249 Digital Devil Survivor
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— 3day / 至商店街・路地 —
わあ、そこは僕の推理力を 褒めてくれるところじゃないのかい! パラチーノさんは、相変わらずお手厳しい。
[>>3:316 ———無い義理を果たされなければ、 こういうところだけ、人を読むことの出来ない男は 安堵されているなんて嬉しい事を識ることも無く。 勿論、それを揶揄できることも、無く。
苦笑いよりというよりは、 態とらしい驚愕の見開きとともに両の掌を虚空に広げ、 芝居たらっしく伏せた睫帳ごと、ブロンドを振るった。]
(1) 2016/06/22(Wed) 00時半頃
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[そして、そのまま。 頬を引っ張られもしないのをいいことに、 調子に乗る菫の色は、黒猫を見下ろしたまま。]
( ふ、と、溢す微笑の吐息には やや、安堵にも似たような、 口振りと裏腹の、素直なものだ。 )
おっと。それは、失敬、失敬。 そう、そういえば、そうだっけね。 パラチーノさんはそんな軽い男では無いのでした。 でも、バカっていう方が馬鹿とも聞いたから、 折角だし、バカにしたままでおこう。
[>>331猛る犬の咆哮が、遠く、残る。 微かに劈く残響に影響は無いのだとしても、 男にとってもまた、心地のいいものでも無いのに関わらず。 ひとりはしゃぐ少女の姿の末恐ろしさには言葉が無くとも、 そっと意識下で同調することになっただろうが、閑話休題。]
(2) 2016/06/22(Wed) 00時半頃
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…… じゃ、眼科と言い換えることにしようか。
[……ただの皮肉だったが、 どうも通じていないのなら側頭を苦く掻いて置く。 手放せば、ブロンドの束は、すとん、と。 風に抵抗無く、指から擦り抜けて、落ちて往く。 その間、地面に転がっていた菫青石は、 徐に吹かせた風が湖をきょとりとさせた事も気付かない。
そも、目は口程に物を言うというが、 それを見せない、特にバーカウンターに立たない常の彼は、 男にとっては、――――― 中々に読めない存在だった。 (それが、また、面白い存在だとも思っていたのだが。)]
…… っと、分からないのなら、忘れてくれたまえ?
[それでも返事がなければ、手をひらりと振るって、 平常心をアイオライトに注ぐと、さっさと誤摩化したものだ。]
(6) 2016/06/22(Wed) 01時頃
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(さらりと 眼差しを振るおうとしたことには 理由は幾つかあるけれども、一番の理由は――――。)
[狐の嫁入りですらも無いのに、 青筋を立てていた紫電は、ふッ 、と。 事切れたかのように、ある時を境に途切れた。
アーケードに、足を踏み入れる。
蒼穹を透かす天井を仰いでも、 痛烈な風刺画を描くような晴天ばかりがある。 それが意味することに僅かばかり、菫を細めてから、 もう一歩を"気配"に踏み出しつつも、多くは シャッターの閉ざされた商店街の中に眼差しを、移した。]
(12) 2016/06/22(Wed) 01時頃
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[丁度、スカイブルーよりは 深い空と似た色彩のパーカーが目に映る。 その立ち姿は、決して覚えのある彼では無いし、 何処か頼り無さげにすら見えた、―――けれども、だ。]
…… 。
( 一瞬、>>3:323此方を向いた蛇さんには にこりと微笑んでから、暫し、一考。 )
や、「初めまして」。 それから、 …… "久しぶり"かな? ソロモン王のところで会って以来、だったか。
(14) 2016/06/22(Wed) 01時半頃
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[英語も話せるとは言え、 (少し反応が愉しめそうな気もしたから、)
母国語であるフランス語で 御挨拶でもしようと思ったのだけれど―――、 仮にもまともに返されてしまっては 恥ずかしいからやめておこう。
それでも、にこやかながらも、 腕を緩慢に挙げて、「普通」とは言い難い挨拶をするのは …… 或る程度の確信があったから、だ。]
こんなところで、雨宿り為らぬ、雷宿りかい?
(此方は遠目から見た印象の、戯れのカマ掛けだけれど。) (悪戯っぽく、―――首を傾げて、喉をくつりと鳴らした。)*
(19) 2016/06/22(Wed) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/22(Wed) 01時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/22(Wed) 12時半頃
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— 3DAY / 商店街 —
[霹靂たる稲妻から空は一転、 喚いたかと思えば哭き出すような鎮雨が振る。>>3:339 アーケードの天をしととと、濡らし始めたそれらに おや、と、青紫陽花の色が持ち上がるのも束の間。
>>21彼らの挨拶の間に、 >>22短い溜め息が擦り抜ける雲のように流れて往く。 それに意識を引き戻されては苦みの綯い交ざる面持ちに 悪巫山戯の色で以て、微笑む男がひとり。]
お…、それはいいことを聞いたかな?
