31 人形は満月の下で踊る
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― 工房内 ―
すみません。 お言葉に甘えて、検査をお願いしたいのですが。
[急な検査の依頼。そしてマスターも伴っていないのにと。 少し恐縮しながら扉をくぐり、中の方へと声をかけた。]
(112) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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―工房内―
あぁ、そこの作業台に上がれ。 ……『妹』はどうした。
[指し示すのはいつもの作業台。合革を貼った広い板は、見ようによっては医者の診察ベッドのようでもあるか。 新作の人形は部屋の片隅の椅子に座り、未だ夢の中。
ポットから二つのカップに紅茶を注ぐと、片方を『姉』の人形に差し出した]
(113) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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あ。はい。
[中からの返事と指示に、こくりと頷いて。作業台に座る。]
ホリーですか? 家に帰りましたよ。
……あ。ありがとうございます。
[紅茶のカップを両手で受け取ると、一口飲んで。]
おいしいです。 [言って、にこりと微笑む]
(114) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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そうか。
[先に帰ったという言葉に頷いて、自分も紅茶を一口含む。 ここで気の利いたことを言うような性格でもなく、またそういう発想もなく。 ただ、紅茶を飲んだ人形が笑みを見せると、つられるように少し笑った]
まず眼球から調べよう。 少し上を向いて。えー、と、名前、
[ランタン片手に歩み寄り、人形の顎に手を添え、顔を覗き込むようにしながら]
(115) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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あ!えと。 スカーレット、です。
[まだ名前を名乗っていなかった事に気付いて。慌てて答える。
持ったままだとこぼしてしまうから、紅茶はひとまず台に置いて。 眼球の検査が始まれば、作り物の瞳でじっと見つめて指示に従う。]
(116) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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スカーレット……。 何処か調子の悪い場所や、気になる所はあるか?
[ランタンの位置を変えて様々な角度で光を当てながら、眼球を覗き込む。 眼窩に嵌めたままでは解りづらいが、朱い目の奥には『9』の銘が刻まれている。
同じ日に完成した二体のうち、一体だけが検査を望んだ。何か不調でもあったかと思いながら]
口あけて。
[頬に手を添える]
(117) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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特には、ないんですけど。 大分走ったので、腕とか脚とかが少し不安です。 疲れてるだけなら良いんですけど。 ちょっと重い様な気がして。
あと、どこか悪い所があれば一緒に。 診ておいていただけたらなと思って。
[言いながら、指示の通りに口を開ける。]
(118) 2010/09/07(Tue) 02時半頃
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走る?
[自分の作品は、あまり激しい運動を想定しては作っていない。客層からしても、運動能力より外見を優先して求められていた]
どうしてそんなことを……、
[尋ねかけて、言葉を飲み込む]
……口腔も異常なし。 関節を見るから、後ろ向いて。 [そう言って、服のボタンに手をかける]
(119) 2010/09/07(Tue) 02時半頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 02時半頃
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えっと……。 [どうしようかと思った所で、深くは追求されなかったので。 同じく言葉を飲み込んで。]
あ。はい。
[くるり、そのまま後ろを向く。]
(120) 2010/09/07(Tue) 02時半頃
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―工房―
ええと。 このオイルが関節用で、塗布後軽く馴染ませた後六時間は絶対安静。 で、これが除埃剤。一日三回、うがいの要領で使用……。……でしたっけ?
