47 Gambit on board
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人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2011/03/19(Sat) 01時頃
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/*
軍服やファンタジー軍事っぽいものにひたすら萌える村です。(キリッ)
参加者は予め決まっており、飛び入りの募集は見物人含め致しません。
詳細はwikiをご覧ください。
http://melon-cirrus.sakura.ne.jp...
※ぴったりなこだわりアイコンが見当たらなかった為、つけていませんがwikiで内容をご確認の上自己責任で閲覧してくださいませ。
*/
(#0) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
― Gambit on board ―
.
(#1) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
パンゲア大陸―――此処には南北の大国に挟まれて幾つか小国が存在する。
住まう種族も様々で、その殆どは人間で、少数ながら力に優れる獣人族や長寿を誇る森人族、鍛冶職に秀でる土人族なども存在する。
南北の大国は常に緊迫状態であり、先の大戦で一時は休戦協定を結んでいるものの、国境付近や小国での小競り合いや衝突は日常的に絶えない。
此処は北の大国、軍事国家ノルデン帝国。
病床に伏す皇帝は崩御が目前となり、選帝を控え宮廷内は騒然としていた。
(#2) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
皇帝には2人の皇子があった。
第一皇子ランドルフ・ローレンス・ノルディックは武力行使よりも和平を望む理想主義者である。
第二皇子ヴェスパタイン・レドフォード・ノルディックは武力を重んじ、軍属していたこともある苛烈な性格の持ち主である。
長く続く小競り合いに疲弊した民や属国、近隣の小国の中には、第一皇子の即位を望む声が高かった。
(#3) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
選定は十五人の皇帝直属の師団長達により行われる。
彼らは日々の業務をこなしながら、軍人ではあるが世論から第一皇子を選定する方針を固めていた。
和平といえど、国防のための軍が必要無くなることは無い。
それを彼らは知っていたからだ。
(#4) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
―――そして本日は、建国記念日。
年に一度の祝祭に帝都は沸き返り、城内では軍の公開訓練や模擬試合が開催されている。
十五人の師団長達も参加を義務付けられ、各々首都へと帰還することだろう。**
(#5) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
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―ノルデン帝国宮廷―
[いくつもの国から成る、パンゲア大陸。大小様々な国がある中でも、北に位置する軍事大国、ノルデン帝国は特に巨大な力を持ち、周辺諸国から動向を注目されている。
そしてその日は、ノルデン帝国が建国された記念日であった。
国の休日には、皇帝が民の前に立ち、始まりの挨拶を告げるのが常であったが…今年は例年通りにはいかなかった。
皇帝代理として礼装をした青年、第一皇子であるランドルフは、宮廷前の広場が見渡せるバルコニーへと、足を進め。マイクの備え付けられた台の前に立った。
既に、広場には皇子の姿を見る為に集まった民で溢れかえっている。 ランドルフは、気づかれぬように、深く息を吐き出した]
(@0) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
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帝国民諸君。
私は第十一代ノルデン帝国皇帝ブルーノ・A・ノルディックの第一皇子、ランドルフ・ローレンス・ノルディックである。
現在、皇帝は諸事情により諸君らの前に姿を現せられぬ故、私が一時の代理を務める事となった。
先の大戦においての犠牲者に哀悼の意を表すると共に、その遺族らにお見舞い申し上げる。帝国、そして家族を守る為に戦い、散った者たちを私は誇らしく思う。
生き残った我々は、彼らが守らんとした祖国をさらに繁栄させなければならない。
共に手を取り合い、今まで以上の発展を誓い、今日この日を迎えたのを喜びあおうではないか!
(@1) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
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[凛とした声で皇子が演説を終えると、聴衆から歓声があがった。
湧き上がる民へとしばらく手を大きく振ると、ランドルフはマントを翻し、宮廷の中へと踵を返す。]
(@2) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
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[歓声を上げ、祝祭の始まりに沸き返る民。 バルコニーの厚いカーテンの陰から、其れを見下ろし、口の端をゆがめる]
お勤め御苦労さまです、兄上。
[兄と同様、華美な装飾の施された礼装を纏い、襟元を崩した肩に、長い紫紺の髪が流れ落ちる]
(@3) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
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ヴェス……ああ、ありがとう。
[控えていた第二皇子――弟であるヴェスパタインの姿に足を止め、ランドルフは若干の緊張で硬くなっていた表情を緩ませた]
(@4) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
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父上の変わりにこんな下らぬことをこなすのも楽ではないでしょう。
帝都の民は相変わらず暢気なことだ。 未だ小競り合いは絶えぬというのに、師団長を全て召集するなど狂気の沙汰だ。 そうは思いませんかね、兄上。
[前線から帰還したばかりの皇子は、沸き返る祝祭の様子を冷ややかに見つめる]
(@5) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
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[冷たさを含んだ弟の声に、疲れたように目を一度伏せて]
…たまには、息抜きも必要だ。どんな猛者も時折は士気をあげねば、気力が消耗されるだろう。
師団長を召集したくらいで帝国は倒れぬ。 それに、この度の召集は、祭りの為ではあるまい?
[閉じていた眼を開き、第二皇子を見やって]
(@6) 2011/03/19(Sat) 01時半頃
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[目を伏せる兄を一瞥。 手に持って軽く投げて遊んでいるのは、露天でよく見かけるロールケェキ。 行儀悪く食いちぎり、咀嚼して飲み下す。]
ほう…暫く帰らぬ間に、とうとうブルーノ・A・ノルディックも年貢の納め時のようですな。 自国の第一皇女を和平と引き換えに差し出したあの腰抜けの老害…
くくっ、これは失礼、実兄とはいえ口が過ぎました。
(@7) 2011/03/19(Sat) 02時頃
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はっきりと言わねばなるまい。
和平など生ぬるい。我らが帝国は圧倒的な軍事力をもって近隣諸国に侵略されることなく今日の威厳を保っている。 それが解らぬような愚政を敷く王など帝国には要らぬ!
コリーン姉上の『政略結婚ではあるが、大切にされ幸せに暮らしている』などという手紙を真に受けている訳ではないでしょう? 兄上も早々に目を覚まされよ。 帝国を失ってからでは遅いのだ。我々には民を、帝国を守り繁栄させていく責務がある。
[隣国に嫁いだ第一皇女についての諜報部隊の報告から、手紙の言葉が嘘ではないと憶測できたが、第二皇子にとって問題ではない。 皇子が暗色の瞳で見据える先は、溢れる光と、祝祭に沸き返る民の姿]
(@8) 2011/03/19(Sat) 02時頃
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ヴェスパタイン。 皇帝陛下に対する不敬罪になるぞ。口を慎め。
[第二皇子へと向ける視線が、瞬間、鋭さを帯びる]
和平という名目の政略結婚。しかし、姉上が自ら望んだ事でもある。 ………国の為に身を捧げるのもまた、王族の務めだ。
帝国の軍事力が圧倒的であるのは、陛下も預かり知る所。あれほど雄々しく、また民の力を信じておられた方が和平に踏み切らざるを得なかったのは苦渋の決断だっただろう。
お前も思う所はあるだろうが、理解を示してやれ。
[現皇帝は老い、明日をも知れぬ命。もし病に伏せていなければ、和平を受け入れていたかどうか。大切にしていた第一皇女を差し出した『父』を思えば、責める気にはなれなかった]
だが、最後の考えには同意する。 我々には民を、帝国を守り繁栄させていく責務がある。
[弟が熱を込めて語った台詞を、なぞるように力強く繰り返し]
(@9) 2011/03/19(Sat) 02時頃
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不敬罪?ふ、上等だ。 帝国内部で現帝の和平路線へ、不満の声が存在するのを知らぬわけではありますまい。 俺を含めてね。
[薄暗い静寂の中、飾り窓から光の注ぐ空の玉座を睨みつける。]
老いた皇帝が天命を全うするは天の定め。 軍事国家の皇帝でありながら、生温い寝床で死を待つ様は、牙を折られた獅子にはお似合いだ。
だが兄上。貴方も精々不穏分子に寝首を掻かれぬよう、気をつけられることだ。
[兄へと視線を戻し薄笑みを浮かべると、残りのロールケェキを食べ切り、滓の付いた指を粗暴に払う。 それから飾りテーブルに置かれた箱からもう一つロールケェキを取り出すと、第一皇子へと放る]
どうぞ。 口止め料です。馬鹿騒ぎが終わったらまた軍事視察に戻らねばならないからな。投獄されてはかなわん。
(@10) 2011/03/19(Sat) 02時頃
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ヴェス……
[もう一度、嗜めるように弟の名前を呼び]
知っているとも。和平路線へと切り替えた陛下、そして和平方向を目指す私のやり方が気に入らない者がいるのはな。だが、私も自分の信念を曲げるつもりはない。
……忠告はありがたく受け取っておく。
[きっぱりと告げると、弟の動きを眼で追って。放られたロールケェキを、おっと、と言う声と共に両手で受け止めた]
こら、ヴェス。食べ物を投げるな。 …チョコクリームか、ありがとう。
[生クリームが苦手な第一皇子は、素直に礼を告げた]
(@11) 2011/03/19(Sat) 02時頃
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知っている。 俺もまた、己の信念を変える気はない。
武力をもって他国を圧倒することこそが、帝国を揺るぎないものにするのだ。
弱気な外交など言語道断。
…菓子一つで不敬罪を見逃してもらえるのなら安いものだ。 では失礼。
[ロールケェキが第一皇子の手に収まるのを一瞥し、踵を返すと、足音を刻み響かせながら玉座の間を後にした。**]
(@12) 2011/03/19(Sat) 02時頃
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[兄弟同士、あわぬ主張に密かに溜息をつきながら。 去る弟の背に]
ああ、慌しかったから、大事な事を言い忘れていたよ、ヴェス。 ……無事に帰ってきて、何よりだ。
[穏やかに告げると、しばらく後姿を見守り。思い出したかのように、手の中にあるロールケェキを千切り、口の中に放り込んだ]
…美味いな。
(@13) 2011/03/19(Sat) 02時頃
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……あ。 いや、これは違うんだサイモン、これはだな……
[しばらくその場で立ったまま食べていると、近衛師団長であり、幼い頃の教育係でもあったサイモンに見つかった。 言い訳する前に『もうすぐ皇帝になられるお方が品のない!』と説教をされる。
一頻り叱られると、こっそりと肩を竦めてから、自らの執務室へと歩き出す。途中、廊下の窓から空を見上げ]
皇帝……か。
[様々な想いが込められた呟きを聞いた者は、本人以外にはいなかった。**]
(@14) 2011/03/19(Sat) 02時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/03/19(Sat) 02時頃
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― 宮廷内・茶話室 ―
[髭面の男がどっかりかけて、煙草をくゆらしている。]
(1) 2011/03/20(Sun) 00時半頃
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― 宮廷 ―
[宮廷の一角に、その男は立っていた。]
(2) 2011/03/20(Sun) 00時半頃
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ああ、紅茶のおかわりを頼む。
[外からは祭の音。 そして、喝采は、どこかの師団の模擬演習の見物にでも浴びせられているのだろう。]
ああ、模擬ね。 いや、うちんトコは模擬とかやってたら後片付け大変だからな。
[それは誰に問われたか。そこにいる給仕にだろうか。窓を見ながら、そんな答えを返した。]
(3) 2011/03/20(Sun) 00時半頃
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― 一週間前 帝国東南部ローラシア丘陵―
[バサリ。 軍服に身を包む青髪の青年が腕を上げると、そこへと伝書鷹が舞い降りる。]
ご苦労様、アンジェラ。 また出発の催促、かな? ……やっぱり。
――『大至急、帰還せよ』
[青年――この地に駐屯するノルデン帝国第十三師団の師団長は、肩に移動してしきりに甘えてくる鷹のアンジェラをそのまま好きにさせ、その足につけられた手紙を読み上げる。]
(4) 2011/03/20(Sun) 01時頃
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―数日前 第六師団駐屯地・ユンニ砦―
[龍脈の洞窟に近いせいか、窓の開け放たれた師団長執務室には微かに硫黄の匂いがした。 報告書を読み上げる参謀の声が途切れるたび、聞いていることを示すように尾をゆらりと揺らす]
「件の山賊ですが、鉱山からの最終被害報告が上がりました。 ほとんどが原石の状態で14トン余り ……鳴銀換算で4トン分とのことです」
[執務机の上にカードでタワーを積み上げる作業に没頭していた獣人の師団長の、合皮の手袋に覆われた指が止まる]
…足りぬな。
[得たり、と参謀は頷いた]
(5) 2011/03/20(Sun) 01時頃
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[――――ッヒュ 何処からか師団長の命を奪う為撃ち込まれた弾丸は、師団長の"眼前の空中で"静止する。]
ボクがこの地を離れる前に。 帝国に仇なす害虫どもを残らず踏み潰してしまわなければ、ならなかったのだけれど。
[バヂヂ 頭の両側、垂れ耳の様に浮かぶ二つの装置―――常に発動し続けている異能、磁界の制御装置の周囲で静電気が音を立てる。
幾度もの小競り合いの絶えない紛争地帯。 辺境ゆえに足らぬ補給の補助や余暇潰しも兼ね軍屯に当て、第十三師団が留まり続け早数年。 今は"比較的"情勢は安定しているが何時火種が燃え上がってもおかしくない。]
(6) 2011/03/20(Sun) 01時頃
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帝国の敵は抹殺せよ。 それがボク達に下された至上命令。
[肩に乗るアンジェラの飛び立たせ、踵を返す。 空中に止まっていた弾丸は能力の効果から離れ地面へと落ちていく。 アンジェラが飛び立つ事により、師団長の位置を把握した部下達が駆けて来る。]
害虫の血の一滴、肉の一片たりとも逃すな。 帝国の地を一歩たりとも踏ませるな。
帝国に逆らうものには思い知らせろ。
[命令は実にシンプルに。 首周りに巻いた鋼鉄のロングマフラーをじゃらりと酷く重たい音をさせながら、しかしとても軽やかに翻させた。*]
(7) 2011/03/20(Sun) 01時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 01時頃
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― 城内・茶話室 ―
飲みたい時に飲めるのはいいもんだ。
[それから紅茶のおかわりにまた口をつける。 そして、カップを持ったまま立ち上がり、窓まで歩くと、その横の壁に背をつけた。]
――…んで、じーちゃん危篤ってどこまでヤバいんかねぇ。
[皇帝のことをそう呼ぶのはどういう意図があるのか、ただの愛着なのか、それとも。]
できれば、 まだ、生きててほしいがな。
[それから、何か甘いものはないか?と給仕に聞いている。]
(8) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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―数日前:帝国立医療研究センター本院・屋上―
[回転翼の機体から降りる女は、風に煽られ舞うブルネットの髪を軽く抑えた。 澄んだ冷たい空気に晴れ渡る空を一度見上げ、視線を下げて久方ぶりの帝都を眺める]
……平和そのものだな。
[長く続く小競り合いで荒廃し、スラム化した国境付近への巡回はよりその実感を強くする。 新緑色の瞳を細め、続いて降りた同行の兵と共に執務室へと降りる]
(9) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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―宮廷:第一皇子の執務室―
……陛下は、もう長くないだろうな。
[ふう、と溜息をついて、書類に判を押す作業の手を止める。病床にある皇帝は、意識の戻らない時間が日に日に長くなっている。起こそうとしても、反応を示す方が珍しくなっている程だ。
『私の具合等より帝国の行方に心を配れ』というのが、最後に聞いた言葉だったか。
既に、父を失う覚悟は出来ていた]
はぁ……
(@15) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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―数日前:帝国立医療研究センター本院・執務室―
[執務室へと到着すると、疲れたように応接用ソファに深々と身を沈めた。 執務机の椅子に座っていた老副官が立ちあがり、お帰りなさい、お嬢と言って笑った。]
…お嬢はやめろと何度言ったら解る。代行御苦労、ティモシー。 早々で済まないが、資料を受け取って報告書をまとめておいてくれ。 私は少し休んだら、召集のかかっている宮廷へ向かう。 模擬試合への出場要請のようだよ。 全く、衛生部隊の師団長たる私に何を期待しているのだか。 …まあ、こうして呼び集めているのはそれだけではないのだろうけれど。
[天井で煌くシャンデリアは祖父の代からのものだ。 老副官は含み笑いをしながら、同行の兵から資料を受け取っていた。]
ま、精々怪我をしない程度に頑張るよ。 救護部隊が負傷していたんじゃあ、話にならない。
[唇で弧を描き、浮かべる笑みには余裕すら滲ませた*]
(10) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 01時半頃
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― それは数日前と、ある国境付近 ―
…………すまない
[背の高い男は駈け寄る姿に、詫び一つ。 追いついた眼鏡姿は上司の言葉に苦笑一つ。
国境付近、休戦に歩兵もゆっくりと休むそこを 燃える赤を紋章に写した男はゆっくりと歩いていた。]
「……お気持ち、お察しいたします。 ですが、こちらのことはお任せください。 休戦の知らせも行き届いておりますし……」
(11) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 01時半頃
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[眼鏡姿は追いついた上司たる男に幾つか言葉を紡ぐ。 それを男は静かに、一つ、二つ頷く。 その言葉は事実だ。今は敵兵の姿もなく。 それでも………… 幾つかの言葉をきいた後、男は部下に先導され 今、歩いた道を、嘆息一つ零して戻っていく。] ……………… [男は振り返る。今は静かな周囲を。 けれど、数日前、休戦の報せを受ける前、 ここは確かに戦場だった。 今は休戦の報せに、疲弊した味方も敵も 泥のように休息を貪っている。
……勿論、互いの隙を伺っても、いる。のだが。]
(12) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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[男は足元に視線を落とす。 周囲には木々はなく。地にも草はない。 ――…………焼け野が原。 そこには、薄汚れた白い物体が転がっている……骨だ。] ………… [足をとめ、手袋に包まれた手で拾い上げる。 先をいく眼鏡の男も立ち止まる。 誰のものともわからぬそれ。 ”敵”のものか、”味方”のものかさえも…… 男は己の獲物である、槍持たぬ手で 神への祈りを示す仕草をとる。] [長く、泥沼化した戦い。軍事作戦が展開される地域。 そこへ送られる部隊。その歩兵……死亡率の高い部隊。 その身分は…………高くない。] [己も、部下も……そして、向き合う敵兵も。 似た、立場にいるのだ。]
(13) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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[それでもそこに所属し前線で危険の替りに得る金に縋る。]
(14) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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[宮廷の一角――広場の一部。其処には民による人垣が出来ていた。祭を楽しむ彼らが取り囲んで見つめるその先には、軍人達の姿があった。一人の者を複数の者が囲い、縦横無尽に攻撃を仕掛ける。一人は只管防御に努める―― そのような光景が、人垣の中心、開けた場所で幾つも繰り広げられていた。「護り」の鍛錬を主目的とする、実践的な訓練。この祭の折に行われる公開軍事演習の一幕だった。 金属音や足音や掛け声や、取り囲む民の歓声や、様々な音が行き交う中。その男は人垣に近い位置で、黙って訓練の様子を見据えていた。男は訓練を行う彼らと同じく、軍服に身を包んでいた]
……
[男は筋骨隆々で背が高かった。ぎょろりと鋭い目をしていた。落ち窪んだように周囲の影が濃く、また眉がないのが――あるいは見えない程に薄いのが――その目付きを増長させていた。時折薄く開かれる唇からは鋭い歯並びが垣間見えた。 威圧感のある、凶悪な出で立ち。 服装は襟を開き気味にしている以外はしっかりと着込んだものであるのが、何処か不釣合いだった。]
(15) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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―現在:城内―
[セレモニーを終え、模擬試合と指示された場所へと向かう。 途中、第一皇子が対面から歩いてくる事に気付き、廊下の隅へと寄って立ち止まり礼を取り、通過するのを待つ。]
(16) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
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「……イアン師団長……そろそろ」
[部下の問いかけに 男……イアン第15師団長は黙祷を打ち切り 頷いた後、歩き出す。 国境際から、帝都のある方角へ。 近づけば、そこには場にそぐわぬ上等な馬車。 帝都へ師団長を迎えに来た馬車。 イアンはその馬車に乗る手前で もう一度だけ無言で振り返った。]
[見渡す限りの焼け野原。手袋に包んだ手が、疼いた。]
[けれど、イアンは表情を変えず向き直ると 静かに馬車へと乗り込んだ。]
(17) 2011/03/20(Sun) 01時半頃
|
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[演習の音を窓に聴いていると、茶話室に部下が一人やってくる。]
あぁ?みんな暇してる? アホか。だったら、ちゃんと楽しんでこいって言って来い。 演習?
お前らどっからどこに飛び込むつもりなん? いいのいいの、ウチはマダムがいるだけで。 アレ見てるだけで人は喜ぶのさ。 ああ、そうだな、暇ならマダムの手入れをちゃんとしてこい。ご機嫌を損ねないようにな。
[そして、部下が敬礼をして、ほんとにそれでいいんですかねぇ、とか呟きながら去っていく。]
(18) 2011/03/20(Sun) 02時頃
|
|
少し……休憩するか。
[椅子の上で手を上にやって思い切り伸びをして。 書類の横に置いてあるタマゴサンドに手を伸ばし、齧る]
……そういえば、先程ゲイルとすれ違ったな。 師団長たちは、模擬試合やっているんだろうな。
[タマゴサンドを齧りながら、頬杖をつき]
うん。せっかくの年に一度の祭り日だ。 皇子とはいえ、休息は必要だ。 むしろ皇子だからこそ、皆を見守る必要があるな。 直接行くか、茶話室から覗けたか……
[言い訳するように、そっと立ち上がり。 執務室から出ようと、靴音を鳴らしながら扉へ歩む]
(@16) 2011/03/20(Sun) 02時頃
|
|
[そう、帝都の空挺ドッグには、青灰色の飛空艇隊が佇んでいる。 その中で白いスノードロップの文様が羽についている艇。それが第11師団、師団長の乗る『マダム・グロリア』だ。 他の艇とは違い、フォルムもその存在感も、どこか気品が漂う、
などと思っているのは 艇長だけかもしれないが。]
(19) 2011/03/20(Sun) 02時頃
|
|
―城内・茶話室―
[執務室からの脱出に成功した皇子がまず向かった先。]
イワノフ。
[タマゴサンドの欠片を手に、茶話室へ。 先客がいるのを見とめ、背後から声をかけた]
お疲れ様、だ。相変わらず紅茶を飲んでいるんだな。 私も一杯もらおうかな。
ここからは、模擬演習の様子は見えるだろうか?
(@17) 2011/03/20(Sun) 02時頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 02時頃
|
―現在:帝都―
[馬車の窓越しに祭り楽しむ民達の歓声が聞こえてくる。]
軍服とはいえ、あまり正装は着慣れないから。 ――変じゃないかな?
[きっちりと着込んだ軍服の襟元を気にしながら、同乗者――鷹のアンジェラへと問い掛ける。 アンジェラは感想を言うかのごとく一声、ピーと鳴いた。]
………。 何年振りだろうね。 まさか、師団長になって戻る事になるなんて。
[溜息になりきらぬ息を吐き。 心配そうに頭の両側に浮かぶ制御装置に触れる。 今の所、問題なく作動しているが万が一故障でもしたら、自らの特殊能力により帝都の通信網をふっ飛ばしかねないと、よく分かっていた。]
(20) 2011/03/20(Sun) 02時頃
|
|
― 城内・茶話室 ― >>@17 [第一皇子がきた時、煙草の煙はすっかり消えてはいたが、微かに匂いはまだ残っていただろう。 その姿を見かけると、片手にカップを持ったまま、もう片方の手は敬礼の姿勢をとる。]
殿下、第11師団到着しております。
[そう、礼儀正しくは挨拶したのち…。 窓に目を向ける。]
珈琲は安らぎすぎるんです。眠くなりますからな。あと、マダムには紅茶のほうが似合いますからな。
[そんな天邪鬼な答えも、皇子にはいつものことだろう。]
模擬はここからよく見えますよ。 今は、第4師団が何かしてますな。
(21) 2011/03/20(Sun) 02時頃
|
|
―訓練場:模擬試合会場ー [砂煙の舞う訓練場に歩み出る。]
さて、と。 誰が相手か知らせないとはどういうつもりなんだか。なんにせよ、お手柔らかにお願いしたいものだ。
[ぶらりと垂らした手に握られた銃の銃身は長く大ぶりで、通常の使い方をするならば片手で扱える代物ではない。 しかし、銃は媒介でしかなく、弾薬を射出するわけではないので反動を無視した設計が可能であった。]
ふぅん…パフォーマンスには丁度いいかな。
[一般兵数十名に取り囲まれる。一人が掛け声と共に武器を振り被り斬りかかると、銃兵も構え始める。 女は笑いもせず銃を片手で構えると、トリガーにかけた指を躊躇いなく引いた。 ぐるりと見まわすように、仄かに緑光を帯びた銃口を一周させると、地から仄光が蔦乗に這いあがる。 急に脱力して武器を取り落とし、耐性の弱い者は地に膝をつき、戸惑う兵を見まわして銃口を降ろした]
戻って休めば治る。貴方たちの生気を少し奪っただけだ。 …さて、これで終わりなら楽でいいんだが?
[アナウンスであっけなく終わった第一戦目の終了と共に兵が引くのを見ながら、首を僅かに傾げた]
(22) 2011/03/20(Sun) 02時頃
|
助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 02時頃
|
[深い黒色だが、主にその顔立ちのせいで、美しい、という印象からは遠い髪。腰の辺りまで伸びたその長髪は、肩の辺りで結ばれていた。――薄紅色の細いリボンを、蝶結びにして。 きぃん。一際高い金属音が響き渡る。 それに続けるように、ぱん、と掌を合わせて鳴らし]
――はい。 皆さん、お疲れ様でした。
[よく響く声でそう告げる。その声は低かったが、柔らかいものだった。同時に浮かべた微笑は、やはり恐ろしげだったが]
良い動きでした。皆さんは一度下がって下さい。 次に行きましょう。
[丁寧な調子で節目を指示する。訓練をしていた軍人――師団長である男が率いる彼らは、素早くそれに従う。その中には男のように人相が悪い者もいれば、軍人という肩書きが似合わない程に優しい顔付きと雰囲気をした者もいた]
(23) 2011/03/20(Sun) 02時頃
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― 宮廷 中庭 ―
…………――
[賑やかな宮廷、その中では静かな一角。 その木陰で槍を携えたまま、 イアンは静かに周囲を見渡す。]
(24) 2011/03/20(Sun) 02時頃
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―数日前 第六師団駐屯地・ユンニ砦―
[鉱山からノルデン帝国領内の精錬所までの運搬道に、最初の山賊被害が報告されて6日余り。 師団長自ら行った討伐は、賊もろともアジトの建物を全壊させるという最も迅速な武力行使をもって成され――既に略奪物は回収されている]
どこに運び出したやら。
[問題は、山賊行為の動きが統率されたもので、どこかの軍で訓練を受けたと推測される、という諜報員からの報告だった。 真っ先に疑うべくは、休戦協定中の南の大国]
……鉱石の流れを辿れ。 鳴銀の精錬が出来る施設は限られていよう。
(25) 2011/03/20(Sun) 02時頃
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[―厚紙が滑る音。 乾いた摩擦と共に積み上げたタワーが崩れた。軽い音と共に、デスクの上にはカードがバラバラに散らばる。
帝都への召集の報せは耳に届いていた]
……私が不在のうちは副師団長に指揮を預けるが、刺激して戦端を開く火種とならぬよう。 我々はあくまで土人の里よりの援助要請に応じて、中立地帯の治安維持のために駐屯しているだけだからな。
[参謀の隣で直立不動を保つ獅子頭の獣人――副師団長に手の中のカードを放り投げる。 それを軍議終了の合図として、眼鏡を外し、]
で、お土産、何がいいでしょうか。 やはり…土人饅頭?
