285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう
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地震>>2:#0の痕跡が深く刻まれた二つの街。
割れた地表や崩れかけた家屋、
蜘蛛の巣状に割れ目の広がる窓 …など。
街中に存在する傷痕を強くなぞるように、
二度目の終わりがやって来る。
(#0) 2018/10/12(Fri) 22時半頃
崩れかけの世界に残ることを
もしも誰かが選択したとしたら。
…気付いただろうか?
頬を撫でる風が徐々に強くなっていることに。
土に刻まれた亀裂が横幅を広げていることに。
街に影落とす山間から水が溢れ、
少しずつ少しずつ、街側へ浸食を進めていることに。
そして、何処へ行くにしろ
時間はもう殆ど残されていないだろうということに。
(#1) 2018/10/12(Fri) 22時半頃
…気付いただろうか?
小刻みな揺れと大規模な揺れが繰り返される度、
地震によって街が壊れ、崩れていく度に、
双方の街の端から街並みが零れ落ちていることに。
一度欠けてしまった場所には何もなく、
まるで最初から街がそこで途切れていたかのように
真っ暗な空間が何処までも広がっているだけ。
" 存在するはずのなかった世界 "は
元からそうであったように無へと還っていく。
(#2) 2018/10/12(Fri) 22時半頃
やがて
全ての音が飲み込まれ、眩い光に包まれて、
―――――― その時は訪れた。
(#3) 2018/10/12(Fri) 22時半頃
" もしも "がひとつ消えたところで
現実世界はこれからも何事もなく続いていくのだろう。
一度は存在した「はず」の二日だけの世界の代わりに。*
(#4) 2018/10/12(Fri) 22時半頃
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