180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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ほう…2人でか。
[身構えながら虚数の波動を紐解いていく。足元に小さく咲く草花が潰えたのが分かるだろうか。当れば肉体どころか魂そのものすら削る、そういう力が渦巻いていく。]
良いぞ。俺を以前に倒しに来たアインやミラベルはそういった類の技を確か好んでいたな…元は一人だったのだから道理だ。 フン…胸赤鳥もそこのところは同じであろうよ。
貴様らを潰せば……俺の目指す前途にも希望が持てようというものだ。
―――――さあ、来るが良い!
(159) 2014/06/20(Fri) 23時頃
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ぐおおおぉああああぁァァ!!!
[一緒に握られた剣が振り下ろされた瞬間、溢れんばかりの水と噴き上がる紅蓮の焔が辺り一面を覆い尽くす。
その光景はまるで神話《Noah'sArk》を思わせるような惨景で。]
(160) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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───…ッ
[撃ち放った白銀の閃光は逸らされた>>126 それに一瞬、悔しげに目を細める]
ふん。───今頃知ったか?
[それでも小鳥>>141へ向ける口調は、未だ軽口めいて]
(161) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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チィッ!!!!
[撃ち放たれる超新星の煌き《LRF》そしてそれに合わされる、《ディアボリック デス バースト》『死魔殺炎烈光』。 咄嗟に張り巡らせたのは、]
…我は王冠を戴くもの(ケテル)、我に応えよ―――!
[”クラシア”と対を成す”マルクト”の術式だ。 カッ!!!と、黄金の円環がヘクターの守り>>145と共に煌いた]
(162) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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甘いな水鉄砲男!!!!
[”クラシア”と共に”マルクト”を制する稀有なる才能。 それを示して、セシルは誇らかに笑う。 衝撃はこの身にも負荷を刻みつつある。 ───が、この余裕を手放すつもりはない。最後まで。ただ、]
…お前、
[呟きは恐らくは、届かなかったろう。 それほどの音量である。 ただ、ラルフの言葉>>127に。 その叫び>>153に、セシルはごく短い間瞳を細めた]
(163) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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来おるか……ほう……ほう!!
[放たれるのは地獄の業火と災厄の禍渦。それが地上のあらゆるものを呑み込み、無尽蔵に広がっていく]
なるほど……やるではないか。大したものだ。 我が地獄の業火をも、あるいはソドムの火を超えるとも思わせる炎よ。 そして法の神のかつて起こしたともいうあの大渦もかくやと思わせるその質量……大したものだ。
我が配下に欲しいほどよ。
[奥歯をぎりり、と噛みしめる。そう余裕ぶっているほどの余裕はない。]
(164) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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だが―――――この程度では死なれぬのだ! 俺は……この手に掴み取るまでは! ヨーランダ……愛しき乙女を法の神より取り戻すまでは、 三千の世界に仇成そうとも、死なれぬ!
[その言葉と共に全身に滾る虚数の波動全てを2人に向けて解き放った。]
―――合わせる気があるなら諸々よ応えてみよ!
貴様らがFESというならそれは俺も同じ事……受けるがいい!!
(165) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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ロビン。…ダン、閻羅王。
──── 突っ込むぞ。
[ラルフとプリシラが技を撃ち放つ直前に、声を投げた。 統皇剣を高く掲げて、支配者を縛する鎖を断ち切る。 セシルが目に映しているのは、ただひとつ。
赤い赤い、一輪の花>>32]
(166) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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援護しろ!!!!
[そうして、返事も待たずに宙を蹴って駆け出した。 炎と水の渦巻く中心へ。 その最も激しいところへと、]
天誅滅殺悪逆横暴天下一品!!!覚悟しろ!!!!!
[無謀ともいえる勢いで、駆けていく。 手にするのは銀の剣。炎の如くに燃え上がる、至高の剣!]
(167) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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Imaginary Force--Forbidden Eclipsed Selenity
《 虚 空 波 動・ 喰 天 獄 》
[写真のネガのような青白い波動が拡散する―――空間に飛び火し、冥王の魂を擦り減らすほどに乱れ飛び、エネルギーを喰らっていく!]
(168) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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『…………父さん』
(169) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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あれを断ち切るのは任せてやろう、ミラベルの末裔… クラシアの皇子よ!!
[冥王たる者の覇道の証―――混沌の波動が乱れ舞う。 その只中で、止めは任せる、と背後のセシルに告げた>>166]
(170) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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悪意(わたし)は決して潰えぬぞッ!
[全てを滅さんとする水と炎が周囲を覆う。 限界を超えた銀翼がが血飛沫に還る。 それでも、悪意《ロビン》は笑う。
嘗て、己《オリジナル》が最期までそうであったように。]
(171) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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その声は、ナンシー!ブレンダ!死んだはすでは…………!
