21 潮騒人狼伝説
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…………、 ……そうですか。
[さらりと告げられた言葉に、目を瞬かせた後]
……僕は。 それでもいいと思いますよ、
[同じくらい淡々と、答えを返した]
(57) 2010/07/23(Fri) 23時頃
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――食堂――
[そうして、幾程経っただろうか。 食堂の扉を、静かに開ける]
…………、
[イアンの姿を認めると、身構える。久しぶりにまともに顔を見た気がした。 こちらに視線が集まっても、ただ彼の方だけを見据える]
……深町さんはどこですか、
(64) 2010/07/23(Fri) 23時頃
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……確かに、その。 狂人のあなたの「絵」は、僕の力の結果ですけど。
[放られた紙をキャッチすると、視線も向けずに床に捨てた]
あんな絵と一緒にしないでくれますか、 あれは、あなたのものでしょう。
[ひどく冷めた声で返した後、少し悲しげに眉を下げて]
……僕も、部長があちら側だとは思いたくありませんでした。
[静かに告げて、視線が鋭さを増す。 ――お前ら。 その言葉に、一瞬疑問が浮かぶも、表情には出さない]
(74) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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……ベネット。 君は寝てていい、
[だるそうな声に、辛そうな表情を作り]
……それに。 それ以上、部長に近づかない方が良い。
(75) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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[ボリスの言葉には、多少の苛立ちを含ませて]
……だから。言ったじゃないですか。 深町さんが、人狼だって。
……どこにいるんですか、
[ふたたびイアンへと、探るような視線を向けた]
(78) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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……興味はありませんが。 深町さんとの関係がこじれた、とかじゃないんですか、
……風見先輩が人狼という推理は僕も言いましたが、何か。
[自己弁護を切り返すと、証明を求めるようにボリスやリンダを見た。 怒声が放たれても、冷めた表情はまったく変わらない]
――――、
[ただ、その指先を追い。 レティーシャを見ると、目を見開いた。 すぐにイアンを見返す。顔がわずかにこわばる]
……聖野先輩が、人狼、 ……違う、
[混乱を押し隠し、鋭い視線を彼に向けた。 一歩前に出るレティーシャの前に、左手を伸ばして行く先を阻んだ]
(87) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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……危険、ですから。 何を持っているとも限りません、
[不思議そうなレティーシャに、堅い声で告げる。 彼女の正体は測りかねたまま。それでも、容易にあちらに渡すものではない。 「占い師」としても。人狼の側に付くものとしても。]
狂人、ですから。 彼は。
(95) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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そうです。 人狼は、全滅させる必要がある。
[イアンのそれとは正反対の、鋭い声で断言した>>91。 ちらりとレティーシャを見た後]
だから、「ひと」のあなたには、あまり構っていられません。 ……「ひと」を、殺めなければ、の話ですが。
[リンダの問いには、彼女の方を向いて]
……先程、話して。 信じるに足ると、考えました。
……最初、僕を信じると言ってくれた、あなたみたいに。
(99) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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[ベネットと視線が合えば、その意味を知り、口元をわずかに緩めた。>>89]
……ありがと、
[小声で告げた。その裏の感情は、決して表に出ることはなく]
(102) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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……ええ。簡単に言うものじゃない。 でも。あの話を、僕はそう捉えた。 それだけです。
[はっきりと告げて、レティーシャをじっと見据える。 探るというよりは、何かを伝えるように。]
(106) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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言葉を。
