247 満天星躑躅の宵闇祭り
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヤヘイが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、亀吉、明之進、華月斎、アカリ、小鈴、トノサマ、ウトの7名。
──その騒動は、また唐突に始まった。
(#0) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
ざわざわざわざわ。
神社の周囲の木々の一部が、不意にざわめく。
一見すると、ごく普通の木。
だが、それは血を求める妖で。
木霊の騒動に感化されたか、普段は眠っているそれらが目覚め──血を求めて、その枝葉を伸ばし始めた。
(#1) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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……んあ。
[ざわ、とざわめく妖の気配に、青年は目を細める]
あー……厄介なモンも、起きちまったなぁ。
[ぼやくような言葉に、精霊がふええ、と泣きそうな声を上げる。 そのふわふわした頭をぽふぽふ、と撫でて]
まあ、ちぃと鎮めてやれば、大人しゅうなるやろ。 ……いざとなったら、俺が奥の手使うから、そう心配しぃないな。
[どことなく含みのある、それでいて艶やかな笑みでこう言い放った後]
(0) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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おーい、ちょいと面倒事頼まれてくれん?
[ぐるり周囲見回し、上げるのは朗らかー、な声]
騒がし過ぎて、樹木子どもまで起きてもうたらしい。 こいつらが動いとると、祭りどころじゃないんでなぁ……余裕あったら、鎮めてくれん?
[そしてその、朗らかな声と笑顔で願うのは、ある種の無茶ぶりだった。*]
(1) 2016/05/25(Wed) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 00時半頃
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[>>1:182アキの顔に浮かんでいたのは苦笑い。
問い掛けには、困惑交じりの応えが返って来る。]
いや、 しかしなかなか出来るものではないぞ。
[言いながら、しげしげと誠の方を見やる。
少女からは彼らに生じた変化は見て取れないが、 人形を糸なしに操ってみせるのは異能の類だと思った。]
(2) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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[――やがて、ざわり と。
>>#0>>#1神社の周囲を囲む木々が不意にざわつくのを感じれば、そこから妖の気配を嗅ぎ取り、 少女は木刀を握り締めて目を眇める。]
……。
[>>1亀吉の朗らかな声が聞こえれば、瞠目した後に少し肩を竦めて]
(3) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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正しく面倒事、だな。
あたしは加わるぞ。 ――…アキ達はどうする?
[妖相手に戦った事がないだろう二人に問うた。]**
(4) 2016/05/25(Wed) 01時頃
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小鈴は妖なのに、人間より恐がりだね。
[>>1:142ぎゅっと手を握って立ち上がった小鈴に、くす、と笑って]
我はウトだよ。旅楽士さ。
[琥珀の複雑な心境も知らぬ顔で>>1:155斎の名乗りに、そう応じた]
ま、短い間かもしれないがよろしく頼むよ。 狸の琥珀さんも、ね。
[狸を覗き込むようにして、自分の持つ古布のキツネを、その目の前で、ひょい、とお辞儀するように動かした]
(5) 2016/05/25(Wed) 01時半頃
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さあて、とりあえず、この悪戯者を渡さないと。
[木霊を閉じ込めた袖を押さえて、先刻の精霊の少女はどこか?と、辺りを見渡し]
おや?
[ざわざわと、蠢く気配に瞬いた]
おやおやおや、なんだかまた面白くなってきたよ。
[くすくすくす、笑いながら、しゃん、と鈴を振った**]
(6) 2016/05/25(Wed) 01時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 01時半頃
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[中々出来る物では無い>>2らしい。 これも、誠の力の一つなのか、 それともアキの中で芽生えた異能なのか。 それは誰にも分からなかった。]
いやぁ、僕にも良く分からないけれど、ね。
[そう呟いた後だろうか。 アキは、誠の様子が可笑しい事に、気づく。 それは、妖の気配を、誠を通じて気づかせてくれていて。]
(7) 2016/05/25(Wed) 03時頃
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亀吉。
[その名前を、呟く。 樹木子なるものが起き出したと>>1。 その妖が悪さをすると、祭りどころじゃないらしい。
どうしようか。 アキと誠は互いに顔を見合わせる。 どうやら灯里は樹木子鎮めに張り切って臨むつもりらしいが。>>4]
……僕にも、出来る事があるなら、やりたい。 誠も、行きたいみたいだし。
[灯里にくらべたら、アキは力の無い少年かもしれない。 それでも、誠と共に戦う力ならば、ある筈だから**]
(8) 2016/05/25(Wed) 03時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 03時頃
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ウトか、こちらこそよろしくな。
[旅楽士であると言うウト>>5、良く見れば身に纏う衣装は青年ら旅芸人のそれと傾向は似ていた。 なるほど、と一人したり顔になる青年の肩の上、キツネを使って挨拶された琥珀はじと目のままそれを見ていた。 敬称付きでの呼ばれ方に複雑さを深めつつ、短く息を吐く仕草をして]
『まぁ、ここおる間やからな。 よろしゅうに』
[色々呑み込んでそう言葉を紡ぐ]
(9) 2016/05/25(Wed) 04時半頃
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[ウトが捕まえた木霊を使いに返そうとあたりを見回した時、その異変は起きた]
なんだ?
『まぁた面倒事やろ。 木霊みとぉかいらしいもんやないで』
[蠢く気配は悪戯をして回っていた木霊を震え上がらせているよう。 屋台の店員である妖怪達もざわついていた]
(10) 2016/05/25(Wed) 04時半頃
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樹木子?
[様子を窺っていると亀吉の朗らかな声>>1が耳に届く。 鎮める、と言うのがいまいちピンとこない青年だったが、それを聞いて琥珀が盛大に息を吐いた]
『ほんまに厄介事やな…。 斎にゃちょお荷が重いで』
え。
『いっくら力貸しとるっても、戦いなんぞしたことないやろ。 鎮めるいうんは暴れる妖怪叩いて大人しゅうさせることや』
えええええええええ!!
[話を聞いて青年もまた、無理だ!なんて心境になる。 何か武術をやっているわけでもなし、戦うようなことに接するのは喧嘩の仲裁くらいなものだった**]
(11) 2016/05/25(Wed) 04時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 04時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 04時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 07時半頃
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[少女に木精を引き渡し、また散策を続けようとしたところ、>>1朗らかな声]
ふーむ、これはいかんな
「殿の生き血で大人しくしてもらいましょうか」 (いけません、危ないですよ)
どれ、一つ我輩の力を見せてくるとするか。 けろけろけろ。
[トノサマとぱるっくは先へと急いだ]
(12) 2016/05/25(Wed) 07時半頃
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[木々が繁る参道の奥へと進む]
ヒィ、ハァ、フゥ。
ぱるっく、タオルじゃ。 うむ、ありがとうじゃ。
しかしいつの間におぬしの手は細くすらりとしたのしゃ?
[トノサマが振り返ると同時に遠くから声が聞こえる]
「それは私ではありません!」
Σ な、なんじゃってー。
(13) 2016/05/25(Wed) 08時半頃
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トノサマは、樹木子に絡まれている**
2016/05/25(Wed) 08時半頃
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[取りあえず、割とみんなやる気らしい様子に、青年はく、と楽し気な笑みを零す]
とりあえず、ちょいと騒がしゅうなるけど堪忍なぁ。 あれほったらかす方が偉い事になるんは、躑躅様もわかってらっしゃるだろし、大丈夫やとは思うけど。
[不安げな精霊にそう言い置いて。 ともあれ、と樹々の茂る辺りへと歩みを向け、進む事しばし]
……お?
[何やら、やり取りする声>>13が聞こえるなあ、なんて。 思うのと、頭上に影がさしたのはどちらが先か]
(14) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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亀吉は、一つ息吐き、頭上を仰ぎ見る。1+3
2016/05/25(Wed) 20時頃
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っとお!
[いつの間にか忍び寄ってきていた枝が勢いよく振り下ろされる。 とっさに跳びのいた事で奇襲は避けられたものの、距離を開けた事で反撃の機会は完全に逸した]
あー……先に呼んどきゃよかったなぁ。
[舌打ちする間に、伸びてきた枝は一度退くものの。 周囲のざわめく気配は鎮まりそうにない]
(15) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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……今の俺、下手に喰らうと、いろんなモンに中るでぇ?
[呆れたように呟くが、樹木子の方は知ったこっちゃない様子で]
はー……ある意味、俺以上の悪食やな。
[呆れたように言いながら、間合いを測りつつ]
紅碧、紫黒。 もし、あちらさんで手ぇ必要なら、ちょいと手伝いしてこい。
[ちら、と視線を向けるのは、絡まれているトノサマの方。 見た目に驚く事がないのは、色んなものへの慣れが出ているからです、ええ。*]
(16) 2016/05/25(Wed) 20時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 20時頃
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『驚いとる場合やないで。 お前が戦えん思うとっても、あちらさんはお構いなしや。 捕まってもうたら血ぃ吸われて干からびてまうでぇ』
[にっしっしっ、と悪い笑み(ただし以下略)を浮かべて琥珀は青年を脅しにかかる。 とは言えその言葉に嘘は無く、捕まってしまえば被害を受けるのだ。 自衛は必要なのである]
この蝶で何とかなっかなぁ…。
『それだけで相手するにゃあちょおでかいやろな。 ヒョコ作っといたやろ、そっち使い』
[琥珀の言葉に青年は懐から紙人形を取り出した。 複数の形をしたものに絹糸が結わえ付けてある]
(17) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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『サルにカニにハチに……なんぞ御伽噺でもやる気ぃかぃ』
いや、どうせやるならテーマあると良いかな、って。
『ウスとクリどないすねん』
あ。
『こっちは人型は分かるんやけど、イヌに…こりゃキジか? オニまで作りおうて。 妖寄りやから動かせぇか分からんで』
[などなど。 突っ込まれつつもその使い方を琥珀から聞く青年]
(18) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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『糸ん引き方は言葉だけやと理解出来んやろ。 やから力使ぅてその動きを手で覚えぇ。 やけどそれは基礎の話や。 樹木子が来ぉうたら遠慮なく力使ぅて鎮めぇや』
お、おぅ、やってみる。
[なかなかのスパルタ手段だが実地で覚えるより他無い]
(19) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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そんじゃあ俺はちょっとあいつら相手して来るわ。 そっちはその子も居るし無理すんなよ。
[ウトと小鈴にそう告げて、青年は傍を離れた]
(20) 2016/05/25(Wed) 21時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 21時頃
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[>>7自分にもよく分からない、と呟く声。 それにどう答えるか考える間もなく、新たに蠢き始めた妖の気配に少女の意識は移る。
>>8互いに顔を見合わせるアキと誠。 彼方此方で蠢いている状態になるなら、自衛はして欲しいが。 応えは確かな意志の籠ったもの。]
――そう、か。
自分の身を護る事を最優先に。 …それだけは約束してくれ。
[じっとアキの瞳を見て言った。
二人の背中も守ってみせる、とは約束出来ない。 少女は見習いの身なのだから。 木霊ならともかく、樹木子を相手にその余裕はない。]
(21) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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[応えはどのようなものが返って来たか。
少女はお好み焼きの店主に荷物を託し、―ポケットの中にチョコバーを2本忍ばせて―避難するように、と伝える。]
(22) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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『ええか、出来ぃだけ遠隔でやるんや。 万一近付かれても慌てるんやないで』
初めての人間に無茶言うなよ。 今だって半ばテンパってんのに。
[それでも鎮めることが出来る力があるならやろうと、青年に下がる素振りは無かった]
(23) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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[ウト達から離れて少しして、通り過ぎた参道横の木がゆらりと揺らめく]
『斎、後ろや!』
[琥珀の叫びが響き、直後、撓る枝が青年の背へと襲い掛かる]
ぅわった っと と!
