何百年も生きてきたのに
  赤ん坊みたいなことを言うんだな、あんたは

  夢から醒めても、また夢?
  ……はは、

(302) さねきち 2018/11/11(Sun) 14時頃

【人】 渡し船 ユージン


[なにそれ、と男は笑う。
 きっと、この何百年もこの女は夢に縋って生きてきたから
 生き方が、わからないのだろう。

 その事実にどうしようもなくねたましくもなるし
 それを奪ったという事実に、
 暗い笑みも浮かぼうというもの。

 けれど痛ましくもあった。
 そういうものを、自分は奪って
 この人をどうしたいのだろう、と悩む心も]

[懊悩は、指のかけた手によって拭われる。
 唇に添えられた左手を、男はぼんやりと見た。>>285

 食った事など――
 このひとには、お見通しということか。
 自分を自分たらしめた、この母には。>>286

(303) さねきち 2018/11/11(Sun) 14時頃

【人】 渡し船 ユージン


  ……
  ちゃんと俺を見もしないで
  他の男の夢を追いつづけた女の指?

  不味かったよ。
  けど、悪くは無い

  ごめんね。俺が食べちゃったから
  あんたには取り返す術はないね

[はらわたを掻きわけたって、溶けた後だろう。
 だから男は少しだけ愉快そうに笑う。
 ――女の唇が弧を描く、ので
 男はその表情に焦がれるように目を細めた。]

(304) さねきち 2018/11/11(Sun) 14時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
  ふふ、怒ってる? それとも憎むかい?
  いいよ。あんたがさせてくれないなら
  勝手にこっちからするまでだ。

  ――大体、何年生殺しにされてきたと思ってる?
  あんたが好きだって思いを抱え続けてさ

[男は笑いながら、言葉に怒りを滲ませた。
 けれどこれはこれでいいのだろう、とも思う。

 ねじ伏せて、力のままに、女を思い通りにするなんて
 それこそ、後悔で陽に焼けて死んだっておかしくない。

 だから、奪うのは「過去」までであって
 「未来」はこれから塗り替えればいいと思っていた。]

(305) さねきち 2018/11/11(Sun) 14時頃

【人】 渡し船 ユージン

  
   何百年とあんたと一緒だったから
   忘れてたよ
   遮光が下手だったことも
   結構うかつに銀に触っちゃうことも

[まだすこしひきつれて痛む火傷は、旅のあかし。
 銀のアクセがつくった火傷ではなくて
 一度、女から離れて旅をしてみた結果。

 それだけは告げておこうと思った。
 何せ浮気していたなどと思われるのは癪なので。]
 

(306) さねきち 2018/11/11(Sun) 14時頃

【人】 渡し船 ユージン


   …………

[男は、去っていこうとする女の長い髪を掬う。
 そうして黙って口づけた。

 それが悟られていようと、悟られていまいと
 何も言わずに去っていく女に、
 ああ、拗ねてるなあ、と思って苦笑し
 この言葉を投げかける。]

   あいしてる、ロイエ。
   これからも、これまでも。

 

(307) さねきち 2018/11/11(Sun) 14時頃

【人】 渡し船 ユージン


[たとえば、あなたがくれた痛みも
 愛おしさも、すべて。]
 

(308) さねきち 2018/11/11(Sun) 14時頃

【人】 渡し船 ユージン


[故に、男は去りゆく女の背を見届けてから
 もう一杯だけ、カフェオレをこしらえた。

 スティックシュガーは一つ分。
 常日頃飲むよりは甘いそれを、
 舌になじませるように、長い時間をかけて*]

(309) さねきち 2018/11/11(Sun) 14時頃

【人】 紐 ジェレミー

[あのとき。
 この部屋から生きた存在がひとつ、減るとき>>301。]


 ――……  farewell and goodbye 



      どうか永久に、君の生が鮮やかなままで



[その時間を止められますよう。
 おわりない道の先に、
 すべてを零れ落とす脳も虚も得ないうちに。

 紡がれる言葉、あのホール>>2:135から発され
 古城に満ちた音を脳裏になぞるようにある。
 暮れ始める帳を引きおろす、瞼の上に落とす唇にも似て]

(310) ghoti 2018/11/11(Sun) 17時頃

【人】 紐 ジェレミー

[――生きるのなら、降り積もる時は途切れない。

 だから いつか。
 “線”>>-362を超え、生き延び、
  彼が虚を得たときを描いても。

 語る言葉がどれほど近しくなるかを
 夢想しても、そう、夢幻だ。
 足を踏み外すことのない、
 ただ歩みを重ねつづける自身は やはり眺めて
 不可解な脳髄に爪を立ててみたがるばかりだろう。

 だから別れの挨拶は「さようなら」。
 もう会うことはない。
 ただヴェールに傷跡を添えた邂逅が終わる。
 歩むその“時間”が隣立つことのない彼へ、
 それでも、同じ言葉を交わしてみたかった、と
 隔たりのある時間へ少しの――
 愛とも、彼の言う“憎しみ”ともつかぬものを混ぜ入れた]

(311) ghoti 2018/11/11(Sun) 17時頃

【人】 紐 ジェレミー

[扉が完全に締まりきるのを眺める。
 扉の向こうに消えてしまった「顔」>>296はもう、
 どれだけ見ても再びは現れない。
 さよならは告げてしまった。

 貼り付けられた笑顔よりか、
 そちらのほうが随分と愛らしいのだから、
 彼が“憎む”というなら、それでいいのだろう。

 咀嚼された“憎しみ”が愛に代わってしまい、
 やはり、返せるものは憎しみではないのだが。
 だからもう一度。]

(312) ghoti 2018/11/11(Sun) 17時頃

【人】 紐 ジェレミー

 さようなら。


      ……、 くそ  がき 、  ? 


[音だけ真似た、にしても、
 もう少し練習が必要だった四文字。

 言葉が扉に跳ね返ってくるタイミングでの発声は
 言葉に見合わない緩やかさも
 かるく笑む口端をも伴っているのだから、
 届かなくてよかった。

 そのあとに零れ始めた笑いだって、また。
 言葉には似合いもしない音となる。]

(313) ghoti 2018/11/11(Sun) 17時頃

【人】 紐 ジェレミー

[零れる笑いに合わせて 手にしたグラスは揺れた。
 くつくつと転がるような声音がにじみ出て
 酒精が縁を越えたがる。越えたがる、けれど。

 この肘掛けチェアにだって、まだ情があるので
 零すわけにはいかない。

 生きた、鮮明な存在がいなくなった部屋で
 ジェレミは笑っている。
 そういうものばかりだ。この部屋は。
 まだ忘れ得ぬ情が、記憶がある品々がならぶ。
 そうやって外部から本来以外の意味を与えられてようやく
 ここに並べられる品々。
 捨てられず、あることを許される。
 それらに囲まれる、ジェレミもまた
 外から与えられる意味がなければ――――
 忘れられたことすら忘れられるまで、ここにある。]

(314) ghoti 2018/11/11(Sun) 17時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ―――― いい夜だね。

 とても、いい夜だ。


[とろとろと零し落ちる声が、
 同種の品々のうえに被さり溶ける。

 こういう夜は、やはり雛鳥の囀りが欲しくなる。
 かつて生きた、あれの「親」を思い出させてほしくなる。
 やわらかな、微睡にもにた子守歌が欲しくなる。

 ごきげんよう。さようなら。
 ひと時だけ過ごし飛んでいく彼らから、
 そして、己から。己の“認識”のなかの愛を込めて。
 忘れてしまったらもう二度と会えない、
 人にも吸血鬼にもみなに送るそれ。]

(315) ghoti 2018/11/11(Sun) 17時頃

【人】 紐 ジェレミー

[それでも、この夜は
 夜空に浮かぶ月がかげる。
 三日月手前も美しいけれど
 夜は月のみで彩るのではないのだから>>199

 この先にある夜の美しさに身を浸す前に
 忘れられてしまうのは、まだ少し早い。]

(316) ghoti 2018/11/11(Sun) 17時頃

【人】 紐 ジェレミー

[割りもしない酒精の上に朧月。
 唇を寄せて、飲み干すにはどうにも
 ……軋む音がするばかりだから

 今夜はこのまま自室で過ごそう。
 蟀谷に刺さる頭痛とともに。

 “生誕祭”の夜は、そんな贅沢など、
  到底許されないだろう]


―― farewell and goodbye ―― 

(317) ghoti 2018/11/11(Sun) 17時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

― ある投稿された動画 ―
[ごく稀に、視聴者との交流と称して生配信を行うことがある。
これは、その時のもの。

コメントで「やってみたいことは何か」と聞かれた。]

 やってみたいことですか。
 以前やったゲームの新作がそろそろ発売されますわ。
 そちらと、あとは先程紹介いただいた、ボードゲームをしてみたいですわ。
 何名か誘ってやってみようと思います。

[いつか動画で配信されそうな、そんな当たり障りのないことを話して。]

 あとは、そうですわね。

 いつか、朝の日の光を浴びてみたいですわ。
 その時は生まれ故郷が良いかもしれません。

[どの季節が良いでしょうか、と話す顔は普段浮かべている笑みとはどこか違う雰囲気を帯びていた。
どこが、とも。何が、とも説明のできない透明な笑み。]

(318) okomekome 2018/11/11(Sun) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[自分たちが生きるのは永遠にも近い刹那。]
 

(319) okomekome 2018/11/11(Sun) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[いつか、この身が滅びることがあるのなら。]
 

(320) okomekome 2018/11/11(Sun) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[朝日によって滅ぶことを選ぼう。]
 

(321) okomekome 2018/11/11(Sun) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[他者からもたらされる死ではなく。]
 

(322) okomekome 2018/11/11(Sun) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[自らの意志で選ぶ。]
 

(323) okomekome 2018/11/11(Sun) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[「吸血鬼マユミ」の死は、誰にも渡さない。]
 

(324) okomekome 2018/11/11(Sun) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[誰にも。]

(325) okomekome 2018/11/11(Sun) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[とはいえ、今すぐに見たいというわけでもない。
何年か、何百年か、何千年か先の話。

死を体験したいのなら、夢すらみない長い眠りにつけば良い。]

 どれくらい先になるかはわかりませんが。
 もし。その時までこうして動画を配信していたら。

 皆様とご一緒に、見てみたいものですわね。

[約束はできないけれど、と微笑んでその動画は終了した。*]

(326) okomekome 2018/11/11(Sun) 17時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

―― せいたんさい ――

 わあ こたつ!
 これ、こたつっていうのね!