( …… 嗚呼、でも何時もの様に振る舞って 「悪」認定されても堪らないのでやめておこう。)
(30) 2016/06/22(Wed) 14時頃
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————— なんてね、冗談、冗談…、だけれど、 知人、って言うのは冗談ではないな。うん。
[「まあ、顔見知りと言う方が相応しいのかもしれないけれど、」と。腕にぐるりと巻き付いている蛇の方を見て、口角はすこし度を緩めた弧を浮べたまま、ねえ?と言わんばかりに金糸を揺らしたものだった。]
[それから「今の彼の名」を聞いて、反芻した後、だ。]
[もうひとりぶん、黒猫を気にするように、ちらり、と。 端に映す思慮の間を置いてから、声と…、人の器よりも色濃い"魔"の気配がする蛇に菫を転がして、「今の名前」を口にしよう。]
(31) 2016/06/22(Wed) 14時頃
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"今の僕"は、王様の御客人でも無いのだし、 君も誰かと契りを交わしている訳でも無いのでしょう? なら、友人のようにフランクでいいんだよ ――――、
……っと、"今は"、ニコラスと名乗っている。
[あの時、相見えた時とは"第三者"の居る手前、纏う空気が変わっていたかもしれない。けれど、何時の軽薄さは何処か薄れて、嘗てと混ざり合い――――今の遠い昔、狭間の中間地点にあるような、気分だった。]
(それでも、人々の生前の行いを見極める オシリスの天秤を宿したようなスネーク・アイには ゆらゆらと眼差しを撓ませも、逸らすもことなく、 細笑を引いた視を、さも自信あり気に真直ぐに向ける。
――― 疚しい事なんて、何ひとつ無いのだから。)
[彼の悪魔の目には、どう映るかは――――分からないが。]
(32) 2016/06/22(Wed) 14時半頃
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[>>25 然し、『今度』の彼は随分と律儀らしい。 店で伝え聞いていた、彼への"評価" ―――。 存在がブレているように見えた、なんて、 人で或る筈の彼からも言われていた、 その意味が薄く理解出来る位には。]
…… 僕は、ね。 人間以外の物になる気は無いよ。 そう為る時は、"私"が、完全な死を迎える時だろうか。
[可笑しさと、自嘲。] [二彩を融け合わせて、く、と、喉を鳴らした。 目元に掛かった前髪を掻きあげながら、一間空け、] 別に、気にはしないよ。 うん、以前の"僕"を知っているヒト……、 じゃない、存在なら、それも正当な評価だ。
随分とまあ、――― 信用が無い、と、思うだけで。
(33) 2016/06/22(Wed) 14時半頃
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[ 、 ] [残念がる振りを連れて、 肩を竦める。生まれる、意図的な静寂。 それから、静寂を灯した菫色は大蛇では無く、
人そっくりの彼の瞳を、 "今"の彼の意志を、見極めるように、]
( 『でも“違う”ように俺は思う』 )
…… それは、「今の君」の見解かな? 嘗て君なら、きっと僕をもっと、疑っただろう。 でも、それが嘘だとも思わないから、敬意を表して 本当のところを言おう。 …… "出来なくはない"。
ただ、やることとは、別だ。 それに出来上がっている調和を乱してまで、 「それ」をやる理由が、僕には無い。
[道化のコンストラストを抜いて、眉を垂れ下げ――――、「信じるかは、"泥方君"次第だけれど、と、やや、弱ったようにも、微笑んだ。]
(34) 2016/06/22(Wed) 15時頃
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[そのまま、空に掛かり始めた雲に 跳ね上がる様な視線は、>>26蛇の追随には ちょっとの間、アイオライトを逸らしていた。 ……これも、別に疚しい訳では無いのだけれど。]
( 少しの間の後、恐る恐ると、 眉間から鼻梁を抱えるように手を添え。 … ちらり。 )
…… 『悪い』かい?
[―――― 正直に答えはするのだけれども、 "正義"を司るからこそ、誰が散撒いたかも分からない 餌に乗り掛からないだろうな、と、推測した上で、 だからこそ、『悪人扱いされて』敵に回すと面倒だなあ、 なんて、思っただけだ。気怠さが瞼に掛かって、垂れる。]
[遠回しな肯定の反応に、主に蛇さんを窺いつつも、彼の言葉にはそうだね、と、頷いた。>>29視線を移す序でに見えた、腕にぶら下がる少女の反応も、……多分、こうしているのは、あまり宜しくないのだろう。(これで、「普通の女の子」なら気にする事は無いのだけれども。)]
(35) 2016/06/22(Wed) 15時頃
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そうだねえ……、 ヴァルプルギスの夜にはちょっと遅過ぎ… って、そうじゃない。
[>>28うんうん、と、頷きかけたけれども、 …… 思わず組み掛けた腕は解いておこう。
話を逸らしているだけの、時間はないだろうから、 数日前から随分と朽ち果てた路路を思うように、 遠く、公園の方を見遣るように ―――、瞳を眇めた。]
…… 公園の…電波塔から、 妙な気配がしたからねえ……。 あの時を境に、街が殺気だっている気がする。 悪魔も、神様も、 …… 人間も、ね。 ―――― だから、調べに行きたいのさ。
[彼らを仰いでから、反対意見も特に出ないようなら そのまま向かう心算、だったが――――。]
(36) 2016/06/22(Wed) 15時半頃
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…… 。
(不意に、そちらとは違う繁華街のほうへ 何か引っ掛かったかのように、視線を戦がせた。)
―――― …… 店に誰か居る? … まあ、悪いものなら入れないし、いいか。
[独りごちりはしたものの、 "結界内"に侵入する気配がして振り返った。 鍵を掛け忘れた、というよりは、掛けてない理由がこれだ。 ただ、誰かが居る気配はなんとなく察知できるものの、 人物までは分からなかったが―――、
…… 特に気にすることはしなかった。]
(37) 2016/06/22(Wed) 15時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/22(Wed) 15時半頃
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[こんなところでも、 落ち着いて冗談を時折言える茫洋とした性質は、 意図があるようで、男の性質とも、また根深い。
時折、本音のところを見せたとしても、 それが不安を引っ掛けていることに気付けないのは、 元より、最初から信用を得ようとは、全く、 微塵も ―――― 想定していないからだった。]
そうだねえ、 怪電波だったらノット剣呑で平和的だし ロマンがあって、いいんじゃないかなあ。
月刊レムリアのネタにも 丁度良さそうなぐらいの穏やかさだ。
( だから、そんな風に>>39、 何時ものように悠々とのたまう。 )