[あれやこれやと出されたオイルや薬品を、老人の前でざっと確認してみる。 今までマトモなメンテを受けずに動き続けていたのだ。想定よりも損傷は激しかったらしく、修繕箇所は予定より増えていた。『この伸びきったゼンマイでよく動けたものだ』と、感心されてしまう程に。]
(121) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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[からくりの応用でやや激しい運動にも適応している老人の作品の中でも、彼女の型は特に関節部の動きが細かに、かつ柔軟になっているらしく。 九年間、行った先の工房で簡易メンテナンスを受ける機会も度々あったが、やはり製造工房でないと細部メンテはなかなか行えないらしい。]
[一ヶ所一ヶ所、劣化の度合いと修繕の必要な箇所を説明されるのだが。]
でも、今動いてるならそれはそれで……。
[……実は、ピンと来ない。]
(122) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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……い、いえ。勿論、いい機会ですしきちんとした修繕をお願い致します。座長夫妻も、了承して下さってますし。
[老人も高齢だし、シスカも寿命の1/3に届こうとしていた。 良い機会だし、時間と費用は掛かっても良いから新品同様になってこいと背を押してくれた、皆の顔が浮かぶ。]
…………。
[……と。彼女の思考に、かねてからの疑問が過った。]
(123) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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マイスター。 ……《恋》とは、どういう物なのでしょう? 私の心は、《恋》をするように造られているのでしょうか?
[……やや不思議そうな顔をした老人は、やがて破顔し。ただ一言、彼女に告げた。
――《心》は【造る】物ではなく、【宿る】物なのだ――
……と。]
(124) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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……【宿る】? そんな、だって。人形の心は、石を取り出されたら消えてしまう物なのでしょう?
[そのような曖昧な《心》に【宿る】という表現が当てはめられるのが、どうにも腑に落ちない。]
月紅石と宝石の相性だとか、宝石のカットだとか。そういった組み合わせで、造られる物だと、旅先では聞いた事もありますが……。
[と。いよいよ笑みを深める老人に首を傾げつつ。]
……えぇと、つまり。どんな《心》が【宿る】のは、マイスターの預かり知らぬ所……と?
[何処と無く求めた答えとは違うように感じるが、老人は柔らかく頷いた。]
……《心》……。
[……考えこむ様子に老人は一筆走らせ、一通の書状を彼女の手に渡した。]
(125) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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? これは……?
[それは、街外れの図書館へ宛てた、貸し出し依頼。図書館の位置と借りるべき本を教えられ、]
……この本を読んでみろ、という事なのでしょうか……?
[頷く老人の姿に、これが自らの求める答えの鍵になっている事を察し。彼女は、よく解らぬながらも老人に礼を述べた。]
(126) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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―工房・入口―
[見送る少年とからくり人形の姿があったかは定かでは無いが、検査――人間で言うところの《問診》に当たるだろうか――を終えた彼女は、工房を後にした。]
……この通りを、真っ直ぐに行って……。
[どのみち、暫く滞在する事になる街だ。折角ならば、と、渡された地図に沿って煉瓦造りの建物を*目指した*]
(127) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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[スカーレットの白い右肩に左手を置き、右手で人形の右腕を動かす。 上下左右、関節の可動範囲を確かめ、動きの滑らかさを見る。 同じように左肩も確かめた後、作業台の上に小さな体を寝かせ、足の関節を確かめる]
……ん、
[足の付け根に手を添え、片足ずつ、膝が胸につくくらいまで曲げ伸ばしさせて]
これは……、足の関節部のゴムが劣化している可能性があるな。 腕の関節に大きな問題がないことから見ても、ただの経年劣化ではさほど弱らないはずなのだが。
[足を曲げのばしさせると、不自然な軋みが微かに手に伝わる。 人形の内部に仕込んだゴムは、いわば靭帯のようなもの。 あまりに劣化が進むと、内部で切れる危険性がある。 しかし日常生活程度の動きで、そこまで負担がかかるとは考えづらく]
よほど足の付け根や膝に負担をかけたか。 早めにゴムを取り換えた方がいい。
[それはつまり、検査だけでなく正式なメンテナンスを必要とするということ]
(128) 2010/09/07(Tue) 20時半頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 20時半頃
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[腕、脚、と順に診てもらう。 脚の曲げ伸ばしの際、言われた言葉にどきりとして、 誤魔化し笑いを浮かべつつ。 『ゴムの交換が必要』>>128と聞けば]
……え。えっと……。 ……マスターと一緒に来る事は、できないんです、けど。 やっぱりメンテナンスはマスターと一緒じゃないとダメ……でしょうか。
[とても困った。どうしたら良いのだろうと。]
(129) 2010/09/07(Tue) 22時半頃
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―探偵事務所―
[事務所に戻ると、自室へと向かってベッドの上で横になりました。]
……スカーレット…さん…。 なんでしょう…やっぱり何か違うというか…気になるというか…。
[そんな事を呟きながら小さくため気をつきました。 お父様はと言うと、事務所の方でなにやらお客様とお話中のご様子。]
…お父様が言っていたお話しって、なんなのかしら?
