人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 営利政府 トレイル


――――……、

[やっとの思いで絞り出した想いを口に出しているのが分かって。彼女の震える手に透明の髪がかかってしゃり、しゃり、と音を立てる。彼の指先から、雫が消えない。

いつか。素直になれと、彼女に言ったのが自分だとは知らない。それがこんな形で成ってしまうことを、あの時の彼は知らない。]


(俺、だって)


[残酷な同意など、はけるはずもなかった。記憶なんてものに囚われるのは、俺だけで良い。頭に鳴り響く音はどんどん強くなってやまなくなっていって。

姿も知らない彼女の姿が、ふと。浮かんだ。]


――――……目、閉じてくれるかい?


[彼女の目尻を、手さぐりに、不器用になぞって。告げた言葉はいつかだか、かけた声音と同じ色を帯びていた。]

(83) hamy 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 読書家 ケイト

[声が、聞えるの。貴方の声が>>82
震える足を叱咤して。確かに聞こえた貴方の、声

嗚呼、こんな姿じゃ恥ずかしい。
額に汗かき、無表情な上に結わえた髪は片方解けたまま
脚だって震える小鹿の様にがくがくとして

それでも、会いたかった
あいたかったの、あなたにあいたかったの

どんな姿でも。もう一度、貴方に
一緒に空を見たくて、私は]

(84) シスマ 2015/06/18(Thu) 00時頃

【人】 読書家 ケイト

……貴方に会いたくて、き、ちゃった。


[息も絶え絶え、呼吸を整えながら紡ぐ。
精一杯の笑みを見せて、私は貴方を見つめる。
何処か動揺した様な、姿を見つめて。]

(85) シスマ 2015/06/18(Thu) 00時頃

【人】 読書家 ケイト

[抱きしめられ、紡がれた言葉に。

ほろり 
     ほろり

零れ落ちるシンハライトは思いを凝縮したかのような深い黄色。
ピンクスピネルと合わさって、廊下に零れる宝石は小さく音をたてる。
優しく抱きとめる腕に軋む腕をゆっくり動かし、
背に腕回せば、薄く潤む視界で見つめる漆黒。]

――キルロイ、キルロイ。
あいたかった。黙って連れていかれて。
ごめん、なさい。

[解けた髪は揺れる。嗚咽を堪える様に。
彼に出会えた喜びと、慌ただしくも人気のないこの廊下。
いったい何があったのだろう。皆に一体、何が。

...は薄紅に染まった頬で彼を見つめ、
唇を、開き。]

(86) シスマ 2015/06/18(Thu) 00時頃

【人】 読書家 ケイト

私は、大丈夫。いつも通り元気よ。
ナナオも元気だったわ。恋の話とか、メルヤと3人でしたの。
私ね、青空の絵を見て――貴方と一緒の絵を見て。
またもう一度、貴方を見たいってそう思って。

…キルロイ、貴方は。大丈夫?

[何処か別れた時より雰囲気が違うような
そんな事を思いながら眼差しを注いだ。]

(87) シスマ 2015/06/18(Thu) 00時頃

【人】 孤高天使連合 ナナオ

[――なんて。
我侭を、言ってみても――。
ナナオは、諦めかけて。
それ以上を、言うつもりはなかった。
――だって。好きだから、嫌われたくはない。
――好きだから、諦めよう。
――好きだから、困らせたくはない。
だから、だから。
そう想って――震える手が結晶化した髪に触れる。
そうっと眼を開けて、離れようとしたら――。]

・・・うん。

[もう一度、言われるままに眼を閉じて。
目尻に触れる感覚と、まぶたに浮かぶは一瞬見たトレイルの顔。

ナナオは、次に眼を開けたらトレイルはもういなくなってしまうのかもしれない――と思った。
――あきらめたくないよ。
そう想う心が、ドクリと叫んだ。]