[完全な真顔でそう尋ねた]
(26) 2011/03/20(Sun) 02時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 02時頃
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―数日前 辺境の戦場跡―
〔多くの死がもたらされた場所に特有の瘴気が漂う。 過去数度赴いた戦没者慰霊の中で、最も凄惨に思われた。 馬車を降りると、天幕の前で迎えが立っている。〕
「慰霊の補助のお願いをご快諾頂き、感謝申し上げます。 ドルナー師兄。……お久し振りですね。 帝都神学校以来です。お元気でしたか?」
『ええ、そちらもお変わりないようで何よりです。 早速ですが、案内をお願い出来ますでしょうか。』
「少し休まれた方がよろしいのでは? ここから先は更に瘴気が濃くなります」
『構いませんよ。これも我々の務めです。』
「解りました。では皆様、こちらへ」
(27) 2011/03/20(Sun) 02時頃
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〔案内された先の平地を見て、思わず口を覆う。 澱んだ風と、夥しい墓標の群れ。 野ざらしの遺体がほぼないのは、彼等の手によるものだろう。 その、墓群と瘴気の只中に、人影が見えた。〕
『あれは……?』
「ああ、あの新兵が墓掘ってるようにしか見えないのが、 ウチの……ゲホン。失礼。あちらが我が第14師団の長、 テオドール=ブランフェルシーです」
『……あの方が。』
〔あの、重く濃密な死の気配をものともしない青年が。〕
「はい。 あれが、御霊語りです」
〔不浄の霊魂を率いる軍勢なのだと首肯する女性の、 軍服の胸で、銀製の聖印が揺れた。〕
(28) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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突然の召集ですまなかったな。 …よく、戻ってきてくれた。
[今回の召集の意味を、目の前にいる師団長は理解しているだろうか。複雑そうな微笑を向けて>>21]
そう、か? 珈琲を飲んだ方が目が冴える気がするのだが。 貴方は相変わらずな体質のようだな? だが、貴婦人に紅茶が似合うのは、そうだな。
[天邪鬼な答えに、冗談を交えて返し。彼の操る“マダム・グロリア”を思い出しながら、くすりと笑った。給仕が用意してくれた紅茶を手に、窓から模擬戦を伺う]
(@18) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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― 酒場にて ―
[宮廷から程近い酒場に威勢のいい笑い声が響いている。 声の主は酒場の隅のテーブルに陣取った数名から。
陽気に酒を酌み交わす市民を眺める彼らが身につけているのは、 着崩しているものの明らかに帝国軍のそれだった]
(29) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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―城内― [歓声、驚嘆の声、他。 窓辺に歩み寄り、遠くから其れを眺め、耳にする]
模擬訓練か。 国民に強き帝国を印象づけるには悪くない。
[多くの兵を動員して防御を実演習して見せているのは、第4師団を眺める。 その向こうは、第7師団か。師団長のみが出ているようだ。]
……特殊能力を持つ師団長は帝国の貴重な人材だ。 あまり下らぬことで酷使するはどうかと思うが、まあ、良い
(@19) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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[新しい、簡素な墓標に名を刻んだ。 そしてそこに葬られた者が持っていた短剣を、 ――王国の紋章のある短剣をそこに残して、佇む]
……共に来ると言う事は、
慰めを断ち、救いを拒み―― それはいっさいの望みを捨てると言う事だ。
それでも、来るのか。
[周囲には、幾つかの墓標の影が形を歪ませ近付く。 その言葉を聞いてなお、踏み留まる事のない"彼等"に、 無言で頷いて、応え。 己の影に這い込み溶けるのを、立ち尽くして見届けた。
そうして青年の影はまた、周囲より黒く深まる]
(30) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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―翌日 天幕内―
「それ、何日前の書簡だと思ってるんです? 儀典招聘を無視する師団長がどこにいますか……!」
無視はしていない。現に全部読んだ。
「そう言う事じゃないの解って言ってますよねえ!?」
だから、無視はしていない。俺は帝都に向かう。
[詰め寄る従士に視線を向ける。 ややもすると「面倒臭いな」と言う視線に見えかねず、 おかげで彼女は額を押さえ、盛大に嘆息する羽目になった]
「それは是非そうして下さい……ですが、 帝都まで何日掛かると思っているんですか。 馬車の手配をしますから、それで向かって下さい。 ちゃんと浄化祝詞も準備しますから」
(31) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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― 宮廷 中庭 ―
[戦場とは違う賑やかさに耳が痛い。 槍持たぬ手で耳に触れる。 穏やかに光降り注ぐ中庭はモノクローム。 そこにある赤、は、庭に咲く花々ぐらい。 その、花の香りがいやに鼻につく]
[今は副師団長であるスティーブンの姿も 公開訓練を任せている為そばにはない。]
[休めるときに休む。 それが、前線で生き残るための鉄則の一つ。 だから、イアンもここで、木を背にし 最低限の注意だけをはらって休むつもりだった。
いつもならば、外で怒号が響き、地鳴りがあっても 一段落つき、見張り以外寝静まった静かな夜でも 休める環境にあれば、 すぐさま意識を沈められるのだが……]
(32) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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>>@18 ウチ[イレヴンズ]は速さだけが取り柄ですからな。 陛下もそれはよく理解してくださってた。
[11師団[イレヴンズ]はどこにでも迅速に向かうことが任務だ。 それは、敵地後方に下りての戦略はもちろん、招待一艇でもって支援諜報を行うこともある。もちろん、それに準じた師団の援護、助成も執り行う。 その性質上、他の師団ともそこそこに面識がある場合が多い。]
ですが、この召集は、
急でしたな。
[そして、一緒に窓の外を見ながら、ぽつり、そう訊いた。]
(33) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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[一定の駐屯地を持たない上、酷く独立性の高い部隊。 帝都からの迎えを寄越したくても、と言う所だろう。 だが、眉根を寄せるのは]
……わざわざ祝詞までか。
「随行させて頂けるのならともかく、 今回は私にここを任せて行かれるおつもりでしょう?」
ああ。後を頼む、ルトラ。
「はい。くれぐれも、従士なしで無理をなさいませんよう」
解っている。
[それに今回は――]
(34) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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[宮廷まで辿り着くと馬車を降りる。]
――ん、ありがと。
[今は肩の上で羽休めるアンジェラ相手に話していた時よりも口数は少なく、御者に礼を述べ。 手袋の手で服装をもう一度確認すると、マフラー状の――鋼鉄の腕と呼ばれるその武器を、持ち主に引き寄せられるように浮き上がらせ巻きつかせる。]
……陛下に、謁見は無理としても。 誰かしらに到着の挨拶したい。 どこかな?
[歩き出しかけ、ふと思いついたように御者に尋ねる。 『今なら場内の何処かの筈です。』 そう返事を貰えればまた短いお礼を言って、ゆっくりと歩き出す。]
(35) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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「……どうかされましたか?」
いや、気にしなくて良い。今はまだ。
[建国祭だけでは済まないかも知れない、が、 帝位に関わる事柄は最高機密でもある。 聡い従士に頭を振って見せ、書簡を片付けた]
(36) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 02時半頃
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[宮廷ではきっと模擬演習が行われているのだろう。 当然ながら真っ先に演習に出るようにと言い付かっていたが、 『己(オレ)が出たら周りが弱っちく見えちまって市民様が不安になるだろう?』 と、鼻で笑ったのだった]
おいマスター!これより強いのをくれ!
[飲み干して空になったグラスを掲げて次を催促した]
(37) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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……貴方は、父との付き合いがかなり長かったな。 ひょっとしたら、私よりも?
[視線は窓の外に向けたまま。第11師団の長と皇帝との繋がりは、第一皇子はあまり詳細には聞いていなかったが>>33]
せめて、目が覚めれば…良いのだが。 父も、長年尽くしてくれた者にかけたい言葉もあるだろうに。
[そのまま、視線を下へと落として]
どのような者にも、生きている限りは、終わりがあるからな……
(@20) 2011/03/20(Sun) 02時半頃
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>>@20
付き合いですか…。 そうは言っても自分は陛下に比べれば若輩者の一人ですがね。 陛下が即位された年に士官学校に入りました。 あの頃の陛下は、そうですな、雄雄しい鷹のような方だった。仕官一堂その演説には聞き入ったものです。
[目覚めれば、という言葉には、そうですか、と呟きながら…。]
終わりがあるから生きてるんですがね。 だが、陛下は殺しても死なない人だと思ってましたな…。
[そして、苦笑い。]
(38) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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―城内・茶話室―
[ピィー、とアンジェラが肩の上で高く鳴く。 鋼鉄のマフラーに半分隠れた顔は、茶話室の扉を開け人が居た事に僅か狼狽して]
……あ、失礼、します。 此方に…えと……殿下がいらっしゃると聞いたのです、が。
邪魔でしょうか?
[外見の年齢の割には酷くたどたどしく。 慣れぬ口調で此処に来た理由を告げ、話をしていたらしき二人の顔を見る。]
(39) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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イワノフは、ナユタの鳥の声に振り返る。
2011/03/20(Sun) 03時頃
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[待ち時間の間、手持無沙汰に視線を流せば第4師団が視界に入る。]
怪我人が出ないよう安全な人選でもしてるのか、この模擬戦。
[女が師団長を務める第7師団は医療や救護に携わる衛生兵がほとんどで、基本的な軍事訓練以外受けておらず、戦えない者も多い。 故に、代わりに出せる人員もいないのだ。 女の能力も元々戦闘向きではないが、前線にいたこともあり、多少は実践を心得ていた。]
いや、サボりもいそうだな
[ぼんやりと見上げた視線の先―――それは、現皇帝の寝室と思しき場所。**]
(40) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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ー 宮廷・見張り塔の屋根の上 ―
賑やかですね。
[のんびりと呟く。 今のところ、屋根の上で寛ぐ不審者は誰にも見咎められていないらしい]
こんなに沢山兵隊さんがいると、圧巻です。いや実に人が多い。
[第6師団は、師団という名はついているが実態としては一個大隊にも満たない人員しか持たず、そのほとんどが常にペアや班単位での作戦行動に出払っている。 建国の祭にも、例年通り第6師団からは代表が一名のみの参加で、師団長がその役にあたるのは実に3年ぶりだった]
(41) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 03時頃
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>>39
これは…鷹の話をすれば、鷹が登場ですな。
[ナユタと鷹の姿に、また敬礼をする。 そして、見覚えある顔の記憶を辿り…。]
ああ それからどうだね。
[亡き団長の後釜にそんなねぎらいの言葉をかけた。]
(42) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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――陛下、戻りました。
[宮殿の奥深くへと声を向ける。 異能によって皇帝の耳元へ届いただろう音には、返答はない]
陛下の大嫌いな土人饅頭、お届けしたかったのですけれど。
[真顔でそう続けた。
中庭の模擬演習を見下ろしながら、手袋を外して指を組む。 祈りの形にも似た手の、親指の付け根に唇を寄せて息を吹き込めば、緩く柔らかい笛の音が漏れて甘い旋律を空に響かせた]
(43) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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ああ。……死神すら切り捨てそうな方だった。 しかし、そうではなかったと気づかされたよ。
[小さく笑って、窓からイワノフへと向き直り>>38]
意識を失う前に「自分を気遣うより国を想え」とおっしゃられた。 最期まであの方らしい振る舞いをされていた……
[と、言いかけた所で新しい客人の姿を見つけた>>39]
私は邪魔だとは思わないぞ。 イワノフに聞いてくれ。
(@21) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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―現在 宮廷―
[馬車は建国祭の活気に沸く中を通り抜ける。 城の門前で降りた。 軍靴の足音は演習の観客の声に掻き消え、その横も過ぎる。
第14師団は、公開演習を行えない。
皇帝陛下への謁見が叶わないとの旨を知る。 ならば代理を務める皇子殿下への挨拶は必要だろうと、 剣の柄に刻まれた師団の紋章を見せ、城内へ向かう]
(44) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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[――――――――さぼり]
[そう言われれば、そう、なのだが。 聞き覚えのある声……他の師団長がこぼした声。 それを、感度の良い耳が拾う。
が、あまり休めている気がしない、今 サボタージュをしている感覚もいまいち薄かった。]
…………
[嘆息一つ。ゆるく頭を振る。]
(45) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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イアンは、指笛の音が耳に届き、耳が微かに動く。
2011/03/20(Sun) 03時頃
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>>@21 「自分を気遣うより国を想え」ですか。 ああ、国を想い…の言葉は即位の時もおっしゃっておられましたな。
[第一皇子の苦笑いを見つつ…入ってきた新米師団長に茶を持ってくるよう、給仕に頼む。]
(46) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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テッドは、流れて来た笛の音に空を見上げる。
2011/03/20(Sun) 03時頃
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[敬礼>>42に少しばかり慌てて敬礼を返す。 自分の事を知っているらしいその人物にあまり覚えの良くない記憶を探り。]
イワノフ"閣下"。
[つい口を吐いて出るのは、自分が師団長になる以前の呼び方。]
大して代わり映えは。 始末してもしつこく害ちゅ……敵は沸いて出ています。 前師団長、ワット閣下の植えたじゃがいもも収穫できました。
[他の師団長であり知った姿に、話し方から少しばかりたどたどしさは消え、戦闘の事もじゃがいもの事も同列に答える。]
(47) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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[渡り廊下を歩く。 口笛の柔らかな音色を耳にし、音の方を一瞥する。 しかし足を止める事無く、話声のする茶話室をそのまま通り過ぎた
向かう先は、現皇帝の病床。 帰還して初めての面会だった]
(@22) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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[一頻り、指笛を奏でて、再び中庭に視線を落とす。 視力は低いが動くものには敏感に出来ている。顔を上げたらしいテッドに気づいて肩を竦めた]
気づかれましたかね… お仕事どうしましょう。
いや私、元々文官ですし。老いぼれですし。帝都じゃほいほい能力使えないですし。
[行きたくない理由を適当にあげてみる。 戦闘演習はその性質上、近接しての剣術が主となり易い。 武器を扱わない身では徒手空拳でそれに対する格闘戦くらいしか披露できず――疲れるから嫌だという本能の声を呼ぶのであった]
(48) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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[酒場のマスターが心なしか緊張した面持ちで酒を持ってきたのを見て口を開いた]
そんなに怖がらなくてもいいだろう? それとも、己が余りに男前でびびったのか?
[豪快に笑って受け取った酒を勢いよくあおった。
第8師団の師団長であるヘクター・L・グレイヴという男は 戦場で嬉々として敵を切り刻んでいる。 だから凱旋時も血に塗れて嗤っているのだ。 そんな噂話が市井に落ちたのは、一体いつ頃からだっただろう]
(49) 2011/03/20(Sun) 03時頃
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………。 皇子殿下で、いら、っしゃいますか?
[邪魔ではない>>@21と許可をくれた人物に、確認を取り。]
第十三師団師団長ナユタ=M=エンライです。 就任のご挨拶が遅れた事、お詫び申し上げます。
[練習していた言葉をやや棒読みで言って、改めて敬礼をする。 それに倣い、肩の上でアンジェラも一声鳴いた。]
(50) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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― 宮廷 中庭 ― [指笛の調べが上等なのかどうか? 芸を知らぬイアンにはわからない。 ただ、その笛の音は戦いを報せるものではない。
音、途切れれば、独り言をつぶやいているのか声。 けれど、それも戦いを報せるものではない。
戦いに関するかどうか。それだけが判断基準。
だから、イアンはただ静かに ゆるく首をもう一度振ると 片手に槍を構えたまま木陰にたたずむ]
(51) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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[ 朝露に濡れぬように一度外した手袋を、はめなおした。
未曾有の繁栄を誇る帝都も、早朝はまだ眠りの中にある。 その静寂に、石畳の道を行く規則正しい足音が、響く。]
(52) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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[当然止められる事もない。 久方ぶりの親子の対面。
ほぼ昏睡している”父”が、薄らと力なく目を開けた]
………無様ですね、父上。
[もう語る力もないのか、薄らと唇を開くも言葉が発せられることはなかった]
………。 昔のあんたは、本当に強く、自信にあふれていた。 なのにここ数年は何だ?俺の憧れた皇帝陛下は、強き父上はどうしてしまったのだ。 自分の老いと共にこの国を道連れにでもする気か、ブルーノ・A・ノルディック?
…俺には、この国を守る責務がある。
[病床の傍らに立ち、静かに語る。]
(@23) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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―早朝・帝都第弐師団館― [師団館の前では、副官が焦燥を隠し切れない様子で待ち構えていた。規律に添うことにかけては随一の師団長が、黙って行方をくらましたことに相当慌てたのだろう。]
私が刻限に遅れることなど、ありえない。
[紫眼は副官をちらりと一瞥するのみ、 落ち着きが足りぬとばかりに嗜める。]
(53) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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>>47
ああ、ワットのじゃがいも収穫できたか。 奴のコロッケはうまかったな。
[ナユタの慌てた敬礼にまたにこやかに笑みを返す。]
閣下など呼ばなくていい。君と自分は同列だ。 それより、ワットのじゃがいもはぜひ今度立ち寄るまで11師団用も確保しといてくれ。
[ふかしてバターで食うのもいい、などと、言いつつ…、ナユタの殿下への挨拶を見る。]
君のことはワットからよく聞いてるよ。 扱いもね。
[それは少し悪戯っぽくも聴こえたか。]
(54) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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……式典も出てないし、何かしないと怒られますよね。
[はぁ、と嘆息して立ち上がると、 屋根の上から、手近なバルコニーを二つ介して、人の少なそうなあたりを狙って地上まで飛び降りる。
―風を斬る音。 ―風圧に木の葉が揺れて擦れる音]
っと。
[バネに富んだ躯は衝撃を容易く吸収した。 短く刈られた草地の感触を足の裏に感じながら、ずれた眼鏡の弦を押し上げる]
(55) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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いかにも。私はランドルフ・ローレンス・ノルディック。 ノルデン帝国第一皇子である。
[姿勢を正し、ナユタに名乗ってから、すぐに楽な姿勢へと戻すと>>50]
写真で顔は見ていたが、新しい第13師団長に直接会うのは、初めてだったな。 ワットめ。次に会う時はじゃがいもを持ってきましょう、と言っていたのに、約束を反故にしおって。
……ナユタ、だったな。 大変だとは思うが、師団長の務め、しっかりと果たしてくれ。期待している。
[楽にしろ、と手を振り、穏やかに笑いかけた]
(@24) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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…………――
[城の建物の中でも特に背の高い塔。 目を細めて、じっと見上げた。>>48]
第六師団、……師団長か?
[地上から、人の身ではその姿も声も捉え難く、ぽつりと呟く。 見張りをしている、と言う訳でもなさそうだが、 あんな場所で一体何をしているのだろうか]
(56) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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―数日前:ミューズ湖水上・軍艦「フランシスカ」―
[風に拭かれて波打つ湖面。水面を撫でてくる風は冷たい。 出立に際し慌ただしく動き回る中、デッキで話込む二つの姿。 ひゅう、と一際強く噴く風は、看板に立つ青年の髪を ばさりと乱れさせた。] ――……それでは、留守を頼みます。
[風に吹かれた青年は、そんな事を気にするでもなく。 事務的に諸々の引継ぎを終えれば、抑揚の薄い声色で横に立つ副師団長を見る。 かっちりと、緩む事無く着こなした軍服と同じようにその表情も緩む事は無い。
もうすぐに行われる、国の催事。 それに出席する為に、艦を離れねばならない間際。 副師団長を勤める男が、僅かに浮べた不安げな表情は見逃さなかった。]
僕の兵が、艦が。 負ける訳なんてないんですから。 頼みましたよ。
(57) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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[その言葉は、やはり抑揚なく独り言のように落ち。 ひらり。
顔を上げる男をそれ以上見る事も無く、 ひらりと船外に――……風に煽られる水面に、飛び降りた。]
[ぱきり、と乾いた音がして、見る間に水面が白く凍っていく。 氷は、青年が降り立つ箇所にまるで階段を作るように伸び。 ゴム製の靴底とは言え、やけに安定した足取りでそこに降り立つ。 そうして青年は、馬車の待つ陸上への道程を 軽やかに靴音が響きそうな足取りで危なげなく進んで行った。]
(58) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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[それ以上言葉を紡ぐことなく館内へと足を向ける。 それよりも、と切り出されるのは、憂慮すべき事態のひとつ]
参謀部はどうなのだ。
相も変わらず、民衆に混じっての警護など栄光ある第2師団の任務ではない、などと言っているのか?
[副官の顔に困惑が浮かぶ、それは肯定の印だ。 士官学校卒のエリートと貴族の子弟、 参謀部に留まらず、第2師団の構成員の大半はそのような出自の者だ。
そもそも第2師団の司令部に身を置くにはそのどちらかでなければならないという規則が、形骸化した伝統という名のもとに今も生きており、それはしばしばこのような摩擦を生じさせる。
尚且つ、腕が立ち、生まれもよく、人品卑しからぬ者は第1師団――近衛師団へと抜擢されるので、残る人材は推して知るべしというところであった。]
(59) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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――……、
[かつ、と、廊下を急く足が止まる。 回廊に抱かれた中庭、かつては師団員が昼夜を問わず個々の鍛錬に励んでいた。今朝は人影もなく、うらぶれた静寂だけが支配している。]
ならば彼らは―― 我が師団に与えられた任を、どのように考えているのだろうな。
[帝都防衛軍、それが第2師団に与えられた役割ではあったが、 その意味するところは、芳しいものではない]
……老人たちには、今一度、 ランドルフ殿下の御身を御守りするという“栄光”を、 私の口からとくと聞かせてさしあげよう。
[参謀部の扉を開く。警備配置からもう一度確認せねばなるまい。もっとも彼らがどのように計画に横槍を入れようと、演説中は師団長自らが陣頭に立つことに変わりはなかった。]
(60) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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[僅かに瞼を震わせた病床の父と、視線を交わすこと僅か。]
では失礼、”皇帝陛下”。
[踵を返すと、振り返る事無く部屋を辞す。 城内をしばし歩き、模擬戦を開催している広場の見える渡り廊下にさしかかると、足を止め、その様子を眺めていた。]
(@25) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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[何かが風を切る音、その風が木々を揺らす音。 静かな着地音。 前線であればそれは敵兵の空中からの接近を思わせる。
けれど、先ほどの音、声の位置から音は始まる。 と、言うことはそれは敵兵ではない。
ただ、ゆるく、音がしたほうへ顔を向ける。 害なき存在だろうけれど その姿が誰であるかを確認するために。
木陰から、日向へ視線を向けたため 自然と鳶色は細まりながら 己よりも獣の姿が強くある人を見る。]
――ユ=シハ 第6師団長……
[振ってきた人影は、己と同じ身分にある 獣人の師団長だった]
(61) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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[行ってしまったか。 屋根の上>>55を跳び去った影に息を一つ零し、 己の目的を思い出したように踵を返して歩き出した]
(62) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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―宮廷・中庭―
……おや?
[飛び降りたすぐ傍の木陰に、長槍を携える男を認める。 呟かれた声に、背を伸ばした]
これは、バーンフィールド第15師団長殿!
[真面目くさった顔のまま表情はほとんど動かない。 ごく短い敬礼を一つ、為してがばりと両手を広げた]
お久しぶりですが、ここはひょっとして再会の熱き抱擁を交わすべきシーンでしょうな?
(63) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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―帝都からの迎えの馬車―
伊達に師団長など勤めて居ませんから。 そんな無駄話している暇があるなら、早く出発して下さい。 他の者?多少出発が遅れても、きちんと着きますよ。 [かちゃり、と。腰に下げた異国の剣が音を鳴らす。 迎えの人物が、陸までの移動手段に感嘆の言葉を漏らすのに答えるのは、当然の事、と言う響きの言葉。
ここは、ノルデン帝国東に位置するミューズ湖の畔。 南とは和平が結ばれたとは言え、海上から国に入り込もうと言う 不埒な輩は他の国からでも居るもので。
けれど、そんな輩が好き勝手にすること等許さない。]
(64) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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…ありがと。
[イワノフ>>46の頼みにより、給仕が紅茶を持ってくる。 給仕の手と手袋で肌を隠した自らの手が触れぬよう注意を払い、カップを受け取る。]
ボク……私もよくワット殿下には作って、頂きました。 あまり、物資に余裕はありませんが。 イワノフ閣……殿が来るまでには用意しておきます。
[今だ口調は慣れず、落ち着かないまま。 紅茶には手をつけず頭の横の制御装置に触れ。]
扱い?
……ワット閣下にお聞きなら、私が今の地位に向かない事もご存知、でしょう。 本来のボクの"用途"は単騎による敵陣破壊です。
[最後は少しばかり愚痴のようなものが混じった。]
(65) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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[水がある場所で絶大な効力を発揮する力を持つ自分が、 ここを守る第5師団の師団長に選ばれた。
選ばれた以上。期待された事には、応えねばならないのだ。]
(66) 2011/03/20(Sun) 03時半頃
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…………。 殿下にも今度、送ります。 ワット閣下もそれを、望むと思います、から。
[イワノフと同じくワットの思い出を語る、第一皇子>>@24にもそう答えていたが。 ふとうっかりその目の前で愚痴を漏らしたと気付き]
す、すいま、せん。 向かぬとは思いますが帝国が望むのであれば。 この命の尽きるまで、勤め上げてみせます。
[穏やかな第一皇子の笑顔に向ける眼差しは、失態の取り繕う以上の真剣さを*持っていた。*]
(67) 2011/03/20(Sun) 04時頃
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お久しぶりです。ユ=シハ 第6師団長。
[敬礼に、敬礼で答えながらも、 時折、前線で遊撃と囮に別れて作戦展開をする際に 顔を合わせたこともある相手 少し、眉が下がる。 ただ、それ以外は表情はまじめくさったまま。 けれど、相手が両の腕を勢いよく広げれば その様子と言葉には、鳶色が微か、丸くなる。] ……そういう、ものなのですか?