[声に慌てて横へと飛ぶと、枝が右の二の腕を掠めて行った。 着物の上からであったために怪我らしい怪我は無いが、青年に冷や汗をかかせるには十分]
うわ、擦れてる。
『余所見しとる場合やないでぇ斎!』
[再びの琥珀の声に青年はハッと二の腕から視線を外し、参道横の木──樹木子を見遣った]
(24) 2016/05/25(Wed) 21時半頃
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華月斎は、カニの紙人形を樹木子に向けて投げる。16
2016/05/25(Wed) 21時半頃
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むぅ……怖がりじゃないもん!あのふよふよが卑怯な手を使ってくるのがいけないんだ!わたしみたいにせーせーどーどーと戦えばいいのに……。
[お兄さんの手をぎゅっと握ったままむくれ顔。 ちなみに少女が最初に木霊を閉じ込めようとして使ったのは眠気を誘う術である。 迷い込んだ人間相手にいつもやっているのと全く同じように、眠気を誘う→幻術を使って幻を見せる→術の中に閉じ込めるという手順を踏もうとした。 木霊に寝るという概念がなかったのが彼女の敗因である。]
(25) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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[と、そこで。ざわりと蠢く気配。]
ふぇっ……な、なに……?
[ただならぬ気配に、耳もしっぽもぴぃん!と立っている。 たまらず握っていた腕に抱きついた。]
まさかあのふよふよが……合体してスーパーふよふよに……!
[ぷるぷるぷるぷる。 震えているうちに、籠を拾ってくれた青年がスーパーふよふよ(仮)を倒しに行くという。>>20 ふよふよ一匹でもあんなにこわいのに、スーパーふよふよ(仮)を倒すだなんてすごいなあ……と思いながら見送った。]
(26) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 22時頃
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[カニの紙人形は宙を滑るように樹木子へ。 青年は絹糸を左手に持ち、右手に扇子を開いて握る。 くるりと右手首を返せば胡蝶の群れが宙を舞い、樹木子の前に拡散した。 拡散した蝶達は樹木子が繰り出す枝を防ぎ、青年との距離を撹乱する]
っ らあああ!
[宙を滑るカニの紙人形の糸を強く引き、こちらを狙う枝へと軌道修正。 しゃこーんしゃこーん、とカニが鋏を研ぐように動かし、糸の動きのままに枝へと接近して半ばから切り落とした]
も、いっちょ!
[青年は一歩前へと踏み出し、引いた糸を遠心力の勢いを乗せて振り下ろす。 狙うは樹木子本体。 カニもまた鋏を振り下ろすようにして、樹木子の幹を上から一直線に切った]
(27) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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『………おぉ』
[予想外の成果に驚いたのは琥珀。 動く邪魔にならないように青年の頭にしがみ付いていたのだが、引っ付いた状態で目を点にしていた。 幹の表面を真っ二つにされた樹木子はわたわたしながら逃げ帰って行く]
……鎮めた、で良いのか?
『…ええんちゃうかな』
[青年もまた驚いたような表情をしていた*]
(28) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 22時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 22時頃
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[本当に本音を言ってしまえば、 樹木子なる妖はどれ程恐ろしいのかという純粋な興味もあった。 ただし、危ない妖だというのは何となく想像はつく。 身を守る事を最優先にしろ、>>21との言葉には一つ、頷いた。 流石にそんな無鉄砲さは持っていない。]
……分かった。気をつけるね。
[そう、答え、灯里が行くならば、アキも続いて樹木子なる者の元へと行くだろう。*]
(29) 2016/05/25(Wed) 22時頃
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ん、そうしてくれ。
[>>29応じるアキの考えは知らず。 少女は彼の返事に頷くと、その場にいる妖達に避難するように促した。]
(…普段なら。 いや、此処に来る前のあたしなら、きっと放っておいたんだろうな。)
[‘いい妖’に出会えた事の方が少なかったから。 そう考えた少女は口の端を僅かに上げ、樹木子のいる方へと赴いた。*]
(30) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[出店を腕のように伸ばした枝で薙ぎ倒す樹木子を視界に入れて、少女は木刀を中段に構える。
稽古用の木刀は市販されているものと殆ど変わりはなく、これでかの妖の身体を断つ事は難しい。 退魔の時のように身を護る装備や道具は持ち合わせていないが、逃げる選択肢など少女にはなかった。]
其処に悪さをする妖がいる。 それだけで十分だ。
[少女は雷の力を木刀に宿す。
この木刀が他と何か変わっているとしたら――それは一度雷の気に触れた、という事か。 落雷しても裂ける事のなかった樹木。 雷の力を宿す家系故か、特にそういったものを好んで使用する。]
(31) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[‘雷を纏わせても折れない’、という験担ぎのようなものか。 或いは折れない事に親和性を感じたのか。
少女が木刀に纏わせたのは]
――…柝雷。
[雷が触れた物を切り裂く力。 先程よりも威力が強い力を選んだのは、手加減などしていられないから。]
(32) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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[樹木の妖は危険を察知したのか、此方を絡めとらんと枝を伸ばしてくる。]
く…ッ。
[一歩飛んだ瞬間、先程までいた場所にもう一本の枝が突き刺さっていた。 ひやりとするが、顔には出さない。
血を啜れるのなら、生き死には関係ないと言ったところか。 或いは手傷を負わせた方が食事をしやすいという合理性からか。 罠を仕掛ける知恵があると言うのは、なかなかに。]
なかなか厄介だな!
[非常に本能に近しいものではあるが。 二撃目を木刀でいなすと、少女は樹木子の許へと駆けながら一息に木刀を振るう。]
(33) 2016/05/25(Wed) 22時半頃
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アカリは、振るわれた木刀に纏わりついた蛇は樹木子を捉えるか。1+16
2016/05/25(Wed) 22時半頃
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はあああああ!
[裂帛の気合と共に振るわれた木刀。 それに纏わりつくようにしていた紫電の蛇は飛ぶように樹妖に襲い掛かり、 存在そのもの――雷の力でその上半身を真っ二つに裂けさせる。]
…っ、やったか。
[樹木の妖怪が逃げていくのを見て、少女はそっと安堵の息を付く。
そうして。]
(34) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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…やはり、燃費が悪いな。
[先程、お好み焼きを食べたというのに空腹を覚える腹に眉を寄せると、 スカートのポケットからチョコバーを取り出してパッケージを破ると一口齧った。]*
(35) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[灯里に続く形で追いかける。 逃げ惑う人や妖とは反対の方向へ、駆けていく。 アキと誠は、走っていた。
……怖い。でも、出来る事はしたい。 恐怖と好奇心が鬩ぎ合い、アキの体内を駆け巡る。
道行く途中に、異様な枝葉があれば、それを避けるように駆け抜けていく。 やがて辿り着く先で、アキは絶句することとなる。]
(36) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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……なんだ、あれは。
[アキは、呆然と、呟く。 樹木子なるものは、それはそれは、暴れるという言葉が正しかろう。 此処も、危険だ。
アキは、ぎゅっと拳を握り、恐怖に耐える。]
……大丈夫だよ、ね。
[確認するかのように、誠に問いかける。 誠はアキの方を見て、一つ、頷く。 まるで、"アキには指一本触れさせない"とでも言っているようだった。]
(37) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[雷の力が、樹木子を捉える。>>32>>33 アキは、一瞬、目を細めてそちらを見る。 このような状況でも、果敢に立ち向かう。 そして妖怪が逃げていく所>>34を、アキは黙ってみていた。 やはり灯里は、凄いなと思いながら。]
……すごいね、誠。
[アキは、そんな感想を誠に告げる。 誠は、一切動かない。 どうしたんだろう、とアキは不思議がっている。]
(38) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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|
[誠は、ある一点……アキから見て左の茂みを見つめている。 何をしているのだろうと思ったら、 ふいに、アキの方を見て、手で合図を送った。]
えっ……?
[アキは、誠の示した先を見て、目を見開く。 茂みを挟んだ小径に、小さな樹木の妖怪と、 そこから必死で逃げる猫又の小さな女の子がいた。]
(39) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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……行こう!
[そう告げるや否や、アキと誠は茂みを通り抜け、向かいの小径へと。]
こっち!
[アキは、猫又の少女の手を掴み、茂みへと引き寄せる。 驚いた様子の猫又の少女にしぃ、と指を立てて。 小さな樹木子は、アキたちの気配を感じ取れないようで。 暫く静かに佇んでいる……今が、好機だと思い。]
……行け、誠!
