314 突然キャラソンを歌い出す村5
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ふむ……
[親しみのようなものを込めて、こちらを見る視線。 口元に手を当てて、思案する。]
我が落とし子よ。 力が欲しいか?
[まるで使い古されたような台詞回しで、問う*]
(197) 2022/09/05(Mon) 23時半頃
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――フィオーレ>>221――
……ふ。 どこかのじゃじゃ馬とは大違いだな。
[神社で呼び出しを食らった相手は、こちらの思い通りのシナリオを描くものかと躍起になっていたが。 反面これほどに穏やかなものもいる。 どちらが良いか――という基準は、この逢魔が時の中にはない。 どちらも等しく、"面白い"。]
(246) 2022/09/06(Tue) 01時頃
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そうか。 なら存分に揮ってくれ。 成長したというのなら、その成果を見せてくれ。
やり方は任せる。
[笑みには、笑みを返す。 子の成長を喜ぶ親と変わらぬ笑顔だった。]
はは。 頼ればよかろう。
それもまた、"舞台装置"の役目だからな。
(247) 2022/09/06(Tue) 01時頃
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[重く、しかし耽美で豪奢なオルガンの音が重なる。]
―――― ♪
鮮血の美酒で 銀の盃黒く染め 脈打つ鼓動 飲み干さん
我が身体 なべて泡沫 ただ昏い夜風纏い 其れは糧 奈落の糧 いざ喰らえ黄泉竈食(よもつへぐい)
毒に毒もて 蝕めば 堕ちるは狂気 深淵の最奥 得るは凶器 心音は最期
(250) 2022/09/06(Tue) 01時頃
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―― 甘美なる酩酊にその身委ねよ ――
(251) 2022/09/06(Tue) 01時頃
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求めることは恥でなく 与えることは罪でない
さあ 我ら ひとつに重ね 叫び歌え 吼えよ 高らかに ――――
(253) 2022/09/06(Tue) 01時頃
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[後奏も静まり夜の静寂が戻れば、ざわりと花々がざわめく。]
――最も、お前以外に請われても応えるつもりだが。 まずは、強くなったという力を拝見しようか。
[宵闇の中、逢魔が時は我が子を見守る姿勢*]
(256) 2022/09/06(Tue) 01時頃
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――フィオーレ>>265>>267――
先程、私の筋書きには乗らない、姫の物語を壊すと声高に言うじゃじゃ馬に呼び出されたのでな。 どうなるか楽しみだ。
[疑問符を浮かべる様に、簡単な補足だけをする。 それで伝わるほどに知る仲なら充分だろうし、伝わらないなら教えてやる必要はないと判断した。]
私に"死"という概念は似合わんよ。 この手を切り落せば血は出ようが、まやかしのようなもの。
[この身体は構築しているだけのものに過ぎず、本体は実体を持たない。 今ある"逢魔が時"が喪われたとて、此度の舞台から降りるだけで、いずれまた喚ばれる。そういう仕組みで、出来ている。]
(280) 2022/09/06(Tue) 01時半頃
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さて。 付き添いがいらないなら、私は特等席をいただくとしよう。
[落とし子がすぐに動き出さないのならば、当初目指していた桃園学園に再び向かおうとする。 夜風に身を委ね、フィオーレの小庭から姿を消した。
次に現れるのは、今は無人の学園の屋上*]
(281) 2022/09/06(Tue) 02時頃
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――桃園学園屋上――
[高所は地上よりも少し、風が強い。 吹きすさぶそれらが、静かになった校舎の中で起きている出来事を断片的に伝えくる。
相も変わらず、私の話>>292。 フィオーレのマスターの話>>231。 それから花輪メアリーの名>>285。 帰りそこねた女生徒>>208。 車のエンジン音>>279。 廊下を歩む足音すら>>276。
それらには、耳を傾けこそするものの、ただ聞いているだけだ。 いっそ応接室で茶でも飲むか……ととりとめなく考えてはいるものの、それも行動にはうつさないまま。]
(304) 2022/09/06(Tue) 03時半頃
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[――ただ、チャイム扱いされている>>297のだけはなんとなく気に食わなかったので、纏っている瘴気たちの量が少しばかり*増えた*]
(305) 2022/09/06(Tue) 03時半頃
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――学園屋上――
[ふと、滲み出る感情の渦を感じて、意識を足下の校舎内から、少し先の丘へ向ける>>317。 千里眼を持つでもないので、そこにいる誰か、あるいは"なにか"は判別しかねる。 遠くの微かな怒りを感知したのも、その場所が地球の中心だったから、というのもあろう。
偶然が重なっただけのこと。 だが、そこにあるのは確かな片鱗だと、逢魔が時は感じた。]
求めることは恥でなく、 与えることは罪でない――
[静かにフレーズを繰り返しながら、花咲く丘を見ている*]
(339) 2022/09/06(Tue) 11時頃
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――学園屋上――
……おや。