[きっぱりと、リンダに告げる。>>100 それ以上は語る必要がないと、言外に告げるように]
……なぜ。 三匹以上、と言うのですか。
[リンダが何を言いたいのか分からず、怪訝な表情を彼女に向ける。 やがて、昨日の話を思い出し]
……その話はもう、終わっていますよ。 ……部長が狂い人である以上。コーチが殺された以上。 東條さんは人間ですから。
……でも。 三匹……あるいは二人目がいるなら、あなたでしょうね、
(111) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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……また。 そう言って、逃げるのですか。 昨日もそうでしたよね、
[明確な疑念をリンダへと向ける>>112。]
……あなたが人狼ならば。そうなんでしょうね。 ……同じことは、部長にも言いましたよ。
[繰り返すことこそしなかったが、それは証拠にはならない、と言外に告げ>>87]
……どうぞ。 ……僕も。確実に人狼と分かってる方を、探すことを優先しないと。
(118) 2010/07/24(Sat) 01時半頃
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[ボリスの無表情に、ゆるりと視線を逸らす。>>116 やましいことがあったのではない。ただ、ベネットの方をゆっくり見やる]
……教えてくれる人がいましたから。 信じるべきものを。
(119) 2010/07/24(Sat) 01時半頃
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[そうして、議論が一段落すれば、一同を見回した後、静かにその場を辞すだろう。 夕刻の約束の時間までは、まだ、長い**]
(120) 2010/07/24(Sat) 01時半頃
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厭世家 サイモンは、聖歌隊員 レティーシャやベネットに促されれば、共に。**
2010/07/24(Sat) 01時半頃
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――1F――
……ありがとうございます。 信じてくれて。
[食堂を辞すと、レティーシャとベネットに頭を下げた。>>131 たとえそれが消去法であれ、感情的なものであれ、信用は貴重だった。 レティーシャのような疲労は、表面には出さない。内の感情ごと隠して、無理矢理無表情に押し込める。]
……あ。 僕、いないほうがいいですか、
[ベネットに謝意を示すレティーシャが横を向くと、いつもの淡々とした声で問うた**]
(133) 2010/07/24(Sat) 10時頃
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……いえ、
[レティーシャの感謝には、控えめに返す。>>141 一瞬、複雑な感情が表情に浮かぶも]
もちろんです。
[レティーシャの囁きには、すぐに答えた。 そして近づいた彼女の顔を、じっと見て]
聖野先輩、 ……いえ、何でもないです。
[言いかけて、止めた]
(143) 2010/07/24(Sat) 20時半頃
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――1F→202号室(自室)――
[絵を見たい、と言ったベネットに頷くと>>135、二人に背を向ける。 一瞬、その身がふらついたことに、彼らは気づくだろうか。 そうして自室に戻ると]
……………、
[扉を閉めてすぐ、大きく息を吐いた。 途端、どっと疲れを感じてその場に座り込んだ。 表情には、明らかな疲労の色が浮かぶ。様々なものを隠し通す負荷は、ひとには大きい。 ましてやそれを、人狼にも隠そうとすれば。 気配などで、とっくにばれているかもしれないけれど。]
……まだ。
[自己嫌悪に顔を歪めつつ、引き絞るような声を出した。 イアンのこと。レティーシャのこと。その他、様々なこと。 「あいつ」が狩りを続けるには、まだ倒れるわけにはいかなかった]
(144) 2010/07/24(Sat) 20時半頃
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…………、
[顔を上げる。窓の外は暗い。 鏡のように、ガラスに自分の顔が映っている。]
……ああ。そっか。
[静かに自嘲して、気づく。 中途半端に「人狼」な、ミッシェルやレティーシャに、複雑な感情を抱くのは。 中途半端にすら「人狼」になれない自分を、鏡のように、どこかに見ているからなのだろう]
…………。
[ゆるく首を振って、立ち上がる。息を吐く。拳を握る。 そして、ふたたび扉を開けて部屋を出た]
(146) 2010/07/24(Sat) 21時頃
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――ロビー――
[ふたたび階段を下りる。今度は最初から手すりを持って。 ボリスの姿を認めると、軽く会釈した]
……何か、考えは、まとまりましたか、
(151) 2010/07/24(Sat) 22時半頃
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……なんですか、
[微妙なニュアンスに、無表情のままボリスをじっと見つめた]
(156) 2010/07/24(Sat) 22時半頃