(88) Elliy 2015/06/18(Thu) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

── すごくどうでもいい話・廊下の向こうで ──

[恋人達が邂逅を果たしていた>>82>>85その頃。

 少し離れた廊下の向こうではスタッフ達が予期せぬ通行止めに頭を抱えていた。

『きゃんきゃんきゃん!』
『シーッ!』
『ごろにゃーご』

 廊下のそこここにいたのは、
  人なつっこいようすの子犬や、
   体温を付け狙う大蛇や、
    せわしなく辺りを警戒する角の生えたウサギや、
   動くものに興味を示して後足をむずむずさせる猫又、
  わさわさと床一面に伸びた虹色の芝生のような何か──

 そんな形をした半透明の幻影たちだ。]

(89) amane 2015/06/18(Thu) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル


[指先で分かることもある。

彼女の涙がいまだ止まらないことだとか、言葉を紡ぐ前の一瞬の呼吸の音だとか。何かを思いつめて唇を噤んでいるのも――こちらを一瞬見て、ぱちりと揺らいだ睫毛が触れる。]

ありがとう。

[小さく耳元に落とす呟き。]


ひとつだけ、約束して。
俺に、“ついてきちゃ”駄目だよ。

君の中には――“今”だけを遺しておいて、ね。


[髪をそっとあげれば、彼女の額に唇を落した。]


(これが俺の、最期の我儘*)

(90) hamy 2015/06/18(Thu) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

[それがオスカーの“若返り病”の病原体であり、不用意にそれに触れれば同じ病気に罹ってしまうとスタッフ達は知っている。

 せっかく培った知識を、今まで生きてきた記憶を進んで投げ棄てたい者は多くない。
 だから、彼らはその先に行けずにいた。

 幻たちが一定の場所を囲むように廊下を塞いでいるとは、誰も思い至るまいが。
 例え知ったところで、どうしようもないだろう。

 どのみち、いくら長く残っても明日の朝までのことだ**]

(91) amane 2015/06/18(Thu) 00時半頃

【人】 孤高天使連合 ナナオ

[ありがとう、と言われて――。
――どういたしまして、なんて言えなかった。]

[――…。]

…、

[開きかけた口を――言いかけた言葉を、やめる。]

――…。

[やだ。
たった二文字の、その言葉。
いやだよ。
心の中で、思っていることを――言葉に出せない。
出るのは代わりに、しずくだけ。]

(92) Elliy 2015/06/18(Thu) 00時半頃

【人】 孤高天使連合 ナナオ

[なんて、思っているうちに――額に、触れられて。

あたしは、何も、言わなかった。
言えなかった。
――だって、自信がなかった。
――化け物。悪夢に聴こえた、声が呼ぶ――。
トレイルは、あたしの毒は大丈夫でも――。
だから?――だから、あたしは好きになったのだろうか?
――違う、けれど――。
トレイルは、やっぱり、あたしを好きとは限らなくて――。
記憶を失っていれば、それはなおさらで――。
どれだけ想っても、トレイルが――。
――。]

・・・。

[泣いた。
――でも、一言だけ。言葉が出た。]

・・・トレイルの、ばか。

(93) Elliy 2015/06/18(Thu) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―どこかの空室―

[――…数十分は休んだだろうか。
まだやることが、あった。
 ケイトを逃した以上、隔離施設に何らかの処置が施される恐れがある。
 こちらにいるユリやタルト。ナナオやトレイルも杞憂だった。]

……倒れるのは後でいいから
    もう少し頑張れよ、メルヤ。

[かじかむような手を叱咤する。意識が茫洋としそうになるのを留めているのは、最早気力だけだと言っても良かった。
 全身は冬の外に投げ出されたまま、負傷して治療を受けていない。

それでも。治療を受けて”掴まる”前に為すべきことがある。]

……タルト、のとこ行くなら。
  もうちょっと、笑わないとね。

[松葉杖は空室のベッドの下へ。白衣は悩んだ挙げ句に一着着込んだ。先ほど見張りに投げ飛ばしたのでここにあったのは有り難い。
そうして今日、何度目になるかわからない。鎮痛剤を口に含んで、噛み潰した。苦味が広がる。味覚があるということはまだ大丈夫だろう。鎮痛剤も、もうほとんど気休めに近いのかもしれないが。]

(94) つづ@tuduraori 2015/06/18(Thu) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―タルトの部屋―
[まだ幼いとはいえ女の子には違いない。妙なとこだけ確りと気にしながら、小さくノックする。]

タルト、起きてるかい?

