48 追試と戦う村
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― 保健室・回想 ―
特に、変わりはありませんわ、ふふふ。 御心配して下さっているのですね、有難う御座います。トニー様。
[撫でられるまま、目を細めて微笑んでいると、チャイムの音。 今日の下校時間を告げる音が響く中、意を決したような声で
彼の言葉>>12をその耳で、拾った]
わたくしも、トニー様のことは好きですわよ。 ピッパ様も、駄アイリスも、 昨日初めて知り合ったのにこんなにわたくしに良くして頂いて……
[そこで一度、言葉をきった]
(27) 2011/04/07(Thu) 02時頃
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あの教室にいる中では…… ソフィヤ様は、わたくしと係わり合いがある関係ですの イアン様は、わたくしを嫌ってくれないでいてくれますの。 リンダ様も、わたくしから距離をおかないようにしてくれてますの。 そしてヴェラ様、プリシラ様、それにフィリップ様やテッド様でさえも……
とても、幸せなことですわ。
[そこで、目を動かしてトニーを見る]
トニー様は今、幸せですか? 満ちていますか? 安らげておりますか?
[窓が開いているのか、白いカーテンが風に舞い、音を立ててたなびいている]
(29) 2011/04/07(Thu) 02時頃
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わたくしは、 トニー様がそうであるだけで、わたくしが幸せになれますの。
[...は指を組み、無言でトニーの前で11秒ほど、祈りを捧げると、立ち上がる]
今日は、帰りましょう。下校時間ですわ。
[澄んだ声。歪みのない表情で、...は微笑んで見せた]
迷惑だなんて、とんでもありません。 とても、嬉しかったですわ。 本当に、有難う御座います。トニー様。
(32) 2011/04/07(Thu) 02時頃
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― 教室 ―
ずるずるずる…… ずる…
[何かを引き摺るような音が廊下に響いたかと思うと、ドアが開いた]
「おはようございます皆様、本日もお日柄がよく」
[寝こけている...の両脇を抱えながら黒子が二人。そのうちの一人が初老の男性の声のまま挨拶をしていた]
「まあまあ、どうしたのかしら。 空はあんなに青いのに、雲はこんなに白いだなんて……えへへ、普通の事ですわね。てへりこ」
[周りからどう思われていようが、寝ている...を黒子二人で引き摺ってその席に座らせた]
「さあて、今日こそ補習、終わらせてしまいますわん♪」
[...の手を取って、ペンを握らせてプリントを開始しようと*していた*]
(35) 2011/04/07(Thu) 02時半頃
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― 教室 ―
「くくく……やはりリンダ殿では荷が重かったようですな」
[眠れる...を支える黒子の一人が、リンダの様子>>44を見つつ哄笑するも]
「執事長。御嬢様のプリント>>47も風と共に去って、白い雲のようになりましたが宜しいので」
[もう一人の黒子がボソっと突っ込んだ]
「リンダ殿の身に迫る事態の前には些事であろう」 「今日補習が終わる方に賭けていないのですね」
「……くくく」 「あ、ゴマカした」
(58) 2011/04/07(Thu) 18時半頃
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「ズルはいけませんよ、ズルは」 「さては今日に賭けておるな」 「なんのことやら」
[黒子の一人が、その場から脱兎の如く、離脱していった。プリントを*回収に行ったらしい*]
(64) 2011/04/07(Thu) 18時半頃
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「違いますわ、ビッバ様。じゃなかったピッパ様。 わたくしは、よいしょっと……ほら、こんなにぐぐぐ、げ、げんきですわ」
[後遺症かとの呟き>>65に、残された黒子の一人が、ぐったりとした...の身体を担ぐようにしながら、手足をばたばた動かしている]
「で、でも少しばかり腰……じゃなくて疲れましたわ。座らせていただきますね」
[ずるずると引き摺って、椅子に座らせる]
(67) 2011/04/07(Thu) 18時半頃
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「ありがとうございますわ、ビッパ様。ぐぬぬ」
[黒子は、...の手を使って苺大福を奪い取る>>66と、無理矢理その口に押し込んだ]
「まあ、美味しい豆大福」
(68) 2011/04/07(Thu) 19時頃
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「む……そなたはっ。ゴホン、いや貴方様は」
