254 東京村U
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― 新宿駅前 書店にて ―
[平積みになったその本を手に取る。 表紙には『東京村U』の文字の他に、『木露流衣』の文字が印刷されている。 筆者名を出して出版されたそれは、当初ネット上で好事家達の間に賛否両論を巻き起こした。 メタフィクショナル的な手法を用いてる事もあり、最終的な評価は『東京村』をモチーフとした小説として好評を得ることとなる。 この本の中の出来事も実話なのでは、という声はその評価と共に消えていった]
[本を持つ手は、表紙を開き、*ページを捲る*]
(235) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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はじめに
『東京村』の続編を執筆するという企画のお話を頂いた時、前作に倣い匿名にて出版する予定でありました。 しかし、編集者とも協議の末、皆様もすでに御存知の通り『木露流衣』の名前を出し、出版することと致しました。 前作を読まれた方の中には、筆者名が記されていることに抵抗感がある方もおられるかとも思いますが、前作著者とは別の人間が書いたものであるということをはっきりとしておくための処置ということでご容赦下さい。 今回、『東京村U』を執筆するに辺り現実に流布された噂話を元に、調査・関係者への取材・メール等記録の引用を行っておりますが、登場する人物名・職業・団体等を実在の人物に対する本書の影響を鑑み仮名としております。 また、登場人物の心情や説明不足及び差し障りのある箇所、そして調査した上で不明瞭であった部分に関しては、物語としての可読性を考慮した筆者の推測・類推が含まれていることをご了承下さい。 最後に、本稿が一冊の物語として成立した功績の大部分は鈴里みよ子氏に―その一部は、石見妙子氏にも―あるという事をここに明記させていただきます。
(236) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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…………ふぅん。
(237) fuku 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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東京村Uっていうんですね、この本。 全然知りませんでした。ほら、最近農業しかやってないんで、僕。
[カメラの回っている前で青年は笑顔を見せる。
『本くらい読まないとダメですよぉ』などというレポーターには少し困った顔を見せ。]
でもぉ、今は新しい作物のことで頭がいっぱいなんで。
[へらへらと笑いながら、『お手本通り』のコメントを述べる。]
(238) fuku 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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お疲れさまでーす。
[『取れ高OKです』の掛け声と同時に収録が終わる。
事務所が言うことには、今は『農業アイドル』が旬らしい。1ヶ月の半分は名も知れぬ田舎へ行き、農業をする。その合間に東京に来て、アイドル業に勤しむという活動方針らしい。
世間の考えることはいっそうわからなくなっていた。]
(239) fuku 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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『新五さん。この後は太助さんの収録が今終わったそうなので合流して島へ直行です。』
[マネージャーが携帯を片手に『新五』に声をかける。]
(240) fuku 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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はいはーい。太助くん待ちね。りょうかーい。
[社長の鶴の一声で『一二三』と云う名前は、捨てることになった。社長曰く、
『農業っぽいけどチミ、昭和臭すぎるよね。そうだなぁ、5人目のメンバーだから、五がつく……そうだ、チミ、今日から新吾ね!わかった?』
とのことである。
結局のところ、『ろくでなし』だけは、卒業できなかった。]
(241) fuku 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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リーは、誰かに声をかけられ、振り向いた。
fuku 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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『アンケートにご協力お願いしたいのですが──』
[気弱そうな女性だった。マネージャーが制止しようとするが、『新吾』はまぁまぁとなだめ、]
いいよ。ちょっとだけね。
[『新吾』はアンケート用紙に目をやる。]
(242) fuku 2016/10/10(Mon) 23時頃
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『どんな未来をご希望になりますか?』
(243) fuku 2016/10/10(Mon) 23時頃
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そうだなぁ、もちろん……
[アンケート(>>0:17)をじっくりと見ながら、サラサラっと回答を記入する。]
(244) fuku 2016/10/10(Mon) 23時頃
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『日本一のアイドルグループになる』
(245) fuku 2016/10/10(Mon) 23時頃
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これでよし、っと。 今度デビューするから、応援してね。じゃ、バイバイ。
[気弱そうな女性に手を振ると、マネージャーが大声で『新吾』を呼ぶ。]
(246) fuku 2016/10/10(Mon) 23時頃
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都市伝説なんて、くそくらえ。ってね。
[都市伝説に翻弄された李沢一二三は、あの日死んだ。 これからは都市伝説さえも『利用してやる』。
『新吾』を乗せたワゴンは空港に向かって*消えていった*]
(247) fuku 2016/10/10(Mon) 23時頃
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[意識を失っていたときのことは、時間が経つごとに薄れていった。 夢と同じで、本当に、本当は夢だったんじゃないか、なんて思う。
夢じゃない、と思えるだけのものは本当に少ない。 「ハナコ」ちゃんの存在は私の幻覚だったんじゃないかって、夢も、本当はわたしがそう望んだからみていたのじゃないかって]
ママ、私が入院してる間、部屋入った?
[退院後、ようやく家に戻った私は少しだけ雰囲気の変わった私室に違和感を覚えた]
「掃除はしていたけど、それくらいよ?」
[配置が変わっていたのはそのせいか、なんて思って、机の上に纏められていた教科書やノートをパラパラとめくる。その中の一ページで手が止まった]
『またあそぼうね』
[それがいつ書かれた物かわからない。文字はつたなく小さい子が書いたようにみえる。 ぽろぽろと涙が零れて、「ハナコ」ちゃんはここにちゃんといたんだって、思えた]
(248) waterfall 2016/10/10(Mon) 23時頃
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――後日――
[復学してちょくちょく、私は新宿不動産を訪れた。ママに、鈴里さんから担当が変わったという話は聞いていたけど、訪れたのはそれが理由ではない。
「夢」の中で会ったお兄さんは、無事に戻れたのかな、とか、そもそも夢だったのならあんな所迷い込んでないんじゃないかとか]
特別用事があるわけじゃ、ないからなぁ……。
[窓口まで行ったとしても、まずお兄さんの名前を知らない。 そもそもあれが夢であるなら、不思議に思われるに違いない。 入り口の前でうろうろとした後、また日を改めよう、と後ろ髪を引かれながら不動産屋の前を離れる]
(249) waterfall 2016/10/10(Mon) 23時頃
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「日菜子ちゃん!」
[少しだけ離れた時、呼ばれた名前にびっくりして、私は振り向いた。 ここで会ったときに名前を名乗ったことはないし、不動産の内部資料でも貸借人の顔写真なんておいてないと思うし、頭の中で色んな可能性を消しながら、「夢」が「夢」でないことを願った。 あのことを、夢だと否定するのは、ハナコちゃんの存在を否定することと同じだから]
えっと、お久しぶりです……。 私のこと、覚えててくれたんですね。 ――ハナコちゃん、のことも? ……そっか、良かった……。私、夢だったのかなって、不安にもなったから。
でも、お兄さんも無事で、良かったです。 そうだ、聞こうと思って聞けなかったから、今度聞こうと思ってたんです。
お兄さんの名前、教えてください。
[いくらかの会話。 涙が出そうになったけど、笑ってごまかして、それから、あの駅のことや、それから「羽菜子」ちゃんのことを東蓮寺さんに*話し始めた*]
(250) waterfall 2016/10/10(Mon) 23時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
noko 2016/10/11(Tue) 00時半頃
ヒナコは、ハナコを探しに新宿駅へと*消えていった*
waterfall 2016/10/11(Tue) 00時半頃
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