30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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― 医務室 ―
[こちらを向くディーン。勤めて冷静に見せようとしつつ、 今はまっすぐに眸を見つめる]
…ああ、そうだな。そうっすっかー。 あ、湯浴み済んでないのなら早めに行った方がいいかもしれないな。
分かった。任せておけ。
[もう、これ以上は引き止めることは出来ないだろう、と じっと相手を見る水色の眸は微かに熱と香気を帯びて。 どちらかが視線を逸らすまではそのままか。やがてその背中を 見送ることになっただろう]
(85) 2010/09/06(Mon) 04時半頃
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─ ラルフの部屋 ─
[尋ねた部屋のトニーはどんな様子だっただろう。 彼等の部屋で起きた出来事を知らないラルフは、年下の子どもに問う態でユーリィと仲直りは出来たのか?とトニーに軽く尋ねた。もし、ユーリィの不在を聞く事が出来れば、夜中に外を探そうとしてはいけないと口にするだろう。
青い薔薇の香りは、夜闇が深くなるほどに濃密さを増す様で。 と──アイマスクを借りて、部屋に戻ったラルフは、窓を開け放っても変わらぬねっとりとした空気に、重くるしい息を吐いた。]
──……
[眠ろうとするわけではない。 ディーンを待つ間、ただ視覚を遮断して暗闇を味わう事を試みようと、アイマスクを付けて、何時もの椅子に座った。投げ出した脚は、あやういバランスで窓枠に乗せたまま**。]
(86) 2010/09/06(Mon) 04時半頃
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ラルフは、ディーン──暗闇の中で目蓋を閉じ、薄くくちびるを開いて呟く名は**。
2010/09/06(Mon) 04時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 04時半頃
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― 医務室 ―
サイラス、お前……―――
[相手からは逸らされぬ視線。逸らしたのはディーンの方だった。 そしてそれに対する負い目のような感情と、ぱっと見サイラスが冷静に見えたことが、唇を動かしてしまう。]
私でなくとも構わないのだろうに 卒業までの後数ヵ月の間、何故放っておいてくれなかった。
[零れたのは、いつもは見せないある意味弱音。 ロビンが寝ているだろうということも、それを謂わせた要因の一つ。
嗚呼、それと、薔薇の匂いもだろうか……―――。]
―――……ロビンのことは頼んだ。
[謂ってしまった後、後悔したというように、水色から逃れるようにくるりと背を向ける。呼びとめられても、もう振りかえらず、逃げるようにその場を後に。]
(87) 2010/09/06(Mon) 04時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 04時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 04時半頃
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― 至るラルフの部屋 ―
[元々の部屋に今はサイラスは居ないのは識っているから、浴室へ向かう為の着替えはそこから。その時に何か部屋に異変があれば気が付いたかもしれないが、些細なことならば急ぎもあって気が付きはしない。]
ラルフ、入っても大丈夫か?