[古くから師団長を務めるユ=シハが言うのだ。 普段は前線で、帝都での礼儀には疎いイアンは 相手の言葉を真に受け、己も片手に槍を携えたまま 両の腕を広げながら 至ってまじめに聞き返しながらゆるく首をかしげた]
(68) 2011/03/20(Sun) 04時頃
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>>65 [ナユタが紅茶を受け取るのを見つつ、殿下の亡きワットへの言葉に目を伏せる。 己としても、同期にほど近い男だった。報せを聞いた時は、やはり拳握り締めた。]
用途…か。 ああ、向かないかもしれないが、それでも、ワットは君を選んだのだろう? そして受けたのだから、君は立派な師団長だ。 あれに認められたのならば、自分も君は認める。
――…などと、堅苦しい話もなんだな。
[そして、歩みよってその肩に触れようとも思ったが、それは大丈夫なのかどうかは、
ちょっと忘れて、結局その顔を伺う。]
(69) 2011/03/20(Sun) 04時頃
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ありがとう。だが、一つで充分だぞ。 ワットが最後に残した作物なら、なるべく多くの、苦楽を共にした仲間や部下達に食べてもらった方が良いだろう。
向く向かないではなく、やるかやらないかだ、ナユタ。 それに、向かないと考えている間は、自信の喪失に繋がるぞ?
[真剣なナユタへと、あくまでも穏やかに、皇子は釘を刺した>>67]
まあ、節介はここまでにして。 年に一度の祭りだ、今だけは命尽きるまで等と気を張らず、体を休めて楽しむといい。
(@26) 2011/03/20(Sun) 04時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 04時頃
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どうなのでしょうな。私もさっぱりで。
[こともなげに返しつつ、応じられたと見るや己が身を重ねる。 熱き抱擁と呼ばれるものを適当に再現しようと、回した腕にぎゅうぎゅう力を込めた]
私はこれから広場に赴いて、人々の好奇の目に応えるという任務に当たるところです。軍服を着ていれば石を投げられることがないのが幸いですな。
…貴殿は模擬戦には出場されないのですか?
[宮廷の入り口の方へ視線を廻らせる。 地上から聞こえた第6師団、という声>>56は覚えのあるものだったが声の主は既に去ったようだった]
(70) 2011/03/20(Sun) 04時頃
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[男が率いる第4師団は、「護り」を要とする。全体の攻撃力はあまり高くないが、代わりに防御力が飛び抜けていた。男が持つ特殊な能力も、護りのためのものだった。それ故にこの師団は前線で戦う事は少なく、僻地の平和を維持するのが主な仕事だった。 その性質――見かけと裏腹な男の振る舞いも含む――により、集まる団員には争いを好まない、穏やかな性格の者が多かった。彼らは皆、「護る」ためにこそ力を振るっているのだ]
……、
[先程の者達と交代して戦う団員達を見つめる、その視線をふと宮廷の方に向けた。この召集が祭のためだけではないだろう事は、知れていた。病に侵された皇帝は直、崩御するだろう]
……陛下。
[ぽつりと、賑わいに掻き消されるだろう小さな声で呟く。一度緩慢な瞬きをしてから、訓練の光景に視線を*戻した*]
(71) 2011/03/20(Sun) 04時頃
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>>@26
[ナユタの肩は叩けただろうか。もしくは鷹に睨まれでもしたか。いずれにせよ、第一皇子がナユタに向ける言葉尻、同意を示す。]
祭は大事だ。 国力のないところは祭は開けない。 殿下のおっしゃるとおり、楽しめばよい。
といっても、不慣れなら、案内してもいいぞ。 君は同朋の跡継ぎだ。
[それからしばらくまた話していたかもしれないが、そのうち、第一皇子の前からは退室するだろう。 ナユタがその時に一緒だったかどうかはわからないが、殿下と離れたのち、ブルーノ皇帝のある部屋の方角だけ、見て…。]
ランドルフ殿下は、皇妃似でいらっしゃる…。
[そう呟いた。**]
(72) 2011/03/20(Sun) 04時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 04時頃
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……帝都の作法は難しいです……
[ユ=シハの言葉に、長になり10年過ぎても まだ、さっぱりと謙遜(とイアンは思っている)する 姿に、ポツリとこぼしながら、回される腕の力 そうするものかと、イアンも己の腕に力を込める]
…………そうですか。お疲れ様です。 私は……模擬戦は、慣れないもので……
[己より微か高い、硬い身体に腕を回しつつ 相手の言葉に頷き……次いだ質問には 相手の身体が離れ、入り口を見ているとき 緩く目を伏せ、言葉を半分濁す。 本気の戦いなら慣れている。 が、模擬戦は…… 過去、初めての模擬戦で 加減せずに炎の海……までいかなかったが 炎の池を周囲に作ったイアンは以降 模擬戦は強要されず、副師団長がおっていた]
(73) 2011/03/20(Sun) 04時頃
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[酒をあおりながら、過去が過ぎる。 それは、エクトル・ルカ・グレースという男がヘクター・L・グレイヴと 名乗るようになるまでのこと]
― 回想 ―
[母国が侵攻され帝国の一部となってしまったことで、かつてのエステラ共和国立士官学校の生徒には士官先を失って自暴自棄になる者も少なくはなかった。 歴代士官生と比べても優れた軍人になるだろうと称されていた男も、国や民を護るために学んだ剣術を自らの為に用い……人を殺めるまでに至ってしまった。
捕らわれて牢に送られた男の耳に届いたのは、日頃の素行を鑑みたら一生ここから出すことは出来ないという言葉。 事実、男は1年以上何の沙汰もないまま暗い牢で過ごすことになる。
男の牢に光が差したのは本当に偶然のことだった。 かつての師が男のことを聞き、帝国軍に加われるように手を伸ばしてくれたのだ]
(74) 2011/03/20(Sun) 04時半頃
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イワノフ、案内はいいが。 あまり、新しい師団長に悪い遊びは吹き込むなよ?
[イワノフに、からかうように笑い。しばらく会話していたが、イワノフが去る際には、自分はまだここにいる、と片手を挙げて見送った。
程よく冷めた紅茶を飲みながら、窓から模擬戦の様子を眺めていた。**]
(@27) 2011/03/20(Sun) 04時半頃
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[帝国軍は母国を侵した憎き存在。 しかし今はその母国は帝国領となり、帝国軍の護るところとなっている。 そうであるなら、帝国を護ることが母国を護ることになる。 今この手を掴まなければ、一生がここで過ごして終わるのだ。 護りたかったものを護ることもできず、終わるのだ。
男は伸ばされた手にしがみついて再び光の下に這い上がった。 名を捨てたのは、咎を背負った名では不都合があると言われたからかもしれないし、 エステラの民として帝国軍に属することに抵抗があったのかもしれない。
それから十数年。 戦争の前線を担う部隊に属してからじわじわと頭角を現し、実績が後盾となって出世を続けた。
年老いた師団長の跡を継いだのは、二年ほど前の話だった]
(75) 2011/03/20(Sun) 04時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 04時半頃
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―宮廷:広場―
参加率が悪いな。
[それは、己と己の部隊が早く来すぎでもしたせいなのか。 到着し、ドア越しの挨拶を皇帝に述べた跡、広場では第4師団の模擬戦>>15位しか目だって目につかなかった。
第5師団は、船を操っての海上戦が主。 とは言え、相手の船に乗り込んでの接近戦もあり、剣の腕もそれなりに鍛えられているものも多い。 自部隊内で、または他の部隊と。 交流戦の段取りを追えれば、ふうと一息つく。 師団長クラスで、模擬戦に参加している者はまだ居ないようで。 自身は広場の壁沿い、水の流れるオブジェの施された壁に凭れかかって模擬戦の様子を眺めていた。]
(76) 2011/03/20(Sun) 04時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 04時半頃
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本気を出さずに本気で闘うという芸当は難しいものです。 人間の器用さには感嘆するばかり。
[真顔できっぱりと同意して、イアンが過去に行った模擬戦を思い出そうとする。 音波による破砕も、指向性に乏しく、また破壊行動には適しても戦闘術としては使いにくい、そういう意味ではこちらも同レベル…以下かもしれない]
貴殿の得物は見栄えもするし、見世物としては私などより喜ばれそうではありますが。
[軽く肩を竦めて、それではと首を傾けた。 のんびりと、広場の方へ足を向ける。 獣の色濃い姿に、見物の客の一部が不快とも好奇ともつかない声を上げた**]
(77) 2011/03/20(Sun) 04時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 04時半頃
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― バシレイア大聖堂 ―
[宮廷から少し離れた、広場に面した大聖堂の、しんと静まり返った広いホール。 聖典を読み上げる男の声が朗々と響く。]
(78) 2011/03/20(Sun) 04時半頃
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テッドは、皇子殿下の居所を探して、廊下を歩いて行く**
2011/03/20(Sun) 04時半頃
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『――この世界は、混沌の海から始まった。 まず、球体の大地であるフィロ・スフィアが生まれ 地と混沌の境界に天であるスタウロス・スフィアが生まれた。 そして、二人の神により多数の神々が創られた。
しかし、神々の秩序ある時代は永遠には続かなかった。 天の強く眩い光は、やがて地上に闇を産む。 闇は長い時を経て意志を持ち、異形を生んだ。
千年戦争は神々の勝利に終わったが、闇は地に留まり続ける。 地上で戦った神々の末裔は、地を護る為地上に留まり我らの祖と成った。』
(79) 2011/03/20(Sun) 04時半頃
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[男はそこで聖典から目を離し、穏やかな表情で聖堂に集まっている人々の顔を見渡した。 手前には修道騎士が正装で膝まづいている。]
地(フィロ・スフィア)は、我らに豊かな恵みと深い知識を与え 天(ストラウス・スフィア)は、時に我らに試練を与えるでしょう。
恵みと知識に感謝し、試練を乗り越える強い霊(たましい)を持つこと。 そしていずれまた来る闇との戦いに勝利し、世界を護ること。 それこそが我らに課せられた使命なのです――
(80) 2011/03/20(Sun) 04時半頃
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― 広場 ―
いい天気ですねえ。 ……おっと。
[ひと通りの演説を終えると、チャールズは大聖堂を出て宮廷への道をひとりのんびりと歩いた。 広場は人でごった返していた。それもそのはず、祭りの最中だ。 露天に殺到する人の流れに巻き込まれ押し流され、やっと一息ついた頃には髪も服装もすっかり乱れていた。]
はあ。ひどい目にあいました。
[苦笑しながら髪を撫で、襟を正す。 首から下げたロザリオが、きらりと陽光を*反射した*]
(81) 2011/03/20(Sun) 04時半頃
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[きっぱりした同意に静かに、けれど深く頷く。 けれど、続く言葉にゆるく首を傾げた。]
見世物で喜ばれる腕は……持ち合わせておりません。 祭りですから……ユ=シハ師団長の身の軽さ ……私より喜ばれましょう。
[竦める肩に、静かに、真面目に答える。 見世物にする為にあるわけじゃない。 それは自負ではなく、自虐から口にする言葉。
穂先も、炎もただ敵を殲滅する為の それか、己と部隊を生かすためばかり。 見栄えのある演舞も、型も、ない。
それよりも、舞うように動けば 多分だが民も喜ぶのではないだろうか? 本心からそう思い、珍しく長めに言葉を零す]
(82) 2011/03/20(Sun) 05時頃
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[ユ=シハの向かう先、そこで上がる声、を耳が拾う。 混ざる感情に、静かに息を吐く。
先程首を傾げながらも問わなかった言葉。]
………人、ではないのですか…………?
[ポツリと零しながら木に靠れる。 その言葉は遠ざかるユ=シハに向けたのか。 感情おり混ざる声に向けたのか。]
[勿論、前線にも国境にも、差別は存在する。 けれど…………――]
[やはり、帝都は馴染まない。 イアンはそんなことを思いながら やはりその場に佇んでいた。]
(83) 2011/03/20(Sun) 05時頃
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イアンは、淡い影の中*ただ場を眺めている*
2011/03/20(Sun) 05時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 05時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 05時頃
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―宮廷前広場― [演説に沸き立つ聴衆の波が一度退けた、 第1皇子が無事に演説を終えれば、儀杖兵たちも民の間から速やかに引き上げる。 無論、次いで行われる演習に備えてのことではあった]
20年か。
[「先の大戦」皇子の演説ではそのように述べられた、 しかし過ぎた時間は数に起こせば長く、人にも、集団にも確かに老いをもたらした。 今日のような日にこそ、実感せざるを得ない。]
意識の改革は必要なのだがな。
[皇子の姿の消えたバルコニーに眼差しを向け、一度黙礼を落とす。ふと聞こえてきた先ほどとは異なるざわめきに目を向ける、他師団の演習は既に始まっているらしい。
……何かそれとは少々異なる、不快とも好奇ともつかないようなどよめきも聞こえた気がしたが**]
(84) 2011/03/20(Sun) 06時頃
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―広場―
[公開軍事演習にて、12師団の位置するは模擬戦の舞台ではなく広場の隅に臨時に作成された狙撃的。 並ぶそれらをたぁん、と小気味よい音を立てて射抜く矢の数々に、周囲から拍手が上がることもあったか。
しかし、最奥に位置する師団長は観衆に気づかれぬようそっと目を伏せ、息をつく。]
……甘い。
[射った矢は的の中心を、ほんのミリ単位でずれたもの。傍目には中心と違わずとも、この師団長には大きな違いであった。]
(85) 2011/03/20(Sun) 07時半頃
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[それは、伏せたその目が通常の色素を伴わず、明けたばかりの空のように真白であるがこそ。その目に宿る力あればこそ。
もうひとつ、集中を深めるように息を吐くと、白眼開き、ぎいと矢を番えなおす。 銃使いも多い師団の中、唯一火器を持つことなくただ己の引く矢一本に渾身を込めてきたのがこの師団長だった。]
[次の矢は、寸分の狂いなく中心を射抜く。]
(86) 2011/03/20(Sun) 07時半頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 11時頃
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――…で、第二皇子はどこにあらせられたかな。
[茶話室を後にし、ナユタがいるならば第二皇子にも謁見したいだろうと思い、第二皇子の居場所を使用人に聞く。 されど、使用人もさすがに動き回る人を常時番人しているものでもなく、お出かけになられた様子はないとだけ…。]
ふむ…。まぁ、帝都にお戻りになられているのは確かか。
[そして、口に手を当てて考える。髭もそのうち弄りだすか。 城内は限られた区域でしか喫煙が許されていない。なので、謁見できないのであれば、外に出たい気持ちもあった。]
貴殿はいかがするかな? 案内は必要ならば、お付き合いさせていただこう。
まぁ、暇でな。
[きっと師団の奴らも暇して帰りと指示を待っているのだろう。まぁ、わかりやすく、遊ぶのは夜だと決めている連中ばかりだから。]
(87) 2011/03/20(Sun) 11時半頃
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― 帝都:格納庫 ― それで、うちの大将は何処へ行ったんだい? [見事な金糸の娘が、端正な、しかし煤だらけの顔を覗かせる。 『兵器』の調子は、上々。 自走式ロケットランチャー。よっぽど、の事がなければ――そう、じつに数十年に一度ほど、しか――使用の機会はない。 とはいえ。整備を怠ることは、師団の存在が決して許さない。 車体の下から這い出て立ち上がると、スパナをくるりと回し。 頭二つ分、高い位置にある部下の顔を見上げる。 ひら、と差し出されたのは、一枚の紙切れ。 形のよい眉をひくりと引き攣らせ、それを受けとるも。]
(88) 2011/03/20(Sun) 11時半頃
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『 ちよっとさんほ゜してくる 』
(89) 2011/03/20(Sun) 11時半頃
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――かーーっ! [蚯蚓がのたくりまわったような汚い文字に、絶叫。 びりびりと紙を破り、引き裂き、噛み千切る。 般若の形相が無ければ、迷わず美しいと断言出来る、真翠の瞳。 怒りに震えるエメラルドが見上げるのは、蒼穹――天。] こんっっな時だってぇのに…… 業務もほったらかして…… 何やっとるかあの『絡繰兵器』はァアーー――――!! [憤怒の咆哮が響き渡る。 嗚呼、第9師団ではいつものこと。**]
(90) 2011/03/20(Sun) 11時半頃
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イアンは、さすがに格納庫の声は聞こえない。聞こえたら目を丸くしただろうけど。
2011/03/20(Sun) 11時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 11時半頃
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― 広場 ―
[ナユタはどう答えただろう。一緒に来るならばにやにや笑ってその様子を見守るし、そうでなければ、後で案内してやるような言葉を残しただろう。
そして、演習に沸く広場に顔を出す。]
ふぅ…足が地についてるねぇ…。
[そんなことをポツリ呟いて、広場の様子をしばし見守る。]
(91) 2011/03/20(Sun) 12時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 12時頃
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まぁ、ウチの連中に見つかったら、さすがに嫌だねぇ。
[なんだかんだ言いながらも空から落っこちて戦うのが専門の奴らだ。同時に、勝手な行動は命取りともわかっている。]
隠れようかな…。
[そんなこと言いつつ、中庭方面に歩みはじめる。 至極ゆるりとそn途中で煙草を箱を取り出してから、また胸を探った。]
あんれ?
[もし、横にナユタがいるなら、しょぼしょぼ顔をしていくのがわかるだろう。]
しまった。忘れたかぁ?
[そう茶話室には、お気に入りのワイルドブラス(ライター)を忘れてきたらしい。火がないと、煙草は無意味で、咥えたまま、あちゃと頭を掻いた。]
ん?おや?
[その時、中庭、木陰でぼんやりしている男の姿をみつける。>>83]
(92) 2011/03/20(Sun) 12時頃
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そこにあるのはバーンフィールド師団長かな?
[それは本当にしたり、と言った声で、 イアンに声をかける。
や、もちろん、ちょうどいいところにいた、などとはストレートには言わないが、顔は言っているだろう。]
(93) 2011/03/20(Sun) 12時頃
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― 宮廷 中庭 ― [15師団代表として、一緒に来た何人かの部下は 任務……公開訓練を無事終えただろうか? 本当は休戦なら、 先の補充新兵を実践までに鍛え上げる。 ……そちらに人員を裂きたかった、のだが……]
…………
[中庭にいると、広場の声も風にのり届く。 知っている声、知らない声。それらの匂い。 その中で、火のつかぬタバコの匂いが、した。]
……マイコフ 11師団長
[その姿に姿勢を正し敬礼する。 もし、傍に一人青年がいるのなら 隣にいるのは……新兵にはみえないが…… 13師団長の訃報と変更は知ってはいたが と、イアンは首を緩くかしげた]
(94) 2011/03/20(Sun) 12時半頃
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イアンは、マイコフ11師団長の声色に少し苦笑をこぼす。
2011/03/20(Sun) 12時半頃
飾り職 ミッシェルがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(飾り職 ミッシェルは村を出ました)
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>>94
[イアンの敬礼には、にやにやしつつ敬礼を返す。隣にナユタがいるなら、彼がワットの後釜だと紹介するだろう。]
で、イアン、ちょっと頼みがあるんだがな。
[呼びかけたのは姓だけど、その後はファーストネーム呼びに変わる。 そして、口に咥えた煙草をコレコレと指差した。 きっと、これまでも何度も見た仕草かもしれない。
おそらくは、前回、前線に支援物資を運んだ時も見せたかもしれない。]
(95) 2011/03/20(Sun) 12時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 12時半頃
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[ナユタの紹介を受ければ、 イアンは師団長には若く見える青年に それを気にするでもなく自己紹介をする。]
……私のこれは、制度は良くない、のですが。
[はじめてあった時から……師団長になる前から 前線に支給物資を運びに着たマイコフに 人間ライター扱いは受けてはおり そのたびに同じことを口にする。
初めは、言葉どおり口髭を焦がしたこともあったが]
…………失礼。
[今は苦笑しながら右の手袋をはずす。 手の内は焼け爛れて乾く間もない。 けれどイアンは気にするでもなく指を鳴らす。 指先についた火を煙草の先に近づけた。]
(96) 2011/03/20(Sun) 12時半頃
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― 広場 ― すう、と。 黒い影が、広場を横切る。
(97) 2011/03/20(Sun) 12時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 12時半頃
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― 広場:上空 ― 両肩から生えた鋼鉄の翼が、風を切る。 空泳ぐ艇のように、宙に浮かぶ『それ』は、 ゆっくりと、東から西へと“飛んで”ゆく。 これが、彼の『散歩』。 嗚呼、帝都ではいつものこと。
(98) 2011/03/20(Sun) 12時半頃
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>>96
や、すまんな。 しかし、色も形も、こりゃ極上だね。うまくなったじゃないか。
[イアンの手袋の中身はもう知れたもので、それに驚くことはなく、目の前、指先に立つ炎に煙草の先を近づけた、そして、じり…と点いた先、煙の出ない完全な炎から煙を拝借する。]
ん、いやいや、いてくれてよかったよ。 君はいつも具合がいい。
[そんな言葉を吐きながら、上機嫌で煙草をふかし始める。]
(99) 2011/03/20(Sun) 13時頃
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ディーンは、上空を過ぎる影を一瞥したが、いつものこと、とばかりにさして気に留めなかった。
2011/03/20(Sun) 13時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 13時頃
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[マイコフの賛辞に、目を軽く伏せ緩く首を振る。 鼻に火のついた煙草の匂い。その煙が届く。 煙がある間、この匂いに撹乱されて 他の匂いには気づけないだろう。]
[続く言葉に淡く笑みながら、上がる紫煙を目で追う。 けれど、マイコフがここにあるのに 風を切る音がする。空に影が過ぎる。 緩く警戒のレベルを上げ手袋を身につける動作を止めたまま イアンは紫煙から更に上を見た。]
(100) 2011/03/20(Sun) 13時頃
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―宮廷 廊下―
[窓の外につと視線を走らせ、翼の主>>98を見止めた。 公開演習の行われている広場でも、 幾らかの観客がそれを見上げているようだ]
(101) 2011/03/20(Sun) 13時半頃
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|
[その後アナウンスが入り、先程の倍の人数が城内に現れる。 同じように淡々と処置し。]
もういいかな? 実行委員の皆様方のご期待に添えたかはわからんが、 第二皇子への報告もせねばならん。 私は退場させていただくが、かまわんな?
[アナウンス席の方を見て、そう告げる。 許可が出ると、城内へと消えた]
(102) 2011/03/20(Sun) 13時半頃
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―城内廊下― [最初に執務室に行ったが、不在だった。 副官の描きあげた報告書を持って第二皇子を探していると、廊下でばったりと遭遇した。]
ご指示のあった件についてご報告を持ってまいりました。
[祝祭で城内は人気もまばら。この場でかまわないというので、報告を始める。]
……以上の調査結果から、前線地域へ投入する兵に予め投与するワクチンはリスト掲載の8種類が妥当かと。 準備期間は可能なものは同時接種を想定しおおよそ60日必要と見込まれます。
(103) 2011/03/20(Sun) 13時半頃
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―広場―
[見物人のざわめきに視線を向ける。 獣の姿の濃い姿、それが自身と同じ立場に身を置く者>>77であると知れても、その表情は別段変わる事は無く、ただ一瞥するのみ。
広場を見渡せば、模擬戦を眺める第4師団長>>71、隅の方ではひっそりと的を射る第12師団長の姿>>85。 救護班の居る箇所には、第7師団長もいたのだろうか。
ふと、光が遮られて上空を見上げる。]
第9師団の。
[ぽつり呟くが、そこには何の感慨も籠らない。 再び広場に視線を戻す。そこにも既知の姿を見かけ。
今度はただ一瞥するのではなく、其方に近づこうと足を向けた。]
(104) 2011/03/20(Sun) 13時半頃
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お久しぶりです、ハミルトン師団長。 如何ですか、帝都の様子は。
[士官学校時代の先輩。艦で一年の大半を過ごす自分と違って帝都に居る彼に、畏まった様子で声をかける。 模擬戦へ参加を?とは、一通りの挨拶が済んだ後に問いかけた。]
(105) 2011/03/20(Sun) 13時半頃
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>>100
[イアンには彼が15師団長になる前から、こういうことを頼んでいるわけだが、静かな面持ちで嫌な顔はしない。 こういった部分、実は何かを隠しているのか、それともそれほどに世慣れしたのかはわからないが、己よりよほどデキた人間だとは思っていた。]
ん?何だ? ああ、トリ人間か。
[宙を横切る影にやれやれといった声。 まさに人間離れした男の姿に複雑そうな顔をした。]
(106) 2011/03/20(Sun) 13時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 13時半頃
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―城内廊下ー [書類を脇に抱えて歩いてくる、どこか浮世離れした外見の女に気付く。]
第7師団長ゲイル・M・ガーランドか。 模擬試合御苦労。衛生兵といえど前線にあれば一人の兵。鍛錬は怠ってないようだな。。 あの件か。構わん、今聞く。
[師団長の顔と名前は全て一致するようだ。 矢張り広場を眺めたまま、報告を聞き終える]
今はそれでも良い。 だが、先の大戦のような折りにはそんなに時間をとることはできん。 期間を半分にしろ。
(@28) 2011/03/20(Sun) 13時半頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 13時半頃
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[マイコフが何を思っているかを知る術はないまま 静かに上空を横切る影を見送る。 マイコフの声。彼は、それ、が何かを知っている様子だし 声色、雰囲気、周囲の状況から、それ、は 敵ではないと判断し、警戒を緩め 止めていた動作を再開させて手袋を身につける。]
…………かの人は?
