238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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エフは、麗亞の足元に転がったままの対銃の片割れ>>150を、ちらりと見て。
2015/09/19(Sat) 07時頃
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ありがと史夏チャン!
[勢いをつけて両手を下に振り下ろす。 三黒の火を風が煽り、より強大なものとした。
――はずであったのに。 逆に質量を利用されて跳ね返される己の攻撃>>235。 風圧で弾き飛ばしつつ、縦横無尽にひとっ飛びして攻撃を避けようとするも、それが裏目に出て三黒の炎の庇護下>>236から自ら抜け出る羽目になる。]
……いッ、ぐ…あっ…… いったぁ…
[聖痕を守ろうとして風の壁を作るべく前に出した右腕に、しかし灼けるように熱い街の残骸たちが降り注ぐ。
目の裏がチカチカして、思考が弾け飛ぶ。 唇を噛んで堪えようとすると、鉄の味が広がった。]
(237) 2015/09/19(Sat) 14時半頃
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[痛みを逃がすように息を吐いた後に右手で聖痕に触ろうとして、腕が命令を聞かないことに気がつく。 だらりと垂れ下がる腕は既に装飾物と化していた。]
はー…だから嫌だったのにぃ。
[口では文句を言いつつも歯を食いしばりつつ左手で聖痕に触れ、空気の流れを作る。
こちらから目標への風の到達ルートを思い描き、風の流れを作る。 その数は20通り近く。そのすべてに投げナイフを置いて射出する。 あらゆる角度から仰代に攻撃をしかけるナイフは、しかし元よりコントロールの精密さは幾分か欠いていただろうか**]
(238) 2015/09/19(Sat) 14時半頃
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まぁ。 これでも、聖女と誉は高いのですよ?
[くすくすと笑い、おどけてみせる。 今でも、そのつもりだ。]
さぁ…… なんの事でしょう。
[理由を問われても、まだ黙秘を続ける。]
(239) 2015/09/19(Sat) 14時半頃
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嫌だ嫌だと言いながらの攻撃では、私には当たりませんよ?
[コントロールを欠き、殺意すらもない攻撃では尚更この身には届かない。 届かせない。 必要最低限の分だけ障壁を創り、弾く。]
それでは、乱してみましょうか。
[外した分は、そのまま捨て置くのも芸がない。 とんとんと足で軽く地面を蹴り、光の波動を散らす。 数本くらいは、いい感じに相手へと向かうのではと。]
(240) 2015/09/19(Sat) 14時半頃
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あの、馬鹿…!
[何の為に炎を張り巡らせてやったと思ってる。 残骸が彼女の身を割いて行く>>237>>238のを横目にみながら、しかし助けに動く事は叶わなかっただろう。 使い方を誤れば自らを焼きかねない炎を従えて、よそ見の具合によっては、纏う炎が此方の敵にも成り得るのだから。
七緒には悪いが、少し利用させて貰うとするか。
いくら彼女のナイフを弾いても、運ぶ風までは封じる事までは出来やしない。 風の流れにそのまま炎を混ぜ、渦巻く炎は視界を覆う程濃く赤い。熱に揺れる陽炎に周囲の風景を滲ませながら、 麗亞の放った光の軌道>>240とほぼ入れ替わりのように、防御を決め込む女の元に飛び込んで行く。
遠距離は盾で、 近距離は槍や剣で。 阻まれ続ける隙のない鉄壁>>239にイラつき手を止めたって何もいい事は無い。
秋津の当主を助けに走るより、それより先に潰すか此方に意識を向けさせるか。その判断の方が早かった。 なにせ自分は、そういう戦い方しかできないのだから。 優しさの属性を司る白い翼とは極端に、己の黒い翼と血脈は、壊し続ける事に意味がある。]
(241) 2015/09/19(Sat) 17時半頃
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[デスパレードを踊る趣味は持ち合わせていない物の今回ばかりはそうはいかず。たとえ光の刃が身を割いたとしても、止まってやるつもりは毛頭ない。 光の爆心地をもう一度焼け野原にせんと飛び込んで、 しかし、聖女を装う女と障壁に叩きこんだのは黒弾では無い。
阻む障壁を揺らしたのは、高く振りかぶった黒銃の、硬く重いグリップの底。
銃で肉弾戦なんて馬鹿な事をと思うものの、 実行したのは、弾を使わんアイツ≪白≫の顔が急に浮かんだから。 普段は出力装置として使用する武器を今はただの鈍器として、力任せに叩きこんだ一撃に燃え盛る炎は勢いを増していく。 幾ら皮膚を焼かれてももう知らぬとばかり、押し込む障壁に亀裂と熱波を刻みながら。]
(242) 2015/09/19(Sat) 17時半頃
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エフは、オーレリアと向かい合い、炎の中で笑っている。**
2015/09/19(Sat) 17時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 17時半頃
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熱風? 確かに、有用かもしれませんが、それこそ対象を選ばない諸刃ではありませんか?