(46) 2016/06/22(Wed) 20時頃
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[言外に、 「そんな可愛らしいものじゃない」と語る口先は、 まだアーケードの柱に邪魔されて見えない 紅白の塔を追っていた。
実質 ―――― まだ、彼処がなんとかされていないのは、 日毎増して往く気配により、何より明らかだった。]
( >>42詰るような蛇さんの舌には、 そちらに気を取られていたことでひとつ、
透明で、それだからこそ、不透明な―――、 水底を覗き込む蛇玉の追求からそろりと外れた後は、 気付かないフリと言う、芝居でも打っておこう。 )
… さあ。"そんな無意味な事は、忘れてしまったな"。
[呼び方にはお好きにどうぞ、と、掌をひらひらと振った迄、は特段何も無かったのだけれど。密やかに聞こえた"何人目"、だ、なんて。無粋な問いを聞留めた暁には――――、"嘗てと同じ、老獪の笑み"を、にィ、と、唇に引いた。]
(49) 2016/06/22(Wed) 20時頃
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[数日前の、"人と悪魔が同居している"彼と 同じような事を言ったなんて知った日には、 自虐と皮肉でお互いの首を締める事になった気は するのだけれど ――― …… 。
そんな心中劇は、幸か不幸か、回避されたのだった。 めでたし、めでたし… っと、終わっちゃいけない、]
[ …とは言え。 ]
(元より「正義」と言うものは、酷く、人間的だ。 だからこそ元々、"私"には彼は悪魔の中でも、より――――、そう、物事に対しての正義の概念を棄てた"私のような存在"よりも、ずっと、人間に近しい存在なのかもしれない、と、思っていた。)
[それだから、自己の存在について、 一時期であっても、"今の彼"と、だとしても。 感覚が近しいことは、悪魔に近いのか、人間に近いのか、 分からなくなる ―――― 何よりの、毒に、なったかもしれない。]
(55) 2016/06/22(Wed) 20時半頃
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[と言う、閑話は扨置き。]
…… おや、嬉しい過大評価! 実際に上手く出来るかどうかは、 "やってみないと分からない"んだけど…、 ( と、 そんな事はどうでもいい。 )
[>>43 まだ少年らしさの残る、 あどけなさの趣さえある面立ちに浮かんだ、 "人間らしくもある"微笑みを、やや、眩しげに、眇める。
「信じる」なんて、それこそ彼らの言う通り、 悪魔らしくも無い言葉の所為、だったかもしれない。]
―――― 然し、昔の君とは、大分変わったねえ?
[…直ぐに、揶揄する響きで、誤摩化したのだけれども。]
( でも残念、"水"の御咎めからは逃れられなかった! )
(56) 2016/06/22(Wed) 20時半頃
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やだなあ、 そんな悪いものでもなかったでしょうに。 ちょっとした、"薬"だよ? "薬"!
[>>45心なし…じゃ、ない気もする、 噛み付かれそうなくらいぎらついた眸に情けなくも 八の字眉を描いて、困ったように、あはは……、と、 お茶を濁しながらも、だ。
…… 剣幕が怖かったので、金糸を戦がせた後。 両手をホールドアップしながら一歩を退く事にした。]
(とは言え、会えたのは ――― どうだろう、と、首を傾げはしたものの、"今"と"昔"で分たれている彼らを改めて一瞥しなおした。菫の水面に投じられるのは、黒玉。>>45)
(59) 2016/06/22(Wed) 21時頃
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[……両の天秤は。 そうは言っても、完全に信頼される訳では無い。 恐らく、審判の途中に或るのだろう、とは、思った。
だから、 彼の"人間らしさ"に擽ったさは覚えたけれども、 その感覚も、偶には悪く無かった。]
…… ありがとう。
[食い下がる"蛇"を余所に、泥方君の方に、一言。 ここは、素直にお礼を告げたところで、ある。]
(>>39不快を訴える声に瞬きをする程の時間も無く、 鈍く ――― 、石畳へと倒れこむ音が、聞こえた。)
(60) 2016/06/22(Wed) 21時頃
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パラチーノさん ――――― 、
[ぶら下がる遊具を喪った少女が、 無邪気にこちらに近寄ってきたのなら、 代役は、秋の稲穂畑のように豊かなブロンドの頭を 撫でてあげることでさりげなく回避しよう。]
そうだねえ、その猫さんは――――、 可愛らしくてアリスちゃんには とてもお似合いだよ。
…… じゃあ、お茶会の会場に付くまで、 その子と遊んでいてくれないかい? 暇ならカラスと書き物机が似ている理由でも 考えておいで。 [そうやって宥めながら、 駆け寄る役は、>>47彼に任せておいた……のだけれども、 慌てふためく姿は、こっちの方が…、なんだか、 からかうのも忘れるくらいに、心配になってしまった。]
(62) 2016/06/22(Wed) 21時半頃
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(凄く、…… 、こう、 こう言う時に限って頼りなさそうだなあ!と思ったのは 鍵をかけて仕舞っておこう。 蛇に睨まれても、蛙のように石にはなれないので、 代わりに営業スマイルめいたいい笑顔を浮べておいた。)
…… 取り敢えず、僕の店に、戻ろうか。
[表情よりはずっと淡白で手慣れた怠さのある声の裏で、 避難所再び、と、思ったのは、仕方の無いことだと思う。]*
(64) 2016/06/22(Wed) 21時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/22(Wed) 21時半頃
ニコラスは、リツに話の続きを促した。
2016/06/22(Wed) 22時頃
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— → 3DAY / 『Aqua Vitae』 —
[>>65傍で時折、 じゃれられようものならあやしている女の子が 何処かのアプリゲームのSSR+なんてことまでは 残念ながら、情報業の専門外だった。]
( 然し、 彼の話し振りからは間違いないだろうけれど、 本当に"大いなる伯爵"に属する悪魔でいいのか、と 繁々と、パラチーノさんを担ぐ彼を見ていたのに 気付かれていた、のだろうか。
>>65労しいフォロー……、というよりは、 親切に補足してくれたのだと、勝手に思っていた。)
[飾っていた営業スマイルを崩しながら、 考えるように、思い出すように、顎元に手を添える。]
(そりゃあ、突然の事は誰でも驚くものだけれど、 状況が状況でなかったら、冷やかしていたでしょう。)
(73) 2016/06/22(Wed) 22時半頃
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[閑話。] …… 悪魔、成り立て?