[そんな森の奥で大きな生き物と出会った時の声を上げて
 私はずぼっと足を突っ込んだ。

 この日は、わりとみんな、ホールとか。
 キッチンとか。食堂とか。
 人が集まるところに出てきてると思うの。
 まあ、最年長の、自称「誕生日」ですもの。

 私は>>269>>270 ちょっと間をあけて彼の隣へ!]

(327) birdman 2018/11/11(Sun) 18時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー


 うわぁ キリシマ
 もしかして、……あの、出来上がってる?
 ちょっと薔薇色の頬に戻りかけてるわよぉ
  
 せっかく、舶来品もってきたの。OMIKI!
 一緒に飲みましょうよお

[なんて、ジャパニーズショップで
購入した日本酒ちゃぽん*]

(328) birdman 2018/11/11(Sun) 18時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 ―― 別れの旅路の途中に ―― 

[売りに出され、金に換わっていく品物たちを見ていた。
 冷たい紙幣や金属を、全てジーンに手渡した。]

 

(329) さねきち 2018/11/11(Sun) 18時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[あれからアルバイト先を点々と変えた。
 けれど全て接客業だ。
 訪れる客の顔ぶれを、男は年月と共に見守る。

 ひとつとして、前と同じものはなく
 父に手を引かれた児は大きくなり
 やがてひとりで店にくるようになる。

 結婚を誓った男女は慣れた様子で店を訪れ
 子供のことで少し、喧嘩をしたりして
 それでもまた店にやってくる。

 店の端でひとり、酒を飲んでいた老人が
 飲み仲間曰く「死んだ」らしいと聞くこともある。]
 

(330) さねきち 2018/11/11(Sun) 18時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
[忘れてはいけないのだと思う。
 けれど、「慣れて」いく自分を知覚する。
 その度に言い知れぬ嫌悪感ばかりが身のうちに凝った。]
 

(331) さねきち 2018/11/11(Sun) 18時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
[ 「にいちゃん、いつものやつ持ってきてくれよ」 と
 歳若い少年たちが人懐こく男に呼びかける。

 つい先日、少年たちの母の首に牙をつきたてて
 ちょっと怪我を負わせたのは、他ならぬ男だというのに。
 男は笑って、「はーい」と答えてみせた。

 男は、そういう昨晩の記憶を思い出している。]
 

(332) さねきち 2018/11/11(Sun) 19時頃

【人】 渡し船 ユージン

[カシャン、とナタリアのシェアハウスの中で
 どこかでカップが取り落とされる音がするなら
 きっと、男はそこで我に返る。

 向かった先、
「左手」使いにまだ慣れぬおんなのすがたがあれば
 男は今しがた抱えていた鬱蒼とした思考を払うよう
 きっと、意地悪く笑ってみせるのだ。]

   落としちゃった?

[――なんて。

 いつまでも変わらない、一目ぼれの相手に。]*

(333) さねきち 2018/11/11(Sun) 19時頃

【人】 渡し船 ユージン


[嘆けど色褪せど、日常は続いていく。
 その最中、城に住まう顔ぶれが
 変わることがあるのか ないのか
 いずれにせよ男は、ゆるゆるとまどろむような顔をして
 日常を送っていくのだけれど。]

  いつか、飽きたらさ。
  寝てるあんたを抱いて
  朝日でも見にいこうと思ってるんで
  拒否をするなら、今のうちにしといてくれよ ロイエ

[冗談めいて、そんな事を言ったりもするのだろう。

 恨み言も陳情も、全て許容の範囲内。
 あなたがくれる言葉なら、*なんでも。*]

(334) さねきち 2018/11/11(Sun) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ

 ── どこかのせいたんさい ──

 [ ── ぽろ、っと。
  蜜柑ひとつが手元からこぼれ落ちた。

  冬の魔物、こたつなるいきものの片隅で、
  ねむねむな顔をして、
  "聖誕祭"をふわふわ、楽しんでいたのです。

  只 左手がちょっと、おねーさん、
  扱いづらくなっちゃってるものですから、
  拗ねた顔しました。それはもう。こどものように。

  学習する生き物、吸血鬼は、
  代わりに使い始めた右手中心に、
  皮を剥き始めることにした。 ]
 

(335) mayam 2018/11/11(Sun) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ── ジェレミちゃん、おめでとー ねっ!
  おねーさんもお誕生日忘れちゃったから、
  何処か適当に決めちゃおうかしら、どうかしらー。

  ……歳は えいえんの じゅーななさい、とか 
  ゆるしてもらえるかしら?だめかしら?

 [ 漸く綺麗に分けた其れを、
  人差し指と親指で、摘まんでぱくっと。

  …果して同胞の聖誕祭を祝えているのか。
  あまぁいカクテルでふんにゃり、
  おねーさんは適当な言葉をつらつらと。

  やっぱり炬燵、らぶ。
  いつまでも変わらないただひとつの魔物!

  *ねむねむ* ]
 

(336) mayam 2018/11/11(Sun) 19時頃

【人】 渡し船 ユージン

―― 生誕祭 ――

  お誕生日ってめでたいよね〜

[と、せいたんさいがあるならゆるゆる、
 カクテルなどを作っている。

 キリシマはあれ、完全に酔ってるなあと思いながら
 家でもつくれるようなカクテルをキッチンでこさえ
 こたつに持ち運びする。

 本日の男はいつにもましてゆるゆるであった。]

  吸血鬼って、キャロルとか歌えるのかな
  わかんないけど〜

[とかいいながら、ねむねむのロイエに>>336
「寝るなよばばあ」と追加のカクテルを置いたりしていた**]

(337) さねきち 2018/11/11(Sun) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[猫耳パーカーお披露目会。
双子コーデなら二人一緒の方が良いだろうと、ホールのこたつ空間に向かえばいつものように普通の挨拶を。]

 ごきげんよう。
 なにやら素敵なものがありますわね。
 わたくしもご一緒してもよろしくて?

[こんな素敵空間になっているのなら、手土産を持ってきたら良かったかもしれない。
そんなことを考えていると、玄関から来客を知らせるベルが鳴る。]

 あら。わたくしの荷物が届いたようですわ。
 少し失礼いたします。

[そう断ってから玄関に向かえば、予想通りに通販した荷物がいくつか届く。]

(338) okomekome 2018/11/11(Sun) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[今日も届いた箱はたくさんだ。
同じ日に届く荷物も、別の注文になったら箱が別になることがある。
まとめて発送して欲しい。
箱の半分以上が緩衝材、なんてこともよくある。
せめて注文品の何倍もある箱はやめてほしい。

一人で運ぶのは面倒な箱の数だけれど、いつものように「微笑む」と配達員は「喜んで」運んでくれた。*]

(339) okomekome 2018/11/11(Sun) 19時頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ


パーカー脱いだクシャミ、レアじゃん!
SSレアパーカーじゃん!

[>そうび ねこみみパーカー
ノッカの かわいさが 5あがった▼
ノッカの ぼうぎょりょくが 5あがった▼]

ぐふふ、これで小生は一層同士ですな
今後とも宜しくですぞ

[にゃん語使いとなったクシャミの代わりに元々のクシャミの口調をいただく。そのまま手招きするとスマホを構えて、2人並んで仲良く自撮りを撮影するのだった。*]

(340) kurobita 2018/11/11(Sun) 19時半頃

【人】 営利政府 トレイル

――生誕祭で――

[そのきっかけが何だったのか、正確なところなんて覚えていない。
 ジーンのドキュメンタリーの件で、変装をしていようと思ったこと。
 変装からコスプレを連想して、まず頼った先がクシュンのところだったこと。
 その格好のままマユミの動画に出たら、変に人気を博してしまったこと。
 それらのどれが一番の要因か、いや全てなのか。

 もう一生やらないから、と何十回も念押して、俺は今ドキュメンタリー撮影もとうに終わった年の暮れ、最年長の自称生誕祭に、あの時の姿でいる*]

(341) mmsk 2018/11/11(Sun) 20時頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

― 新聞の片隅:吸血鬼に遭遇した少女へのインタビュー ―


――なんでも吸血鬼に出会ったとか?

「あれは私が親に押し付けられる役割が嫌になって家出した日でした。」

「私は一人でも生きていけると息巻いて飛び出したのですが、世間はそれほど甘くありませんでしたわ。」

「お小遣いはお昼ご飯で尽きてしまい、夕飯を食べることすら叶わずに私は夜の寒さに震えながら縮こまることしか出来ませんでした…。 」

「そんな時に限って雨まで降ってきて、私はもうダメかと思いましたわ。」

――それは大変でしたね

「でも、そこで私に傘を差し出してくれてたのがノッカお姉さまでしたの!」

(342) kurobita 2018/11/11(Sun) 20時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

――…お姉さま?

「あ、はい、私がお礼を言うとお姉さまは泣いてる女の子を助けるのは当然だって笑っていて、自己紹介してくれたのですわ。」

「それでノッカって名前を教えてくださり、呼ぶときはノッカお姉さまって呼んでほしいと言われましたの。」

――ずいぶん変わった方ですね

「はい、おかげで悲しい気持ちも何処かへ行ってしまいました。」

「私が事情を話すのをお姉さまは親身に聞いてくださって、そういうことなら力になるとおっしゃってくださいましたの。」

「それからがホテルへと一緒に連れて行ってくれましたわ。」

(343) kurobita 2018/11/11(Sun) 20時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

――ホテルではどのように過ごしましたか?

「私、よく知りませんがすいーと?と呼ばれる綺麗なお部屋へ案内されました。」

「部屋につくとすぐ雨に濡れて冷えたからって、お姉さまにシャワーをすすめられましたわ。」

「シャワーから上がると部屋ではノッカお姉さまがオムライスを作って待っていてくださいいましたの。」

「卵はちょっと硬くなっててチキンライスの味は濃すぎだったのですが、何故かとても美味しく感じましたわ。」

「あ、オムライスってケチャップでハートマークを描くのがマナーだってそこで教えてもらいましたわ。」

――その後は?寝る時に血を吸われたり…

「いえ、そのようなことはありませんでした。」

「私の溜まっていた家への不満を一緒のベッドで静かに聞いてくださって、時には優しく抱きしめてくれましたわ。」

「それから気がついたら私は眠っていたのですけれど、次の日の朝、朝…うぅ…ぐすん…」

(344) kurobita 2018/11/11(Sun) 20時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

――朝何があったのですか?

