249 Digital Devil Survivor
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……一応…、半分くらいは…… 、 君たちと同じようなものだからねえ。
[>>2:328 普段は電波を載せるだけの紅白の塔は、 今は、禍々しい紅杭のようにも映ってみえる。
数秒程其方へ気こそ取られていたが————、 連れ立つ視線の気配を感じては、 また、疵だらけのその姿へと振り返ったのだった。]
やあ、僕はいいのだけれどね。 そう簡単に野良の悪魔に斃されるくらい か弱くもないし、"死ねもしないもので”。
[それよりも、君の方だ、と。 髪を梳くように、艶やかな黒髪から手を離した。]
(3) 2016/06/20(Mon) 01時頃
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( >>2:@5無数の人間の気配に紛れてこそいるが、 鬼の気配が隠れきれていないそれに見つかれば 厄介そうだ、とも、思いながら ――― 。 )
余程、弱っているようだしな。 このまま消えてしまわれたら色々困るし、 何よりも僕の寝覚めだとか色々悪いし …… 、
[立ち上がるとともに、 >>329伸ばした腕は掴んでもらえたようだ。 やや力を込めて、立ち上がるのを手伝おうとして、]
…… 戻ったら着替えなきゃなあ。
[地に落ちていた瞳石が、気を緩めたように息を洩らしたものだから、つられて地面をみると…成る程。雨土のせいで生まれた泥濘で、汚れていた。―――― お互い。]
(立ち上がるのを見届けてから、目の前の子とは 違う種類の、やや困ったような苦笑を浮べて頭を掻く。)
(5) 2016/06/20(Mon) 01時頃
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―――― 笑えるくらいは、 元気になったようなら、何より。
[それから、ふ、と、 再び被り直そうとしてやめた道化の演技の隙間から はっきりと分かる安堵の色合いの息を零した。
その足取りはすこし、 頼りなげにも見えたこそすれ、 ただ歩く分には不自由はなさそうだったからこそ そこからは、手を貸さずに、繁華街の方へ案内しかけて、]
…… 、
[―――― 公園を出る前、だっただろうか。>>2:339]
(12) 2016/06/20(Mon) 01時頃
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[人智を超えたもののことくらいしか、 男は気配を掴めなかったからこそ 告げられた名名に一瞬なんのことか、と。
瞳を丸めたのだが、知人の"犬"の気配を持つ―――、 さっき話題に挙っていた彼の名を聞けば その方向にいるのだろう、ということは掴めた。]
…… 気になる、といえば気になるが ――― …、
(序でに、"パラチーノ”と間違えた儘教えていた 名前を聞けば、一緒なのか、とも、思うものだが。 何せ、それなりに長い方の知り合いだ。 疑念の芽は、今は、欠片も育っていなかった。)
――――― そうだね。 彼らも無事だといい、
[そこで。何が起きているのかは知る由もないまま頷いて、 ……ふ、と、……、ひとつ、"酷く懐かしい"気配を覚えて、 よくわからなそうに、ほんの少しだけ首を擡げたのだが。]
(15) 2016/06/20(Mon) 01時頃
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( 使役されてる、 …… 、 にしては気配は薄いし、何より、 )
そう簡単に、あの王様以外に 遣われるタイプに思えないんだけどな。"彼"。
["若しそれはそれで、面白いが。" >>1:72『あの時見過ごされこそすれ』、 ソロモン王がとうに居ないこの時代で再会すれば どうなる事かもわからないが ―――― 。]
[ぼそりと、誰にともなく呟いた聲は、鳴に拾われたかを気にすることを忘れて、道化の面よりももっと、魂の本質的な部分で――――、無意識は、男に愉しげな三日月を描かせていた。]
(19) 2016/06/20(Mon) 01時半頃
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[そちらに気を取られていたからこそ、 >>4鳴が気がついた人影は見過ごしてしまった訳だが。]
…… どうだろう、ねえ? この世界は、愉しいからね。 死にたい訳ではないけれど、 死んでも、また生き返るのを繰り返して――――、
ざっと四千年くらい過ごしてきているから、 本当の意味で死んだとしたら"どうなるか”。 興味はあるし、殺してくれる存在が居たら、 … 面白いとは思うね。
[>>16辛いのかも、と言う、その言葉には目を細めた。 実際のところ、長い間輪廻を経すぎた所為で麻痺しているのか、そういう感覚が、"分からない”と言うのが本音のところだった。ただ、口には出さずに、肩を竦めたものだ。]