( 不思議そうに、興味深げに、菫青石を丸めた。 )
分霊のような概念や、 "元人間"の悪魔なら分かるけれども、 君達でも、そんな事があるのかい。
[聞いたことが無い訳でも 無いけれど、例は余り無い…気はする。
そもそも、今も跋扈している野良悪魔のような低級なものなら、兎も角。彼程の存在が"そうなる"のも中々珍しいな、と、考えては、だ。
疑問符調と一緒に、興味を明るませた菫を 載せた首が、傾きかけたところ、]
(74) 2016/06/22(Wed) 22時半頃
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(案内するために、すこし先行していた足を 石畳の上に数歩留めると、首じゃあなく、上体ごと、 ————— 捻るようにして、 後ろを振り向き、)
[二度の瞬きの後、"さっきの"————。 魂の深淵と、根源を同じくした者の微笑みとは あからさまに色を変えた、道化の仮面を被っておいた。]
君に褒めて頂けると、とても光栄だよ。 感激する程、"趣味がいい" だなんて!
(ついでに、腕を広げて"とても嬉しそうにする、" 酷い誤聴へのオーバーリアクションも忘れずに。)
[横目でその反応を性悪く窺いながらも、合間、ぽつり。]
(75) 2016/06/22(Wed) 22時半頃
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―――― しかし、君は、何を以て。 "私"を、悪と、そう、見定めたのだろうね?
[そうやって、戯けたかと思えば、 第三者が起きていないのを好い事にあの時の話し振り。 あの時の、声。声色。雰囲気を纏わせて、 蛇よりも纏わりつく様な響きで、聞くのだが ――――。] ( 或の時も、確か、尋ねたか。 )
[流石に何千年も前の記憶をすべて、 一言一句色褪せずに持っている訳でもない。 扠、その問いに答えられていたとしても綺麗さっぱり、 忘れていただろうが ―――――― 。]
(手土産を渡したのは此方だけれども、あれをどうしたか、その後の事は王様の"自己責任"なので、一錬金術師の責任と知り及ぶことの範疇外だ…と思う。確かに、"副作用"については説明を忘れていた気はするけれど、どうだったカナー。……覚えてないなあ。)
(78) 2016/06/22(Wed) 22時半頃
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[ そんな幕間の傍ら。 来た儘のアーケードを戻るならば、 そう遠くも無いところに、何時ものあの 真っ当、とは言えないようなBARの 店構えが見えただろう。
鍵の掛からない戸を潜った後、 何となく、見つかってはいけない気がしたから すかさず今朝方カウンターに出しっ放しだった "生命の水"を戸棚に颯爽と閉まってから。
――――― >>15端で蹲っていた存在に気がついて、 ソファに運ぶべきかをしばらく逡巡したのち、 置きっぱなしにしておいたブランケットを かけておくことにした。 ]
(79) 2016/06/22(Wed) 22時半頃
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[そして、それから。 パラチーノさんだからと言って、倒れた患者を直ぐ、 放ったかしにして外に出掛ける訳にも行かない。
しばらく様子を見た上で、結局この日も 電波塔に行くことは残念ながら為らなかった。
着いてきてくれたアンドロマリウス君もとい、 泥方君には、冷凍庫に残っていたものの在庫処分に、 ジェラートくらいは差し入れとしてあげたことだろう。]
(87) 2016/06/22(Wed) 23時頃
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[>>44それから、夜の開けた早朝 ―――― 、 目を醒ました彼女とかち合うタイミングがあれば、 ふたりの死を聞くと、やや、眉根を潜めて、
「 … すまないね、 」と。
罪悪感と似ているようで、それとも付かない謝罪は、 最善を尽さず、止めもしなかった責任があるからだった。
("悪"の心算では無いが、"善い"人間でも無い。 だからこそ、悔いる訳でも無いが ―――― 、 )
それから、涼やかなドアベルが鳴る前に、 いつでも休む場所がなかったら使っていいとも告げて、]
(89) 2016/06/22(Wed) 23時頃
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…… あ。 マガタマの話をするのを忘れたなあ …。
[何かを忘れていたと思ったが、 まあ、次に会う時があればでいいだろう、と。
知人の死を聞いても、無味乾燥になってしまうのは、 とうの昔に、幾人も、幾人も、看取ってきたからだ。
(人間らしい、人間の生をまっとうしてきた者たちを。)
だから、自分がどうかすれば変えられた、なんて、 義心に駆り立てられることも、無い。
ただ、…… 寝覚めが悪くなるだけだ。]
(人間と言うには凍り付いている心を、果たして 人として呼んでいいのかは分からないまま、 …… 大した眠りにもつかず、早朝、店を抜け出した。)*