「……私が朝日で目を覚ますとお姉さまは私より早く目を覚ましていましたわ。」

「お姉さまは部屋の奥でコーヒーを入れていましたの。」

「お姉さまは私が起きたことに気づくと2つのコーヒーカップを手にして私のもとへと来てくださいましたわ。」

「でも、その時、カーテンからこぼれた朝日がお姉さまに当たって、お姉さまが燃え始めましたの…。」

――それは!?

「お姉さまは"朝日が怖くて女の子を落とせるか!?"とか意味の分からないことを口走りながら私に近づいてきて。」

「燃えながらまだコーヒーを勧めてきたんですの…。」

「私は怖くて怖くてたまらなくなってしまって、その場から逃げて…私はまた逃げて…ううぅ……うわーんっ…」

少女は混乱してしまいこれ以上の話は聞くことは出来ませんでした。
この証言に出てくるノッカという人物の朝日で燃えるという特徴は吸血鬼の特徴と酷似しており……(記事は続く)

(345) kurobita 2018/11/11(Sun) 20時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

[途中まで読み進めた新聞記事から目を上げため息をつく。]

次はホテル出禁かー…

[少女が部屋から逃げた直後入れ替わるように火災報知器で自体に気づいたホテル従業員が消火器を持って部屋に飛び込んできた。
私は白い粉まみれになりながら従業員に暗示をかけて料理中の小火であると事実を捏造した。
おかげで大きな事態にはなり得なかったが当然のようにもう来ないでくださいと言われた。]

絶対イケるって思ったのに!
朝チュンはやっぱり無謀だったかー

[がっくりと項垂れて新聞記事に目線を戻す。]

(346) kurobita 2018/11/11(Sun) 20時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

― 新聞の片隅:吸血鬼に遭遇した少女へのインタビュー ―

……最後に少女からのメッセージです。
彼女はこのメッセージを載せることを条件にインタビューを受けてくれました。

「逃げてしまってごめんなさい」

「ノッカお姉さま、許していただけるのならもう一度会いたいですわ。」

(347) kurobita 2018/11/11(Sun) 20時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

[その後、私がシェアハウスを飛び出るのに5秒かからなかった。*]

(348) kurobita 2018/11/11(Sun) 20時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

[今日は今日って 生誕祭。
 誕生のなにがおめでたいのかわからない、ただ対抗してみた、みたいな顔して笑うジェレミなんだから、まったくもって私からの信頼がないのよ。本当。 (本当にそんな顔なのかは知らないけど。知らないったら。怒ってるのよ私。)

 >>329渡されたお金たち。
 それを渡したのが、ジェレミ本人じゃないんだから、
 「……あいつの代わりに、
    ユージーンが払う必要ないのよ?」
 ってまずは、心配するわよ。年下の彼。

 出所は大体わかるから、そのお金は銀行口座には入れてない。私、そういうお金いやだもん。いつか、全部小銭に換金して、幸せな緑と赤色ボーダー靴下に詰め込んで、ブラックジャック。あの顔にお見舞いするって決めてるの。]

(349) birdman 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

[だから!この炬燵!
 ジーンちゃんの自腹切ってる!!!!
 なんならこのSAKEだってそうなんだから。]


 んー……

 この日本のお酒、どうやって飲むの?
 あっためる、の?
 ホットワインみたいに?
 蜂蜜入れる??

 面白そう! やってみましょ

[早速入った炬燵から抜け出すのもお手の物。]

(350) birdman 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

[うとうとしているシェアメイトの頭を数えて、
 そのうち一個>>336
 宛先が違ってようが
 今宵財力の化身となったジーンちゃんは
 拾うのに戸惑いは!ない!]


 はいはい、ロイエ!
 えいえんの じゅーななさい ならお酒禁止よう

 この追加のカクテル>>337だって
 もらっちゃうわよぉ


[日本酒の瓶を抱えたのと反対側の手で
 カクテルグラスをちょっとずらしちゃう。
 若ぶるのが!いけない!
 実年齢なんて改めて知る訳じゃないけど。
 いいか
 化粧に気を遣うジーンちゃんの前で年齢は禁句だぞ。]

(351) birdman 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 研修生 キリシマ

……ん、

[ふと、ジーンが近く座るのを見れば。蜜柑を積むのをやめ――た拍子に崩れたがまあいい、男は其方を見やり]

ああ、些か……
些かならずか、酔っている。

――私の頬が薔薇色だった事なんて、
事によれば、
生まれた時以来、ないのではないかな。

[など、かけられるに返して]

ほう。

[見せられた酒には感心げに]

(352) mimu175r 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

[猫耳パーカ>>338のひとり。
 マユミちゃんの通りかかるに私は日本酒抱えて
 手を振って、]

 あっ、ねえ
 追加のお料理届くかも!

 申し訳ないけど 届いたら受け取りお願いね
 猫の手も借りたい生誕祭なのだ、頼んだ!


[見送りの言葉と余計なお願い事。
 お料理届かないかもだし。
 ――>>339宅配事情には ふかーく。ふかく。
 頷くジーンちゃんなので 強制はしないのだ。]

(353) birdman 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[パーカーを脱いだ姿はSSレア。>>340
 言われてみればそうかもとにんまり笑う]


 「ぐふふ」じゃなくて「くふふ」だにゃ!
 でもこれでノッカ氏も小生のズッ友!
 これからもよろしくだにゃー。


[手招きされて、仲良く記念撮影!
 可愛く撮れたので待ち受けにしよう。*]

(354) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 研修生 キリシマ


……みきとは、神の酒と書く。

その名の通り、
酒はしばしば神に捧げられ、
一方に、神の意志を容れるためとして、
儀式に用いられるものであった。

例えを挙げれば、

[云々、 云々。
 ジーンが離席しても続ける、
 常より語る、語り上戸な男がいたとか]

(355) mimu175r 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ

 ── いつかのせいたんさい ──

 [ とられた!!
  おねーさんのお酒、とられた!!ひどい!>>351

  坊やが置いた追加のカクテルに手を伸ばして、
  だけど其れでも届かなかった。つらい。
  酔った所為かなんなのか、おねーさん、

  一気にべそべそ、片目で泣き顔作って見せて、 ]
 

(356) mayam 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ── ジーンちゃんのばか!
  おねーさんのカクテル−!
  じゅうななさいだって飲みたいんだからね!
  
  わるいことしたいんだからね!!

 [ わんわん喚いた後に、
  ( 曲がりなりにも母とはなんだったのか。 )
  東国の瓶を奪い取ろうとして、
  ……して、

    其処でおねーさんはちからつきた。
    ぱったり、テーブルに伏すように、ぐう。
  
  つまりは睡魔に負けたのであった。完!* ]
 

(357) mayam 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

―聖誕祭―

あら、このチーズ美味しい。
ワインと合うわね。
誰が買って来てくれたの?

[などと言いながら、女は上機嫌でワイングラスを揺らす。
申告年齢は三百歳と‘少し’。
その申告が更新されるのは、四百歳になってからだ。

向かいでは血色のいいキリシマが蜜柑でタワーを築いていた。
器用なものだ。
オレンジよりも平らな扁平なフォルムをしている為、適してもいるのだろうが。]

(358) 蒼生 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

[>>357 わあ。わあ!!!
 な なんだ 私やっちまったか!
 ロイエの勢いに慌てもするけど。けど。]

 ちょっとぉ……
 すでに悪酔いしてんじゃない

 あっちのキリシマを見習いなさいな
 あんな上機嫌で無害にぺらぺら喋ってるのよ
 ああいう酔い方しなさいよう

[神の酒。御神酒>>357
 そうそう語られることの殆どはカワイイサイズの
 ジーンちゃん頭部に残らないけど
 「神の酒」と言われようが、あいつには捧げたくないわけだ。
 なので日本酒はジーンちゃんの腕の中。
 キリシマはトークの霧の中。
 あの分じゃあ吐き出す言葉の靄にまみれて
 ジーンちゃんがいないことも知らないだろう。]

(359) birdman 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

ふふふ。
キャロルなんて随分と聞いていないわね。

[この夜になくてはならない歌ではあるが、今宵の主役――吸血鬼には相応しくない。
酔いの回らぬ前に、と女は炬燵から離れる。
傍に置いていたプレゼントを手に]

ジェレミ、お誕生日おめでとう。

[そう言って、今宵の主役に細長い紙袋を差し出す。

誕生日祝いに購入したのはヴィンテージワインだ。
とはいえ、己の年齢と比べれば赤子のようなものだが。]*

(360) 蒼生 2018/11/11(Sun) 21時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

[というわけで。
 ジーンちゃんはロイエちゃんの隣からも
 離脱することにきめた!

 つっぷしちゃった頭>>357をぽんぽこ叩く。]

 実年齢が じゅーななさいなら
 飲酒がわるいこと 認めよう……

 だがな
 私の目の黒いうちは、そんな言葉は許さないのだ……

[もう聞こえてないだろう言葉と合わせて
 最後に ぽん!
 おやすみロイエ。よい炬燵ライフを。]

(361) birdman 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

[言葉をぽんぽん投げるジーンちゃん。
 年相応の落ち着きがない?
 そんな言葉は 本気で 聞きたくないわ。
 だいたい落ち着き担当は別のとこにいるでしょ???
 ――さわがしい担当も別のところにいるけど。]


[まあともかく。ともかく!
 ジーンちゃん、OSAKE をあっためないと。
 本職バーテンもいるけど、
 今日はお仕事デーじゃないわけなので。
 お城のみんな 今日は祝日のようなものよ。

 ロイエの傍から、さあ キッチンにて!あっため開始!
 ――の行軍。その第一歩目。とまるわけです。

 とまるわよ。
 なに。あれ。
 だれ。  >>341]

(362) birdman 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

 ――――  は?
 なによ、 わたしより若い子、
 また 連れ込んでんの……?


[日本酒瓶抱えて、そちらへ。突き進む。私。
 齢600いくらかの女吸血鬼。
 永遠にその美貌が止まるというのなら
 初対面の 女吸血鬼が 年下であることに。
 多少の、 ああ うそよ。うそうそ!そんな怒らないわよ。]


    ……、 ん、 んん?
 
 あんた、トレ   イル?*

(363) birdman 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

― 生誕祭にて ―
[今日はめでたいジェレミの生誕祭!!
 トレイルに頼まれたコスプレ服は3
 (1.メイド服2.制服3.ナース服
 4.シスター服5.ロリータ服6.チャイナ服)
 ずらっと並べたその中から選んだ運命の一着!]


 動画で大好評だった姿をもう一度!
 男気を見せる時ですぞっ!