(22) 2016/06/20(Mon) 01時半頃
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[一瞥。]
…… こりゃ、一本取られたかな。 精々、気をつけてはおくよ。
[>>16 飛沫というよりは、 泥そのものが付着している羽織を摘みあげる様を 眺めながら、引用されて返されれば立つ瀬も無い。
―――― そういえば、着替えはあるのだろうか、と、同じような事を考える辺りで、言葉の中身は薄っぺらいのはお察しのようなものだったが。]
(24) 2016/06/20(Mon) 01時半頃
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[>>23促しには、一辺頷く。]
そうだねえ。 明日、……あの電波塔のあたりにでも、 行ってみるとしようか。
―――― 君は如何するかは、任せるが。
( 『 私達も無事で居ないと。 』 )
[何処か、"も"、と言う言葉が擽ったかったのは、 中世でこそ弟子のような存在を召し抱えていたとは云え。 現世では仲間だとか、関係を持とうとしなかったからだ。 少し苦い、気の抜けたような空笑いだけが、毀れ。
心無しか、足早に店へと向かおうとしたところ、 >>21メールの着信音が鳴り響いた。]
(26) 2016/06/20(Mon) 01時半頃
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[>>25何処となく、 困ったような眼差しに気付いて。 漸く、吊り上がっていた表情筋を自覚すると、 その月は空笑いに混ざり合って、融けて、消える。]
…… と、 ごめんね。
[それから幾許も立たないうちに、 少し、断りを掛けると、―――文面にさらりと目を通す。 それに、率直が思ったこと、ひとつ。]
…… 。 …… 僕の店は避難所か宿屋らしい。
[そんな突っ込みを禁じ得なかったのは、扠、置いて。]
(27) 2016/06/20(Mon) 02時頃
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『こっちも弱った子を拾ったから、 休ませてあげる予定だけどそれでもいいのなら。 手当ての用意くらいはしておいたらいいのかな。』
[ごく真っ当な文面になったのは、 今しがたと毒気を抜かれていたから、だろう。 今度は手短かにそれを送信してから、]
えー……と、 知り合いが怪我人を連れてくるっていうから、 他の子も増えるかもしれないが、 気にしないでおくれよ。
[――――― 鳴に断りを入れると其の侭、店へと戻る。]
[アリス・ブルーの少女に連れられるのならば、 恐らく彼らの方が早く辿り着くのだろう、が。
"怪我人”とやらを見て、(彼への立ち振る舞いが立ち振る舞いだったからこそ、)滅多とは見せないような、驚いた様な引き攣らせの笑顔を見せるのは、もう少し後のことだろう。]**
(28) 2016/06/20(Mon) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/20(Mon) 02時頃
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― 2DAY / → BAR『Aqua Vitae』 ―
[出来るだけ 悪魔に遭遇しない道を選びながら、 最短距離を逆戻る――――筈だったのだけれども。]
わあ……、一般人も、 喧嘩出来る元気があるんだねえ。 剣呑、剣呑……。
[或る細路地に入り込もうとすれば、 わあわあと張り上がる声が耳についた。 「殺す」なんて穏やかじゃないワードの示すように ちらりと覗いただけでも、殺気だっていた場所からは 勿論、面倒に巻き込まれたくないので迂回する。
―――― 道中。"そういうこと"が何度かあった。]
(46) 2016/06/20(Mon) 15時頃
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[それから、 赤き血眼を思わせる太陽の、落日。 御渡の山々に完全に沈みきってしまうよりは早く、 店に着いたのまではいいが ―――― 、]
遅くなっちゃってごめんよ、 パラチーノさ、ん……。
[無用心にも鍵を掛け忘れていたからこそ、 勝手にバーに入ろうと思えれば侵入する事は出来ただろう。 彼らが如何していたか、は、兎も角、だ。
黒猫めいた彼に連れられた西迺を視界に映せば、 ひどく驚いたような顔をしてみせたのだった。]
(47) 2016/06/20(Mon) 15時半頃
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えっ…。 もしかして、いや、もしかしなくとも……、 怪我人ってその子なのかい?
