人狼議事


313 【完全RP村】朝焼けの穹に、さあ一杯。

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視点: 人


【人】 羽化昇天道 イナリ

──永訣の日>>2:172>>2:179──

[「あ」という狐の声と
不思議そうなギロチンの声>>2:175が重なる。

先に動き出したのは、ギロチンだった。]

(0) 2022/08/11(Thu) 11時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


ほァ……

[手当したげてる。でも腕落ちた。
致し方無い。
万物の粘着力は一度目が最強で
二度目以降は弱くなるばかり、
それは全宇宙における真理。
命が生まれた瞬間から
死に向かっていくことと同じ。

嵐の前の静けさに
狐は息を詰めて、見守ることしかできない。
それはギロチンも同じようで。]

(1) 2022/08/11(Thu) 11時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


ほァ……ほァア……

[やがてぷるぷると震えだすギロチン>>2:176
狐はおろおろと手を伸ばした、が、
愛別離苦の苦しみに突き落としたこの手で
当のギロチンを慰めるなど、
そんな面の皮厚いことはできず
中途半端に手を浮かせたまま硬直する。]

(2) 2022/08/11(Thu) 11時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[状況を打破するのは
いつだってギロチンの方だ。
もぞもぞと寄ってきたかと思うと
中途半端に浮いた手にすぽっと収まり
ぴいぴいときゃわいいきゃわいい
声を上げ始めた。
ぶわァっと狐の尻尾が膨れ上がる。]

(3) 2022/08/11(Thu) 11時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

ほァアァァア───……

[狐は昇天した。
もちろんそのままギロチンを両手で掬い上げ
鼻面を押し付けて思う存分スーハーした。
肉球と鼻先を包み込むふわふわ
弱々しく震える感情
命を燃やす確かな温もり
ぎゅっとしがみついてくれる小さなおてて
そうLIFE IS BEAUTIFUL…]

(4) 2022/08/11(Thu) 11時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

すぅーー……はァーーー……

[ああ、ギロチン様。
きっとあなたは、深い悲しみに沈みながら
私の心を晴らすために
その御体でしがみついてきたのでしょう。
ありがとう、健気なギロチン様。
あなたは、自らを悲しみに突き落とした相手にまで
慈悲の心を与えられているのです。
たとえご自身が意識しておられなくとも……

しばし涅槃寂静にたどり着いていた狐だが
やがてすっと表情を戻して姿勢を正す。]

(5) 2022/08/11(Thu) 11時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


ニロィンスァア、……ん゛ん゛ッ!
……ギロチン様。

[現実から逃げ続けてはいけない。
ギロチン様の御心にお答えしなければ。]

お召し上がりください。

[狐は両の掌に収めていたギロチンを
そっとケダマッシュ(故人)の前におろした。]

(6) 2022/08/11(Thu) 11時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


一時の交流、きっと彼女の心を温めたでしょう。
ですが、彼女は潰し芋。既に命は無く
体は時と共に朽ちていくばかり。
なればこそ、心を分けていただいた
あなたに(芋の)体を差し出して
あなたの血肉と成りたいことでしょう。
どうぞ、ギロチン様。
彼女の命をいただいて、
彼女と共に生きてくださいませ。

[鼻先にくっついた毛をぴろぴろさせながら
狐はギロチンを促した。]*

(7) 2022/08/11(Thu) 11時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/11(Thu) 11時頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/11(Thu) 22時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──幻日のお守り>>8>>9──

[幾度か寝屋を共にした後に
ソルフリッツィにお守りを渡された。>>8

よろしいのですか?
ありがとうございます。

[贈り物に合わないかと聞かれれば、
首を左右に振って否定の意を表す。
綴じられてなお眩しい幻日の光に
狐は目をわずかに細めた。]

これは二つで対になっているのですね。
何か……惹きあう意思を感じます。
片割れを求め、一つに戻ろうとしているのでしょうね。

[するりと撫で、凹凸を確かめながら狐は囁く。
そうして、たまには断ってもいいと言われたら、
狐はいつも通り「いいえ」と答えた。]

(40) 2022/08/11(Thu) 22時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──店内にて──

[──パキん、と。
何かが割れる音がした。
狐が懐から幻日のお守りを取り出すと
それには大きくヒビが入っていた。
視線を落としたまま、
しばらくの間沈黙した。

やがて、小さくため息をつく。]

マスター。申し訳ありません。
少し外の様子を見てきてもよろしいでしょうか。

[許可を取って、店を後にした。
向かう先は、幻日が教えてくれる。]

(41) 2022/08/11(Thu) 22時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──乱闘組に乱入──

お疲れ様でございます。

[静かに歩み寄った先には、
疲弊した様子のモイと
それを拘束しているヤツデがいただろうか。
そして、様子のおかしい傭兵も。]