[ぐいぐいっと服を勧めてノリと勢いで押し切り。
 そうしてトレイルの女装が完成したのであった。*]

(364) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

>>349
  「えっ、俺は払ってないよ!」

 と、男はその時答えた。
 アルバイト代はちょっとだけ含まれていようと
 そこは、ほら、ご愛嬌で。
 
 ジェレミの顔面を小銭をいれた靴下で
 ブラックジャックするたくらみは
 ジーンが話してなければ、きっと知らないままだけども
 「いつもありがとね、ジーン」というのを、忘れなかった ]

(365) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

  ばばあが ばかいってる……

[と、辛らつな台詞がぽろっと出るのは
 もちろんジーン相手にではなくて
 カクテルを奪われわめくロイエの方に、であった。

 悪い事ってなんだよ、と思いながら
 赤くなっているキリシマの話をふんふん聞いていた男は]

(366) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

[ここで 一つ釈明を。
 ロイエあての追加カクテル>>356

 炬燵の上をちょっと滑らしたそれは
 突っ伏しちゃったロイエの傍へ戻しておいた。

 作ってもらったんだから。
 飲まなきゃダメよー?? と。
 いや 寝ちゃったじゃん。
 って突っ込みは聞きません。]

(367) birdman 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

  ――何あのナース服の……、あ、

[トレイル、とその真名を呼びかけて
 笑いが溢れそうな口元を押さえた。

 なんだ、かわいいじゃないか。
 そう思いながら、手元のみかんをむく*]

(368) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
  キリシマ、ちょっとあそこ並んできてよ
  写真取るから

[とかいいながら、端末を向けた*]

(369) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[白衣のナース服を手に拳を握りしめ力説]


 小生、ここの皆は天使だと思うのです。
 マジ天使だと。
 ですから、白衣の天使も自然な流れ!
 今ならお注射セットもついてますぞ!


[と、動画で好評だったナース服を勧めつつ]


 着替えのシスター服もありますぞっ!
 吸血鬼がシスター、背徳的でいいですぞ。
 ナースに飽きたら、ぜひぜひっ!


[ぐいぐいと、シスター服も勧めてみた。*]

(370) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[ジェニファーが言う通り>>353、配達員が運んだ荷物の中には追加の料理にお菓子に贈り物。
飲み物も、お茶にお酒にジュースまで色んな種類があった。]

 キリシマさま、わたくしちゃんと注文しましたわ。
 ルートビア。一緒にいただきませんか?
 わたくし、あとでカメラを持ってきますわ。

[配達員にグラスの準備までさせながら、キリシマに声を掛ける。
今は猫耳パーカーなので、白衣は別の機会になりそうだ。]

(371) okomekome 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 寝ていたと思ったか!
  ……寝ていた!そこに嘘なんてないのです。
  おねーさんは正直者だからね、えへん。
  
  それにちゃんと、
  ばかって聞こえたんだからね!>>366 ]

  "おかーさん"がばかなら、
  "ぼうや"もばか なんだからね、わかるー?

 [ 眠気とか酔いとかその他もろもろとかで、
  やっぱりふにゃんふにゃんのおねーさん。

  戻ってきたカクテルのグラスをぼんやり見つめて、
  坊やの剥いた蜜柑をぜーんぶ奪っちゃって>>368、 ]
 

(372) mayam 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

――ホールの脇で――

[あの日、つまり動画に出た日。
 その直前のゲストがキリシマだったからという理由もあって、着る服はトントン拍子にナースに決まった。
 しかもタイトでセクシーな白衣ではなく、ロングのワンピースに白いエプロンが映える、クラシカルな一着。
 ウィッグとエクステンションで伸ばした髪を三つ編みにして、後頭部にピンでまとめ、フリルのあるナースキャップをかぶる。
 そこからちらちらと出る後れ毛が、フェミニンさを演出している。
 動画ではなぜナースが歌を、と言われたものの、窓辺で歌う姿が穏やかで切ないと評判だったとか何とか。

 そして今は、動画撮影ではなく生誕祭なのだが。]

ひ、ヒヒヒ人違いじゃないです?
お……わたし、そんな名前、じゃ、

[ジーン>>363を前にして、弁明に忙しかった!]

(373) mmsk 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 蜜柑をつまみにカクテルひとくち。
  ナース服のトレイルちゃんに、
  ひゅー!って言ってみた。
  
  盛り上げなら任せなさい。 ]

  あれ、こすぷれ、って言うんでしょう?
  おねーさんも案外いけそうじゃない?
  4着目のやつとか。

 [ 誰にでもなくひとりごと。 ]
 

(374) mayam 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 片目はシスター服を捉えた!
  ……勤務先の学校でたまに見かける。
  うん、いけそう。いける! ]

  くしゃみちゃーん、
  おねーさんにも今度貸してほしいなあ。
  ええと、…あのシスター服!

 [ 今はねむねむが勝っているので、
   またの機会のお願い事* ]
 

(375) mayam 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

  クシュンも着ないのかなあ

[と首は傾げるが 
 猫耳パーカーなお披露目会の最中なら
 そう大きく追求することもなかろう。>>370

(376) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

[それから、剥いていたみかんが奪われていくので]

  このばばあ、食い意地のために起きるの?
  食欲ばばあかよ
  
  あとあんたから馬鹿さ加減を
  受け継いだ記憶はありませんー。

[と、忌憚の無い意見を述べた。
 奪われたみかんを半分奪い返しておく。]

(377) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン


  ……シ、

[シスター服かあ。
 と、男は意地で奪い返したみかんを食べながら思う。
 普通の男ならどきどきするシチュエーションだけど……


 あ、やめよう。
 何か母親が職場の服装着てるみたいな。
 そんな感触がするから、想像するのやめよう。

 男は黙って、
 トレイルのシャッターチャンスを狙う事にした*]

(378) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 研修生 キリシマ

うん?

[男の語りが途切れたのは、ユージンの呼びかけを受けてだ。示された方向を見れば、ナース姿の娘が]

……ナース?
新しい入居者かな。
これはあれ……
此処に病院を建てよう?

[いよいよわやわやになりつつも、
 言われるまま炬燵から這い出たりのして]

(379) mimu175r 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[バベルの塔…ならぬ蜜柑のタワーは崩れ、
ロイエは卓に伏してしまった。
開始してどれだけ時間が経っただろうか。
なかなかに混沌としている。

そういえば、と周囲を見回せば、白衣の天使の姿が。]

…あら?

[マユミの動画で見た顔立ち。
一時期にはコメントを消さなければ画面が見えなくなる程の反響を齎した。]


まぁまぁ、可愛らしい看護婦さんだ事!

[敢えて名前は口にはしない。

本職のキリシマと一緒に写真を撮るようであれば、
女はにこにこ笑ってそれを眺めていた。]*

(380) 蒼生 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

――ホールの脇で――

 い、  いやいや。
 いやいやいや!


[だって。見ろ。
 いつの時代からセレクトしたのか知れない、クラシックなナース服。
 清純さと清貧さが醸し出される白さ。
 ――いいか、これが生誕祭じゃなければ、
 吸血鬼がそんな『白衣の天使』なんて ハロウィンか!逆ハロウィンなのか!と叫ぶところだ。実際ジーンの声はちょっと大きくなってる。

 >>368真明を慮る声がある? しるか!
 髪型すらも変えていようが、それはそれ!]

(381) birdman 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[生誕祭は猫耳パーカーお披露目会でもあった。>>338
 ここ何日かお披露目会で遊んでいたようにも思うが、楽しいのだから仕方がない。
 二人並んで、にゃんとポーズ!]


 マユミ氏とズッ友双子コーデですぞ。
 にゃんにゃん。

 ……ああでも、トレイル氏のナース服には負けますぞ。
 動画の再生数もすごかったですからなぁ。
 女装吸血鬼、おそるべしですな。


[賑やかな様子をほくほく見守っている。
 ちなみに自分が着るなら4着目かなと思った。*]

(382) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

 どうみたって! トレイルじゃん!!
 はーー? なにそれ。なに?
 ジーンちゃん差し置いて
 そんな服着るとは!
 どういう! 了見だー!!

 くっそう。
 そんな本格的なもの着るってことは
 ちゃんと中身も本格的なのかしら。
 おらー、みせてみろ!

[わいわいがやがや。 手がワキワキ動く。
 そのなかにシャッターチャンスが生まれるかは、
 ――――とれいるちゃんの沽券ですからね、本人にお任せた!*]

(383) birdman 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 蜜柑、とられた。めそめそ>>377
  くる、っと坊やに向き直って、 ]

  坊やのカクテル、
  おねーさんが飲まなくてもいいなら、
  寝たままでもいいけどー。

  坊やおねーさんのこときらいなのね、ひどい。

 [ ひどーい。ひどーい。
  一体どっちが親なんだかわからない口調。
  明らかにすねた顔して、ええ、
  忌憚の無い意見を述べましょう。

  意見じゃなくて文句だけれど。 ]
 

(384) mayam 2018/11/11(Sun) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  坊やはシスター服もきらいなのね、
  おねーさんはおみとーしなのよ。ふふん。

 [ …とまあ何故かここで、どや!って顔して、
  きっと6着目あたりがこのみなのねーって、
  適当なことを言って、

  酔っぱらいはナースちゃんを、じーっと* ]
 

(385) mayam 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 研修生 キリシマ

ああ、有難う、

随分色々揃えたのだね。

[マユミに声をかけられれば、
 其方を見て、感心げに。
 笑みを口元に――マスク上の問題で見せるのは珍しいものだが――浮かべつつ]

何か、随分、可愛らしいものを着ているし。
クシャミとお揃いかい?

(386) mimu175r 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[シスター服人気にうんうん頷く。>>375]


 ロイエ氏もシスター服ですか!
 小生も着るならそれと思ってましたぞ!
 やはり背徳感が最高だと思うのです。


[ぐっと拳を握りしめて力説!!
 着ないのか、とユージーンが聞くので。>>376]


 では、ノリと勢いで着ますぞ!!
 女装初心者にも優しい露出度の低さ。
 やはりシスターは吸血鬼の味方。


[などといいながら、シスター服を持って別室へ。
 戻って来る頃にはシスター姿になっていた。*]

(387) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[キャロルなんか、
 歌っても聞こえないような騒々しさだ。>>383
 男はベッキーとにこにこ現場を見守っている。>>380

 キリシマが「ここに病院を建てよう」というので
 それも悪くないかもね、と相槌をうちながら
 その雄姿を見送り>>379

  なるほど?
  ズッ友双子コーデ。かわいいじゃないか。

[と、逃さず写真をぱしゃり>>382
 猫が二匹揃う様はかわいらしい。]

(388) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[そして必死の弁明もむなしく、名前を呼ぶ衣装提供者>>382
 そのうえなんの意味も成してなかったらしい「どうみたって」>>383!]