[脇腹のあたりを赤に染めた姿は、 パッと見ただけでも、労しくも、痛々しい。 先日に会った時に比べて満身創痍とも言える姿に、 菫硝子にやや、思案燈が点った。
尚、西迺については神主とは聞いてはいたが、 鳴との接点までは、考えられてはいなかった。]
―――― まあ、いいや。事情は後で聞こうか。 パラチーノさんも泊まってゆくかい? そこらへんのソファとか、勝手に使っていいから。 今日は……、お疲れのようだし、ゆっくり休むといい。
(48) 2016/06/20(Mon) 15時半頃
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[西迺君の怪我に関しては ――――。 二階から救急箱の類を持ち出してくると 血止めの補助として、消毒をしておいて、 包帯くらいの処置はさせてもらっただろう。]
[それから、だ。 カウンターの最下段の棚に隠していた残り少ない 琥珀色のウイスキー・ボトルを手に取って揺らすのだが、]
あらら……。 こんな減っていたっけね……。
[所謂、蒸留酒の見目と味わいをした、 かつて、彼の王にも差し出した"霊薬"の瓶を一瞥しては、 ……今のところは、そのまま、棚に戻しておく。
束の間の休息を取る子たちの分まで寝台は無いが、ブランケットくらいは貸し出せただろう。とうの男は、短いレム睡眠をだけを取ると、残りはカウンターの椅子に腰かけて夜中、起きていた。]*
(49) 2016/06/20(Mon) 16時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/20(Mon) 16時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/20(Mon) 19時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/20(Mon) 21時頃
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— 2DAY / →『Aqua Vitae』 —
[>>79 まるでそこだけ雲が掛かったかのような、 鳴の表情を眺めながらも、遠回りをする間。 どこからだったろう、額に宛てがわれぱなしの 手に気付いて、ひとつ瞬きはしたが触れなかった。
辛いかい、と、聞いたところで答えは恐らく分かっている。 無駄な質問をする相手とそうでない場所は弁えながら、 やがて、店に着いた後 ——— 密かに水の気配。]
[申し訳程度ながらも洗われた足許には、 気にしなくてもいいのにと、軽く戯けながら >>65うたたねをしていた猫さんともうひとりを見たのだ。]
そう、パラチーノさんのこと……なんだけど、 君のほうこそ、西迺君と知り合いだったのかい?
(98) 2016/06/20(Mon) 22時頃
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[そんな問いこそすれ、 まずは怪我の方をなんとかするのが先だ。
本当のところはといえば、 その怪我を綺麗とは行かずとも治す方法は、 治癒なり、「薬」なり、幾らでもある。 あるが、―――― 、……それを施すことは、やめた。]
(先程も話していた通り、幾ら傍の存在が知り合いでも 僕は、彼のことを手放しで信用する事も出来ない。 だが、怪我人を放ることは、そう、
黒猫と同じように、『 寝覚めが悪い 』 のだ。)
……礼を言われる資格は…、多分ないかなあ。
[あくまで、自分のため。あくまで、打算的だ。 だから、>>80手当ての間、背後で見守っていた姿には。 ちょっと困った顔をして、笑ったのだった。]*
(99) 2016/06/20(Mon) 22時頃
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― 3DAY/朝/BAR『Aqua Vitae』 ―
(『行き着く果てがあるとないとで。 旅は随分、違うものになるんだろうから。』 )
…… 正論だな。
[朝焼けが、 テーブルランプの細燈を消した店内に差し込む。 古い雑誌や資料なんかを捲っていた紙擦れに紛れて 思案の端を留めていたのは、昨日の言葉だった。>>76
>>16昨日は、ああは、言ったが。自分ですらも本来の意味で"終わり"を持つ生物に憧れているのかは、分からない。]
…… 世界の真理を全て識り尽すまでは、 その心算は無い予定、なのだがね。 …一応は。
[嘯く戯れ言に併せて、もう一頁を捲った頃、だったか。 >>81>>82目覚めたもの達の気配に、雑誌を閉じた。]
(108) 2016/06/20(Mon) 22時頃
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おお、目が醒めたかい? お早う、西迺君。……と、鳴さんも。 御気分は、どうかな。
[くるりと椅子を回せば、 背丈以上に座高の高い椅子から彼らを見下ろす形で >>81やや混乱している様子の西迺と、 >>83掌に何か転がしていた様子の鳴とを見比べる。]
(>>106 昨日聞いた話には成る程、と、頷いた記憶がある。 ここら一体のことは調べてもいたとは言え、量も量だ。 西迺君とあったのすらつい先日なのだから、 祭祀者の一族の動向までは、掴みきれてもいない。)
[>>107傾げられた首の、素直で純粋なクエスチョンには言い返せなかった。…だから、『これまた、一本取られたかな。』そう、大きく目を見開いた後に、あっさり負けを認めたのだった。それが、就寝前である。]
(114) 2016/06/20(Mon) 22時半頃
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[>>85 お早うの挨拶には、 礼儀正しく返しておく。 そのころには、また読ませる気のない 笑みが戻っていただろう。
説明を求める声には口を開きかけて、 場をややこしくさせる前に>>93ちゃんとした あらすじを話してくれる人がいたので任せることにした。
その代わり、椅子から降りては、空いているグラスをカウンターから掬い、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す。透明な水面をたっぷりと満たして、注ぐくらいの給仕めいた仕事はしておこう。>>96]
はい、どうぞ。
[そして、彼が身を起したのであろうソファ近くのテーブルに、グラスを置いた。因みに、男が口を挟まずとも話をややこしくさせる"悪戯心"で呼び続けている名前の訂正印は敢えて押さない。何処吹く風の、涼しい顔をしていた。]
(117) 2016/06/20(Mon) 22時半頃
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お礼は要らないさ。 困った時はお互い様っていうのは 日本の諺だろう?