[鳥人間……獣人なのだろうか? マイコフの言葉に、視線を複雑な表情を浮かべる 彼に戻し緩く首を傾げ短く問うた。]
(107) 2011/03/20(Sun) 13時半頃
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[長すぎる、短くしろ。と告げる長髪の皇子にも淡々とした表情を崩すことなく見返す。]
完全な免疫を保障する為に必要な日数の試算です。 平均値のみを勘案するならばもう少し短縮されますが…ワクチンの改良と治験の双方からアプローチを試みましょう。
[粛々と常の業務の指示をこなすこの皇子は、父親の死に際して何を思うのだろうか。 己の能力では、多少の延命は可能でも皇帝の病を治すことはできなかった。 自然の摂理、天寿に抗うことはできないのかもしれない。 皇帝の容体は、副官たるティモシーが主治医である以上、よく知っていた。]
…皇子、皇帝陛下にはもうお会いになられましたか
[普段なら業務以上の会話などしないが、不意に問うた。]
(108) 2011/03/20(Sun) 13時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 13時半頃
ディーンは、涼やかな気配に目を向ける。
2011/03/20(Sun) 14時頃
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―少し前 茶話室―
[イワノフも励まし>>69や第一皇子の釘刺し>>@26に、マフラーで半分表情を隠しながらも、思案げに眉根は寄り。]
――…人材不足で適任は、私、しかいなくて。
自信……。 ボ、私は帝国からの命令を遂行するだけです。 帝国の地を踏ませるわけにはいかない。 その為、最適な用途に使われるべき、だと……。
[歩み寄ってくるイワノフの姿に言葉を切る。 蒼灰の目は肩を叩こうとして止められた手と、許可を伺う表情をじ、と見つめ。 鋼鉄マフラーの先端をふわ、と浮かせると肩のアンジェラがそちらへと舞い移る。]
(109) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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>>107
ああ、アレか。 見たまんまだ。羽根が生えてる人間だよ。いや、機械か? 第9師団つったら聴いたことあるだろ。アレだ。
[そしてやっぱり複雑そうだった。 いや、空を飛ぶ仲間と見ればいいのだろうが、 実戦向きの用具とはいいがたい。 ただ、開発してるのはそれだけではない。いろんな砲弾、特殊武器、それを考えると『必要』な人間とはわかっているが、どうも、合わない感じがするのだ。]
(110) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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………。 人や機器類の多い場所は、あまり……。
[パリと空気に静電気が孕むのを感じながら、叩かれた肩に触れる。 自らの意思では押さえきらぬ能力が人や帝国に害及ぼさぬよう、細心の注意を払う帝都では気が休まる時はない。]
それでは……殿下、失礼、します。 他にも、会わなければならない、ので。 じゃがいもはなるべく大きいのを後で、送ります。
イワノフ殿、右も左も分からないから。 案内して貰えると、助かります。
[イワノフ>>72の案内の申し出を受け、茶話室を後にする。 言葉通りの理由が半分、第一皇子と残っていても気詰まりだという思いが半分だった。]
(111) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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―広場― [近づく気配に、声はぽつりと零すように]
……慣れというのは恐ろしいな。 本来、あるべき警戒心を鈍らせる。
[上空の影は帝都の民にとっても、見慣れたものらしく反応はさして大きくない。前線帰りの兵であれば、あるいは見慣れぬ光景であったかもしれない。もっとも目を向けた先、前線帰りの者はさしたる感慨もなさそうであったが]
見てのとおり、帝都の民の平穏に変わりはない。
ああ…ミューズよりの帰還、ご苦労。グレイシア師団長。 健勝なようで何よりだ。
[士官学校の後輩ではあったが、同じく師団長という任にある彼への態度は同僚へ向けるもの。学生時代ほど砕けた(といっても、あくまで現在と比較して、だが)接し方にはならない。 わずかに目元は和らいだが、それは男を知る者にしかわからないようなものだろう]
(112) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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……ああ、第9師団の…… 機械……オートマタなのですか?
[泥沼化した前線ではあまり見ない精密機械。 当然か。しっかりしたメンテナンスを行える場も 時間も、道具も揃うとは限らない。のだから。 故に関わりも薄く……声を返しながらも その鳥人間機械……?が、 その師団長だとも知らぬまま。 敵ではなく、味方だと判れば、 それ以上何か感慨が沸くでもなく。 ただ、機械といいなおすマイコフに もう一つ、短い問いを口にする。]
(113) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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[指示への返答に、ただ頷いて返す。 しかし、続く問いには目を細め]
当然、帰還の挨拶に拝謁はしたがそれがどうかしたか?
ゲイル師団長。センチメンタルな情に浸っている暇があったら己の責務をこなせ。 軍という組織の中で女が認められるには相応の努力が必要なことは、故ガーランドから教わらなかったかな?
それが出来ぬようなら、軍など早々に退き、伴侶を見つけ男児でも産みその能力を持つ男を作るがいい。 その美貌ならば相手には困るまい。
[希有な女の師団長。彼女にあらぬ噂が立ちにくいのは、彼女の祖父も第7師団長であったからであろう。 軍は男性が大多数を占める。自然女性にとってはセクハラまがいの発言も憚られることなどなく。 女性の師団長だからと特別扱いをする様子もなかった]
(@29) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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[もっとも模擬戦への問いかけには、 再び表情は鉄面皮に戻ったのだが]
命令であれば従う所存ではあるが、 ……大した見世物にはならんだろう。
[腰に佩いた軍刀の一鞘、派手な能力があるわけではない。 己の獲物は昔から変わらずそれだけだ。
広場の隅では12師団の演習が聴衆を沸かせている。 火薬の匂いにわずか眉間に皺を寄せた]
(114) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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>>113
あ、いや、人形じゃねぇな。 機械だけどそうじゃねぇ。
まだ、人だ。
[イアンの問いにはそう答える。 だが、なんせ喋らない相手だ。顔を合わせても、何を考えているかあんまりわからない。 ただ、傍にたまについている金髪娘がいる時は、その娘と言葉交わしたことはあるが…。]
まぁ、今回の召集でアレも呼ばれているだろう。といっても、主にここにいるけどな。 帝都の連中にとっちゃ、あの『散歩』は風物詩みたいなもんだ。
[そして、隣にいるだろうナユタにもそういうこったと振り返った。]
(115) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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そうですか、お会いになられましたか…出過ぎたことをお伺いしました。お許しを。 お褒めに与り光栄。ですが、あいにく未だ所帯を持つつもりはありません。 激務故に、出会いもございませんから。
[矢張り淡々とした表情のままそう返し、報告を終えると、踵を返して後にする。]
全く、無茶を言うお方だ…
[色々な意味で。 報告書を控えていた副官に渡し、指示を出すと、その場を離れた。]
(116) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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[行く手に二人分の人影が見えた。 紫紺の長い髪と面差しの鋭さを持つ男性と、 森人に特有のどこか神秘的な雰囲気を残した女性。 立ち止まり、深く頭を下げた]
ヴェスパタイン殿下、ガーランド師団長……
[ゲイルは丁度その場を離れる所のようで。 聞こえた言葉>>@29には、礼の下で見えぬだろうが、 ほんの少し、眉を寄せた。]
(117) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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まだ、人…………――
[マイコフが口にした言葉を繰り返す。 彼が続けて言うには、それ、が空を横切るのは 帝都では風物詩、にまでなっている、ようだ。
それ、も、召集されたという。 では、見世物の一つでもあるのだろう。 第13師団長と、彼に説明するため 振り返るマイコフを見ながら、そう判断しながら 左にもつ槍底で、緩く地をついた。]
(118) 2011/03/20(Sun) 14時頃
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空舞うその表情は、まさに真剣。 黒の眸は、じっと前方を見つめ。 ――その実、何も眼に入ってはいない。 『散歩』とは、思考を廻らせる為の行為である。 即ちこれが、『考え中』を表す状態であることはこの帝都ではもはや常識であり、気に留める者も居ないだろう。 キリシマの頭の中では、無数のピースが錯綜し、 しかし確実に、一つの『解』が導き出されようと、 そう、今まさに、形を成して浮かび上がろうとしていた。 そして、
(119) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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ゴガンッ 城壁に派手に激突して墜落するのも、 嗚呼、いつものこと。 墜ちるさなか、キリシマは辿り着いた『解』に満足そうに頷いた。 そうだ、今晩はビーフシチューにしよう。
(120) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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[立ち去る間際、>>117の姿を見つけて一度立ち止まる]
第14師団の…テオドール殿だったか。 無事帰還されたようで何よりだ。 ああ、殿下へのご挨拶の邪魔をしていしまったな。では、また後ほどお会いしましょう。
[そして再び歩きだし、通り過ぎた]
(121) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 14時半頃
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―広場―
[第二皇子の居所は分からぬまま、イワノフに案内>>91され 演習が行われ賑わう広場。 無数の金属の気配に制御装置の様子を確かめるように触れると、アンジェラが主を気遣い擦り寄ってくる。]
…ボクは止めておいた方がいいかもしれない。 こう金属が多いと被害の方が大きい。 [皇子の前に居た時よりも、緊張を解いて演習へと思うところを述べる。 戦力を祭典へ割く余裕はないと部下達は皆置いてきた。]
どうかしましたか?
[イワノフ>>92の表情が急にしょぼしょぼとしてくる。 煙草を吸わぬ故に理由が察せられない。]
(122) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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[木陰に居た男にイワノフが話しかけるのを一歩後ろより眺める。 バーンフィールド師団長。 その呼びかけ方で他の師団長である事は察せられた。]
第13師団長、ナユタ=M=エンライ、です。 お見知りおきを。
[紹介があると敬礼し、短くそう名乗り。 イアンのその手袋の下の火傷には特に驚く事も心動かされる事もなく、イワノフの煙草に火をつけるのを黙って見つめる。]
(123) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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イアンは、鳥人間機械が激突する音に、耳が動く。
2011/03/20(Sun) 14時半頃
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[ふと、上空を横切る影>>97。 ぴぃーと高い鳴き声を上げて、肩に居たアンジェラが上空へと飛び立っていった。]
鳥……人……機械。 ああ、第9師団の。 ボクはあまり近寄らない方がよさそうだ。
[判断基準は自らの存在が害になるか有用かの二つ。 イワノフの説明に、今回は害になるだろうと判断して、大きな鳥の翼持つ人の影と小さな鳥の影を見上げ、独りごちる。]
……飛べるのは、少し羨ましい。
[ちょっかいを掛けられない限り、訓練された鷹が害を及ぼす事はないだろう。 いざとなれば呼び返そうと様子を見ていると、鳥の翼持つ"人間">>120は城壁にぶつかり墜落していった。]
(124) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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ナユタは、落ちましたね、と少しだけ驚き数度瞬く。
2011/03/20(Sun) 14時半頃
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キシィ、と鋼鉄の翼が折り畳まれ、背中へと納まる。 『散歩』を止めた黒の眸が、すぐ傍の樹を捉え。 枝へと向けて、手を伸ばす。 にゅう、と。 文字通り、手首から先を、伸ばす。
(125) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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>>117 [ゲイルが立ち去ろうとする時、青年が現れ深く礼をする]
第14師団長テオドール=ブランフェルシー。 遠方からの帰還、御苦労。 顔を上げられるがいい。
先日の報告では、随分な活躍だったと聞いている。
(@30) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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イワノフは、ナユタとイアンに、落ちたな、まぁ、いつものことだ、と煙ぷかり。
2011/03/20(Sun) 14時半頃
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―広場―
警戒に過ぎて、動けなくなるよりは良いのでしょう。 動揺は、判断も鈍らせる。
変わりなく平穏であるなら良かった。 この現状、平穏ですら維持しようとせねば得られぬ物でしょうし。 貴方も、変わりなく居るようで良かったです。 お蔭で、安心して帝都を離れられる。
[>>112返す言葉も表情も、緩む事は無かったけれど。 言は、目の前の彼に対する青年の信頼を現していた。
上空の影など、見慣れたものではないけれど。 各師団の特性や長の顔は、いつ戦線で会うかわからない関係上把握はしていた。 興味があるのは、"それ"がどう役に立つのか。物珍しさ等には気を引かれない。]
(126) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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そうですか。 貴方に稽古をつけて貰えれば、他の師団の兵士達もきっと得るものが多いでしょうに。
[火薬の匂い。模擬戦の話題に、微かに和らいだ空気が、また固くなる様子にも顔色を変えない。ただ、自分よりも僅かに背の高い"同僚"の顔を見上げ。]
……見世物が嫌だと言うのなら、後程個人的に手合せ願えませんか。 僕はまだ、剣で貴方に勝てた試しが無い。
[能力ばかりに頼って、この歳で師団長の任に就けるでも無し。 武術の腕も、幼い頃より磨いては居るのだが。 そこに才を持つものに比べれば、やはりまだまだと言った所であった。]
(127) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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ベネットは、派手な音が鳴る>>120のに、そちらを見上げた。
2011/03/20(Sun) 14時半頃
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[先ほど自己紹介をし、されたエンライ師団長が 無邪気ともとれる”少しうらやましい” と、言う言葉をこぼすのを、イアンは静かに聴く。
軽く驚くエンライ師団長。けれど周囲は 慣れた様子を見せる。 どうやら、落ちるところまで、風物詩、のようだ。
……まさか、夕餉の思案のため 散歩し落下しているとは知らぬまま。 空から木へ落ちる黒い染みを無言で目で追った]
(128) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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イアンは、マイコフがいつものことと口にすれば、そうですか……と、短く返す
2011/03/20(Sun) 14時半頃
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枝を掴んだ手にぶら下がるようにして、地面に降りる。 巻尺よろしく、開いた手を巻き取ると。 翼の音に、顔を上げた。 自身のそれとは違う、“本物”の翼>>124。 緩く首を傾いでから、鷹へと向け手を差し出してみる。 停まるだろうか、などと少しの期待を寄せながら。
(129) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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……故障でしょうか。
[それが何時もの光景である事など、長らく帝都を開けていれば知らぬ事。 ましてや、考え事をしている事も、その内容も解も知らない。 一度ディーンの方を見る。顔色は変わらない。 けれど直ぐに足を向けない事で、ほんの僅かの動揺がある事は既知の者であれば知れるのかもしれない。
そうして僅かの間を置いて。 ざわめく見物人を掻き分けるようにして、翼を畳む者>>125の元へと近付いて行った。]
(130) 2011/03/20(Sun) 14時半頃
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ゲイルは、中庭の前の廊下に差し掛かった頃、機械鳥人間が落下してくるのを淡々と眺めた
2011/03/20(Sun) 14時半頃
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まぁ、様子は見に行かぬとも大丈夫だろうが。
[思ったより近くに落ちた様子。 だが、ナユタが近寄らないほうがいいといった言葉には、ああ、そうか、と頷いた。]
空か。 君の制御が大丈夫なら、いつでも乗せてやれるがな。
[鳥に憧憬を見ているだろうナユタの言葉にそう告げる。まぁ、その首に巻いたものの重さを知れば、地違う意味で厳しいという判断をするかもしれないが。]
(131) 2011/03/20(Sun) 15時頃
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[第9師団には身体の一部を欠損した患者用に義体の作成を依頼することも多く、その業務の性質上第7師団とは縁深い。 ゲイルもまた、祖父の代からキリシマのことは知っていた。]
相変わらず丈夫なことだ。 ありがたい。
[空を飛んで思案していることなど日常風景。 落下しても全く無傷のその身体に、第9師団の提供する義体の確かさを再確認して、そんな感想を漏らすのだった]
(132) 2011/03/20(Sun) 15時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 15時頃
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[墜落現場に人影が見え始める。 それを遠めに見ながら、 聞くともなしにマイコフとエンライの言葉を聴く。 ……何か原因があり、エンライはマダムグロリアに 乗ることはできないようだ。 木の硬い感触を背に感じながら、 これ以上広場に人が増えるようならば 中庭も安寧の場所にはならないだろうと 宮廷で人の少ない場所を思い出し始めていた。]
(133) 2011/03/20(Sun) 15時頃
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大丈夫ですか、キリシマ師団長。
[ディーンの説明の言葉を待たずに、近寄ってしまっていた。 この師団長との面識自体は薄い。 巻尺のように伸び縮みする腕を、鳥と戯れるような様子は静かに眺め。]
便利ですね。
[別段手助けも必要無さそうだと判断すれば、手を差し出す事も無く。 感情の乗らない声で、ぽつりと呟いた。
ふ、と視線を感じて湖水色の瞳を向ければ、中庭の方に幾つかの人影が見て取れるだろうか。]
(134) 2011/03/20(Sun) 15時頃
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いつものこと…ですか。
[少々派手な音が下にもかかわらず、騒ぎにならぬ様子を見ると本当に"いつものこと"であるらしい。]
矯正すべきなのでは。 飛べても、すぐに落ちるので意味がない。 リスクは排除するべき。
なので、イワノフ殿の船には乗れません。
[はっきりとした口調で断り、ゆるりと頭を振ると制御装置もふわりとまた揺れる。 制御装置さえあれば制御はほぼ完璧ではあるが、逆を言えば装置が故障すれば簡単に制御を失うと、十二分に弁えていた。]
(135) 2011/03/20(Sun) 15時頃
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自身を『とり』と称する声はよく耳にするが。 それを聞く度、苦笑を浮かべずには居られなかった。 鳴けぬ この身が、 『とり』 とは。 ベネットから声が掛かれば>>134、視線を鷹からそちらへと移し。 二度ほど、頷く。 それから鷹を指さし、首を傾ぐ。 この子はどこから来たのだろうと、不思議に思ったがゆえ、 なのだが、 彼には伝わらなかったか。
(136) 2011/03/20(Sun) 15時頃
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[アンジェラは落ちた、翼を持つものだったその周囲を舞い、近くの枝の上へと止まり。 差し出される手>>129にきょときょとと首を傾げる。
人懐こい鷹は少し警戒しながら、ぴょいとその手に飛び乗った。]
(137) 2011/03/20(Sun) 15時頃
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[エンライ師団長がマイコフの言葉を断る。 聞くともなしにやはり聞きながら、 イアンは木から身を離す。]
…………私はこのあたりで、失礼いたします。
[帝都の礼儀にのっとった仕草で イアンは二人に頭を下げると 特に留め立てがなければ、木陰から一歩 足を進め……ようとしたところで、 広場側の人影がこちらに視線を向けているのに気づく]
[あれは……]
グレイシア第5師団長……
[見かけた姿に敬礼をしながら、その名を呼んだ]
(138) 2011/03/20(Sun) 15時頃
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>>133>>135 [イアンが居心地を悪くしてるとはまだ気づかず、ナユタのはっきりとした断りには、うむ、と返す。]
だが、それだからこそ、君はいいのかもしれないな。
[ワットとナユタについて話したことを思い出す。 もし、彼が自由自在に移動できる存在だったとすれば、それは、人という存在を遥かに超えたものになるだろう。それはイアンも同じではあるのだが、なんせナユタは当人が単機攻撃を己の真価と理解している状態だ。 それはその若さで持つには強すぎる。]
空からは風船なしに落ちればそれで生身な人間はお陀仏だ。 地上があるから飛べるのさ。
[地の性格であるのか、それともワットがそれほどまでに説いたのか、先ほどの第一皇子の前でも見せた信念を見せる言葉に、また肩を叩く。]
それに、君やイアンのような者がいるから、帝都は平穏でいられる。 この賑やかさは君たちの力でこそだ。 陛下もそれはわかっておられるだろう。
[>>138その場を離れるイアンには手を振り、城を向き直る。]
(139) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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―中庭の見える廊下― [視線をめぐらせれば、何人かの人影。]
イワノフおじ様…殿に、イアン殿、それにナユタか。
[研究機関も兼ねている関係で、軍の能力者養成施設へ赴く祖父によくついて行ったため、ナユタのことは此方はよく見知っていた。 イワノフについても、祖父の知り合いだ。自然幼少の頃から知っているから、老けたな、などと思ってしまう。]
お揃いで何か面白いことでもありましたか?
[窓辺に立ち、窓枠に手をかけ、軽く身を乗り出して声をかけた]
(140) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 15時半頃
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――……願わくば、まだ、じいさんには元気であってほしいものだがな。
[そんな言葉を呟くが、今回の召集の意味はわかりかけている。]
とりあえず、腹減ったな…。
[ワットのじゃがいもはうまかったな、本当に、とごちる。]
人ごみが嫌なら、城で何か食うか? 第二皇子に自分も謁見はしておきたい。
[そうナユタを誘うのは、少し、ワットが彼を思ってたことを思い出したからか。]
(141) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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[第二皇子の声>>@30に応じて顔を上げる]
……恐れ入ります。
[師団長の中で最も、異例に近い程若輩の部類に入る事や、 その能力の性質のために、公では常に一歩引いた所がある。
先日は自分も、現地の駐屯軍を追って陣頭に加わった。 昨今の小競り合いの中では大きなもので、 互いに疲弊した戦線は、双方に大きな被害を出している]
殿下、ガーランド師団長ともご壮健のご様子、何よりです。
(142) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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イワノフは、ゲイルの声には、メルルちゃんか、と小さな声で…聴こえたかな?
2011/03/20(Sun) 15時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 15時半頃
ゲイルは、イワノフの小さな声は聞こえなかったが、口の動きで気づき、むっとして睨みつけた
2011/03/20(Sun) 15時半頃
|
[去り際に聞こえたマイコフの言葉に イアンは言葉ないまま緩く首を横に振る。
そうして、グレイシアに敬礼をしたとき さらにその後ろ、廊下がある窓から また一人、姿がこちらに声をかける。]
……メルル=ガーランド第7師団長……
[”メルル”を口にすれば機嫌を損ねる そのことは知ってはいたが、あくまで礼儀を優先し イアンは身を乗り出す姿にも敬礼一つ]
(143) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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気を付けてください。下に人でも居たなら大事です。 仮にも師団長が、民を傷つけたり等したら迷惑極まりないですよ。
……?お仲間ですか?
[思った事を淡々と述べるのは、どこか冷たくも感じられるか。鷹を指差された>>136ものの、その意図は伝わらない。此方も首を傾げながら、相手にとっては恐らく見当外れの返答を返す。 喋れぬ事を知ってはいたが。 危急の用でも無さそうならば、意思の疎通をする方法を探すでもなかった。]
エンライ師団長の連れていた鳥に、似ていますね。
[どこで姿を見かけたのだっただろうか。 そんな事を思い出して述べた後。 向けた先の視線と、かち合った気がした。]
(144) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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|
話をしていれば、丁度。 エンライ師団長に、マイコフ師団長。 それと…。 バーンフィールド師団長。
[第15師団長。自身とは、相反する能力の持ち主。 金の為に軍についたのだ、と言う噂を耳にする。 実際の部隊に居る面々を思えば、それは真実に近いのだろう。]
お久しぶりです。 皆さん揃って、こんな所で悪巧みでもしてるんですか。
[内心等表には出さず、形式的な礼を返した。 冗談のように口にしたが、抑揚の無い口調と表情ではどう受け取られたものだろうか。]
(145) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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[機械人間が城壁を叩き打つ音。聞きなれたその音には、眉を寄せるだけだけれど。 他の団員が驚いて的を外すのを見れば、弓を下ろして手を二、三打つ。]
乱さない。
そもそも、影が見えたろう。予測し、行動しなさい。
[予測できること、であっていいのか悪いのかは、思慮の範囲内ではなかった。戦地ではあれではすまない音が鳴る。それで、狙いを乱していては使えない。]
(146) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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[控えめに型どおりの挨拶をするテオドールに、くつくつと笑みを零す]
そう堅苦しくなることはない。 その前の戦線では共に戦地に立ったのだから。 俺はお前の力を高く買っている。 選ばれて師団長を任されているのだ、堂々としていれば良い。
[年若い皇子にとって、師団長の殆どは年上。 それに、テオドールは前線系で数少ない同年輩か、年下、気を張らずに話せる相手でもあった]
(@31) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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―広場―
らしい、ものだな。
[後輩の口から発せられた前線の指揮官らしい言葉、 防衛側の指揮官に求められる慎重性とは対象的であった、ひとつそれを納得したように頷く]
帝都に平穏があるは前線部隊の労があってこそ。
我が隊はよほどのことがない限り、 前線に立つことはないだろうが…… 貴公らの後顧の憂いを絶つことができるというのなら、何よりだ。
[向けられた言葉は師団ではなく、己個人へのものだとは把握している。しかしそれについて、あえて言葉にして触れることはなく。]
(147) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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>>140
[ゲイルから睨みつけられてるのがわかれば、帽子を目深に被りなおす。]
いや、いつもの風物詩を見ていただけだ。 で、弟殿下はご存知ではないかな。
[そして、こわいこわいと呟いている。]
(148) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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[火薬の匂いに思い出されるものは]
稽古といっても、 他師団では、冷器よりも火器の需要が多くなってきているのではないか。
[第2師団では“伝統的に”火器は軽んじられている。 大戦の英雄であったハワード前師団長は引退して久しい、剣で身を立て英雄と呼ばれたその昔日の栄光が、第2師団の改革の足を引っ張っているのだから頭が痛い。 ――ふと、見上げられた面の真摯な様子に、瞬く]
個人的に、か。それは構わないのだが。 長らく前線に出ていない身だ、そう期待してくれるな。
[使い込まれ鈍色に磨かれた鞘に、そっと手をかける。 衝突音はそれから、いくばくかの後]
(149) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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[わずかの間を置いてそちらに足をむける彼を止めはしない。 己の目で事実を確かめるというのも大事な事だ。
第2師団長が案じていたのは、それが毎度のことであるが故に、 そろそろ城壁の耐久性を確認しておくべきかということで、あった**]
(150) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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ベネットの言葉>>144には、頷いてから。 少し困ったように首を振り。 それから、ふたたび首を傾げ。 ややあって、合点がいったように頷いた。 手の上に乗った鷹の翼を何度か撫でてやってから、空へと放す。 そろそろ戻らなければ、黙っていれば女神のようなのにと専ら評判の般若の火山が大噴火しかねない。 ベネットに、それから彼を呼ぶ男>>138へと軽く頭を下げ、 その場を去ろうと、 したところで、イワノフの姿が目に入ったなら。 気まずそうに視線を逸らすだろう。**
(151) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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>>145
ああ、グレイシア師団長…。 というかマリアンヌは相変わらずかね。ベネット。
[現れたベネットにも敬礼を…。そういえばメルルちゃんには忘れたな、とか思いながら。]
(152) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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イアン=バーンフィールド師団長。 また、機会がありましたら。
[居心地悪げなのは、自らも同様であるので気には掛けず。 去る様子のイアン>>138に、些かぎこちなく失礼にならぬよう頭を下げる。]
…特攻なんて人材の無駄ですから。 敵艦すら落とせるようになるなら、それは帝国にとって"有用"ですが。
はい。帝国の為にもこの力は使われなくては。 それがボク達の役割です。
[イワノフ>>139に答えるその意思に淀みはない。 肩を再び叩かれるのに首を傾け。]
(153) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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食事ですか。 殿下に会いたいですか。 こういう所のは食器が金属なので……。 ………。
[一度張り付くと面倒なのだとか、イワノフ>>141の誘いに考え込むと、窓から顔を出す見覚えのある顔。 暫し沈黙をすると]
メルルお嬢様。
[地雷を全力で踏んだ。]
(154) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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[>>143 敬礼する姿に敬礼を返しながらも、顔を顰めた]
ゲイルかガーランドだけでかまいません、イアン殿。 長ったらしい名前は戦場では不便でしょう?
