291 Fate/Goddamned Omen
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── 宇宙樹の消えた熱砂の荒野にて ──
岩陰に蠢く、黒があった。 それは生まれたての人魔の子供。 何を混ぜて生み出されたものなのか、 最早、判別のつきようもない塊は、 ぱちり、と夜色の眸を開いた。
頭を持ち上げて、幼子は見る。 ほんの少し前まで天高く伸びていた宇宙樹はない。 カルパ────ひとつの劫が失われるその世界で、 神都の有り様も知らず、人々の最後の日々も知らず。
忍び寄る外敵の気配に、振り向いた。
(3) namba 2019/02/27(Wed) 01時頃
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世界の終わりを知る由もなく。 獣めいた黒塊はゆらり、とその触肢を揺らめかせて。
無邪気に、告げた。
(4) namba 2019/02/27(Wed) 01時頃
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『 いただきます 』
(5) namba 2019/02/27(Wed) 01時頃
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繋ぐものもない世界の片隅で。 生命を繋ぐ原初の営みを憶えたばかりの人魔の子供は、 誰の記憶にも、何の記録にも残らず世界と共に消失する。
生きる為に、ただ。 誰かの命を貪りながら、死んでいく。
特別な事など何ひとつない。 ひとつの世界の為に、ひとつの世界が喰われただけ。 存在するのはたったひとつの事実だけ。
(6) namba 2019/02/27(Wed) 01時頃
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────生きていた
ただ、それだけの事だ **
(7) namba 2019/02/27(Wed) 01時頃
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