それに、有事の時は助け合いたいとも 言ったしね、うん ――――。 人として当然のことをしたまでさ。
[いけしゃあしゃあと告げる口は、 前夜、鳴に見せたような困った顔とは無縁のものだ。 >>95微笑みながら、礼には手をひらひらと振るう。
其の侭、もう一度、カウンターへと引っ込みつつも、 >>104眼差しを感じれば、またにっこり口角を吊上げた。]
[もうひとつ、今度は空のロック・グラスを用意する。]
(124) 2016/06/20(Mon) 22時半頃
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知り合い……、っていうか、 この間道でばったり会っただけなんだけどね。 ―――― ああ、後、ここは僕の店だよ。 ライターよりもこっちが本業なの。
[取り零していた質問の幾つかに纏めて答えつつ、 荒砕きの氷を取り出して、グラスに幾つか転がした。
そのまま二人の話を聞き乍ら。 昨夜、そっと棚に戻した蜂蜜色の瓶を取り出すと、 黄金の液体を満たして、今度は鳴の前に差し出しておく。]
回復したなら、お兄さんは安心だ。 じゃあ、景気付けに、これを奢ってあげよう。
(127) 2016/06/20(Mon) 23時頃
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お酒みたいな見た目を香りをしているけれど、 まあ、 …… "薬"だよ。
君のその怪我までは完全に治すだけのものは 此処に無いけれど、マグネタイト、霊力……、 そう言ったものを多少回復させる力くらいはある。
(所謂、"錬金霊薬"…万能薬のエリクサー「もどき」とは 言ったところで、異国のことには疎そうな守護獣さんには 多分分からないだろうと、ざっくりとした説明になる。)
―――― …… 神社に行くなら、気をつけて。 時に、何かあった時だけの覚悟はしておくべきだ。
[確信も、証拠もないからこその、おおまか。] [微かに、そう、"御節介"を耳打つと、>>118はた、と。] [問われた質問には、笑顔の儘、一秒くらいを要した。]
(129) 2016/06/20(Mon) 23時頃
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ニコラスは、メルヤに話の続きを促した。
2016/06/20(Mon) 23時頃
ニコラスは、ゆりに話の続きを促した。
2016/06/20(Mon) 23時頃
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はは、 心配してくれるのかい? 流石、神様は……、優しいねえ。
そりゃあ、それはもう、バッチリと。
[――――実際の処は、 短針が回り切る間も寝てはいないのだが。 それでも、ひとつ回答の時間までを稼ぐような 瞬き異常は、特に顔に出すこともなく、微笑った。]
[>>131送れてもうひとり、起き上がってくれば そちらへ向けてもひらひらと手を振っておこう。]
(138) 2016/06/20(Mon) 23時頃
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ニコラスは、リツに話の続きを促した。
2016/06/20(Mon) 23時半頃
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怪我人を心配するのは当然でしょうよ。 西迺君も、鳴さんも。
それに、可愛い女の子の姿をされたら、 サービスの一杯や二杯、したくもなるものさ。
[>>133それこそ、西迺君では無いけれども。]
[贔屓の理由は、信用度の問題だけか、と問われれば。
―――― まあ、言葉の通りくらいの、 プラスアルファの精神くらいはあるというのは 日本人的、と言うよりは外国人的な考え方の所為である。]
(>>122随分な評価をされてはいるようだが、 僕にも、情だとか――――、然ういう物は無くも無い。 悪魔でもあるのに、"人間"ならば、尚更だ。)
(147) 2016/06/20(Mon) 23時半頃
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[>>139 本来、であれば。 言葉を投げかけるよりも、 男が着いて往く、と言う選択肢が早いのだろう。
けれども、聞いているかぎりの―――――。 嘗ての神主筋の子と、主神を守護する付喪神の ふたりの会話の水面に投じられる小石、のような。 水面に波紋を作る程、気に掛かる事も無く、 寧ろ、親しげな彼らのそれに"信頼"したのかもしれない。]
(だからだろうか。 耳打ちに留めておいたことの 捉えられ方が違っている事にも気付かないまま、 傾けられた硝子に伴う、緩やかな喉の動きを見ていた。)
(156) 2016/06/21(Tue) 00時頃
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―――― どういたしまして。 お口に合ったのなら重畳だ。
[かつり、] [テーブルと硝子が擦れ合う、微かな音を聞く。]
[それを合図に、緩慢に立ち上がってから、だ。 黒石のカウンターにグラスを回収してから、 >>134>>149出立しようとする彼らの姿を見る。] 手助けよりは、是非ともご無事な姿で 話でも聞かせて貰う方が好みだなあ。
[身体を捻ってもみせる彼に ―――― 、 "万全"を与えなかった癖に口から吐いた我儘は 別にただの方便と言う訳でも、無い。]
(160) 2016/06/21(Tue) 00時頃
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[カウンターに凭れるようにして、 腕をあげようとして、……それが、>>154一拍の間。 ことばに少し瞠り、瞬いたせいで、動きが止まった。] [が、]
そう言う鳴さんこそ、 祟る前に土に還らないように。 安心してぽっくり逝ってしまうかも! … 僕が!