[少し口の端を上げて笑って。 >>148帽子を目深にかぶり直し何か言う様子のイワノフはやっぱりちろりと睨みつけ]
イワノフ殿、そういつまでも子供扱いされては、団員に示しがつきません。 第二皇子なら、先程向うの廊下でお会いしましたよ。 テオドール師団長がおられました。
[他人がいる時は極力おじ様と呼ぶのは控えるようになったのが、師団長になって変わったこと。 先程までいたあたりに顔を向け、そう伝えた]
(155) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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……はい。
[労い>>@31に、少し緊張を解く様子。
敵軍が潰走し跡地となった戦場で、墓を建てて来た。 敵兵をも。つまり、己が殺した相手をも葬する行為は、 他者から見ればある種滑稽なものに映るのかも知れず。
第二皇子と共に戦列に加わった時もそう、同じだった。
どこかから激突音がしたなら、 皇子に何等の害も為されないように一時視線を走らせた]
(156) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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[向かう人が身につける国章は青。 海岸戦で軍艦を指揮し己と反する能力を持つ師団長。 彼に、周囲に、己の任されている部隊が どう、とらえられているかは、知っている。]
…………そのようなことは。
[グレイシアが冗談で口にした言葉。 例えそれが冗談とはっきりわかる口調でも イアンは、ただ静かに、まじめに そう言葉を返して緩く首を振った。 まるで、燃え盛る気配など欠片もないかのように。]
(157) 2011/03/20(Sun) 15時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 16時頃
イワノフは、ナユタの全力地雷に、びくぅっとして、ゲイルをちらっと見た。
2011/03/20(Sun) 16時頃
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[鳥機械人間……本人はその呼称を聞けば 苦笑するとも知らぬまま……が、頭を下げるのに こちらも緩く頭を下げる。
次いでエンライの言葉にも 振り返り頭を下げた。 ただ、ガーランドの言葉には……]
……戦場、ならば、なおのこと。 メルル=ガーランド師団長
[個を識別するだけでいいなら、それこそ番号でいい。 そうではなく、名前で呼ぶのは、意味が、あるのだ。 だから、ガーランドの言葉にも、曲げない。 ……一度で曲げているならば 既にガーランドと呼んでいることだろう。]
(158) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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毎度のこととはいえ、何もなかったとは限らない。 城内の様子を見てくるから、少し外す。
手を緩めることのないように。
[再開、ともうひとつ手を打ち、自身は観衆に一礼し、広場を歩む。 途中誰かに声をかけられるなら、すぐに足を止めるだろうが。]
(159) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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イアンは、エンライの全力地雷は気にする風もなく
2011/03/20(Sun) 16時頃
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>>154>>155
あ?銀は磁石くっつかないだろ。
[ナユタの食器の心配にはそう答えつつ、ゲイルの答えに、ありがとうさん、と答えようとしているところナユタのモロメルル地雷に、どうなることかと見守っていたり。]
(160) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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[>>154 昔の呼び方其のままに呼ぶナユタに向き直り、眼鏡越し、思いっきり睨みつけた。]
その呼び方はやめろと何度言ったらわかる、ナユタッ…! 私のことはゲイルと呼べ。
[他に聞かれてると思うとなおさら堪らない。 報告書についていたクリップを外すと、ナユタに向かって軽く放る
当然、それはくっつくわけで]
いい加減にしないと、お前の周りクリップまみれにしてやるからな。
[ピンっともう一つのクリップを弾き投げるとそう言った]
(161) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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―微回想:広場―
需要はありますが、火器では弾切れ等も考えられるもの。 冷器を軽んじれば、有事の際に使えない人材へと成り下がります。 [水上戦では、大砲等の火器使用が主ではあるが。 師団長である自身の考えで、どちらも軽んずるものではないと言うのは第5師団共通の考え。
それは、前第5師団長である父、ウェーズリーの代からの教えであった。]
……それならば、僕にも勝機はありそうですね。
[謙遜のような言葉に、笑みも零さず述べるのが青年流の軽口の部類。そうして、響く衝突音へと足を向けたのだった。*]
(162) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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……。 グレイシア閣……師団長。
[地雷を踏んだなど気にもせず、新たに見えた姿>>145に敬礼をする。]
悪巧み。 帝国に害与える害虫が此処にいるとは。 あまり思え、ませんが。
[冗談のようなそうでないような言葉に大真面目に返答すると。 墜落した元鳥人間>>151の元より、アンジェラが飛んで肩へと戻ってきた。]
(163) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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イアンは、エンライにくっつくクリップには、振り返り少し目を丸くした。
2011/03/20(Sun) 16時頃
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[>>158曲げぬイアンに苦々しげな溜息ひとつ]
…律義な方だ。 そこが貴殿の良い所だと聞き及んではおりますが…
[聞き入れて貰えない申し出に、軽く頭を抱える。 呼ばれる度に似合わぬ響きの名前は恥ずかしくてしょうがないのだが、理解できぬ様子の彼にどう説いたものか。]
時には柔軟に判断をしてもらえると嬉しいです…
[若干情けない声だった]
(164) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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ゲイルは、イワノフに食事にいくのならついていく、と言った**
2011/03/20(Sun) 16時頃
助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 16時頃
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食器は銀ですか。 それなら……。
[心配事がひとつ減ったと、言いかけた所で。 ひとつめのクリップが頭にくっついた。]
………ゲイルお嬢様。 この場でこれ取るの、気を遣うのだけど。
[訂正されたとおり、メルルの部分だけをゲイルに変更すると、少しばかり困った顔をする。 そこにふたつめのクリップ。今度は額にくっつく。]
(165) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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―中庭―
余り真面目な口調で返されると、余計に勘ぐってしまいますよ。
[>>157静かに返される口調に返すのは、淡々とした言葉。 冗談なのか本気なのか、やはりわからないだろう口調で。]
単なる冗談です。 ……害虫等。居ないで欲しい所に沸くものだと思いますけれどね。
[>>163こちらも真面目に返されたのに、も、同じような口調で。]
暇があるのなら、模擬戦にでも参加されたらどうですか。 師団長クラスの強さを見せて民を安心させるのも、師団長の勤めだと思いますが。 [模擬戦を控えるように、と通達されている者も居る事は承知の上で口にする。 そう言う己も、まだ模擬戦には直接参加していなかったのだが。]
(166) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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ベネットは、クリップが乱舞するのは、ただ目で追うだけ。
2011/03/20(Sun) 16時頃
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[柔軟な対応をと、覇気薄き声で言われても イアンはただ緩く首を振る。
名前。個の尊厳を呼び起こすもの。 個の日常を呼び起こすもの。 個の感情を呼び起こすもの。
だから、イアンは礼儀に沿った中で一番長い呼称 ……判る限りのミドルとファミリーネームで呼ぶ。 戦場で呼び覚ませるように。 咄嗟の時にもその言葉が紡げるように。]
[ただ、覇気の薄くなった声には 申し訳なさげな表情を鳶色に浮かべはした、が。 ただ、その名にまつわる感情が豊富にも見え すぐに鳶色は細まった。]
(167) 2011/03/20(Sun) 16時頃
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イワノフは、クリップ攻撃可愛いなぁ、メルルちゃん、とか心で思いつつ・・・。
2011/03/20(Sun) 16時半頃
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[クリップは見事にエンライに張り付いていく。 ちょうど、磁石に吸い寄せられたそれに似てる。 その様子と、マイコフとエンライの会話を思い出し 槍底で軽く地面を一度ついた。
グレイシア>>166の返しには ただ、無言で緩く首を横に振りながら。 けれど、”害虫”と、言う言葉でやり取りする エンライとグレイシアに目線を向けた。が。]
……私は模擬戦は………… 魅せるものではありません。 お怪我をさせるわけにも…………
[と、控えるべき己に、 自虐から否の言葉を口にした。]
(168) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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師団長が帝国に害を及ぼしかねない事をするのは、あまり褒められた事ではないかと。
[嘆息すると、肩のアンジェラを再び空へ放つ。
ジジ…、ほんの少しだけ能力の出力を上げる。 超重量のマフラーが風を受けたかのように浮力を増し、近場にある全ての金属もカタカタと影響を受け動く。 クリップもまたゆるゆると張り付いた肌から浮き上がる。]
通信障害が起きていなければいいけど。
[能力出力を再び抑えながら浮いたクリップから距離を取れば、力の範囲外へと逃れそれはぽとりぽとりと地面に落ちた。]
(169) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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―広場・模擬演習場―
[見ようによっては、獣人の身のこなしは確かに舞っているようにもとられただろう]
…ありゃ、痛そうな。
[―城壁の石と金属が衝突する激しい音。>>120 僅かに耳を動かして感想を述べる。それが帝都の風物詩となっていると知れば何を思うか。
目の前であからさまに注意を逸らされて、対戦中の剣士の呼吸が乱れた]
(170) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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ええ、元気ですよ。 マダム・グロリアには暫くお会いできず寂しがっているようです。必要とあれば、いつでも庭に遊びに来てほしい、と此方の艦長も述べていました。
[>>152自身の乗る艦について問われ、返す。 艦の操縦は、別の長けた者に任せている故そこまで愛着があるではないが。 必要とあれば、飛空艇も降りられる程度の大きさを持つ船。 幾度か戦時を共にした事もあったろうか。]
ガーランド師団長も、ご健勝なようで。
[ゲイルにも形式的な礼を一つ。……下らない。 呼び名について拘る様子には、ぽつりと小さく零した。]
第二皇子もいらっしゃったのですか。 第一皇子にも、まだお目通りが叶ってませんし。 お会いしてきます。
[最後に一礼だけを落とす。幼い頃より仕込まれたそれは、ごく自然に。 食器だのご飯だのの話がまだ残るようなその場を離れ、城内へと足を向けた。]
(171) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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[敵味方問わず埋葬する青年を咎めることはなかった。 敵であれ味方であれ、戦士には敬意を払って然るべきと考える。]
若さゆえの気苦労も多かろうが… 今日位は体を休めるといい。 こう騒がしくては落ち着かんかもしれないがな
[再び広場に視線を一度なげ、テオドールに告げた**]
(@32) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 16時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 16時半頃
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[―裂帛の気合。石床を蹴る靴音。 薙ぎ払われる剣気を、高い跳躍で避ける。 ―風を斬る音]
…ム、これはうっかり。
[唖然と見上げる剣士に真顔で首を傾げる。 下肢の力で跳び上がっただけなので、重力に従い体は落下を始めた。 白兵戦で、跳躍は大きな隙を作る行為でしかない。 慣れた森での戦いならばいざ知らず――判断能力が鈍っているだろうかと独り言ちながら、見る間に迫る地面へ向け片手を翳した。 落下地点めがけて繰り出される、剣の根を狙い]
――疾ッ
[―剣に、ぶつけた音波が共鳴する。 武器の金属内で振動は飽和し、硝子が割れるような乾いた音を立てて、砕けた]
(172) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
|
イアンは、槍の金属部分……刃先に力を感じ握りなおした。
2011/03/20(Sun) 16時半頃
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[剣を破壊した音の響きは、観客の耳にも衝撃として届いたか。 どよめきの種類が多少変わるらしいことを聞き取り、]
失敬。
[柔らかく着地する。 たたらを踏む相手に真顔で言葉を投げて。 着地の勢いを前方に傾け、踏み込む。 ―折れた剣が地面に散る音。 回転しながら脚を振り上げる。 ―息を呑む音。 足の甲が剣士の顎を側方から打ち抜く――
寸前で止まった]
(173) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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|
このようなわけなので。 害虫退治には向いても。 ボクは模擬戦はあまり向いていないかと。
[能力発動を最小限にして鋼鉄のマフラー――自分専用武器"鋼鉄の腕"で殴っても一般兵が即死しかねないだろうとも内心では思い。 冗談とも本気とも取れぬ言葉を繰り返すベネット>>166にやはり真面目に返し。]
食事に行くなら、ボクもご一緒します。
[舞い戻ってきたアンジェラの翼を撫で。 イワノフとゲイルをじ、と見つめ、動きを*待った。*]
(174) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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……差し出がましい事とは思いますが、ヴェスパタイン殿下、 ガーランド師団長が女性であるが故に、 男性に及ばぬ所があるとは、自分は思いません。
[それは先程の言葉>>@29について。
異能の中にはごく稀に、その強さの性差が見受けられる。 第14師団に不可欠な浄化能力を持つ己の従士もまた、 女性であるように。
特にゲイルを始めとする第7師団の働きは、 前線、中央いずれにおいても兵を強固に支えている、 その実感があった為に、つい口を挟んでしまう]
はい。ありがとうございます。
[気遣いには感謝を返して。 そして第一皇子への挨拶が未だであった為、 呼び止めがなければ礼を取り、場を辞して廊下を進んだ]
(175) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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模擬戦など、魅せるものではありません。 戦いは、演武では無いですし。
…そう簡単に、貴方に怪我をさせられるようなら。 それは、そこまでの能力でしかなかったと言う事なのでしょう。
[>>168謙遜よりも自虐の響きが強い言葉に、足を止めて微かに目を細めた。 カチリ、と腰の剣が鳴り、ナユタが力を使う様子を見る>>169]
例えば、強い力でも。 制御できないようであれば、それは単なる害悪です。 出すべき所で出し、出さぬべき所では抑えられなければ。 同程度の能力を持つ相手とやりあえる模擬戦は、その練習をする格好の場だと思うのです。
一般兵を相手にせずとも。師団長同士でやりあえば良い。 相手が欲しければ、いつでもお相手致しますよ。 水の無い場所では、僕の力も半減しますけれどね。
[そう言い捨てて、食事の話の出たその場から、くるりと背を向けた。]
(176) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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イアンは、グレイシアがガーランドにこぼす言葉は拾いながらも口にすることはない。
2011/03/20(Sun) 16時半頃
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[獣人の蹴りで人の首が飛ぶ様子、は流石に見世物にはならないだろう]
「そこまでッ」
[止める声に身を引き、地に膝をついた剣士に敬礼する。 周囲の喚声に篭められた色には頓着せず、]
手合わせに感謝する。
[他の師団の兵であろう対戦相手に声をかけ、一つ尾を振って。 義務は済ませたとばかり。礼を為すとその場を離れれば、人垣が割れて道が出来た]
(177) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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[>>176に一つ目を瞬きさせる。 細まる相手の目とは逆にイアンの鳶色は丸くなった。
……言葉の少ないイアンは「怪我をさせる」のは このハレの日に帝都の宮廷に来ることができる人々 それを指しているつもりだった……のだが。]
…………
[誤解を解けるような言葉を持たない。 相手ではなく、環境の問題なのだけれど…… だから、些か困った表情をしたまま 耳は鍔鳴りだろうか?を拾う。
エンライに対する言葉も聞きながら、 場内に向かう姿を呼び止めることもなく。 食事云々お話をする面々を残し イアンもその場をやっと辞した。]
(178) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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[というわけで、何だか物理的にも雰囲気的にもびりびりした空気を濁すように、また煙を吐く。]
――…まぁ、とにかく飯にしようか。
[剣呑とした声に聴こえただろう。 だが、師団長同士、この陛下危篤時に小競り合いしている場合ではない。 そして、去り行くイアンやベネットにはじゃあな、といいつつ、少し遠くで目を逸らしたトリ人間は一瞥。]
行くぞ。
[ナユタには声をかけ、ゲイルも呼び寄せ、城内に消えていく。 第二皇子への謁見は食事の後にでも行くかと呟いて、それなりの食事を給仕に頼みながら。**]
(179) 2011/03/20(Sun) 16時半頃
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イアンは、タバコの煙から開放された鼻と、耳を駆使して人の気配がない場所を探し始めた。
2011/03/20(Sun) 16時半頃
イワノフは、ベネットにはマダムはそのうち遊びに行くよ、と言っておいた。**
2011/03/20(Sun) 16時半頃
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おや、ハッセ第12師団長殿。
[広場を歩むヨーランダ>>159に、にこりともせずに陽気な声をかけた。 諜報や、奇襲のための情報収集が必須な団でありながら、第6師団は物見の能力が総じて低い。 監視兵、狙撃手として団員を借り受ける機会が度々ある関係で、両師団には師団長レベルから末端まで交流が多かった]
ハッセ師団長殿にもお土産を持参したのですが、如何ですか? 龍脈の洞窟名物、泥団子。
[足を止めるヨーランダへ言いかけてはて、と首を傾げ]
いや、泥団子とまったく見分けも味の区別もつかない、饅頭でしたかな…
(180) 2011/03/20(Sun) 17時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 17時頃
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―城内への歩道―
[何か声がかかったなら反応はしただろうが、それでもそのまま城内へと向かう。 >>178言葉が誤解であった事に等気付けない。 そも、模擬戦等民の居ない場所でやればよい、とも考えている故に。]
…嗚呼、ハッセ師団長。先の戦いぶりですか。 その節はお世話になりました。
[多少の考え事をしながら歩く途中、見かけた姿>>159。 合うのは、南と協定を結ぶ以前の戦場以来か。
水上と言う戦いの性質上、敵が遠方に居る事も少なくなく。 自隊にも狙撃に通じる隊があるとはいえ、専任には負ける。 狙撃を主とする第12師団とは、戦時を共にする事も多かった。]
(181) 2011/03/20(Sun) 17時頃
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―広場―
……仮に修繕が必要であれば、 計上した費用は第7師団へ請求すべきか。
[城壁に破損がないが確認するよう、師団の工兵に命を下して後、第7師団長の落下地点へと足を向ける。 ベネットは既に宮廷へと足を向けた後だったが。 前線より帰還したのだろう幾人かの“同輩”の姿が見える]
――……、
[かつての従卒時代を知られている空挺師団長の姿もあった。 こちらも城内へ向かうようであったが、どの道円卓にて礼を払う機会はあるだろう。所要をひとつ済ませるべく、帝都の賑わいの中心部から足を遠ざける]
(182) 2011/03/20(Sun) 17時頃
|
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ユ・シハ師団長もご一緒でしたか。
[木陰でも遮っていたのか。近付けば、もう一人。 一目で獣人とわかる姿にも声をかける。
別段驚く事も無い。 異人に関して、その身体能力はとても有用である、と言う認識でいる青年だった。]
……泥団子、ですか。
[不穏な名前の土産物を耳にしても、眉を潜めるでもなくそれを一瞥した。]
(183) 2011/03/20(Sun) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 17時頃
イアンは、こつり、こつりと、宮廷内、馬屋へと歩く。
2011/03/20(Sun) 17時頃
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―バシレイア大聖堂・裏手― [朝露は既に乾いていたが、花弁の瑞々しさは失われてはいない。 手にするのは軍正装には不似合いな白い小さな花束。 かつり、長靴が石畳を踏んだ足音が響く。]
……ここは、変わらず静かだな。
[白い花弁が儚く風に散る。
中心部の喧騒から忘れられたような静寂。 めでたき祝祭の日に、このような場所を訪れる者の気配もない。
碑の前に、しばし佇む。 ただ、侵されることのない静寂を見届ける為に]
(184) 2011/03/20(Sun) 17時頃
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― 宮廷内 馬屋 ― [鼻に獣臭が届く。名馬の類は出払っていて、 普段帝都によった時よりも、その臭いは薄かった。 馬屋の主人 バーナバスは 見知った顔に一つ苦笑をこぼす以外 追い返すでも、歓迎するでもなく。]
…………
[適当な馬の傍に近づくと、イアンはその柵に 静かに*腰をかけた*]
(185) 2011/03/20(Sun) 17時頃
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グレイシア第5師団長殿。 ええ、お茶請けに如何ですかな?
[真面目くさった顔で、ベネットへ短い敬礼を向ける]
土産物はついあれを選んでしまいます。 土人饅頭を口に入れた時の顔が、ここ24年で一番陛下に親しみを感じた瞬間だったもので。
[現皇帝の即位から24年が建っている。 それは使い捨ての用として飼われる軍犬と変わらぬ扱いだった獣人が、軍籍を与えられ将兵となり得る道を開かれてからの年月と等しい。
戦場に立っていたのはそれより更に20年ばかり前からだが、永い軍隊生活でも水上戦にはついぞ縁がなかった。
畢竟、第5師団長と関わる場面は宮廷内に限られる]
お近づきの印に? 一生忘れられない味だそうです。
(186) 2011/03/20(Sun) 17時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 17時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 17時頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 17時半頃
ミケは、会話が切り上げられれば、自室へ土産を取りにいく心算**
2011/03/20(Sun) 17時半頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 17時半頃
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それは、陛下もお喜びだったのでしょう。 一生忘れられないと言うなら、一度口にしてみたいものですね、泥饅頭も土人饅頭も。 食に、そんな感動を覚えた事は無いもので。
[対面する師団長の話に、全くそうは思って無さそうな口調で答える。 戦時での関わりは皆無。 水上での戦では、獣人の身体能力が生かしきれないだろう事を考えれば、それは当然の事であったか。
父より、その地位の向上や働きは耳にしながらも、 関わりはそう深く無く。]
毒を仕込むには、もう少し一般的に美味しそうなものの方が良いだろうと思いますが。
[変わらぬ口調で冗談を口にして。 幾らか言葉も交わしただろうか。キリシマの様子が話題に出れば、問題無さそうだと自身の見解を述べ。 会話を切り上げ敬礼を落とせば、元の目的地である城内へと。]
(187) 2011/03/20(Sun) 18時頃
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[訓練する団員達の方へと戻した視線は、果たしてすぐにまた宮廷に向けられる事になった。賑々しい中でもはっきりと、衝撃音が聞こえたために。団員達も一瞬動きを止めかけていた]
……あれは……
[視線の先にあったのは、機械の鳥のような姿――第9師団の師団長であるキリシマが、城壁に衝突したらしく、落下している姿だった。少し心配そうに表情を曇らせる。男をよく知らない民の中には、不愉快を現したのだろうと勘違いした者もいただろう。 問題がなさそうなキリシマの様子を見ると、頷いて]
……ともあれ。 皆さん、集まってきているようですね。
[独りごちる。能力も性格も様々な師団長達の姿を思う。 程無くして再び団員達に訓練の節目を告げた。下がってきた団員と一言二言を交わし]
……そうですね。 次は、私が出ましょう。
(188) 2011/03/20(Sun) 18時頃
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[>>175 テオドールの言葉に、怒るどころか目を細め、笑う]
くくっ…聞いていたのか。 あれは優秀な師団長だ、よくやってくれている。 独り身で、見目麗しく優秀、かつ高い地位にある女といって異論はあるまい?
そういう者が政治の道具にされるのを見るのは、姉上だけでもう十分だ。 姉上のような幸運に恵まれるとも限らん。
[笑みが消える―――自ら進んで顔も知らぬ王子の元に、見知らぬ土地に嫁いだ姉を想い。 結果はどうあれ、護るべきものが護りきれなかった禍根は根深い 尤もゲイル名家の出ではあるが軍人であり、多くの機密を知っているため第一皇女とは違う。 理解していれど、年齢の近い彼女に姉を重ねては、己に苛立ち、故にあたりが厳しくなるのだった]
護ってやれ。 民の、第7師団含め他後方支援を得意とする師団の敵前に立つのが、戦闘を得意とする部隊の役目だ。
[辞するテオドールに一つ頷いて見送った。**]
(@33) 2011/03/20(Sun) 18時頃
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―少し前、そして現在―
[ヴェスパタインと別れる前。>>@33 ゲイル本人に向けた言葉とは裏腹な吐露に耳を傾け、 護ってやれ、との言に確かに頷きを返した]
はい。
[第二皇子と言う地位も、思想も、複雑な立場にあって尚、 その民を思う様への敬意は深い。 表現は些か不器用にも映るが、己も人に言えぬ節があり。 ゲイルに誤解なく伝わっていれば良いと感じた。
別れた後は、第一皇子を訪ねて廊下を歩く。 窓から屋内に差す陽が淡い影を落とす中で一人だけ、 夏の日差しをまともに受けたような黒い影。 やがて、茶話室の扉を開いた]
(189) 2011/03/20(Sun) 19時頃
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―城内:廊下―
[場を辞したテオドールとは、すれ違ったりもしただろうか。 余り死者を悼む様子を見せない為、心まで氷のようだと言われる事もある己。 戦場でのテオドールの行為を見かけた事はあっても、それに余り意味を見出せてはおらず、自然印象も薄かったのだが。]
ヴェスパタイン皇子。 ベネット・グレイシア、戻りました。 お変わりないようで何よりです。
[廊下を進めば、目的の姿。
名を呼び、形式に乗っ取った挨拶を述べる。 年若い皇子にとは言え、王族に対する敬意だけは、 僅かに口調に含ませて。**]
(190) 2011/03/20(Sun) 19時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 19時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 19時頃
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― 城内・食堂 ―
[そこで、ナユタはどんな様子だったろうか。 ゲイルの様子はやはりいつもと同じだろうか。]
――…ともかく、陛下はかんばしくないことは事実のようだ。 そんな真面目な話もしただろう。
そういえば、なんでメルルは嫌なんだ?
[ゲイルにはそう訊く。 気がつけば嫌だいやだというだけで、理由を聞いていなかった。 だが、それが、可愛い名前が云々という理由ならば、それをまた可愛いとは思うのだろう。]
(191) 2011/03/20(Sun) 19時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 19時頃
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[そして、食事が終われば、同時に待ちかねたように部下が二人、入ってくる。]
――…あー
[艇長、今度は逃がしませんよ、とばかりに、さぁ指示を出せと連れ去られるようすを彼らは見るだろう。 一人は副師団長、一人は従卒。 なんだかんだで他の師団とは違い、艇が動けば全部師団がくっついてくる。 おまかせも、ほどほどにしないとと怒られている様子は、ある意味慕われているのかなんなのか、だろうか。]
(192) 2011/03/20(Sun) 19時頃
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[そういえば、従卒あがりの2番の顔をさっきちらりと見た気がする。 そんなに長い間ではなかったが、あれにも結構迷惑はかけただろう。>>182
そいつの額の縦じわは、昔に比べてどうなったのか。ひさびさに後で見に行ってやろうかと思いつつ…。]
あ、いかん、弟殿下に謁見できてねぇな。
[そう漏らすと、やっぱり副長と従卒には小言を言われたか。 まぁまぁ、後でいくわ、とマダムの元へ帰っていく。]
(193) 2011/03/20(Sun) 19時頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 19時半頃
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―帝都・通信室―
――ご苦労さん、異常は?