−ダンの精神世界−
『サイラスさん、でしたっけ。彼から父さんの精神に呼びかけてって言われたの 母さんも…………元気だから』
[死んだハズの妻、ブレンダと娘ナンシーの姿に戸惑うダン。]
(172) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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『時間は無いわ。あの技を使って。南風が、護ってくれるから。』
[目を醒ますと、現実に返っていた。]
(173) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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[ゴウッ!!!と、炎と水が襲い来る。 灼熱の蒸気に晒されて、肌はじきに焼けてきた。 それでも。歯を食い縛って、エンペラーブレイブを振り上げる。 誇り高く、希望の炎を掲げる如くに振り翳す]
パーフェクト……
(174) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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サンダーストライイイイィィック!!!!!
[光が、天と地を繋いで白く染め上げる。剣を振り下ろす。 一瞬、向かいあう男女と視線が交わる───。
直後、があんっ!!!!と、視界を白に染める雷が、至近距離から彼らの頭上へと撃ち放たれた]
(175) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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これで本当の最後だ。
[冥王>>165の主>>167の声に応え。 血飛沫へと還り散っていく翼を広げる。]
悪意の戦華《Bloody Flower》
[散り逝く翼が無数の赤い華へと変わり。 花吹雪は水や炎を吹き飛ばしながら、駆けるセシルへの援護となり降り注ぐ。]
(176) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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[ダンの右手に一筋の光が降り注ぐ。]
(177) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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[それは、かつて南風の慈愛に恵まれた魔女がしたためた技。]
(178) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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[人々の期待を乗せて、世界の平和を導いた奥義が、時空を超えて父娘の絆を取り戻す。]
(179) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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蒼天流奥義、第零零式!東北新幹線!!!
[ダンははやてのような突きをラルフとプリシラに繰り出す。
その突きは、そう、]
(180) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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[あらゆる世界の人々の、希望を乗せて、まっすぐに−−−−**]
(181) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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思い出すぞ……その雷はガルガンチュアの鐘が鳴った頃、かつて見たあの光……
ほんの僅か昔に過ぎぬだろうに、もう遥か彼方の事にも思える… そうは思わんか?
[混沌の覇道が乱れ飛ぶ。虚数を、さらに増幅させて解き放つ。その力は、己が魂と言えど例外とは言い難い。長く続ければ必然、己の魂にすら害が及びかねない。 しかし、それでも力を弱めるつもりはない。]
地獄へ連れ帰れそうな良き魂の前で―――王として恥ずべき真似はできんわなあ…!そうであろう? 王たる者が……この程度で”滅”されはせぬ!!
(182) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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[凄まじい力の衝突の後――――――。 その場に立っていたのは男1人であった。 衝突した相手がどうなったかまでは見る余裕がなく。
愚者の庭園へと戻っている景色。 紅く染め上げられていたリコリスの華の海は――――。
一瞬のうちに銀へとその色を染め上げる。]
(183) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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いい話と悪い話がある――――そう言ったよなぁ・・・。
[希望《クロノス・リミテッド》をのせた風が海を揺らす。 煙草の煙がやけに目に染みる。]
どうやら・・・オレにとって悪い話だったようだ・・・な・・・。
[そのまま銀の海に身を沈める。 傍らに守るべき存在も喪い――――。 けれど、世界だけは――――その願いを『アレ』に託す。
もっとも赦されると思いもしないけど。
――――ラルフ・ブレイズ・アキ
脱落――沈没《GAME OVER》]
(184) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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―――全てが終わるまで、ただの一歩も退くことはなく―――**
(185) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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……、っ
[───衝撃。 星を割るほどの衝突のあと、セシルが残ったのは偶然ではない。 それは背へと降り注いだ赤い華の守り>>176のゆえに、或いは冥王より託され>>170、混沌の援護を受けたが故に。 そして共に拳を振り上げた、蒼天ダンの存在ゆえにだ]
………、…
[それでも。言葉を発するには少し時間が必要だった。 そのセシルの手には、一輪の赤い花《リコリス》がある。 それはやがて、眩いばかりの銀の鍵へと姿を変じゆくのだが]
(186) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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───…甘く見てんじゃねえぞ、水鉄砲の。
[斃れたラルフ、そしてプリシラへと目を向ける。 睨むようにしてから、ぐいと気力で顎を逸らした]
何が世界だ。 そんなもの、僕が纏めて全部救ってやる!!!
(187) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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分かるか。 それは僕が──…僕たちが、英雄《HERO》…いや。
大英雄《SUPER HEROS》だからだ。
[どこまでも傲然として誇らしく胸を張った。 既に満身創痍だ。この先が上手く行くかもまだ分からない。 それでも、全身に自信を漲らせて…そして若干周囲を巻き込みながら宣言する]
(188) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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