254 東京村U
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[あれは小学四年の夏休み前だ。管理されきっておらず、雑草が生え放題の校舎裏にはうさぎが一匹飼育小屋の隅に蹲っていた。つい一昨日まで番いだった小屋の中で寒そうに身を縮めている。]
『うさぎ、殺したりしてない。 わたしじゃない……』
[そう繰り返す声は震えていた。足に力が入ると、履きかえずに出てきてしまったうわばきが土の上に押し付けられてきゅっと小さく鳴いた。]
(87) 2016/10/01(Sat) 16時半頃
|
|
[泣きそうな声で首を振ると顔のサイズに合わない大きな眼鏡がずりおちそうになって、あわてて「彼女」はツルをおさえた。]
『ちがう。わたしじゃないよ
…… "みょんこちゃん″だよ』
(88) 2016/10/01(Sat) 16時半頃
|
|
[鼻の頭は赤くなっていた。うつむいているせいで硝子の上にてんてんと滴が溜まる。]
『みんなやってないなら、 "みょんこちゃん"がやったんでしょ』
[そう彼女は あだ名をくりかえした。少しの敵意をもって、 きらいなあだ名を、他人に擦りつけようとするように。]
(89) 2016/10/01(Sat) 16時半頃
|
|
[ひっく と、肩がしゃくりあげられる。彼女が周囲からハンニンだと疑われたのは、「おはなし」を書いていたからだ。
──神隠し。人の中身が知らない間に入れ替わっている話。 身近にある怖いアパートの話。夜中のテレビに映る女の幽霊。 いちど迷い込むと二度とかえって来れない知らない道。 よなよな近所のネコを襲って回る斧男。 わかってしまうとこわいことがおきる、ひみつの暗号。]
『ち″がう″もん……』
[暗いし、きもちわるい趣味だと馬鹿にされていた。クラスメイトの中で彼女にそう接しなかったのは、ふたりだけだ。]
(90) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
『な″んでぇ……っ!』
[責められて逃げてきたハンコウ現場で、ぐずつくはなを鳴らして、ついに彼女は顔をくしゃくしゃにして泣き出してしまった。]
『なんで、"みょんこちゃん" ちがうって言ってくれないのぉ゛っ……!』
[吐き出されたのは彼女らしからぬ、八つ当たりじみた攻撃的な声だった。追い詰められたストレスで、きっとどうしようもなかったのだろうけれど。]
(91) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
ドリベルは、ジリヤの話題から、次は今朝のニュースの話、一時のお喋り**
2016/10/01(Sat) 17時頃
ドリベルは、ジリヤに話の続きを促した。
2016/10/01(Sat) 17時頃
|
[無理からぬことだったと思う。なにせ彼女には──鈴里みよ子には、友達が本当に少なくて、周囲から疑いの目を向けられたときに、かばってくれるような味方は、教室にはささもとくんと、
──「私」の、ふたりだけだったのだから。]
(92) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
***
(93) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
─ 東京四ツ谷マンション、硯友社支部 ─
[ベランダに出るための大窓にかけられた薄緑のカーテンが、 朝の日差しに白く透けながら光っている。]
ん……ん、
[机で調べごとをしている間に、いつの間にやら微睡んでしまったらしい。頭をのせていた腕と肩が痛かった。幸いメガネは寝る前に外していたため、フレームがゆがんだりする事態は避けられたようだった。]
(94) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
―翌日朝・上野中下アパート―
うーん……あれ?
[身を起こした時には既に朝だった。枕元の電気はつけっぱなし、本も広げられたまま。どうやら、昨日はそのまま寝ていたらしい。]
まいったな……明日面接だってのに、もう9時かよ。 すっかり夜型になってんな…
(95) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
[なんとなく気になって、昨日新宿から戻ってきた後、台東区民図書館で本をいくつか借りてきていたのだった。内容は言うまでもない。カラスの生体に関する本とか、そういったものだ]
図鑑なんて読むのは子どもの頃にオルビスの学習図鑑読んで以来だな… 鳥よりは魚の方よく読んだよな。あと動物の哺乳類のとこだったか。両生類から後のページはキモいから飛ばしで読んでたよな。アシナシイモリがな、特に……
[ページをめくる。窓の外に視線をちらっとやるが、隙間から日の差し込むカーテンはきちっと閉められていた。]
(96) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
カラス。スズメ目。カラスは大別してcrowとravenに分けられる。日本でよく見かける種はハシボソガラスとハシブトガラス。どちらもcrow。ravenはそれよりも大型のワタリガラスなど。
カラスの知能は人間で言えば7〜8歳程度。電線にぶら下がったり滑り台で滑るなどの遊びを行う事もある。他個体との意思疎通ができ、紫外線を識別可能。人間や他の動物、植物を見分ける事もできる。 光り物を好む行動はよく知られているが、これも繁殖とは関係がなく、カラスの知能の高さを示す事例である。
電柱や樹上に営巣し、この期間中に付近に近づいた人間を襲う事がある。具体的にはまず鳴き声や相手の目前まで舞い降り、それでも立ち去らない場合髪を掴むなどの攻撃に出る場合がある。