[誠を向かわせる。]
(40) 2016/05/25(Wed) 23時頃
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明之進は、誠は、隙を狙い樹木子に斬りかかる。11+1
2016/05/25(Wed) 23時頃
|
[樹木子に当てようとした所、後一歩の所で避けられる。 アキは、舌打ちを一つして、誠を呼び戻す。 やはり、自らの意思ではうまく行かないようで。
そして、さらに悪い事に。 こちらの気配に気づかれた。 しゅるり、とこちらに枝が伸びてくる。]
……君は、逃げて!
[そう、告げる。猫又の少女は、必死に走っていく。 目の端で、猫又の少女が遠くに行ったのを確認すると、 アキと誠も、樹木子を睨む。]
(41) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
|
|
せーせーどーどー、かい?そりゃまた御狐さんらしくない言い分だ。
[化かし化かされるが狐狸の性と知る故に、小鈴の言葉にも、おかしげに笑う>>25]
(42) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
|
|
[樹木子が枝を伸ばし、こちらに絡みつきにかかる……。 その一瞬を狙って、アキは誠を抱え、その攻撃を避ける。]
……っ!!
[どさり、と嫌な音がして、灯里のいるところへ戻る。 その樹木子は少し間抜けなようで。 姿が見えなくなったとなれば、その枝を這わせる事はなく、大人しくしている。]
……助かった……かな。
[そう、呟いて。]
(43) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 23時半頃
|
はいよ、無理せぬ程度に楽しむさ。
[>>20おとぎ話の紙人形を引き連れて、樹木子退治に向かう斎と琥珀にひらりと手を振り、小鈴の方へ再び視線を向けた]
小鈴は狐火は飛ばせるかい?
[しゃん、と小鈴と繋いでいない方の手に持った鈴を鳴らす]
(44) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
|
|
飛ばせるようなら、この周りに飛ばしておおき。
[しゃんしゃんしゃん、鈴の音と共に、紅い鬼火が数個産み出されて、空を巡る]
この火と混ざれば、結界の代わりくらいにはなる。
[言葉が終わるか終わらぬか、目の前の土がぼこりと割れて、樹木子の枝が伸びて来た]
(45) 2016/05/26(Thu) 00時頃
|
ウトは、しゃん、と鈴を鳴らす。1+20
2016/05/26(Thu) 00時頃
|
やれやれ、ちったあ、考えろや?
[準備万端のところへ現れた相手に、呆れた声を投げる。鬼火は螺旋を描いて樹木子を忽ちを黒焦げにしていた。遠慮会釈なく焦がされても枯れずに蠢きながら逃げていくのはさすがに年経た妖といったところか]
(46) 2016/05/26(Thu) 00時頃
|
楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時頃
|
きつねび?うん、とばせるよ!
[ぷるぷる震えていたが、お兄さんに問いかけられるとえっへん!といった表情で言う。>>44]
すうう……ふぅっ!
[大きく息を吸い込んで、吐き出す。 空気とともに吐き出された青い炎は、二つに分かれてそれぞれ小さな狐の形をしていた。]
そおれこんこん♪ こんこん♪
[少女の手拍子に合わせて狐火たちはくるくると踊り出す。 狐火は彼女にとっては遊び道具である。獲物がなかなか見つからず一人ぼっちのときはずっとこれで遊んでいた。]
どう?すごいでしょ!
[再びえっへん!と胸を張りながら。]
(47) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時頃
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……ぉ。
[ゆらゆらゆらめく枝を見つつ、上がるのは小さな声]
……そろいもそろって、中々派手にやっとるなぁ。
[星の力が動くのを感じ、零れ落ちたのはこんな感想。 青年自身の力は殆ど動かしてはいないから、よほど注意深く探らねば探知は難しいだろうが]
俺も、本腰入れんとならんかねぇ……疲れるんよなあ。
[ぽそ、と零れ落ちるのは、ぼやきめいた呟き]
(48) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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まー、とはいえ。 ここで手ぇ抜いて躑躅様のご不興買う方が、なんぼか疲れるしなあ……。
ここに出禁喰らうと、かーなり、辛いし。
[何が、と口にする事なく、そう呟いて]
てぇ、わけで。 そろそろ、出番やで……二藍。
[小さな呟きと共に、ゆら、と影が揺らめきたつ。 かつてその名で呼ばれていた小鬼の姿は、相変わらず影も形もないけれど。**]
(49) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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アキ?
[チョコバーを齧りながら視線を巡らせば、アキ達が動くのが見えた。 >>39>>40何かを見つけたのか、茂みに向かっていく。 すぐに力を行使できる状態にはないが、長い時間帰って来ないようであれば様子を見に行く心算でその姿を見送った。
そうして少女は動かない樹木に背を預ける。 煌めく星の気配を近くに感じても、踏み止まっていられるのは上手く力を行使できたからか。]
――煌星と遭遇するなんて、なかなかないからな…。
[少女はそっと息を吐き出す。 身の裡で星が蠢く度、動揺するのは、 煌星への免疫が殆どないのと、己の修行が足りない所為だと思う。]
(50) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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闇星はそんなに美味そうなのかねえ。
[黒の闇星も銀の煌星も、妖が喰らえば大きな力を得る。それ故に、退魔を生業としない者でも、妖への対処は出来ねば生きられない、とは、同じ星を持つものにしか判らぬことか]
(51) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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…っ?!
[>>43どさり、という音と共に 誠を抱えたアキが不安定な姿勢で此方側に出てくるのを見て、少女は瞠目する。]
おい、大丈夫か?
[近くに樹妖の気配がするので声を落としつつ、アキの方へ歩み寄った。]
(52) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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とりあえず一匹撃退したけど…どのくらい居るんだろうな、樹木子ってのは。
『さぁてなぁ。 下手すると見えとる木ぃぜぇんぶ疑わないかんかもしれへんで』
げっ。
[青年は、勘弁してくれよ、と言うような表情をする。 しかし強ち嘘とも言えないのがこの場所でもあるのだった**]
(53) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時頃
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おや、可愛いね。
[>>47小鈴の飛ばした狐火に、目を細め、すごいでしょ、と胸張る様子に、ああ、と頷く]
さすがは御狐さんだ、偉い偉い。
[しゃんしゃんしゃん、と鈴を鳴らして、鬼火を狐火に沿うように飛ばす。紅と青、ふたいろの火はどこか楽しげに舞うようで]
ふふ、なかなかじゃないか。よし、折角の祭りだ。もすこし色をつけようか。
[言うと懐から横笛を取り出し、口元にあてた]
(54) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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[ひゅるり、ひゅうるり]
[風の音を写し取ったような笛の音が、楽しげに辺りに響く]
(55) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時頃
ウトは、すっかり、この状況を楽しんでいる。
2016/05/26(Thu) 00時頃
楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時頃
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こんこん♪こんこん♪
[手拍子をしているうちに楽しくなってきて、自分まで踊り出す。 そのうち色の違う鬼火と笛の音色も混ざり、きらきらと輝くその姿はさらに少女の心を浮き立たせた。 お兄さんの笛の音色が嬉しくて、もふもふのしっぽをふりふりしながら踊っている。]
(56) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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[尻尾を振って踊り出す小鈴に、合わせるように、笛鳴らしながら、足をたんたん、と踏み鳴らす。 しゃんしゃんしゃん、と足の動きにつれて鈴が鳴り、満天星の鐘の音も聞こえたか]
しゃんしゃん しゃらしゃら ひゅうひゅるり
[星降るように、風呼ぶように、踊る狐と狐火を、楽の音が包んで広がった。
或いは、それも、妖を鎮める法のひとつであったかもしれない]
(57) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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いつつ……。 な、なんとか。
[どうやら、受け身を取れはしたものの。>>52 腕を少し擦ったようで。そこが、紅く腫れている。 その痛みが、この神社が夢幻の類ではない事を改めて知らしめさせてくれる。]
でも、よかった。 追い払う事は出来なかったけど、人助け……この時は妖助けかな。 それができたし。
[ちらりと小径の方を見ると、既に樹木子は去ったようで。 また誰かを襲う事が無い事を祈りたいが。]
(58) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 01時頃
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――そうか。
[>>52何とか、という応えには安堵しつつ。 腕の腫れに気付いたなら、何かないかとポケットを探り――バンドエイドを見つける。 出来れば傷口を洗いたいが何もしないよりはましか。 そんな事を考えつつ、彼の続く言葉を聞いていた。]
…人助けか、アキらしいが。
[無事だったのだから小言はやめておくとしよう。
彼の視線を追って茂みを見る。 その向こう、小径の方に妖がいたらしい。 付近に妖怪の気配はないので、一先ず緊張を解く。]
(59) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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…ん。
[そんな頃だろうか。 風邪の運んだ>>57鈴と笛の音が聞こえてきたのは。 この事態に何を、と思ったが、その音は清いものだった。]
見事なものだな。
[心が静まるような心地がして、少女はじっと耳を傾けた。]
(60) 2016/05/26(Thu) 01時頃
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[傷口の治療をするならば、アキは灯里に委ねておこうか。 ばんどえいどなるものを取り出されれば、目をぱちくりしただろうか。
アキらしいと言われれば、>>59 そうかな、と軽く頬を掻く。]
でも、本当に油断できないね。
[アキは、自分にもっと力があれば、 そんな事を考えていた。]
(61) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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[どうやら、鈴と笛の音が聞こえてくるらしい。 興味を持つ灯里。>>60]
……そうだね。 笛、か。
……気になるの?
[そう、尋ねてみる。 その主を見てみるのも悪くないだろう。]
(62) 2016/05/26(Thu) 01時半頃
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これは、簡単な手当ての道具だ。 ちゃんと洗った方がいいが、いつ妖怪が出て来るか分からないからな。
[>>61委ねられるなら、そう説明してバンドエイドを傷口に貼っておこう。 頬掻くアキが油断はできない、というのには頷いて。]
あぁ、そうだな。 まだ警戒は怠らない方がいいぞ。
[幾つかは撃退出来ただろうが、神社の周辺は木が多い故に その中に紛れられてしまえば目では判別がしづらい。
先程の立ち回りでも、一歩間違えば少女も怪我を負っていただろうから。 少女は地面に突き刺さった枝を思い出して表情を引き締める。]
(63) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[>>62気になるのか、と問われれば目を瞬かせ]
ん、 何だか、近しい気配がしてな。
[そう、言外に肯定を示す。
音のする方へ視線を巡らせれば、紅と青の火の玉は見えるだろうか。 火の妖怪もいるが、それらからは危険性は感じられず。]
…行ってみるか?