差し置いても何もジーンは好きに着ればいいじゃないか!
どういう了見って、その、毎年この日は歌うかヴァイオリンかやってるけど、最近歌うだけならいつでもやってるし、なんか特別な――って言ったら、何やかやあって、こう、

[そう、最近は歌うだけなら、いつでもこの城の中でやっている。
 というのも、ジャズバーに行くのを随分減らしてしまっていた。
 動画の再生数による収入が上がってきたのもあるが、それ以上に、人間のために歌うことを気にするようなジェレミの言葉があったから。
 それ自体に強制力や深い意味はなかったかもしれないが、なんとなく、方向を切り替える一言になったのは確かだ。
 今や空き部屋をまるまるスタジオ状態にしていて、それ以外にも普段の生活で歌を口ずさむから、歌声響くのはもっぱら外より城の中でばかり。]

(389) mmsk 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

って、わーっ! やめやめ! 待って!!

[慎み深いロングワンピースの下は清楚な白タイツだが、だからといって見せるわけには行かない!>>383]

(390) mmsk 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

  そのノリのよさ、あっぱれだよ〜

[なんて、
 男はゆるゆると着替えに向かうクシュンを見送り>>387

(391) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  飲んでほしいけど?
  ふん、そうとも。嫌いさ。
  今知ったのかいロイエ?

[ふふん、と鼻で笑って、
 拗ねた顔をしたロイエに目を細めた。>>384

  嫌いじゃ…………ないけど…………

[シスター服の未亡人ってとりあわせ、どうよ、と
 ちょっと思ったけれど
 勝手にひとの好みを言って「どや!」という顔をするので
 なんか、色々、抜けていった。>>385

(392) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[別の機会、とは言ったけれど。]

 あら?あらあらあら!
 看護師さんがいらっしゃるなら、わたくしも白衣を着たいですわ。

[トレイルの姿を見て、そわそわと。
またあの恰好をするというのなら教えて欲しかったと頬を膨らませ。]

 はい。クシュン様からお借りしましたの。
 みゃおん、ですわ。

[キリシマ>>386へ、招くような猫のポーズをしてから思いついたようにキリシマを見上げた。]

 キリシマさま、キリシマさま。
 約束しました白衣をお借りできませんか?

[この上から羽織れば問題ないだろう。
どうだろうか、と首を傾げて強請る。]

(393) okomekome 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[そうして戻ってきたクシュンの姿に
 男はころころ、朗らかに笑い]

  いいじゃん、かわいい。
  似合ってるよ

[と、その貞淑な姿をほめたたえ>>387
 それもまた、貪欲にカメラの中に収めるのだった。*]

(394) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[● ――――動画撮影中>>389>>390]*

(395) さねきち 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

 はっは!
 なにをぅ ごちゃごちゃとぉ!!

[>>389トレイルの口から流れる説明の大部分は、
 ジーンちゃん上記の言葉で打ち消します。

 「この日のために特別」で女装するなら
 まあ まじでジーンちゃんは 『あのやろうのために そこまで身を削ることないでしょ』といいたいし、さらに付け加えるなら――。まあこれはいいか。収入が、ナタリアへ納める金額が減らなければ、ジーンちゃんは許す。

 と いう わけ で。
 わきわきっとした片手(日本酒瓶が左手のお友達だ。)でそのロングでクラシックで白衣の天使なスカート裾をめくり上げようとしたけど、その必死の抵抗に。]

(396) birdman 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

 ――――っち

 私の自由な手が、
 片方だけでよかったな、トレイル……

 つぎは。
 
 このSAKEを温め終わったら!
 そのスカートの下 無事でないと思えよ!


[動画撮影内には 単なる痴女が
 日本酒を片手に 高らかに 敗北宣言かますところが映るのだ]

(397) birdman 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

[キリシマの姿が炬燵外にあることを
 視界の端にいれて、ようやく。
 カワイイサイズ頭部しているジーンちゃんだって
 自分が何のために立ち上がったか思い出す。
 ――OMIKI!
 あっためるのだ。あったかくしてキューっといくのだ。

 ナース服と医者姿、
 その相関性にとくに思い当たらなくても、
 ジーンちゃんは当初の目的を思い出す!*]

(398) birdman 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[シスター服を着て戻って来る。
 シンプルな黒のロングスカートに黒のベール。
 黙っていれば貞淑、に見えなくもない、が]


 くふふ! 女装も似合う小生!
 照れてしまいますぞ、ますぞっ!


[カメラのシャッターにぱたぱたと。>>394
 はしゃぐ様子は幼い子供のよう。

 ひとしきり遊んだのなら。
 落ち着きを取り戻してぽふっと。
 シスター服の上から猫耳パーカーを羽織る。
 女装もいいが、ズッ友コーデも捨てがたい。*]

(399) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 研修生 キリシマ


成る程。

[何が成る程なのかはわからないが。
 「萌えのキメラ」というワードが頭によぎった。男は萌えには造詣深くないが、何か、悪くないのだろうというところはあって。
 ややおぼつかない足取りで去っては、丈は詰めたが袖は長い薬品の匂いの白衣を取ってきて、マユミに渡したりしたのだろう]

(400) mimu175r 2018/11/11(Sun) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

なんでだよ!
両手が空いてても人の下着覗くな!

[高らかな敗北宣言>>397に続いては、どっちが負けたのかわからないようなきゃんきゃん吠える女装男子の姿が動画に収められることになる。
 まったく、とため息つく頃にはキリシマの姿が見え>>400。]

わー、ほんものの医者。

[なんて、いつも見ているはずなのに今更の感想をぽつり。]

(401) mmsk 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[ジーンと看護婦のじゃれ合いは酒瓶を持ったジーンが離れる事で終わり、
また違った格好に着替えたらしき同族が現れる。]

マユミとクシャミもとってもキュートよ。

[最近のお気に入りなのか、お揃い双子コーデでいる二人も大変に愛らしい。
片割れは写真撮影が終わった後にシスター服の上にパーカーを羽織る程。

女は華やかな花達を肴にワインを飲み進める。]

(402) 蒼生 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 渡し船 ユージン


  かわいい、かわいい。
  でも照れてるぅ?

[結構ノリノリなんじゃないの、と笑いながら
 ぱたぱた、ぱたぱた、はしゃぐクシュンを
 微笑ましく何度も撮った。

 端末はいいな、と思う。100年前とは大違いだ。
 猫耳パーカーを羽織る彼を
 猫耳シスター? と微笑ましく見もし、>>399

(403) さねきち 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
  わーーがんばれナースさんー

[と、くすくす、笑いながら撮影されていた動画は
 ジーンが高らかに酒を掲げて敗北宣言をするところで
 一旦の区切りを得た。>>397

 白いタイツが見えたのかどうかは
 まだわからない。
 男はその動画を、ちょっと笑って保存する。

 カメラはまだ、ナースや医者に向けたまま*]

(404) さねきち 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

 お姉さま吸血鬼に向かって
 可愛くない言い方!>>401

[ぶう。と口をとがらせる
 わかりやすいお怒りの仕草をしてから、

 空いている右手でナースキャップを
 ずらさないようにぽすん。]

 ま、 可愛いわよ。
 私がががっと歩いてくるくらい可愛いんだから
 本職と写真撮って
 コスプレ記録残しときなさいよ。

(405) birdman 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 開放的市民 ジェニファー

 何回目の生誕祭になるかわかんないけど、
 写真とかあれば、忘れにくいでしょ。
 こんな刺激的なこと。

 じゃ!

 私 OMIKIしてくるので!

 トレイル子ちゃん *またねえ!*

(406) birdman 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[キリシマが持ってきてくれた白衣を受け取ると>>400、嬉しそうに礼を言ってから袖を通す。

ふわっと香るのは、薬品の匂い。]

 ありがとうございます。
 キリシマさまと同じ匂いがしますね。

 ふふ。似合いますか?

[キリシマにそう言ってから、先程キュートだと言ってくれたベッキー>>402のところへと早足で向かう。]

 ベッキーさま、今度はキリシマさまとのお揃いです。
 どうでしょう?

[くるりと一回転。
ポーズととってから、首を傾げる。
少し袖が長い。捲った方が良いだろうかとベッキーに頼んでみよう。]

(407) okomekome 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[照れてるか聞かれると。>>403
 図星のようにうっと動きがぎこちなく。

 そしてまた、ぱたぱたはしゃぐ]


 ノリと勢いでっ!
 すべては押し切れますぞー!


[いつもより高いテンションは照れ隠しのよう。
 くるくるその場で一回転!] 

(408) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[ぴこんと思い立ったようにユージーンの傍へ。
 見上げるように見つめる猫耳シスター]


 そうだ、ユージーン氏。
 小生の隠した顔の意味、知りたがっていましたな。
 明かしたくなったら教えて、と。


[以前交わした会話。>>0:359
 さらりと、見上げた前髪が流れて目元が覗く。
 きらきらとした、子供のような目だ]


 まだ、聞きたいですかな?


[答えなど聞かなくても分かっている。
 とでも言うかのように挑発的な笑み一つ。*]

(409) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 渡し船 ユージン


[ああ、案外と照れてるのかもしれない?

 そんな事を思いながら、
 くるくると一回転する姿に、
 ふふ、と男は笑い声をあげる。>>408

 それから、てて、とやってきたクシュンを
 男は首を傾げてみつめかえした。>>409

(410) さねきち 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
   どうしたんだい、クシュン?
  ん? ……そうだねえ

[きらきらとした子供の目が、
 真っ黒な前髪の向こうから現れて
 男を映し出している。
 ああ、星空みたいだなあ、とそんなことを思いながら]

   もちろん。
   明かしてくれるなら、いつだって。
   われらがにっくき盗み食い犯の秘密なら?