[暑苦しさに眉を潜めながらも、ゆるく首を傾げる。 どれほど風を操ろうと、広がる熱気までは制御できまい。 そうなれば、その熱はこの場の全員を焦がすだろうと。]
……ち、捨て身、ときましたか。
[さて、止まらない相手には、どう対処しようか。 と思案したところで]
(243) 2015/09/19(Sat) 17時半頃
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あら……鴉が、天使の真似事、ですか……?
[ぴしり、と。 僅かに障壁に罅が入る。 小さく舌を打ち]
……がっつきすぎなお方は、嫌いですよ。
[く、と指を男に向ける。 そこから、透明な盾の柱が諸共吹き飛ばそうと迫る。]
(244) 2015/09/19(Sat) 17時半頃
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そりゃあいい、 俺も、お前は好きじゃない。
[むしろこっちから願い下げだとばかり、刻んだ亀裂に押し付けたのは今度こそ黒い銃口で、]
スラスト・ブラック≪猛攻の黒≫
[障壁の内側で、そのまま蒸し焼きになりやがれ。
当てられた盾の柱を避けようともせず、結果吹き飛ばされたとしても構いはしない。 不可視の塊が骨を軋ませ肉を潰したとしても、男は笑っていただろう。
ゼロ距離で撃ちこんだ数発の銃弾≪炎≫は、今度こそ相手に火傷ぐらい負わせられただろうか。]
(245) 2015/09/19(Sat) 18時頃
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あら、悲し……、っ
[向けられた銃口に、目を見開く。 咄嗟に障壁を貼り、防ぐも、その場凌ぎのそれは薄すぎた。]
…………あら、あら、まぁ……
[頬に触れ、指についた赤を舐める。 再び指がそこに触れれば、綺麗に消えてはいるが。]
酷いわ……女の顔に傷を付けるだなんて……
[手を翳す。 男を挟むように出現する、あまりにも巨大すぎる盾。]
(246) 2015/09/19(Sat) 18時半頃
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―――――――ディバインクラッシャー
[少々、余裕を持たせすぎていたようだ。 壮絶な笑みを浮かべ、男を押し潰そうと盾が閉じる。**]
(247) 2015/09/19(Sat) 18時半頃
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――ッ?!
[日本刀で白鴉の銃を受け止めた。
そして、使い古された無銘の日本刀は見る見るうちに輝きを取り戻していく。 そう、有機生命体の如く。 過剰回復《バイオレンス・ヒール》の力はそれだけではない。 溢れる力が大地に降り注げば、そこに若葉が芽生え。樹が生まれていく。]
……規格外だな、とんでもない。
[日本刀は新品同然になった後。 塵に還っていくのだった。]
(248) 2015/09/19(Sat) 19時半頃
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[背中の羽根で天に舞うと距離を取って。 さて、あの威力をどうしたものかと考えていた。
まあ、あんな攻撃力だがそれはそれで戦いようはある。 次から次へと天使の羽根を舞い散らせると。 彼の過剰回復《バイオレンス・ヒール》に対する煙幕として使っていた。
任意の攻撃だとしても、発動させる時に羽根が飛んでいれば。 それが再生して邪魔ぐらいはできるだろうと。]
(249) 2015/09/19(Sat) 20時頃
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すげえ。
[振り抜かれる白鴉の銃>>220。
それを受けた大須賀の日本刀>>248は瞬く間に輝きを取り戻し塵に――いや、原子へと還っていく。 そして、光の軌跡の消えた後にはコンクリートを突き破り新たな生命が芽吹いてさえいる。]
(250) 2015/09/19(Sat) 21時頃
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……大須賀ぁ、ボクを忘れんなよ。
[ごうと風がうなり、舞う天使の羽根を散らす。 式鬼紙使いの左右に浮かぶのは無数の切り紙の蝶。]
――式鬼紙《シキガミ》 風華-フウカ-
[一羽の蝶の周囲に風が渦巻き。 再び空気の塊が発射され、羽根を巻きこみ落とし、散らす。 秋津ほどの威力もなければ、細かい制御もできないが、舞う羽根を散らすだけならば十分。]
(251) 2015/09/19(Sat) 21時頃
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羽根はボクが散らす。 任せろ。
――…ボク達で、越えよう。
[死に急くように守るのではなく。 共に並び立ち、戦う為に命を預ける。]
(252) 2015/09/19(Sat) 21時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 21時頃
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[>>248彼の持つ日本刀が 男の過剰回復《バイオレンス・ヒール》によって塵となる。 そう、この力は無機物にも通用する……男はこれを狙っていた!]
………お互い様、だろ
[規格外という褒め言葉に呼応し それから男は、狙撃銃を白鴉へと喚び戻した。
これでお互いに獲物はない。]
(253) 2015/09/19(Sat) 21時頃
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おいおい、大須賀家の人間が こんな小細工使って、満足すンのかよ?