[カツと床を叩く高い音と共に扉を開き入室を果たした男は、開口一番そう問うた。 その声に、室内にいた者達は背筋を伸ばすや会釈を返すなど反応は様々だが、 しかして特に威厳に溢れる様やら屈強という訳でもなく―― 目立つ違いと言えば、かっちりと留めた詰襟の傍にある、 士官学校卒を示す蒼の紋章に並んで、鈍く光るの鈴蘭の紋章。]
「お疲れ様です、師団長。異常ありませんよ。」
そりゃ僥幸。――悪いな、折角の祝祭日に。
[全くです、と言葉の割に、笑う顔に咎める色は見えない。 帝都内含め、全ての戦線の状況・情報を統括するのが、この第三師団。 いつ前線からの通達が来るか知れぬ、協定が結ばれていようが祝祭だろうが関係ある筈も無く。 尤も、男を含め師団に属する者は漏れなく其れを理解している。 内心はさて、どうか解らぬが。真に不平不満を唱える言葉は聞こえない。]
(194) 2011/03/20(Sun) 19時半頃
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…おー、やってるやってる。
[各所から寄せられた定期連絡を纏めた資料に目を通す傍、 見下ろした窓の外から湧き上がる歓声にちらり視線を向ける。 毎年恒例とも言える模擬戦の決着がまた何処かで着いたらしい―― 仕事に掛かりきりとなる身に、祝祭の雰囲気を味わうには十分だと、微かな笑みが浮かぶ。]
…どこの師団だかな、あれは。
[役目柄、音声でのやりとりも必然多い。声を聞けば判る自信もあるが、 十六に渡る師団全員の顔触れは流石に覚えていない。まして遠目とあっては判断に欠けた。 かく言う第三師団も模擬を行う筈だが、…さて何処だったか。 正直なところ祝祭の詳しくは副官に任せた故に良く把握していない。 …此れが周囲に知れれば目玉物だが、副官の彼ならば 何ら滞り無く済ませてくれるだろう。…さほど心配はしていないが。]
(195) 2011/03/20(Sun) 19時半頃
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―バシレイア大聖堂裏手― [「帝都の民は平穏だ」とグレイシア師団長には告げた。 限定したその言葉に恐らく彼は気づいていただろう。
大戦より20年、帝都住民は概ね平穏を享受し、 僻地にて流される血を知らず、軍事演習に熱狂を送る。 それは支配階級も変わらない、平穏に慣れている。 政治の中枢に近い第2師団の今の在り様は、一つの縮図のようだ]
……変革、か。
[ノルデンが帝政をとり初めて、おおよそ200年。 一つの強い杭たる皇帝と南に位置する仇敵こそが、 人種も言葉も信ずるものも違う人々をひとつの国家として繋ぎとめてきた。
その二つが失われようとしている]
(196) 2011/03/20(Sun) 19時半頃
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[共に帝都に席を置く第3師団、 通信情報を武器とする彼らは現状をどのように分析しているのだろうか。平時、師団長の中では、もっとも顔をあわせることの多い第3師団長の姿を今日はまだ見てはいなかった。
故人のささやかな墓標の前に、花は手向けられる。
そして、大戦で命を落とした英霊の碑に頭を垂れ、 人気のない墓地から折り目正しく踵を返した*]
(197) 2011/03/20(Sun) 19時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 19時半頃
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[開けた空間の中心へ進み出ては、一呼吸し、腰に帯びた剣を抜く。瞳に先程観察までとはまた別種の真剣な色が宿る。体躯に合った、厚く幅も広い大振りな長剣。その剣を構えた男の周囲を、数多くの――先程一人を囲んだ人数の何倍もの団員が取り囲み]
――始めて下さい。
[静かに響く声でそう合図をする、それとほぼ同時に団員達が一斉に男へ攻撃を仕掛け出す。男は人影の合間を縫うように走り、右へ左へ、時に上へ下へと素早く体を動かしてかわす。そしてかなりの重量がある剣を振るい、受け止め、弾く。 どちらも有効に付いた筋肉と鍛錬、経験が為せる業だった。 そんな攻防――綻びのない防御が暫く続いた後、一瞬、「隙」が出来た。他の攻撃に対処する男の斜め後ろからの、とある攻撃。それに男が対処を始めた時には、刃は肌に触れる間近まで迫っていた。間に合わない、と大勢の観衆が思っただろう瞬間]
――は!
[男の掛け声と共に、ふっと。男の体の横に透明がかった虹色をした魔法陣のようなものが現れ、振り下ろされる刃を防いだ。煌く非現物の盾――「防壁」。大小などの形態は様々にそれを出現させるのが、男の持つ特殊能力だった]
(198) 2011/03/20(Sun) 19時半頃
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[男自身とは不釣合いなようなその美しさに、師団長ならではの力に、観衆から歓声が湧く。それを最後に男と周囲の団員達は攻防を止めた。男は剣をしまうと、観衆に礼儀正しく辞儀をしてから]
お疲れ様でした。 良い攻撃でしたよ。
[微笑んで団員達を労い]
私は少し離れます。 その間、任せますね。
[副官に頼むように指示してから、その場を離れ、*歩き出した*]
(199) 2011/03/20(Sun) 19時半頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 19時半頃
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― 酒場 ―
「師団長、俺達ここにいていいのでしょうか?」
[一緒にテーブルを囲んでいた部下に問われてはたと表情を止めた。 それから思案するようにゆっくりと二度三度と眸をまたたかせた。
サウザニア王国との交戦はなくなったが、それですべての争いがおさまったわけではないようで、 近頃動向が不穏であるというある小国を威嚇する為に駐屯していたのを引き上げて来て、 兵舎で荷を解いてすぐにここに来た。
部下の言葉には帰還の報告をすべきではという意味が含まれていることを解するのは易いこと]
(200) 2011/03/20(Sun) 19時半頃
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わかってるよ。 休憩はこれで仕舞いだ。
[グラスの酒を呷って、最後に水を一杯流し込む。 酔うほどは飲んでいないが、息に混ざる匂いは消せないからだ。
そして酒場を出ると部下達には荷解きと片付けの指示をして宮廷の方に足を向けた]
(201) 2011/03/20(Sun) 20時頃
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―広場―
ユ・シハ師団長、グレイシア師団長。
[二人(>>180>>181)に声をかけられたなら、薄くだけ笑みを作って目礼する。]
泥団子、ですか。 それはいい。演習で的を外した団員にでも食べさせましょう。 殿下も喜ぶお味なら、さぞ英気も養えることでしょうて。
[今度はにこり、きれいに笑う。]
(202) 2011/03/20(Sun) 20時頃
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― スカイドッグ ―
[帝都の広場よりそう離れていないところに、マダム・グロリアの停泊するドッグはあった。 艇長が戻ると、やんややんやと師団団員がわらわら沸いてくる。]
お前ら、自由にしろって言われてるんだから、しろや? いつもは勝手に遊びにいくだろうが、んとに…。
[そう愚痴るが、どうやら今回の召集はいつもとは違う雰囲気を擁していることを感じ取っているらしかった。]
はいよ、今、第一皇子には会ってきた。 陛下はまだ崩御はされてない。
ただ、お前らが焦ってもしょうがねぇ。 それとも模擬するか?
[頭掻いてそういうと、副長のボリスが、てーちょーっと情けない声を出した。]
(203) 2011/03/20(Sun) 20時頃
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あーそしたらよ、祭っぽくマダム飛ばすか…。
[すると、少し団員たちがそれそれと盛り上がり始める。 なんだかんだいいながら、空を飛ぶ俺らをみてくれな連中が多いのだ。]
じゃー、お前ら空でフォーメーションね。 煙幕のガスはピンクとブルーでメッセージしてこいや。 俺は地上で点数つけてやらぁ。
[そして、よっしゃーと7機の飛空艇に団員が駆け込んでいく。 ほどなく、7機すべてが順に空にあがっていくだろう。 それは広場の上空で、旋回をはじめ、尾っぽからピンクとブルーのガスを吐き出すだろう。]
(204) 2011/03/20(Sun) 20時半頃
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― 宮廷 馬屋 ― [今いる馬は、祭事に出されなかった馬。 どこか体調を崩していたり、怪我をしていたり。 または子を孕んでいたり。
その中、藁にしゃがんでいる一頭を撫でながら イアンは平時よりぼんやりとすごす。 軍服の上着、その裾、背側、センターベンツから 髪や瞳と同色の短く細い尾が揺れるのが見える。 ……孤児のイアンが自身に獣人の血が流れていると はっきり知っている理由、でもある。]
(205) 2011/03/20(Sun) 20時半頃
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イワノフは、上空に浮かぶハートとか星型とかを見つつ、広場へ足は戻っていく。
2011/03/20(Sun) 20時半頃
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― 広場 ―
[広場に差し掛かって視線を上げれば第11師団の艇が見える。 模擬訓練のものと思われる音と歓声を聞きながら、挨拶に向かうのは師団長の中で最後かもしれんなと思った]
ヤレヤレ、だ。
[開いたままの襟を閉じようと手を伸ばすがまだいいだろうと思い直し、そのまま広場へと差し掛かった]
(206) 2011/03/20(Sun) 20時半頃
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[別に隠してもいないのだが、 おおっぴらにもしていないので 普段大して動かさないそれは、上着に隠れて。
……特に今回の祭事では……周囲の空気、 スティーブン副師団長が口にしていた噂から、 なお気が滅入り、静かに下がりっぱなしだった。]
……………
[皇子は二人。一人は縁があるが……もう一人は遠い。 後のことを考えれば、第一皇子と話しておくべきか? イアンは馬を撫で、愛でて揺れていた尾が そう考えると下がるのを感じていた。]
(207) 2011/03/20(Sun) 20時半頃
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ローレンス=ノルディック皇子が 居られる場所……わかりますか?
[縁のない皇子の名を口にする。 寡黙な馬屋の主人に声をかける。 撫でていた馬が、声に不思議そうに首をかしげた。
寡黙な馬屋の主人は、 言葉で短く宮廷メインを指し示す。 ……唯でさえ気乗りがしないイアンは さらに、帝都の人々で賑わう 宮廷メインへ行かなければいけない事に嘆息一つ 撫でていた馬がさらに首をかしげた]
(208) 2011/03/20(Sun) 20時半頃
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― 広場 ―
あー、あいつらなかなかやるね。
[広場では11師団の飛行ショーに人々が歓声をあげてくれていた。 噴煙による文字描きはもちろん、7機がかっきり並んで飛行するだけでも、見れば綺麗なもんだった。]
祭っぽい祭っぽい
[そして、広場から観客と一緒に見上げてみれば、気づいた何人かからは声をかけられたりもしただろう。 >>206 その際、師団長の軍服を見つけたりもする。さて、向こうはこっちに気がつくだろうか。]
(209) 2011/03/20(Sun) 20時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 20時半頃
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―回想 廊下―
……久しくお目に掛かります、グレイシア師団長。
[ベネットと行き会えば、立ち止まり礼をした。>>190
過去に、死者を葬る己に向けられた無関心を思い出す。 それは階級に釣り合わない歳故に時折経験する、 "墓掘風情"の扱いに似ていた。 それでも、死者の霊を兵として呼び起こした時に受ける、 "化け物遣い"への視線よりは余程ましで。
戦場で死者の声が聞こえる、と言う事の意味は、 そうでない者には理解し難かろうと思うが。 彼が味方の死にすら動じないのは師団長と言う立場の為か、 本当に心が動かないのか、判じかねる所があった]
(210) 2011/03/20(Sun) 20時半頃
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イアンは、軍服についた藁を払いながら柵から立ち上がる
2011/03/20(Sun) 21時頃
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[飛行ショーに沸く観衆の声を耳に入れつつ宮廷へと向かいながら、向こうに覚えのある姿を見る>>202。 これはいよいよ遅刻かと向かう足を早めていたところでふと視線を上げ、見つけた人物に立ち止まった>>209]
おやマイコフ殿。 あちらは盛況のようですなあ。
[軽く挨拶代わりの敬礼をしてから指先で軽く飛行ショーの方を示しながら話しかける]
(211) 2011/03/20(Sun) 21時頃
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― 宮廷 馬屋 → 回廊 ― [馬屋の主人バーナバスに短く礼を告げ イアンは槍を携えながら場を辞す。 馬に気力はもらったものの、 帝都の人がいきかう場に戻るのは気が滅入る。]
…………
[ローレンス皇子を探しながらも、 足は自然、人のいないほうへと進む。 ……理想主義者といわれるかの皇子。 そんな人物がいそうな場所は、 イアンには想像つかなかった。]
(212) 2011/03/20(Sun) 21時頃
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此方こそ。 海上の潮風読みは中々射手とて得手ではないものですから、其方の力なくしてはあれだけの成果はなし得なかったでしょう。
また、共に高めあえることを願います。
[グレイシア師団長の言葉(>>181)に先の海戦のことを思い返し、満足気に頷く。結髪の端からひと房ずつ流した長髪がさらり揺れた。]
(213) 2011/03/20(Sun) 21時頃
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>>211
や、グレイブ君。 いや、部下たちがなんか、地上いるのが嫌っぽくてね。 模擬戦っつっても、こんな街中にパラシュートでおっこってきたらそれこそ大迷惑だからな。 ちょっと遊ばせているのさ。
[軽い敬礼にこちらも軽い敬礼。 そして、近寄れば、おやおやと声をあげた。]
――…昼からだいぶ入ってるようだな。 まだ匂うぞ?
[水一杯ぐらいでは消えてないアルコール臭を指摘する。]
(214) 2011/03/20(Sun) 21時頃
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[自分には互いによく見知りの師団長だが、彼ら同士の面識はそれほど深くはないらしい。泥団子について辛辣な言葉を聞けば面白げにそれを聞く。]
――そういえば、先ほどの衝突事故はまた派手でしたね。 お二方は巻き込まれることもなかったようで、何よりです。
[自己の行く先の目的を思い出したかのように、城壁を見やる。 彼らから見解が聞け、問題なさそうだとの声には行く先を改めるか思案したが、しかし城内の影響は外からではわからなかろうと思い直す。
先にグレイシア師団長より敬礼を受けたなら、同じく敬礼を返し、そして、言葉を継いだ。]
私も参ります。 城内に一切の影響がないとも限りませんので。
[そうして、ユ・シハ師団長にも敬礼を落とし、グレイシア師団長の少し後を追うだろう。]
(215) 2011/03/20(Sun) 21時頃
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イアンは、回廊の柱にもたれてぼんやりとたたずむ。
2011/03/20(Sun) 21時頃
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―現在 茶話室―
[通り掛かった給仕に第一皇子の居所を尋ね、 運良く聞けた話に従って茶話室に入る。 その姿が見えればやはり深く礼を取り、挨拶を述べた。
帝都に立ち寄った際、稀に会うかどうかの相手だが、 穏やかな物腰は常と変わらない様子だろうか]
(216) 2011/03/20(Sun) 21時頃
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[広場は、活気にあふれ。空中では11師団が飛び回る。 彼らは事故を起こさなければよいが、などと考えつつ城内へ足を踏み入れる。 途中、視線を受けたこと(>>211)には気づかなかった。
向かう先は、まずは衝突事故のあった城壁の裏側。]
(217) 2011/03/20(Sun) 21時頃
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模擬戦に出るより能がないうちの部隊と比べたらうらやましい限りですよ。 パラシュート部隊が落下してくる様子も、拝見してみたいものですがなあ。 祭りの為に呼び戻されるのとどちらが迷惑か…おっと。
[イワノフ>>214に思わず本音が出てしまったのを誤魔化さずにやりと笑う。 迷惑ではあるが仕方のないことであるのはわかっているのだから]
ははは。帰還後の休憩をしていただけなんですがね。 匂うようでは報告に向かうのは後回しにしたほうがいいかな。
[匂うぞといわれて自分の匂いを嗅ぐ。 嗅覚がすっかり酒場に狂わされているのかわからないぞと首を傾げた。 もっとも、男のこんな行動はいつものことなのだが]
そういえば、皇帝陛下のお加減がいよいよ良くないと聞いてますが…?
[問いかけは宮廷を見上げながら]
(218) 2011/03/20(Sun) 21時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 21時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 21時半頃
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―城内―
[向かう場所は違うようで、グレイシア師団長とは別れ目的地に一人向かった。
衝突点の裏側は埃が多少舞った程度で、特段大きく変わったところは見受けられず。この城の強度を実感すると同時、何故こんなことで実感しなければならないのか、とも過ぎる。]
いい加減、慣れないものなのですかね。 距離感、配置、航路。
[ぽつりと独りごち、嘆息する。
ともあれ、城内の無事は確認された。 念のため殿下の様子も伺っておくべきか、と踵を返し、城内を歩き出す。]
(219) 2011/03/20(Sun) 21時半頃
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>>218 [思わず本音が漏れる男には苦笑い。 やはり拠点を持ち、そこが重要地であれば、離れることに危惧は持たざるえないだろう。]
まぁ、形式ばった挨拶を無理にしにいく必要がないと思えば、それはそれでいいんじゃないかな。 まだ自分も弟殿下には会っていないし。
[首を傾げる男にはそう告げて…だが、次の問いかけには、眉を微かに寄せた。]
この緊急召集は、祭だけが理由ではないだろうしな。
[肯定を伝える意を漏らす。]
(220) 2011/03/20(Sun) 21時半頃
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>>190 [テオドールとすれ違いに来た己より一回り年上の青年に姿勢を正す。]
長旅御苦労、第5師団長、ベネット・グレイシア。 麗しのマリアンヌ嬢とはこの前の海戦以来か。 水から離れられぬ貴殿の女神にお会いできなくて残念だ。
貴殿も変わりないようで何よりだ。
[形式ばった挨拶に、同じように返し、少しおどけたように言葉をつづけた]
(@34) 2011/03/20(Sun) 21時半頃
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―少し前 広場―
……害悪。
[聞こえたベネット>>176の言葉に蒼灰の眼の細める。 元々表情には乏しく、半分隠れた顔に気を悪くした色は浮かばず。]
その通りですね。 帝国に害なるものなど存在する価値がない。 制御ができても与える"効果"は変わらなくても、制御できるにこした事はない。 よく、わかっている。
――…だから"向かない"と。
[最後は、第一皇子達の前で零した愚痴の続きでもある独り言。 制御の利かぬ能力者故に顔も覚えておらぬ親に捨てられた。 引き取られ育った能力者養成施設でも第一に言い聞かされてきたのは、自らの能力の危険性と立ち居振る舞い。 故に他に影響を与えぬ為に単機で敵陣突入、通信網等の破壊及び無力化という戦法を取ってきたが、師団長ともなればそれももう難しい。]
(221) 2011/03/20(Sun) 21時半頃
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|
―広間― [表通りへと出れば、空挺団の発する騒音に空を仰いだ。 派手に色づいたガスが空に紋様を描いている、さぞ観客は喜んでいることだろう。]
……そろそろ開始か。
[第2師団の演習は儀礼式典の色合いが濃い。 かりに帝都防衛戦が発生した場合、市街戦になることは帝都が落ちたと道義であり、兵が騎乗し戦うことは想定されていない。しかし民衆に披露されるのは騎兵同士の模擬戦であった。
祝砲は皇帝陛下に捧げるものであるから、21発。 発射角度から間隔まで細やかに定められている。 それらすべてが師団独自のの規範に基づき、実行される]
[さすがに甲冑を纏う、とまではいかないが、 馬上の兵達は昔日の騎士を真似、銀の胸甲を纏う。 並ぶ輝きは陽光に反射して、まこときらびやかな光景ではあった]
(222) 2011/03/20(Sun) 21時半頃
|
|
訓練は望むところ、だけど。 此処では迷惑の方が大きいでしょうね。
[影響を与えかねない金属製の武器類、帝都に張り巡らされた通信網。 それらを眺め、淡々と述べ。]
お手合わせの機会がありましたら。
[言い捨てるだけ言い捨て、背を向けるベネット頭を下げ。 イワノフ達について、自らも場内へと向かう。]
(223) 2011/03/20(Sun) 21時半頃
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…………ハッセ12師団長、息災なく
[回廊に佇んでいれば、人の姿は時折見かける。 知らない姿も。知っている姿も。
……淡いモノクロームの姿。 それを目に留め、挨拶と敬礼を一つ
前線において、時に敵の勢力が強く 進撃を阻害するために、来てもらうこともある 狙撃手が集まった師団…の長の姿はよく知っていた。
特にハッセは銃器を使わない。 他の弓兵もよく鍛え上げられており こちらの作戦上ありがたくもあった。]
(224) 2011/03/20(Sun) 21時半頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 21時半頃
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そんなものでしょうかね。
[形式ばったものが必要ないならという言葉に>>220に、まだ自分の酒臭さを気にするように鼻をひくつかせ肩をすくめた。 しかしそんな仕草も次の言葉を聞いて腕で組みへと変わる]
ははあ、なるほど。 そーゆーことですか。
[模擬戦だけなら部下でも十分だったろう。 しかし師団長が参加するようにと通達されていたその理由を察して頭をかく。 一瞬伏せた視線には、残念と思う気持ちがありありと表れていた]
己は面倒事は御免蒙りたいんですがね。 これもお勤めなら致し方なしってことでしょうか。
(225) 2011/03/20(Sun) 21時半頃
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― 広場 ―
[いつの間にか露天で押し付けられた飴を片手に、飛行ショーに歓声を上げる民衆の間をすり抜けていく。]
おや。あれは…グレイヴさんにマイコフ艦長。 お二人ともこれから宮廷へ?
[前方に見慣れた人影を見つけ、声をかけた。 二人が気づけば笑顔で会釈する。]
(226) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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―茶話室―
[まずは、と兄皇子の居場所を通りすがりの給仕に聞いた。給仕のくすくすと忍び笑いを堪えられない様子に首を傾げれば、失礼いたしました、と改められる。 構わない、とゆるくかぶりを振ってこちらも笑めば、すぐに茶話室のことを教えてくれた。]
ローレンス・ノルディック皇子。 ヨーランダ・ハッセがお目通りを願いたく。
先ほど少々騒音がいたしましたが、お障りございませんか?
[最高位の敬意を持って、敬礼を見せる。 茶話室の中、皇子のほかに先客がいるのを見れば、其方にも敬礼した。]
ブランフェルシー師団長。 お先にいらしておりましたか、申し訳ございません。
(227) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 22時頃
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[その、"先にいらしていた"師団長が、自らとまるきり同じ手段でここにたどり着いたとは、まるで知る由もない。]
(228) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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―回想:廊下―
ええ、お久しぶりです、ブランフェルシー師団長。
[返す礼は、他の者にするのと変わらず、正しく。 「師団長」に向けてのもの。こちらから振れるような世間話も無ければ、自然言葉は挨拶だけになってしまう。
死者の声が聞こえる事に関してなど、話をする事自体が乏しければ理解も薄く。 己が死者を悼む様子を見せない、その理由も真に思う所も。 ほんの僅かにしか知っている者がいなければ、目の前の縁薄い少年が判じかねるのも道理だろう。
言う必要が無いので言っておらず、知る者が少ない。 ただ、それだけの事ではあるが。]
第二皇子には、お会いになられましたか?
[尋ねれば、先ほどまで彼が会っていた事は聞けるだろうか。 再度礼を落として、廊下の先へと進みゆく。 それは、ハッセの言葉>>213に頷き、共にその場を離れ。 そうして別れた後>>219の事。]
(229) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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―広間― [信頼、知恵、騎士道、 それをあらわす師団紋章。
その形を模した儀礼剣を宮廷に捧げ、かざす。 刀身に乱反射する白い輝きを合図に祝砲は発射される。
演習において師団長の為す役割はそれだけ。 あとは師団演習が終了するまで見ているだけだ、変わらず眉間に皺を寄せながら*]
(230) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 22時頃
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―回想:中庭ー [ナユタの窘めは知らぬふりを決め込んだ。 >>170 下らない、とベネットが零すの事に反論はしない]
ベネット殿もお変わりないようで何より。 冷静沈着に定評のある貴方がこんな話題に真剣に加わるようでは、それこそ天変地異でも起こりかねない。
[唇に弧を描き、そう返した。]
(231) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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―回想、そして現在:食堂― [>>179呼ばれるままに窓枠を軽やかに飛び越え、ナユタと共についていく。 給仕から出される食事を文句を言うでもなく口に運びながら >>191ミドルネームを厭う理由を聞かれれば、顔をしかめた。]
祖母がつけた森人の名でね。彼の戦乱で焼失した大樹の森にいた賢者の名にあやかっているそうです。 しかしご存じの通り、こんな外見でも森人の血は4分の1しか流れていない。 ……それに、似合わないでしょう。
[マダムの元に帰っていくイワノフを見送り]
私も第一皇子にご挨拶できていないな。 ナユタはもうお会いしたのか?あと、お嬢様もやめろ、同じ師団長なのだから、おかしいだろう。
[未だナユタが居たならば、そんな風に言った]
(232) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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―その、少し前―
バーンフィールド師団長。其方も息災ないようで。 いかがいたしました?
[敬礼には、同じく敬礼を。回廊に佇むのみの彼の姿に、僅か首を傾げた。
師団の特性上火器を厭う彼らの求兵には自らが赴くことも多かったが故に、バーンフィールド師団長は特によく見知っている師団長の一人である。]
(233) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 22時頃
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[伏せた視線を上げたところへ聞こえた声>>226にそちらを向いて、挨拶代わりの敬礼をした]
これはアークライト殿。ご無沙汰しております。 ええ、己はこれから向かおうかと思っていますが。 アークライト殿も、ですか?