[聞きたがりの知りたがりは、
 その秘密を教えてよ、と微笑んで、請うだろう*]

(411) さねきち 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ



 [ どうして、と、おとこの声が聞こえる。

  どうしてなぜなんで、助けたじゃあないか、
  道端で助けてやったのに、いったい!
  俺よりちからの弱そうで、
  ねじ伏せて、力のままに出来そうな

  そんな おんなが、─── ]

 

(412) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 ── とおくの よるで ── 

  …… とでも言いたげねぇ、ぼう、…

         Non,誰かさん。誰かさんね。

 [ 自分の下で、寝っ転がって、闇の中、
  青白い顔でひとの"牙"を剥くものだから、
  なんだか面白くなって、
  "愛"の欠けたおんなはわらった。

  仕事帰りの夜道だった。
  空腹と同族に会えないちょっとの寂しさとで、
  適当なおとこを喰らっているときだった。

  しなだれるみたいに、首元に顔を寄せ、
  あかく染まったくちびるを震わせ、 ]
 

(413) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ……… たぶん あの時と、
       同じようにしてみたのだけど、

  あの子が変わっていたのね、きっと。

 [ …嗚呼勿論、浮気なんかじゃ ありません。

  でもあの子、知ったら怒るかしら。
  それもそれで面白いかも。

  こどもに構われると、おかあさん嬉しいでしょう?
  つまりはそういうことなのです。

  欠けた指先じゃあ人前に居づらくて、
  隠居生活を考え始めた、そんな時期のお話。
  トレイルに女の子を数人紹介したのが、
  指の揃っていた時期で良かった。本当に。 ]
 

(414) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ぱた、と男の意識が切れたものだから、
    血まみれのおんなは蝙蝠になって、*消える* ]
 

(415) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 ── それから また、とおくのはなし ──

 [ ── かしゃん、と 音がした。

  夢から覚めているというのに、
  未だ夢心地のおんなは、ぼんやりと、
  何時かの捕食を思い出していた。
 
  …多分、その所為だったのだと思う。
  足元に落ちたカップの破片。
  時が経っても、全く慣れないものだった。
  きっとこれから先も、慣れることは無いと思う。

  だって、もう、三桁の年数。
  此を支えに、
  "愛"を支えに、おんなは生きてきたのだから。 ]
 

(416) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ



 [ 奪われた過去の指先は、
  この先、どうやって塗られていくのでしょう。

  "貴方"、わたしは其れが、少し怖いの。
  …期待して良いのかも、分からない。

  ねえ、たとえば、
  わたしが誰かに塗られたとして、其れを是として、
  貴方はわたしを恨むのかしら、憎むのかしら。
  …怖いわ、とても とても怖いの。 ]

 

(417) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ



 [ でも、たとえ
  貴方を追って死んだとしても、
  もうわたしと貴方は会えないことを、
  知ってしまったの。自覚したの。

  知って、自覚して しまったから、

          …… 、 ]

 

(418) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


    ─── 、手が滑っただけ …

 [ ぐず、と拗ねた顔になったおんなは、
  おねーさんとも、母とも遠い、
  幼い おさない、少女の空気を纏って、

  不揃いな左手で、
  やってきたおとこの頬を叩いた* ]
 

(419) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 ───        ───

 [ ── 嗚呼 きっと
  夜明けに近い時間だった。

  夢を見なくなった所為か、回数は減ったものの、
  何時も通り城で倒れていたおんなは、
  おとこに抱かれていた。

  愛の証を食われてから、もう、暫くあとのはなし。
  そう、古城の扉前の おはなし。

  身の揺れる感覚に、"落ちる"声に、
  目覚めたのだと思う。
  夢なんて見ない微睡から覚醒して、
  扉を認めたおんなは、思うのだ。 ]
 

(420) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ



 [ もし 此処に陽光が射し始めたら、
  もし 此処から二人で出て行ったのなら、

  きっとふたりとも、
    身を焼き尽くして死ぬのだろう。 ]

 

(421) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 衣擦れの おと。

  おとこを見上げたおんなは、首を傾げ、
  長い、長い前髪を退かした。

  眠たげな両の瞳が、ぼんやり、見詰める。

  変わらない未亡人が、
  変わらない姿で、

  いつまでも変わらない、
  あの時ひとでなしに"落とした"、おとこのこを。 ]
 

(422) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


   ─── 拒否しても、貴方はきっと、
          わたしを連れて行くのよ。

 [ 欠けた左手が おとこの頬をなぞる。
  くちびるを通り、首を伝い、

  何時か貫いた鎖骨に触れる。
  すべてのはじまりを。 ]
 

(423) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ



  …あのひ みたいに、
    わたしが血を流して、いやと泣いても、

     身をいくら、焼かれたとしても、

   拭って、口づけて、わらって、
     "あいしてる"って言って、

  きっとそうして、一緒に死ぬのね。

 

(424) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 
  ─── もしかしたら、ねぇ、
  其れって今このときなのかしら。

  其処までは、言わなかったけれど、
  恨み言でも、陳情でもない言葉を紡いだおんなは、
  おとこの腕の中で、眠った。


              抵抗も なく。
              只、身を預け。 ]
 

(425) mayam 2018/11/11(Sun) 23時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 眠りに"おちる"前、
  僅か 空気に溶かしたこえは、

  …届いたのか、どういう意味だったのか、
  こどもへの其れか、恋人への其れか、

  結局おんなは少女に戻ってしまったので、
  教えて貰わなければ きっと知らぬままだ。 ]
 

(426) mayam 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 其れでもきっと、確かなことは、
  欠けた薬指が、いまのおんなの、*愛の証* ]
 

(427) mayam 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 研修生 キリシマ

よく似合っているよ。
そんな医者が来たものなら、
皆こぞって診察に並ぶだろう。

[マユミには、冗句めかしに。同じ匂い、というのには――彼シャツ問題にも通じるなにかを感じるところではあった。
 それから、男は、トレイルの写真に映り込むなどしつつ、 きっと、早い内、寝落ちる事になったものだろう。
 かさばるが、軽い体で、ぐだりして。
 575*]

(428) mimu175r 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[>>407近付いてきたマユミは白衣を着ている。]

まぁ!
白衣も似合っていわ。
こっちは理知的な雰囲気だから、綺麗、かしら。

それはキリシマに貰ったの?

[マユミが一回転すれば、白衣の裾がふわりと広がる。
ポーズを取って首を傾ける彼女には笑顔で賞賛を贈った。

頼まれれば二つ返事で彼女の白衣の袖を捲るのを手伝おう。]


うん、これで良いんじゃないかしら。

[左右をバランスよく捲ることが出来れば女は満足そうに頷いてみせた。]

(429) 蒼生 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

そういうなら尊敬したくなるような振る舞いをしてくれる?
最初にスカートめくるようなお姉さまに可愛くなれるかよ!

[>>405きゃんきゃん、ナースは吠える吠える。
 その隙に、ぽふんとナースキャップに軽い衝撃。]

可愛いって、それ褒めてるつもり?
嬉しくもないし記録も残したくないんだけど!

[言いつつ、隣にキリシマが来るなら拒むことはないし、写真は撮られるがまま。
 そうして、騒がしくすればするほどこの騒ぎの主賓は出てこないし、出てこなきゃ歌えないから、脱ぐこともできないってことに気づくのは、まだ先の話。]

(430) mmsk 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[微笑む顔ににんまり笑って。>>411
 敬虔に跪いて手を組み合わせるのだ]


 では神父様、お聞きください。
 ある少年の懺悔を!
 叶わぬ恋に身を焦がし、怪物として生き。
 そして死んだ可哀想な子の話。


[懺悔と言いつつ語る声は楽し気に。
 おとぎ話を読むように軽快に進む]

(431) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

 
 その子は怪物として生き。
 時を止めるように顔を隠していた。

 これからも、ずっと。
 怪物はそうして生きていくつもりでした。
 でも、それはある日終わった!

 怪物は倒されたのです。
 恋い焦がれた相手ではない、ある人に。
 そうして怪物は消え、

 後に残ったのは――……小生。
 

(432) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[にんまり三日月うきうき笑う。
 そして、組み合わせた手をぱちぱち拍手]


 めでたしめでたし。
 これで小生、顔を隠す必要もなくなったのです。

 ……ん? 怪物を倒した相手?
 はてさて、誰でしょうなあ。

 それは秘密、ひみつですぞっ!


[人差し指を唇に当てて。
 秘密を打ち明けた後に、
 またできた秘密ににんまり笑った。*]

(433) ゆき@青葱帯 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[指先までしか出てなかった袖を、ベッキーが丁寧に捲ってくれる>>429。]

 白衣はキリシマさまにお借りしましたの。
 キリシマさまにも似合っていると言ってもらえましたし、嬉しいですわ。

[医者のようだと言って貰えた>>428を、ベッキーに報告して微笑む。]

 お揃いの服を着るのは、仲良しということらしいのです。
 今度、ベッキーさまとも双子コーデをしたいです。

[ベッキーとなら、どんな衣装を着ようかと楽し気に。
左右同じように捲ってくれたことに礼を言い、それからあの時読んだ本>>2:97をことを少し話す。]

 書斎にあったあの本は、ベッキーさまが書かれたのでしょう?
 とても、素敵なお話でした。
 あのお話に出てくるお屋敷に、行ってみたいですわね。
 わたくは……狼の子と、そして何より女性が幸せで暮らしてくれていることを願っていますわ。

[今でも狼の子を心配して心を曇らせていないだろうか。
喉に引っかかった魚の骨のように、彼女の心が曇ることがないようにと、ただそれだけを思う。]

(434) okomekome 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 紐 ジェレミー

―― 生誕祭とは名ばかりの ―― 
[ホールに響く声がいっそ姦しい。
 その元凶たる、齢600いくらかの女吸血鬼へ一度視線を向けて
 ――……すでにそこだけが発生源でないことを、
 ジェレミはすでに知っている。

 きっと、彼女は。年を重ねてなお駆けずり回ることに頓着を見せない彼女は、きっとこれからも、ながく、在るだろう。――いつか、もしジーンの道よりも早く、この歩を重ねる先が途切れることがあるのなら、
 彼女だったら、きれいに「ざまあみろ」と、
 言ってくれるかもしれないな――などと、思いもした。
 ぎゅうと顰めた眉の下に、感情のたくさんを詰め込んだ眼をして。
 そうでなければ、ジェレミが死ぬときに、
 「ざまあみろ」と
 その言葉本来の意味以外をも詰め込んで言ってくれる相手は、きっといない。
 すでに永久の別れは告げてきてしまった。]

(435) ghoti 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[そんなことを考えるジェレミは、
 ホールの吹き抜け、2階部分から皆の様子を眺めている。

 階下でも十分――だと思い、
 い続けようと(最初は階下にいたのだ、確かに)したけれど
 目まぐるしく飛び交う言葉の数々に、
 早々に退避をきめこんだ。

 頭痛に眉根を寄せた顔は、ながく晒していたいものでもない。]