ソルフリッツィ様。
いかがなされましたか。

[狐はソルフリッツィに向き合うと、
本人だけに聞こえるような声で囁いた。]

もし、闘争の炎にお心を焼かれているのであれば──
一手、私とお手合わせいただけませんか。

[そう尋ね、丁寧に合掌した。]*

(44) 2022/08/11(Thu) 23時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/11(Thu) 23時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ


幻日の半身に導かれて。

[うつむいたままの傭兵に向かって
狐は端的に答えた。>>48
紅の視線が風を呼んだかのように
服の裾がたなびいた。]

はい。
必要とあらば。

[狐は合掌したまま身動き一つせず、
穏やかに微笑んでいた。]*

(51) 2022/08/11(Thu) 23時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/11(Thu) 23時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ


はい。私もです。

[一介の店員に過ぎぬ狐は
傭兵を相手にして、不遜とも取れる返答をした。
甲冑の軋む音が、重心の移動を知らせてくる。
先だってより理性を感じ取って
狐は穏やかに問いかけた。]

……何があったのですか。
味方同士で討ち合って。

[ちらりとヤツデとモイへ視線を向ける。
特にモイは、拘束を解かれてなお
酷く消耗して見えた。]*

(58) 2022/08/11(Thu) 23時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[ソルフリッツィが視線をやった先には
現地生物の躯や、まだ生きた個体たち。
やがてはそれらもこちらに向かってくるのかもしれないが。
それよりも早く、ソルフリッツィが短い忠告を発した。

武器の先端が引き抜かれる。
狐は思慮深い沈黙の後に、答えを出した。]

……「いいえ」。

[合掌を解き、両手を下ろす。
武器も無く、ただ静かに
立っているだけのように見えた。]*

(62) 2022/08/12(Fri) 00時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[不意にソルフリッツィの姿が掻き消えた。
狐は懐に手を入れたが、それを出すよりも早く
傭兵の一閃が繰り出された。>>63
チ、と音を立てて数本の毛が切られ、
バラバラと空へ舞う。
それが落下を始めるより早く、
鋼鉄が空気を切り裂いて咢を掠める。>>64

狐が一歩動くよりも早く
傭兵はそれだけのことをやってのけた。
逆に言えば、最初から牽制だけで
当てるつもりは無かったことになる──これまでは。]

(71) 2022/08/12(Fri) 00時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[サマーソルトに砂が巻き込まれ、
あたりにきらきらと弧を描く。
全く軸のぶれぬままに足を振りぬいた傭兵が、
着地するわずか前に、
狐はようやっと懐から出したものを投げつけた。]

いいえ。引けません。
貴方のお心が戻らない限り。

[投げつけたのは、眩い光を閉じ込めたお守り。
狐の狙いが正確なのか、幻日が半身を求めたか、
狙い違わず傭兵の目の前に飛んでいくと
激しく閃光が弾けた。

割れたお守りにどんな効果があるかは賭けだ。
目くらまし程度になってくれれば上等か。
これで止まらないのなら
互いの命を削り、動けなくなるまで戦い抜くのみ。]*

(72) 2022/08/12(Fri) 00時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/12(Fri) 00時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──戦いの途中>>79──

[眼を光に焼かれながら、
傭兵はそれでも武器を手放しはしなかった。
狐は腰を落とすと、古代からの本能のままに
ジャンプして兎人に飛びついた。
押し倒して仰向けに転がすと、
両肩を抑え込んだまま四つん這いに乗りかかった。
それでも傭兵が武器を手放していなければ
二人は武器を挟んで向かい合うことになる。

この程度の拘束など、傭兵の膂力を持ってすれば
振り払えるだろうけども。]

──ギャァアッ!

[狐はすっかり耳を後ろに寝かせ、威嚇音を鳴らす。
ゴムのように真っ黒な歯茎には
鋭い肉食獣の歯が並んでいた。]*

(107) 2022/08/12(Fri) 11時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[その時。
不意に日の光が遮られ
もつれあった二人に影を落とす。

ぼとぼとと降りしきる泥の塊>>82
狐の背中にも落ちた。
だが今は、目の前の傭兵を
相手取るのに精いっぱいで
空を振り仰ぐような余裕は無く。

仰向けになった兎人には見えただろうか。
蒼穹に浮かぶ、おぞましい異形の生物>>84が。

どこかから、煙の臭い>>90>>91がした。]

(109) 2022/08/12(Fri) 11時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/12(Fri) 11時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──回想・ごく変わらない日々の話>>0:137──

違いますか。

[ヴェルヌイユが"いつもの"について語れば
狐は繰り返すように囁いた。
それからしばらく考え込んだ後、ひとつ頷く。]