(93) 2016/06/22(Wed) 23時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/22(Wed) 23時半頃
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― 4DAY 早朝 / → 御渡公園 ―
[微か、 鳴らしたドアベルに見送られて、 境を踏み越えた先の空には ――――――。 夜の領域から目覚めかけた、 東雲色が迫りかけた、帳が広がっていた。]
(東の空、 薄明かりに包まれ始めた天球の海に 螢星でも落っことしてしまったかの如く煌々と、 不吉なまでに、自らを燃やしている星があった。)
―――― ヴェニュスに宛てがわれた神魔は、 どの子も酷く扱われるような傾向があったかな。 …そう謂えば。
["明けの明星"の異名を持つ、天使長もそうだ。 金星の神々は、悪魔として座を追われているものも多い。 確か、日本でも……、どうだったか。憶えは、ある。]
(113) 2016/06/23(Thu) 00時半頃
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(店を出る直前に、 眠らぬ蛇さんが星を見ていたのは覚えている。>>111 戯れに、『君も一緒にくるかい?』とも 寝ている子を起こさないように声は掛けては見たが、 返答はどうあれ、
―――― 電波塔に行く事だけは、伝えた筈だ。 )
[マクベス宜しく、眠りを殺したに近い存在は、 元から、他の人間のように睡眠を大して必要としない。 ヒュプノスの領分に落ちるのを、得意としないのもある。
それでも、何時もは一時間程は仮眠を取るのだけれど、 今宵に限ってそうしなかったのは、商品を荒らされたら 堪らないから、と言うだけで、理由は充分でしょう。]
(117) 2016/06/23(Thu) 01時頃
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[其の侭、 さっさと向かおうと思ったのだけれども。 風が、吹く。頬を撫でるものを感じて、"気を変えた"。]
( >>114生温い風は、色々なものを運んで来る。 例えば、少し遅れて、遠くでベルが鳴る音だとか。 ) ――――― ……… 、
[奥まった場所にある店から路地に出て、 直ぐのところに或る、点滅を奔らせる街灯の柱へと 馴染んだロイヤルブルーのジャケットの背を凭れかけた。 それから、腕を組んで、"待ち人"が来るまでは、待とうか。
彼が。"彼ら"が来れば、「遅かったね」なんて、 ひとつ、揶揄だけしてから出発しようかと思って、ね。]*
(118) 2016/06/23(Thu) 01時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/23(Thu) 01時頃
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[>>122 アスファルトを踏む足音は、 ただでさえ、人気の減った街のなかの、 取り分け————、閑かな朝の兆しに、よく、響いた。]
やあ、"いい朝"だねえ。おはよう。 然し、なんとなく、そう、なんとなく。 君も来るかな、って。思ったんだけど…、 [「本当に来たねえ」と、華奢な黒柱から背を浮かせ、 蛇さんのご機嫌模様は言わずとしれている気もするからこそ 泥方君の方へ、ゆるやかな腕を振った。]
早いっていうなら、泥方君の方もじゃないのかい。 ま…、また辿り着けなかったら、そろそろ……、 タイムリミットがあるのなら、まずいだろうからねえ。
[何せ、二日連続辿り着けていない。そろそろ、このまま市内に蔓延する気が如何にもなっていない以上、お預けになりっぱなしも問題だろう————。(だからこそ、ひとりで訪れるべきかとも思ったのだが。)]
(124) 2016/06/23(Thu) 02時頃
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(気配の薄れと、 きっと、"完全じゃない"ところを 見るかぎり、不安は無くもないけれども ―――。
彼らならきっと、大丈夫でしょう、と、 曖昧な根拠ながらも、立ち止まって、待っていた。) じゃあ、 行こうか。 …… 君も、電波塔の方に行くのでしょう?
[確証は無かったけれども、そう思ったのは、 往く前に掛けた誘いの後に彼が来たから ――――― だ。
>>3:346昨日の戦闘の後の、その残滓については。 この近辺で行われていたことは知ってこそいても、 "終わったもの"に気付くだけの力は無かったからこそ 提案されないかぎりは、そちらに寄ろうとはしなかったが、 若し声を掛けられたら、それを切り捨てる事はしない筈だ。]
(125) 2016/06/23(Thu) 02時頃
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( 湖の気配までは ―――― 未だ、遠い。 )
そう言えば、泥方君は ……、 "マガタマ"を集めているのかい?