―――― なんてね。
[>>154冗談には、冗談めいた響きを吹かせて、く、と、喉を鳴らしておこう。そして、すぐ縛りが解けた腕で、数少ない客を見送りでもするように手を振るう。
ドアベルのメロディが潰えて往くのを、暫し聞いた。]*
(165) 2016/06/21(Tue) 00時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/21(Tue) 00時半頃
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…… さて、
( >>141 『んなの、欲しくてしたんじゃねえよ…』 )
[完全に、戸口の鐘音の余韻が無くなった後。 耳聡く拾ってしまった台詞を脳裏に反芻させながら、 細い線を引いたヴァイオレットは、黒猫へと泳ぐ。]
―――― 何があったのか、くらいは 僕に聞く権利があると思うんですが、どう思う? パラチーノさん。
[腕を組みながらも、何時になく、にっこりと。] [別に怒ってる訳では無い。知識欲と、何時もの戯れだ。]
(180) 2016/06/21(Tue) 02時頃
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とは言っても……、 時は金なり、光陰矢の如し、だ。
[あっさりと腕を解いて、広げる。] [その間も、菫は猫を捕まえた儘だったが。]
ただ話をしているだけも、勿体ない。 行きたいところがいっぱいある訳なのだけれど、 パラチーノさんも一緒にくるかい?
[無形のネオン管のような、 ちかちかと脳内に点る警鐘めいた感覚が 昨日から収まらなくて、落ち着かない。
(傾いた天秤の皿が、 やもすれば割れてしまいそうな。 均衡の罅が濃ゆくなる、不快感。)
恐らくはあの、―――――紅白の電波塔の所為だった。]
(182) 2016/06/21(Tue) 02時半頃
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[金糸を振るいながら、首を擡げ傾げる。]
[若し彼が呑んでくれるのだとしたら、 話は歩きつつでも、と、言うやつだけれども。
まずは、カウンターの中のもう一度入ると、 空になったコップをふたつ、流しに片付ける。
窮屈そうに硝子を叩いていた氷が、 シンクへと逃げ出していったのをぼんやり眺め、]
若い子が頑張ってるのを楽しみながら、 呑気に隠居をするのもいいけれど……。 老害に落ちぶれるのも、
……それは、それで、 …ねえ?
( 風に乗るか乗らないか、微かな呟きを零した。 )
(183) 2016/06/21(Tue) 02時半頃
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(何処かの悪魔さんに「悪」と断じられそうな話だ。)
[それに、] [ヘルメストートを寓意する \―――『隠者』のタロットカードよりは、 男の性分は、]Cのカードの方を好ましいとする。]
(正義のカードがお似合いそうな件の悪魔さんが、 >>145>>146進行提案をあっさり両断されているのは まだ識りも存じも、どころか気配すらも感じていない。)
[空いた器をひとまず、 シンクに並べてだけおく、と。
何かに気付いたように、顎先が緩やかに、跳ねた。 >>177そう遠く無い、獣の、犬の気配。 虚空を仰ぐようにして覗いた窓には、誰も映ってはいない。]
(間延びした息を吐いたのは、恐らく、 昨日の話の流れ―――の所為だった。)*
(184) 2016/06/21(Tue) 03時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/21(Tue) 03時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/21(Tue) 03時半頃
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[宙空を仰ぐように擡げた首は、 >>197思慮を終えて、沈黙を破る声がすれば 自然と、そちらへと引寄せられるように向く。]
…… 不思議現象?