[気になるのは己の方ではあるが、そう問うてみた。]**
(64) 2016/05/26(Thu) 02時頃
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[手当を受ければ、>>63 ありがとうと改めて感謝する。 不思議な道具だったが、やはり未来の道具なのだろう。
警戒を怠らない方がいい、との言葉にはその通りだと頷く。 若しかしたら、すぐ傍に居るのかもしれない。
自身も傷を負った。 ここからは、より気をつけて行かねばならないな。]
(65) 2016/05/26(Thu) 03時半頃
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近しい気配?
[つまり、異能の力……だろうか。>>64 灯里と近しい気配というのが、今一よく分からなかったが。 行ってみるかと聞かれれば、]
うん、そうだね。
[そう、肯定した。**]
(66) 2016/05/26(Thu) 03時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 04時頃
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[どこかから楽の音が流れてくる]
はは、楽しそうだな。
[視線を巡らせれば、遠目に小鈴が踊る姿と、鈴と笛を奏でるウトの姿が見えた。 力を付与されども星の定めを持たぬ青年は、それをただ良き音色として捉える。 一方、青年の頭に居る琥珀は、ウトが奏でる鈴の音を錫杖の音として捉えていた。 内なる星が僅かに疼くが、人形であることを良いことに表には出さない]
(67) 2016/05/26(Thu) 18時頃
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『斎、のんびり見物しとる場合やないでぇ』
[ふ、と気配を感じ琥珀は青年の額をてしてしと叩く。 促されて見れば、楽の音から逃げるようにこちらへと移動してくる樹木子の姿があった]
むざむざ逃がす道理はねぇ、ってか?
[扇子を持つ右手首をくるりと返すと、胡蝶の群れが樹木子を取り囲まんと舞う。 立ちはだかる形の青年に気付いた樹木子が矛先をこちらへ定めたと同時、青年もまた絹糸を引いた]
(68) 2016/05/26(Thu) 18時頃
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華月斎は、飛び出していくのはヒト、イヌ、サル、キジ。9
2016/05/26(Thu) 18時頃
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[御伽噺の主人公達が蝶達の合間を縫い、それぞれが樹木子に近付かんと宙を滑り行く。 ヒトは刀を振り翳し、イヌは地を駆け根を目指す。 サルは枝に取り付かんとし、キジは口のように開いている洞を目掛けた]
ぐっ!
[さっきは一体だったために何とか繰り切れたが、今度は同時に四体も。 ヒョコの扱い自体になれない青年に片手で全てを繰るのは至難の業。 パチン、と扇子を閉じて両手に切り替えようとしたが、既に飛び出したヒョコ達の連携はチグハグなままだった]
(69) 2016/05/26(Thu) 18時頃
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[樹木子が枝を払い、サルが取り付けずに地へと下りる。 サルが地へと下りたことによりイヌの進路が阻まれ、大きく迂回する羽目になり。 その迂回先ではヒトが樹木子へと刀を振り下ろしていた。 だがイヌが迂回したことで糸が絡まり、ヒトは後ろへと吹き飛ばされる。 唯一キジがどのヒョコとも衝突せずに樹木子へと近付いたが、洞を突く前に撓った枝によって振り払われていた]
『あかん、引け斎!』
[琥珀の声に後ろへと下がりながら絹糸を引く。 胡蝶の群れもまた青年の後ろへと引き、樹木子を遮るものがなくなった。 その隙に樹木子は音から逃げるようにどこかへと去っていく]
(70) 2016/05/26(Thu) 18時頃
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『…まーだまだやなぁ』
くっそぅ…。
[頭の上で溜息をつかれながら、青年はその場に座り込んで絡まった糸を解いていた**]
(71) 2016/05/26(Thu) 18時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 18時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 22時頃
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[近く遠く、響く楽の音に目を細めたのは僅かな刹那]
さぁてぇとぉ。
[ゆらゆらと揺れる枝との間合いを測り、呼吸を整える。 口の端に浮かんでいるのは、どことなく楽し気な、笑み]
久々に、出番やでー、二藍。
[呼びかける声に応じるように、周囲の影がざわめく。 それと共に高まる力は影のそれと、もう一つ。 闇星でありながら妖のそれでもある、深淵の波動]
(72) 2016/05/26(Thu) 22時頃
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亀吉は、揺らぐ影から現れたものに手を伸ばす。1+3
2016/05/26(Thu) 22時頃
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っと!
[ゆら、と現れたそれに手を伸ばすのと、樹木子が枝を伸ばしてくるのはほぼ同時。 お陰で、掴みはしたが、その先に繋げる前に後ろに飛びずさる羽目に陥った]
……滅紫!
[とっさの呼びかけに影が揺らめき、迫る枝を払い除ける。 その間に距離を開け、やれやれ、と息を吐いた]
(73) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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……おま、今、わざとずらさんかったか?
[手にしたものに視線向けつつ、飛ばすのは突っ込み。 とはいえ、突っ込まれたそれは言葉を発する事はない。
いや、喋ったらそれはそれで怖い、とも言う。
かつて青年と共にいた小鬼と同じ名で呼ばれているのは、春告草の意匠をあしらった黒鞘に収まった太刀一振り。 それが、遠い昔に小鬼が手にしていた二刀にそっくり……とは、さすがに。 この場にいる者には気づく由もないのだが]
ま、一先ず追っ払いはできたが……。 こりゃ、最後は奥の手ださんと帳尻合わんかねぇ……。
[はあ、と深く息を吐く。 その声音には、嫌そうな気配がありありと浮かんでいた。*]
(74) 2016/05/26(Thu) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 22時半頃
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[灯里に声を掛けて、アキはす、と立ち上がる。 腕の痛みは、少し引いたようで。 これなら大丈夫かな、と患部を少し摩る、アキ。]
じゃ、行くとするか。
[そう言って、笛の音のする方へ、歩こうとするも。 周りの気配を警戒する事は、怠らない。
……その警戒の故か、樹の妖は、刹那、こちらを狙って来る。]
(75) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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明之進は、飛び上がり避ける。誠を操り、迎え撃つ。13+1
2016/05/26(Thu) 23時頃
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[やはり、なかなか上手くは行かないようで。 誠は刀を振るうも、それを読んでいたのか、確りと躱された。 アキは、必死に樹木子の攻撃を避ける。 先程とは違い、しっかりと動きを予測して樹木子の攻撃を躱しているように見える。]
……一旦、逃げるよ!
[そう言ってアキは速度を上げて、走る。 誠もそれに倣い、アキと並んでにげていく。 その樹木子は、アキたちを捉えられないようで。 必死に走り、どうにか逃げ切った。*]
(76) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 23時頃
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[どうにか、樹木子から逃げ切った。 ぜぇ、ぜぇ、と肩で息をつき、けほ、と一つ咳をする。 必死で走った甲斐あって、笛の音の主には辿り着いたようで。]
……あれ、貴方達は、さっき……。
[先程、ちらりと見た事があった。>>1:112 もしかしたら、斎も近くにいるかな、と辺りを見回すも、その姿を見る事は出来ず。]
(77) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[>>65感謝されれば、これで直りが早くなるわけではない事を伝えた。 手製の傷薬は預けた鞄の中だ。]
あぁ、あたしと同じ星。 宿す力は多分違うだろうがな。
[>>66そう、短く言葉を添えて。
肯定の後、行くとするか、と立ち上がったアキに声を掛けられれば、 少女は一つ頷いて彼らと共に楽の音のする方へ向かおうと。
そこに、急襲。]
(78) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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[飛び上がり、樹妖の攻撃を避けるアキ。 >>76彼の繰る誠が迎え撃とうとしたが躱されてしまい。
近くにいた少女も獲物を握っていたが、 巻き込まないか、という不安から、攻撃を喰らわせる事は出来ず。]
――鳴雷!
[アキと誠が逃げる隙を作らんと、放った雷鳴。 咄嗟に放った為に威力も精度も低いが、目晦まし程度にはなっただろうか。 少女もまた、彼らの走っていった方へ駆けて行く。]
(79) 2016/05/26(Thu) 23時頃
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…は、……。
[そうして辿り着いた先。 確かに闇星の気配はしたが。]
知り合い、か?
[着ている服は馴染んでいるように思うが。 ウトの事を女性か男性か判別出来ず、少女は緩く首を傾げながらアキに尋ねた。]
(80) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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しゃんしゃん しゃらり
ひゅるひゅるり
[鈴の音が琥珀に思い起こさせる記憶も、知らぬ気に、楽しげに楽の音奏で、足踏み鳴らし、そうして、舞い飛ぶ鬼火と狐火に照らされて、近付いてきた二人に視線を向けた>>77]
おや、さっき斎といた坊だね。
[笛は離したが、しゃんしゃんと鈴は鳴らしたままで笑む]
斎を探しているのかい? あっちの方へ樹木子を追っていったけど。
(81) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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おっと
[二人を追ってきたものか、それとも笛の音を嫌ったのか、樹木子が横合いから枝を伸ばしてくる]
(82) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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ウトは、しゃん、と、鈴を振り 1+20
2016/05/26(Thu) 23時半頃
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だから、ちったあ考えろっての、て、乾涸びた妖に言っても無駄かねえ。
[懲りもせず、鬼火に黒こげにされて逃げていく樹木子に、投げた声は笑みを含みつつも、演を邪魔された楽士の不機嫌が籠もった低いおと]
(83) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[知り合いか、と聞かれれば。>>80 アキは首を横に振る。]
いや、先程斎と会ってたのを見ただけだよ。
[そう、告げた。 飴籠の件は、話すと長くなりそうだが、深く追求されないのならばこのままにしておこうか。 しかし……。しっかりは見ていなかったが、アキもまた、この人が男か女か判断できないでいた。]
(84) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[ある意味物騒な表情も声も一瞬で、すぐに笑みを戻してやってきた二人に再び視線をやり]
おや、嬢は面白い格好だね。ふふ...
[少女の方へ目を留めて、声たてて笑うのは、そこに闇の星の気配を感じた故に]
大丈夫かい?