[不意に、漏れ聞こえていた声が遮断される>>389。 せっかく穏やかな家族の会話を聞いていたと言うに。 そちらは一段落したようなので、ひとまずはいいが。 これからが面白くなりそうだったので、残念だ。
とはいえ、カフェの方からも我が子の気配を感じるし、姫も動いたらしい。 立ち聞き以外にも楽しめることはありそうかと、屋上から中庭に飛び降りる*]
(396) 2022/09/06(Tue) 20時頃
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……
[さて子の勇姿でも拝むか姫の後を追うか――と校舎を離れようとしたところに、呼ばれたような感覚>>408。 インターネットの海に流れる文字列を読むことはできないが、それを打ち込む際の本人の願い自体はそこに存在している。
故に、願われ現れるのは地球の中心、そこそのものにだ。]
(409) 2022/09/06(Tue) 21時半頃
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[花咲く丘に、一陣の風。 夜闇が形を作るように、少年の背後に現れる。]
何か用か、人の子。 何事かあったようには見えないが。
……それとも、力を求めるか。
[訪れてみて、少し意外ではあった。 先程感じた"怒り"の波長。それを発したのは、この子供だったのかと。 なれば呼び出された理由がないとも限らない*]
(410) 2022/09/06(Tue) 21時半頃
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サービス? ……ああ。
[>>417それでようやく、文章入力で願われたのだと知る。]
それを書き記す時、「君が」願うだろう。 私はそれを聞き届けたまで。 そちらに送信された内容については預かり知らぬ。
……だが、そうだな。 そういったものに迎合すべき時代も来ているのやもしれぬ。
[妖もスマホを持つべきかもしれない。 ここに用意はないのだが。]
(428) 2022/09/06(Tue) 22時半頃
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力が求めぬ人間などいない。そういうものか。 そうであってくれると、面白い。
[口元に笑みが浮かぶ。]
私は――……そうだな。 享楽、快楽、悦楽……わかりやすく言えば、『刺激』だな。
例えば、力を求めるものに力を渡せば、目覚ましいものが見られるだろう。 争うものに手を貸せば、激化するやもしれん。
それだけでなくとも構わん。 学徒の砌で夜空に花を咲かす。結構ではないか。
私は君たちの活動も興味を持っている。
[要は面白ければ何でもいいし、派手なものも嫌わない。 見た目に反するかもしれないが、長年生きているとこういうねじれ方をするという悪い例*]
(429) 2022/09/06(Tue) 22時半頃
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――丘の上――
ああ。 願われたから来た。
[>>437内容のない言葉については、そのまま答えたと復唱する。]
人の営みが行われる場が移り変わるなら、我々も適応せねば、存在が薄れるばかりだしな。 君に負担をかける話でもないと思っているが。
[何がしかの伝手をたどればどうにかなるかなと思っている。]
(464) 2022/09/07(Wed) 00時頃
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く、く。 そうだな。誰もが満たされては、いまい。 君も、求めてくれていい。
その方が互いに満たされよう?
[花火づくりにどれだけの力を発揮するかはわからないが。 そうでない、行き場のない感情のためにでも。 青少年の発露はこの逢魔が時には興味深い。]
花火については、どうだろうな。 曲芸くらいしかできん。
[この丘にあっても自身の周りにまとわりつく瘴気たちを絡めて取っては、蒼く揺らめく炎で燃やしてみたり。]
むしろ、わたしを使って何を成そうとするかに、関心がある。 好きに使え。
[逢魔が時は、楽しげに笑った*]
(465) 2022/09/07(Wed) 00時頃
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……お前か。
[夜の課外活動に歌声が交じるのを、ただ聞いていたが。 その歌声の主>>473に、片眉を上げる。 それ以上は、歌い合うふたりの隣佇んでいるだけ。 この人間の前では擬態をしないのだな、とは思ったが、それくらいだ*]
(477) 2022/09/07(Wed) 01時頃
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――少し前――
……ふ。さて。 便利というかは知らん。来るも来ないも私の勝手だからな。
此度は単に、願いが噛み合っただけよ。
[>>475意訳すると暇なときに呼ばれたのですぐ来たということだが、真意が伝わらなくても構わない。 伝わっても伝わらなくても、やることは変わらないからだ。]
現代に馴染んだ仲間もいるだろうし、そうでなくとも、用立てるくらいは叶うやもしれん。
[だめだったら早々に諦めるかもしれないが。 執着はあまりしないたちだ。]
幾らでも、か。 しかし、玉石混淆もつまらんものよ。石まみれの中から玉を探すなぞ、私が払う労力ではない。 脇目も振らぬほど真っ直ぐな欲だけ見る方が、好ましいな。
[5000兆円欲しいと呟くだけの人間には何も出やしないのだ。]
(496) 2022/09/07(Wed) 01時頃
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どうなる、か。 言葉にするのは難しいな。
[>>476言うと、どろり、と指先から身体を融かしてみせる。 風に消えるときとは異なる、粘性のくろぐろとした、油のような液体に。]
私は闇で出来ている。正確には、明が暗に、陽が陰に、光が闇に変わるときのエネルギーで出来ている。 その、すべてを染め変える力を分け与える。今以上の力を発揮して、状況を覆し得る、常外の力。 そうだな……現代の学生に平易に言えば、悪魔の力でレベルを上げる。強制的に。 私に可能な範囲で、だが。
おおよそ、伝わるか?