[ぱちり、] [金睫が定位置にあがり切る前に>>197語られる 葉葉の数数には、思わず額に左手を宛てがった。 口を開くより早く、飽和していきそうな情報の海には 空を掴む右手で、慌ててストップモーションを掛ける。]
———— ちょ、っと、待った、待った。
(この時は巫山戯て道化る————、真似ではない。)
(205) 2016/06/21(Tue) 16時頃
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ええと……、パラチーノさん。
[額に宛てた掌を、 白顔を撫ぜるように鼻梁を通らせて、 口唇を、覆わせる。
その間、「そうだなあ、」と、 問い掛けまでの時間稼ぎを呟いて、]
君たちは何か接点があったりしたの? それと、ルイ、って子の苗字は…、寒江、かい? 奇跡、願いが叶う、……。 眉唾ものとは一笑出来ないのが何とも、だが。 その話、せめて誰から聞いたのだか、 それが分かれば、いいんだけどなあ……。
( …… 本人に、直接聞くしかないかな。 )
[質問責めになってしまうのは、この際仕方がない。]
(206) 2016/06/21(Tue) 16時頃
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( その間にも、情報を紐解いて往く。 )
[今、それだけでは。 "元凶"か、そうでないか、は、判別が着かない。 その不思議現象とやらが何らか関係してはいるだろうが。
彼の話しぶりでは、彼が何かを隠しているのか、 それとも一番何も知らないのか、 "ルイ"とやらだけが何かを知っているのか――――、 (これは「何かを起こそうとしている」なんて言葉に 西迺君も含まれている以上は、無いとは考える。)]
マガツヒ……、っていうと、 日本には禍津日なんて災厄の神様が居たっけな。 因みに、パラチーノさんには叶えたいお願いとか、 … そんなのはないのかい?
[ちらり。前髪に隠された、湖を覗くように菫を転がし、 ひとつ息を吐いたのなら、両腕の力を抜いてすとんと落す。]
(207) 2016/06/21(Tue) 16時半頃
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(話を聞いているかぎり、 その話が本当で、マガタマに結び着いているという 仮定があっているのなら ――――― 、 そこに首謀者は居ないような気も、する。
全員首謀者と言う線は無さそうだからだ。 それに、明確な統率があるわけでもないなら、尚更。 )
嫌な感じがする……っていう感覚は、 間違っていないとは思うよ。パラチーノさん。
あの石自体と言うよりは……、うん、そうだ、 "それをするだけの力"を蓄えることは 出来そうだからねえ。
――――― ただ…、次マガタマを手に入れたら。 今度からは、僕に譲ってくれないかい。 もちろん、タダで、なんてケチなことは言わない。 出来る範囲での、お礼はしよう。
(208) 2016/06/21(Tue) 17時頃
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["ちょっと考えてることがあるんだ"、と、 語る口は、冗談や、悪戯のお誘いなんてものを 企んでいるものでもなく、真面目なもの、だ。] [そこで、一度。 短い息を吐き切って、区切ると>>199 新たな話の流れに、はたりと、また瞬いた。
一昨日――――、という話だったけれども、 あの時感じた気配や鳴が口にした名前を一致している辺り、 一晩、スーパーで夜でも明かしたのかと推測しながら、 彼の言う"ルイ"が恐らく同名の人物で無い事を悟る。]
(新たに出て来た名前には、ふむ、と、緩い思考に沈む。 あの時感じた気配の中に気になって気配は、もうひとつ。 思い違いでなければ、それは元凶候補というよりは―――、)
["悪魔"も、"復讐"も、剣呑めいたワードではあるし、 普通に考えれば、その可能性は薄そうなのだけれども、 まさかなあ、とは半信半疑に聞くだけはするものだ。]
(209) 2016/06/21(Tue) 17時半頃
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その…、ナツメ君とやらは、 自分で何か言ってなかったかい? 例えば、悪魔だとか、…ええと、その中でも…、
[軽く目を瞑りながら、 側頭を、やや丸めがちの右手でこん、こん、と、叩く。 何かを思い出そうとする素振りののち、 人差し指を、ぴ、と、立てて。]
―――ああ、…そう、「アンドロマリウス」だとか。
( "そう"だったとしても、 自分で名乗るかはちょっと分からないけれども。 )
[男からとって見ても、 "純然たる一般市民である"彼に聞くのだとしても 変なことを聞いた気はしないでもないが、兎も角。]
(210) 2016/06/21(Tue) 17時半頃
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八咫烏は 三つ足の烏で……ええ、そっちじゃない? 不思議組織の方なら、国防機関ってヤツだよ。 最も、自衛隊みたいな表向きの組織とは違って、 こういう、"悪魔"みたいなのから国を守るための、ね。 ……残念ながら、今は手が回っていないみたいだけれど。
[>>201 本当はもっと色々聞きたいことばかりとは言え、 聞いてばっかりも悪いので、常時よりも分かり易く。 煙に撒くのはやめて「一般市民」向けに噛み砕きながら、 肩を呑気に竦めると、>>203ふと、何者かの笑う声。
導かれるように柱の方へと顔を浮かせながら、 「ジャジャ馬とコスプレ悪魔ってなんだい、」と、 端折られ過ぎた説明にクエスチョンマークを浮べながらも 悪魔召還アプリとは流石にすぐに結びつかなかった。]
(211) 2016/06/21(Tue) 17時半頃
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[噂にするよりも、影。]
[彼と同じ方向を見遣ったのなら、 不思議の國から御伽噺から抜け出してきたような 何時かのショウ・ウィンドウから飛び出してきたような。 柱の影に隠れた、フランス人形もかくやな少女がいた。]
… " アリス " ?