そういうものなのでしょうね。

[己が舌先で味を作る、感性の優れた同僚と違い
狐が作る"いつもの"はいつだって同じ分量。
けれど、どれだけきっちり計量しても
出来上がるのは違う味。
恐らくは、星屑の酸味であったり
ジーンの熟成具合であったり
飲み手の心持ちであったり。
些細な要因の積み重ねが
味として現れるのだろう。]

(110) 2022/08/12(Fri) 15時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[毎回変わる味に出会うたび
どれだけ精進を重ねようとも
己の力が及ぶ範囲など
ごく僅かなものなのだと気づく。
この客が頼む、"いつもの"カクテルが
狐に与えた智慧はそのようなものだった。]

ヴェルヌイユ様のお言葉で、
古い詩を思い出しました。
……ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。
かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、
又かくのごとし。
朝に死に、夕べに生まるるならひ、
ただ水のあわにぞ似たりける。

[そのように狐は読み解いただろう。]*

(111) 2022/08/12(Fri) 15時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/12(Fri) 15時半頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/12(Fri) 22時頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/12(Fri) 22時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──ギロチン様お鼻すりすりなんてああそんな──

んすぅゥーーーーー……

[不意打ちに狐が呻く。勝手に毛玉吸いまでした狐に
ギロチン様はマーキング、じゃなかった
鼻面をちっちゃなおててでたっちして
もふもふですりすりしてくださった。>>119
あぁギロチン様、そのように慈悲の心を
際限なく振りまいてよろしいのですか。]

ウくッ……はァーーーーー……

[確かにこそばゆいし猛烈にくしゃみをしたいが
そんなことはどうでもいい。
ただしくしゃみは我慢した、
別にどこぞのモフ様と違って破壊光線は出ないが
鼻水をお客様にぶちまけるのはいただけない。
そう、それは至福の時。
けれどいつまでもそうしているわけにはいかず。]

(145) 2022/08/13(Sat) 00時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[名残惜しくも毛玉吸いを終え
ギロチンをケダマッシュの前に降ろすと
つぶらなおめめでじっと狐を見上げた。
種のようなおめめからは不平も不満も
あるいは懇願も読み取れない。
ただ、無慈悲な願いを狐が告げると
ギロチンは勇ましく一鳴きし、
ケダマッシュにぴとっとくっついた。]

……ギロチン様……

[やはり酷すぎるのかもしれない。
食べ物として無念な最期と成ろうとも
ケダマッシュは残菜として廃棄するしかないのか……
と狐が諦めかけた時、
むっち……と、ギロチンがケダマッシュをむしった。]

(146) 2022/08/13(Sat) 00時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


お……おぉ……
おいたわしや、ギロチン様……

[狐はオーロラで織ったハンカチを出すと
ギロチンの目元から溢れる一雫を
そっとぬぐい取った、完全に余計なお世話だが
手が勝手に動いてしまうのだから仕方がない。]

(147) 2022/08/13(Sat) 00時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[やがてケダマッシュが欠けていくにつれ
重心が不安定になったのだろう。
ぐらり、と大きく揺れ、倒れる──ギロチンに向かって。]

ケダマッシュが……ギロチン様に、抱き着いた?

[狐が呆然と呟く。
まるで、意思を持たないマッシュポテトが
与えられた情に応えるため、
最期に抱擁をしたかのような動き方だった。
そう、これが奇跡。たぶん。
そんなこんなな奇跡も見たりしつつ、
狐はケダマッシュが食べ尽くされるまで
ハンカチを握りしめて見守っていただろう。]*

(148) 2022/08/13(Sat) 00時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/13(Sat) 00時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──VSソルフリッツィ様──

[空中の敵に日差しが遮られても、
狐には振り仰ぐような余裕は無かった。
だが、辺りの霧が濃くなるにつれ
鼻筋と眉間の皺が深くなる。]

(158) 2022/08/13(Sat) 01時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


ク、ク、ケ、カ、カ、カ、カ……

[知らず、喉奥から威嚇音が漏れる。
温和な笑みは跡形も無く消え失せ
すっかり獰猛な獣の形相で、
        、、
肩口に押し付けた前足からは太く爪が伸び、
耳障りな音と共に甲冑に傷をつける。
血の色の透けた兎の目玉が、酷く旨そうに見えて
開いた口からはだらだらと涎が垂れ、
金物ごしの喉元に落ちた。]

(159) 2022/08/13(Sat) 01時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[不意に風を切る音がして>>121
異臭が強くなった。]

────!

[はっと目に理性が戻った瞬間、
狐の耳が、大量に気体が吐き出される音を捉えた。>>123
例え二人の間に挟まった武器が食い込もうとも
意に介すことなく、狐は兎人の頭を抱え込んだ。
次の瞬間夥しいほどに凝縮した霧が
二人を、その場にいる者たちを、
ことごとく包み込んだ。]*

(160) 2022/08/13(Sat) 01時半頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/13(Sat) 01時半頃


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