[ペンギンに悩むイアンの元>>51へ向かうと]
「――イアン様。御機嫌よう」
[質の悪い腹話術人形のように、ポーチュラカを引き摺って挨拶する黒子]
「時代は今、ヒーローを求めておるのです。さあ、今こそっ。彼女を救えるのは貴方様だけなのです。わ」
[指し示す先はリンダ>>63。ピッパの言葉>>50に対して、こちらは何故かイアンを炊きつけていた]
(70) 2011/04/07(Thu) 19時頃
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「失礼しましたわ、ピッバ様。苺大福ですわね。まあ美味しい。でもわたくし一杯のお茶が怖いですわ」
[顔が土気色になっていく...を操りつつ応対>>69。その際、...の頭から羽毛がぽろぽろと零れ落ちる]
「後ろの人なんているわけないじゃありませんか。みんな大げさです……げほっ。ごほごほっ、む、咽た……で、です。わ」
[羽毛の立てた埃で後ろの人が咽た]
(71) 2011/04/07(Thu) 19時頃
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「全く……こんなに……困ったものですわ」
[バタバタを...の後頭部を叩いて羽を払いつつ]
「ありがとうございますわっ、よっ、とと」
[二人羽織のように背中から手を廻して湯飲みを受け取る>>72と、片手で...の口を無理矢理開かせて熱いお茶を流し込む]
――っ!?
[熱湯でびくんびくんと身体が撥ねるも目覚めることもなく]
「ごほっ、ちょっと失礼……ズズっ。ふぅ……いいお手前で、ですわ」
[半分ぐらいをそっと自分でも茶を啜った]
(91) 2011/04/07(Thu) 21時半頃
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ポーチュラカは、リンダから覗く本には関心を6 奇:払う。偶:払わない。
2011/04/07(Thu) 21時半頃
ポーチュラカは、ピッパがテッドの事を聞きに行くのに関心を10 奇:払う。偶:払わない。
2011/04/07(Thu) 21時半頃
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「くくく……全ては我が戯言なり……」
[リンダとヴェラが勝負をしようとしているのも、ピッパが肩を落として帰ってくるのも構わず、椅子にぐったりと寄りかかるような格好で座ったまま、そう後ろの人が呟いた]
(96) 2011/04/07(Thu) 21時半頃
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「御嬢様の1日は、鶏小屋の産みたての卵を母鶏から奪取することから始まるのです。あ、ですわ。わたくしが、うん」
[ピッパが突っ込めば>>97、そんないい加減な返事が]
「掃除しておきますね。はい、ころころー」
[唇を赤く腫らした...の背後から粘着式カーペットクリーナーを取り出して、羽毛を全て拾い集める]
(99) 2011/04/07(Thu) 21時半頃
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[リンダから勝負方法>>94を聞けば]
「野球小僧……じゃなかった。ヴェラ様、今お幾ら持っていますか?」
[...の背後から黒子が、わざわざ...の指でわっかを作って尋ねる。場合によっては買収される気のようだが]
(100) 2011/04/07(Thu) 21時半頃
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「くくく……その9割で、わたくし、協力致しますわ?」
[飛んできた紙飛行機を前に、ヴェラ>>105に取引を持ちかける黒子]
(107) 2011/04/07(Thu) 22時頃
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「取引成立だ。ですわ」
[ヴェラの呟きを拾った>>117上、生活費をメイドとの賭けて失っている――なんて事情などある筈が決してない...――の後ろの人は立ち上がると]
「この勝負、既にヴェラ様の勝ちですわっ!」
[避けようがないので、すこーんと紙飛行機に当たりつつそう宣言してのけた]
(118) 2011/04/07(Thu) 22時頃
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「なぜなら、わたくしは苺大福を既に食している! したがって、食べている人は全て内部から苺大福に命中しているという解釈が成り立つのですわっ!!」
[次になんだってーっが続きそうな顔をしてみせた]
(121) 2011/04/07(Thu) 22時頃
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「くくく……これで63900円は儂のも……わたくしの「あら? ここは」わね」
[紙飛行機の命中した額を押さえながらうっすらと目を開ける...]
