人狼議事


287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―

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【人】 紐 ジェレミー

[そう返して、被せていた手を放す。
 泥棒猫だって、
 この愛らしさがあればお仕置きはもらってこないだろうし、

 彼には行くべき場所がある>>139


 夜はまだ長い、まだ続きもする。
 日を超えて、その向こうに数限りないはずの夜を見通す。
 であれば、いつだっていい。

 到底埋まりきらない年月の代わりに、
 言葉で埋め尽くしてみる夜もいつかくるだろうと、]

(146) ghoti 2018/11/10(Sat) 18時半頃

【人】 紐 ジェレミー



 では。いっておいで。クシュン。
 
 じゃあ。……「また」。


[ただ、うすいほんが
 城を燃やす夜は来てほしくないばかりだが*]

(147) ghoti 2018/11/10(Sat) 18時半頃

紐 ジェレミーは、メモを貼った。

ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃


【人】 姉妹 ロイエ


    [ その日、
       確かにおんなは泣いた。 ]
 

(148) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 ── おちた、ひ ──

 [ 何ヶ月か何年か、
  吸血鬼にしてみれば一瞬の時が経った頃。
  …どれだけ経っても、
  生きていた頃からの習性なんて変わらないものだから、

  多分、また、眠っていたのだと思う。
  多分、また、運んで貰ったのだと思う。

  ……嗚呼、きっと、其処で、
     譫言のように、あなた、と呼んだからだ。

  運んで貰った相手じゃあ無い。
  地を這う蝙蝠が一生届かない場所に居る、

  "貴方"。 ]
 

(149) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 薬指で愛を誓った、たったひとりのあなた。

  もう火傷痕を覆うように、潰すように、
  噛み痕が目立つようになったけれど、

  やめて、と終ぞ言えなかったのが、
  どう足掻いても、駄目なおんななのだろう。
  初恋に浸かったままの、夢の中で眠る女は、
  ……起こして欲しかったのかどうだったのか。

  頭が空だから、 わからなくて、
  きっと今も 分からなかった。 ]
 

(150) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ─── 自分の部屋の、床に、
       愛の誓いが落ちた音がして。

   瞬間 おんなは呻いた。
    耐えるような、泣き声。勢いで舌まで噛んで、
     口内に己の血が溢れゆく。

     痛みとか、喪失感とか、
      そんなことより、……嗚呼、 ]
 

(151) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


    ──── いや 、…

 [ 何が"いや"なのかすらも、分からなくて。

  だけど左手と口の端から赤を零して、
  縋るみたいに 請う、みたいに、
  右手でおとこの服を掴み、

  おんなはこどもみたいに、只、泣いた。
  脂汗なんて浮かべて、
  伏せた両の瞳で、ぽろぽろと。

  落ちた愛のあかし、
  たったひとつの、証明。
  此が解放を示すのか、目覚めを示すのか、
  ……さあ どうだったのだろう。 ]
 

(152) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 切り離されて、赤く染まった"愛"が、
   その後どうなったかは、
     おんなの知らない*ところ* ]
 

(153) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 紐 ジェレミー

――  いつかある夜の  ――
[その部屋は、人一人分の温度をなくしていた。
 しばらく傍に置いていた人間は正しく肉塊となり、
 生命活動を終え、ジェレミの身の内になにも残さず死んだ。

 だから、その夜は、ジェレミ一人だった。ジェレミ一人で、部屋のうちにある種々の、がらくたとも調度品ともいえるもののの中にあり、その来訪の音を聞いた。]


 いいよ。おはいり。

 
[ジェレミの挨拶は、いつも一緒だ。
 この部屋の基準はいつも変わらず、>>0:125「好きにして」。
 その声音に何が含まれていようと、「また今度」と音にしてからどれほどに時間が経っていようと変わりない。]

(154) ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 紐 ジェレミー

[細めた眼差しは、好ましさを詰め込んで、
 部屋に足を踏み入れての第一声を迎え入れる。]


 ――、……うん。
 俺からの「おはよう」は、
 もう少し後に取っておこう。

 いらっしゃい。用意してるよ、何もかも。


[と、招き入れる素振りの手の先にはカウチソファとローテーブル。
 ソファの足元にはいくつかの品物の山ができあがり
 ――ローテーブルには、一つ、古びたチェス盤がある。
 二千年の歴史を見出そうとするには随分と若く、
 けれど四辺の丸みは相応の経年を含んでいる。]

(155) ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 紐 ジェレミー

 ……君、チェスはできるかい?