[>>92因みに昨日変な気配がして、 「……寝込みの女性に何か手を出すっていうのは、 君の正義には反しないのかい?」
…… なんてからかったのは、 余談も、余談なのだけれども。
今度こそ公園の方に、こつ、こつ、と、足取りを進めながら。ふと、気になったことを、気になっていたことを、おもむろに聞いたのだった。]
(126) 2016/06/23(Thu) 02時頃
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― Entracte ―
( 徐々にヒトではなくなっていく、というのは。 ひとに因っては、自らが作り変わるようにも、 ひとに因っては、真の姿に戻るようにすらも、 感じられることだろう。
――――― "私"の場合は、 … 「忘れた」。 )
[錬金術を下地にした 神働術の類は、"未だ"完成していない。 その術が完成してしまえば、そうだな、 既に語ったように。それ以上に成る気は無かった、 人の儘であれるかは ―――― 分からない。
…… でも、私は、 "知りたかった"のだ。]
(集大成を集大成で終わらせない、人智を超えたものを。) (其は再度の"魂"或いは"肉体の破壊”に因り、完成する。)*
(127) 2016/06/23(Thu) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/23(Thu) 02時半頃
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— 繁華街 → 御渡公園 —
それは…、それには、全くの同意見だねえ。
[>>128 事実、今も此方に這い出る悪魔の数数と、 生き残っている市民の数は何方が多いのだろう。 こうしている間にも落ちて往く砂の一粒の音が、 更紗と聞こえるような、気さえする。] [頷いた。]
砂時計が壊れてさえしまわなければ、 "終わってしまったこと"もひっくり返せるだろう。 でも、けれども、時計自体が無くなってしまったら、 全てはお手上げ、手遅れになってしまう、
——— かも、しれない。
[清濁入り混じる複雑の夜明けに、吐き出した息の色は。憂愁と焦燥と静寂と、それから、色をとりどりと混ぜた絵の具のようなカラーパレットじみていた。だからこそ、複雑も過ぎれば黒一色になるように、シンプルに単一化され、読み辛かったかもしれない。]
(139) 2016/06/23(Thu) 17時半頃
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[それも、 温くもざらつく風が全て攫ってゆけば いつもの顔で、彼らの方へと寄ろうと靴音を響かせた。]
やあ、しかし、 抜け駆けする気なんて無かったんだよ? 一緒に行くかい、って聞いたじゃないか。
…… ねえ?
(泥方君、というよりは、彼の腕に絡む蛇を アンドロマリウスだと意識しているところがある。 だから、こういう悪戯を吹きかける時、 菫は大蛇の方に転がるのも、必然なことだよ、…うん。)
[因みに。] [此処までのやりとりで、敢えて問わなかった事がある。]
(140) 2016/06/23(Thu) 17時半頃
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(…… それで、君は、知ったらどうするんだろうね。)
["知りたい"。 親近感を覚えるくらい、はっきりと答える様に 本音のところをそう言うと、また疎まれるだろうか。
けれども、実のところ、冗談は一切抜きにして、だ。 彼と、彼らと、…僕は、鏡のようだとも思っていた。 裏表のある鏡。人にして人を超えたもの、と、 人で非ずものから、人に近くなったもの。
(その魂の変質を感じるのは、君だけでは無い。) (そして、その存在は、知識欲を、好奇を擽る。)
それを態々口にして睨まれてしまうのは、 (とても今更だけれど)怖いので、口に蓋をしておこう。 >>129寄り道申請には、彼が舵を切る方向がどちらにしろ道中だったから、構わないよ、と、ひらりと手を振って、後からのんびりとついていけば、その先にあるのは、五体満足の、]
[ ――――― 骸。]
(141) 2016/06/23(Thu) 18時頃
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[>>129累、と、亦、知人の名前。] [片眉を上げる。]
(そういえば、彼も……、一昨日だったか。 パラチーノさんたちと一緒に居たのだっけ。)
そういえば、 昨日はこの辺から犬の吼え声が聞こえたから…、 寒江君の可能性は、高いだろうねえ。 ――――― 彼と、戦ったのかい?
[傷を確かめるようにして、 口にされた言葉だったから――――恐らくそうだろう、 と、見当はつけたのだけれども、裏付けは大事だ。
黙祷する彼のうしろから、この一週間で何度目になるだろう、十字を切った。―――彼とは違って、僕はまだ、(意識は、)「人間」なのだから、そう、当然のことのように。]
(142) 2016/06/23(Thu) 18時頃
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(けれども、あの時に こちらに寄っていれば何とかなったのだろうか、と、
考えられる人間的な思考は、 つい先程伝え聞いた西迺君の時と同じように、 損壊が少ないからこそリアリティを帯びている 薄笑を浮べた、遺体を見ても、浮かぶことは無い。)
…… 死して尚、笑顔を浮べられるなんて その死の前には、 …何があったのだろうね。
(ただ、単純な興味が ――― 浮かび上がるだけだ。)
[一歩退いた距離から魂の離れた身体を見下ろし。 >>129彼が身動ぐのならば「用事が終わったかい?」、と。 彼の身体が道すがらの悪魔に傷つけられないように 結界を張ることは今は出来なかったけれども、だ。 路の隅に、その肢体を整えて座らせてあげる位はしよう。]
(143) 2016/06/23(Thu) 18時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/23(Thu) 18時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/23(Thu) 18時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/23(Thu) 22時頃
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…… ううん、嗜んだ事もあったけれど、 残念ながら? 詩人でもポエマーでも無いよ。
[彼と場所を入れ違う前、 空に放った質問の色を見定めるような、 或いは、探るような。蛇の目>>130は飄々と交わし乍ら、 地を付けた膝を体勢を直す機構にして、立ち上がる。
嘗ての彼ならば、 あっさりと口にはされないだろうことを さらりと教えてくれた彼の方を向かないまま、只、 ぱちり と、 静に瞬く幽かだけが、風を揺らした。]
(175) 2016/06/23(Thu) 22時半頃
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[でも、美味しいそうだなんて言うから、 食べるの?なんても、思いもした眼差しを向けたのだが。 そう言えば彼も悪魔というからにはきっと彼にとっても、 "餌"でもあるのだろう、と、至るのだが————。]
(ふと、思ったことを、ぽつり、と溢す。 >>3:199昨日人伝手に聞いた事が、 ふわりと引っ掛かったのだけれど、あれは。 "人であったころ"の彼の意志、なのだろうか。
未練は無いと語る彼に"それ"を聞くのは、 やや、喪った側に向けるにしては 不謹慎だったかもしれないのだけれど、)
…… 家族だった人達を生き返らそうとか、 もし、"全てが戻るとしても、" 未練は、ほんとうに何も無いのかい?