[そんな事を呟きながら、ベッドの横の本棚から一冊の本を取り出すと、それを静かに読み始めました。]
(130) 2010/09/07(Tue) 23時頃
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鳥使い フィリップがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(鳥使い フィリップは村を出ました)
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[ベッドに横たわる少女を見下ろしている。僕は今、とても優しい目をしている自覚がある。 ベッドで眠る少女は大層美しく、白銀の長い髪を枕に拡げ、胸の上で両手を組み、 血の気を失った肌、閉じられたまま開かれない瞳、今にも言葉を紡ぎそうな唇。
それでも、手が置かれた胸が呼吸で上下することはない。
その少女は"生命"を失った人形。]
ねえ、僕がみんなからなんて言われてるか、知ってる? 人形気狂い、だって。失礼しちゃうよね、君はただの人形じゃないのに。
[くすくすと笑い声は高い天井に吸い込まれた。
広いお城の一室。そこが人形の少女に与えた部屋で、僕が一日の大半を過ごす場所。]
(131) 2010/09/07(Tue) 23時半頃
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[きゅるる、とお腹が鳴る音がする。]
ああ、ごめんよカリュクス、お腹が空いてるのは今思い出したんだ。ちゃんとご飯を食べるよ。だから心配しないで。
[表情を動かすことがない少女が"生前"していた心配の表情が脳裏に浮かぶ。いまではもうあやふやな記憶だけど。]
しばらくの間、ひとりにさせるけど、僕を変な目でみる使用人は全員首にしちゃったし、外で食べてくるよ。 いってきます、カリュクス。
[熱の無い少女の頬にくちづけを落として少女の部屋を出る。 荒れ果てた城内の様子を気にすることなく、きちんと戸締まりをして寂れた庭園を抜けて酒場へと向かう。]
(132) 2010/09/07(Tue) 23時半頃
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[窮した様子のスカーレットを黙して眺め、無意識に手が煙草に伸びる。その手を途中で止めると、飲みかけの冷めた紅茶を啜る]
……例え必要とされるメンテナンスであっても、持ち主の許可なく人形に手を加えることはできない。君の造り主である私でも、それは例外ではない。 持ち主のいない人形なら話は別だが、そうでなければ、他人の所有物を無断で損壊したことになる。
[そこまで言って、ふと、口をつぐむ]
スカーレット。君の今の持ち主は……、
(133) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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[僕が通りかかると、大概の人間は離れて行って眉を寄せてひそひそと話す。 聞かなくても何を言ってるか知ってる。 人形気狂いの領主。動かなくなった人形にかまけて領内を治めることを辞め、婚期を逃し、跡継ぎも作らず、シュタイナー家を根絶させようとしている愚者、と。
さすがに通いなれた酒場ではいまさらそんな事実確認をするものもなく、落ち着いて過ごせるのだが。
酒場に着けばいつもの席に落ち着いていつものメニューを注文した後、ぽつりとひとこと。]
そうは言ってもね、独身なのは仕方ないじゃないか。僕はモテないんだから。ねえ、カリュクス。
(134) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2010/09/08(Wed) 00時頃
双生児 オスカーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(双生児 オスカーは村を出ました)
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……。
[『居ない』と言ったら嘘になるし。 何か嘘を吐いて誤魔化して、直してもらったとして。 もしも今後、何か問題が起きたとしたら。
……制作者に迷惑をかけるわけには、いかない。 嘘は吐けない。 例えば、正直に言って、捕まる事になったとしても。]
[覚悟して、ぎゅっと掌を握り締める。]
(135) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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