[呼び掛けに応えはあっただろうか。そっと、ドアを開く。
起きていたなら、白衣を着ているメルヤをどう思うかは、知れなかった。]

(95) つづ@tuduraori 2015/06/18(Thu) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[かつて幻で見た彼女は、笑ってはいなかった。
それはきっと、自分自身の心が笑っていなかったから。

どうすれば良いのか分からないくらい苦しくて。
どうすれば良いのか分からないくらい悲しくて。
それでも前を向くために凍りつかせた心の一部が、
ゆっくりゆっくりと溶けていく。

彼女に逢えたから。

どんな姿だって構わない。
恥ずかしいなんてある訳ない。
その必死で健気な姿に、愛しさと切なさが増した。

胸に募る想いと、情けなく滲んでいく視界は。
苦しげながらもはっきりと伝えられる言葉>>85と、
その懐かしく優しい微笑を見て決壊した]

(96) halt 2015/06/18(Thu) 02時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ああ、格好悪いなぁ。
また泣き虫だって思われてしまう]


 ―――――――〜〜〜〜ッ。


[彼女はこんなにも真っ直ぐで、眩しい位に強くて。
絶望に陥っても、前だけを見ていて。
そして奇跡を起こしてしまった。

そっと抱きしめれば確かに温もりを感じる。
彼女の存在を感じる。
心根の強さと対照的に、脆く華奢なその身体。

床へ音を立てて転がり落ちていく宝石達。
あの、診察室で見たものとは違う。
色を知ることは出来ないけれど、
――きっと何より優しい色をしているのだろう]

(97) halt 2015/06/18(Thu) 02時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ケイトリン、俺の方こそ、ごめん……。
 本当にごめん。

 何もできなくて――――――……。
 君のすぐ傍に居たのに。
 君はあの扉の向こうに、居た筈なのに…。

 逢いたかった。
 ずっと、君に……。

 もう二度と、逢えないと思っていた、から…。

[彼女に触れながら、
過ぎるのはあの手を離してしまった時の後悔。
頬に涙を伝わせ続けながら、絶対に繰り返さないと誓う]

(98) halt 2015/06/18(Thu) 02時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[やがて少しだけ熱を離して、見つめる彼女の顔。
その瞳が――見たこともない色で。
離れていた時間と、その時が刻んだ変化を実感する]

 ナナオもメルヤも、無事なんだ。
 良かった、向こうで一人きりじゃなかったんだな。

 元気なら良いんだ。…それだけで。

[彼女の報告に心の底から安堵して。
同時に、胸に燻るような違和を覚えた。
元気ならば、どうして隔離されなくてはいけなかったのか。
隔離をされていなかった、"彼ら"は――――]

 ………………。

[大丈夫、と問われて、
一瞬浮かべるのは泣き出しそうな笑顔。
既に涙は止まっていたけれど、頬に過ぎる跡はそのままに。
やがて、それは虚ろな表情へ変わって]

(99) halt 2015/06/18(Thu) 02時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 俺は大丈夫、何ともない。
 
 だけど。
 ヒナコが、蝶になって元の心を失ってしまった。
 オスカー爺ちゃんが、霧になって消えてしまった。


 シー兄ちゃんが。

 …………死んでしまった。


[それは、今彼女に伝えるべきことでは、
なかったかも知れない。
けれど、今だからこそ、伝えなくてはいけないとも思った]

(100) halt 2015/06/18(Thu) 02時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 何もできなかったよ。
 あまりに、無力で。
 覚えておくことしか、俺には、出来ない。

[だから、こそ、]