[向けられた笑顔に自然とこちらも表情が和らぐ。 はじめてみたときから不思議な空気を持つ人だと思っていたが、それは今も変わらぬらしい]
(234) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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[前第5師団長、ウェーズリー・グレイシア。 自分の父親。
同じような氷を操る能力を持ち、第5師団を纏め上げ。 戦場で、死んだ。 それは、数年前の事だったか。
遺体は手厚く埋葬された。 形式的に、葬儀には参加したものの。 遺体が戦地から帰ってきた日、ベネットは公の前に姿を見せなかった。 どこで何をしていたのかは、本人しか預かり知らぬ事。]
[胸の内、そんな日の事を思い出したのは、 死を悼む事を主とする者と、僅かでも話をしたせいか。
遺品ともなっている、腰の刀。歩きながら、僅かに手をやった。]
(235) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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……人の多さに、足を止めていたところです。
[淡い色の髪が揺れて、尋ねられれば よく知ったハッセ師団長にそう言葉を返す。
皇子を探して、その後人の多さに足を止めたのだが 言葉の少ないイアンは、直前の行動だけを取り出す。 ……ハッセも同様に 皇子に会おうとしているとは知らぬまま。]
(236) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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―現在軸:廊下―
女神であればこそ、自分からは来ずに、 逢いに来るのを待ち続けるつもりなのでしょう。 皇子がいらっしゃればその働きも違いますし。 逢いたくて、焦がれているだろう事は明らかなのですけれどね。 また期を見ていらして下さい。
[歩みを進めて顔を合わせた皇子の返答、おどけた様子に、顔を緩ませるでもなく。 冗談なのか本気なのか、判断突かない口調で大袈裟に述べたりするのはいつもの事。
戦場においての皇子の動きを見ていれば、その能力は認めていて。 働きが違う、と口にしたのは、本心からでもあった。]
……ラルフ皇子には、まだお目通り叶っていないのですが。 どこに居るのか、ご存じありませんか。
[敢えて、危篤の淵にある陛下の話題は避けた。 口調はただ、いつもの通りに抑揚なく。]
(237) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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―城内 食堂―
[調理器具のある料理場からなるべく遠い席を選び。 アンジェラ用に生肉も皿に貰う。]
ワット閣下から、あまり良くないという話は聞いていました。
今回の師団長の召集。 余裕もないというのに前線のボクにまで招集がかかった。 やっぱり"そういう事"ですか。
――…ボクは帝国が望む事をするだけです、が。
[イワノフ>>191の真面目な話にそう相槌を打つ。 政治的思惑に疎く、あまり興味はないとはいえ、意味する所は察せられた。]
(238) 2011/03/20(Sun) 22時頃
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……そうですか。
貴方はあまり、こうした大きな集まりは得手ではいらっしゃいませんからね。 ご気分など悪くされぬよう、用心なさいませ。
[言葉少ななバーンフィールド師団長の様子は普段のことであるので、その前の部分を問うこともせず。 自らの目的もあり、彼に静かに笑いかければ、軽い敬礼でその場を立ち去ろうと。]
(239) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 22時半頃
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―宮廷外郭・自室―
一般的に美味しそうなもの、ですか。
[泥団子、ならぬ饅頭の入った袋から皿に移し、首を傾げる。 携帯口糧の配給を受けても、第6師団員のほとんどは食事を現地調達で済ませることに何の疑問も不便も覚えてない。 師団長にとっても、一般的な食べ物、の枠組みが己のそれと重なるかどうか実感が湧かなかった]
これだけ泥っぽい代物とあらば、逆に毒など含まれまいという心理の逆を…… ……無理があろうか。
[ベネット>>187の言葉を思い返し、斑に黒光りする茶色い物体を皿の上で転がした。 届ける先は、笑みを見せたヨーランダ>>202、それに、]
(240) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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……陛下。
(241) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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―現在:茶話室―
テオドール。久しいな。うん、かなり久しぶりな気がするぞ。 相変わらず、あちこちを飛び回っているのだな。
[一人茶話室で広場の様子を観察していた第一皇子は、テオドールがやって来たのに気づき、彼の方を振り返った。常の物腰は変わらず、穏やかに笑みを向ける>>216]
到着してすぐにこちらに来られたのか? そちらに座るといい。
[茶話室に並んでいるソファをすすめ。]
(@35) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 22時半頃
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案内、ありがと、ございました。
[部下に呼ばれ戻っていくイワノフに他者へ対するよりも多少丁寧に一礼して。]
第一皇子殿下には茶話室の方で、お会いしました。 弟殿下にはまだ、ですが。
[同じく残ったゲイル>>232に、些か謁見時の気まずさを思い出し、眉を潜めながら答え]
……お嬢様はダメですか。 わかりました。ガーランド師団長。
[少しだけ思案の後、呼び名を改めた。]
(242) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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>>237 [真顔で返される返答に、くつくつと笑う]
成程気位の高い良い女だ。 それ位でなければ、帝国の海の顔など勤まらん。
[第一皇子の所在を問われ、茶話室の方に顔を向ける]
まだ居るかは知らぬが、茶話室で声を聞いた。 皇帝陛下への面会は通らぬだろうな。 まさか祭りの為だけに緊急に呼び出されたとは思っていまい?
この国が何を選び、何を手放すのか。 心まで凍てついていると囁かれる貴殿がどう結論を下すのか、興味深い。
[聞かれても居ない陛下の事まで述べたのは、顔色一つ崩すことのない師団長の反応を見たいがため。 同じく表情一つ動かさないのだろう、と思いつつ僅かに身じろげばさらりと長い髪が流れた]
(@36) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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……ご心配、痛み入ります。
[かけられた言葉に、鳶色を細め。 戦場も……いや、戦場の方が余程人は多い。 けれど、祭事の人の多さとは違う。 そこを拾い上げ口にするハッセに素直に頷く。
ハッセはハッセでどこかに行く様子だ。 結局同じ目的であるとは知らぬまま イアンは自分も軽い敬礼を返し、 とどまる自分に気を使わせぬよう ハッセとは反対方向へと歩き出した。]
(243) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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[>>234 ヘクターの敬礼に、同じ敬礼を返す。]
ええ、お久しぶりです。 グレイヴさんも、お変わりないようで何よりです。 ええ、教会の方へも顔を出しましたし、これから宮廷へ向かおうかと思いまして。
それにしても、十五人全員が呼ばれるのは珍しいですねえ。
(244) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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イアンは、その行動が目的から遠ざかる、とは知らず。
2011/03/20(Sun) 22時半頃
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ヨーランダ。よく探し当てられたな。 私はなかなか一箇所に留まらないから、大変だっただろう。
[それで挨拶をしたい他の師団長にも苦労をかけているのだが、じっとしているのが得意ではない皇子は、あまり気にかけている様子もなく>>227]
騒音……?ああ。いつもの……だろう? 大丈夫だ、すっかり慣れてしまった。ありがとう。
[自分を気遣うヨーランダへ、にこりと笑って]
(@37) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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…そうですね。
[師団長がすべて召集されたのが珍しいと言う>>244のに宮廷を見上げた]
妙な憶測は控えるべきと思いながらも、 何かあるのかもしれないと考えちまいますね。
[万一皇帝が崩御するようなことになればと匂わすような言い方をして苦い表情をした]
(245) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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さて、陛下に拝謁願うには……第1師団長が壁になろうな。
[サイモンとはそりが合わない、厳密には忌み嫌われているのでどう対応したら良い結果を齎せるのかわからない。 師団長同士として相対するならば業務に問題はないが]
久しぶりに、裏口から入ってみましょうか。
[師団長に就いて暫くの間、帝都に滞在するたび皇帝の寝所に入り浸っていたら罷免会議にかけられそうになった。 結果的には、『みだりに皇族の居室において窓を出入り口として使用してはならない』という妙な軍規が成立してお咎めなしとなった。
皿を手に、窓と扉を交互に見る。 届けた"声"に応答はなかった。既に皇帝が会話可能な状態ではないことは知れていて]
――正面から、当たってみましょうかね。
[へたりと下がった尾を引きずるように、自室を出た]
(246) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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―城内・情報通信室― [粗方の通信履歴を確認し終わって、ようやく一息つく。 サウザニアとの条約が結ばれてからと言うもの、 些細な小競り合いこそあれど、大きな変化は無い。 今回も其れに違わず、主立った報告は見当たらなかった。
異常無し。 ――逆を返せば、何かの切っ掛けさえあれば 瓦解してもおかしくない程の危うい均衡が続いているという事。]
――…、コーヒー貰ってくる。
[巡る思考を中断して深く首を傾ぐと、ごき、と良い音がした。 数十枚に渡る紙面を、同じ姿勢で見ていた所為だろう。 ひらりと手を上げ告げると、サボり過ぎないで下さいよ、と苦笑交じりの言葉で見送られた。]
(247) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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ミケは、泥団子の皿を手に、宮廷内を音なく歩む。
2011/03/20(Sun) 22時半頃
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[>>242第一皇子の居場所を告げるナユタに頷く]
そうか、では改めてご挨拶に伺うか。 模擬戦の時刻が迫っており、ご挨拶ができていなかったからな。
[それから改められる呼び名に、眉根を寄せた。]
それもどうにも妙だな、”エンライ師団長”。
[真顔のナユタと神妙な面持ちで顔を見合わせて、理不尽なことを言った]
さて、私は第一皇子の処に行ってくるよ。 ナユタはどうする?
[食事を終えると、立ち上がり、ナユタがどうするにせよ茶話室へと向かった。]
(248) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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―広場中央―
諸君ら、ご苦労であった。
[広場での演習が終わり、馬上の兵は師団館へと引き上げてゆく。後の他師団との部隊演習については副官に任せるのは、故あってのこと]
第二皇子殿下が前線から戻られたようだからな。 さして面白いものではないが、 ご帰還とあらば顔を見せねばなるまい。
[近衛に属していたこともあれば、 二人の皇子の幼少も知っている、対照的な兄弟だ。 陛下の容態を慮られるこのような状況であれば、2人の素養を多少は意識するところもあった。 儀礼剣を副官に預ければ、その足は宮廷へと向かった]
(249) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 22時半頃
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[華やかな給女は苦手だと思った。] [くすくす、ころころと笑い囀る姿に イアンは皇子の場所を尋ねる、と言う 行動選択肢ができぬまま、所在無く宮廷を歩く。 人のいないほうへ、いないほうへと、 食堂や広場や、テラスからは遠ざかる廊下を歩く。 さすがに、侍従や召使の領分にはいない それぐらいは判断できてそこにはいかなかったけれど。]
(250) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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[渡り廊下を進みながら、空を彩るらしい星型の煙に珍しく、表情を変えた。
不快げなものへと。
―轟音。空を舞う7機の飛空艇]
賑やかですね。
[五月蝿い、という負の色を滲ませて、一瞥した空から視線を戻す]
(251) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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― 広場→宮廷内 ―
……おや。
[空を彩る艇に気付けば、素直な感嘆の声を漏らして。 時折かけられる挨拶に返事をしつつ、小さな子供には避けられつつ、祭に賑わう広場を横切る。そして宮廷に足を踏み入れる。到着から、思ったよりも忙しい成り行きになってしまったために、今だ皇子二人にまともな挨拶を出来ていなかった。 焦らずともその機会はあるだろうが、早いに越した事はない]
……
[こつり、こつり。足音を響かせて、廊下を歩く]
(252) 2011/03/20(Sun) 22時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/03/20(Sun) 23時頃
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いえ、この程度労とは思いません。
ええ、いつもの、ではございますが。 いつもの、がいつも皇子殿下皇帝陛下を傷付けぬとは限りませんので。 お障りないようで何よりです。
[笑む皇子に少しだけ口許を緩める。]
(253) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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―廊下→ ―
…っと、やべ。
[コツコツと決して大きくは無い足音を立てながら 室内では外していた詰襟の一番上を、歩きつつ規定通りに整えていく。 己としては、業務が捗るのであれば尚更厳しく着ずとも良いとも思うのだが 部屋の中なら兎も角、外は誰が見ているとも知れないし―― 何分咎められるのは好む所では無い。…好むものがいるかも怪しい。
ふと、廊下に響く轟音に其方へ視線を向ける事は無く ただ一度ゆるりと瞬いた。遠くに歓声が混じる。]
第11師団――マイコフ殿の所だな。
[自分も幼い頃は、良く憧れたものだったが。懐かしさにくつりと喉を鳴らす。 今の自分には、随分遠いものだと思う。後援に徹する身として尚更。]
(254) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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なら、メルル師団長と呼びましょうか。
[ゲイル>>248の理不尽な言葉にも表情は変えず、また軽く地雷を踏みつつ、ふと、思い至ったように]
模擬戦。 ガーランド師団長も出ていたなら、見学しても良かったな。
……。 ボクは第二皇子殿下を探してみます。
[食事を終えたアンジェラを肩に止まらせ。 茶話室へと向かうゲイルと別れ、食堂から廊下へと。]
(255) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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[ふと、城内を横切る人影に耳と鼻を動かした]
シェルベリ第3師団長殿。
[団子を抱えたまま、真顔で突進する。勢い良くその元へ駆け寄った]
久しいな。…顔を合わせるのは。 一つ、耳に入れておきたい案件が。
[薄らと仕事モードの声で、敬礼を為す]
(256) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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そう簡単に靡く女では困りますしね。 茶話室、ですか。後で向かってみるとしましょう。
[笑う様子に気分を害するでもなく。 面会は通らない、祭りの為に呼び出されたのではない、と。 その言葉に返すのは、やはり期待には答えぬ無表情。 事態に際し、一度寄った実家で母から見解は聞いている。 この国の国王の現状。集められた事が、何を意味するのか。]
そうですね。薄々と、思う所は。僕は、己の信じる道を行くだけです。そう面白い事があるかどうか。
[心まで凍てついている、と。直接言われても眉を動かす事は無く。 けれど一度だけ目を伏せて、そうして目の前の王子を見据える。]
選ばれるのか、選ばれないのかを問わず。 高みの見物だけをしていられる立場でも、きっと無いでしょう。
[第一皇子と第二皇子の取るスタンスが違うのは明白。 「選ばれなかった方」は、国の安寧を妨げる要素ともなり得る。 それは、本人の思うと思わざるとに関わらず。]
(257) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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―茶話室―
……お目通りは、半年振り以上になるかと思います。 帝都には、本日戻りました。
[ランドルフ皇子の穏やかな笑み>>@35にはそう答え。
二人の道案内が一致した偶然は勿論知る由もなく、 続いて現れたヨーランダに敬礼を返す。>>227 新たな来客を拒む理由もないため謝罪は無用と首を振り、 皇子が招き入れるならそれに倣うのみで、 二人の会話の横で大人しくしていた。
ベネットは無事第二皇子に会えただろうかと思いつつ]
(258) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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皇子。貴方も、お覚悟を。
[国の未来がどうなるのか、どう進むのか。 それが見えている訳ではない。 けれど、大仰に紡いだ言葉。 何時もの抑揚の無い調子よりは、僅かに真剣さ宿していた。]
(259) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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[呼ばれる名に、ぴく、と顔を上げる。 見知った顔――相手の言う様に随分と久しくは有るが――に 嗚呼、と一つ言葉を零して敬礼の態を返した。
その手元の団子は、…少々気になるが。]
――嗚呼、ユ・シハ第6師団長殿。 確かに、君の顔を見るのは久しぶりかな。
…、如何した?
[続いた聊か真剣味の帯びる声に、此方も声色が沈む。]
(260) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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私は軍人ではないが、そう簡単にやられるほどやわでもないよ。 床に伏せているとはいえ、陛下も然り。
…先程、遠目ではあるが、射撃を見させてもらった。 ここからでは当たったのしか見えなかったが、見物人の様子を見た限り、百発百中だったようだな。近くで見たいものだが……
[不意に、表情を僅かに曇らせて>>253]
…今、宮廷内から離れるわけにもいかないのでな。
[冷めてしまった紅茶をぐっと煽る]
(@38) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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―城内・廊下― [宮廷内は普段と変わるところはない。 だがこの奥では、国の礎たる皇帝が床に伏している。]
……あれは。 第6師団長か。
[渡り廊下を抜ける際に、見えた姿。 第2師団には獣人が在籍するわけもなく。 斥候は重要であれと説けど、参謀部は第6師団との関わりにはあからさまに不快を示す。視線の先、足音はない。気配もない。 視界に入らねば気づかぬだろう存在……何か不審物を手に持っているようだったが]
……まあいい。
[第1師団長の元に向かい、両殿下の所在を確認する、 結果としては皇子不在時によくいるであろう居場所を聞くに及んだだけであり、そのまま廊下へ戻ることとなった]
(261) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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そうですねえ。 陛下の容態については周知かと思いますが。 師団長全員の招集がかかるということは、やはり祭の為だけでは……ないのでしょうね。
[ヘクターの顔に浮かんだ苦い表情に>>245 返した言葉は穏やかではあったが、僅かに淋しげに眉を下げた。 15人の師団長の中でも長い部類に入る間、現皇帝に仕えてきた身。思い入れは人一倍ある。]
ああ、それにしても……宮廷に行く前に、襟閉めた方がいいですねえ。 全員が集まるとなれば、きちんとした格好でないと口喧しい人もいらっしゃいますから。
[言いながら、ヘクターの襟元を指で示して苦笑を浮かべた。]
(262) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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―茶話室― [ナユタの提案を却下しつつ、そのまま別れ茶話室へ。 先客との話しの切れ目を待って入室し、皇子へと深く一礼する]
失礼します。 ランドルフ殿下、先程はご挨拶もできず申し訳ありませんでした。 お変わりなくご健勝のようで何よりです。
ヨーランダ殿、テオドール殿もご無沙汰しております。 どちらからお帰りになられたのですか?
[ヨーランダとテオドールには敬礼をし、尋ねた]
(263) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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―廊下―
[轟音に肩の上のアンジェラが身を縮ませる。]
第11師団かな。 大丈夫、砲撃の音ではないよ。
[空を飛ぶ艇を窓の外に見て、音に怯えた鷹の翼を撫ぜる。 ふと、轟音に混じり聞こえた足音にゆるりと首を巡らし]
………。 師団長で?
[強面の男>>252に問いかけ、遅れて敬礼をする。 それは第4師団のズリエル・バーナー師団長であったが、生憎とあまり前線に出ることのない師団長の顔は記憶に残っていない。]
(264) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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まだ裏が取れておらぬ故、正式な報告は上げておりません。 世間話とでもお思い下さい。
[全ての情報は第3師団、情報通信室を要として集積・分析される。 南の大国との狭間に位置する小国に多数の諜報員を置く第6師団も、常ならば通信機を用いて定期に、または緊急に接触を取ることが多いが。
この件は直接、と"声"を低く、サイラスのみに聞こえるものへと変えた]
(265) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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――南西の、土人の鳴銀鉱山に例の国が手を伸ばしている恐れが。
[山賊を装う何処かの軍人が鉱石を強奪していたとかいつまんで説明する。>>5>>25>>26 南の大国との休戦協定により、この20年、鉱山の実効支配は帝国にあった。
軍備の増強に鳴銀鉱石は必須。山賊事件の意味するところは]
脱走兵の成れの果てが山賊行為を働いた、というオチであれば良いのですが。
(266) 2011/03/20(Sun) 23時頃
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半年か。半年振りに戻ってきてもらったのに、何だか慌しくてすまないな。……これからまた、さらに忙しくなるかと思うが、頑張ってくれ。
[テオドールへとやや苦味を含んだ声で告げると、続いてゲイルが現れたのを見やり>>258]
ゲイル。ああ、こちらこそすまない。 声をかけるタイミングを逃してしまってな……
[暗くなりかけた声を、普段どおりのそれに変え。 ゲイルに、苦笑を滲ませた。>>263]
幸い、どこも異常はなし。至って健康体だ。
(@39) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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>>257 [ベネットの言わんとすることを理解し、真顔で頷き]
ああ、解っている。
…高見の見物に見えるか。 進言を繰り返し、軍部の増強を図るも、未だ帝国を動かし結果を出せぬ俺の姿が口だけは達者と映るのは致し方ない。 己の不甲斐なさが致すところとは、良く、解っている。
大戦こそ起こらぬとはいえ、止まぬ戦に民は疲弊している。 家族を、愛する者を失った者、土地を追われた者を思えば和平を望む声が帝国内に蔓延るのも解らぬことではない。 だが、本当に和平でそれらが解決するとは、俺は思わん。 この危うい均衡を打ち破り、アスガルド地方を統一することでこそ大勢の安定を得られるのだと信じている。 陛下も、兄上も聞き入れてはくれないが…俺の意志は変わらん。
民の意志を代弁し、次期皇帝を選ぶのは、お前たち15人の師団長だ。 選ぶ師団長らに覚悟があるように、選ばれぬにせよ、選ばれるにせよ
―――――俺の覚悟はとうに決まっている。
(@40) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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己は面倒ごとは…
[ご免なんだがとは先ほどイワノフにも言ったものと同じかと後を濁し、 寂しげに見えた表情>>262を見て宮廷の方へと視線をそらす]
ああ、そうですね。 うるさ方に怒られる前に閉めたほうがよさそうだ。
[開いた襟を指摘され、にやりとしながら襟の下のボタンを一つ閉めた。 肝心の襟の部分は開いたままなのは首が窮屈で仕方なかったから]
それじゃ己は中で水もらって行こうかと思いますので、 アークライト殿、一足お先に失礼しますよ。
[二人に挨拶ではないしっかりとした敬礼をし、酒の匂いを消すのだとイワノフには小さく舌を出して宮廷へと足を向けた]
(267) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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―宮廷・廊下― [第1皇子の所在はともかく、 帝都に不在がちの第2皇子の所在は把握されてはいないようだ。 急くわけでもなく歩みを進めれば、先ほど旧交を温めたベネットの静かな声が耳に入った。わずかな熱の篭る]
―――……、
[かつ――、と一度大きく足音を響かせる。 会話の行方に興味があるが、盗み聞きをするつもりはない。 音のない所作でひとつ、恭しく黙礼をした]
(268) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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おや。
[廊下を進んでいくと、見えてきた姿。立ち止まり、敬礼を返して]
エンライ師団長。 お疲れ様です。 第4師団長、ズリエル・バーナーです。
[にこりと――傍目にはにやりと――笑み、挨拶する。 第13師団の師団長、ナユタ。少し前に新任したばかりの彼とは未だほとんど話した事がなかった。前任のワットについては役割は違えど師団長同士、それなりに知っていたが。それ故に改めての自己紹介も含めて]
(269) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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嗚呼――…、鳴銀か。
[世話話とは言うも、師団長直に耳に入れる案件となれば 然程軽い話でも無いだろう事は容易に想像ついてはいたが。
呟く声は、口の中でぽつと零れる。 直接届く“声”にて上げられる報告に、翠を僅かに細めた。 …軍属たる者、それが示す意味は大概に予想が付く。
――協定。条約。 結んだと言え其れは危うい均衡で保たれている事を 日々の報告でひしと身に染みている心算でいたが。…一つ、吐息を零した。]
――そのオチであれば、俺は両手離して喜ぶんだがな。 …最近こっちに届く報告にも、疑わしいものが混じってきてる。 警戒するに、越したことは無いだろうな。鳴銀鉱石となれば、尚更。
合わせて覚えておこう。…また其方で何か分かり次第教えて貰っていいか。
(270) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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ええ、何ごとかあれば。 …あの国もこちらの事情を察しているのでしょうかね。
[全師団長が帝都の一点に集うこの機会も、見方を変えれば各地での火種の元となり得るが。 吐息を零す代わりにゆらりと尾を振った]
とまれ今は動くことは出来ぬ。 さて、次期皇帝陛下は如何――
[今口に出すべき事柄ではなかったか、と肩を竦める。 唇を開いて朗らかな声を辺りに響かせた]
饅頭、如何です?お土産なのです。 コーヒーのお供に?
[更に真剣そのものの表情で泥団子、ならぬ饅頭を一つ押し付けようとする]
(271) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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― 宮廷 小テラス ―
…………まるで、別世界だ……
[ゆっくりと歩いてたどり着いたのは、小さなテラス。 上空で大きな音がする。風がその音によって揺らぐ。 眼下、広場の端にも、賑やかな様子が目に映る。
手すりを握る手の平は今だ疼くのに。 ……あまりに、違いすぎないだろうか? ここ、と前線は…………左手の槍を握る。]
[早く戻りたい。けれど、済むまでは戻れぬ、だろう。 なれば……早く戻る、と言うことは……
今は意識あるときの少ない殿下を思う。 そうは言っても、近い存在ではなく 忠誠を誓うかと言えば違う、のだが。]
(272) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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いえ、……国を護り支える礎たるのが我々の務めです。 大役に沿うよう努めます。
[皇子が宮廷を離れられない>>@38、との言葉は、 皇帝陛下の容態を窺わせるもので、僅かに目を伏せる。
辺境の出自も影響して帝都に居着かない為に、 感覚の上では、戻って来たと言う意識が薄く。 元より帝都には、平穏でいながら慌しい印象があった。
ゲイルと再び顔を合わせれば同様に礼を返す>>263]
自分は、ルプトレアの南部からです。 そこが一段落したら、第15師団を追う予定でしたが。
[どこから戻ったのかと問われて、 霧幻の森から更に南にあたる地名を挙げた]
(273) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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[>>@39 健康体、と言う皇子に笑みを零す]
そうですか、では先月予定されていた健康診断も、落ち着きましたら近々お受け下さいね。 王室付の医師でもある副官のティモシーが嘆いておりましたよ。 大丈夫です、健康体ならばすぐに終わりますから。
[そう言う彼女自身も、治癒の特殊能力を持ちながら、一応医術も収めている。]
こういう時こそ、ご自身のお体にも気をつけねばなりません。
[僅かに年下の皇子をたしなめるような言葉も、父王の状態を思えば僅かに労いを含む。 毅然とした態度を崩さず弱気を見せない第二皇子と違い、大らかで親しみやすい第一皇子は気遣うにも楽だ]
(274) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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万一があられましては、警備を任せられます我が隊や、私の身も危ういものですから。
[くすりと冗談じみて笑ってから、表情を曇らせる皇子に此方も眉を下げる。]
有難いお言葉、感謝いたします。 我々の射撃でございましたら、また訓練場の空いたときにでもお見せできましょう。 お手空きございます際にいらしてくだされば、いかなるときでも。 それまで、日々研鑽を積ませていただきます。
(275) 2011/03/20(Sun) 23時半頃
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―廊下― [覚悟を求める言とそれに返す皇子の言葉>>@40、 やりとりに何ぞ口を挟むつもりはない、 ただ焦燥滲む皇子の言葉に眼差しを狭める]
唯一の強き杭になられることをお望みか。 牙持つ獅子であったかつての陛下のように。
[その意思を知ればこぼれる言葉]
……殿下が選ばれたとして、 その道を往けば、皇女殿下の血が流れることになるやもしれませんな。
[自ずと嗜めの発せられることに自嘲があるは、よもや気づかれはしないだろうが]
(276) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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…その可能性も否定できないな。 ――事が事だ、幾ら伏せようと隠し通せる物でもないだろうさ。
[全師団長が一挙に会するなど、そう有る事では無い。 各所で名を馳せる師団長が帝都に上がったと知る所になれば 其れは他国とて何かを勘づくに違いない、其れに乗じて事を起こす事も。 緩やかに動く尾へ、翠を向けながら肩を竦め。
ふと。饅頭、と示された其れへ視線を落とす。泥団子にしか見えぬのだが しかし真顔で告げる相手を、無下にする訳でも行かず。]
――…ユ・シハ殿の手土産は、いつも、その。 …珍しい物ばかりだな。帝都では、余り…見た事が無いが。
[食えるのだろうか、と。 出来る限り、オブラートに包んだ。]
(277) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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― 宮廷内 ―
[体躯の重さをそのまま表したような靴音を立て、宮廷内の廊下を進む。
今、こうやって表を歩けるのはかつての恩師―今はもう故人ではあるが―と、病床に伏せる現皇帝のおかげ。 もしかしたら、二人の皇子もそんなことがあった事を聞き及んでいるのかもしれない。
咎人であることを承知で召し上げてもらった事には感謝をしている。 だから師団長の任を受け継いだときは恩を返そうと密かに思っていたのだった]
それなのに。
[苦い表情を浮かべて舌打ちをした]
(278) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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その言葉が聞けただけで十分です。 一先ずは、ですが。 知らずにどちらかと選ぶ事など、できませんから。
[返る言葉>>@40。見据えた眼が、僅か、笑みにも似た形に緩む。 それはほんの一瞬の事であったけれど、居合わせたディーンにも見咎められただろうか。 足音>>268にそちらを剥けば、無言の礼に敬礼を返す。]
一つお詫びして置きますね、皇子。 多少、試すような言を選びました。申し訳ありません。 ただ高みの見物に興じているだろうなどとは、前線に赴いてくる貴方の姿を知っていれば、到底思ってはいませんでしたよ。
[再度皇子に目を向けて、今度は深く頭を下げた。 そこに、他の者がいようがお構いなしに。]
(279) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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第4師団…ズリエル・バーナー、師団長。
[名乗りを呟くように繰り返し記憶に刻む。 こうして人の名を覚えるのも得手ではないと、気づかれぬほどの溜息を吐き。]
ボクの事を知っ…ご存知でしたか。 改めまして。 前師団長ワット閣下の後を継ぎ、第13師団の師団長に就任したナユタ=M=エンライです。
………。 全員が、呼び戻されているらしい、ですね。 長引くのかな…――。
[半ば独り言のように呟き、視線だけを動かして窓の外を見る。 護るべき辺境の地は此処からあまりに遠い。]
(280) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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[それから、ガーランド師団長が入室するのを認めれば、すぐに敬礼を返す。]
ご無沙汰しております、ガーランド師団長。 私は最近はあまり帝都周辺より大きく遠征はしておりませんが、警備任にてお目通りの機会少なく申し訳ない。
[彼女と皇子の会話の様子からすれば、もう健康体は疑うこともなさそうであった。 健康診断の話題には思わず苦笑すると、茶話室の一同をもう一度見渡し、深礼する。]
――殿下のご無事も確認させていただきましたし、人数も増えて参りました。 積もるお話も持たぬ身は、失礼させていただきます。
(281) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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帝都の平穏が保たれているのは貴方達が礎となってくれているからだ。 これからもよろしく頼む。
[テオドール、そしてヨーランダ、ゲイルの顔を順に見て、言葉を送ってから。ゲイルにやや肩を竦め>>273、>>274]
…採取せずとも、喫煙もしない、食事もバランスよくとっている私の血は汚れていないはずだぞ。大丈夫だと思うのだが…………仕方ないな、わかった。
[こういう時、という言葉に、普段は何かと健康診断を忌避したがる皇子も、諌めを受け入れた]
(@41) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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ム。そうだろうか?