[案じるというより、どこかおもしろがる口調でそう尋ねた]
(85) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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[向こうの方もこちらを覚えていたようで。>>81 斎も樹木子を追っていったと聞いて、目をぱちくりさせる。 また、あの例の穴を開けそうになった技を使うのだろうか、と。]
いや、こちらの方が、この楽の音に興味を持ってさ。 ならば僕らも、とついてきた。
[そう言って、灯里を手で示す。 鬼火を奔らせる>>83様子を見て、目をぱちくりとさせる。 いやはや、此処の人は凄い人が多いな、と。]
(86) 2016/05/27(Fri) 00時頃
|
|
[>>84アキによれば、先程斎と共にいたのを見ただけらしい。]
そうなのか。
[であれば、斎の知り合いか。 また聞きよりは本人に聞いた方が、と思ったので深く追及はせず。 >>81此方に気付いたかの人も斎の名前を出したので、何かしらの繋がりはあったのだろうかと。>>86アキに紹介を受ければ、二人に向き直る。]
あ、その。 何だか気になって、だな。
[何が、と言われれば、心が落ち着くような心地、としか言えないのだが。]
(87) 2016/05/27(Fri) 00時頃
|
|
――…ッ!
[>>82少女は枝が伸びてきた方向に素早く方向転換する。 そのまま木刀を振るおうとしたが、沖縄辺りの衣装に身を包んだかの人は鈴鳴らし。]
……。
[>>83鬼火に身を焼かれ、黒焦げになって逃げてゆく樹木子を見つめる。]
…すごい、な。
[去っていった樹木の妖に向けたウトの物騒な声音には動じなかったが、 少女の口から零れたのはそんな言葉。]
(88) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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|
[>>85面白い格好、と言われれば、はたりと目を瞬かせ。]
…貴方も過去の人なのか?
[自分から見れば、という補足を忘れてそんな言葉を。 声立てて笑う理由は分からなかったが、面白がるような響きを伴って問われた内容には僅かに眉を寄せて]
大丈夫か、そうでないか、なら大丈夫だ。 腹は減っているがな。
…貴方は平気なのか。
[応じてから、そう問い返す。
煌星が同じ空間の中にいても、じりじりと耐えている己と比べ、 彼の様子は泰然としたもの――まるで凪いだ水面のよう。 己より年上に見えるが、余程修練を積んでいるのだろうか。
じっと、彼を見つめた。]
(89) 2016/05/27(Fri) 00時頃
|
|
我の楽に惹かれておいでとは嬉しい事。
[二人の来客の言葉に、嬉しげに一礼]
我はウト、旅の楽士さ。それと、こっちの可愛らしい御狐さんは小鈴だよ。どうやらお前さん達も迷子のようだねえ。
[自己紹介ついでに踊っていた小鈴の紹介もしてから]
過去の人?ふうん、お前さんから見るとそうなるのかい?
[>>89少女の問いに、くす、と笑う]
それじゃ、お前さんは先の世の人なのか。ならその格好もわからぬじゃないな。
(90) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
|
|
こーんこん♪こーんこんっ♪……こん?
[しゃんしゃんひゅるりらと鳴り響く音色はとても心地のよいもので。 ぴこぴこともふもふを忙しなく動かして楽しく踊っていたら、いつの間にか笛の音が止んでいた。]
お兄さん、どうしたの?
[踊る体を止めると狐火はそのまま立ち消えて。 そのままお兄さんの方を向くと、そこで初めて二人を認識した。]
(91) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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[視界に入った黒髪の少女が着ている服を見て、驚いたような声を上げる。 妖として短くない時を生きている小鈴の中には、こういう服を着ている人間の名前も知識としてあった。]
お兄さん、こういう女の子はね。じょしこうせいっていうんだよ! ぱんけーきとすまほとじどりがだいすきで、幻術にかかりやすいから獲物にぴったりなんだよ!
[物知りでしょ!えっへん!と胸を張りながら。 ただし、その知識は物凄く偏っている上に妖としてあまりにも馬鹿正直すぎた。]
(92) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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あはは、お腹がすいてるなら小鈴から飴でも買うといい。
[続いた言葉にはそんな風に唆し]
平気かって?そりゃあ、銀の星のことかね?
[少女の様子に狐めいた表情で、目を細める]
銀は眩しくてうっとおしいけどね。我がアレを喰うかどうかは、我が決める。 我は我の望みの通りに生きる。銀の星にも黒の星にも、飲まれる気はない。
[細めた瞳に浮かぶのは、全てを焼き尽くす劫火のような、強い意志の光]
(93) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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[面白い格好と、言われ、>>85 そうだよなあと、心の中で同意しつつ。 そして、やはりこの方もアキと近い年代……もしくは更に前の年代の人なのだろうか、と考える。]
ウト。よろしく。 僕はアキ。そして、こいつは絡繰り人形の誠。
[ウトが自己紹介をすれば、>>90 アキもまた、自己紹介を返す。 誠はまた、アキの紹介に合わせるように、立礼を返す。]
(94) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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|
へえ、小鈴は物知りだねえ。 でも獲物に獲物って言っちゃあ台無しだよ?
[>>92自慢気な小鈴には、笑いながら言って、頭を撫でる。獲物扱いを咎める気はさらさら無い。]
[>>94そうして、アキの自己紹介を受けると、絡繰り人形を覗き込んだ]
へえ、斎のつれてた狸さんは御先祖だそうだが、この人形も魂を持ってるみたいだね?
[面白いねえ、と、つん、と、つつこうとしてみたり]
(95) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
|
|
ウト、と小鈴。
[>>90名乗りを聞き、少女はその音を反芻し、 アキの名乗りの後に自己紹介をして軽く頭を下げた。]
あたしは羽澄 灯里だ。 宜しく。
[笑みの後に返ってきた答えには、言葉を交わして間もない故に確信はないが。]
この格好を知らないのなら、恐らくは。
[そう返した。]
(96) 2016/05/27(Fri) 01時頃
|
|
いや、小さな子にたかるわけには…。
[>>93唆しには眉を下げる。 彼女は気配からして狐の妖怪のようだが、それくらいの矜持は残っていた。
煌星の事か、と問われれば頷きを返事にする。 ――此方を見て目を細めるウトの貌はまるで狐のよう。]
……自分の意志でコントロールしている、という事か。
[そっと息を付く。
細めた瞳に宿る業火にも似た強き光からは確固たる自我と意志を感じさせた。 揺れる己とは胆力が違う――そう感じさせられたけれど。]
(97) 2016/05/27(Fri) 01時頃
|
|
しかしそれなら‘自分が望むなら、喰らう事も厭わない’、と。 …そういう事にならないか?
[それはある意味、星に呑まれるよりも恐ろしい事に思えた。
勿論、するしないは、やはりウトの意思によるのだろうが。]
(98) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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[>>92愛らしい、小鈴、という狐の妖怪は、ウトに自分の知識を披露する。]
…良く知っているな。 でもあたしはパンケーキよりあんみつの方が好きで、持っているのはガラケーだぞ。 自撮りもしない。
[クラスメイトの約半数は、彼女の言う言葉に当て嵌まるかもしれないが。 そして]
…幻術をかけて人を困らせているのか…?
[じとりと小鈴を見やる。 此方は>>95ウトのように撫でるのではなく、返答によってはデコピンするくらいはする構え。]
(99) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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[耳慣れない言葉が、聞こえる。>>92 >>93。 アキは小鈴やウト、そして灯里の会話をじっと聞いている。
灯里はそんな面妖な品が好きなのだろうか。 全くもって名前から思い浮かぶ品が無いのだが。
そして、ウトから出てくる"星"なるものとは何なのだろうか。 話を聞く限り、ウトと灯里は同質のものを持っているらしいが。
そんな事を考えていると、ウトが誠に手を伸ばす。>>95 誠は、一回つつかれるもぺし、とその手をはたこうと手を振り上げた。]
……人形であっても、武家の者だ。 面白がって貰っては困る。
……らしいよ。
[誠の意思を感じ取ったアキは、そう代弁する。]
(100) 2016/05/27(Fri) 01時頃
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アカリ、かあ...お前さんの親御は優しい人なんだね。
[闇星を宿す子供に、その名をつけたなら、願いの程は聞かずとも知れる。この少女がまっすぐな気性なのも見て取れたから、ふわり笑ってそう告げた。
彼女から見れば遥かな昔、狐と呼ばれた生臭坊主は、力を恐れた親に捨てられて人買いに売られた子供だったと、ここに知る人はいないけれど]
たかるのじゃなく、買っておあげって言ってるのさ。 小鈴は飴屋さんだからね。
[>>97どこか気負いの見える灯里の様子にくすくすと、また笑う]
こんとろーる?
[そして、続いた聞き慣れぬ言葉に首を傾げた]
意志、で、ってならまあ、そうかね。 我は、我の欲だと思っているが。 人の欲ってのはね、厭わず認めちまえば、何よりも強いもんさ。
[誰の為でもなく、誰に言われたからでもない、そうしたいからする、それは、つまりは強烈な我欲だと、だから、己を鍛えた成果などではないと笑った]
(101) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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ふうん?武家のもの、ていうと、武士かい? なんだか御固いねえ。
[>>100 ぺし、と、払いのけらると、はいはい、と軽い様子で手を引いた。 誠という人形の思う武家と、ここで言う武士とは、実のところ形が違う。それも時代の違いのせい、とは、互いに判らぬことだが、厭う相手に、しつこく構い付ける気はなかった]
(102) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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そうだね。もしそんな時が来たら、望み通り喰らうだろうよ。
[>>98そうして、灯里が抱いた疑念には、何のてらいも無くそう答えて、にっと紅い唇をつり上げた]
(103) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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[じとりとした灯里の視線>>99に、うぐ、という表情。気持ちお兄さんの後ろに隠れながら。]
ち、違うもん!困らせてなんかないもん!むしろ楽しませてあげてるんだよ、お祭りを開いて、ぴーひゃららーって……。
[ぴーひゃららー、の部分は腕としっぽをぱたぱたさせる振り付き。 楽しませた相手は永遠に目覚めない、という事実は流石に口を噤んだ。]
(104) 2016/05/27(Fri) 02時頃
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うん。……あやかしの力に武家もへったくれもない気もするけれど。 でも、物珍しいのは分かるよ。 初めて動いた時は、僕も驚いた。
[>>102どうやら誠の方も、それ以上は何も反応しないらしい。 絡繰り人形にも、矜恃はある。 それを、アキは理解していた。]
……ウトも、異能の持ち主なんだね。 先刻のも、異能の力?