まあ、いつのまにかいつもの教室ですわね……
(128) 2011/04/07(Thu) 22時半頃
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あら、トニー様にリンダ様。 それにリンダ様は一体……はっ、もしやリンダ様は……
[目の前でリンダに食って掛かるトニーを見て覚醒。更にリンダの格好を見て何か思い当たることが3奇:あった 偶:なかった]
(131) 2011/04/07(Thu) 22時半頃
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トニー様、リンダ様は判定に失敗してNPCキャラになりかかっておりますわっ。
[侵蝕率が高過ぎて三倍振りでもピンチですわっという顔をしつつ]
その書物>>44をっ、奪ってくださいませっ。
(134) 2011/04/07(Thu) 23時頃
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ポーチュラカは、黒子はヴェラの財布を取ることも出来ずに去っていった。
2011/04/07(Thu) 23時頃
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見義不爲、無勇也――トニー様、わたくしも手伝いますわっ。
[邪魔にしかならないが(断言)、リンダと絡み合うトニーに向かって駆け出し]
とうっ。
[トニーに伸し掛かる]
(139) 2011/04/07(Thu) 23時頃
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大丈夫ですか、トニー様! 爪が伸びたり、黒い斑点が出来たりしておりませんか?
[トニーに伸し掛かったまま、わたわた]
(144) 2011/04/07(Thu) 23時頃
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トニー様……。
[意識を手放しかけているその姿を見て、...は軽く頭を振った]
素直な貴方様は、怒っていらしたのですね。 人の為に怒れる貴方様は―――
[そこで昨日の祈りの言葉をまた一度、彼の前で繰り返す]
ええと、確かこの場合は護憲室に運ぶのでしたかしら?
(151) 2011/04/07(Thu) 23時半頃
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[リンダの方も眺めれば]
でもどうしてリンダ様が…… クズネッツの波による妬心でしょうか……
[昨日の電波の一部を拾っていればそんな呟き。]
いえ、これはきっと……はっ。 そうですは、こういう時に使うべき言葉がありました。
[パンと両手を合わせる]
『ゴルゴムの仕業』ですわね!
[100%彼女のせいだった]
(152) 2011/04/07(Thu) 23時半頃
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……ありませんでしたか? 護憲室? ああ、保健室でしたわね。 そこに運べば、トニー様も全回復するのでしょうか……。
ええ、この本は昨日確かにわたくしが……ピッパ様もお読みになります? 象牙を巡って密猟組織と監視警備員達の死闘を描いた絵本ですわ。
(157) 2011/04/07(Thu) 23時半頃
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ですわね、ではテッド様はわたくしの家の者が送らせますわ。 それとリンダ様も……。
[ピッパの呟き>>158には聴こえなかったのか答えず、プリシラの言葉>>159に頷き、携帯を取り出し、手配をしていた*]
(161) 2011/04/08(Fri) 00時頃
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「御嬢様」
あら、手配は整いましたか?
[車の手配をした直後、メイドが彼女の元に参上]
御嬢様と……トニー様のプリントです。
[ずっと追いかけていたらしく>>64、ずたぼろになった紙切れと比較的読める用紙を幾らか持って手渡した]
(166) 2011/04/08(Fri) 00時頃
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あら有難う。 ではそのまま提出してきますわ。
[読めるものになっているのか、読めていたとして採点が通っているのかは後日のお話]
では、トニー様。 行ってまいりますわね……御機嫌よう。
(169) 2011/04/08(Fri) 00時半頃
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「それがポーチュラカ・シュトルツェンベルクの最後の姿 だった」
[職員室に向かう...の背を見送りながら、メイドがボソっとナレーション]
(173) 2011/04/08(Fri) 00時半頃
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「まあ、嘘ですが」
[しれっと、その後も続けた]
(175) 2011/04/08(Fri) 00時半頃
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