[珍しいと言われれば>>277、確かに土人もあまり帝都では見かけない。 龍脈の洞窟は鍛冶師達の里で、観光スポットにも食料の貿易対象にもなりにくいだろうが]
…食って命を落とした者は見た覚えがありません。
[きっぱりとズレた答えを返して、にこやかな真顔で饅頭を握る]
一度、体調を崩して臥せっておられたへいk……とあるご老人の口に放り込んだところ、蒼白になった後、頬をバラ色に染めて飛び起きてどこかへ走っていかれたことがありました。
つまり、食すと元気になるのではないかと。 貴殿もお試しになられましょうな?
[ずずい。 握った饅頭を差し出した。断られれば首を傾げながらも無理強いはしないだろう*]
(282) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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[>>279 心まで凍てついている、など、 このような光景を目にすれば到底発せられはしないだろう。 涼やかなれど熱い、付き合いは長いが解しきれぬ面白みのある男だ]
口を挟むつもりはなかったのが、邪魔をした。 私もなかなか殿下とはお会いする機会がないのでな。
[このような時期であれば同じ想いに駆られていることは、 言葉にせずとも伝わることであろうが]
手合わせの約束は守ろう、それで許せ。
[静かに謝罪の言を添え]
(283) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 00時頃
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大役、仰せつかります。
[皇子の言葉(>>@41)には深礼後、敬礼。 誰かに引き留められなければ、そのまま茶話室を後にするだろう。]
(284) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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[顔を上げれば、嗜めるようなディーンの口調>>276。 口を挟む事は無い。 ただその会話の行く末だけ、黙って見守った。]
いえ、同じ師団長の身。 聞かれて困る事も、邪魔である事もありません。 けれど、手合せは楽しみにしておりますので。 艦に戻る前には、必ず。
[謝罪には首を振る。 何を思って皇子を探していたのか、聞かずとも察せられる。 信を置いているのには、そういった理由もあった。]
国の為、と。思う気持ちだけは、少なくとも皇子と添い遂げられましょうとお約束致します。 …では僕は、ランドルフ皇子をお探ししてきます。 茶話室、でしたか。まだそちらにいらっしゃれば良いのですが。
[そうして、皇子の方を向いて再度最敬礼を行えば、その場を辞した。]
(285) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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いつになるかはわからないが…是非、行かせてもらおう。 楽しみにしている。
[ヨーランダへと言葉を返すと、そのまま去る旨を聞いて>>281]
わかった。そろそろ私も、休憩を終えようかと思っていた所だ。 また、後にだな。
[ヨーランダに続き、引き止められなければ茶話室を出ようと]
(@42) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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えーっと、どこだったかな。
[茶話室にいけば水でも茶でも飲めるだろうと歩いていたが、久しぶりの宮廷内で感覚が鈍っていた]
上だったか…?
[ぶつぶつといいながら廊下を行く。 小さくせり出したテラスを見つけ、顔を出した]
おっと、バーンフィールド殿…これは失礼。
[男には秀でた感覚もなければ、そこに人がいる>>272と察することも出来ず。 思わぬ遭遇に驚いたように相手の名を呼んだ]
(286) 2011/03/21(Mon) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 00時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 00時頃
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――少なくとも、俺は見た事が終ぞ無いぞ。
[帝都配備、更には後援を主に司る師団であるのも要因かも知れないが …、いや、しかし恐らくそれとはまた別の理由がある気はする。 目の前に並ぶ泥団子…もとい、饅頭を眺めながら眉を寄せる。]
…嗚呼、命の有無からフォローが入るとは思わなかったな…。
[続いた言葉に、はは、と思わず乾いた笑いが漏れた。 味覚カテゴリで返答が来るとばかり思っていたが、そものベクトルが想定外だった。 如何したものか、蒼白になった時点で怪しさこの上ないが。
というか今陛下って。]
[そうして彼女が去った後に残されたのは、男の掌に一つの泥団子。…もとい饅頭。 差し出されては、断る気になれず――否、興味を引いたのは否定しないが。 一つだけ、受け取ってしまった。…副官への土産として。]
(287) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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―茶話室前―
[そうして茶話室に辿りついた際、丁度部屋を出ようとするランドルフ皇子と出くわしただろうか。]
ランドルフ皇子。 ……ベネット・グレイシア。戻りました。 お変わり無いようで、なによりです。
[出会えば、その場で最敬礼。 明らかに第二皇子とは違う空気を纏う第一皇子の様子に、 やはりこちらも変わりは無さそうだ、と。 吐いた言葉は、第二皇子と面した際と同じものだった。]
(288) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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ええ。 こう見えて、人の事を覚えるのは得意なのですよ。 貴方については、若く才能ある新任だと話題になりましたしね。
[微笑みつつナユタに返す。呟きを聞けば頷いて]
そのようですね。 ……このような事態ですから、多少は覚悟が必要でしょうね。
[ふ、と真剣味を帯びた表情になっては、同じように窓の外を一瞥した。「このような」という内容について、明言はしなかったが]
ただ、平穏に事が運ぶようにと願うばかりです。
[零す声には、僅かに憂いが滲んでいたか]
……と。 そういえば、殿下達を見かけませんでしたか?
[それからふと思い出したように、尋ねかけた]
(289) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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>>276 [外の喧騒は遠く、静かな廊下に零れた言葉を聞き取り、そちらに目を向けた]
姉上…第一皇女は。 先の政治情勢がどうなるやもしれぬという事も覚悟をして、行かれた。
[最後まで猛反対した己を優しく説き伏せる姉の目は、忘れることができない。 生半可な気持ちで往くことのできぬ道。 国の先を想う、皇子として、迷いをもつ訳にはいかない >>279ベネットの深い礼を、ただ黙して受ける]
かまわない。 兄上と違い表に出ることも少ない俺が何を考えているかは、語る機会も少ない。 選定する者の真剣さ、しかと受け取った。
[すでに、父王が近々崩御することを隠さぬ口ぶり] どの選択がなされるにせよ。 俺は、帝国の為、民の為に尽くし、皇子の責務を果たす。
(@43) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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[送られる言葉>>@41へは深い礼を、 場を辞するヨーランダ>>281へは敬礼をそれぞれ返す。
ランドルフとゲイルが交わす、健康診断についての、 血を採る事を厭うらしき遣り取りを聞きながら、 ほんの僅か、複雑な表情になっていた。
皇子も退室するらしき様子>>@42を見て取れば、 再び礼を取って見送るだろう]
(290) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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[足音とアルコール臭。先に届いたのはどちらだったか。 臭いの強さと足取りの確かさが噛み合わないのは 相手が酒に強い証拠。]
………グレイブ第8師団長か。
[振り返りながらテラスを覗き込む グレイブに敬礼をする。 時として共闘したこともある、 己同様前線部隊を率いる師団長。 普段の様子が豹変するのみ数度みたか。 …………ただ]
……些か飲みすぎでは……
[届くアルコール臭に 過敏な鼻をかばうように口と鼻を手で覆いながら そう口にした。]
(291) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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―茶話室前:廊下―
…おや。ベネット。よく帰ってきてくれた。 こちらは相変わらず、変わりない。 貴方たちのおかげだな。
[普段と変わらぬ、いつも通りの笑みを浮かべた。 実の父が危篤状態にあるとしても>>288]
(@44) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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― 広場 ― >>267 ああ、グレイヴ君、またな。
[襟を止め、城に向かうヘクターににやにや手を振る。 現れたチャールズには、久しぶりです、と敬礼した。]
(292) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 00時半頃
艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 00時半頃
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[ランドルフ皇子が退室されて後、 ふ、と嘆息めいたものが漏れ、慌てて気を取り直した。 まだそこにゲイルの姿があったからで]
……すまない。
[緩く口を覆って、短く告げた]
(293) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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……よろしいのですか。
[今茶話室にいる二人の師団長の他にも、兄皇子に用件のあるものはいるように思えた。 ならば動かずが得策と思うわけだが、しかし彼の性格等々加味すればそれは止めるまでには至らない。
ほぼ揃って茶話室を出たところで、先程別れたばかりの人影を見る。]
またお会いしましたか、グレイシア師団長。
[先よりは軽い敬礼で、礼を見せる。]
(294) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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テッドは、誰の持ち物とも知れぬライターに目を留めた。
2011/03/21(Mon) 00時半頃
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[先程別れたばかりのヨーランダの姿があるなら、黙礼をして。]
変わりなくあるように。それが、僕らの勤めですから。
[変わらぬ様子で言われた言>>@44に、謙遜するでもなく、 抑揚の無い口調で返す。元々表情の少ない性質。 皇子を前に礼は尽くせど、愛想笑い等浮かべる事も無く。]
ランドルフ皇子。
[他と会話が成されるのであれば、そこに口を挟む事は無く。 頃合いを見計らって、名を呼んだ。]
貴方は。 この国の為に何を成しますか。 何を、思いますか。
[不躾にも思えるだろう質問を投げる。 言葉にはやはり抑揚は無く、けれど僅かな真剣味を帯びて。 王の危篤に触れずにいれば、言葉は曖昧なものになってしまったけれど。]
(295) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 00時半頃
ベネットは、ヨーランダの言葉>>294には、ええ、またお会いしましたね、と一度視線をやった。
2011/03/21(Mon) 00時半頃
|
――『兵器』を必要とするような事態は、滅多に起こらない。 そのため普段の第9師団の業務というと、 先に説明のあったとおり第7師団への義体の提供だったり、 城内の機械機器、――や、頼まれた場合は他の部隊の、例えば銃火器だとか――等の修理やメンテナンスが主だったものである。 ― 宮廷内:廊下 ― ホールクロックの扉を閉める。 鍵を掛けて、メンテナンス終了。 見事な金糸と活火山を所有する副官から団長へと下された『業務』は、宮廷内の時計の調整。 一つ一つ、傷んだ箇所を確認しては、螺子を廻し、手元の懐中時計に針を合わせる。 流石に皇の許へは近寄れなかったものの、そうして漸く宮廷内を回り。 最後に残ったのは、あの、
(296) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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呪いの柱時計
(297) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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>>283
ディーン・R・ハミルトンも。真剣に国を思えばこそのお前たちの言葉を聞けること、嬉しく思う。
大戦による平定は帝国に不可欠―――それが前線を回って見て来た俺の意志だ。
[そう述べると同時に、バタバタと白衣姿の足音が近づいてきてた。 皇帝付きの看護師だ。 至急皇帝の元に向かうようにと告げられる]
解った、すぐ向かう。 では、急で済まないが、失礼する。
[踵を返すと、長い紫紺を翻し、足早に皇帝の元へと向かった]
(@45) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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[>>@43 その言葉に自身に言い聞かせるような響きを感じたのは、己の錯覚やもしれないが。 幼い兄弟と皇女殿下の仲睦まじかったことは、確かに記憶に残る事実であった。肉親の血に塗れるにはまだ若い、それは第1皇子も同じだ。皇帝は何故、今このときに逝こうとするのか、唇を噛む]
――……、
[会話の行方を見守った後、 最敬礼と共にベネットがその場を辞する。 皇子へと告げられた“約束”は、確かに志を同じくするものであった。 >>@43 そして責務を果たすその言葉には眦を和らげる]
我ら十五の師団長、 それぞれがこの国の行方を案じております。
殿下の言葉を待っておられる者が他にもありましょう。
[出来れば自室でその者らの来訪をお待ちいただきたい、と添えようとして不吉な来訪者の足音に遮られた]
(298) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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|
[敬礼するイアンに一拍遅れて敬礼をする]
っと…そんなに強いだろうか? 己では匂いがよくわからないものでね。
[酒の匂いを指摘されて、いかんと口を押さえたが相手が悪い。 彼が嗅覚がずば抜けてよいことに苦笑して、口を押さえたまま肩をすくめた。 他の師団長達に対してよりいささか態度が軽いのは、同じ戦場を共にしたからだろう]
陛下の所へ行く前に水をもらってからと思ったのだが、 やはり陛下や皇子殿にもまみえぬ方がよいだろうか…。
[ふうむ、と思案するように腕を組む。 テラスから外を見れば、賑やかな広場が向こうに見えた]
時に、模擬訓練の召集は、バーンフィールド殿にもかかったのであろう?
[参加したなら、どうだった?と問うようにイアンを見た]
(299) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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― 回想・食堂 ― >>232 [メルルと呼ばれるゲイルの理由には、ほぉん、と頷きつつも…。]
大樹の森にいた賢者の名か。
あ、いや、 可愛いから似合ってるけど。
[とっても正直にそう答えたけど、反応は冷たいものだった
かも*]
(300) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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― 回想・食堂 ― >>238 [帝国の望むことをする、と繰り返すナユタには、少し、言葉を止めただろう。]
帝国の望む…か。 それはもっともな考えだ。だが、師団長ともなれば、受けるばかりではなく、命を投げねばならない。 そう、己の役割を飲み込むのが兵の役目ならば、それを統率するものは…。
ああ、いや、こういうことはワットのほうがよく言っていただろう。
[そんなことを話した。*]
(301) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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|
[>>@41に、頷く]
承知しました、ティモシーにそのように伝えておきます。
[>>@42皇子を礼と共に見送ると>>293隣でテオドールが溜息をついたので目を瞬いた]
どうかしたのか、テオドール殿?
(302) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
|
|
才能、ですか。 それはどうも。
[自らの才能が語られる時は良い意味と悪い意味で――どちらかというと味方の通信機まで破壊した等、悪い意味が事が多い。 自覚あるので腹も特には立たずに、目を伏せ。]
最近、害虫どもの動きが活発だった。 侵入するなら全て始末しろとは言ったけれど。 できれば戻りたい…――。
[外を見つめていた蒼灰は、ズリエル>>289の『平穏に事が運べば』との言葉にゆっくりと憂いが浮かぶような強面を見て。]
第一皇子殿下なら茶話室に居ましたよ。 弟殿下はボクも探しているのですが、何処にいるのやら。
[ゆるりと制御装置浮かぶ頭を傾けた。]
(303) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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戦で死した者の為に、泣く子……者が、いなくなる世界。 戦に立つ者を案じ、残された家族や友が、眠れぬ夜を過ごさずとも良い世界。
……希望を……
[問いかけに、答えかけた時だった。看護服を着た者が数人、皇子の姿を見つけて駆けてきたのは]
「皇子様!皇帝陛下のご容態が…!」
…………。わかった、今行こう。 すまない、ベネット。続きは、後になりそうだ……
[いつも通りの…けれど、どこか寂しげな笑みを残し。看護師の一人を促して、皇帝が臥せっている部屋へと駆けていった]
(@46) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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―少し前・皇帝の寝室―
然様か。
[淡々と、近衛兵の言葉に頷く。 身分卑しからぬ第1師団の兵であるからか、師団長の影響か、彼らの獣人への態度にはかねてより含むものが見て取れたが。
たとえ皇帝を訪ねたのが第6師団長でなかったとしても、目通りは適わなかっただろう]
…では、引き下がるとしよう。
[老皇帝との別れなら、三年前に済ませたとも言える。 コリーン皇女を送り出す婚儀のセレモニーに、出席した日が顔を合わせた最後。交わした短い言葉を思い返しながら、扉の前を辞した。
皇帝付きの看護師が部屋を飛び出したのは、その場を去った後のことだった]
(304) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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会計士 ディーンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(会計士 ディーンは村を出ました)
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―――……。
[足早に皇帝の下へ向かう皇子へと、最敬礼が送られ、 そしてその足はその場に佇み、その背を見送っていた]
(305) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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[テーブルに置き去られたらしい、円筒形の着火器。 使い込まれた真鍮の表面を光が鈍く反射した。
宮廷の茶話室で喫煙する可能性がある者と考えて、 帝国の高官か、建国祭に招かれた客人か、 あるいは第11師団長か。
割合珍しい型であり、確か似た形の物を使っていたと、 記憶を辿れば手を伸ばして、拾い上げる。 目を瞬くゲイル>>302に返答を向けながら]
いや……気の張る思いだと、それだけだ。
[帝都に居慣れない事も、皇統の方々に拝謁する事も、 その先をも含めて。そして、軽く肩を竦めて冗談めかした]
検査で血を採ると言うのはそれ程恐ろしい事なのだろうか。
(306) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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[グレイブの言葉に、一つ、二つとうなずく。 己の鼻の敏感さを差し引いても その臭い……酒量ならば、常の人なら 足取りも怪しいものと思ったのと、]
……飲むだけではなく、浴びたほうが、いい
[そうすればだいぶ抜けるだろうと 腕組む姿に一つ、提案を口にする。 言葉少ないが、相手がグレイブなのもあり、 普段や、他者よりは多いか……ただ 模擬戦の話になれば緩く首を振った]
……私の技は、ご存知であろう。
[下手打てば味方も巻き込む能力 多対一で、必殺を意識した槍法。 ……どちらも模擬戦には不向き。 戦線を共にしたグレイブなら知っているだろうと]
(307) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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―廊下―
[足早に皇帝の元へ向かう第二皇子>>@45とすれ違った。 端に退いて最敬礼し、長い髪と響く靴音が遠ざかるまでを待つ]
……
[―慌しい、声。複数の]
陛下の夢見た世界を。
[呟く。やはり駆けていく第一皇子に会えば同じように最敬礼で見送った]
(308) 2011/03/21(Mon) 00時半頃
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―廊下― …どうしたものかね。
[真顔で考え込みながら、その片手には泥団子。もとい饅頭。 副官に謹んで献上してやると決めたは良いが さっさと部屋に戻ろうにもその肝心の相手は模擬を任せた為に、本日は暫く戻らない。ならば問題は、その渡すに至るまでの持ち運び手段だ。
…元より一服の休憩にコーヒーが欲しかっただけなのだから 一先ず其れを手に入れぬには部屋に帰れる筈もないが。
土産を持って何処かへ向かったミケの姿が見えなくなってから、漸く歩みを再開する。 茶話室、食堂…何れが近いかと思考を巡らす内、ざわつく廊下に再び足を止めた。 すれ違いざまに軽く会釈はすれど、慌てた様子でそのまま通り過ぎる看護師の群れ。]
――…、他国にも、筒抜けなのだろうな。
[今しがた、交わした内容をぽつと呟く。僅かに眼を伏せた。 何が起こりつつあるのかなど、容易に知れる。]
(309) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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― 広場 ―
[そして、ヘクターが去ったあと、チャールズとはしばし空でも眺めていただろうか。 そして、ふと……。]
じいさん、 もう駄目っぽいらしいですわ。
[そう呟く。]
(310) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 01時頃
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―皇帝寝室― [足早に、しかし走ることはなく向かった父の元。 すでに兄も到着していただろうか。 今まさに、息を引き取ろうとしている父の、薄らと開かれた双眸を見つめる]
………”父上”。
[手を取るでもなく、傍らに立ちつくしてぽつりと零す]
(@47) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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祖父曰く、 その時計は共和国時代から存在し 300年以上も止まったまま しかし歴史が動くそのときには 針もまた僅かに、されど逆周りに、動くという …………。 螺子回しの先で、側面をこつこつと叩き。 長針が『“12”の“1”と“2”の間』から動いていないことを、確かに。確実に。確認すると。 任務完了、とばかりに頷き、踵を返そうとした。
(311) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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[会話を始める二人。内容に聞き耳をたてる気もなく、失礼します、とその場を去る。 しかし、その行く先の向こうから、看護師が走り来るのを見れば、尋常ではないとすぐ足は止まった。
彼らに連れられ、場を辞する皇子の姿が意味するものとは。]
――まさか、陛下……?
(312) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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イアンは、耳が騒がしくなり始めた廊下の音を拾う。
2011/03/21(Mon) 01時頃
艇長 イワノフは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 01時頃
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―皇帝寝室―
…は、ぁ、
[駆けてきた為に、息が少しあがった。第二皇子より僅かばかり先に到着したが]
……父上。 ええ、ここにおります。私も、ヴェスパタインも。
[弱々しく持ち上げられた父の手を、両手で包んだ]
(@48) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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そうですか。
[>>@46紡がれる言葉は、帝都に帰る度に皇子から聞けたものと寸分違わない。 理想に過ぎずとも、その想いには先ほどヴェスパタインの前で見せたように、表情が極僅かに緩んだ。]
……陛下が。
[慌ただしく入ってくる看護婦の声に、そちらに目を向けた時には、 いつものような表情に戻っていたけれど。]
ええ、わかりました。 気を、確かに。
[どこか寂しげな声に送るのは、抑揚なく、けれど気遣うような内容の言葉。 駆けていく皇子の姿に最敬礼をして、見送った。]
(313) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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[>>0:306 テオドールの言葉に、頷く]
そうだな、…重い責務だ。あまりにも重い。 だから私たちは、15人いるのだろう。
[採血の事を聞けば、くすりと笑って]
人によるな。ランドルフ殿下は、逃げ回ってばかりおられるけど。 余りかえってくる機会もないなら、よかったらテオドール殿も受けて行くと良い。 病院には私から口添えておくよ。
(314) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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―廊下― [しばしとどまった後、足は皇子の後を追うように同じ方向へ向かう。]
――…陛下、 あなたの真なる胸の裡は。
[和平に希望を見出したのか、 あるいはそれは妥協であったのか、 もうその言葉を聞ける者はいないのだろう]
(315) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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[目を伏せる仕草を見て取れば、何処か案じるような色を見せていただろう。持ち場を気にかける言葉には同意するように頷いてみせた。第一皇子の居場所を聞くと]
そうですか。 到着してから、まだご挨拶出来ていないもので…… 有難う御座います。
[礼を言ってから、失礼、と告げてナユタと別れた。茶話室へと向かって廊下を歩き始め――その途中で、駆ける看護師達が近くを通った。そして、駆けていく第一皇子の姿を遠目に見た。 その足が向かう方向にあるのは――]
……陛下が……?
[一たび立ち止まり、そうぽつりと口にした]
(316) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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「――――――。」
[皇帝が最期に呟いたのは、何であったか。 恐らく、聞いたのは二人の皇子だけだったであろう。 やがて、眠るように皇帝は息を引き取った。
ノルデン帝国の建国記念日。 ノルデン帝国第11代皇帝、ブルーノ・A・ノルディックは波乱に満ちたその生涯を終えた**]
(@49) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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[手を握る兄。 同じようにすることはせず。しかし一歩歩み寄り]
……案ずることはない。 安らかに逝かれよ。
[託す者。託されるもの。 それは親子であり、後継者候補であり]
(@50) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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浴びるだと?
[言葉少ないイアンの提案に、ぽかんとして彼を見た。 まさかそれほどとは、と腕を組んだまま唸って数刻前を思い出す]
た、確かに…言われて見れば調子づいていたかもしれん…。
[マスターに強い酒をと言った後に空にしたグラスの数を数えかけてやめた。 男が酒に強いのは事実だが、今酔いを感じていないのは帰還当日で気が張っているからなのかもしれない…]
はは、それもそうだ。 貴殿の技はここで披露するには勿体無いからな。
[豪快に笑って広場を見やる。 勿体無いと言ったのは別に何を比喩した訳でもなく、単純にすごいなと思っているから。 男のように剣の扱いに優れたものなど他にも多いのだから]
(317) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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へクターは、何があった?と廊下を振り返った。
2011/03/21(Mon) 01時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 01時頃
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[多分、その冗談>>306も。 かつて、とある戦場を一人生き延び、 瀕死の態を医療兵に救われた子供の面影が残るから、
少し重い。]
時間があれば考えておく。
[健診への誘い>>314にはそう答え]
……これがマイコフ師団長の忘れ物かどうか、 届けて尋ねてみるか。
[呟いて、茶話室を出ようと歩を向けた所で、
ぴたりと立ち止まる]
(318) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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かち。
(319) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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[ノルデン帝国第11代皇帝、ブルーノ・A・ノルディックの亡骸の傍ら。
暫しの黙祷の後、二人の皇子は視線を交わす。
その瞳に、己の往く道を見据えて**]
(@51) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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お会い、できるといいですね。
[ズリエル>>316と分かれてすぐ。 急に起こる城内のざわめき。 慌しく駆ける文官らしき姿に道を開ける。]
………。
[祭りの喧騒とは違うそれに表情を双眸は憂うように伏せられ。]
少し飛んでおいで、アンジェラ。 暫くは外には出られないから。
[ピィと一声鳴き、鷹は開いた窓の外へと飛び立っていった。]
(320) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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― 広場 ―
[そして、11師団の飛空艇がドッグに帰還していく。 その賑やかだった空は、抜けて静かな青に戻っていく。
人々の歓声も落ち着いたか。]
(321) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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…ハッセ師団長。 ここにこうしていても仕方がない。 きっと、じきに声がかかる。
[どこか冷静にも思える声で、ヨーランダに言葉をかける。 そうしてくるりと背を向けて。
探すのは、向かうのは。 どこか、人の居なさそうな場所。 青年の回りには、人についてこられるのを拒むような冷たい空気が纏わりついていた。]
(322) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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―寝室前―
[目蓋を伏せ、踵を合わせ、 第2師団長はその扉の傍らに在った。
問いかけの言葉も、届かぬまま]
(323) 2011/03/21(Mon) 01時頃
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