[何気なく問いかける声。 それは、純粋な興味でもある。]
(105) 2016/05/27(Fri) 02時頃
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…そうだな。
[>>101笑って告げられた言葉を受ければ、僅かに喜色が滲んだ。 闇とは相対する、光を連想させる名前。 その名の意味を問うた事はないが、ある種の祈りであり、まじないのようなものなのだろう。
ウトの恩人である生臭坊主の事を少女は知らない。]
飴屋、なのか。
[まじまじと小柄な少女を見つめる。 ポケットを探ってみると穴の開いていない銀色の硬貨が二枚。 生憎と、財布は鞄の中に入っていた。
これで足りるだろうか、と考えながら緩く首を傾げた。]
(106) 2016/05/27(Fri) 02時頃
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あぁ、制御、というか。
[つい使ってしまった外来語に補足をしつつ、ウトの言葉に耳を傾ける。 ウトがそう在れるのは己が欲を認めているからだ、とウトは説く。]
…人の、欲…。 汚いものばかりだとは思わないが――
[口の端を下げて応じる姿は、真っ直ぐな気性だという印象を補強するだろうか。]
(107) 2016/05/27(Fri) 02時頃
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[>>103疑惑に対する答えには、呆気に取られて数瞬の間が空く。]
……。 そう言いきられてしまうと、いっそ清々しいな。 ――それが欲を認めるという事か。
[赤い唇を三日月の形に吊り上げたウトを見ながら、 自分にはなかなか難しそうだと肩を竦めた。]
(108) 2016/05/27(Fri) 02時頃
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ふふ、そりゃ驚くだろうね。
[>>105アキの言葉に頷いて]
でも、お前さんとは気が合ってそうだ。
[どこか理解しあっている風な、二人?にやはり楽しげな視線を向ける]
ああ、そうだよ、我は子供の頃から火を操れた。我の身には、黒の闇星が宿っているからね。
[問われるとあっさりとそう答える]
斎の御先祖は、銀の煌星の宿主だ。黒は銀を喰らい、銀は黒を祓うが性と言われてる。
[だから、狸の琥珀には嫌われてるみたいだ、と、肩をすくめて見せた]
(109) 2016/05/27(Fri) 02時頃
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[>>104小鈴の顔に浮かぶ表情は、少女の視線に怯んでのものか。 腕と尻尾をぱたぱたと動かす振り付きの言葉には、視線の力は維持したまま。]
本当に…? 狐に化かされる話は幾つもあるが、楽しんで帰ったという話は聞かないが。
[永遠に目覚めない、とまでは考えが至っていないが、 何かしら困らせているのだろう、と。
取り敢えず、己の目の前で悪さをするならお仕置きの一つはしよう。 そう決めると視線に力を籠めるのを辞める。]
(110) 2016/05/27(Fri) 02時半頃
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ところで小鈴は、飴売りだそうだな。
一つ飴を売ってくれないか。 これで足りないなら、また後で支払おう。
[ポケットに入っていた硬貨を見せながら、そう話し掛けた。]
(111) 2016/05/27(Fri) 02時半頃
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[>>104小鈴のいいわけめいた自己主張が、怪しいことは知っていても口を挟むこともない。 己の欲に忠実に生きると言うからには、妖だろうと人だろうと、他者のそれを否定もしないが道理だ。
だが勿論、己に害為すとあらば、情け容赦もしない]
我は我、灯里は灯里だ、我の真似をする必要はないさ。
[>>108闇星を制する力を望む風にも見える灯里には、どこか優しくそう告げる。彼女の生きる先の世は、きっと別の理がある世だろうとも思っていた]
ただ、そうだね......もし闇星に飲まれそうになったなら、こう思え、と、我が教えられた事がある。
『お前に飲まれるくらいなら、我がお前を飲み込んでやる』
てね。
[抗うではなく、厭うでもなく、全て飲み込む、出来るかどうかではなく、そう覚悟を決めるということだ、とは、伝わろうか**]
(112) 2016/05/27(Fri) 02時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 02時半頃
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[その言葉に頷かれると、>>109 アキもまた、あの時を思い返す。 確かあの時も、楽の音に呼応するかのように舞を始めたんだっけか。
気が合ってそう、と言われれば、少し照れるように、笑う。]
……ありがとう。 絡繰り人形と気が合うと言われるのは、嬉しいよ。
[絡繰り人形屋敷に住む者として。 そして、人形職人の家系としては、冥利に尽きる言葉だろう。]
(113) 2016/05/27(Fri) 02時半頃
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火、かぁ。それで先刻のような事が出来たんだね。 [灯里は雷、ウトは火。 どちらも恐ろしいものではあるが、それ故に使いこなせると頼もしいな、とアキは思った。]
黒は銀を暗い、銀は黒を祓う……。 琥珀と反対の性を持つ、ってことでいいのかな。
[そのような理があるのか、と今更のように理解する、アキ。 絡繰り屋敷に引きこもっていれば、間違いなくこの世界に触れる機会は無かったんだろうな、と思いながら。]
(114) 2016/05/27(Fri) 02時半頃
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[灯里は、飴を頼むらしい。>>111 何やら物騒な言葉はちょくちょく聞こえてきたから、どうなるのか好奇心はあれど、その様子を見つめていたが。]
……なんか、僕も食べたくなってきた。 甘味は、嫌いじゃないからね。
[灯里の言葉に同調するように、アキは口を挟む。 その真横では誠が、小鈴の事をじっと見つめている。]
(115) 2016/05/27(Fri) 02時半頃
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[煌星を宿している者とて人である。 互いに相容れぬ性質を持っていても共存は出来る筈、とこれまでの少女は考えていた。 人を害すれば罪になり、法の下に裁かれる世であるし、少女も理由なき争いは望まない。
けれど、実際に琥珀を見れば、渇き――かの者を狩らんとする星の黒い衝動を感じた。 それ故に銀の星と相対しても衝動に駆られない方法を、と考えるようになったのだが。]
…それも道理だ。
[>>112何処か優しくも聞こえるその言葉には小さく頷いた。 ウトはウトであり、己は己なのだと。
その後に続いた助言めいた話には]
飲まれるくらいなら、飲み込んでやる。…か。 成程。
[身体に宿った星を飲み込む事は当然できない。 つまりは思い――腹を決めるという事、と少女は受け取る。]
(116) 2016/05/27(Fri) 03時頃
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…いい話を聞いた。
ウト、ありがとう。
[少女は微笑みを浮かべてみせると、ウトに向かって頭を下げた。]**
(117) 2016/05/27(Fri) 03時頃
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[灯里もまた、ウトから教えられたようである。>>116>>117 アキにとっては全てを知った話ではないが、 少なくとも灯里は灯里なりに、何かに苦労しているのだな、ということがありありと示されて。
力を持つことは、羨ましいと感じるが、 その代償を支払うことは容易ではないのだな。
アキは、そう考える。**]
(118) 2016/05/27(Fri) 03時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 03時半頃
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む、……ほ、ほんとだもん……みんな楽しいって言ってくれるもん……。
[灯里の険しい視線>>110に怯みながらもむくれて唇を尖らす。 実際、少女の言うことは半分正しい。 少女の幻術には、少女の好きなもの、楽しいと思うものが詰め込まれている。祭り囃子、美味しい食べ物、きらきらした綺麗なもの……。 こんなに楽しませてあげたんだし、魂とか諸々もらっていいよね!という理屈である。 それ故、彼女が術にかけたいと思うのは彼女が好ましいと思う者に限られる。
ーー傍らのお兄さんのような。]
(119) 2016/05/27(Fri) 03時半頃
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ん、飴?いいよ!えっと、飴籠飴籠……あれ?
[灯里の目つきがふっと緩み、一安心。 銀貨を受け取ると、ほぉぉ……と嬉しそうにきらきらとした表情で祭り囃子に透かして見てから袋に入れる。 そして飴籠を二人に差し出した。 黒飴、あんず飴、べっこう飴、塩飴。売れ筋のりんご飴は最後の一個である。]
小鈴ちゃん印の飴さんだよ。美味しいよー。
[ふと、こちらを見つめている絡繰り人形と目が合った。>>115]
……お人形さんも、食べる?