[その、見目のまま。 バーよりはワンダーランドの方がお似合いそうな名前と、 自らよりもずっと、人よりは魔を思わせる気配に、 ようやく、彼に聞かされていた悪魔召還アプリの話や 「じゃじゃ馬」のことばが点と点を結ぶ訳なのだが、
―――感じ取れたその少女の"性質"に、やや潜めた眉は、 はたから見てもよく分からない程度の、微細な動きである。]
(214) 2016/06/21(Tue) 18時半頃
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[>>201 それを気取られないように、 少女を手招きする様子にちらりと目を流しながらも 何時ものように、にこりと微笑み直せば、 「アリス」と呼ばれた、"それ"を視界に収め直した。]
やあ、パラチーノさんも気の効く 御紹介をしてくれるものだねえ! うん、うん、お兄さんはとても嬉しいよ。
……でも、僕はチェシャ猫でも、 時計兎でも無いんだけれどね。
[マッドハッターが一番好みかな、という与太話は扨置いて、 案内役に一番相応しそうな「猫」さんを横目に転がしつつも 一歩。気怠く、外へと向けて、足を踏み出すのだった。]
(215) 2016/06/21(Tue) 18時半頃
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ワンダーランドよりは お嬢さんの心をくすぐれるかはわからないけれど、 とりあえずは ――――、御渡公園に往くつもりだよ。
[銀のノブに手を掛けながら、 行き先だけは先に告げておく。
近いところにありそうな「犬」の気配には 気になりながらも、そちらは、後でもいいだろう。
今現在は、益々と濁りの色を深める気配のする障りに、 恐らくはあの電波塔の方に――――意識を傾けながらも 商店街を経る昨日のルートで言葉通りの場所に向かおうと 扉を軋ませて、外へと出ることにする。
あいかわらず、鍵は―――― 掛けないままだった。]*
(216) 2016/06/21(Tue) 19時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/21(Tue) 19時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/21(Tue) 20時頃
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[見世物になった心算は無いのだけれども、 フラスコの中よりも穏やかに保ち続けてる水面でさえ 漣立ち兼ねないような、"状況"だ。]
[>>232 取り敢えず聞いておきたかった苗字については、 聞いたかすら忘れたと言われてしまえば、 そっか、と、あっさりと手を引いた。 その後のスーパーの話からだいたい特定出来たからだ。。]
("後は、直接逢えたらその時にでも聞けば、それで。")
[残念ながら、察する事は出来たとしても、 時と場合と、必要と、それから気分で。 黙る時とそうでない時があるのが男ではあったが。]
(264) 2016/06/21(Tue) 21時半頃
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まあ、……分からないからこそ 不思議は不思議、謎は謎だものねえ。
[>>237兎も角、 大凡予想していた範疇の答えが帰ってこれば ふ、と、半拍分、上調子の吐息を薄唇から零した。]
何処かで会った、だとか。 交点のふたつ、みっつとは言わないから、 ひとつでもあれば分かり易いんだけどな…。
[男は、物事には、アトランダムな偶然に思えても 物事を錬成する前の状況が必ずある、と考えている。
だからこそ、その事象にも「はじめ」の何かがあるのでは、とは、半分くらいは期待していたのだが、……現実はそうも美味しい餌をぶら下げてはくれないようだ。肩をあからさまに竦めて、横目で、彼の力無い笑みを拝みなど、するのだった。]
(272) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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さあ、どうだろう? 僕はパラチーノさんでもないし、 心を読めるダンタリオンや、サトリでもない。 しがない"一般市民"だからわからないなあ!