 生きてて、良かった。
 強くて優しい君は、素敵だけど。
 どんな君だって、構わなかったんだ。

 また、逢えて―――――…。

[噛みしめるように、そう告げて。
彼女に触れる指先に、僅かに熱がこもった**]

(101) halt 2015/06/18(Thu) 02時半頃

【人】 読書家 ケイト

[貴方の瞳から零れる滴は、
まるで真珠みたいにほろりほろりと零れ落ちる>>97
貴方に会えた嬉しさと、泣く貴方への切なさで
泣かないで、と告げようとするけれど私の喉も震えてしまう

涙の雫は零れない。でも私の頬からは
ティアドロップカットの宝石が、後から後から転がり落ちた
貴方が泣き虫だというのなら、私だってほら、泣き虫

抱きしめた手は、随分と翼化が進行してしまった様に思える
漆黒の羽根に抱かれながら...はその温かさに身を委ねていた

謝る声に、
あいたかったと告げる声に、
また1つ、転がり落ちるピンクカルセドニー

彼の色彩が既に鳥に近くなっているとは知らず
また彼もきっと、私の脚がもはや立って歩くことすら苦痛を伴っている事も知らないだろう
其れでも今、耳に届くのは彼の後悔と、そして会えたことへの喜びで]

(102) シスマ 2015/06/18(Thu) 08時頃

【人】 読書家 ケイト

[ 謝らないで、と紡げば手を動かし彼の背を摩る
直ぐ傍に居たのに、私の声は小さくて
貴方の手を離して仕舞った事、ずっと後悔していた]


――私も、もう二度と逢えないと思ってた。
でもね、私絵を見たの。


[触れられた所が、熱い
熱いのは熱集まる、頬も。そして耳朶も
指は背に回されているから。...はかつてと同じ様に唇を彼の頬に触れさせ零れる雫を飲み干す
少し塩辛いけれど、熱く心を満たす雫はまるで零れた彼の、心の一欠片]

絵を見たの。綺麗な青空の絵を。
貴方と2人で見上げる空の絵を。
貴方が入れてくれたん、でしょう?
だから、頑張れたの。

[この奇跡はメルヤの機転と協力と、そして貴方のお陰、と]

(103) シスマ 2015/06/18(Thu) 08時頃

【人】 読書家 ケイト

[彼に見つめられればどきり、と心臓が鼓動を刻む
仲間の近況に安堵するような様子を見れば此方もホッとするけれど

でも、私の問いかけに泣きそうな笑顔になったのを見れば
ずきり、と痛む。胸が締め付けられて

いつの間にか止まった涙。それよりも顕著に
――彼の表情に、虚ろが宿った
それはまるで″心を置き去りにした″ように]

(104) シスマ 2015/06/18(Thu) 08時頃

【人】 読書家 ケイト

キルロイ?

[何ともないと、告げる言葉が痛い位に突き刺さる
そんなことない。貴方の心が哭いている

次々、伝えられる残った人々の近況は
むしろこの場所が隔離施設だったのでは、と思うほどの状況で

心を喪った青
霧となった妖精
命散らした合せ鏡

聞くだけで、痛みを覚える。嗚呼貴方はこの状況を
独りで、耐えてきたのか]

(105) シスマ 2015/06/18(Thu) 08時頃

【人】 読書家 ケイト

教えてくれてありがとう――何もできなかったのは、私もよ。
タルトが隔離されてきても、私では彼女の病状を悪化するだけ
此処に来るまでに手引きをしてくれたメルヤに恩1つ返せていない
それでも、憶えているということは喪失の痛みも憶えている事
でもね、キルロイ

辛い時は辛いって言わないと心が死ぬわ

[ねぇ私今凄く酷い女なの
友人達の死を嘆き悲しみ、心を喪った彼女に胸を裂かれている

それなのに、真っ先に貴方が死ななくて良かったと
そう思ってしまった

生きて、触れられる事が嬉しい
それでも彼が味わった悲しみを思えば胸が詰まり息が苦しくなる
触れた指先は何処か熱がこもったかのように熱く
...はその温かさに吐息を零した ]