天敵はあまり存在せず、猛禽類に対しても集団でモビングと呼ばれる威嚇行動を行い退散させる。
……なるほど。
(97) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
あー…… かたまっちゃってるわねぇ
[それも仕方ない。上半身を起こすと組んだ腕を上に伸ばして軽くストレッチを試みた。みしみしと筋肉がきしむ。]
やぁねぇ……ずいぶん懐かしい夢みちゃったわねえ
[たぶん、昨日、彼と再会したせいで記憶が揺り起こされたのだろう。口端に苦笑が浮いたが、それもあくびにとって代わられた。目端に浮いた涙を指で拭う。]
(98) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
[左右に体をひねって、さらに柔軟性を少しでも取り戻せるようにあがいてみる。]
あら。
[そうして、いくらか体がほぐれたところで、テーブルの上に置きっぱなしのスマートフォンに通知が来ているのが見えた。
『知り合いに招集かけられたんで、 病院から離れました。 さっき東中野まで行ってきました』
『現状続行でOKですよね?』
『寝てます?』
『いないか』
サミュエルからのメッセージが連続して届いており、一度あきらめたようにタイムスタンプに間が開いていた。]
(99) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
[画面をスクロールすると、つい先ほどの時刻に続報が届いていた。
『事後になりますが知り合いの方には 問題ないって報告あげときました』
『幸い個人的な知り合いはいなかった様なんで おおむね大丈夫かと』
どうやら、こちらが微睡んでいる間に彼がよいように計らってくれたらしい。「ありがとう。問題ないわ」と、みょんこはその場でLINEにレスを返した*。]
(100) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
それから……
[別の本を手に取る。こちらも借りてきた本。もう少し人類学的なアプローチからカラスについて述べたものだ]
カラㇲは世界各地の神話に登場する。多くは太陽と関連付けられるか、太陽神の眷属としてである。
(101) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
日本で東征の際に神武天皇を先導した八咫烏、韓国の三足烏、中国の太陽に住む金烏および尭の時代に地上を焼き尽くした10羽の火烏、 ギリシャの太陽神アポロンの使い、イギリスではアーサー王が姿を変えたとされるワタリガラス、アイルランドではケルト神話に登場するバイヴ・カッハの三女神……遠くはエジプトでも太陽とイメージを結び付けられている。
……そう言や、昨日大家の婆さんが言ってた博士。確か東大で人類学だか歴史文化学だか…そんなのの研究をしてたって言ってたな。 海外でのフィールドワークが中心でほとんど家に戻らないから、こういうクソ安い物件を借りてたって……
(102) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
[なんとなく引っかかる。壁越しに隣の部屋を見渡した。現場の入口にはもう「KEEPOUT」の立入禁止テープは張られていない]
……あの部屋、なんかカラスと関係でもあるのか?
[カーテンを開けながらそう呟いた時、ふと窓の外に一話のカラスが止まっているのが見えた。 そのカラスは街中で見かけるハシブトガラスよりはずっと大きかった。
具体的には昨日新宿駅で見かけたカラス、上野恩賜公園の不忍池にいたカラスと同じくらいに。……というよりは]
やっぱりそうだ。あいつ……同じ奴だ。 ずっと俺を追ってるのか? ……なんのために。
いや……つまり。
(103) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
|
……………隣……か?
[という言葉を口に出す事はなかった。そのカラスがずっとこちらを睨み付けるように、その烏玉色の瞳を動かさなかったからだった*]
(104) 2016/10/01(Sat) 17時頃
|
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/01(Sat) 20時半頃
|
― 午前:表参道・美容院 ―
[担当の美容師にいつも通りとだけオーダーし、 ネイビーブルーのスマートフォンに目を落とした。 受付前のソファには運転手として同行した本郷。 護衛半分、監視半分といったところだろう。今の状況では心強い。
Chromeアプリを開き、"ドッペルゲンカー"と検索する。 なにか少しでも知識をつけて、状況を理解しなければ――]
(105) 2016/10/01(Sat) 20時半頃
|
|
[ホテルの部屋に着くまで、移動の時間はずっと従兄に電話をかけ続けていた。]
出ない……るいくんも……
[一緒に家に来てもらったから、頭のおかしな偽親たちや、またはあの近所の人間と何かあったかもしれない。 不安な気持ちが大きくなる一方だ。]
(106) 2016/10/01(Sat) 20時半頃
|
|
― ホテルの一室 ―
[部屋は出目照子と同室になるようだ。 まったくの他人だけれど……と、その10センチは低い背の金髪頭をちらりと見た。 たしかに、一二三にもキルロイ先生にも今日は世話になり、入間としても深く感謝しているつもりなのだが、同じ部屋で寝たい!という気が起こるかはまったくの別の話である。]
出目さん。 電話とかかけててもいいですか?