[其の侭、 くつくつ、と喉を鳴らしたりなんかして。 彼の前だからこそ、態とお道化てみせる部分が多いのは、 戯れに名前を"間違える"ところに通じているものがある。] [但し、「でも、」と、続けるのは、やや、厳かめいて、]
ノーコストで叶えられる願いなんてものがあれば それは摂理に反しているけれど、
手段と「代償」さえあれば……、 拍子抜けする程簡単に、願いは叶う事もあるよ。 今みたいな、非現実的な事に頼ればね。
[それでいて、茶目っ気を綯い交ぜた―――戯言だった。]
(278) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[さて、] [コンマ代わりに鳴り響いたドアベルの音に見送られながら、 ――――やや捲れたアスファルトの破片を踏んだ時。]
[立て続けに振り轟く雷鳴と、 荒れ狂うものの嘶きの様な咆哮が、 種を変えて無数、幾つとなく、劈き喚いた。]
…… そうだなあ、 急がないと巻き込まれそうだ。
[絶叫から遅れて届いた、混迷の轟号の響きは>>246、 繁華街の端に或るこの場所に齎されるころには薄らいでいたが、片耳を塞いで、まだるっこしそうに目を細めるモーションだけをする。男は、こういうものには、有り体に言えば耐性はあったが――――、>>257そういえば、聞かれても、答えてもいなかった問いを聞き乍ら、大丈夫かと彼を見下ろした。]
(285) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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( 物語にのっかった比喩にいい笑顔をされれば、 なんだかとても裏がある気分になるのだけれど 自分を棚にあげたことは、一先ずおいておこう。 )
…… そう、だねえ……。 ひとつずつ、いこうか。
[咆哮の号とは反対向き、 商店街の方向に進めた足取りに併せて、 周囲の剣呑さとは裏腹のゆるやかに流れる声とともに、 右指を、人差し指から、手折ってゆく。]
僕が見た時、 彼のそばに悪魔に喰べられていた人が居た。 気分が悪そうにもみえたけれど、 あれは"何か隠してる"のだと思ったな。 ……例えば、悪魔に人を襲わせたり、なんて。
[先程よりも血腥い話だと言うのに、男は微塵も焦りも、慌ても、眉のひとつ顰めすらもしない。ただ、淡々と事実と、思考を伝えるだけだった。(それは、傍の彼は疑いもしていないからこそ、他の人間に対するのとは違って、無防備なくらい。)]
(289) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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――――― だから、 パラチーノさんが彼を連れてきた時は、 物凄く吃驚したんだよ。心臓が止まるかと思ったさ!
[とは言え、 何時もの道化た調子の茶々を時折挟みながら、だ。 腕を広げながら、張りつめた糸を自ら台無しにする。 …引き止めなかった理由を、有耶無耶の雲に撒くように。]
(はぐらかすな、と言われれば、その裏を行きたくなる。 それが「人」の心理とも、言うものだろう。)
…「この国の」機関に属しているように見えるなら、 パラチーノさんは視力検査をおすすめしたいなあ。 逆でも、ね。
(295) 2016/06/21(Tue) 23時頃
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"私"は、ただの善意の第三者だよ。 ――――― …… 世界を憂いでもする。
["ニコラス・サン・ジャーメイン"として、と謂うよりは。 もっと、本質的な部分の笑みを仮面の隙間から、見せた。 何がしたい、と。改めて問われる事には、婉曲を燈し、]
奇跡を起こせるだけの力があるのだとすれば、 "この騒ぎを収めることも出来ると思う”。 僕はとてもね、平和が好きなんだ。 この國も、この街も、嫌いじゃない。
だから、 ――― 「元通りに戻したい」…… かな?
[ゆるりと"普段通りの調子で"、首を傾げてみせたのだった。]
(300) 2016/06/21(Tue) 23時頃
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[そのまま、 ブロンドを揺らす。]
…… 因みに、 "久住君"は何処まで気付いているんだい?
[眇めた瞳に含めた意味合いは―、 この前から、偶然なのか、悪戯なのか、 >>241口にされる"素性"の真意を正すように。
少女に手を引かれる、その、青年の ――――。 黒簾に隠れた湖色の瞳を、射抜こうとした。]
(それも、束の間 ―――― 、 >>219ひとつの気配を感じると、瞬いて。 黒猫めいた彼からは意識を逸らす。 それから、進行方向でもある其方に向かおうとした。)*
(305) 2016/06/21(Tue) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/21(Tue) 23時頃
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