[ざっくりと浴室で身を清めてから、ラルフの部屋へと向かう。 家出先とは謂え、他人の部屋である。ノックはキッチリと3回。
さて、アイマスクに危ういバランスで椅子に座っている少年は、どのように反応したか、それともしなかったか。 反応があればその聲に導かれ、なければ訝しみながら、ディーンは仮の寝床となる部屋に*身を滑らせる*]
(88) 2010/09/06(Mon) 05時頃
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―医務室―
…ディーン……。
[唇から漏れ聞こえた言葉。違う、違う。内側から訴える熱]
…いや、……放っておけなくなって……。 だから……
[くるりと逃げるような背中、呼び止めることも出来ずに拳を握り締めて]
…莫迦野郎……。
[その背中に聞こえたかはどうかは分からぬ、小さな呟きが漏れる]
…お前じゃなきゃ。お前以外に…。
[壊したいと思うのも、一方で壊されたいと思うのも相反するようで 同時に巻き起こる複雑な思いを感じるのは、ただ一人。 今までは誰を抱いても、抱かれても、こんな風に思うことはなかったのに]
(89) 2010/09/06(Mon) 05時頃
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―医務室― [何も出来なくディーンを見送ったあと、漸くロビンをちらりと見る 相変わらず、服の裾は掴まれた儘。瞑られた目]
……ふぅ…
[やっと自覚した想い。それに連れて吐息に増す薔薇の香気。 本人は識らねど、さぞかしそれは一番傍のロビンを苦しめる*はず*]
(90) 2010/09/06(Mon) 05時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 05時頃
サイラスは、ラルフラルフを羨ましく、憎らしく*思った*
2010/09/06(Mon) 05時頃
フィリップは、サイラスは貸しと謂って訊いた話のことは覚えているだろうか…。**
2010/09/06(Mon) 06時頃
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― 自室 ― >>68>>70
なんでって…もう二回も言った。 先輩、好き だから。
これで三回目。
[長い口付けを交わしたあと、またそう告げてにこりと笑う。 好き、と云わされたことは何度もあるけれど、自分からこんなに好き、と、恋情から素直に言ったのは、
多分、ここにきてない。]
(91) 2010/09/06(Mon) 08時頃
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さっきも、本当は、先輩にずっとここにいてほしかった。いて欲しかった。
ねぇ、先輩……。
[そこまで言ったのち、顔を伏せる。]
オレが好き、なだけ。 どうしても、伝えたくて……。
[そう、気づかないわけはない。先輩、というたびに、その表情が誰かを思い出していること。うたってくれた歌も、その人を思い出してのこと。
そう、この人には、他に想う人がいる。]
だから、今夜、ここにいて? 今から、その歌、オレが歌う。
ハーモニカ、探しながら、歌う。 先輩が欲しいから。
[また、笑う。セシルとして…。]
(92) 2010/09/06(Mon) 08時頃
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先輩、欲しいから……。
[そして、また手に力をいれる。 抱きしめる、その頭をフィリップの肩口に押し付けて…。 やわらかい髪が彼の耳を頬をくすぐるだろう。 あとは、ただ、ぎゅっと、
ぎゅっと、また抱きしめて。]
[でも、きっと少しでも拒絶されたなら、その手はきっと、すぐに離れるだろう。]
(93) 2010/09/06(Mon) 08時頃
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[そう、きっと、
蒼薔薇はそれを待っている。**]
(94) 2010/09/06(Mon) 08時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 08時半頃
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…デカ過ぎても、それはそれで目立つだけ…だから。
[上級生からの仕打ちは恵まれていたことに対する嫉妬。 あの世界は大きさ強さだけが価値だったから。 「先輩より大きいなんて生意気だ」「新入りのくせに見下ろすな」 そんな理不尽な理由で繰り返された折檻は次第にエスカレートして。
大人しく折れることが出来なかった気質と、本気の加減がわからなかったこと、それが起こしたあやまちの代償がこの片目と今の境遇。 されるがままに抗わずにいれば、不快な嫌悪感を堪え続けるだけで済んだものを。]
ゆっくり寝れるといいっすね。 頭使いすぎると眠れなくなるから…適度に身体も使ったほうがいいのかも。 [いつものように青白い姿を、少し心配してそう言って。 空になった食器を、ついでに先輩の分も片付ける。]
(95) 2010/09/06(Mon) 08時半頃
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そっか…ベネさんちゃんとメシ喰ったかな。
[言われて、あぁ…と気づけなかったことに苦笑い。]
寮母さんに聞いてみて、まだみたいだったらなんか包んでもらったほうがいいか…。 ありがとうございます。俺…そこまで気ぃ回らなくて。
[話をする口実にも出来るだろう。それに気付かせてくれたラルフへと礼を言い、サンドイッチと冷えた紅茶を包んでもらう。
青い薔薇の香りとともに、食堂をあとにした。]
(96) 2010/09/06(Mon) 08時半頃
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[部屋には、戻れない。 今日は帰らないと言ってしまったから。
医務室にも、今は戻れない。 三人の邪魔にしか、ならないだろうから]
……どこに行こう。
[此の強い芳香の中、中庭にいくのは躊躇われた。 図書館はもう閉まっているだろうし、友人の部屋を訪ねるのも、 この時間では不謹慎かと……二の足が踏めずにいる。
結局向かった先は……礼拝堂。
自分でも整理のつかない胸の裡を正すためにも、 一時でも主に縋りつきたかった]
(97) 2010/09/06(Mon) 08時半頃
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ベネさん、居るー?