(436) ghoti 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 紐 ジェレミー

[腰かけた膝の上
>>360紙袋におさまったものがある。
 わずかな年月のみを降らせた酒精は、
 血の子でもない、シェアメイトから送られた。
 ――血の親では、ないけれど。
 ジェレミはその隣で青絨毯のうえにあることに、
 僅かの戸惑いもない、が]


 君がくれたものだ、
 きっと手間がけた血液よりも、美味だろうね。
 
 できれば君との道が分かれることが決まった夜に
 ともに飲みたいけれど、

(437) ghoti 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 …… すまないね。その時でも、飲めないかもしれない。
 そんな夜はきっと寂しくて酒にだって溺れられない。

[青絨毯上の随伴と決めてしまったのだ。
 その鮮やかな視界の、
 隣を少しのあいだ借り受けると、決めた。
 ――これも、また。おもいだせる限りは。
 その声の、鮮明な限りは。
 あの部屋に、ともにありたい。]


 でも、ありがとう。ベッキー。
 次の君の、なにかの記念日に。
 俺からもささやかに贈れることを祈ってる

 ……だから、はやいうちに。
 リクエストを聞いておきたいね*

(438) ghoti 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[御伽噺をするように、
 クシュンは楽しげに、楽しげに語る。彼自身の物語を。

 男は、まるで小さな子にそうするように
 牧師がそうするように、楽しげに話を聞いていた。

 そうして――>>431>>432

 怪物だと偽らなければならなかったから
 顔を隠していたのか、
 真相は、闇の中なのだけれど
 
 「めでたし」で終わる物語に、
 男はぱちぱちと、遠慮のない拍手を贈る。>>433

  怪物は見事倒されてしまったと。
  めでたし、めでたし。

  ええっ、 倒したひとは、教えてくれないの?!
  ひどーい。今度教えてくれよな!

(439) さねきち 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  
[ええ、また秘密が増えるなあ、なんて

 男は笑う。
 とても穏やかに、笑った。]

(440) さねきち 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[本の中の怪物は倒されるためだけに存在する。
 けれど現実にそんなわかりやすい正義も悪もなくて

 戦争で人を殺した兵士は、国に戻れば家族がいて
 人の命を救う医者が元々は大罪人。
 そんなものが溢れかえっている世界。

 ――ゆえに、「あなた」は
 所在無さげに顔を隠していた「あなた」は
 大衆の中の悪に居場所を見出すのではなく
 ただ、誰かにとっての、大切な人であればいいのだ。
 それだけでいい。

 そう、思っていたところだけれど
 この分なら言わなくても構わないだろう。
 「怪物」を倒し、「あなた」だけが残った世界で
 「あなた」だけが、
 あなたと大切な人の物語の大切さを知っている。

 ――男はそう思うので]

(441) さねきち 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ただ、とても穏やかに笑って]

  クシュン! 見てみて。
  これだけ写真とれたよ。
  キリシマのも、トレイルのも。
  あと、ジーンやナターリャのも。

[それから、今日の主役の姿も撮れていただろうか?
 逃避を企てていたなら、
 撮ってやろうぜとクシュンに囁きもしただろう。

 見せる端末のフォルダの中には
 吸血鬼たちの姿が鮮やかに映し出されていて

 その「中」で笑っているクシュンの姿は、
 男の目に、とても鮮やかに映るものなのだけれど。]

(442) さねきち 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン




   家族の肖像みたい。
   きみも俺も笑っててさ。

[くすくす笑って、
 彼に伝えたのは、それだけ*]

(443) さねきち 2018/11/11(Sun) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

ああ、もう!

[見世物になるために着たんじゃな――いというのは嘘だけど、見せる相手は君たちじゃない!
 その"相手"が要領よく階上廊下に逃げおおせているのを目ざとく見つければ>>436、撮影班も酔ったキリシマも構わずに、ひょいとそのまま飛び上がる。
 下から見える? そんなこと、普段履かないスカートで意識のうちにあるわけない。]

主賓が逃げたら、どうしようもないでしょ。
早く! 降りる!
そんで俺の歌でも聞いて酒飲んで酔っ払っていい夢見な!

[なんて言って、吹き抜けの方へ引きずり降ろそうと。]

(444) mmsk 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 姉妹 ロイエ

 ── どこかのせいたんさい ──

 [ なら、何時か、
  坊やの前で着ちゃおうかしらなんて!>>392

  未亡人のシスターさんって、
  需要無い?あるかしら?多分あるわよね?
  未亡人って言ったら
  かわいそうに、なぐさめてあげよう、なんて
  胡散臭いにんげんちゃんが来たことだってあるのよ。

  ひとのしゅみっておもしろい! ]
 

(445) mayam 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 坊やとクシャミちゃんのひみつのお話を、
  おねーさん、ぽやぽや、
  聞いているようで聞けていなかったけれど、

  ばっちり片目で、見つけちゃった。
  えーと、そう、本日の主役!!
  "タスキ"をつけるのよね、こういう時。

  生憎おねーさんは持ってないけど。 ]
 

(446) mayam 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 姉妹 ロイエ


   じぇれみちゃーん!

 [ 呼び声が届いたかは、
   吸血鬼の神様のみぞ知る!

  がんばれトレイルちゃん、
  おねーさんは応援するぞ!>>444

     ……もしかしたら何処かで、
        寝落ちてたりするかもだけれど、

           *それは それ* ]
 

(447) mayam 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

[捕獲劇にはユージーンもクシュンも加わって、結局上も下もが大騒ぎ。
 そもそも、空飛べる吸血鬼に上下の概念なんてあってなきがごとしってやつだ。
 ミカンで作られたミステリーサークルに、ご本尊を誘致しよう。]

(448) mmsk 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 研修生 キリシマ



[宴も過ぎて、狭間の日に。今日も訪れた夜の時に。棺より目覚め出た男は、机上のカーテンを開き]

今日は、月が綺麗だな。

[呟く。恋文とするでもない言葉を。何の沈澱もなく、ただ、綺麗だと思える月だった。 思えば、この身になってから増した事の一つだ、月への愛着は。太陽を失った、その代わりのように。
 月光の美しさにあてられたように、湧き上がる寂寥みた「空腹」に。医療の徒、輸血パックを、栄養ゼリーのていで啜りつつ]

(449) mimu175r 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 研修生 キリシマ

[ふと見るは、金属棚の片隅に鎮座するもの。数多く作ってきた標本の一つ、薬液に沈んだ、若い娘の脳。標本の中では古い、吸血鬼になって間もない内のものだ]

……

[あれはもう酷く遠くも、
 つい最近にも、
 共に、感じられるようで]


[遠ざかっていく。全ての死は。
 そして、
 常に近くある。全ての死は]

(450) mimu175r 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

[そんな会話の一端を思い出していたところで

 >>444空を踏んで飛び上がるトレイルも
 >>447炬燵の住人となったロイエも
 視界に、はいるものだから。

 ――あたりまえだ。
 全員の姿が目に入るようにここにいたので、]


 ――そんなに、せかさなくとも。
 君の声はどこにいたって聞き逃さないよ。


[と、吹き抜けへ、なにもない“中空”を踏もうとし]

(451) ghoti 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

[思い出すものが、あったものだから。
 少しく寄せた眉根の理由は、頭痛故ではない。
 片腕にベッキーからの品物を抱え、
 もう片腕を、>>444トレイルへと伸ばす。
 いつも通り、頭をなでるそれ。

 ――だいじょうぶだ、
 こうして主賓逃亡犯は無事にお縄につくので
 捕獲劇かくやの惨劇は起こさずに済む
 ――というか起こすだけの、にげるバイタリティはない。のだ。


 だから、あらためて。
 眼下の、鮮烈なまでに、賑やかしい、
 ――――かわいらしい、あまたのなかへ
 その隣へよりそうために進む足を中空においた。]

(452) ghoti 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ――、では。
 
 俺のために……、でもなく。
 できれば、みなのために。
 君の歌がききたいな*

(453) ghoti 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 研修生 キリシマ

[運命の延長たる永い生は。安穏たるこの日常は。好ましい、当面は倦む事もなけりようなものだ。そして己は生けるには倦み難く、ながらくに、日々を続けていくものだろう。
 それはただ、いつ終わるかはわからない。
 不死なれ真の不死ではない吸血鬼は、多くはいつかは死ぬもの、いつ死ぬかはわからないもの、であるのだから。それは、そう、人間と変わらずに]


[いずれ来たるだろう死には、恐れはない。
 思うのは、生命の死、また我々の死、
 その先にあるのは常世か無か、という興味、

 そして、常世があるものならば、
 それが 行く先が正しく地獄であるなら
 飽かないものなのだが、
 と 思う 願ってみる 戯れ、ばかりなのだ**]

(454) mimu175r 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

――   ――

[夜明けに近い時間だった。>>420

  ――。

[身を預けられた事に瞬いた。
 それから、空気に確かに溶けた言葉に

 その言葉に、男はしばらくぶりに目を醒まして
 しばらくぶりに、
 ――そう、きっと、吸血鬼になってから初めて、
 ひとつ、ふたつと涙を零した。

 欠けた左手が触れたすべてのはじまりが
 ほんの少しだけ痛んだ。]

(455) さねきち 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン


  そうだよ。
  俺はあんたを連れていく。
  多分、あんたが嫌がっても、泣いても
  焼ける温度に「あいしてる」さえいえなくなっても

  あんたが死ぬときにキスをあげる。
  そうして笑って、死ぬんだ。
  ……馬鹿だろう。物語みたいだろう。

 

(456) さねきち 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン


[なんというエゴだろう、と思う。
 薬指に嵌まったあいのあかしすら取り去って
 なおも男はこの女から全てを奪おうというのか。

 ――それを知って、この女は身を預けるのか。
 >>426

  痛いな……

[それは、きっと、ただしく愛なのだろうと思う。
 死ぬことすら、男に委ねる女が語る「あいしてる」は。

 果たして男が抱いているのは愛なのだろうか。
 女の永劫の幸福すら願えず
 いつか死を希い、女を道連れにしたがる
 自分がいなくなった未来を女に生きてほしくないと思う]

(457) さねきち 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

[これは、あいなのだろうか。
 わからないけれど

 永久なる時に感情すら削り取られていく中で
 「あい」だと思える何かさえ鈍くなっていくことを
 嫌悪する心は
 心に差し込まれた痛みは

 これは確かに、彼女への想いなのだろう。
 抱えているだけで 
 こんなにも狂おしく痛みを伴うのだから。
 ――色鮮やかな、想いなのだろう。

 その想いのままに、いずれは連れ去ることを
 許してほしい、と、想った。]