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[ボリスの話を静かに聞く。>>158 口元を引き結んだまま、表情は変えない。 天井を見上げる彼を、さらに見上げ]
…………、 もし、そうなったのなら、言えますよ。 ……それが、現実なんですから。
……風見先輩は。確かに、人狼でした。 それは、僕からも――誰の目から見ても、明らかですから。
[ミッシェルが殺される光景を思い出して、嫌悪と哀惜が入り交じった表情を、わずかに見せた]
……気持ちは分かります。 ……今は。深町さんで「終わる」ことを、願うほかありません、
(162) 2010/07/24(Sat) 23時半頃
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[ゆっくりとかぶりを振った後、ふたたび彼を見て]
石田さんは、 ……誰を信じたいと、思っているのですか、
[一番考えたくないこと。 それが何かを、問うた]
(163) 2010/07/24(Sat) 23時半頃
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……風見先輩は。
[「人狼」であることを拒絶した彼女。 それでもやがて、人をエサと言った彼女。 しかし最後には、ひとのように無力に死んだ彼女。]
……人狼、ですよ、
[記憶に残るミッシェルの様々な姿を思い出した後。 何かに耐えるような表情で、もう一度、告げた]
……石田さんは。 正しいことを、したんです、
(166) 2010/07/24(Sat) 23時半頃
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…………、 ベネットをそんな風に言うのは、止めて下さい。
[それだけ否定して、ゆっくりと、階段の方へと歩き出す。 ボリスの方は見たまま、彼に移動を促すように]
……それで、石田さんは。 どちらを。
[メアリーの部屋は二階。レティーシャの部屋は三階。 何気なく壁に手をつきつつ、ゆっくりとした歩みは止めない。]
(169) 2010/07/25(Sun) 00時頃
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……石田さんは。 風見先輩のことが、好きだったんですね、
[ぽつりと告げた]
……動かないならば。 「決めなかった」という選択肢を、選んだことになりますよ。 後悔、しませんか。 風見先輩のときのように。
[たん、と、階段の一段目を踏む。右手は手すりに。 彼を見る視線は、先刻より少し鋭い]
(171) 2010/07/25(Sun) 00時頃
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…………。 どうしても、ですか。 ……仕方ありません。
[上っていた階段を、一段降りる。密かに「あいつ」に状況を送る。 そして。]
……それなら。 是が非でも、「終わり」を見せます。
[一気に階段を駆け上った]
(173) 2010/07/25(Sun) 00時半頃
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――二階――
[駆ける。 ベネットやレティーシャの姿を見かければ、目を合わせた後、静かに203の扉に視線を向けただろう。 もしイアンが近くにいたとしても、脚を止めることはない。無視して、進む。]
[そして、203の前で、立ち止まろうとして。 ふらりと、身体が揺れた]
…………、
[咄嗟に扉に手をついた。どん、と小さくない音が響く。自己嫌悪に表情が大きく歪んだ。 着ていたシャツが少しずれ、よく見れば、服の端から真新しい絆創膏の白と、それに滲む赤が見えただろう。]
(……取られすぎた、)
[胸中だけで毒づいた、そのとき。 203ではなく、204の扉が、開いた]
(174) 2010/07/25(Sun) 00時半頃
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[扉は、最初からわずかに開いていた。誰も気にしなかったのは、そこが空き部屋だから。 だった、から。 ……きっと。ずっと彼女は待っていたのだろう。 一人になるときでも、常に用心深く過ごしていた自分の隙を見つけるために。 手には出刃包丁。口元には笑み。 そして、何かを告げるように口を動かすと。 こちらへと突進した。]
(177) 2010/07/25(Sun) 00時半頃
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[咄嗟に、扉を押して反動で離れる。 無様に床に転がって、刃の一閃を避ける。 ペティナイフに手をかけ、すぐ立ち上がろうとして、視界の端にボリスが入った。あるいは、他の誰かが争う姿も。 致命的に注意が散る]
…………っ、
[右腕に鮮やかな赤が散った。 熱と激痛が脳を襲う。ペティナイフが鋭い音を立てて床に落ちた。ただでさえ失血していたところに、血がさらにこぼれて強い目眩を覚えた]
(180) 2010/07/25(Sun) 01時頃
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[くずおれる。 メアリーの持つ包丁から、血が滴ったのが見えた。視界が赤に染まる。動けない。 レティーシャの叫び声が聞こえた気がしたけれど、それはもう思考の範疇になく。 意識が落ちる前、囁きに向けた言葉は――**]
(182) 2010/07/25(Sun) 01時頃
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