思い出せねえなら、俺が思い出させてやる―――
[>>249天使の羽が舞う。 一瞬、少年の姿が見えなくなるが >>251それも蝶達によってあっさりと散り果て]
―――サンキュー、リッくん!!
[そう、友に一声かけ]
(254) 2015/09/19(Sat) 21時頃
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――――――『さっさと殴れ』!!!!
[>>1:88白銃から解放された男の疾さは音速を超える。 >>1:243以前に何処かで見せられた家訓を思い出しながら
男は、その身体に向かって 疾さを力と変えた拳を思い切り振り抜く!!!]
(255) 2015/09/19(Sat) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 21時頃
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――なっ
[風華-フウカ-で羽根が散らされていく。 そして、飛んでくる彼の一撃>>255
だが、その一撃こそが。 彼を目覚めさせる。]
(256) 2015/09/19(Sat) 21時頃
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ああ、忘れていたよ。
[口の中を切ったのか、血を一度天空に吐き出すと。 四枚羽根の機構部分を使った推進力で一気に加速すると――]
(257) 2015/09/19(Sat) 21時頃
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――――――『しっかり殴れ』!!!!
[加速した勢いのまま。 目の前の彼に拳を叩き込んだ。]
(258) 2015/09/19(Sat) 21時頃
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………ッ、は、 お目覚めかい、 傷だらけの灰色天使《キル・ミー・エンジェル》
[>>258腹にまともに拳を喰らい 男はごぼりと口から血を吐き出す。
直ぐさま治す事も出来たであろうが それをしなかったのは、その拳が語る声に、耳を傾けたいからだ。]
(259) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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――――――『すかさず殴れ』!!!!
[殴られたままの男ではない。 殴られた反動を力と変え さらに重い一撃を叩き込む―――!!!]
(260) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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ッ、 ぅ
[…ああ、回復されンのは、厄介だ、なあ。 転がった地面の上で消える傷跡>>246を眺めて、遅れてきた自身の身体の痛みに小さく呻く。
数本折れたか。 激痛を叫ぶ腹部に手を這わせても、あっちのように治癒が働く訳でもなく。 それでもまだ両の指が動く事を確認すれば、立ち上がり今一度銃を握りしめるのだ。
不味い状況だ。 だが、あっちでドンパチやってる白供には頼れん。 大須賀は大須賀で妙な玩具を出しやがるし、下手をすれば此方より苦戦しているかもしれない。 故に救援は呼べず、呼べぬと言う事は今の頭数で押すしかない。 それでも手負いの者しか居ないこの盤面、ひっくり返すには、些か火力が足らなさ過ぎる。]
そりゃあ悪かった、な。 次はきちんと、心臓狙ってやる。
[鉄の味を感じながら軽口を吐いても、あの障壁を何とかしない限り心臓どころか顔にも届かん。]
(261) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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[…――となると、七緒と日向を逃がす、か。 んで、二人を逃がして、自分はここ。 しかし時間稼ぎの薪にはなれても、彼女達が最終的に逃げ切れるのかどうかまでは分からなくて。
自分らしくない計算に、弱った三黒の血を恨んだ。 あれほど手放したくてたまらなかったこの血脈が、今は酷く惜しい。]
(262) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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[己がつまらぬ思考を回したからか、撃ちこんだ事にあちらがとうとう怒ったかまでは知りはしない。 だが突如出現した巨大な盾>>247を目の前にして、思考を切り替えない者が何処に居ようか。]
だっ、から、 何が癒しと守護の…!
[走るか、飛ぶか。 そのどちらも間に合わぬ事を瞬時に理解すれば、逃走の道は切り捨てた。 女と同じように手をかざし、皮膚を焼きながら大地から沸き上がるのは炎の塊。
しかし、炎の威力が足らぬ事も、男は同時に理解している。]
レッド――…!! ≪紅の
[沸いた炎を封じ込める様に盾が閉じ、神聖を孕んだソレが消え去る頃には、 黒い鴉は今度こそ、地に落ちた。]
(263) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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――――――『せっせと殴れ』!!!!
[口の中がまた切れた。 しかし、鉄錆の味をものともせず。
再び拳を叩き込んでいく。 その拳に、彼なりの想いを込めて。]
(264) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 21時半頃
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[この時、男達の動きは常人の目で追えるものではなくなっていた。
>>252しかし、彼には全て 手に取るように見えていたのだろう。
男は知らなかった。
幸々戸の弟は聖痕を受け継いだ当主であり 幸々戸の兄は――――理眼-リガン-の継承者であることを。]
(265) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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『それから話は――――聞いてやる』!!!!!
[ カ ア ァッ ―――――!!! ]
[>>264頰に鈍い痛みが走る。 だが、それが逆に男を目覚めさせたのか
男が最後に繰り出した拳は光の軌跡を描き 少年の身体にぶち当たると同時に、弾けた。]
(266) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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