[と。チェス盤のとなりに、
 適当に水の瓶も酒の瓶も並べ立て、
 濡れていないグラスを人数分雑において、
 ジェレミは聞いた。

 返答がどのようなものでもさして変わりはない。
 “は”か“も”の違いだ。

 「俺はできない」と、笑いながら*]

(156) ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

― クシャミと ―

[賑やかな方へと足を進めると、クシャミの姿を見かける。
昨夜配信されていた「魔法少女♡タルト×ショコラ」の感想をぶつけるために小走りで近づいて呼びかける。]

あれ絶対タイトル間違ってるよね!
ショコラ×タルトだよ!

あー、もう、公式が最大手っていうか、最高すぎて…!
私どうしよう!早く来週見たいんだけど!

[彼の中の変化になんて気付かずに。
私はいつも通りの私のままで声をかけた。]

(157) kurobita 2018/11/10(Sat) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン

―― 遠い遠い日の事 ――

[――あなた、と

 運んでいた女が、男の腕の中で誰かを呼ぶ。>>149
 よく眠りに落ちる女だった。
 その日も、城の片隅で夢に落ち、
 そのまま夢に溺れていた。
 
 放っておけば、そのまま死んでしまうものを。
 男はあきもせずに彼女の部屋に運び込み
 そうして、その呼び声を、聞いてしまった。>>149

(158) さねきち 2018/11/10(Sat) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[男は黙って女の体を横たえる。
 真っ暗な部屋の中。
 とった手は、とった左手についた薬指は
 乳児の歯のように もう手折れそうなほど傷ついていて]

  ……こうするようになって、もう、何年になる?

[闇の中に一言を落とす。

 変わらない生活、変わらない吸血鬼たち
 けれどめくるめく変わっていく、外の世界。

 焦ることなど何もないのに、
 ……きっと、男は疲れていたのだろう。
 こうして恋に焦がれ、焼かれ続ける時間に。]

(159) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン


[だから。
 抵抗するように傷つけるけれど
 決して折り取りはしていなかった
 その薬指に手をかけて――

   それが刃だったのか 歯だったのか
   腕力だったのか

        どれでもいいこと。
        男は女の薬指をみずからの手で奪った。
        その火傷痕をキリトリ線のようにして。]

(160) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

[あふれ出る血液の匂いに男は花を想起する。

 いや、とぐずる女の右手も気にせずに
 左手の血を舐め取り、簡単な処置を施すだけ施して
 脂汗を浮かべた女の額を、撫でる。

 泣いて何を嫌がっているのかもわからぬ女の
 その涙を、血塗れた手で拭い
 血を零す唇を、静かに己の唇で塞いだ。

 絡めて、飲み込んで、指どおりのいい髪を梳いた。
 汗の滲む背を柔く抱きしめた。
 その華奢な体を。

 唇を離す。

 唾液と血液のまざりものが薄く糸を引き
 月明を受けて薄く光ると
 ――あっけなく途切れる。]

(161) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン


[それをつなぎなおすことも
 離れる熱を燃やしなおすことも、

 男はしないまま、
 女の唇をもう一度だけ撫でると
 切り離した指を拾い上げた。]

   あいしてる、ロイエ。

[体を寄せて、脂汗にじむ頬に頬を寄せ、
 柔らかな髪に鼻先をいれるようにして耳打ちをひとつ。
 夢の世界にも届くように。滲むように、愛を告げて

 男は部屋を去る。
 血の匂いが濃い女の部屋を去る。]

(162) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン



 


[それから数日、男は女の前に姿を表さなかった。*]

(163) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

―― いつかある夜に ――

[生きているものは、ジェレミひとり。
 そういう印象を受けた>>154

  センキュ

[おはいり、と部屋の主から許可が下りたので
 その優しい声に招かれるまま>>155
 男はその部屋に入り込む。
 
 ジェレミからの「おはよう」は先送りにされたので
 小さく首を傾げる。
 それから、積まれた品物へと視線を滑らせた。

 いくつも並べられた古く、値打ち物らしい調度品は
 けれど、あっけなく売りに出されているあたり
 ジェレミにとっては大したものではないらしい。
 そう感じた。]

(164) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン


  こんなに売るんだ
  いくらになるんだろうね 運ぶの、たいへんそう

[苦笑して、招かれるままカウチソファに座った男は
 ローテーブルに置かれたチェス盤に目を止める。

 2000年前にチェスがあったかどうかを男は知らないが
 そうでなくとも、随分と古いチェス盤だと思った。]

   これは、……

[いくつか、水の瓶と酒の瓶が並べられ
 グラスが星のように光っている。
 どういう意図があるのかも知らない男は、]
 

(165) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
   なあに? 酒盛りでもするの?
   駒取られるたび呑むチェスなんか、あったなあ

   基本くらいならできるけど

   ……教えようか?