[それでも、それを聞いたのは、彼が、「人では無いから」こそ、悪い探究心の方が押し勝ったから、かもしれない。]
(176) 2016/06/23(Thu) 22時半頃
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(>>130――― さて、先程の会話。 さあ、どうだろう!、と、 図星を言い当てれば迷うことなく戯けたのだけれど、 「……人間の物差しなら、罰されているだろうねえ。」
くつくつと笑い鳴らしたそれには、 "褒められるどころか"というニュアンスを 多大に、そして、存分に含んでいた。)
[因み。 彼の王と謁見した時背後に在したヘルメスも、 盗賊たちの神の一面であることは黙しておこう。 そして、そのまま―――― 、足取りは公園へと向かうのだが。]
(>>147睨みつけられていることには、 何か言いたげな様子を、気のせいかもしれないけれど 感じたものだから ――― 揶揄はせずとも、「敢えて」 口に出さなそうなところをシニカルに笑っておいた。)
(177) 2016/06/23(Thu) 22時半頃
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[>>149 その前。座らせた、骸の終わり。 自らの魂と、夢と眠りの神の性質を。 魂の導者としての役割を持つヘルメスの力を。 僅かながらも受け継いでいるから目からしても、 それは何処か「終焉」という闇に飲まれたものでは無く、 ……"彼"と同じように、輝かしく ――――。]
[否、それよりも、いっそ。]
(耀かしくも、昏き明星よりも眩しく思えた。)
(181) 2016/06/23(Thu) 23時頃
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[さて、道中、だ。] 君の、…悪魔の感覚は、面白いなあ。 犠牲を出す事は、調和を乱すという事は。 それは、君の家族を殺した事にも繋がるのに、
―――― 君にとっては、"悪では無いのだね。"
[茶々も入れずに静に聞いていた、 途中になっていたその話を、彼が語り終えるところまで聞いてから、詰るでも、煽るでもなく、ただ、試すか、観察者かと言った調子で、金糸を擡げて、再び開かれた口許には ―――― 好奇が色濃く、深まっていた。]
(面白い、というのは、実にシンプルな、 普通の人間なら持ち合わせないような。 それでいて、普通の悪魔でも有り得なさそうな。 解を述べた彼への、>>148褒め言葉のようなものだ。 )
[扠、そんなことを話していれば、案外も早く。 ―――――漸く、公園の敷地へと足を入れたか。]
(184) 2016/06/23(Thu) 23時頃
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― 御渡公園・電波塔 ―
それじゃあ、 遠足気分みたいにわくわくとした気分で 公園の御散歩と洒落こむかい?
―――― とても…、そう、とっても、 "うってつけの日和"だけれども。
[草木の生命力は強いとは言え、 神力めいた雨水だけでは焦げた花々は息を吹き返さない。 どうしようもなく"死んだままの"花壇の生命に一瞥をくれ、 そして、どうしようもなく横たわっている ―――――。
腐臭さえしそうな、死した、悪魔と、 人の血肉の惨憺たる光景に菫を一周泳がせたのなら 泥方へと回り戻って、アイロニカルに片目を閉じた。
こういう酷い光景だからこそ、調子をあげようと配慮した 僕の心遣いが何方の天秤に揺れたかは分からない、が。]
(186) 2016/06/23(Thu) 23時頃
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(そうやって、自由に、飄々と ――――。 何もないかのように振る舞ってこそいたけれども、 この空気も、マガタマも、悪魔が素体のものたちのように 「餌」には到底見れもしない、どころか、毒だ。
蟲毒壷の奥、 完成に向けて煮詰められた瘴気のめいた 川床のヘドロの方がマシなんじゃないかってくらい 泥ついた空気は、数日前よりも、矢張り増していた。
だからあの時は無視出来たものも、出来ない事もある。)
[電波塔を仰ぐ姿から、またしても、一歩退いたところで。 やや、青味の増した菫は、紅白の塔を同じように眺めれば、 >>152「多分ね、」と。
今迄の饒舌さを嘘にしたように、短く ―――― 返した。]
(188) 2016/06/23(Thu) 23時頃
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[>>152>>161 さっさと登ろうにも、 足を踏み込むのすら鬱屈とする気配の傍で、 彼の叫ぶところには、若者はさすが元気だねえ、なんて。 年寄りみたいな感慨で見ていたのだけれども、]
…… 露店の、
( ってことは、見立て通り…かな。 )
[覗き込むように、額に手を添え乍ら。 泥方君の「やっぱり」という予測していたかのような 声に重ねながら、高みに見える影を遠目がちに見上げた。 そのシルエットは恐らく、…見間違いようもなく、 声に出した、通り、ということのようだ。]
(「許可が必要なのかなあ」、と、>>161"悪魔"の彼と同じ事を、恐らく同じタイミングで―――――ぼそりと不思議そうに呟きつつ。彼の呟きには、「ここで頑張ったら、後でご褒美にまたアイスくらいあげるよ」と、餌付けする飼い主みたいな事をのたまってしまった。)
(197) 2016/06/23(Thu) 23時半頃
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[そして、 アイスに気を取られていた彼とは違い、 腕を降ろしながらも、天に映える黒い影を ずっと、目を離さずに、捕えていた男は ――――――。
それが、更に高く、 明けの天空を仰ぐようすにつられるように、 >>157三対の羽根の"それ"を見た。]
…… 。 …… 金のエンジェルだといいねえ。
[>>162…おっと、ついつい乗ってしまった。]
(200) 2016/06/23(Thu) 23時半頃
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[>>162 咳払いのような態とらしい真似どころか、何も無かったかのような白々しい姿勢を貫こうとしたのだけれども、そう、助けを乞われるような蛇さんの姿勢をされちゃあ弱いものだ。]
そもそも、天使だとか悪魔だとか、 いっそ神様なんてものは人間が決めた枠組みだよ。 神話を変えれば、元々は神様だなんて話は 幾らでもある。
―――― 君達だって、そうでしょう?