[生憎絡繰り人形用の飴は置いていないが、おどけてみせた。]
(120) 2016/05/27(Fri) 03時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 03時半頃
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[差し出された飴の籠を、アキはまじまじと見つめる。 改めてみると、より取り見取りだ。 それじゃあ、とアキは黒飴を手にし、自身もまた、小鈴に銅貨を幾らか渡す。]
ありがとう、小鈴。
[そう、お礼を言いながら。 じっと見つめる誠の姿に小鈴から声をかけられれば、アキはちらりと誠の方を見る。]
……その気持ちだけで、嬉しい、だって。
[誠は、そもそも物を食べることが出来なかった。 しかし、誘ってくれたことは感謝しているらしく、その意を小鈴に伝える。**]
(121) 2016/05/27(Fri) 18時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 18時頃
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…ふむ、
[>>119言葉少なに応じはするが、小鈴の言葉を全面的に受け入れたわけではないのは窺えるか。
人と人とでさえ、唯一不動の理屈というものはないのだから、 妖と人とで一致しないのは当たり前か。 妖は己が好む者を浚うもの。
苛める心算はないので、そこで視線の力は弱めるが。*]
(122) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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『ほれ基礎やりぃ』
へぇーい。
[青年は絡まった糸を解ききり、作ったヒョコを全部出して、一つずつ力を繰り動きを観察する。 その最中に一つ思ったのは]
……これ力使ってるうちは良いけど、実際やる時は飛ばせないよな。 キジとハチ。
『せやな』
[失敗した、と思いながら観察継続]
(123) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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[カニやイヌ、サルにヒト。 一つ一つ観察を続けると、動きの些細な違いが見えてくる。 その時に糸にかける動きや力もまた異なり、何度か繰り返すことで少しずつ動かし方を覚えて行った]
………あれ。
[飛行型以外で作った残るヒョコ。 それが上手く動いていないことに青年は気付く]
『オニんヒョコか。 やぁっぱ無理やろかなぁ』
うーん。
[青年はオニのヒョコの糸を摘んで小刻みに引っ張ったりしてみた]
(124) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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”今日は年に一度の宵祭り” ”祭囃子に皆踊り 道には屋台が立ち並ぶ”
[不意に青年がヒョコの糸を引きながら朗々と唄を吟じ始める。 青年の頭に座する琥珀は不思議そうにしながらも好きなようにやらせてみた]
”祭りに集まるは人に限らず” ”化け蟹 大猿 人狼(ひとおおかみ)” ”異形の者達も集まれり”
[糸を引いて現れるカニ、サル、イヌのヒョコ。 それぞれに別の役割を与え、異形の者として動かした]
(125) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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”数多が集まるその祭り” ”離れて眺める影一つ” ”それを見つけた楽人が 影にすらりと手を伸べた”
”「隠れてないで出ておいで」” ”「今日は特別な宵祭り」” ”「誰もが楽しむ権利がある」”
”「さぁさぁおいで 出ておいで」”
[ヒトのヒョコの糸を引いて、動きの鈍いヒョコを引くように動かす。 物陰に見立てた岩の陰から引っ張り出されようとしているのは、勿論オニのヒョコ]
(126) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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華月斎は、その更に奥でゆらりと動く気配。12
2016/05/27(Fri) 21時頃
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[硬貨を透かし見る姿を眺めている分には微笑ましいのだが、 きっと己よりも長い時を生きているのだろうな、と少女は考える。]
――ありがとう。
…む。
[飴籠を見せられれば、幾つかの種類があって迷ってしまう。
どれも美味しいらしいから、腹に溜まる方がいいだろうか。 ――そうなると林檎飴かあんず飴か。 数をと見れば、林檎飴は残り一つらしい。 という事はこちらが人気商品か。
二つの飴を真剣に見比べながら、少女は長考する。]
(127) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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[>>121飴を買うらしいアキに先を譲り。 彼が黒飴を買い求め、誠を挟んで小鈴と言葉を交わすのを横目にしていたが、水飴に包まれたあんず飴の方に心を決める。]
じゃあ、あたしはこれを。
[そう言って、あんず飴を籠の中から引こうか。]*
(128) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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さてさて、どうしたもんか。
[周囲の気配は未だに消えない。 このまま祭りの方へ戻るのも、と思いつつ緩く首を傾いで思案の素振り。 黒鞘に収まった太刀を抱え込んで立つ様は一見すると無防備だが。 足元に揺らめく影がただ立っているわけではない、と物語る]
そもそも、俺は荒事は苦手なんやけどなあ。 ……まあ、こーなってもーたらしゃーない、とは思うけど。
[ぶちぶちと零れ落ちるのは愚痴めいた呟き。 それを無防備と捉えたか、また、樹木子が枝をしゅるり、と伸ばしてくる]
(129) 2016/05/27(Fri) 21時頃
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亀吉は、忍び寄る枝に対し、滅紫の影が揺らめく。1+14
2016/05/27(Fri) 21時頃
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……っと!
[忍び寄る枝の一撃を阻むべく、しゅるりと動いた滅紫の影。 その動きは僅かに及ばず、頬を枝先が掠めた]
……あ゛。
[やっちまった。 そう、言わんばかりの声が零れて落ちる。 掠めた傷から零れた紅に触れた樹木子はびく、と大きく身を震わせた]
あー……面倒な方に転げちまったい。
[厄介やなー、と思い思い、一先ず跳んで距離を取る。 紅に触れた樹木子はぷるぷるぷるぷると震えた後、唐突に枝をひっこめた]
(130) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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……食中り起こしてくれんかなぁ。
[そんな、望み薄な呟きを一つ、落として]
しゃーない、後で喰いに行くかあ。 ほっとくと、色々面倒やし。
[何より後が怖いから、と。 そんなぼやきを漏らしつつ、周囲に意識を凝らす。 樹木子の内何体かは撃退されているようで、順調にいけば祭りの方は滞りなく終わるだろう]
……やれやれ。 ま、たまには体動かせー、ってぇ事と思うておくか。
(131) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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[ヒトのヒョコに引っ張られ、オニのヒョコが少しずつ動き出す]
”影は楽人の手を取り月の下へ” ”そこに居たのは強面巨躯の大きな鬼” ”いつもは恐れられるその姿” ”今日は盛り上がる一助となる”
”「さぁさぁ君も踊ろうよ」”
”楽人が祭囃子を奏でると 異形達が踊り出す” ”最初は戸惑う大鬼も 次第につられて踊り出す”
”ぴぃぴぃひゃらり ぴぃひゃらり” ”ぴぃぴぃひゃらり ぴぃひゃらり”
[祭りを題材とした即興劇。 周囲に観客も集まってきていたのだが、その気配が唐突に散じた]
(132) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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『しもた、斎っ!』
げっ。
[背後から影が差したと思った瞬間、風切る音が頭上から聞こえた。 真っ先に気付いた琥珀が声を上げ、次いで青年が振り返る。 同時、糸を引いてヒトのヒョコを頭上へと飛ばし、握る刀で撓る枝を往なした]
(133) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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こなくそ!
[もう一つの糸を引くと、オニのヒョコが樹木子へと向かう。 動くようになったとは言え、その動きはまだ鈍い。 しかし手にしているヒョコはヒトとオニしかなかったため、それで対処するより他なかった。 腕を振り翳したオニが樹木子の根を引き裂こうと爪を立てる]
……ちっ!
[しかしやはり繰る力が足りないのか、表面の皮を傷付けるに留まった。 大した被害を与えられないため、樹木子の次の動きを阻害するには至らず。 青年へと迫る撓る枝の乱舞。 後ろへと飛び退って避けようとしたが距離が足りない]
やべっ…!!
[避け切れない、と食らう覚悟をしたその時、オニのヒョコが樹木子の根の傍から青年の方へと飛んだ]
(134) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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でっ!!
[オニのヒョコに突き飛ばされ、背中から地面へと転がる。 一回転したために首や後頭部を少し痛めたが、大きな怪我はしていない。 前方を見遣れば、青年の身代わりとなったオニのヒョコがいくつもの裂傷を受けていた]
『斎、無理しなや』
分かってる。
[威嚇するように枝を振り上げる樹木子を睨むようにしながら、青年は糸を引きつつ樹木子との距離を取った*]
(135) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 21時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 21時半頃
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[一先ず、その場を離れ祭りの賑わいの方へと戻ってゆく。 兎と猫は戻っていたか。 ともあれ、援護に向かわせた先が無事なら、二言三言言葉を交わしもして]
……さてさて。 こっちはどーなってますかねぇ、と。
[呑気な口調で言いつつ、屋台並ぶ辺りの様子を見回した。*]
(136) 2016/05/27(Fri) 21時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 22時半頃
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[少女はあんず飴を齧る。 水飴の甘さと、杏子の甘酸っぱさが口の中に広がった。]
…ん、確かに美味しい。
[言いながら、少女は目を細めた。 自然な甘み―非常食のチョコバーはとても甘かったから、その柔らかさが際立つ―に活力も湧いてくるように思う。]
(137) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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…さて、もう一度働くとするか。
[言いながら、少女は木刀をしっかりと握り直す。
どれだけの妖が撃退されたかは分からない。 それに活力は十分に湧いたから。]
小鈴、飴ご馳走様。 後でもう一本食べたいくらいだ。
[ふ、と狐の少女に笑みを向けた後、 少女は意識を集中させ、妖の気配を探り始める。]*
(138) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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んー。 こりゃちっと作り直す必要あるか。
『使うんやったらせやな。 やけど、やっぱしオニはやめときぃ。 相性悪いで』
力使わないで使う分には良いんじゃねぇか?
『あー……まぁなぁ』
[ボロボロになってしまったオニのヒョコを拾い上げ、状態を確認。 傷が多いため、このまま使うのは無理、と言うのが青年と琥珀の判断だった。 尚、遅いかかって来ていた樹木子は青年が下がったことで標的を別へと変更した模様]
(139) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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しっかし、疲れた……休憩させてくれ。
『まぁええやろ。 手妻も粗方覚えたみたいやしな』
[屋台の傍、適当な場所に腰を下ろし、青年はようやく一息つく]
…あー、すっかり忘れてた。
[ヒョコを懐に仕舞った時、そこに入れたままだったべっこう飴を見つけた。 丁度良い、と包みを剥ぎ、口の中へと放り込む。 素朴な味の飴は疲れた身体に丁度良い甘さだった]
(140) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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んー、んまい。 ……お。
おぉい、亀吉ぃ。
[べっこう飴を頬張りながら、見えた姿>>136に手を振った]
(141) 2016/05/27(Fri) 22時半頃
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……ほうほう。 んじゃまあ、今回の初顔さんは、結構頑張ってらっしゃる、と。
[そんな話を屋台の主たちから聞いていると、名を呼ぶ声>>141が届く。 振り返った先、手を振る姿にゆっくりとそちらに歩み寄った]
やはあ、にーさん。 ……もしかして、お疲れかね?
[座り込む様子にも、首を傾げて問いかける。 先はなかった太刀を抱えた様子は、傍目どう見えるやら]
(142) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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もぅだめ、へとへと。
[振った手をまたひらひらと動かして、これ以上は無理、と表現]
あれ、楽師さんだと思ってたのに。 物騒なもん抱えてんなぁ。
[もくもくとべっこう飴を舐めながら、亀吉>>142が抱えるものを見止めて指差した]
(143) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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[手にした黒飴を口の中へと。 ようやっと、慣れた味に出会えた気がする。 そんなこんなで、灯里はまた樹木子を探しに行くらしく。>>137
まだ、樹木子は集められてないのだろうか。 だとしたら、また現れるかもしれないな。
そう、考えながら、改めて辺りを見渡す、アキ。]
……小鈴、僕からも、ありがとう。 美味しかったよ。
[そう、小鈴に告げて。]
(144) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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|
あははー……まあ、にーさんこういう騒動とは無縁っぽいもんなぁ。 すまんねぇ、無茶振って。
[へとへと、という返事に、思わず苦笑しつつ。 抱えたものを指差しての問い>>143に、数度、瞬いた]
ああ、これな。 俺の相方や。
あとあれや、楽師は副業。 本業は……ちとややこしいけどなぁ。
[退魔師と名乗るのも違うしなあ、と。 そんな事を考えながら、がじ、と軽く頭を掻いた]
(145) 2016/05/27(Fri) 23時頃
|
|
『ええねん、特訓になっとったし』
スパルタだったけどなぁ…。
[亀吉の言葉>>145に琥珀が、にしし、と笑いながら答えて。 青年はどこか遠くを見る目をする]
相方? 楽師が副業、ってぇことは…。 その相方使う方が本業、ってことかぃ。
人は見かけによらんなぁ。
[ややこしい、と言って明言しない亀吉だが、青年は特に気にした様子は鳴く。 荒事屋なんだろう、と勝手に納得して深く追求はしなかった]
(146) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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|
で、樹木子は収拾つきそうなのか?