(106) シスマ 2015/06/18(Thu) 08時頃

【人】 読書家 ケイト

私もそうよ
どんな貴方でも構わない
もう一度、逢いたくて
――今度こそ、離したくなくて


[ああ貴方が、愛しい

貴方を見つめる瞳に花が咲く
恋の花でもあり、彼の心を案じる花でもあり
そして痛みに耐えて憶えていると告げる凛とした花を見つめる、
そんな鏡花でもあった]

(107) シスマ 2015/06/18(Thu) 08時頃

【人】 読書家 ケイト

ねぇ、キルロイ
……離さないで。傍に、居させて

[永遠には無理だとわかっている
何時か必ず。この幸福がついえるのはわかっている
でも、神様あと少しだけ――

貴方の心の傷を癒せる手伝い所か、更に抉って血を流して仕舞うかもしれない
それでも、一緒に居たかった
紡ぐ言葉は震え、嗚呼また宝石の涙がこぼれ落ちる

傷つき凍える彼の心を案じ
彼との再会を喜び
温めた恋情を表し
此の時間が長く続いて欲しいと冀う

様々な感情が入り混じったそれは、七色を閉じ込めたオパールとして、
床に転がり落ちた]

(108) シスマ 2015/06/18(Thu) 08時頃

【人】 読書家 ケイト

[これからどうしよう
どうすればいい?

オスカーからの最後の贈り物>>91は、穏やかな時間を齎して
されど宵闇が暁を連れてくる頃には解ける優しい魔法

離れたくない気持ちは誰よりもある
されどこれからどうすればいいかというプランは思い描けず

このままずっと彼の温かさを感じていたい思いと
何とか2人で生きれる道を模索したいと考える思考が千々に乱れる

背に回した手が彼の服の裾をきゅっと掴んだのは、無意識*]

(109) シスマ 2015/06/18(Thu) 08時頃

【人】 営利政府 トレイル



…………目、まだ開けないでね、

[否定など、できない。そのまま手はぎこちない動きで、彼女の頭を撫でて。拒まれないのなら、ゆっくりと抱き寄せる。それはお幼い子をあやすようにも、また睦まじい恋人たちのようにも見えた。

ただひとつ、彼の表情が酷くつらそうだったのを除けば。]


――……馬鹿でも、いいからさ


[忘れてくれなんて、もう、言えない。]


もういっかい
聞かせてほしいんだ、君の歌


[そっと体を、手を、離して。”好きなんだ”。小声で告げたそれは、瞳を閉じた彼女にわかっただろうか――一歩、二歩。下がれば、後ろ手に触れるドアの取っ手。]

(110) hamy 2015/06/18(Thu) 12時頃

【人】 孤高天使連合 ナナオ

ん・・・、

[目を瞑ったまま、されるがままに。
ぽたりと、また一つ涙を落とす。]

・・・。

[――。
抱き寄せられていても、どうしようもない喪失感が襲う。
トレイル。――やだよ。そんな約束――したくない。
でも、――言えなかった。
諦めたくない、って思ってても言えなかった。
素直じゃないね。あたしの中で、あたしが笑う。
――あの時も。一緒に居て欲しいって、言えなかった。
トレイルも、素直じゃないなって思ってたけど。
――でも。あたしも、素直じゃない。]

(111) Elliy 2015/06/18(Thu) 12時半頃

【人】 孤高天使連合 ナナオ


・・・うん。

[離れていくトレイル。
そして小声で聴こえた、その言葉。
どれだけトレイルは、あたしを泣かせるつもりだろう。

頷いたけれど、泣いていて歌いだせない。
喉に重苦しい何かが詰まったようだ。]

・・・。

[ぎゅっと、ベッドの上のシーツを握りしめて。
なんだか無性に、ヒナちゃんに会いたくなった――。
でも、うたおう。歌でなら、うたえるだろうか。
――この歌は、失恋歌だ――。]

(112) Elliy 2015/06/18(Thu) 12時半頃

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