[不躾に医務室のドアにされたノックは、中に居たサイラスにとって最悪なタイミングであったか否か。 ロビンが体調悪くて休んでいることと、訪ね相手の不在を知るとそっとその場をあとにする。 お弁当の包みをぶら下げて、その姿をとぼとぼ捜しに行った。]
(98) 2010/09/06(Mon) 08時半頃
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[救いを求める者を拒絶しないよう、 礼拝堂の扉は何時も鍵を掛けず、開かれている。
ぎぃっと軋む音を立てて、重い扉を開けた]
……主よ。 こんな遅い時間に……失礼します。
[入り口の水盆の聖水で指先を清め、壇上の神の子の像に十字を切った後指を組む。 開けたままの扉から差し込む月光を背に浴びて、 少年は聖句を一つ一つ丁寧に口にし、祈りを捧げている]
(99) 2010/09/06(Mon) 08時半頃
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ベネットは、ドナルドが自分を探している事を知らず。ただ、彼に謝りたいと言う想いも、祈りの中に。
2010/09/06(Mon) 09時頃
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[自室にも姿はなく、あと思いつく場所はひとつしかなかった。
居心地悪く窮屈で、けれども心をうつほどに美しく、不可侵であるべき神聖な… あの人と同じ雰囲気を持つ空間。
無自覚に香る濃厚な薔薇の香は、近づいていくたびにその聖なる空気すらも少しづつ穢していく。]
(100) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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[祈りを捧げている間。 開け放ったままの扉から、流れ込む薔薇の香り。
それは静謐で在るべき礼拝堂すら、穢す様に浸透して行き、 いつしか神への祈りは、年下のルームメイトへの想いへとすり替わって行く]
……ドナルド。
[逢いたい…との想いを込めて呼ぶ名前。 その声は艶を含むように、熱を纏っていた]
(101) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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[扉の開いたままの礼拝堂。 月明かりを浴びた後ろ姿はあまりに高潔で美しく。
永遠にこのままでいて欲しいという仄かな思いとは裏腹に、 毎夜見る夢は、主なる神の在るこの場所で、彼を穢しモノにする妄想。 神の御下で経験な使徒を寝取る最悪の冒涜。
手を出せばきっと、もう抑えられない。]
(102) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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[薄く眸を開けると、月光を遮る影が見えた。 ゆっくりと振り返る。
月明かりを背に立つ、長身の赤毛を翠は認めて]
――――…ドナルド。
[熱を纏ったままの声が、彼の名を紡ぐ。
少年はふわりと。 神の子の像を背に、ドナルドへと微笑んだ]
(103) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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[微かに聞こえた、名を呼ぶ声。 そっと背後へと歩み寄るも触れることは出来ず。 かすかな声で、祭壇へ捧げる祈り。]
…主よ、罪深きわたしをお赦しください。 大切な隣人に、邪な想いを抱いた罪を。
…叶うならば、貴方の御下からその方を奪い去ってしまいたい。 たとえそれで如何なる罪に問われ、地獄の業火に落とされようとも。
罪深き私を罰し、私を赦し、導いてください。 …このような邪な想いを抱くことなどないように。
(104) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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[振り向いた彼に、どんな顔をしていいのかわからなくて。
ただ隻眼は、月光に輝く姿を見つめていた。]
(105) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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[微かな声で捧げられた祈りは、少年の耳には届かない。 だからふわり笑んだまま、自分を見詰める隻眼に翠を絡める]
――此れも、主のお導きなのかな。 今、ね。君の事を考えていたよ。
……子供みたいに拗ねて、酷い事を言ってしまったから。 謝りたくて……ごめん。
[立ち上がり、彼の元へ。歩みを進めて]
(106) 2010/09/06(Mon) 09時頃
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ベネットは、ドナルドから香る甘い薔薇の香気のせいか、僅かに潤む眸で見詰めている。
2010/09/06(Mon) 09時頃
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…謝ること、ないっす。 本当に酷いのは…俺の方だから。
[父なる神の見守る前で、劣情と共に想い人へと手を伸ばす。 その冒涜とも言える背徳感に、罪深さに身の奥のどす黒い獣は煽られて。
歩み寄る彼を抱き寄せ、神へと魅せつけるがごとく唇を寄せた。]
(107) 2010/09/06(Mon) 09時半頃
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ドナルドは酷くないよ…?