[目下の疑問を亀吉へとぶつける]
(147) 2016/05/27(Fri) 23時頃
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…よし。
[少女は小さく呟く。 駆ければ数分の距離に樹木の妖怪の気配があるのを感じ取った。
炎に焼かれるのを恐れて近寄れないのか。 それでも飢餓を、人を、星を喰らう欲求を抑えられないと見える。]
(――或る意味、似ているのかもしれないが。)
[けれど違う、と断じる。
己は、星を喰らおうとは思わない。]
(148) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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…あっちに妖怪がいるようだ。
[そう辺りを見渡していたアキに伝えようか。 それを聞いてどうするかは彼に任せる心算でいた。
少女の心は、闇星を、その欲求を、まるごと受け入れる段階にはない。 けれど]
(――喰われる心算もない。)
[その誓いは、音にする事なく。 己の胸の裡だけに――但し、僅かに口端を上げて。]
参る!
[少女は樹木の妖怪の許へと、駆ける。]*
(149) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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おう、そうか。 ……まあ、少しでも足しになったんなら、何よりや。
[笑う声と遠い目と。 対照的な様子>>146に、く、と低い笑み一つ、落とす]
ああ。 妖になる前は、退魔師しとったからなぁ。 今でも、たまーにはぐれ妖祓う事はあるが……退魔師とはちょお違うんでな。
[深く追求されないのは幸い、と表層の説明だけで流して。 続く問いかけ>>147に、あ゛ー、と短く声を上げた]
(150) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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ん、ああ。 祭りにちょっかいかけてるのは、なんとかなるやろけど。
……ちぃと、厄介な事になりそうな気配もちぃらほらあってなぁ。
[言いつつ、先に枝が掠めた頬に手を振れる。 赤色は既に、固まってはいたけれど。 その血に潜む、異様に強い力に気付くのは容易い事]
ま、祭りの方に大事なきゃあ、どうにかなるよって。 あんまり、心配せんでもだいじょーぶや、うん。
(151) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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[見渡していると、声を掛けられ、>>149 アキは、一つ頷いた。]
……どうしようか、誠。
[我ながら。 人形に相談を持ちかけるとは、異常な図だな、と思いつつも。 それでも、アキ一人ではどうにもならない事ははっきりと分かっていた為。 すると、誠は一人、灯里が示した先へと歩き始める。]
……やはり、行くんだね。 誠は正義感が強いなあ。
[そう感心しつつも、アキは誠についていく。 人形と心を通わせし少年。彼もまた、只の人形を仲間として認識して。]
(152) 2016/05/27(Fri) 23時半頃
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へぇ、退魔師。 じゃあ灯里と一緒かぁ。 なんだ、それじゃあこう言うのも慣れたもんなんだな。
[亀吉の以前の生業>>150を聞けば、再び納得した表情をする。 それ以外にあれこれあるとは露ほども思っていないため、表層だけを伝えられればそれをそのまま受け取った。 問いに対する短い声を聞けば、何かあるのかと瞬いて]
厄介なこと?
『なぁにやらかしたんや…』
大丈夫なんだったら良いけど。
[そもそも異能を持たない青年は亀吉の血に潜むものを感じ取れるはずもなく。 心配しなくても良い、と言われて>>151素直に受け取る。 対して琥珀は当然そこに潜むものを感じ取り、じと目(ただし以下略)を亀吉に向けて居た]
(153) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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く…ッ!
[アキらと共に向かった先にいた樹木の妖怪は一体。 攻撃を仕掛けるには先ず接近しなければならない此方側に対し、樹木子は悠々とそれを迎え撃つ形。
二体いる、と思ったのだが、移動したのか、或いは木々の中に潜んでいるのか。 それを考える暇を与えぬよう、繰り出される枝の連撃を、 一本は地面を蹴って避け、もう一本は木刀でいなす。
けれど上手く勢いを殺しきれなくて、びりりと腕が痺れた。]
…鳴雷!
[少女は目を眇めながらも、碧の雷蛇を妖の足元近くに撃ち込む。
――その目的は、妖怪の意識を束の間でも逸らす事。]
(154) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[矢のように飛ぶ蛇が地面に刺さると共に轟く雷鳴。
稼いだ時間で木刀に宿すのは、黄色い雷光。 少女の顔の倍程の大きさの顔を持つ蛇が顎門を鳴らす。]
――大雷。
[「大」は威力が盛んである事を意味する美称。 八雷神が筆頭の名の冠されている事から、八柱の中でももっとも強く。 そして扱いづらい力。
当然、消耗もそれに見合った分となるが、敢えてその力を使う理由は、少女の性格故。 絶対に手を抜かないと決めているからだ。]
(155) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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アカリは、大雷の牙は、樹木子を捉えるか。1+1
2016/05/28(Sat) 00時頃
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せやね、あのお嬢とはいろんな意味でご同輩だわ。 まあ、『元』はつくけどなぁ。
[少女と同じ>>153、という言葉に頷きひとつ返し。 樹木子に関する話へのそれぞれの反応、特に琥珀から向けられる視線に、「あ、バレとる」という思いが過ったが、表に出すのは耐えた。 なんとか。頑張った。けれど]
あー……もしかしたら、ちょいと手ぇ借りるかもしれんけど。 落とし前はちゃんとつけるよって、うん。
[付け足した言葉、その物言いから、青年自身が何かやらかした事は感じられるだろう]
(156) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[――くらり。
視界が揺れる。]
(157) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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…ぐ、
[少女は歯を食い縛ってそれを堪えようとしたが、大雷の牙は妖怪の身体から大きく逸れる。
木刀を振り下ろした格好。 その、がら空きの頭部に枝が迫る。]
…っ、…!
[咄嗟に身を低くして横に跳んだが、 撓る枝は少女の背中に打ちつけ、走る痛みに眉を寄せた。]*
(158) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[灯里と共に、樹木子の元へと。 改めて、その禍々しい姿を見て、アキは息を呑んだ。
>>154 >>155 灯里は樹木子に対して雷を打ち込んでいく。 それが迸る度に、アキは目を細める。 やはり、退魔の力とは恐ろしい。
……しかし、灯里のとっておきの秘技は樹木子に攻撃を与えるには至らなかったようで。 ああ、と残念そうにしていると。
……こちらの存在に気がついたらしい。 アキは、誠を操り、樹木子の攻撃を受け流す。]
(159) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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明之進は、誠が飛び上がり、受け流しざまに一太刀。17+1
2016/05/28(Sat) 00時頃
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[いろんな意味>>156、が意味するところを青年は知らねど、『元』が付くことも含めて、そうかぁ、と受け取る辺りはどこまでも素直だった。 琥珀も、そうな、と口にしているが、こちらはある程度理解した上での言葉]
ぅん? なんか手伝えることがあるなら、勿論。
『コイツ無事に送り返さないかんし、手伝うんはええけど。 落とし前はきーっちりしとくれや』
[付け足された言葉に琥珀は、当然といった雰囲気で亀吉に返した]
(160) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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[ ―――し ゅ ぱ っ 。
誠の……否、アキの渾身の一太刀は三度目にしてようやく届いたようで。 木彫りの人形から繰り出されるものとしてはあり得ない程に、その太刀筋は強く。 哀れ樹木子は、真っ直ぐ横一文字に斬られ、切り株同然の姿を晒されることとなった。]
――やった!!
[そう叫ぶと同時に、誠はすたり、と着地し、刀を仕舞った。 切り裂かれた樹木子が、弱々しく逃げていく。 しかし、そう喜んでもいられないようだった。]
(161) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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灯里!!
[灯里は背中を打ち付けたらしい。>>158 アキは、逃げ行く樹木子を横目に、駆けていく。]
大丈夫か?しっかり!!
[そう、声を投げかけるアキ。 どうしようと、混乱するばかり。]
(162) 2016/05/28(Sat) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/28(Sat) 00時頃
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[素直に受け取る様子に、真っ直ぐやなぁ、なんてちょっと思いつつ]
そこは、わかっとるよ。 ……そも、ちゃーんとやる事やらんと、躑躅様に出禁喰らってしまうでなぁ。
[琥珀の言葉>>160に返す様子は、ここに来てから通している緩さは残したまま。 けれど、声音は妙に真剣なものを宿して]
(163) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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[何とか踏みとどまったが、少女は着地した姿勢のまま、それ以上動く事は出来ずにいた。
>>159アキ達が樹木の妖怪とやり合う音が聞こえる。 ――自分が前に立って守る心算でいたのに。 少女は苦い思いで歯を食い縛る。
>>161耳に届くのは鋭い音。 視線を上げれば切り株のような姿になった樹木子の姿が見えた。 >>162アキが此方に駆けて来る音を聞きながら、 ほ、と安堵の息を付いた少女はその場に座り込む。]
…はは、大丈夫だ。 ちょっとしくじっただけ。
[打たれたところはじわりと熱を持っているが、動けない程ではない。 安心させるように彼に笑みを向けてみせたが、痛みに歪んでいただろう。]
(164) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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『そういや騒がしゅうしたら怒られるいうとったしなぁ』
[出禁、の言葉>>163を聞いて、琥珀はふにふにの両前足でもふ、と手を打つ仕草]
『ほんならそこは心配せんでおくわ』
どういうやつなんだろ…。
[各所で恐れられている躑躅様に、青年はほんの少し身震いした]
(165) 2016/05/28(Sat) 00時半頃
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トノサマは、9
2016/05/28(Sat) 00時半頃
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