[スマホは持っていないが、人々の会話からそうした知識を仕入れることはできているようだ……]
(501) 2022/09/07(Wed) 01時半頃
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点火を見世物に。 こうか?
[小さな鬼火を、横一閃を描くようにぱぱぱぱっと灯してみたりした。]
後悔はせんさ。 すでに楽しんでいる。
[などという話をしているとショコラがやってくるのかもしれない。 ちなみに、請われれば芋でも栗でも焼くだろう*]
(503) 2022/09/07(Wed) 01時半頃
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[そして、ヘリの音。迷いなく飛び降りる少女。 逢魔が時はそれをただ、地上から見上げている――]
(504) 2022/09/07(Wed) 01時半頃
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ヴェスパタインは、ヒイラギと知り合いかについては特に答えない。
2022/09/07(Wed) 01時半頃
ヴェスパタインは、合いの手は入れないが、周囲の鬼火たちがコーラスに合わせてざんばらりとはらはら落ちていく。
2022/09/07(Wed) 01時半頃
ヴェスパタインは、味と粋は共存しないのかと考えている。
2022/09/07(Wed) 02時頃
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そういう扱いになっているな、今のところ。
[部活仲間に漏れる笑いを聞く>>525。 どこまで本質を知っているかといえば、ほとんど知らせてはいない、が正しいだろう。
この組み合わせになると逢魔が時のほうも、『面白怪異枠』になりかねない。]
……あれを許可というのかは怪しいところだ。
[>>541間。そこに秘められている怒りの理由は察せないが*]
(545) 2022/09/07(Wed) 02時頃
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さて。 あれなりのその場を収めるための策といったところか。 文化祭、宴ならば遊ばせろと言ったまでよ。 治安が無事かは知らんがね。
[見るからの不審者は正直に答える>>544]
(549) 2022/09/07(Wed) 02時半頃
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"私が直接危害を加えなければ"よいというお達しだ。
[安全を語る言葉>>557、一蹴する言葉>>563。それを補足する。 実質縛れているようで、野放しのような制約だ。
もともと誰の味方でもなく、同時に誰の味方でもある存在なので、より興味を引くのが鬼火で爆ぜさせた焼き栗なら、そちらに振れることも充分にあるのだが。]
(574) 2022/09/07(Wed) 02時半頃
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……さて。 お初にお目にかかるな。 逢魔が時。夕暮と呼んでくれても構わん。
[じゃじゃ馬と花菱にはそれぞれの話もありそうだ。 ひとまず、佇む少女の視線>>562を感じ、目礼する*]
(577) 2022/09/07(Wed) 03時頃
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[不穏な空気の横で沙羅と自己紹介などしあっていたが。]
……ほう。 "そちら側"だったか。
[>>582疎ましがる声に、二、三瞬く。 平穏平和、派手好きなだけの学生と思っていたが、なかなかどうして修羅の道を歩きたいらしい。 じゃじゃ馬が寄ってきたのも単なる偶然ではないのかもしれない。]
お邪魔かね?
[>>586怒りの空気は感じ取りつつ、しかして然程動く気も見せない*]
(594) 2022/09/07(Wed) 03時頃
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ヴェスパタインは、力が必要なのはこちらだったろうかと眺めつつ思った。
2022/09/07(Wed) 04時頃
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[歌が燃え、情念が打ち付けられる。 それは正しく全力で、そして力量――否、人の子としての単純な力の差が明白になる結果だった。 非力な少女が拳をおさめ、白馬は場の空気に圧されていたが次第に落ち着きを取り戻してきた。
その背を撫ぜようとすると、馬の本能か避けられてしまったが。]
花輪メアリー……もう、逃れられぬ。
[彼女が如何に楽しく、友の対戦を見守っていようと。 もう、これだけの感情が渦巻きはじめている。]
(618) 2022/09/07(Wed) 04時半頃
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ヴェスパタインは、悩む様子の柊木に、人の子はままならぬものだなと思った**
2022/09/07(Wed) 05時頃
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