[彼の劣情に気付かず、伸ばされた腕の中抱き寄せられる]
ドナル、ド……?
[きょとんと見上げた唇に温もりが触れて、 何が起こったのか判らずに、眸を瞬かせた]
(108) 2010/09/06(Mon) 09時半頃
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[とさりと、足元へ落ちる弁当の包み。 自分よりも華奢な背中へと回した手は、スルリと腰をなぞり、 巻き毛の彼から薔薇園で教えられたように甘く熱く唇を貪った。
心の何処かで拒絶して欲しいとすら思いながら。]
(109) 2010/09/06(Mon) 09時半頃
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[禁忌だと知りつつも、ずっと求めていた人の温もり。 だから払う事も受け入れる事も出来なくて。
抱きしめられた腕の中、微動だに出来ない。
とさり、と足元で音が聞えて。途端にはっとする心。
とん、と彼の胸を一つ、叩く]
だめ、だよ……。 此処じゃ、だめ……。主が、見てる…から……。
[そう口にしつつ、強く拒めないのは。 少年自身も彼を求めていたから。
腰をなぞる手に、熱い吐息が零れて。 甘く混じる唾液に溶けた――]
(110) 2010/09/06(Mon) 09時半頃
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[胸に触れる手の感触、たしなめる言葉にはたと我に返って。 罪深さに怯えた隻眼が揺れる。]
す…すんませんっ!!! [ただ、こわくて。 わき目も降らず逃げ出した。*]
(111) 2010/09/06(Mon) 10時頃
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…………は、ぁ。
[走って行く背をぼんやり見詰めながら、自由になった唇は大きく、息を吐いた。 立っている事が侭ならなくて、ぺたりと床に座り込んでしまう]
(112) 2010/09/06(Mon) 10時頃
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[唇を指先がなぞる。 齎された温もりを少しでも留めて置きたいかのように。
此れは禁忌だ、と。 微かに残った理性が警鐘を発している。
だけど――。 あの一瞬、神よりもドナルドを選んでしまった自分がいた事は間違いなくて]
…………ドナルドの、莫迦。
[呟く声は、静かに床に落ちた]
(113) 2010/09/06(Mon) 10時頃
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ベネットは、床に落ちている弁当を拾うと、彼の背に抱き返せなかった代わりに、ぎゅっと*抱きしめた*
2010/09/06(Mon) 10時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 10時頃
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―医務室― [目を瞑っている間に枕元で交わされる会話。 そうか、やっぱり二人はそういう仲だったんだ、という、諦念ではないけれど、じわりとした事実の浸透。 自分が衝動に耐えるのに手一杯で、衝撃を感じないのだけは本当に有り難かったけれど。
それでディーンへの尊敬を無くしてしまうということはない。 何となく、ディーンの言葉からはサイラスが無理強いしたような気配があったから。 それに、性に禁忌のないロビンには、たとえそれが敬愛する先輩のことでも、他人の色恋などどうでも良かったのだ。本当に。
人の心に疎い彼には、ディーンの声音に含まれるサイラスへの複雑な思いなど察しようも無かった。 それでも、彼が完全にはサイラスを嫌っていないことだけは何となく分かった。]
(114) 2010/09/06(Mon) 10時半頃
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