(458) さねきち 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン


   あいしてるよ、ロイエ

[いつか頬を打たれたときだって、笑っていたのに。
 男は笑わないままそう囁き、

 眠る女の唇に、深く、口づけを落とした。]

(459) さねきち 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン


[夜明け頃。
 窓の外は、静かに白んでいく。
 朝の気配に、身を暖めるものは互いの体温だけ。

 ――何百年来の思いに終止符を打つのは
 きっと、いつかの男の両足。
 花が枯れることを厭う哀れな吸血鬼。

 願わくばその瞬間が、満たされたものでありますよう。

 神に祈る事すらやめた牧師は、
 その日はじめて、そう祈りを捧げた*]

(460) さねきち 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[>>434ぶかぶかなのもいいが、袖をきちんと捲るときちんとした印象になる。
それぞれの魅力があるが、女は整えた袖を見て満足する。]

借り物なのね。
キリシマにも褒めて貰えたなら、良かったわ。

[本職にそう言って貰えたなら、さぞ嬉しいだろうと、女は笑みを深くして。]

仲良しの印、みたいなものかしら。
えぇ、是非!
どんな服を着ましょうか。
私、ワンピース以外はあまり着ないから、少し違ったものも着てみたいわ。

[二人で着るなら何が良いだろう、と想像を膨らませる。
礼を言われれば笑って首を横に振ってみせ、
名無しの本の事に触れられれば、一瞬驚いたように青灰を丸くして、苦く笑う。]

(461) 蒼生 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[牧師様!聞いてください、牧師様!>>439
 ――なんて、実は初めての体験。 
 送られる拍手ににんまり笑って]


 くふふ! それは秘密。
 また機会があればお教えしましょう。
 次回を乞うご期待!


[アニメの次回予告のようにそう告げて。
 穏やかな笑みににっこり!>>440]

(462) ゆき@青葱帯 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[怪物も英雄も、最初から存在しなかった。>>441

 本でしか世界を知る術の無かった私は。
 子供のままで時を止めた僕は。

 恋い焦がれた輝きの為に生き。
 そして、殺され続けたのだろう。
 
 だけど、だけど。
 もっと尊いものを見つけられたから!
 だから俺は――もう大丈夫だ。

 
 小生、それがとても嬉しいのです!]

(463) ゆき@青葱帯 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[ユージーンの見せてくれる写真を見て。>>442]


 おおっ! たくさん撮れましたな。
 後で小生にも送ってくだされ。
 これとこれと、あと、これもっ!


[生誕祭に賑わうホール。
 画面の中の皆は笑っている。
 その中の自分も、もちろん笑っていた。

 だからだから、胸がきゅうと温かくなる。
 前髪が長くて良かった。
 目元が潤んでしまったものだから]

(464) ゆき@青葱帯 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

――…えぇ、そうよ。
読んでくれたの?ありがとう。

あのお屋敷は、今はどうなっているかも分からないの。
もしかしたら誰も住まなくなって荒れ果てているかも…。
…もしそうだったら哀しいけれど、

[手放したのは、己だ。
当時、既にそこそこに年月を経ていた建物だ。修繕されているか、それとも。
今更に、手放したことを悔やむ気持ちが生まれる。]

……ありがとう。マユミ。
あの子が幸せだといいと、私も、願っているわ。

[女はそう言って微かに笑ってみせた。

あの日、あの時。
恨み言の一つでも言われるかと思っていたが、何も言わずに行ってしまった。
彼の進む先は‘女’の望んだように明るかっただろうか。
明るくあって欲しい。*]

(465) 蒼生 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[くすくす笑うユージーンに。>>443
 ぴょんと飛びつき抱き着いて]


 小生達は、ズッ友ですぞ……!


[なんて、子供のように宣言するのだ。
 家族なんて知らない。
 知らないから、教えてほしい。
 
 五百年生きてきた吸血鬼の時間がゆっくり動き出す
 今日は素敵な生誕祭。*]

(466) ゆき@青葱帯 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

― ―

[それは、ある日の事。
いつものように液晶画面と向き合って作業をしていると、不意に着信を知らせる音と表示が出てくる。
吸血鬼として方々にお披露目された時に出来た年上の友人だ。
彼女も文明の利器を上手く使うタイプで、今も時々連絡を取っている。
女はヘッドセットのマイクを付けて通話に応じた。]

久しぶり、ダーラ。
元気にしていた?
えぇ、こちらも変わらずよ。

[暫く近況を話していたが、不意に彼女の声色が変わる。
女はそれに敏感に反応した。
言いづらそうな彼女を促してみれば]

(467) 蒼生 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

……え、お父様に会ったの?

[案の定、だった。]

…えぇ、…えぇ。
――そう、暫く其方に逗留されるのね。

いいえ、
こちらこそ教えてくれてどうもありがとう。
…そうね、電話はちょっと…取り敢えず、其方に手紙を送るわ。
電子ではなくて、紙の手紙をね。

[その日、女は久しぶりに手書きの手紙を認めた。]

(468) 蒼生 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

『親愛なるお父様へ

あれから健やかにお過ごしでしょうか。
私は相変わらずよ。

お父様に手を取られてから三百年と少し。
貴方が出て行ったお屋敷を手放してから転々と居を移していたけど、
シェアハウスでの生活にも随分と馴染みました。
此処を終の棲家にしたいと思うくらいにはね。

お父様、私ね、吸血鬼になれた事、とっても感謝しているわ。
だって、今の生活があるのは貴方のお蔭。
一人の使用人で終わる筈だった私の人生を変えてくれた。
文字や外国の言葉、行儀作法を教えてくれて、私の世界は貴方の手で広がったわ。
大変な思いはしたけど、この御恩は一生忘れません。

(469) 蒼生 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー



だけど私、お父様には愛想を尽かしたので、ジェレミの娘になります。
どうぞこれからもお元気で。

     ベッキー』

(470) 蒼生 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[それを送って二週間後、



‘娘が知らない男に誑かされた!’と
古城にやって来た血親にエントランスでビンタを喰らわせる事になるのはまた*別の話*。]

(471) 蒼生 2018/11/12(Mon) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

[次回を乞うご期待―― というのであれば
 男はその次回を、やっぱり心待ちにしてしまう。>>462
 
 何せ彼との攻防は、
 冷蔵庫のチョコレートだけでなく
 無数に続いているものだから。

 次はどうなるんだろうと、興味しんしんに
 「しんえん」を覗き込んでしまっても、仕方のない事!]
 

(472) さねきち 2018/11/12(Mon) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[見せた写真にほんの少し、
 声が曇ったような気がしたけれど
 喜んでいるクシュンの前髪をあげるような
 そんな無粋な真似はしない。>>464

  勿論、送るさ。
  これとこれもいらない? ふふ

[なんて、いいながら
 ぴょんと抱きついてくる小さな体を受け止めた。
 年上のはずだけれど、これじゃあ弟みたいだな、と
 男はそんなことを思って]
 

(473) さねきち 2018/11/12(Mon) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン


 
  ズッ友。嬉しい!
  ずーっと、友達でいてくれよ

[そう言ってクシュンの体を抱きしめた。
 穏やかな笑い声に、穏やかな暖かさ。
 今日は素敵な生誕祭。
 そう、――

 怪物でなくなった「あなた」の
 お披露目会でもあるのだろう。*]

(474) さねきち 2018/11/12(Mon) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


 では、いつか。
 一緒に連れて行ってくださいませ。

 その時、ベッキーさまが哀しまれることがないようにと思っています。

[そっとベッキーの手を取る。
先程袖を折ってくれた綺麗な手。
この手が放してしまったことを悔いているものは、屋敷のことだろうか。
それとも。]

 とても素敵なお話でしたもの。
 いつか続編が出ることを期待しておりますわ。

[物語の彼女が憂いもなく幸せに暮らしているという、そんな続編を。


その時、隣に何がいるのだろうか。
彼女の憂いを晴らすものなら、なんでも良い。
そう心から願い、ベッキーに微笑んだ。**]

(475) okomekome 2018/11/12(Mon) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[引っぱり出した主賓>>452と、寄り添うように下へ。
 頭を撫ぜる手はナースキャップに阻まれて、いつものように髪をかき混ぜるには至らないが、甘えるように少し相好崩すのはいつも通り。
 "父"を知るこの人に触れると、200年の時が溶けてなくなってしまうような錯覚さえある。]

ジェレミの誕生日なんだから、ジェレミだけが聞いたっていいくらいなのに。
みんなのために歌うんじゃ、それこそいつも通りじゃないか。

[いつもと違うのは服装くらいだ。
 それでも、仕方ないな、なんて言いながらミカンの円の中央に主賓を座らせると、軽く喉を鳴らして調子を整える。
 歌う歌は、穏やかな日々を讃えるささやかな賛歌。
 ああ願わくば、この城の日々がいつまでも続きますようにと。

 願うだけなら、小夜啼鳥の自由とばかりに**]

(476) mmsk 2018/11/12(Mon) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[変わらず彼女はこの城に住む。
人間を飼うこともあるだろう。
ゲームをし、動画を配信し、同胞たちとお茶会をして。

生に飽きる暇もないくらい、充実した生活を送る。





     ―― いつか朝日に消えるその日まで。**]

(477) okomekome 2018/11/12(Mon) 00時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[血を享けた親でも、子でもない。
けれど青絨毯の上で隣にある相手。]

ジェレミ、
貴方の好きな時に空けてくれて構わないわ。

[道を分かつ日はいつ来るとも分からない。
出来れば、置いて逝きたくはないけれど。]

貴方が私の為に用意してくれるものならきっと何だって嬉しいけど…そうねぇ。
何か身に着けられるものをプレゼントして頂戴。
貴方と道を分かつ時があっても、ずっと傍に置いておけるように。

[そう言って、娘ではない女は微笑んだ。*]

(478) 蒼生 2018/11/12(Mon) 00時半頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


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生存者
(9人 81促)

キリシマ
20回 注目
ジェレミー
86回 注目
ロイエ
87回 注目
トレイル
9回 注目
クシャミ
52回 注目
マユミ
25回 注目
ノッカ
12回 注目
ユージン
134回 注目
ベッキー
36回 注目

犠牲者 (1人)

サイモン
0回 (2d)

処刑者 (1人)

ジェニファー
18回 (3d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (0人)

村を出た人達

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