[(で、これって貸しでいいのかな?)
ちょっと期待して、電波塔に手向けていた眼差しを大蛇に転がしたのならどういう反応をされただろう。にこにこ、押し貸すような、とってもいい企み顔をしていたのは間違いないのだけれど。]
(203) 2016/06/23(Thu) 23時半頃
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でも、あれは ――― ……。 堕天使、じゃないのかな。
それもとびっきりの……、 ええと……。
[SSSR+という言葉は残念ながら、 若者にはついてゆけない非ゲーム陣営には出なかった。 けれども、だ。
明けの明星。飛び去る、悪魔。 それらを見送った後に、その予見が当たっていたのなら、 「嫌な人が出しゃばらないといいけどなあ、」と、 含みのあるような間を開けたにしては、間抜けたことを思う。]
[―――――が、それも、束の間だった。] [あっさり気の好い返事を返す、上空のお嬢さんに >>167許可を得てそのまま登ろうする彼に、]
…少し、先に行っていてくれないかい?直ぐ行くから。
(208) 2016/06/23(Thu) 23時半頃
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[そう言うと、 なんでもなさげに、(理由は語ることなく、) にこやかに手を振るって、先を見送った後で、だ。]
( それは、まあ、虚勢だ。 肉体はそう簡単に滅びることがなくとも、 不安定な霊力のパイプは、そうもいかない。 )
…… っ、
…… は、 … ははあ、
本当に、僕も……、 "年"かなあ、
[紅白の塔に、背を凭れかけさせて、苦々しく笑った。]
(211) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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[金糸に紛れた、額の冷や汗。 それに拭う様に掻きあげて、風に払う。] (実際、さっきから、 ぐらぐらと鳴動する大地のように、 頭が揺られもするんだ。
―――― 昨日のパラチーノさんじゃないが、 "人"を棄て切れていない身としては、結構、キツい。 )
[でも、……"彼"に、主に、 大蛇からこちらを覗く彼に大して弱味を見せるのは、 こちらも、こちらで―――― 案外、厭だな、なんて。 そう、癪だな、なんて、思いたくなることもあるものだ。]
( "私"でも、驚くべきことに、 "… 人間らしく。" )
(213) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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[ふと、] [この汚濁した禍々しい気配に隠れ気味だったとは言え、 先程から気付いてはいた、公園奥に転がるヴァイオレット。 御渡湖の方の、"知った気配"がぶつかり合う、それ、]
…… 。
(普段備えた気怠さよりも、重々しい瞼を持ち上げて。 黒猫の瞳の奥にある様な湖の色は、普段より茫茫明るい。 盛る炎が、イグニス・ファトゥスのように、燃えていた。)
…… 、 鳴さん?
[遠巻きに、>>212湖水が跳ねる音は、聞こえただろうか。]
(ひとつ薄れ往く気配に、今度は、心が冷える気がした。)
(220) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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[すこし、少しだけ、] [重く、俯いた顔が、浅く、 それから、ゆっくりと、緩慢に、酸素を取り込む。]
―――― …… 祟る前に、 潰えたら詮無いだろう。
[は、と、儚い存在に、憂う、シニカル・ブルー。]
(体が、重い。 けれど、重ったるいって、こうしてもいられない。 そう、若い人に負けても、いられないものだ。
>>128行きがけの言葉が脳裏に反芻しながらも、 塔についた掌に、力を、そう、篭めて。 泥方君の後を追う。]
[辿り着く前、] [>>@9>>@10>>@11話の断片くらいは聞こえた。]
(224) 2016/06/24(Fri) 00時頃
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( ―――― アマツミカボシ、 …… 天津甕星か。 ) やあ、そんなのだから、 まつろわぬ神は悪神として 成敗されたんじゃあないのかな。
[電波塔の頂上付近で、ふと、足を留めて。 彼らに存在は気取られているかもしれないけれど、 壁に身を預ければ、少々気分と趣向を変えて、 空気でも読むことにした。(盗み聞き、とも言うけれど。)]
…… 小さく零した戯言は、普通なら聞こえなさそうな ごくささやかな、けれども、存分に嘲る独りごちりだ。]
[此の國の、星の神。昔昔に目を通した、 この国の神々の事を記した、日本書紀のことを、 ふ、と、頭に思い浮かべて、再生していた。]*
(231) 2016/06/24(Fri) 00時半頃
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