[俺はできない、と笑うジェレミに微笑み返しながら
 その笑みに何があるのかを見つめる。

 「彼女」の気配が見えないその部屋の中
 死体が寝台の上にあろうとなかろうと
 男はすこし、居心地悪そうに、姿勢を直し*]

(166) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

さねきち 2018/11/10(Sat) 20時半頃


【人】 紐 ジェレミー

――  いつかある夜の  ――

 少なくとも、炬燵分に足りると期待したいな。
 ……でないと、
 君がもう一度重労働することになる。
 一度引き受けたからには。よろしく頼むよ。

[苦笑まじりの言葉>>165に返されるのは、労働をしない故に「たいへんさ」など鑑みない、陰りもない笑いだ。
 カウチソファは明け渡し、
 ――ジェレミが少し悩むようにしてから、手近な山を崩し、肘掛け椅子を発掘する。「ああ、やっぱりここだ」と、真に発掘作業たる感想をいいながら、そのチェアに腰かけた。視線は合う。そういう低いチェアだ。]

(167) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 君に酒精を流し込むのも、楽しそうだけど
 いまだって本当に起きているのかわからないんだ。
 せっかく、君が、起きているというなら。
 その意識を朦朧とさせるのは惜しい。


     [と、勝つを疑わない類の言葉]


 ご教示の、心遣いはありがたく。
 でもそれを教わると、
 このチェス盤の意味が変わってしまう。

 

(168) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 
……、
 チェスのルールは覚えていたんだが、忘れてしまってね
 きっと、いつか誰かと興じたんだろうけど
 そいつが誰かも、どう死んだのかも覚えていない。


 けれど、置いておけば
 眼の端に留めたときに忘れていることを思い出す。
 「忘れたこと」すら忘れてしまうまでの間くらいは。


 この部屋は、そういうものばかりだ。

[カウチソファの足元にある、品々の山。「換金」予定物として仕分けられているものは、“忘れてしまった”ものだ。忘れたことすら忘れてしまった、なにかの品。意味を、情をなくしたものもの。]

(169) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 あの時の答えだけど、


  退屈はしていない。
   そういう風に過ごしている。


[そうして唐突に始まるのは、前口上もない、
 答案テストの裏返す一挙動もない、「宿題」の答え。]

(170) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー

 新しく訪れる君たちが、思い出させてくれる。
 可愛らしいとか、好ましいとか。悲しいとか。
 そういう類のことを。
 思い出させて、忘れるまでは。留めておいてくれる。

 だから、それなりにわかりやすく
 楽しく過ごしているつもりだったよ。


[自身の膝に肘をつき、「答え」を重ねる。
 明朗な、答えだ。ジェレミにとっては。]


 ――だからかな。
 君が「答え」をひっさげてここに来るまでの間、
 なにが君にあの質問をさせたのかを考えていてね。 

(171) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 紐 ジェレミー


 それが、いっそ俺への「宿題」のようなものだった

 
 先日ようやく。一つ回答を用意できた。
 聞いてくれるかい?*

(172) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 ―― いつかある夜の ――

  えぇ、もう一回はゴメン被るね
  そんな事になったら、
  俺は自分のお小遣いをジーンに渡すよ

[よろしく頼むよ、と言われたので、
 一回だけのつもりだけど? と少し不満げに返し
 それからにこりと笑った。
 アルバイト代がこたつに消えるのはちょっと笑えるが
 何度もこの品を運ぶくらいなら、そっちの方がいい。

 手近な山を崩して、ソファに座っていても視線が合う
 そういう腰掛け椅子を出してきたジェレミは
 男の誘いを、断ってみせる。>>168
 

(173) さねきち 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 渡し船 ユージン


  ……確かに?
  俺が起きてるって証明は、中々難しそうだもんね
  それに、酔えば――まあ――夢と変わらないだろう

[なるほど、と、その傲慢さを
 否定するでもなく微笑んでうけとめた。>>168

  へえ?

[次いだ言葉に、男は瞬きを2、3度。
 それから、続きを促すように唇を微笑みの形にして黙る。
 >>169

  なるほどね
  ・・・
  あんたが出すこれは、もう死んでいると
 
  声も思い出せず
  墓場に埋められるべきものだと

(174) さねきち 2018/11/10(Sat) 21時頃

【人】 渡し船 ユージン


[「換金」予定のものとして振り分けられたものと
 まだ部屋に留まることを許されるもの
 それらを交互に一瞥し、 男は納得したように頷いた。

 深く考えれば、それはかなしいことなのだろう。
 昨日覚えていたはずの「それ」の用途を 思い出を
 次目覚めた時には忘れてしまう
 それは、かなしいことだ。

 けれどジェレミはそれをかなしそうにしないから
 男は淡々と、その考えを受け取った。
 あなたの考えるそれは、理解が及ぶよ、と。
 以前と違い、「あなた」を「あんた」と呼ぶ不遜さで。]

(175) さねきち 2018/11/10(Sat) 21時頃

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