人の音すると、寝づらい? いつ連絡つくかもわからないから ……電話だけかけてたくて。
寝れないみたいだったら、あたしトイレでかけてるから、 言ってください。
(107) 2016/10/01(Sat) 20時半頃
|
|
[心配で不安で落ち着かないから眠る気があまり起きなかった。]
はやく出てよ……
[入間は携帯の充電器をコンセントに刺して、従兄や父に電話を何度もかけてみている。 その間、プラチナカードの電話番号をながめていた。どんな店やファンクラブかはしらないが、深夜にかけるのもはばかられたので、かけるならば日中だろう。 自分の電話を通話用に、母の電話を検索用に。 捜索願に関してや、その関連で出てきた探偵事務所に関することを分からないなりに調べようとしている。 合間に気になったことも検索してみる。しかし。 ――斧男の通り魔のニュースなんて、どこにもなかった。**]
(108) 2016/10/01(Sat) 20時半頃
|
PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/01(Sat) 20時半頃
|
―朝・上野中下アパート5階―
[山岸五郎はカーテンを開け、ベランダから件の事故物件である部屋を覗いてみる。壁で区切られてはいない。安普請の防火扉がある程度だ。そもそもベランダといったって、東京の2万円台の四畳半ワンルームにベランダ(らしきもの)があること自体が有難いのだ。文字通りの意味でそうあるものではない]
……黒い羽が何枚か落ちてるな。風切り羽ってやつか。あと、カラスじゃなかったら羽毛布団に使えそうなふわふわしたのも。
[そこまで言って、ふと違和感に気づく。]
(109) 2016/10/01(Sat) 21時頃
|
|
……妙だな。この物件、ベランダにネットは張られていない。 だからカラスが止まってもおかしくはないが、だったら羽は落ちてるのに糞が落ちてないのは妙だ。
[そこまで言って、ちらっと正面の木の方を見た。今日もカラスは随分止まっている。既に10羽近く、例の大カラスもだ]
(110) 2016/10/01(Sat) 21時頃
|
|
……いや。何を気にしてるんだ、俺は。
大体、隣の部屋は前の前に東大のドクターが死んで、その後萌えアニメばっか見てるキモオタが死んで…… その時点で壁も床も張替えてるんだぞ。 3人が連続で死んだ具体的な原因になりそうな「何か」がまだ部屋の中にあるわけないだろう……
ない……よな。改装するんだ。床も壁も、ベランダだってチェックする。取り換えないものなんて……
(111) 2016/10/01(Sat) 21時頃
|
|
……んっ?
[そこまで考えて、ふと隣室のベランダをぐるりと見渡した。]
カラスの羽が堕ちている以外は割ときれいな部屋だが…… にしてはあそこだけ…妙だな。
エアコンの室外機から部屋の中に伸びてるダクトが…
(112) 2016/10/01(Sat) 21時頃
|
|
室内に通じる接続孔のとこだけ妙にひしゃげてないか?
[じっとその接続孔を凝視する。とは言え、こちら側からではダクトが潰れ気味に変形しているという事しかわからない。身を乗り出そうとした時]
(113) 2016/10/01(Sat) 21時頃
|
|
『K H A A A A A A ――――――!!!』
[けたたましい鳴き声がすぐ耳先から聞こえた。びくっとして振り向くと、例のカラスがすぐ前の木の枝に止まっている。その烏玉色の瞳は、何も表情を映さないまま、ただ山岸五郎に向けて威嚇めいた鳴き声を発していた]
……んだよ。人間様を脅す気か? チッ……
[目の前のカラスを睨みつけながら息を吐く]
……気味悪い隣室の事なんぞどうでも良いけどな。
あんまりカラスが人間を舐めてんじゃねーぞ。こうなったら意地でも隣に何があるか見せてもらおうじゃねーか。
(114) 2016/10/01(Sat) 21時頃
|
|
[そう言った時、突然ポケットの中のスマホが鳴った。カラスを横目に、受信マークを押す。番号は前職の友人からだ。なお男だ]
おう。久しぶりだな。元気にしてたか? 俺?俺は明日面接よ。下見も済ませたし今日はフリー。 ……なんだ、今からか?お前休みなの?
あー、お前もやめたんか。だろうな。
んじゃ、久しぶりに話でもすっか?場所はどうする?
[出かけるためにベランダから部屋に戻り、着替えの準備を始める。その山岸五郎の様子を、大カラスはじっと見つめていた。ただじっと、監視カメラのレンズのように*]
(115) 2016/10/01(Sat) 21時頃
|
|
[『ドッペルゲンガー』とは、医学的には「自己像幻視」という自分自身の姿を見る幻覚の一種であり、脳腫瘍によって引き起こされるケースが多いという。
また、オカルト用語としては、複数の場所で同時に同一人物が姿を現す現象を指すそうだ。こちらのドッペルゲンガーにまつわる伝承は、古くから世界各地に存在しているという]
(116) 2016/10/01(Sat) 21時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る